JP2021055540A - 透明基材およびブラインド - Google Patents

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【課題】光透過性を確保しつつ、断熱性を向上することのできる透明基材を提供する。【解決手段】透明基材20は、透明部材22と、透明部材22の一方の面上に形成される赤外光反射層24と、赤外光反射層24上に形成される太陽電池セル層26とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、透明基材および該透明基材を用いたブラインドに関する。
従来より、室内の温度制御を積極的に行う目的で、ブラインドのスラットの一方の面を光反射面とし、他方の面を光吸収面としたブラインドが知られている(例えば特許文献1参照)。
このように構成されたブラインドによれば、夏季においては、光反射面が形成されているスラット面を室外に向けるようにすれば、太陽光線を効果的に反射するから、室内の温度上昇を効果的に抑制できる。一方、冬季においては、光吸収面が形成されているスラット面を室外に向けるようにすれば、太陽光線を効果的に吸収するから、室内の温度上昇を効果的に促進できる。
特開2007−85082号公報
しかしながら、上記のようなブラインドは、スラットを閉じた状態では光透過性が低く、室内側からの視認性が低いという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、光透過性を確保しつつ、断熱性を向上することのできる透明基材および該透明基材を用いたブラインドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の透明基材は、透明部材と、透明部材の一方の面上に形成される赤外光反射層と、赤外光反射層上に形成される太陽電池セル層と、を備える。
本発明の別の態様も、透明基材である。この透明基材は、透明基材と、透明部材の一方の面上に形成される太陽電池セル層と、透明部材の他方の面上に形成される赤外光反射層と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、上述の透明基材を用いたスラットを備えるブラインドである。
本発明によれば、光透過性を確保しつつ、断熱性を向上することのできる透明基材および該透明基材を用いたブラインドを提供できる。
本発明の実施形態に係る透明基材を適用可能なブラインドの正面図である。 本発明の実施形態に係る透明基材の構成を説明するための概略断面図である。 図3(a)および(b)は、本発明の別の実施形態に係る透明基材の構成を説明するための概略断面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る透明基材の構成を説明するための概略断面図である。 図5(a)および(b)は、本発明の実施形態に係る透明基材をスラットとして用いたブラインドの一例を説明するための概略断面図である。 図5に示すブラインドが建物に取り付けられた状態を説明するための概略水平断面図である。 図7(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る透明基材をスラットとして用いたブラインドの変形例を説明するための概略側面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、本発明の実施形態に係る透明基材を適用可能なブラインド10の正面図である。
本実施形態に係るブラインド10は、横方向に長尺な複数(ここでは8枚)のスラット12を縦方向にすだれ状に配列して構成される。各スラット12は、例えば横長の略矩形状に形成される。スラット12は、後述の透明基材を用いて形成される。
ブラインド10はさらに、ヘッドボックス14と、ボトムレール16と、ラダーコード18と、昇降コード17とを備える。
ヘッドボックス14は複数のスラット12の上段に設けられブラインド10の最上段を構成する。ヘッドボックス14は、ブラインドボックスまたは窓枠(図示せず)に固定される。ヘッドボックス14にはスラット12の角度調整機構(図示せず)および昇降機構(図示せず)などが内蔵される。
ボトムレール16は、複数のスラット12の下段に設けられブラインド10の最下段を構成する。
ラダーコード18は、ブラインド10のスラット12の角度を調節するためのコード部材である。ラダーコード18は、各スラット12の幅方向の両サイドに結合される。ラダーコード18の上端は、ヘッドボックス14内の角度調整機構(図示せず)に連結される。
昇降コード17は、ボトムレール16を引き上げることで複数のスラット12を畳んで引き上げ、ボトムレール16を降下させることで複数のスラット12を開いて降下させるためのコード部材である。昇降コード17の下端はスラット12に穿設された通孔19を通ってボトムレール16に連結される。昇降コード17の上端はヘッドボックス14内の昇降機構に連結される。
図2は、本発明の実施形態に係る透明基材20の構成を説明するための概略断面図である。なお、本明細書において「透明」とは、可視光に対して透明であること、すなわち可視光を透過可能であることを意味する。本実施形態に係る透明基材20は、ブラインドや窓など建物の開口部に配置される建材に利用できる。
図2に示すように、透明基材20は、透明部材22と、透明部材22の一方の面上に形成される赤外光反射層24と、赤外光反射層24上に形成される太陽電池セル層26と、透明基材20全体を覆う絶縁層25とを備える。
透明部材22は、例えばポリカーボネート等の透明樹脂やガラスで形成された板状体であってよい。赤外光反射層24は、可視光線を透過しつつ、赤外光を反射するよう形成された反射層であり、例えば誘電体多層膜で形成できる。本実施形態において、赤外光反射層24は赤外光を再帰反射させる再帰反射性を有する反射層であるが、赤外光反射層24は再帰反射性を有しない通常の反射層であってもよい。
本実施形態において、太陽電池セル層26は、両面受光型の太陽電池セルであり、例えば赤外光反射層24上に第1太陽電池セル層27、透明導電層28および第2太陽電池セル層29が順に積層されたものであってよい。太陽電池セルは、結晶系セルであってもよいし、隙間を設けて光を通す構造のセルであってもよい。結晶系のセルは両面受光型のものを選択でき、且つ赤外波長領域を光電効果で電気に変換できるため、室内への熱負荷を抑えることができる。太陽電池セルは、有機太陽電池(OPV)や色素増感太陽電池(DSSC)等であってよい。絶縁層25は、例えばETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)フィルムであってよい。
太陽電池セル層26は、赤外領域の波長の光に感度の高い太陽電池セルである。すなわち、太陽電池セル層26は、赤外領域の波長の光に対して光電変換効率が高い太陽電池セルである。
本実施形態に係る透明基材20を例えば図1に示すようなブラインド10に適用する場合、太陽電池セル層26が形成された側が室外に面するように配置される。
図2には、透明基材20に入射する可視光VLと赤外光IRが模式的に図示されている。図2に示すように、可視光VLは、透明基材20全体を透過し、室内側に照射される。
一方、赤外光IRの一部は、絶縁層25を通過した後、第2太陽電池セル層29で光電変換される。また、赤外光IRの別の一部は、絶縁層25および太陽電池セル層26を通過した後、赤外光反射層24で再帰反射する。そしてこの再帰反射した赤外光IRは第1太陽電池セル層27で光電変換される。第1太陽電池セル層27および第2太陽電池セル層29で光電変換されて生じた電気は、透明導電層28を介して外部に取り出される。
このように、本実施形態に係る透明基材20では、可視光VLについては室内側に透過させることができる。また、赤外光IRについては太陽電池セル層26で電気に変換されるので、赤外光IRに起因する熱は殆ど室内側に伝わらない。このように、本実施形態に係る透明基材20によれば、光透過性を確保しつつ、遮熱性、日射熱取得率を低くすることができ、夏期などに有効である。
また透明基材20は発電可能である点で通常の透明基材に対して有利である。さらに本実施形態に係る透明基材20では、赤外光反射層24を太陽電池セル層26の後ろに配置して、太陽電池セル層26の両面で発電可能となっているので、発電効率を向上することができる。
本実施形態では太陽電池セル層26を両面受光型の太陽電池セル層としたが、これに代えて、太陽電池セル層26は片面受光型の太陽電池セル層であってもよい。この場合、赤外光反射層24上に、透明導電層28、片面受光型太陽電池セル層の順で積層される構成となる。
図3(a)および(b)は、本発明の別の実施形態に係る透明基材30の構成を説明するための概略断面図である。本実施形態に係る透明基材20も、ブラインドや窓など建物の開口部に配置される建材に利用できる。
本実施形態に係る透明基材30は、夏季と冬期とで180°回転して利用することで異なる効果が得られるように構成されている。図3(a)は夏期の使用状態を示し、図3(b)は冬期の使用状態を示す。
透明基材30においても、図2で説明した透明基材20と同様に、透明部材22の一方の面上に赤外光反射層24および太陽電池セル層26が形成されている。本実施形態に係る透明基材30はさらに、透明部材22の他方の面上に形成される赤外光選択吸収層31と、赤外光選択吸収層31上に形成される追加の太陽電池セル層34とを備える。透明部材22と追加の太陽電池セル層34との間に赤外光選択吸収層31が形成されるということもできる。追加の太陽電池セル層34は、片面受光型の太陽電池セル層であり、赤外光選択吸収層31上に透明導電層32、太陽電池セル層33が順に積層されたものである。透明基材30においても、透明基材30全体を覆うように絶縁層25が形成される。
夏期においては、透明基材30は、図3(a)に示すように太陽電池セル層26および赤外光反射層24が形成された側が室外に面するように配置して利用される。
このように配置された場合、図2で説明した透明基材20と同様に、可視光VLは、透明基材20全体を透過して室内側に照射され、赤外光IRは、太陽電池セル層26で電気に変換される。これにより、光透過性を確保しつつ、赤外光IRに起因する熱が室内側に伝わるのを防止できる。その結果、夏期における冷房効率を向上できる。
一方、冬期においては、透明基材30は、図3(b)に示すように赤外光選択吸収層31および追加の太陽電池セル層34が形成された側が室外に面するように配置して利用される。このように配置された場合、可視光VLは透明基材20全体を透過して室内側に照射される。
一方、赤外光IRの一部は、絶縁層25を通過した後、追加の太陽電池セル層34で光電変換される。発電された電気は、透明導電層32(または結晶系シリコンの場合はタブ線(図示せず))を介して外部に取り出される。また、赤外光IRの別の一部は、絶縁層25および追加の太陽電池セル層34を通過した後、赤外光選択吸収層31で吸収される。赤外光選択吸収層31で吸収された熱は、透明部材22内を伝わる。このように透明部材22を伝わる熱が外部に放射されることにより、透明基材30の周辺の熱損失が緩和され、冬期における暖房効率を向上できる。
上記のように構成された透明基材30を図1で説明したようなブラインド10のスラット12に用いれば、夏期の使用状態と冬期の使用状態との切り替えが容易である。また、透明基材30は、軸周りに回転可能な回転窓にも適用できる。
図4は、本発明のさらに別の実施形態に係る透明基材40の構成を説明するための概略断面図である。本実施形態に係る透明基材40も、ブラインドや窓など建物の開口部に配置される建材に利用できる。
図4に示すように、透明基材40は、透明部材22と、透明部材22の一方の面上に形成される太陽電池セル層26と、透明部材22の他方の面上に形成される赤外光反射層24と、透明基材40全体を覆う絶縁層25とを備える。太陽電池セル層26は、両面受光型の太陽電池セルであり、透明部材22上に第1太陽電池セル層27、透明導電層28および第2太陽電池セル層29が順に積層されたものである。本実施形態に係る透明基材40は、赤外光反射層24の形成位置が図1に示す透明基材20と異なる。
本実施形態に係る透明基材40を例えば図1に示すようなブラインド10に適用する場合、太陽電池セル層26が形成された側が室外に面し、赤外光反射層24が形成された側が室内に面するように配置される。
本実施形態において、可視光VLは、透明基材40全体を透過し、室内側に照射される。一方、赤外光IRの一部は、絶縁層25を通過した後、第2太陽電池セル層29で光電変換される。また、赤外光IRの別の一部は、絶縁層25、太陽電池セル層26および透明部材22を通過した後、赤外光反射層24で再帰反射する。そしてこの再帰反射した赤外光IRは、透明部材22を通過した後、第1太陽電池セル層27で光電変換される。第1太陽電池セル層27および第2太陽電池セル層29で光電変換されて生じた電気は、透明導電層28を介して外部に取り出される。
このように、本実施形態に係る透明基材40においても、可視光VLについては室内側に透過させることができる。また、赤外光IRについては太陽電池セル層26で電気に変換されるので、赤外光IRに起因する熱は従来のものと比較して室内側に伝わる量が小さい。このように、本実施形態に係る透明基材40においても、光透過性を確保しつつ、断熱性を向上することができる。赤外光反射層24で再帰反射した赤外光IRを両面受光型の太陽電池セル層26で受けているため、発電効率を向上できる点も、図2に示す透明基材20と同様である。
本実施形態では太陽電池セル層26を両面受光型の太陽電池セル層としたが、これに代えて、太陽電池セル層26は片面受光型の太陽電池セル層であってもよい。この場合、透明部材22上に、透明導電層28、片面受光型太陽電池セル層の順で積層される構成となる。
図5(a)および(b)は、本発明の実施形態に係る透明基材をスラットとして用いたブラインド50の一例を説明するための概略断面図である。図5(a)および(b)は、図2で説明した透明基材20を用いて形成された複数(ここでは4つ)のスラット52が縦方向に配列されている様子を示す。図5(a)はスラット52が開いた状態を示し、図5(b)はスラット52が閉じた状態を示す。
各スラット52には、上下に段部53が形成されている。この段部53は、スラット52を閉じたときに、隣接するスラット52の段部53と係合して、図5(b)に示すようにスラット52の太陽電池セル層26側の表面52aが面一となるように形成されている。スラット52の表面52aは、ブラインド50が建物の開口部に取り付けられたときに室外に面する。
当然ながら、ここでは図2に示す透明基材20を用いてスラットを形成したが、図3に示す透明基材30や図4に示す透明基材40を用いてスラットを形成してもよい。
図6は、図5に示すブラインド50が建物に取り付けられた状態を説明するための概略水平断面図である。図6は、ガラスパネル60が構造シーラント61で方立62に取り付けられたカーテンウォール構造を示す。
図6に示すカーテンウォールにおいて、ブラインド50は、ガラスパネル60の内側(室内側)に配置されている。図6から分かるように、ブラインド50の横方向の端部は、方立62の室内側の面62aと当接している。上述したように、ブラインド50は、スラットを閉じた状態でスラットの表面52aが面一となるように形成されている。従って、ブラインド50を閉じた状態では、ブラインド50の端部50aと方立62の室内側の面62aとを隙間が少ない状態で当接させることができる。このとき、ガラスパネル60をアウタースキンとし、ブラインド50をインナースキンとして見れば、ダブルスキン構造のカーテンウォールと近い状態をつくることができる。
図6に示すように、ガラスパネル60とブラインド50の間には中間空気層65が形成される。この中間空気層65は、冬期には断熱層として機能するため、室内側の暖房効率を向上することができる。
図6に示すカーテンウォール構造において、ブラインド50の端部50aまたは方立62の室内側の面62aの少なくとも一方に例えばゴムなどの緩衝材を設け、ブラインド50のスラットが閉じた状態で、方立62の室内側の面62aとブラインド50の端部50aとの間に緩衝材を介在する構造としてもよい。この場合、ブラインド50と方立62との接触時の音を防止できるとともに、ブラインド50と方立62との接触による損傷を防止できる。
図7(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る透明基材をスラットとして用いたブラインド70の変形例を説明するための概略側面図である。図7(a)〜(c)は、複数(ここでは4つ)のスラット72が縦方向に配列されている様子を示す。図7(a)はスラット72を閉じた状態を示し、図7(b)はスラット72を45度開いた状態を示し、図7(c)はスラット72を畳んだ状態を示す。
本変形例において、スラット72は、側面視において略くの字状に折れ曲がった形状を有する。スラット72は、第1面部72aと第2面部72bが所定の角度で連結されていると言うこともできる。スラット72の折れ曲がり部分72cには昇降コード17が連結され、スラット72の両端部72dにはラダーコード18が連結される。
本変形例に係るスラット72も、上述の透明基材を用いて形成されてよい。本変形例に係るブラインド70では、図7(a)に示すように、スラット72を閉じた状態では、スラット72の第1面部72aの表面が面一となる。従って、本変形例に係るブラインド70も、図6に示すようにカーテンウォールに適用したときに、方立の室内側の面と当接させることができ、ダブルスキン構造のカーテンウォールと近い状態をつくることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以上の記載から、下記の発明が認識される。
本発明のある態様の透明基材は、透明部材と、透明部材の一方の面上に形成される赤外光反射層と、赤外光反射層上に形成される太陽電池セル層とを備える。
この態様によると、可視光については室内側に透過させることができる。また、赤外光については太陽電池セル層で電気に変換されるので、赤外光に起因する熱は殆ど室内側に伝わらない。従って、本態様に係る透明基材によれば、光透過性を確保しつつ、断熱性を向上することができる。
赤外光反射層は、赤外光再帰反射層であってもよい。太陽電池セル層は、両面受光型の太陽電池セル層であってもよい。太陽電池セル層は、結晶系シリコンの場合、非透明太陽電池セルに隙間を設けて透過性を得るようにしたものであってもよい。透明部材の他方の面上に追加の太陽電池セル層を備えてもよい。透明部材と追加の太陽電池セル層との間に、赤外光選択吸収層をさらに備えてもよい。
本発明の別の態様は、透明基材である。この透明基材は、透明基材と、透明部材の一方の面上に形成される太陽電池セル層と、透明部材の他方の面上に形成される赤外光反射層とを備える。
この態様によると、可視光については室内側に透過させることができる。また、赤外光については太陽電池セル層で電気に変換されるので、赤外光に起因する熱は従来のものと比較すると室内側に伝わる量が少なくなる。従って、本態様に係る透明基材によれば、光透過性を確保しつつ、断熱性を向上することができる。
赤外光反射層は、赤外光再帰反射層であってもよい。太陽電池セル層は、両面受光型の太陽電池セル層であってもよい。
本発明のさらに別の態様は、上述の透明基材を用いたスラットを備えるブラインドである。この態様のブラインドは、上述の透明基材を用いてスラットを形成したことにより、光透過性を確保しつつ、断熱性を向上することができる。ブラインドは、縦型ブラインドであってもよいし、横型ブラインドであってもよい。
10、50、70 ブラインド、 12、52、72 スラット、 14 ヘッドボックス、 16 ボトムレール、 18 ラダーコード、 20、30、40、 透明基材、 22 透明部材、 24 赤外光反射層、 25 絶縁層、 26、34 太陽電池セル層、 27 第1太陽電池セル層、 28 透明導電層、 29 第2太陽電池セル層、 31 赤外光選択吸収層、 32 透明導電層、 53 段部、 60 ガラスパネル、 62 方立、 65 中間空気層。

Claims (3)

  1. 透明部材と、
    前記透明部材の一方の面上に形成される太陽電池セル層と、
    前記透明部材の他方の面上に形成される赤外光反射層と、
    を備え、
    前記赤外光反射層は、赤外光再帰反射層であることを特徴とする透明基材。
  2. 前記太陽電池セル層は、両面受光型の太陽電池セル層であることを特徴とする請求項1に記載の透明基材。
  3. 請求項1または2に記載の透明基材を用いたスラットを備えることを特徴とするブラインド。
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