JP2021054261A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリ等の電装部品や補器類を振動から保護すると共に、足元の快適性を高めることができる鞍乗型車両を提供する。【解決手段】アンダフレーム(F5)から後方上方に延びる左右一対の立ち上がりフレーム(F6)と、該立ち上がりフレーム(F6)に揺動自在に軸支されるユニットスイング式のパワーユニット(P)と、アンダフレーム(F5)の上方に配置される低床フロア(13)の床部材(37)と、該床部材(37)およびアンダフレーム(F5)で囲まれた空間に配設される収納ケース(60)とを備えた鞍乗型車両(1)において、床部材(37)を収納ケース(60)の上部に固定する。収納ケース(60)をアンダフレーム(F5)に対してラバーマウントする。収納ケース(60)および床部材(37)がそれぞれ樹脂で形成し、収納ケース(60)と床部材(37)との間に、金属製の板状部材(80)を左右一対で配設する。【選択図】図13

Description

本発明は、鞍乗型車両に係り、特に、操向ハンドルとシートとの間に乗員が足を乗せる低床フロアが設けられた鞍乗型車両に関する。
従来から、操向ハンドルとシートとの間に乗員が足を乗せる低床フロアが設けられたスクータ型の鞍乗型車両において、低床フロアの下部のスペースに、バッテリ等の電装部品や補器類を配設する構成が知られている。
特許文献1には、バッテリ等の電装部品や補器類を収納する収納ケースを設け、この収納ケースを、低床フロアの下部に収められる左右一対のアンダフレームの間に収めたスクータ型の鞍乗型車両が開示されている。
国際公開2018/029735号公報
ここで、バッテリ等の電装部品や補器類は、走行中に生じるエンジンや外乱等による振動の影響を受けにくいことが好ましく、また、運転者の快適性を高めるために低床フロアの踏面にも振動が伝わりにくいことが好ましい。
しかし、特許文献1の技術では、アンダフレームに収納ケースがリジッドマウントされ、かつ収納ケースの上部に低床フロアの踏面が接する構成とされており、特に、振動の影響を受けにくくするための構造は有していなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、バッテリ等の電装部品や補器類を振動から保護すると共に、足元の快適性を高めることができる鞍乗型車両を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、ヘッドパイプ(F2)から下方に延びるダウンフレーム(F3)と、該ダウンフレーム(F3)から後方に延びる左右一対のアンダフレーム(F5)と、該アンダフレーム(F5)から後方上方に延びる左右一対の立ち上がりフレーム(F6)と、該立ち上がりフレーム(F6)に揺動自在に軸支されるユニットスイング式のパワーユニット(P)と、前記アンダフレーム(F5)の上方に配置される低床フロア(13)の床部材(37)と、該床部材(37)および前記アンダフレーム(F5)で囲まれた空間に配設される収納ケース(60)とを備えた鞍乗型車両(1)において、前記床部材(37)は、前記収納ケース(60)の上部に固定されており、前記収納ケース(60)が、前記アンダフレーム(F5)に対してラバーマウントされる点に第1の特徴がある。
また、前記収納ケース(60)および前記床部材(37)がそれぞれ樹脂で形成されており、前記収納ケース(60)と前記床部材(37)との間に、金属製の板状部材(80)が左右一対で配設されている点に第2の特徴がある。
また、前記立ち上がりフレーム(F6)の後部に、リヤステップ(26)が左右一対で取り付けられており、前記板状部材(80)の前端部が前記収納ケース(60)に支持されると共に、前記板状部材(80)の後端部が前記リヤステップ(26)に支持される点に第3の特徴がある。
また、前記板状部材(80)が、前端側で車体前後方向に沿う直線部(80a)と、該直線部(80a)の後方に連なって後方外方に延びる傾斜部(80b)とを有する点に第4の特徴がある。
また、前記リヤステップ(26)は、前記立ち上がりフレーム(F6)に取り付けられるホルダ(26b)と、該ホルダ(26b)に軸支されるステップバー(26a)とを含み、前記板状部材(80)の後端部が、前記ホルダ(26b)から前方に延びるステー部材(26c)に支持されている点に第5の特徴がある。
また、前記板状部材(80)の後端部が、前記ステー部材(26c)に対してフローティングマウントされている点に第6の特徴がある。
さらに、前記パワーユニット(P)を前記立ち上がりフレーム(F6)に揺動自在に軸支するピボット(S)が、前記パワーユニット(P)の上部に設けられている点に第7の特徴がある。
第1の特徴によれば、ヘッドパイプ(F2)から下方に延びるダウンフレーム(F3)と、該ダウンフレーム(F3)から後方に延びる左右一対のアンダフレーム(F5)と、該アンダフレーム(F5)から後方上方に延びる左右一対の立ち上がりフレーム(F6)と、該立ち上がりフレーム(F6)に揺動自在に軸支されるユニットスイング式のパワーユニット(P)と、前記アンダフレーム(F5)の上方に配置される低床フロア(13)の床部材(37)と、該床部材(37)および前記アンダフレーム(F5)で囲まれた空間に配設される収納ケース(60)とを備えた鞍乗型車両(1)において、前記床部材(37)は、前記収納ケース(60)の上部に固定されており、前記収納ケース(60)が、前記アンダフレーム(F5)に対してラバーマウントされるので、収納ケースに収められるバッテリ等の電装部品や補器類を走行中の振動から保護できると共に、低床フロアの踏面に振動が伝わることを防いで運転者の足元の快適性を高めることが可能となる。
第2の特徴によれば、前記収納ケース(60)および前記床部材(37)がそれぞれ樹脂で形成されており、前記収納ケース(60)と前記床部材(37)との間に、金属製の板状部材(80)が左右一対で配設されているので、金属製の板状部材を用いることで樹脂製の床部材および収納ケースが変形しにくくなり、低床フロアに荷重をかけた際のたわみ感を抑えることができる。
第3の特徴によれば、前記立ち上がりフレーム(F6)の後部に、リヤステップ(26)が左右一対で取り付けられており、前記板状部材(80)の前端部が前記収納ケース(60)に支持されると共に、前記板状部材(80)の後端部が前記リヤステップ(26)に支持されるので、収納ケースの後方寄りの範囲が板状部材で補強されることとなり、床部材の後方寄りの位置でたわみ感を抑えることが可能となる。これにより、前傾姿勢をとった際に足を乗せやすい部分の剛性感を高めて、鞍乗型車両の操作性を向上させることができる。
第4の特徴によれば、前記板状部材(80)が、前端側で車体前後方向に沿う直線部(80a)と、該直線部(80a)の後方に連なって後方外方に延びる傾斜部(80b)とを有するので、前端側の直線部では収納ケースの車幅方向寸法に沿うと共に、後方に向かうにつれて車幅方向寸法が大きくなる車体形状に合わせた傾斜部を設けることで、車体デザインに影響を与えることなく板状部材による補強を行うことが可能となる。
第5の特徴によれば、前記リヤステップ(26)は、前記立ち上がりフレーム(F6)に取り付けられるホルダ(26b)と、該ホルダ(26b)に軸支されるステップバー(26a)とを含み、前記板状部材(80)の後端部が、前記ホルダ(26b)から前方に延びるステー部材(26c)に支持されているので、板状部材の後端部を簡単な構造で車体側に支持することができる。
第6の特徴によれば、前記板状部材(80)の後端部が、前記ステー部材(26c)に対してフローティングマウントされているので、板状部材の後端部をフローティングマウントすることで、車体フレームの剛性を適切な範囲に抑えることができる。また、低床フロアに踏力が加わった際に、所定範囲までは低床フロアのたわみを許容してソフトな踏み心地を実現すると共に、所定範囲を超えるたわみを禁止して適度な剛性感を得ることが可能となる。
第7の特徴によれば、前記パワーユニット(P)を前記立ち上がりフレーム(F6)に揺動自在に軸支するピボット(S)が、前記パワーユニット(P)の上部に設けられているので、ピボットがパワーユニットの下部に設けられている構成に比して、ピボットが低床フロアに近接してパワーユニットの振動が低床フロアに伝わりやすい構成でも、収納ケースがラバーマウントされることで振動の伝達が抑えられる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両としての自動二輪車の左側面図である。 リヤカウルを取り外した自動二輪車の一部拡大左側面図である。 自動二輪車の一部拡大平面図である。 図3の状態から床部材を取り外した自動二輪車の平面図である。 図4の自動二輪車を車体左側上方から見た斜視図である。 収納ケースの斜視図である。 バッテリ等を収納した収納ケースの一部拡大平面図である。 収納ケースの一部拡大斜視図である。 バンド部材を車幅方向左側から見た左側面図である。 バンド部材の平面図である。 図3のXI−XI線断面図である。 図3のXII−XII線断面図である。 板状部材の取り付け構造を示す自動二輪車の一部拡大左側面図である。 板状部材の取り付け構造を示す斜視図である。 板状部材の斜視図である。 図13のXVI−XVI線断面図である。 図13のXVII−XVII線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両としての自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、操向ハンドル2とシート27との間に乗員が足を乗せる低床フロア13が設けられたスクータ型の鞍乗型車両である。自動二輪車1の車体フレームFは、ヘッドパイプF2から後方下方に延びるダウンフレームF3と、ダウンフレームF3の下端部から後方に延びる左右一対のアンダフレームF5と、アンダフレームF5の後端から後方上方に立ち上がる立ち上がりフレームF6と、立ち上がりフレームF6に連なって後方に延びるリヤフレームF7とを含む。ヘッドパイプF2に対して回動自在に軸支されるステアリングステムF1の上端部には、操向ハンドル2が固定されている。ステアリングステムF1の下端部には、前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク10を支持するボトムブリッジF4が固定されている。
操向ハンドル2の車幅方向中央は、防風スクリーン4を支持するハンドルカバー5で覆われている。ハンドルカバー5には、左右一対のバックミラー3が取り付けられている。ヘッドパイプF2は、その前側が車幅方向中央のセンタパネル6および左右一対のフロントカウル29で覆われており、後側はレッグシールド11で覆われている。フロントカウル29は、車幅方向中央のヘッドライト8および左右一対の前側フラッシャランプ7を支持している。フロントカウル29の後方下方には、左右一対のサイドパネル12が連なっており、サイドパネルの後端部には、低床フロア13の車幅方向外側端部に連なるアンダカウル14が取り付けられている。前輪WFの前方上方を覆うフロントフェンダ9は、フロントフォーク10に支持されている。
レッグシールド11の下方に設けられる低床フロア13の後方には、車幅方向中央のシート下カバー28と、シート下カバー28の後方に連なる左右一対のリヤカウル24が配設されている。リヤカウル24の上部には開閉式のシート27が配設されており、シート27の後方には、グラブバー23が配設されている。リヤカウル24の後端部には、車幅方向中央のテールランプ21と、左右一対の後側フラッシャランプ22とが支持されている。テールランプ21の下方には、後輪WRの後方上方を覆うリヤフェンダ19が配設されている。
エンジンの後方に無段変速機を一体に構成したユニットスイング式のパワーユニットPは、エンジンEの上方の位置で立ち上がりフレームF6に対して揺動可能に軸支されている。パワーユニットPの後端上部は、リヤクッション20によってリヤフレームF7に吊り下げられている。駆動輪としての後輪WRを回転自在に軸支するパワーユニットPには、センタスタンド17およびキックペダル16が取り付けられている。車幅方向左側に設けられるサイドスタンド15は、アンダフレームF5の後端部に回動自在に軸支される。低床フロア13の後端部で、リヤカウル24の下方の位置には、折り畳み式のリヤステップ26が左右一対で取り付けられている。また、リヤクッション20の車幅方向左側には、サイドステップ18がリヤフレームF7に吊り下げられて配設されている。エンジンの燃焼ガスを処理する排気装置は、パワーユニットPの車幅方向右側に配設されている。
図2は、リヤカウル24を取り外した自動二輪車1の一部拡大左側面図である。アンダフレームF5の後端部に連なって後方上方に延びる立ち上がりフレームF6には、ピボットSが設けられたリンク部材F9を保持するガセットプレートF8が左右一対で設けられている。折り畳み式のリヤステップ26は、リンク部材F9の前方の位置でガセットプレートF8に固定されるステーパイプ31に取り付けられている。
左右の立ち上がりフレームF6の間には、ヘルメット等の荷物を収納する収納ボックス34が配設されている。収納ボックス34の上部開口には、開閉式のシート27を開くことでアクセスできる。左右一対のリヤフレームF7の間には、給油リッド32を開いてアクセスできる燃料タンク33が配設されている。
パワーユニットPの上部には、エアクリーナボックス25が取り付けられている。操向ハンドル2に取り付けられるブレーキレバーに連結される後輪ブレーキワイヤ30は、低床フロア13の下部を通り、パワーユニットPの下面に沿って後輪WRのブレーキドラムに導かれる。
図3は、自動二輪車1の一部拡大平面図である。この図では、低床フロア13の上面を構成するカバー部材13a(図12参照)を取り外した状態を示している。運転者の靴底で踏まれるカバー部材13aの表面には、滑り止め加工が施される。シート27の下方の収納ボックス34の周囲は、水平面で切断した状態を示している。
低床フロア13の上端部からカバー部材13aを取り外すと、車幅方向左側の床部材37L(37)と車幅方向右側の床部材37R(37)との間に、バッテリBを覆う蓋部材40が視認される。薄板状の合成樹脂等で形成される床部材37L,37Rは、左右のアンダフレームF5の上方にそれぞれ配設されており、主に運転者の足による荷重を効果的に受け止める構造とされる。
図4は、図3の状態から床部材37を取り外した自動二輪車1の平面図である。また、図5は図4の自動二輪車1を車体左側上方から見た斜視図である。床部材37の下部には、低床フロア13とほぼ同等の車幅方向寸法を有する収納ケース60(図示点描ハッチング部)が配設されている。図3に示した床部材37は、収納ケース60の上面に取り付けられ、収納ケース60は、左右一対のアンダフレームF5の上部に固定される。
蓋部材40は、収納ケース60の略中央に形成されたバッテリ収納凹部(図6参照)を覆うように上方から取り付けられる。蓋部材40は、収納ケース60に取り付けた状態で、その天井面が床部材37の上面と略面一をなすように構成される。
収納ケース60の後端寄りの位置には、収納ケース60をアンダフレームF5にラバーマウントするための締結部材が収まる凹部67が左右一対で設けられる。凹部67と蓋部材40との間に形成される長尺溝には、車体前後方向に指向するハーネス35,36が収められる。本実施形態では、収納ケース60が、アンダフレームF5に対してラバーマウントされることで、収納ケース60に収められるバッテリBや電装部品を走行中の振動から保護できると共に、低床フロア13の踏面に振動が伝わることを防いで、運転者の足元の快適性を高めることが可能となる。
凹部67の車幅方向外側には、板状部材80(図示グレー着色部)の前端部を収納ケース60に固定するための前側ボルト90が螺合されている。アルミや鉄等の金属の薄板からなる左右一対の板状部材80は、収納ケース60の後端部をリヤステップ26に連結して、ラバーマウントされた収納ケース60の動きを適度に抑制する機能を有する。揺動軸51によって揺動自在にステップバーを有するリヤステップ26は、ステーパイプ31を介して立ち上がりフレームF6に支持されている。板状部材80の後端部は、後側ボルト91を用いてリヤステップ26に支持されている。
板状部材80は、車体平面視において、低床フロア13の外縁形状に合わせて車体前後方向に沿う直線部と、直線部の後方で、車幅方向寸法が広がるリヤカウル24に形状に合わせて後方に向かうにつれて車幅方向外側に広がる傾斜部とを有する。これにより、車体デザインに影響を与えることなく、板状部材80による補強を行うことが可能となる。
すなわち、板状部材80の前端部が収納ケース60に支持されると共に、板状部材80の後端部がリヤステップ26に支持されることで、収納ケース60の後方寄りの範囲が板状部材80で補強されることとなり、床部材37の後方寄りの位置でたわみ感を抑えることが可能となる。これにより、前傾姿勢をとった際に足を乗せやすい部分の剛性感を高めて、自動二輪車1の操作性を向上させることができる。
図6は、収納ケース60の斜視図である。収納ケース60は、合成樹脂等の薄板状部材からなる一体成形部品とされる。収納ケース60の略中央には、バッテリBが収まるバッテリ収納凹部62が形成されている。バッテリ収納凹部62の底部の後端には、後述するバッテリステーとしてのバンド部材70(図7参照)が係合する係合開口62aが形成されている。一方、バッテリ収納凹部62の前方寄りの位置には、バンド部材70の前端部が固定される台座64が形成されており、台座64には、締結部材の係合孔64aが形成されている。
収納ケース60の前端部には、収納ケース60をアンダフレームF5にラバーマウントする締結部材が通る前側貫通孔65が左右一対で設けられている。バッテリ収納凹部62の車幅方向左右には、ハーネス35,36が収納される長尺溝61,63が形成されている。収納ケース60の後方寄りの位置に設けられる左右一対の凹部67の車幅方向外側には、板状部材80を固定する前側ボルト90が貫通する後側貫通孔66が形成されている。後側貫通孔66の車幅方向外側には、板状部材80の前端部を支持する係合台座68が設けられている。
本実施形態では、パワーユニットPを立ち上がりフレームF6に揺動自在に軸支するピボットSが、パワーユニットPの上部に設けられることで、ピボットSがパワーユニットPの下部に設けられている構成に比して、ピボットSが低床フロア13に近接してパワーユニットPの振動が低床フロア13に伝わりやすい構成であるが、このような構成でも、収納ケース60がラバーマウントされることで、低床フロア13への振動の伝達が抑えられる。
図7は、バッテリB等を収納した収納ケース60の一部拡大平面図である。図7では、収納ケース60から蓋部材40を取り外した状態を示している。バッテリBは、マイナス端子44およびプラス端子45を前方に向けた状態でバッテリ収納凹部62に収められ、バンド部材70を締結部材76で固定することで収納ケース60に保持される。
バッテリ収納凹部62のうち、台座64の前方にはヒューズボックス46が収納され、台座64の側方にはコネクタ47等が収納される。このように、台座64がバッテリBの前方に設けられており、台座64の前方に、ヒューズボックス46等の電装品の収納スペースが設けられているため、台座64がバッテリBとヒューズボックス46との仕切部材として機能することとなる。これにより、ヒューズボックス46がバッテリBの生じる熱の影響を受けることを防ぎつつ両者を近接配置して、スペース効率を高めることができる。なお、ヒューズボックスに代えて、リレー等の他の電装部品を配置してもよい。
蓋部材40は、台座64に螺合される固定ねじ43と、バッテリBの後端寄りの位置に配設される固定ねじ42とを用いて、収納ケース60のねじ孔42a,43aに固定される。このように、収納ケース60に、バッテリBおよびヒューズボックス46等の上方および側方を覆う蓋部材40が設けられるので、低床フロア13の上方から水等が侵入した場合でも、蓋部材40によってバッテリB等を保護することができる。
バッテリBを保持するバンド部材70は、略L字状をなしてバッテリBの上面B1および後方側の側面B2に接触し、締結部材76によって台座64の頂部に固定される。一方、バッテリBの下面はバッテリ収納凹部62の底面に接触し、前方側の側面は台座64の側面に接触している。これにより、バッテリBを四面で安定的に保持することができる。また、締結部材76が上下方向に指向していることで、締結部73に対して締結部材76を上方から取り付けることができ、バンド部材70を固定する作業が容易となる。
図8は、収納ケース60の一部拡大斜視図である。また、図9はバンド部材70を車幅方向左側から見た左側面図であり、図10はバンド部材70の平面図である。バンド部材70は、バッテリBの上面B1に当接する第1延伸部71と、該第1延伸部71の後端部から下方に向けて延設してバッテリBの側面B2に当接する第2延伸部74とを含む略L字状とされる。第1延伸部71の前端部には、締結部材76を用いて台座64に締結される締結部73が設けられている。一方、第2延伸部74の下端部には、バッテリ収納凹部62に形成された係合開口62aに係合する係合突起77が設けられている。バッテリ収納凹部62の底部に形成される溝には、バッテリBのプラス側配線B3が収納される。
第1延伸部71の下面には第1押圧部78が設けられており、第2延伸部74の前面には第2押圧部75が設けられている。すなわち、第1延伸部71および第2延伸部74のそれぞれに、バッテリBに向けて突出する押圧部75,78が形成されることで、押圧部75,78によって応力を集中させてバッテリBを強く押さえることが可能となる。
上記したバンド部材70の構成によれば、樹脂で形成されたバンド部材70の弾性力を用いて、バッテリBの上面B1および側面B2の両面に押圧力を与えてバッテリBを安定的に保持することが可能となる。詳しくは、バンド部材70に設けられた係合突起77を収納ケース60に係合させると共に、バンド部材70の締結部73を締結部材76によって固定するという簡単な作業で、略L字をなす第1延伸部71および第2延伸部74がそれぞれ若干たわみながらバッテリBの上面B1および側面B2に押し付けられることとなり、バッテリBを安定的に保持することができる。そして、締結部73が、収納ケース60の底面から上方に立設する台座64の頂部に固定されることで、締結部材76によって締結部73を固定する作業がより一層容易となる。
バンド部材70の締結部73には、締結部材76を通す貫通孔73aが形成されている。第1延伸部71は、概ね、底面部材の両端部からリブ71aを上方に向けて立設させた略U字断面を有しており、第1延伸部71の後方寄りの位置には、さらに、長手方向に沿って立設する中央リブ72を設けることでたわみ剛性が高められ、上方からの外力がバッテリBに与える影響が低減される。また、第1延伸部71の押圧部78の前方には、バッテリBの形状に合わせて上方に向かって窪む凹部79が形成されている。
図11は、図3のXI−XI線断面図である。略直方体のバッテリBは、上面B1が略水平に指向するように配設されており、スペース効率やメンテナンス性の向上が図られている。これに対し、収納ケース60に取り付けられる蓋部材40の上面および床部材37の上面は、運転者が足を乗せやすいように後上がりに傾斜している。蓋部材40の側壁は、バッテリBの下端部近傍まで下方に延びて、高い防水性能を確保している。収納ケース60の後方には、左右のアンダフレームF5を連結するクロスパイプF10が配設されており、このクロスパイプF10に、アンダカウル14に設けられるフック50が係合している。
図12は、図3のXII−XII線断面図である。バッテリBは、車体中心Cに対して車幅方向右側寄りにオフセットして配設されており、車幅方向左側の方が重量の大きいパワーユニットPとの間で左右の重量バランスが取られている。
この図では、低床フロア13の上面を構成するカバー部材13aを示している。カバー部材13aの下面には、床部材37(37L,37R)および蓋部材40の両方が接触している。これにより、運転者の足等によってカバー部材13aの上方から受ける荷重は、床部材37および蓋部材40を介して、収納ケース60が受けることとなる。
本実施形態では、アンダフレームF5に対して収納ケース60をラバーマウントすることで、パワーユニットPからアンダフレームF5に伝わる振動が、低床フロア13に伝わりにくくなるように構成している。一方、収納ケース60をラバーマウントすると、低床フロア13を踏んだ際のたわみ感が大きくなる可能性があるが、本実施形態では、板状部材80によって収納ケース60の後端部をリヤステップ26に連結することで、低床フロア13の動きが所定範囲に収まるように構成している。
図13は、板状部材80の取り付け構造を示す自動二輪車1の一部拡大左側面図である。また、図14は板状部材80の取り付け構造を示す斜視図であり、図15は板状部材80の斜視図である。図15では、車幅方向左側の板状部材80を、車幅方向内側から見た状態を示している。
図15を参照して、金属の薄板からなる板状部材80の本体部81は、車体平面視で車体前後方向に指向する直線部80aと、直線部80aの後端部に連なると共に車幅方向外側に向けて傾斜する傾斜部80bとを有する。傾斜部80bは、車体側面視では、直線部の後端部に連なると共に車体上方に向けて傾斜する形状とされる。本体部81の車幅方向外側の縁部から立設して本体部81の曲げ強度を高める立設部83は、傾斜部80bの後端部で屈曲して車幅方向内側に延伸し、長円形の貫通孔87の周囲の剛性も高めている。
直線部80aの前端部には、車体中央側に向けて延出する延出部84が設けられている。延出部84には、前側ボルト90(図5参照)が通る貫通孔85が形成され、貫通孔85の裏面側には前側ボルト90が螺合するナット86が固定されている。直線部80aの下面には、後輪ブレーキワイヤ30を保持するフック82が設けられている。板状部材80は、前側ボルト90によって収納ケース60の後端部に保持されると共に、後側ボルト91によってリヤステップ26に保持される。
図16は、図13のXVI−XVI線断面図である。この図では、板状部材80の前側の締結部の構造を示す。前記したように、収納ケース60は、アンダフレームF5に対してラバーマウントされる。収納ケース60の後方寄りの位置では、凹部67に収納された締結部材52およびラバー部材53によってラバーマウントが構成される。板状部材80の前端部は、車体中央側に延出する延出部84に螺合する前側ボルト90によって、凹部67の車幅方向外側の位置に固定される。
リヤステップ26は、ステーパイプ31の下端部に固定されるホルダ26bに対して、揺動軸51によってステップバー26aを揺動自在に軸支した構成とされる。板状部材80の後端部は、ホルダ26bを構成する上側の板状部に対して、後側ボルト91によってフローティングマウントされる。
図17は、図13のXVII−XVII線断面図である。この図では、板状部材80の後側の締結部の構造を示す。ホルダ26bの上側のステー部材26cは、板状部材80を保持するために前方に延出した形状を有する。さらに、ステー部材26cの裏面側には、雌ねじ孔を有する筒状部26dが一体に形成されており、この筒状部26dに後側ボルト91を螺合することで板状部材80が保持される。これにより、板状部材80の後端部を簡単な構造で車体側に支持することができる。このとき、後側ボルト91を締め込んでもねじ頭のフランジ部が板状部材80の上面に当接せず、また、貫通孔87が前後方向に指向する長円形状とされているため、板状部材80はリヤステップ26に対して、前後方向に若干移動できるフローティングマウントされることとなる。
その結果、板状部材80の後端部をフローティングマウントすることで、車体フレームFの剛性を適切な範囲に抑えることができる。また、低床フロア13に踏力が加わった際に、所定範囲までは低床フロア13のたわみを許容してソフトな踏み心地を実現すると共に、所定範囲を超えるたわみを禁止して適度な剛性感を得ることが可能となる。
なお、自動二輪車の形態、収納ケースの形状や構造、バンド部材の形状や構造、板状部材の形状や材質、板状部材の固定構造等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。上記した収納ケース、バンド部材および板状部材等の構造は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三輪車や四輪車等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、13…低床フロア、26…リヤステップ、26a…ステップバー、26b…ホルダ、26c…ステー部材、37…床部材、40…蓋部材、46…ヒューズボックス(電装品)、60…収納ケース、62a…係合開口、64…台座、70…バンド部材、71…第1延伸部、72…リブ、73…締結部、74…第2延伸部、76…締結部材、77…係合突起、75,78…押圧部、80…板状部材、80a…板状部材の直線部、80b…板状部材の傾斜部、B…バッテリ、B1…バッテリの上面、B2…バッテリの側面、F…車体フレーム、F2…ヘッドパイプ、F3…ダウンフレーム、F5…アンダフレーム、F6…立ち上がりフレーム、S…ピボット
図15を参照して、金属の薄板からなる板状部材80の本体部81は、車体平面視で車体前後方向に指向する直線部80aと、直線部80aの後端部に連なると共に車幅方向外側に向けて傾斜する傾斜部80bとを有する。傾斜部80bは、車体側面視では、直線部80aの後端部に連なると共に車体上方に向けて傾斜する形状とされる。本体部81の車幅方向外側の縁部から立設して本体部81の曲げ強度を高める立設部83は、傾斜部80bの後端部で屈曲して車幅方向内側に延伸し、長円形の貫通孔87の周囲の剛性も高めている。

Claims (7)

  1. ヘッドパイプ(F2)から下方に延びるダウンフレーム(F3)と、該ダウンフレーム(F3)から後方に延びる左右一対のアンダフレーム(F5)と、該アンダフレーム(F5)から後方上方に延びる左右一対の立ち上がりフレーム(F6)と、該立ち上がりフレーム(F6)に揺動自在に軸支されるユニットスイング式のパワーユニット(P)と、前記アンダフレーム(F5)の上方に配置される低床フロア(13)の床部材(37)と、該床部材(37)および前記アンダフレーム(F5)で囲まれた空間に配設される収納ケース(60)とを備えた鞍乗型車両(1)において、
    前記床部材(37)は、前記収納ケース(60)の上部に固定されており、
    前記収納ケース(60)が、前記アンダフレーム(F5)に対してラバーマウントされることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記収納ケース(60)および前記床部材(37)がそれぞれ樹脂で形成されており、
    前記収納ケース(60)と前記床部材(37)との間に、金属製の板状部材(80)が左右一対で配設されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記立ち上がりフレーム(F6)の後部に、リヤステップ(26)が左右一対で取り付けられており、
    前記板状部材(80)の前端部が前記収納ケース(60)に支持されると共に、前記板状部材(80)の後端部が前記リヤステップ(26)に支持されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記板状部材(80)が、前端側で車体前後方向に沿う直線部(80a)と、該直線部(80a)の後方に連なって後方外方に延びる傾斜部(80b)とを有することを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記リヤステップ(26)は、前記立ち上がりフレーム(F6)に取り付けられるホルダ(26b)と、該ホルダ(26b)に軸支されるステップバー(26a)とを含み、
    前記板状部材(80)の後端部が、前記ホルダ(26b)から前方に延びるステー部材(26c)に支持されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記板状部材(80)の後端部が、前記ステー部材(26c)に対してフローティングマウントされていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記パワーユニット(P)を前記立ち上がりフレーム(F6)に揺動自在に軸支するピボット(S)が、前記パワーユニット(P)の上部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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