JP2001168367A - 複層ガラス - Google Patents

複層ガラス

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JP2001168367A
JP2001168367A JP35130799A JP35130799A JP2001168367A JP 2001168367 A JP2001168367 A JP 2001168367A JP 35130799 A JP35130799 A JP 35130799A JP 35130799 A JP35130799 A JP 35130799A JP 2001168367 A JP2001168367 A JP 2001168367A
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JP
Japan
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double
glass
solar cell
light
module
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Application number
JP35130799A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Oishi
哲史 大石
Shinpo Kosakai
伸歩 小酒井
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デザイン性に優れた太陽電池を封入した複層
ガラスを提供することを目的とする。 【解決手段】 受光側の板ガラス2a、非受光側の板ガ
ラス2の両板ガラス外縁部に配されたスペーサ3を挟み
込むことにより中間層4を形成し、その中間層4中にガ
ラスあるいは樹脂素材から成る基板2cを配し、この基
板2cの受光側に薄膜のバックシート5、受光側板ガラ
スの非受光側に太陽電池6を配し、更に基板2cと受光
側板ガラス2aの間に太陽電池6とバックシート5を充
填剤8により密封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の板ガラスの
間にスペーサを介して形成された層内に太陽電池を封入
した複層ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複層ガラスは、特開平1
0−1334に複層ガラスを構成する2枚の板ガラスの
いずれかに太陽電池を接着した太陽電池を封入した複層
ガラスが示されている。
【0003】また、特開平10−299353に2枚の
板ガラス102a、102bの中間層の非受光側板ガラ
ス102b上に太陽電池モジュール103を配する複層
ガラス101および、板ガラス102aと102bの間
に板ガラスを設け、上記板ガラス上に太陽電池モジュー
ルを配する太陽電池を封入した複層ガラスが示されてい
る。
【0004】また、特開平11−298029に、隣り
合う太陽電池間に入射した光を複層ガラス内部に配され
た光反射部分で反射させ両面発電太陽電池に入射させる
ことにより有効利用できる太陽電池を封入した複層ガラ
スが示されている。
【0005】また、前記のような従来の太陽電池を封入
した複層ガラスでは太陽電池は複層ガラス内部に固定さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の太陽
電池を封入した複層ガラスでは、受光側、あるいは非受
光側からの美観あるいはデザイン性が考慮されておら
ず、バックシート等による非受光側のデザイン的処理も
封入された各太陽電池に対して行われていたため、複層
ガラス全体に対するデザイン的な自由度が少なく、特に
建材として用いるにあたって、美観的、デザイン的な面
からその適用に問題があり、デザイン性の向上が要求さ
れている。
【0007】また、複層ガラス内部の太陽電池やバック
シートはその内部の熱や結露などによって剥離しやすい
という課題があり、太陽電池やバックシートの剥離の防
止が要求されている。
【0008】また、複層ガラス内に配された複数の両面
発電太陽電池間のスペースから入射し、反射部分により
反射される光は、光の入射角度によっては低反射率部分
である複層ガラス内の中間層の外縁部であるスペーサ面
に入射する可能性があり、そのスペースに入射した光エ
ネルギーは無駄になるという課題があるため入射光エネ
ルギーの有効利用が要求されている。
【0009】また、複層ガラス内部に固定されている太
陽電池が障害となり、透視領域が制限され、十分な視界
が得られないという課題があるため、状況に応じ十分な
透視領域を得ることができる太陽電池を封入した複層ガ
ラスが要求されている。
【0010】また、複層ガラス内部に太陽電池が固定さ
れているため、状況に応じて採光量や太陽電池での受光
位置を調節することができないという課題があり、状況
により任意に採光や受光の量、位置などを調節できる太
陽電池を封入した複層ガラスが要求されている。
【0011】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、多様な材質、色、模様、形状、大きさのバ
ックシートが適用できるのでデザイン性が優れ、また多
種状況に適用可能で、内部の太陽電池またはバックシー
トの剥離を防ぐことができ、また太陽電池のない部分へ
の入射光を低反射率部分に入射させることなく有効利用
でき、また状況に応じた透視、透光領域を獲得でき、採
光、受光の量や位置を任意に調節できる太陽電池を封入
した複層ガラスを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池を封入
した複層ガラスは上記目的を達成するために、複層ガラ
ス内部に基板を設け、この基板の受光面側にバックシー
トを貼り付け、このバックシートと受光面側板ガラスの
間に太陽電池をそれぞれ配する構成とする。
【0013】本発明によれば、多様な材質、色、模様、
形状、大きさのバックシートが適用できるので、よりデ
ザイン性に優れ、多種状況に適用可能で、太陽電池また
はバックシートの剥離を防ぐことができる太陽電池を封
入した複層ガラスを提供できる。
【0014】また他の手段は、複層ガラス内部に基板を
設け、この基板の非受光面側にバックシートを貼り付
け、前記基板と受光面側板ガラスの間に太陽電池をそれ
ぞれ配する構成とする。
【0015】そして本発明によれば、凹凸があるシート
でもバックシートとしての適用が可能であり、また薄膜
形状ではないもの、立体形状を有する部品を配すること
も可能な、よりデザイン性に優れ、多種状況に適用可能
な太陽電池を封入した複層ガラスを提供できる。
【0016】また他の手段は、複層ガラスの受光側板ガ
ラスの非受光側に両面発電太陽電池を配し、非受光側板
ガラスの受光側に高反射率バックシートを貼り付け、複
層ガラス内の中間層の外縁部に高反射率サイドシートを
配した構成とする。
【0017】そして本発明によれば、太陽電池のない部
分から低反射率部分へ入射することによる光エネルギー
ロスを無くし、太陽電池のない部分へ入射した光の更な
る有効利用ができる太陽電池を封入した複層ガラスを提
供できる。
【0018】また他の手段は、複層ガラスの受光側板ガ
ラスの非受光側に両面発電太陽電池を配し、非受光側板
ガラスの受光側に高反射率バックシートを複層ガラスお
よび両面発電太陽電池の受光面に対し斜めに貼り付けた
構成とする。
【0019】そして本発明によれば、バックシートを傾
けて配することによって太陽電池のない部分から低反射
部分へ入射することによる光エネルギーロスを無くし、
太陽電池のない部分へ入射した光の更なる有効利用がで
きる太陽電池を封入した複層ガラスを提供できる。
【0020】また他の手段は、基板とバックシートと太
陽電池から成るサブモジュールを複層ガラスの中間層内
に配し、前記サブモジュールが前記中間層内で左右に移
動可能とした構成とする。
【0021】そして本発明によれば、複層ガラス内の太
陽電池を左右に任意に移動可能なため、状況に応じた透
視、透光領域の獲得や、採光量や採光位置、受光位置の
調節ができる太陽電池を封入した複層ガラスを提供でき
る。
【0022】また他の手段は、基板とバックシートと太
陽電池から成るサブモジュールを複層ガラスの中間層内
に配し、前記サブモジュールが前記中間層内で上下に移
動可能とした構成とする。
【0023】そして本発明によれば、複層ガラス内の太
陽電池を上下に任意に移動可能なため、状況に応じた透
視、透光領域の獲得や、採光量や採光位置、受光位置の
調節ができる太陽電池を封入した複層ガラスを提供でき
る。
【0024】また他の手段は、前記の複層ガラスの中間
層内に配したサブモジュールが移動可能な複層ガラスに
おいて、この複層ガラス内部に動力、動力制御装置、バ
ッテリー、信号受信装置から成るサブモジュール移動制
御装置を設けた構成とする。
【0025】そして本発明によれば、複層ガラス内の太
陽電池を任意に移動可能で、状況に応じた透視、透光領
域の獲得や、採光量や採光位置、受光位置の調節がで
き、各個に電源を有し遠隔無線操作ができるため付近に
電源のない場所や、人の手の届かない場所への適用が可
能で、複数のサブモジュールを一括して操作できるため
操作労力を抑えることができる太陽電池を封入した複層
ガラスを提供できる。
【0026】また他の手段は、前記の内部に配したサブ
モジュールが移動可能な複層ガラスにおいて、この複層
ガラス内部に動力、動力制御装置、信号受信装置から成
るサブモジュール移動制御装置を設け、複層ガラス外部
にバッテリーを設けた構成とする。
【0027】そして本発明によれば、複層ガラス内の太
陽電池を任意に移動可能で、状況に応じた透視、透光領
域の獲得や、採光量や採光位置、受光位置の調節がで
き、各個に電源を有し遠隔無線操作ができるため付近に
電源のない場所や、人の手の届かない場所への適用が可
能で、複数のサブモジュールを一括して操作できるため
操作労力を抑えることができ、バッテリーのメンテナン
スが容易な太陽電池を封入した複層ガラスを提供でき
る。
【0028】また他の手段は、基板とダミーセルから成
るダミーモジュールを複層ガラスの中間層内に配し、前
記ダミーモジュールが前記中間層内で左右に移動可能と
した構成とする。
【0029】そして本発明によれば、ダミーセルの位置
を左右に任意に移動可能なため、状況に応じた透視、透
光領域の獲得や、採光量や採光位置の調節ができる太陽
電池を封入した複層ガラスを提供できる。
【0030】また他の手段は、基板とダミーセルから成
るダミーモジュールを複層ガラスの中間層内に配し、前
記ダミーモジュールが前記中間層内で上下に移動可能と
した構成とする。
【0031】そして本発明によれば、ダミーセルの位置
を上下に任意に移動可能なため、状況に応じた透視、透
光領域の獲得や、採光量や採光位置の調節ができる太陽
電池を封入した複層ガラスを提供できる。
【0032】また他の手段は、前記の内部に配したダミ
ーモジュールが移動可能な複層ガラスにおいて、この複
層ガラス内部に動力、動力制御装置、バッテリー、信号
受信装置から成るダミーモジュール移動制御装置を設け
た構成とする。
【0033】そして本発明によれば、ダミーセルの位置
を任意に移動可能で、状況に応じた透視、透光領域の獲
得や、採光量や採光位置の調節ができ、各個に電源を有
し遠隔無線操作ができるため付近に電源のない場所や人
の手の届かない場所への適用が可能で、複数のダミーモ
ジュールを一括して操作できるため操作労力を抑えるこ
とができる太陽電池を封入した複層ガラスを提供でき
る。
【0034】また他の手段は、前記の内部に配したダミ
ーモジュールが移動可能な複層ガラスにおいて、この複
層ガラス内部に動力、動力制御装置、信号受信装置から
成るダミーモジュール移動制御装置を設け、複層ガラス
外部にバッテリーを設けた構成とする。
【0035】そして本発明によれば、ダミーセルの位置
を任意に移動可能で、状況に応じた透視、透光領域の獲
得や、採光量や採光位置、受光位置の調節ができ、遠隔
無線操作ができるため人の手の届かない場所への適用が
可能で、複数のダミーモジュールを一括して操作できる
ため操作労力を抑えることができ、バッテリーのメンテ
ナンスが容易な太陽電池を封入した複層ガラスを提供で
きる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明は複層ガラス内部にガラス
あるいは樹脂から成る基板を有し、この基板の受光側に
バックシートを貼り付け、このバックシートと受光側板
ガラスの間に太陽電池をそれぞれ配したものであり、バ
ックシートには、多様な材質、色、模様、形状、大きさ
のものが適用可能で、基板上に固定するためその配置場
所は太陽電池の位置や形状に関わらず自由に配置でき、
基板と板ガラスの間に太陽電池とバックシートを密封す
ることができる。
【0037】また、複層ガラス内部にガラスあるいは樹
脂から成る基板を有し、この基板の非受光側にバックシ
ートを貼り付け、前記基板と受光側板ガラスの間に太陽
電池をそれぞれ配したものであり、バックシートには多
様な材質、色、模様、形状、大きさのものが適用可能
で、基板上に固定するためその配置場所は太陽電池の位
置や形状に関わらず自由に配置することができ、板ガラ
スと基板との間の中間層は気体で満たされているために
凹凸を有するバックシート、あるいは立体部品を配置す
ることもできる。
【0038】また、複層ガラスの受光側板ガラスの非受
光側に両面発電太陽電池を配し、非受光側板ガラスの受
光側に高反射率バックシートを貼り付け、太陽電池のな
い部分へ入射した光は複層ガラス内部にて高反射率バッ
クシートにより反射され、両面発電太陽電池で発電エネ
ルギーとして利用することができる太陽電池において、
複層ガラスの中間層の外縁部に高反射率サイドシートを
配することにより、複層ガラスの中間層の外縁部へ入射
した光も反射して両面発電太陽電池で発電エネルギーと
して利用することができる。
【0039】また、前述の高反射率バックシートを有す
る複層ガラスにおいて、この複層ガラス内の外縁部の受
光側端部より高反射率バックシートを受光面に対して斜
めに配することにより、複層ガラス内の外縁部への光の
入射を防ぎ、両面発電太陽電池のないスペースから入射
した光を反射して両面発電太陽電池で発電エネルギーと
して利用することができる。
【0040】また、基板とバックシートと太陽電池から
成るサブモジュールを複層ガラスの中間層内に配し、前
記サブモジュールを前記中間層内で左右に移動可能とす
ることにより、太陽電池位置を複層ガラス内で左右に移
動可能とする。
【0041】また、基板とバックシートと太陽電池から
成るサブモジュールを複層ガラスの中間層内に配し、前
記サブモジュールを前記中間層内で上下に移動可能とす
ることにより、太陽電池位置を複層ガラス内で上下に移
動可能とする。
【0042】また、前記の複層ガラスの中間層内に配し
たサブモジュールが移動可能な複層ガラスにおいて、こ
の複層ガラス内部に動力、バッテリー、動力制御装置、
信号受信装置から成るサブモジュール移動制御装置を設
けることにより、遠隔無線制御と密封状態のサブモジュ
ールの移動および移動制御を可能にする。
【0043】また、前記の複層ガラスの中間層内に配し
たサブモジュールが移動可能な複層ガラスにおいて、こ
の複層ガラス内部に動力、動力制御装置、信号受信装置
から成るサブモジュール移動制御装置を設け、外部にバ
ッテリーを設けることにより、遠隔無線制御と密封状態
のサブモジュールの移動および移動制御を可能にし、バ
ッテリーのメンテナンスを容易にする。
【0044】また、基板とダミーセルから成るダミーモ
ジュールを複層ガラスの中間層内に配し、前記ダミーモ
ジュールを前記中間層内で左右に移動可能とすることに
より、前記ダミーセルを複層ガラス内で左右に移動可能
とする。
【0045】また、基板とダミーセルから成るダミーモ
ジュールを複層ガラスの中間層内に配し、前記ダミーモ
ジュールを前記中間層内で上下に移動可能とすることに
より、前記ダミーセルを複層ガラス内で上下に移動可能
とする。
【0046】また、前記の複層ガラスの中間層内に配し
たダミーモジュールが移動可能な複層ガラスにおいて、
この複層ガラス内部に動力、バッテリー、動力制御装
置、信号受信装置から成るダミーモジュール移動制御装
置を設けることにより、遠隔無線制御と密封状態のダミ
ーモジュールの移動および移動制御を可能にする。
【0047】また、前記の複層ガラスの中間層内に配し
たダミーモジュールが移動可能な複層ガラスにおいて、
この複層ガラス内部に動力、動力制御装置、信号受信装
置から成るダミーモジュール移動制御装置を設け、外部
にバッテリーを設けることにより、遠隔無線制御と密封
状態のダミーモジュールの移動および移動制御を可能に
し、バッテリーのメンテナンスを容易にする。
【0048】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明をする。
【0049】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、受光側の板
ガラス2aと非受光側の板ガラス2bの両板ガラスの外
縁部に配されたスペーサ3を挟み込むことにより中間層
4を形成し、その中間層4中にガラスあるいは樹脂素材
から成る基板2cを配し、この基板2cの受光側に薄膜
のバックシート5と前記受光側板ガラスの非受光側に太
陽電池6を配し、前記バックシート5と太陽電池6は基
板2cと受光側板ガラス2a間に満たされた充填剤8に
より封入される。また所定の位置に端子ボックス7を置
き、前記太陽電池6と接続する。前記スペーサ3と板ガ
ラス2a、2bは一次封着剤9により固着され、周囲に
二次封着剤10を充填して中間層4を密封することによ
り太陽電池を封入した複層ガラス1とする。
【0050】上記構成において、太陽電池6で発電され
た電力は端子ボックス7を通り複層ガラス1の外に取り
出される。またバックシート5には種々の色彩、種々の
模様、種々の形状や大きさのものなど自由に選択して適
用し、それは例えば金属板や樹脂フィルムまたは鏡など
である。またバックシート5は基板上に固定するため、
その配置場所は太陽電池6の位置や形状に関わらず自由
に配置することができ、複層ガラス1の外観デザイン性
が向上し、美観を損なわないので様々な場所への適用が
可能となる。
【0051】更に基板2cと受光側板ガラス2aの間に
太陽電池6とバックシート5を密封するため、太陽電池
6とバックシート5の剥離を防ぐことができる。
【0052】(実施例2)なお、実施例1と同一箇所に
は同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0053】前記実施例1では基板2cの受光側にバッ
クシート5を配していたが、図2に示すように、基板2
cの非受光側にバックシート5を配する。
【0054】上記構成において、バックシート5には種
々の色彩、種々の模様、種々の形状、大きさなどのもの
を自由に選択して適用し、それは例えば金属板や、樹脂
フィルム、または鏡などである。またバックシート5は
基板上に固定するため、その配置場所は太陽電池6の位
置や形状に関わらず自由に配置することができ、板ガラ
ス2bと基板2cとの間の中間層4は気体で満たされて
いるために凹凸を有するバックシート5、あるいは例え
ば宣伝用の立体文字や展示用標本のような立体部品11
を配置することが可能となるため、特に非受光側からの
外観の立体的デザインが可能となり、外観のデザイン性
が向上し、美観を損なわないで様々な場所への適用が可
能となる。
【0055】(実施例3)なお、実施例1と同一箇所に
は同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0056】図3に示すように、受光側板ガラス2aの
非受光側に表裏両面で受光による発電が可能な両面発電
太陽電池12を配し、非受光側板ガラス2bの受光側、
あるいは前記両面発電太陽電池12から任意の間隔を空
けて設けられた基板2c上に高反射率バックシート13
を配する。また、中間層4の外縁部のスペーサ面に高反
射率サイドシート14を配する。
【0057】上記構成により、両面発電太陽電池12の
ない部分から複層ガラス1の中間層4の外縁部に入射し
た光を高反射率サイドシート14により反射させ、両面
発電太陽電池12により発電のためのエネルギーとして
利用できる。
【0058】(実施例4)なお、実施例1、実施例3と
同一箇所には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0059】図4に示すように、受光側板ガラス2aの
非受光側に表裏両面で受光による発電が可能な両面発電
太陽電池12を配し、高反射率バックシート13を複層
ガラス1および両面発電太陽電池12の受光面に対し、
中間層4の受光側の端から斜めに配する。
【0060】上記構成により、両面発電太陽電池12の
ない部分から複層ガラス1の中間層4の外縁部への光の
入射を防ぐことができ、高反射率バックシート13によ
り反射させ、両面発電太陽電池12により発電のための
エネルギーとして利用できる。
【0061】(実施例5)なお、実施例1と同一箇所に
は同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0062】図5に示すように、透明樹脂やガラスなど
から成る基板15間に太陽電池6とバックシート5を挟
み込み、封止剤16で固定してサブモジュール17とす
る。また図6、図7に示すように複層ガラス1の内部の
スペーサ3の上下にサブモジュール17の枚数分の溝1
8を形成し、前記サブモジュール17は上記溝18には
め込まれるかたちで配される。サブモジュール17の縦
方向の寸法は上記上下の溝18間に安定して保持される
程度とし、横方向の寸法は複層ガラス1内部の中間層4
の横寸法よりも短く、必要な移動量が得られる程度とす
る。サブモジュール17で発電された電力は伸縮可能な
ケーブル19から端子ボックス7を経て複層ガラス1の
外に取り出される。
【0063】上記構成により、サブモジュール17で発
電した電力を複層ガラス1の外部に取り出すことがで
き、サブモジュール17は複層ガラス1の内部で左右に
移動可能となり、太陽電池6の位置を左右に任意に移動
できるため状況に応じた透視、透光領域の獲得や採光量
や採光位置、受光位置の調節ができる。
【0064】また、サブモジュール17の下部に転がり
機構20を設けることによりサブモジュール17の移動
を低摩擦で滑らかに行うことができる。
【0065】また、サブモジュール17の任意の位置に
磁石21を配し、複層ガラス1の外部に磁石付きの取っ
手22を配することなどにより複層ガラス1の外部か
ら、内部に密封されたサブモジュール17を移動させる
ことができる。
【0066】(実施例6)なお、実施例1、実施例5と
同一箇所には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0067】図8、図9に示すように、複層ガラス1の
内部のスペーサ3の左右にサブモジュール17の枚数分
の溝18を形成し、サブモジュール17を前記溝18に
はめ込むかたちで配する。サブモジュール17の横方向
の寸法は前記左右の溝18間に安定して保持される程度
とし、縦方向の寸法は複層ガラス1の内部の中間層4の
縦寸法よりも短く、必要な移動量が得られる程度とす
る。サブモジュール17で発電された電力は伸縮可能な
ケーブル19から端子ボックス7を経て複層ガラス1の
外に取り出される。
【0068】上記構成により、サブモジュール17で発
電した電力を複層ガラス1の外部に取り出すことがで
き、サブモジュール17は複層ガラス1の内部で上下に
移動可能となり、太陽電池6の位置を上下に任意に移動
することができるため、状況に応じた透視、透光領域の
獲得や採光量や採光位置、受光位置の調節ができる。
【0069】また、サブモジュール17の左右部に転が
り機構20を設けることによりサブモジュール17の移
動を低摩擦で滑らかに行うことができる。
【0070】また、溝18あるいはサブモジュール17
に位置保持装置23を設けることによりサブモジュール
17の高さを任意の位置で保持することができる。
【0071】また、サブモジュールの任意の位置に磁石
21を配し、複層ガラス1の外部に磁石付きの取っ手2
2を配することなどにより複層ガラス1の外部から、内
部に密封されたサブモジュール17を移動させることが
できる。
【0072】(実施例7)なお、実施例1、実施例5と
同一箇所には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0073】図10に示すように、前記の内部に配した
サブモジュール17が移動する複層ガラス1において、
この複層ガラス1の内部に動力24、動力制御装置2
5、バッテリー26、信号受信装置27で構成されたサ
ブモジュール移動制御装置28を設ける。
【0074】上記構成により、信号受信装置27により
複層ガラス1の外部から発信された赤外線などによる制
御信号を受信し、その信号に従って動力の動作を制御す
ることによってサブモジュール17の移動を行う。ま
た、動作のための電力は複層ガラス1の内部の太陽電池
6から得ることができ、非動作時の電力はバッテリー2
6に貯えられ、入射光のないときにサブモジュール移動
制御装置28のための電力として用いることができ、ま
た端子ボックス7を経て複層ガラス1の外部へ取り出す
ことも可能である。
【0075】このように、複層ガラス1はサブモジュー
ル17の移動の遠隔無線制御が可能であり、各個に電源
を有するため長い送電設備が不要で、付近に電源がない
場所や人の手の届きにくい場所などへの電動ブラインド
としての適用が可能である。
【0076】また、一点からの信号送信に対し多点での
受信が可能なため、複数のサブモジュール17の移動を
一括して制御することが可能である。
【0077】(実施例8)なお、実施例1、実施例5と
同一箇所には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0078】図11に示すように、前記の内部に配した
サブモジュール17が移動する複層ガラス1において、
この複層ガラス1の内部に動力24、動力制御装置2
5、信号受信装置27で構成されたサブモジュール移動
制御装置28を設け、複層ガラス1の外部にバッテリー
26を設ける。
【0079】上記構成により、信号受信装置27により
複層ガラス1の外部から発信された赤外線などによる制
御信号を受信し、その信号に従って動力の動作を制御す
ることによってサブモジュール17の移動を行う。ま
た、動作のための電力は複層ガラス1の内部の太陽電池
6から得ることができ、非動作時の電力は端子ボックス
7を経て外部に取り出されてバッテリー26に貯えら
れ、入射光のないときに端子ボックス7を通って複層ガ
ラス1内のサブモジュール移動制御装置28用の電力と
して用いられるか、その他の機器の電源として用いられ
る。
【0080】このように、複層ガラス1はサブモジュー
ル17移動の遠隔無線制御が可能であり、バッテリー2
6を複層ガラス1の外部に配するため、バッテリー26
のメンテナンスが容易で、複数の複層ガラス1に対して
共通のバッテリー26を設けることもできる。
【0081】また、前記の実施例7の場合と同様、各個
に電源を有するため、付近に電源のない場所や人の手の
届きにくい場所などへの電動ブラインドとしての適用が
可能で、一点からの信号送信に対し多点での受信が可能
なため、複数のサブモジュール17の移動を一括して制
御することが可能である。
【0082】(実施例9)なお、実施例1、実施例5と
同一箇所には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0083】図12に示すように、透明樹脂やガラスな
どから成る基板14上、もしくは複数の基板14間に樹
脂や金属などのシートをダミーセル29として配し、ダ
ミーモジュール30とする。また、図13に示すように
複層ガラス1の内部のスペーサ3の上下にダミーモジュ
ール30の枚数分の溝18を形成し、前記ダミーモジュ
ール30は前記溝18にはめ込まれるかたちで配され
る。ダミーモジュール30の縦方向の寸法は前記上下の
溝間に安定して保持される程度とし、横方向の寸法は複
層ガラス1の内部の中間層4の横寸法よりも短く、必要
な移動量が得られる程度とする。ダミーセル29の大き
さや配置パターンは、ダミーモジュール30を移動させ
て任意のパターンや採光面積などが得られるように複層
ガラス1に封入されている太陽電池6の大きさや配置パ
ターンとの関係から決定する。
【0084】上記構成によりダミーモジュール30は複
層ガラス1の内部で左右に移動可能となる。採光量が最
大の状態では、ダミーモジュール30上のダミーセル2
9は太陽電池6の非受光側に全て隠れた状態になってい
るが、ダミーモジュール30の移動により太陽電池間の
スペースをダミーセル29で塞ぐことができるため、状
況に応じた透視、透光領域の獲得や採光量や採光位置の
調節ができる。
【0085】また、ダミーモジュール30の上下部に転
がり機構20を設けることによりダミーモジュール30
の移動を低摩擦で滑らかに行うことができる。
【0086】また、ダミーモジュール30の任意の位置
に磁石21を配し、複層ガラス1の外部に磁石付きの取
っ手22を配することなどにより複層ガラス1の外部か
ら、内部に密封されたダミーモジュール30を移動させ
ることができる。
【0087】(実施例10)なお、実施例1、実施例
5、実施例9と同一箇所には同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0088】図14に示すように、複層ガラス1の内部
のスペーサ3の左右にダミーモジュール30の枚数分の
溝18を形成し、ダミーモジュール30は前記溝18に
はめ込むかたちで配される。ダミーモジュール30の横
方向の寸法は前記左右の溝18間に安定して保持される
程度とし、縦方向の寸法は複層ガラス1の内部の中間層
4の縦寸法よりも短く、必要な移動量が得られる程度と
する。ダミーセル29の大きさや配置パターンは、ダミ
ーモジュール30を移動させて任意のパターンや採光面
積などが得られるように複層ガラス1に封入されている
太陽電池6の大きさや配置パターンとの関係から決定す
る。
【0089】上記構成により、ダミーモジュール30は
複層ガラス1の内部で上下に移動可能となる。採光量が
最大の状態では、ダミーモジュール30上のダミーセル
29は太陽電池6の非受光側に全て隠れた状態になって
いるが、ダミーモジュール30の移動により太陽電池間
のスペースをダミーセル29で塞ぐことができるため、
状況に応じた透視、透光領域の獲得や採光量や採光位置
の調節ができる。
【0090】また、ダミーモジュール30の左右部に転
がり機構20を設けることによりダミーモジュール30
の移動を低摩擦で滑らかに行うことができる。
【0091】また、溝18あるいはダミーモジュール3
0に位置保持装置23を設けることによりダミーモジュ
ール30の高さを任意の位置で保持することができる。
【0092】また、ダミーモジュール30の任意の位置
に磁石21を配し、複層ガラス1の外部に磁石付きの取
っ手22を配することなどにより複層ガラス1の外部か
ら、内部に密封されたダミーモジュール30を移動させ
ることができる。
【0093】(実施例11)なお、実施例1、実施例
5、実施例9と同一箇所には同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0094】図15に示すように、前記の内部に配した
ダミーモジュール30が移動する複層ガラス1におい
て、この複層ガラス1の内部に動力24、動力制御装置
25、バッテリー26、信号受信装置27で構成された
ダミーモジュール移動制御装置31を設ける。
【0095】上記構成により、信号受信装置27により
複層ガラス1の外部から発信された赤外線などによる制
御信号を受信し、その信号に従って動力の動作を制御す
ることによってダミーモジュール30の移動を行う。ま
た動作のための電力は複層ガラス1の内部の太陽電池6
から得ることができ、非動作時の電力はバッテリー26
に貯えられ、入射光のないときにダミーモジュール移動
制御装置31のための電力として用いることができ、ま
た端子ボックス3を経て複層ガラス1の外部へ取り出す
ことも可能である。
【0096】このように、複層ガラス1はサブモジュー
ル30の移動の遠隔無線制御が可能であり、各個に電源
を有するため長い送電設備が不要で、付近に電源のない
場所や人の手の届きにくい場所などへの電動ブラインド
としての適用が可能である。また一点からの信号送信に
対し多点での受信が可能なため、複数のダミーモジュー
ル30の移動を一括して制御することが可能である。
【0097】(実施例12)なお、実施例1、実施例
9、実施例11と同一箇所には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0098】図16に示すように、前記の内部に配した
ダミーモジュール30が移動する複層ガラス1におい
て、この複層ガラス1の内部に動力24、動力制御装置
25、信号受信装置27で構成されたダミーモジュール
移動制御装置31を設け、複層ガラス1の外部にバッテ
リー26を設ける。
【0099】上記構成により、信号受信装置27により
複層ガラス1の外部から発信された赤外線などによる制
御信号を受信し、その信号に従って動力の動作を制御す
ることによってダミーモジュール30の移動を行う。ま
た動作のための電力は複層ガラス1の内部の太陽電池6
から得ることができ、非動作時の電力は端子ボックス3
を経て外部に取り出されてバッテリー26に貯えられ、
入射光のないときに端子ボックス3を通って複層ガラス
1内のダミーモジュール移動制御装置31用の電力とし
て用いられるか、その他の機器の電源として用いられ
る。
【0100】このように、複層ガラス1はダミーモジュ
ール30の移動の遠隔無線制御が可能であり、バッテリ
ー26を外部に配するため、バッテリー26のメンテナ
ンスが容易で、複数の複層ガラス1に対して共通のバッ
テリー26を設けることもできる。
【0101】また、実施例7の場合と同様、各個に電源
を有するため、付近に電源のない場所や人の手の届きに
くい場所などへの電動ブラインドとしての適用が可能
で、また一点からの信号送信に対し多点での受信が可能
なため、複数のダミーモジュール30の移動を一括して
制御することが可能である。
【0102】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、複層ガラス内部にバックシート貼り付け用
基板を設けることにより、種々の色彩、種々の模様、種
々の形状、大きさなどのバックシートを自由に選択して
適用することが可能となるため、太陽電池を封入した複
層ガラスの外観デザイン性が向上し、美観を損なわない
で多種状況への適用が可能となり、更に基板と受光側板
ガラスの間に太陽電池とバックシートを密封するため、
太陽電池とバックシートの剥離を防ぐことができる太陽
電池を封入した複層ガラスを提供できる。
【0103】また、基板の非受光側にバックシートを配
することにより、非受光側からの外観の立体的デザイン
が可能となり、外観のデザイン性が向上し、美観を損な
わないで様々な場所への適用が可能となる太陽電池を封
入した複層ガラスを提供できる。
【0104】また、複層ガラス内に両面発電太陽電池と
高反射率バックシートを配する太陽電池において、更に
複層ガラス内の外縁部に高反射率のサイドシートを配す
ることによって太陽電池のない部分から高反射率バック
シートへ入射した光の無反射部分への反射による光エネ
ルギーロスを無くし、太陽電池のない部分へ入射した光
の更なる有効利用ができる太陽電池を封入した複層ガラ
スを提供できる。
【0105】また、複層ガラス内に両面発電太陽電池と
高反射率バックシートを配する太陽電池において、バッ
クシートを傾けて配することによって太陽電池のない部
分から高反射率バックシートへ入射した光の無反射部分
への反射による光エネルギーロスを無くし、太陽電池の
ない部分へ入射した光の更なる有効利用ができる太陽電
池を封入した複層ガラスを提供できる。
【0106】また、複層ガラスの中間層内に基板と太陽
電池とバックシートで構成されたサブモジュールを配し
てサブモジュールを左右に移動して太陽電池を左右に任
意に移動することを可能とすることにより、状況に応じ
た透視、透光領域の獲得や、採光量や採光位置、受光位
置の調節ができる太陽電池を封入した複層ガラスを提供
できる。
【0107】また、複層ガラスの中間層内に基板と太陽
電池とバックシートで構成されたサブモジュールを配し
てサブモジュールを上下に移動して太陽電池を上下に任
意に移動することを可能とすることにより、状況に応じ
た透視、透光領域の獲得や、採光量や採光位置、受光位
置の調節ができる太陽電池を封入した複層ガラスを提供
できる。
【0108】また、前記の内部に配したサブモジュール
の移動が可能な複層ガラスにサブモジュール内部に、動
力、バッテリー、動力制御装置、信号受信装置で構成さ
れたサブモジュール移動制御装置を設けることにより、
サブモジュール移動の遠隔無線制御と、複数のサブモジ
ュール移動を一括して制御することが可能な太陽電池を
封入した複層ガラスを提供できる。
【0109】また、前記の内部に配したサブモジュール
の移動が可能な複層ガラスの内部に、動力、動力制御装
置、信号受信装置で構成されたサブモジュール移動制御
装置を、外部にバッテリーを設けることにより、バッテ
リーのメンテナンスが容易で、複数の太陽電池を封入し
た複層ガラスに対して共通のバッテリーを設けることが
でき、サブモジュール移動の遠隔無線制御とまた複数の
サブモジュール移動を一括して制御することが可能な太
陽電池を封入した複層ガラスを提供できる。
【0110】また、複層ガラスの中間層内に基板と樹脂
フィルム等で構成されたダミーモジュールを配してダミ
ーモジュールを左右に移動可能とすることにより、状況
に応じた透視、透光領域の獲得や採光量の調節ができる
太陽電池を封入した複層ガラスを提供できる。
【0111】また、複層ガラスの中間層内に基板と樹脂
フィルム等で構成されたダミーモジュールを配してダミ
ーモジュールを上下に移動可能とすることにより、状況
に応じた透視、透光領域の獲得や採光量の調節ができる
太陽電池を封入した複層ガラスを提供できる。
【0112】また、前記の内部に配したダミーモジュー
ルの移動が可能な複層ガラス内部に、動力、バッテリ
ー、動力制御装置、信号受信装置で構成されたダミーモ
ジュール移動制御装置を設けることにより、ダミーモジ
ュール移動の遠隔無線制御と、複数のダミーモジュール
移動を一括して制御することが可能な太陽電池を封入し
た複層ガラスを提供できる。
【0113】また、前記の内部に配したダミーモジュー
ルの移動が可能な複層ガラス内部に、動力、動力制御装
置、信号受信装置で構成されたダミーモジュール移動制
御装置を、外部にバッテリーを設けることにより、バッ
テリーのメンテナンスが容易で、複数の太陽電池を封入
した複層ガラスに対して共通のバッテリーを設けること
ができ、ダミーモジュール移動の遠隔無線制御と、複数
のダミーモジュール移動を一括して制御することが可能
な太陽電池を封入した複層ガラスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の太陽電池を封入した複層ガ
ラスを示す断面図
【図2】同実施例2の太陽電池を封入した複層ガラスを
示す断面図
【図3】同実施例3の太陽電池を封入した複層ガラスを
示す断面図
【図4】同実施例4の太陽電池を封入した複層ガラスを
示す断面図
【図5】同実施例5のサブモジュールを示す断面図
【図6】同太陽電池を封入した複層ガラスを示す斜視図
【図7】同太陽電池を封入した複層ガラスを示す断面図
【図8】同実施例6の太陽電池を封入した複層ガラスを
示す斜視図
【図9】同太陽電池を封入した複層ガラスを示す断面図
【図10】同実施例7の太陽電池を封入した複層ガラス
を示す断面図
【図11】同実施例8の太陽電池を封入した複層ガラス
を示す断面図
【図12】同実施例9のダミーモジュールを示す断面図
【図13】同太陽電池を封入した複層ガラスを示す斜視
【図14】同実施例10の太陽電池を封入した複層ガラ
スを示す斜視図
【図15】同実施例11の太陽電池を封入した複層ガラ
スを示す断面図
【図16】同実施例12の太陽電池を封入した複層ガラ
スを示す断面図
【図17】従来の太陽電池を封入した複層ガラスを示す
断面図
【符号の説明】
1 複層ガラス 2a 受光側板ガラス 2b 非受光側板ガラス 2c 基板 3 スペーサ 4 中間層 5 バックシート 6 太陽電池 7 端子ボックス 8 充填剤 9 一次封着剤 10 二次封着剤 11 立体部品 12 両面発電太陽電池 13 高反射率バックシート 14 高反射率サイドシート 15 基板 16 封止剤 17 サブモジュール 18 溝 19 ケーブル 20 転がり機構 21 磁石 22 取っ手 23 位置保持装置 24 動力 25 動力制御装置 26 バッテリー 27 信号受信装置 28 サブモジュール移動制御装置 29 ダミーセル 30 ダミーモジュール 31 ダミーモジュール移動制御装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複層ガラス内部に基板を有し、この基板
    の受光側にバックシートを貼り付け、このバックシート
    と受光側板ガラスの間に太陽電池を封入した複層ガラ
    ス。
  2. 【請求項2】 複層ガラス内部に基板を有し、この基板
    の非受光側にバックシートを貼り付け、前記基板と受光
    側板ガラスの間に太陽電池を配し、凹凸のあるバックシ
    ートまたは、立体部品をバックシートと同面に配するこ
    とが可能な太陽電池を封入した複層ガラス。
  3. 【請求項3】 複層ガラスの受光側板ガラスの非受光側
    に両面発電太陽電池を配し、非受光側板ガラスの受光側
    に高反射率バックシートを貼り付け、複層ガラスの中間
    層の外縁部に高反射率サイドシートを貼り付けた太陽電
    池を封入した複層ガラス。
  4. 【請求項4】 複層ガラスの受光側板ガラスの非受光側
    に両面発電太陽電池を配し、非受光側板ガラスの受光側
    に高反射率バックシートを複層ガラスおよび両面発電太
    陽電池の受光面に対し斜めに貼り付けた太陽電池を封入
    した複層ガラス。
  5. 【請求項5】 基板とバックシートと太陽電池から成る
    サブモジュールを複層ガラスの中間層内に配し、前記サ
    ブモジュールが前記中間層内で左右に移動可能な太陽電
    池を封入した複層ガラス。
  6. 【請求項6】 基板とバックシートと太陽電池から成る
    サブモジュールを複層ガラスの中間層内に配し、前記サ
    ブモジュールが前記中間層内で上下に移動可能な太陽電
    池を封入した複層ガラス。
  7. 【請求項7】 前記請求項5、あるいは請求項6に示し
    た複層ガラスの中間層内に配したサブモジュールが移動
    可能な複層ガラスにおいて、この複層ガラス内部にサブ
    モジュール移動制御装置を設けた太陽電池を封入した複
    層ガラス。
  8. 【請求項8】 前記請求項5、あるいは請求項6に示し
    た複層ガラスの中間層内に配したサブモジュールが移動
    可能な複層ガラスにおいて、この複層ガラス内部にサブ
    モジュール移動制御装置を設け、複層ガラス外部にバッ
    テリーを設けた太陽電池を封入した複層ガラス。
  9. 【請求項9】 基板とダミーセルから成るダミーモジュ
    ールを複層ガラスの中間層内に配し、前記ダミーモジュ
    ールが前記中間層内で左右に移動可能な太陽電池を封入
    した複層ガラス。
  10. 【請求項10】 基板とダミーセルから成るダミーモジ
    ュールを複層ガラスの中間層内に配し、前記ダミーモジ
    ュールが前記中間層内で上下に移動可能な太陽電池を封
    入した複層ガラス。
  11. 【請求項11】 前記請求項9、あるいは請求項10に
    示した複層ガラスの中間層内に配したダミーモジュール
    が移動可能な複層ガラスにおいて、この複層ガラス内部
    にダミーモジュール移動制御装置を設けた太陽電池を封
    入した複層ガラス。
  12. 【請求項12】 前記請求項9、あるいは請求項10に
    示した複層ガラスの中間層内に配したダミーモジュール
    が移動可能な複層ガラスにおいて、この複層ガラス内部
    にダミーモジュール移動制御装置を設け、外部にバッテ
    リーを設けた太陽電池を封入した複層ガラス。
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