JP2017165207A - 鞍乗型車両の後部装置 - Google Patents

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伸哉 柳原
Shinya Yanagihara
伸哉 柳原
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Abstract

【課題】泥よけ装置とライセンスプレートホルダを一体化し、構造の簡易化および軽量化を可能とした車両の後部装置を提供する。【解決手段】自動二輪車1の後輪WRの後方上方で泥等を受ける泥よけ部508と、ライセンスプレート71を固定するライセンスプレートホルダ502とを備える車両の後部装置500において、泥よけ部508の上部で車幅方向外側に突出するライセンスプレートホルダ502は、ライセンスプレート71が当接するプレート支持面506と、該プレート支持面506に連なる天井壁503と、該天井壁503に連なる側壁521,514と、該側壁521,514に連なる底壁504とを有して、車体前方側が開放された左右一対の箱状に形成される。側壁521,514の一部が、左右一対のサイドリフレクタ22の支持面となるように構成する。底壁504に排出開口505を形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗型車両の後部装置に係り、特に、後輪が車体後方上方に跳ね上げる泥等を受け止める泥よけ装置を含む鞍乗型車両の後部装置に関する。
従来から、鞍乗型車両の後部装置として、後輪が車体後方上方に跳ね上げる泥等を受け止める垂れ部を備えた泥よけ装置(リヤフェンダ)が知られている。
特許文献1には、樹脂等からなる泥よけ装置の上方寄りの位置に、金属製のライセンスプレートホルダを取り付け、このライセンスプレートホルダにライセンスプレートおよび側方反射板を取り付けるようにした自動二輪車の泥よけ装置が開示されている。
特許5307288号公報
しかし、特許文献1に開示された泥よけ装置は、泥よけ装置とライセンスプレートホルダとを別部品とするため、部品点数および締結部材が多くなって組み立て工数が増えたり重量が増加しやすいという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、泥よけ装置とライセンスプレートホルダを一体化し、構造の簡易化および軽量化を可能とした車両の後部装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車両(1)の後輪(WR)の後方上方で泥等を受ける泥よけ部(508)と、ライセンスプレート(71)を固定するライセンスプレートホルダ(502)とを備える車両の後部装置(500)において、前記泥よけ部(508)の上部で車幅方向外側に突出する前記ライセンスプレートホルダ(502)は、前記ライセンスプレート(71)が当接するプレート支持面(506)と、該プレート支持面(506)に連なる天井壁(503)と、該天井壁(503)に連なる側壁(521,514)と、該側壁(521,514)に連なる底壁(504)とを有して、車体前方側が開放された左右一対の箱状に形成されており、前記側壁(521,514)の一部が、左右一対のサイドリフレクタ(22)の支持面となるように構成されており、前記底壁(504)に、排出開口(505)が形成されている点に第1の特徴がある。
また、前記泥よけ部(508)の車幅方向両端部に、車体前方に屈曲すると共に車体上方側で前記底壁(504)に連なる折り返し部(508a)が形成されている点に第2の特徴がある。
また、前記側壁(521,514)が、車体前方側に位置して車体前後方向に指向する第1側壁(521)と、該第1側壁(521)の車体後方側に連なって車体内側に傾斜する第2側壁(514)とからなり、前記サイドリフレクタ(22)が、前記第1側壁(521)に支持される点に第3の特徴がある。
また、前記サイドリフレクタ(22)を取り付けた際に、前記サイドリフレクタ(22)の後端が前記プレート支持面(506)より車体前方に位置し、かつ前記サイドリフレクタ(22)の前端が前記第1側壁(521)の前端部より車体前方に位置するように構成されている点に第4の特徴がある。
また、前記車両の後部装置(500)の車体前方面に、車体前方側に立設する複数のリブ(513)が設けられており、前記リブ(513)に、前記左右一対のライセンスプレートホルダ(502)の底壁(504)同士を連結する連結リブ(523)が含まれている点に第5の特徴がある。
さらに、前記泥よけ部(508)の下端部に、前記プレート支持面(506)と同一平面で前記ライセンスプレート(71)の裏面に当接する凸状の下側支持部(509)が形成されている点に第6の特徴がある。
第1の特徴によれば、前記泥よけ部(508)の上部で車幅方向外側に突出する前記ライセンスプレートホルダ(502)は、前記ライセンスプレート(71)が当接するプレート支持面(506)と、該プレート支持面(506)に連なる天井壁(503)と、該天井壁(503)に連なる側壁(521,514)と、該側壁(521,514)に連なる底壁(504)とを有して、車体前方側が開放された左右一対の箱状に形成されており、前記側壁(521,514)の一部が、左右一対のサイドリフレクタ(22)の支持面となるように構成されており、前記底壁(504)に、排出開口(505)が形成されているので、泥よけ部とライセンスプレートホルダとを一体に形成することで、泥よけ部と別体のステー部材が不要となり、部品点数および組み付け工数を削減すると共に、車体後部の軽量化による操作性の向上を図ることができる。また、所定の法規に沿って、車両後部の所定位置に所定の大きさのサイドリフレクタ(側方反射板)を取り付けることが可能な後部装置を得ることができる。
さらに、サイドリフレクタを支持するためライセンスプレートホルダの剛性を上げようとすると、ライセンスプレートホルダの寸法が大きくなって、後輪で巻き上げた泥等がライセンスプレートホルダの内部に溜まる可能性があるが、底壁に排出開口が設けられていることでスムースな排出が可能となる。また、排出開口から走行風が抜けるため、箱状のライセンスプレートホルダにかかる圧力を低減して車体後部のリフトを防ぐことができる。
第2の特徴によれば、前記泥よけ部(508)の車幅方向両端部に、車体前方に屈曲すると共に車体上方側で前記底壁(504)に連なる折り返し部(508a)が形成されているので、ライセンスプレートホルダに対する泥よけ部の曲げ強度を高めることが可能となる。
第3の特徴によれば、前記側壁(521,514)が、車体前方側に位置して車体前後方向に指向する第1側壁(521)と、該第1側壁(521)の車体後方側に連なって車体内側に傾斜する第2側壁(514)とからなり、前記サイドリフレクタ(22)が、前記第1側壁(521)に支持されるので、第2側壁が傾斜することでライセンスプレートホルダが後方に向かって幅狭となり、すっきりとした外観を与えることが可能となる。また、ライセンスプレートホルダの後部上面に泥等が溜まることを防ぐことができる。
第4の特徴によれば、前記サイドリフレクタ(22)を取り付けた際に、前記サイドリフレクタ(22)の後端が前記プレート支持面(506)より車体前方に位置し、かつ前記サイドリフレクタ(22)の前端が前記第1側壁(521)の前端部より車体前方に位置するように構成されているので、各国の法規によりライセンスプレートの幅が左右のサイドリフレクタの間隔より大きい場合でも、ライセンスプレートとサイドリフレクタとが干渉することがない。また、サイドリフレクタの前端がライセンスプレートホルダより車体前方にはみ出すように設定することで、ライセンスプレートホルダの前後寸法を低減して軽量化を図ることが可能となる。
第5の特徴によれば、前記車両の後部装置(500)の車体前方面に、車体前方側に立設する複数のリブ(513)が設けられており、前記リブ(513)に、前記左右一対のライセンスプレートホルダ(502)の底壁(504)同士を連結する連結リブ(523)が含まれているので、左右の底壁同士が連結されることで、排出開口が設けられていても車両の後部装置の剛性を高めることが可能となる。これにより、各部を薄肉化して軽量化を図ることができる。
第6の特徴によれば、前記泥よけ部(508)の下端部に、前記プレート支持面(506)と同一平面で前記ライセンスプレート(71)の裏面に当接する凸状の下側支持部(509)が形成されているので、ライセンスプレートの縦寸法が大きい場合でも、下側支持部でライセンスプレートの下部を支えることで変形やびびりを防ぐことができる。
自動二輪車の右側面図である。 後部装置の斜視図である。 後部装置を車体斜め前方側から見た斜視図である。 後部装置を車体後方下方から見た斜視図である。 ベース部材の斜視図である。 ベース部材の平面図である。 ベース部材左側面図である。 ベース部材の下面図である。 支持ブラケットの斜視図である。 支持ブラケットの後部を下方から見た拡大図である。 支持ブラケットによるベース部材の車体側への取り付け状態を示す構造説明図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の右側面図である。自動二輪車1は、動力源としてのエンジン30の駆動力を後輪WRに伝達して走行するオフロードタイプの鞍乗型車両である。
車体フレーム17の車体前方端部には、不図示のステアリングステムを揺動自在に軸支するヘッドパイプ15が設けられている。前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク4は、ヘッドパイプ15の上下でステアリングステムに固定されたトップブリッジ12およびボトムブリッジ9によって支持されている。前輪WFの車幅方向左側には、ブレーキディスク3およびブレーキキャリパ2が配設されている。トップブリッジ12に固定される操向ハンドル14には、左右一対のバックミラー13が取り付けられている。
エンジン30は車体フレーム17の下部に配設されており、車体フレーム17の後端下部には、後輪WRを回転自在に軸支するスイングアーム26の前端部を揺動自在に軸支するピボット27が配設されている。スイングアーム26の前方側は、リヤクッション29によって車体フレーム17に吊り下げられている。ピボット27の下方には左右一対の足乗せステップ28が取り付けられている。後輪WRの車幅方向右側には、ブレーキディスク700およびブレーキキャリパ24が配設される。
操向ハンドル14の前方には、ヘッドパイプ15側に固定されたヘッドライト8、左右一対のウインカ装置7、速度計や距離計等の情報を表示するメータ装置11、ヘッドライト8の周囲までを覆う大型のスクリーン10が配設されている。ウインカ装置7の下方には、フロントフォーク4に固定されたフロントフェンダ5が配設されている。フロントフェンダ5の車幅方向左右には、左右一対のサイドリフレクタ6が取り付けられている。
操向ハンドル14とシート19の間には、車体フレーム17に固定される燃料タンク16が配設されている。シート19の下方にはサイドカウル18が配設されており、シート19の後方にはシートカウル20が配設されている。シートカウル20の後部には、尾灯装置21、左右一対の後側ウインカ装置7が配設されている。尾灯装置21の下方には、リヤフェンダおよび後側のサイドリフレクタ22を含む後部装置500が配設されている。エンジン30の燃焼ガスは、車幅方向右側のマフラ23から排出される。
フロントフォーク4の車幅方向外側には、ラジエータシュラウドを構成する左右一対のシュラウド部材100が配設されている。シュラウド部材100の後部には、第1カバー部材としての左右一対のサイドカウル200が連結されている。サイドカウル200の下端部は、車幅方向中央に位置する第2カバー部材としてのアンダカウル400を介して連結されている。アンダカウル400の前端には、車幅方向中央に位置する第3カバー部材としてのフロントロアカウル300が連結されている。フロントロアカウル300の車幅方向外側の両端部は、それぞれサイドカウル200に連結されている。シュラウド部材100、サイドカウル200、アンダカウル400およびフロントロアカウル300は、それぞれ硬質樹脂等で形成することができる。
図2は、車両の後部装置(以下、単に後部装置と示すこともある)500の斜視図である。後部装置500は、ライセンスプレート71を固定する左右一対のライセンスプレートホルダ502と、後輪WRの後方上方で泥等を受ける泥よけ部508とを有する。ライセンスプレートホルダ502の上部には、後部反射板68が取り付けられる基部501が設けられている。基部501の上部には、ライセンスプレート71を上方から照射するライセンスライトの防護カバー67を有するリヤカバー66が取り付けられている。
車幅方向に離間して配置されるライセンスプレートホルダ502は、基部501および泥よけ部508と一体に形成されている。ライセンスプレートホルダ502は、ライセンスプレート71が当接するプレート支持面506と、該プレート支持面506に連なる天井壁503と、該天井壁503に連なる側壁と、側壁に連なる底壁504とを有して、車体前方側が開放された箱状に形成されている。また、底壁504には、排出開口505が形成されている。
サイドリフレクタ22は、ライセンスプレートホルダ502の側壁に取り付けられている。プレート支持面506には、ライセンスプレート71を固定するボルトを通す貫通孔507が形成されている。また、泥よけ部508の下端部には、ライセンスプレート71の裏面に当接する凸状の下側支持部509が形成されており、泥よけ部508の車幅方向両端部には、車体前方に屈曲すると共に車体上方側で底壁504に連なる折り返し部508aが形成されている。
図3は、後部装置500を車体斜め前方側から見た斜視図である。また、図4は後部装置500を車体後方下方から見た斜視図である。ライセンスプレートホルダ502は、泥よけ部508から車幅方向に突出し、車体前方側が開放されて空間510を有する箱状部材である。本実施形態では、泥よけ部508とライセンスプレートホルダ502とを一体に形成することで、泥よけ部508と別体のステー部材が不要となり、部品点数および組み付け工数を削減すると共に、車体後部の軽量化による操作性の向上を図ることができる。
また、所定の法規に沿って、車両後部の所定位置に所定の大きさのサイドリフレクタ22を取り付けることが可能な後部装置500を得ることができる。サイドリフレクタ22は、その裏面側に立設するボルト512と、このボルト512に螺合するナット511とによってライセンスプレートホルダ502の側壁に固定される。
ここで、サイドリフレクタ22を支持するためライセンスプレートホルダ502の剛性を上げようとすると、ライセンスプレートホルダ502の寸法が大きくなって、後輪WRで巻き上げた泥等がライセンスプレートホルダ502の内部に溜まる可能性がある。これに対し、本実施形態では、底壁504の排出開口505によってこれらのスムースな排出が可能となる。本実施形態では、排出開口505が底壁504の後方寄りの位置に設けられ、泥や走行風等がさらに排出されやすいように工夫されている。
泥よけ部508の車幅方向両端部には、車体前方に屈曲すると共に車体上方側で底壁504に連なる折り返し部508aが形成されている。この折り返し部508aが設けられていることにより、ライセンスプレートホルダ502に対する泥よけ部508の前後方向の曲げ強度が高められる。
一方、泥よけ部508の裏面側(車体前方側)には、車体縦方向に延出する複数のリブ513が形成されており、この複数のリブ513により、車体上下方向の曲げだけでなく車幅方向への振れやねじれ等も低減することができる。
サイドリフレクタ22は、ライセンスプレートホルダ502の側壁のうち車体前後方向に指向する部分に固定されており、この面の後方に、車体内側に傾斜した第2側壁514が連なって設けられている。
泥よけ部508の表面は、泥よけ部508の上部ではプレート支持面506より車体前方側に大きく離間しており、下方に向かうにつれて離間量が小さくなるように構成されている。そして、下側支持部509の位置では、離間量がゼロとなってプレート支持面506と同一面上に位置するように構成されている。
図5は、後部装置500を構成するベース部材514の斜視図である。また、図6はベース部材514の平面図であり、図7は同左側面図である。ベース部材514は、車体側へ取り付けるための取り付け板517から、基部501、ライセンスプレートホルダ502、泥よけ部508までを合成樹脂等で一体成形してなる。
基部501に形成された後部反射板68の取り付け面519には、取り付け用の2つの貫通孔520が形成されている。基部501から車体前方に延びる取り付け板517には、車体後方側に位置する貫通孔518と、貫通孔516が形成されて車体前方側に位置するボス515とがそれぞれ左右一対で設けられている。
前記したように、ライセンスプレートホルダ502は、プレート支持面506と、該プレート支持面506に連なる天井壁503と、該天井壁503に連なる側壁と、側壁に連なる底壁504とを有する箱状に形成されている。この側壁は、車体前方側に位置して車体前後方向に指向する第1側壁521と、該第1側壁521の車体後方側に連なって車体内側に傾斜する第2側壁514とからなる。そして、サイドリフレクタ22は、第1側壁521に形成された貫通孔522を用いて第1側壁521に固定される。
これにより、サイドリフレクタ22を固定した状態では、第2側壁514が傾斜することでライセンスプレートホルダ502が後方に向かって幅狭となり、すっきりとした外観を与えることが可能となる。また、ライセンスプレートホルダ502の後部が幅狭となることで、天井壁503の上面に泥等が溜まることを防ぐことができる。
図7を参照して、サイドリフレクタ22を取り付けた際には、サイドリフレクタ22の後端がプレート支持面506より車体前方に位置し、かつサイドリフレクタ22の前端が第1側壁521の前端部より車体前方に位置するように構成されている。この構成によれば、各国の法規によりライセンスプレートの幅が左右のサイドリフレクタ22の間隔より大きい場合でも、ライセンスプレート71とサイドリフレクタ22とが干渉することがない。また、サイドリフレクタ22の前端がライセンスプレートホルダ502より車体前方にはみ出すように設定することで、ライセンスプレートホルダ502の前後寸法を低減して軽量化を図ることが可能となる。
また、泥よけ部508の下端部に、プレート支持面506と同一平面でライセンスプレート71の裏面に当接する凸状の下側支持部509が形成されていることで、ライセンスプレート71の縦寸法が大きい場合でも、下側支持部509でライセンスプレート71の下部を支えることで、変形やびびりを防ぐことができる。
図8は、ベース部材514の下面図である。ベース部材514の裏面には、複数のリブ513が形成されている。詳しくは、ボス515に連なって下方に延びる第1縦リブ521は、ライセンスプレートホルダ502の上部でそれぞれ分岐して下方に延び、泥よけ部508の裏面側には、計6本の第2縦リブ524が配設されている。
さらに、複数のリブ513には、左右のライセンスプレートホルダ502の底壁504同士を連結する連結リブ523とが含まれる。これにより、左右の底壁504同士が連結され、排出開口505が設けられていてもベース部材514の剛性を高めることが可能となり、各部を薄肉化して軽量化を図ることができる。なお、連結リブ523の上部には、左右のライセンスプレートホルダ502の天井壁503同士を連結する上部連結リブ522が設けられている。これらの複数のリブ513により、車体上下方向の曲げだけでなく車幅方向への振れやねじれ等も低減することができる。
図9は、ベース部材514を車体側に支持する支持ブラケット800の斜視図である。また、図10は支持ブラケット800の後部を下方からみた拡大図である。車体側に固定されて、ベース部材514およびリヤカバー66を支持する支持ブラケット800は、金属板によって形成されている。
支持ブラケット800の左右一対の底板801の車幅方向外側には、それぞれ立設部802が形成されている。底板801の後方の左右連結板805には、尾灯装置21の位置決め板806および車体側に固定するための雌ネジボス804が設けられている。また、左右連結板805の車幅方向左右には、尾灯装置21を固定するためのステー803が設けられている。
支持ブラケット800の車体後方側には、車体側に固定するための雌ネジボス812、長孔形状の貫通孔807が左右一対で設けられている。貫通孔807の後部には、支持ブラケット800の下面側から貫通孔814を通って上面側に突出するステー部材809が配設されている。ステー部材809には、貫通孔808が左右一対で設けられている。支持ブラケット800の後端部には、雌ネジ部810を有するライセンスライトステー811が左右一対で形成されている。
図10を参照して、支持ブラケット800の貫通孔814を通って突出するステー部材809の下端部は、車体後方側に湾曲して延びる延出部813を有している。ステー部材809は、支持ブラケット800の下面に延出部813を溶接することで固定される。これにより、ステー部材809の上方側に力が加わった場合に、延出部813の平面部で受けることとなり、ステー部材809の結合強度が高められる。
図11は、支持ブラケット800によるベース部材514の車体側への取り付け状態を示す構造説明図である。ライセンスライトステー811の後部には、光源を実装した基板73を収納するハウジング72が取り付けられる。リヤカバー66は、貫通孔807を通るドライバ等の工具で締め付けられるネジ850によって、支持ブラケット800に固定される。また、ベース部材514は、ボルト74によって支持ブラケット800の下面に固定される。これにより、乗員が車体を取り回す際に、合成樹脂等で形成されるリヤカバー66やベース部材514を把持した場合でも、金属製の支持ブラケット800に支持されていることで変形を防ぐことが可能となる。
なお、自動二輪車の形態、ベース部材の形状や材質、泥よけ部材やサイドリフレクタの形状や構造、ライセンスプレートホルダの形状、排出開口やリブの形状や配置、ボスの形状や配置、ライセンスプレートの形状等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。本発明に係る鞍乗型車両の後部装置は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両に適用することが可能である。
1…自動二輪車(車両)、16…燃料タンク、22…サイドリフレクタ、71…ライセンスプレート、502…ライセンスプレートホルダ、500…車両の後部装置、503…天井壁、504…底壁、505…排出開口、506…プレート支持面、508…泥よけ部、508a…折り返し部、509…下側支持部、513…リブ、514…第2側壁(側壁)、521…第1側壁(側壁)、523…連結リブ、WR…後輪

Claims (6)

  1. 車両(1)の後輪(WR)の後方上方で泥等を受ける泥よけ部(508)と、ライセンスプレート(71)を固定するライセンスプレートホルダ(502)とを備える車両の後部装置(500)において、
    前記泥よけ部(508)の上部で車幅方向外側に突出する前記ライセンスプレートホルダ(502)は、前記ライセンスプレート(71)が当接するプレート支持面(506)と、該プレート支持面(506)に連なる天井壁(503)と、該天井壁(503)に連なる側壁(521,514)と、該側壁(521,514)に連なる底壁(504)とを有して、車体前方側が開放された左右一対の箱状に形成されており、
    前記側壁(521,514)の一部が、左右一対のサイドリフレクタ(22)の支持面となるように構成されており、
    前記底壁(504)に、排出開口(505)が形成されていることを特徴とする鞍乗型車両の後部装置。
  2. 前記泥よけ部(508)の車幅方向両端部に、車体前方に屈曲すると共に車体上方側で前記底壁(504)に連なる折り返し部(508a)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の後部装置。
  3. 前記側壁(521,514)が、車体前方側に位置して車体前後方向に指向する第1側壁(521)と、該第1側壁(521)の車体後方側に連なって車体内側に傾斜する第2側壁(514)とからなり、
    前記サイドリフレクタ(22)が、前記第1側壁(521)に支持されることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両の後部装置。
  4. 前記サイドリフレクタ(22)を取り付けた際に、
    前記サイドリフレクタ(22)の後端が前記プレート支持面(506)より車体前方に位置し、かつ前記サイドリフレクタ(22)の前端が前記第1側壁(521)の前端部より車体前方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両の後部装置。
  5. 前記車両の後部装置(500)の車体前方面に、車体前方側に立設する複数のリブ(513)が設けられており、
    前記リブ(513)に、前記左右一対のライセンスプレートホルダ(502)の底壁(504)同士を連結する連結リブ(523)が含まれていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型車両の後部装置。
  6. 前記泥よけ部(508)の下端部に、前記プレート支持面(506)と同一平面で前記ライセンスプレート(71)の裏面に当接する凸状の下側支持部(509)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両の後部装置。
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