JP2021053848A - 熱転写受像シート - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、その解決しようとする課題は、透明性を有する印画物を得ることができ、熱転写プリンターにより検出可能な、熱転写受像シートの提供である。また、その解決しようとする課題は、透明アクリル板等の間に挟み込む際、気泡の混入を防止できる、熱転写受像シートの提供である。【解決手段】本発明の熱転写受像シートは、表基材及び離型層を備える表積層体と、粘着層及び裏基材を備える裏積層体と、をこの順に備え、離型層及び粘着層が隣接して設けられ、裏積層体の透過濃度の合計が、0.1以上であることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、熱転写受像シートに関する。
従来、種々の印字方法が知られているが、その中でも昇華型熱転写方式は、濃度階調を自由に調整でき、中間色や階調の再現性にも優れ、銀塩写真に匹敵する高品質の画像形成が可能である。
この昇華型熱転写方式は、昇華性着色材を含有する着色層を備える熱転写シートと、受容層を備える熱転写受像シートとを重ね合わせ、次いで、熱転写プリンターが備えるサーマルヘッドにより、熱転写シートを加熱することで、着色層中の昇華性着色材を熱転写受像シートが備える受容層に昇華転写させ、画像形成を行い、印画物を得るものである。
近年、このようにして得られる印画物には多種多様な用途に応じた意匠性が要求されており、例えば、透明なアクリル板等に挟み込んで鑑賞する印画物について、透明性を有する印画物としたいという要求があった。
しかしながら、透明性を有する熱転写受像シートは従来の熱転写プリンターでは検出が困難であり、正常に印画物を製造することができないという問題があった。
本発明者らは、鋭意検討した結果、熱転写受像シートを、表基材及び離型層を備える表積層体と、粘着層及び裏基材を備え、透過濃度が0.1以上である裏積層体と、を備える構成とすることにより、熱転写プリンターによる検出が可能であり、画像形成後に、裏積層体を剥離することにより、透明な印画物を得ることのできる、熱転写受像シートを得ることができるとの知見を得た。
さらに、表基材と、裏基材との間に、表積層体を構成する層として離型層と、裏積層体を構成する層として粘着層と、をこの順に隣接して設けることにより、裏積層体が剥離された印画物を透明アクリル板等の間に挟み込む際において、気泡の混入を防止でき、印画物の意匠性をより向上できるとの知見を得た。
さらに、表基材と、裏基材との間に、表積層体を構成する層として離型層と、裏積層体を構成する層として粘着層と、をこの順に隣接して設けることにより、裏積層体が剥離された印画物を透明アクリル板等の間に挟み込む際において、気泡の混入を防止でき、印画物の意匠性をより向上できるとの知見を得た。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、その解決しようとする課題は、透明性を有する印画物を得ることができ、熱転写プリンターにより検出可能な、熱転写受像シートの提供である。
また、その解決しようとする課題は、透明アクリル板等の間に挟み込む際、気泡の混入を防止できる、熱転写受像シートの提供である。
また、その解決しようとする課題は、透明アクリル板等の間に挟み込む際、気泡の混入を防止できる、熱転写受像シートの提供である。
本発明の熱転写受像シートは、表基材及び離型層を備える表積層体と、粘着層及び裏基材を備える裏積層体と、をこの順に備え、離型層及び粘着層が隣接して設けられ、裏積層体の透過濃度の合計が、0.1以上であることを特徴とする。
一実施形態において、熱転写受像シートの厚さは、145μm以上185μm以下である。
一実施形態において、表積層体の厚さは、35μm以上95μm以下である。
一実施形態において、離型層が、表基材上に、未形成部を有するように、設けられ、
表基材の離型層の未形成部において、粘着層と表基材とが接する。
表基材の離型層の未形成部において、粘着層と表基材とが接する。
一実施形態において、粘着層の透過濃度が、0.05以下である。
一実施形態において、裏積層体は、裏基材下に、第2接着層及び裏面層を備える。
一実施形態において、表基材及び裏基材は、ポリエチレンテレフタレートフィルムである。
本発明によれば、透明性を有する印画物を得ることができ、熱転写プリンターにより検出可能な、熱転写受像シートを提供できる。
また、本発明によれば、透明アクリル板等の間に挟み込む際、気泡の混入を防止できる、熱転写受像シートを提供できる。
また、本発明によれば、透明アクリル板等の間に挟み込む際、気泡の混入を防止できる、熱転写受像シートを提供できる。
(熱転写受像シート)
本発明の熱転写受像シート10は、図1に示すように、受容層11、表基材12及び離型層13を少なくとも備える表積層体14と、及び粘着層15と、裏基材16を少なくとも備える裏積層体17とを備える。
一実施形態において、図2に示すように、表積層体14は、受容層11と表基材12との間に、第1接着層18を備える。
また、一実施形態において、図2に示すように、裏積層体17は、裏基材16下に、第2接着層19及び裏面層20を備える。
さらに、一実施形態において、裏積層体16は、図3に示すように、裏面層20下に帯電防止層21を備える。
本発明の熱転写受像シート10は、図1に示すように、受容層11、表基材12及び離型層13を少なくとも備える表積層体14と、及び粘着層15と、裏基材16を少なくとも備える裏積層体17とを備える。
一実施形態において、図2に示すように、表積層体14は、受容層11と表基材12との間に、第1接着層18を備える。
また、一実施形態において、図2に示すように、裏積層体17は、裏基材16下に、第2接着層19及び裏面層20を備える。
さらに、一実施形態において、裏積層体16は、図3に示すように、裏面層20下に帯電防止層21を備える。
熱転写受像シートの厚さは、145μm以上185μm以下であることが好ましく、155μm以上175μm以下であることがより好ましい。これにより、本発明の熱転写受像シートを用いて作製される印画物のカット容易性を向上できる。また、熱転写受像シートの熱転写プリンター内における搬送容易性を向上できる。
本発明の熱転写受像シートの透過濃度は、0.1以上であり、0.12以上であることが好ましい。これにより、熱転写プリンター検知性を確保できる。
以下、本発明の熱転写受像シートが備える各層について説明する。
(表積層体)
表積層体は、受容層、表基材及び離型層を備える。
また、一実施形態において、表積層体は、受容層と表基材との間に、第1接着層を備える。
表積層体は、受容層、表基材及び離型層を備える。
また、一実施形態において、表積層体は、受容層と表基材との間に、第1接着層を備える。
表積層体の厚さは、35μm以上95μm以下であることが好ましく、45μm以上80μm以下であることがより好ましい。これにより、2枚の透明アクリル板等に、表積層体を挟む際における透明アクリル板等の固定が容易になると共に、挟み込んだ印画物にシワ等が発生してしまうことを防止できる。
表積層体のビジュアル透過濃度は、0.25以下であることが好ましく、0.1以下であることがより好ましく、0.05以下とすることが特に好ましい。
表積層体のビジュアル透過濃度を上記数値範囲とすることにより、熱転写受像シートに画像を形成し、裏積層体を剥離することにより得られる印画物は、画像が形成された箇所以外の部分が高い透明性を有することとなるため、画像の背景を適宜変更することが可能となり、様々な意匠性を付与できる。
なお、本発明において、ビジュアル透過濃度は、透過濃度計(X−Rite社製、TR−924)を用いて測定する。
表積層体のビジュアル透過濃度を上記数値範囲とすることにより、熱転写受像シートに画像を形成し、裏積層体を剥離することにより得られる印画物は、画像が形成された箇所以外の部分が高い透明性を有することとなるため、画像の背景を適宜変更することが可能となり、様々な意匠性を付与できる。
なお、本発明において、ビジュアル透過濃度は、透過濃度計(X−Rite社製、TR−924)を用いて測定する。
(受容層)
受容層は、熱転写シートが備える染料層から移行してくる昇華性染料を受容し、形成された画像を維持する層である。
受容層は、熱転写シートが備える染料層から移行してくる昇華性染料を受容し、形成された画像を維持する層である。
受容層は、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、スチレン樹脂、ポリウレタン及びアイオノマー樹脂等の樹脂材料を含むことができる。
なお、本発明において、「(メタ)アクリル」とは「アクリル」と「メタクリル」の両方を包含する。また、「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート」と「メタクリレート」の両方を包含する。
なお、本発明において、「(メタ)アクリル」とは「アクリル」と「メタクリル」の両方を包含する。また、「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート」と「メタクリレート」の両方を包含する。
受容層における上記樹脂材料の含有量は、特に限定されるものではなく、例えば、80質量%以上98質量%以下とすることができる。
一実施形態において、受容層は、離型材を含む。これにより、熱転写シートとの離型性を向上できる。
離型材としては、例えば、ポリエチレンワックス、ポリアミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素系又はリン酸エステル系界面活性材、シリコーンオイル、反応性シリコーンオイル、硬化型シリコーンオイル等の各種変性シリコーンオイル、及びシリコーン樹脂等が挙げられる。
上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いることができるが、変性シリコーンオイルが好ましい。変性シリコーンオイルとしてはアミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アラルキル変性シリコーン、エポキシ−アラルキル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ビニル変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン等を好ましく用いる事ができるが、エポキシ変性シリコーン、アラルキル変性シリコーン、エポキシ−アラルキル変性シリコーンが特に好ましい。
離型材としては、例えば、ポリエチレンワックス、ポリアミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素系又はリン酸エステル系界面活性材、シリコーンオイル、反応性シリコーンオイル、硬化型シリコーンオイル等の各種変性シリコーンオイル、及びシリコーン樹脂等が挙げられる。
上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いることができるが、変性シリコーンオイルが好ましい。変性シリコーンオイルとしてはアミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アラルキル変性シリコーン、エポキシ−アラルキル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ビニル変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン等を好ましく用いる事ができるが、エポキシ変性シリコーン、アラルキル変性シリコーン、エポキシ−アラルキル変性シリコーンが特に好ましい。
受容層における離型材の含有量は、0.5質量%以上20質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以上10質量%以下であることがより好ましい。これにより、熱転写シートとの離型性をより向上できる。
また、受容層は、本発明の特性を損なわない範囲において、上記着色材及び添加材を含むことができる。
受容層の厚さは、0.5μm以上20μm以下であることが好ましく、1.0μm以上10μm以下であることがより好ましい。これにより、受容層上に形成される画像の濃度を向上できる。
受容層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、塗工液とし、これを、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第1接着層又は表基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(表基材)
表基材としては、透明性を有する限りにおいて限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体等のポリエステル、ナイロン6及びナイロン6,6等のポリアミド、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE、密度0.941g/cm3以上)、中密度ポリエチレン(MDPE、密度0.925g/cm3以上0.941g/cm3未満)、低密度ポリエチレン(LDPE、密度0.925g/cm3未満)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE、密度0.925g/cm3未満)、及びポリメチルペンテン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール及びポリビニルピロリドン(PVP)等のビニル樹脂、ポリアクリレート、ポリメタアクリレート及びポリメチルメタアクリレート等の(メタ)アクリル樹脂、ポリイミド及びポリエーテルイミド等のイミド樹脂、セロファン、セルロースアセテート、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)及びセルロースアセテートブチレート(CAB)等のセルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート、並びにアイオノマー樹脂等の樹脂材料から構成される樹脂フィルムを使用することができる。
上記した中でも、透明性及び画像形成後の熱転写受像シートのカール発生防止という観点から、ポリエステルから構成される樹脂フィルムがより好ましく、PETから構成される樹脂フィルム(PETフィルム)がさらに好ましい。カールの発生を防止することにより、印画物の品位を向上できると共に、2枚の透明アクリル板等の間への挟み込みが容易となる。
カール発生防止性という観点から、表基材は、後述する裏基材と同一の材料により構成されることが好ましい。
また、上記した材料を積層したものを表基材として使用してもよい。
表基材としては、透明性を有する限りにおいて限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体等のポリエステル、ナイロン6及びナイロン6,6等のポリアミド、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE、密度0.941g/cm3以上)、中密度ポリエチレン(MDPE、密度0.925g/cm3以上0.941g/cm3未満)、低密度ポリエチレン(LDPE、密度0.925g/cm3未満)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE、密度0.925g/cm3未満)、及びポリメチルペンテン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール及びポリビニルピロリドン(PVP)等のビニル樹脂、ポリアクリレート、ポリメタアクリレート及びポリメチルメタアクリレート等の(メタ)アクリル樹脂、ポリイミド及びポリエーテルイミド等のイミド樹脂、セロファン、セルロースアセテート、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)及びセルロースアセテートブチレート(CAB)等のセルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート、並びにアイオノマー樹脂等の樹脂材料から構成される樹脂フィルムを使用することができる。
上記した中でも、透明性及び画像形成後の熱転写受像シートのカール発生防止という観点から、ポリエステルから構成される樹脂フィルムがより好ましく、PETから構成される樹脂フィルム(PETフィルム)がさらに好ましい。カールの発生を防止することにより、印画物の品位を向上できると共に、2枚の透明アクリル板等の間への挟み込みが容易となる。
カール発生防止性という観点から、表基材は、後述する裏基材と同一の材料により構成されることが好ましい。
また、上記した材料を積層したものを表基材として使用してもよい。
表基材は、コロナ処理、オゾン処理等の表面処理が施されていてもよい。
表基材の厚さは、30μm以上90μm以下であることが好ましく、40μm以上75μm以下であることがより好ましい。これにより、2枚の透明アクリル板等に、表積層体を挟む際における透明アクリル板等の固定がより容易になると共に、挟み込んだ印画物にシワ等が発生してしまうことをより防止できる。さらに、画像形成後の熱転写受像シートにおけるカールの発生をより防止できる。
(離型層)
表積層体は、離型層を備え、表積層体と、裏積層体との剥離は、離型層と粘着層の界面で起こり、離型層は表積層体側に接着して剥離される。
表積層体は、離型層を備え、表積層体と、裏積層体との剥離は、離型層と粘着層の界面で起こり、離型層は表積層体側に接着して剥離される。
一実施形態において、離型層は、1種又は2種以上の樹脂材料を含み、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ポリウレタン、アセタール樹脂、ポリアミド、ポリエステル、メラミン樹脂、ポリオール樹脂、セルロース樹脂等及びシリコーン樹脂等が挙げられる。
また、一実施形態において、離型層は、1種又は2種以上の離型材を含み、例えば、シリコーンオイル、リン酸エステル系可塑材、フッ素系化合物、ワックス、金属石鹸及びフィラー等が挙げられる。
離型層は、本発明の特性を損なわない範囲において、上記添加材を含むことができる。
離型層の厚さは、0.1μm以上2μm以下であることが好ましく、0.1μm以上0.5μm以下であることがより好ましい。これにより、画像形成後における熱転写受像シートのカールの発生をより防止できる。
離型層は、表基材上に未形成部を有するように設けられることが好ましい。
離型層の未形成部において、表基材は粘着層と直接的に接することとなるため、図4(a)及び(b)に示すように、表積層体と、裏積層体とを剥離した際に、粘着層の一部が、表基材に接着して剥離されることとなる。
2枚の透明アクリル板等に、表積層体を挟む際、この表基材に部分的に接着した粘着層が、仮止め部として機能し、アクリル板等の間における風や静電気により、表積層体の挟み込み位置がずれてしまうのを効果的に防止でき、挟み込みを容易に行うことができる。
図5に示すように、離型層の未形成部を複数設け、表基材に上に仮止め層を複数設けてもよい。 仮止め部の大きさ及び形成間隔は特に限定されるものではないが、例えば、0.01mm2以上0.1mm2以下の未形成部を、縦横10mm以上30mm以下の間隔で設けることができる。
離型層の未形成部において、表基材は粘着層と直接的に接することとなるため、図4(a)及び(b)に示すように、表積層体と、裏積層体とを剥離した際に、粘着層の一部が、表基材に接着して剥離されることとなる。
2枚の透明アクリル板等に、表積層体を挟む際、この表基材に部分的に接着した粘着層が、仮止め部として機能し、アクリル板等の間における風や静電気により、表積層体の挟み込み位置がずれてしまうのを効果的に防止でき、挟み込みを容易に行うことができる。
図5に示すように、離型層の未形成部を複数設け、表基材に上に仮止め層を複数設けてもよい。 仮止め部の大きさ及び形成間隔は特に限定されるものではないが、例えば、0.01mm2以上0.1mm2以下の未形成部を、縦横10mm以上30mm以下の間隔で設けることができる。
離型層は、上記材料を、水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、塗工液とし、これを、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、表基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(第1接着層)
第1接着層は、受容層と表基材との層間密着性を向上させる層である。層を構成する材料は適宜選択して用いることができるが、例えば、ポリ酢酸ビニル、PVB、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル樹脂、PE及びPP等のポリオレフィン、PET及びPBT等のポリエステル、ポリアミド、イミド樹脂、ポリ(メタ)アクリレート及びポリメチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル樹脂、セルロースジアスターゼ等のセルロース樹脂、並びにポリウレタン等が挙げられる。
第1接着層は、受容層と表基材との層間密着性を向上させる層である。層を構成する材料は適宜選択して用いることができるが、例えば、ポリ酢酸ビニル、PVB、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル樹脂、PE及びPP等のポリオレフィン、PET及びPBT等のポリエステル、ポリアミド、イミド樹脂、ポリ(メタ)アクリレート及びポリメチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル樹脂、セルロースジアスターゼ等のセルロース樹脂、並びにポリウレタン等が挙げられる。
接着層における上記樹脂材料の含有量は、10質量%以上であることが好ましく、25質量%以上であることがより好ましい。これにより、基材と表基材との密着性を向上できる。
また、一実施形態において、接着層は、イソシアネート化合物を含み、例えば、ジイソシアネート及びトリイソシアネート等のポリイソシアネートを挙げることができる。
芳香族系ポリイソシネートは、過剰量のジイソシアネート化合物と、多価アルコールとを反応させることにより得ることができる末端イソシアネート基含有化合物(芳香族ジイソシアネートの多価アルコール付加体)である。ジイソシアネート化合物としては、例えば、トリレン−2,6−ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート及びテトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられ、多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパン及びジペンタエリスリトール等が挙げられる。
芳香族系ポリイソシネートは、過剰量のジイソシアネート化合物と、多価アルコールとを反応させることにより得ることができる末端イソシアネート基含有化合物(芳香族ジイソシアネートの多価アルコール付加体)である。ジイソシアネート化合物としては、例えば、トリレン−2,6−ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート及びテトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられ、多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパン及びジペンタエリスリトール等が挙げられる。
接着層におけるイソシアネート化合物の含有量は、イソシアネート化合物が有するイソシアネート基と、樹脂材料が有する水酸基とのモル当量比(−NCO/−OH)が、0.1以上2.0以下となるよう調整することが好ましい。
一実施形態において、第1接着層は、着色材を含む。着色材としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、黒煙、鉄黒及びアニリンブラック等の黒系着色材、シリカ、炭酸カルシウム及び酸化チタン等の白系着色材、カドミウムレッド、カドモポンレッド、クロムレッド、バーミリオン、ベンガラ、アゾ系顔料、アリザリンレーキ、キナクリドン、コチニールレーキペリレン等の赤系着色材、イエローオーカー、オーレオリン、カドミウムイエロー、カドミウムオレンジ、クロムイエロー、ジンクイエロー、ネイプルスイエロー、ニッケルイエロー、アゾ系顔料、グリニッシュイエロー等の黄系着色材、ウルトラマリン、岩群青、コバルト、フタロシアニン、アントラキノン、インジコイド等の青系着色材、緑系顔料としては、例えば、シナバーグリーン、カドミウムグリーン、クロムグリーン、フタロシアニン、アゾメチン、ペリレン等の緑系着色材、並びにアルミニウム顔料等の金属系着色材等が挙げられる。
本発明の特性を損なわない範囲において、第1接着層は、充填材、可塑材、紫外線吸収材、無機粒子、有機粒子、離型材及び分散材等の添加材を含むことができる。
第1接着層の厚さは、特に限定されるものではないが、0.1μm以上2μm以下とすることができる。
第1接着層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、表基材等の上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(裏積層体)
裏積層体は、粘着層及び裏基材を少なくとも備える。
一実施形態において、裏積層体は、裏基材下に、第2接着層及び裏面層を備える。
また、一実施形態において、裏積層体は、裏面層下に、帯電防止層を備える。
裏積層体は、粘着層及び裏基材を少なくとも備える。
一実施形態において、裏積層体は、裏基材下に、第2接着層及び裏面層を備える。
また、一実施形態において、裏積層体は、裏面層下に、帯電防止層を備える。
一実施形態において、裏積層体の透過濃度は、0.1以上であり、これにより、熱転写プリンター検知性を確保できる。また、裏積層体の透過濃度は、0.12以上であることが好ましい。
(粘着層)
裏積層体は、粘着層を備え、熱転写受像シートにおいて、該粘着層は、離型層と隣接して設けられる。
一実施形態において、粘着層の透過濃度は、0.1以上であり、これにより、熱転写プリンター検知性を確保できる。また、粘着層の透過濃度は、0.12以上であることが好ましい。
本発明の熱転写受像シートにおいては、裏積層体の透過濃度が0.1以上であることを特徴とするものであるが、離型層の未形成部を表基材上に設けた場合においては、表積層体の透明性の観点から、粘着層の透過濃度は0.05以下とすることが好ましく、0.01以下であることがより好ましい。
裏積層体は、粘着層を備え、熱転写受像シートにおいて、該粘着層は、離型層と隣接して設けられる。
一実施形態において、粘着層の透過濃度は、0.1以上であり、これにより、熱転写プリンター検知性を確保できる。また、粘着層の透過濃度は、0.12以上であることが好ましい。
本発明の熱転写受像シートにおいては、裏積層体の透過濃度が0.1以上であることを特徴とするものであるが、離型層の未形成部を表基材上に設けた場合においては、表積層体の透明性の観点から、粘着層の透過濃度は0.05以下とすることが好ましく、0.01以下であることがより好ましい。
粘着層は、少なくとも1種の樹脂材料を含み、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、イミド樹脂、セルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。
これらの中でも、上記したように、離型層の未形成部を表基材上に設けた場合においては、表基材上への接着性の観点から、ポリエステル及び(メタ)アクリル樹脂が好ましい。
これらの中でも、上記したように、離型層の未形成部を表基材上に設けた場合においては、表基材上への接着性の観点から、ポリエステル及び(メタ)アクリル樹脂が好ましい。
粘着層における樹脂材料の含有量は、特に限定されるものではないが、50質量%以上90質量%以下とすることができる。
一実施形態において、粘着層は、上記着色材を含む。
粘着層における着色材の含有量は、特に限定されるものではないが、例えば、0.2質量%以上10質量%以下とすることができる。
但し、上記したように、離型層の未形成部を表基材上に設けた場合においては、粘着層には着色材を含有させないことが好ましい。
粘着層における着色材の含有量は、特に限定されるものではないが、例えば、0.2質量%以上10質量%以下とすることができる。
但し、上記したように、離型層の未形成部を表基材上に設けた場合においては、粘着層には着色材を含有させないことが好ましい。
粘着層は、硬化材を含むことができ、例えば、イソシアネート化合物、カルボジイミド化合物、エポキシ化合物及びオキサゾリン化合物等が挙げられる。
上記した硬化材の中でも、イソシアネート化合物が好ましく、例えば、キシレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)及びジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)等が挙げられる。
粘着層は、硬化材を2種以上含んでいてもよい。
上記した硬化材の中でも、イソシアネート化合物が好ましく、例えば、キシレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)及びジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)等が挙げられる。
粘着層は、硬化材を2種以上含んでいてもよい。
粘着層における硬化材の含有量は、特に限定されるものではないが、1質量%以上10質量%以下とすることができる。
一実施形態において、粘着層は、本発明の特性を損なわない範囲において、上記添加材を含むことができる。
粘着層の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば、6μm以上12μm以下とすることができる。
粘着層は、上記材料を、水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、塗工液とし、これを、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、裏基材又は表積層体が備える離型層上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(裏基材)
裏基材は、上質紙、アート紙、コート紙、レジンコート紙、キャストコート紙、板紙、合成紙及び含浸紙等の紙基材や上記表基材と同様のものを使用でき、樹脂フィルムであることが好ましく、PETフィルムであることが特に好ましい。また、これらを従来公知の接着材を使用し、ラミネートした積層体を使用してもよい。
裏基材は、上質紙、アート紙、コート紙、レジンコート紙、キャストコート紙、板紙、合成紙及び含浸紙等の紙基材や上記表基材と同様のものを使用でき、樹脂フィルムであることが好ましく、PETフィルムであることが特に好ましい。また、これらを従来公知の接着材を使用し、ラミネートした積層体を使用してもよい。
一実施形態において、裏基材は、上記着色材を含む樹脂フィルムであってもよい。
樹脂フィルムにおける着色材の含有量は、裏積層体の透過濃度を0.1以上とすることができれば特に限定されるものではないが、例えば、0.2質量%以上10質量%以下とすることができる。
樹脂フィルムにおける着色材の含有量は、裏積層体の透過濃度を0.1以上とすることができれば特に限定されるものではないが、例えば、0.2質量%以上10質量%以下とすることができる。
また、裏基材は、上記表面処理が施されたものであってもよい。
裏基材の厚さは、50μm以上125μm以下であることが好ましく、60μm以上100μm以下であることがより好ましい。これにより、本発明の熱転写受像シートを用いて作製される印画物のカット容易性を向上できる。また、熱転写受像シートの熱転写プリンター内における搬送容易性を向上できる。さらに、画像形成後の熱転写受像シートにおけるカールの発生をより防止できる。
(第2接着層)
第2接着層は、裏基材と後述の裏面層との層間密着性を向上させる層である。層を構成する材料は適宜選択して用いることができるが、例えば、ポリ酢酸ビニル、PVB、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル樹脂、PE及びPP等のポリオレフィン、PET及びPBT等のポリエステル、ポリアミド、イミド樹脂、ポリ(メタ)アクリレート及びポリメチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル樹脂、セルロースジアスターゼ等のセルロース樹脂、並びにポリウレタン等が挙げられる。
また、一実施形態において、第2接着層は、上記イソシアネート化合物を含む。
第2接着層は、裏基材と後述の裏面層との層間密着性を向上させる層である。層を構成する材料は適宜選択して用いることができるが、例えば、ポリ酢酸ビニル、PVB、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル樹脂、PE及びPP等のポリオレフィン、PET及びPBT等のポリエステル、ポリアミド、イミド樹脂、ポリ(メタ)アクリレート及びポリメチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル樹脂、セルロースジアスターゼ等のセルロース樹脂、並びにポリウレタン等が挙げられる。
また、一実施形態において、第2接着層は、上記イソシアネート化合物を含む。
また、一実施形態において、第2接着層は、上記着色材を含む。
第2接着層における着色材の含有量は、裏積層体の透過濃度の合計を0.1以上とすることができれば特に限定されるものではないが、例えば、第2接着層に含まれる樹脂材料100質量部に対し、20質量部以上80質量部以下とすることができる。
第2接着層における着色材の含有量は、裏積層体の透過濃度の合計を0.1以上とすることができれば特に限定されるものではないが、例えば、第2接着層に含まれる樹脂材料100質量部に対し、20質量部以上80質量部以下とすることができる。
本発明の特性を損なわない範囲において、第2接着層は、上記添加材を含むことができる。
第2接着層の厚さは、特に限定されるものではないが、0.1μm以上2μm以下とすることができる。
第2接着層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、裏基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(裏面層)
一実施形態において、裏積層体は、裏面層を備える。これにより、プリンターの送りローラー等の搬送部材との摩擦を高めることができ、受像シートを正確に搬送できる。
一実施形態において、裏積層体は、裏面層を備える。これにより、プリンターの送りローラー等の搬送部材との摩擦を高めることができ、受像シートを正確に搬送できる。
一実施形態において、裏面層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、スチレン樹脂、ポリウレタン及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。
また、一実施形態において、裏面層は、上記着色材を含む。
裏面層における着色材の含有量は、裏積層体の透過濃度の合計を0.1以上とすることができれば特に限定されるものではないが、例えば、裏面層に含まれる樹脂材料100質量部に対し、1質量部以上30質量部以下とすることができる。
裏面層における着色材の含有量は、裏積層体の透過濃度の合計を0.1以上とすることができれば特に限定されるものではないが、例えば、裏面層に含まれる樹脂材料100質量部に対し、1質量部以上30質量部以下とすることができる。
本発明の特性を損なわない範囲において、裏面層は、上記添加材を含むことができる。
裏面層の厚さは、特に限定されるものではないが、0.5μm以上3μm以下とすることができる。
裏面層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第2接着層上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(帯電防止層)
一実施形態において、裏積層体は、裏面層下に、帯電防止層を備え、これにより、熱転写受像シート表裏の剥離、インクリボンとの剥離、プリンター及びプリンターシステム中の搬送用部材との摩擦などにより発生した静電気によって、印画したプリント物同士が張り付いてしまう不具合を解消できる。
帯電防止材として、例えば、第4級アンモニウム塩含有(メタ)アクリレート樹脂、ポリエチレンオキシド、ポリエーテルエステルアミド、ポリエーテルアミドイミド、ポリエチレンオキシド−エピクロルヒドリン共重合体及びポリエーテル−ポリオレフィン共重合体等の高分子型帯電防止材、並びにグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩及びアルキルベタイン等の低分子型帯電防止材等が挙げられる。
一実施形態において、裏積層体は、裏面層下に、帯電防止層を備え、これにより、熱転写受像シート表裏の剥離、インクリボンとの剥離、プリンター及びプリンターシステム中の搬送用部材との摩擦などにより発生した静電気によって、印画したプリント物同士が張り付いてしまう不具合を解消できる。
帯電防止材として、例えば、第4級アンモニウム塩含有(メタ)アクリレート樹脂、ポリエチレンオキシド、ポリエーテルエステルアミド、ポリエーテルアミドイミド、ポリエチレンオキシド−エピクロルヒドリン共重合体及びポリエーテル−ポリオレフィン共重合体等の高分子型帯電防止材、並びにグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩及びアルキルベタイン等の低分子型帯電防止材等が挙げられる。
帯電防止層における帯電防止材の含有量は、10質量%以上100質量%以下であることが好ましく、50質量%以上100質量%以下であることがより好ましい。
一実施形態において、帯電防止層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、スチレン樹脂、ポリウレタン及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。
帯電防止層は、本発明の特性を損なわない範囲において、上記着色材及び添加材を含んでいてもよい。
帯電防止層の厚さは、特に限定されるものではなく、その組成に応じ適宜変更することが好ましいが、例えば、0.001μm以上2μm以下とすることができる。
帯電防止層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、裏面層上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
次に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
実施例1
表基材として、厚さ75μmの透明PETフィルム(三菱ケミカル(株)製、S100#75)を準備すると共に、表基材の一方の面に、下記組成の接着層形成用塗工液Aを塗布、乾燥し、厚さ1.2μmの接着層を形成した。
(接着層形成用塗工液A)
・ポリエステル(固形分:25%) 40質量部
(東洋紡(株)製、バイロナール(登録商標)MD−1480)
・充填材 9質量部
(ウイルパー・エリス(株)製、ラポナイトJS)
・界面活性剤 0.08質量部
(信越化学工業(株)製、ダイノール604)
・イソプロピルアルコール(IPA) 60質量部
・水 120質量部
表基材として、厚さ75μmの透明PETフィルム(三菱ケミカル(株)製、S100#75)を準備すると共に、表基材の一方の面に、下記組成の接着層形成用塗工液Aを塗布、乾燥し、厚さ1.2μmの接着層を形成した。
(接着層形成用塗工液A)
・ポリエステル(固形分:25%) 40質量部
(東洋紡(株)製、バイロナール(登録商標)MD−1480)
・充填材 9質量部
(ウイルパー・エリス(株)製、ラポナイトJS)
・界面活性剤 0.08質量部
(信越化学工業(株)製、ダイノール604)
・イソプロピルアルコール(IPA) 60質量部
・水 120質量部
上記のようにして形成した接着層上に、下記組成の受容層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ4.2μmの受容層を形成した。
(受容層形成用塗工液)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12質量部
(日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)C)
・エポキシ変性シリコーン 0.8質量部
(信越化学工業(株)製、X−22−3000T)
・アミノ変性シリコーン 0.24質量部
(信越化学工業(株)製、X−22−1660B−3)
・トルエン 30質量部
・メチルエチルケトン(MEK) 30質量部
(受容層形成用塗工液)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12質量部
(日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)C)
・エポキシ変性シリコーン 0.8質量部
(信越化学工業(株)製、X−22−3000T)
・アミノ変性シリコーン 0.24質量部
(信越化学工業(株)製、X−22−1660B−3)
・トルエン 30質量部
・メチルエチルケトン(MEK) 30質量部
表基材の他方の面に、下記組成の離型層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ0.25μmの離型層を形成し、表積層体を得た。表積層体の透過濃度を、透過濃度計(X−Rite社製、TR−924)を用いて測定したところ、0.03であった。以降の実施例及び比較例において得られた熱転写受像シートが備える表積層体の透過濃度も同様に測定し、表1にまとめた。
(離型層形成用塗工液)
・付加重合剤シリコーン 100質量部
(信越化学工業(株)製、KS847H)
・トルエン 200質量部
(離型層形成用塗工液)
・付加重合剤シリコーン 100質量部
(信越化学工業(株)製、KS847H)
・トルエン 200質量部
裏基材として、厚さ75μmの透明PETフィルム(三菱ケミカル(株)製、S100#75)を準備すると共に、裏基材の一方の面に、下記組成の接着層形成用塗工液Bを塗布、乾燥し、厚さ1.2μmの接着層を形成すると共に、該接着層を介して、下記組成の裏面層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ0.5μmの裏面層を積層した。
(接着層形成用塗工液B)
・ポリウレタン 5.04質量部
(日本ポリウレタン(株)製、N−5199)
・イソシアネート系硬化剤 2.04質量部
(三井化学(株)製、タケネート(登録商標)A−14)
・白色顔料(アナターゼ型酸化チタン) 10質量部
(堺化学工業(株)製、TCA−888)
・MEK 8質量部
・トルエン 8質量部
・IPA 4質量部
(裏面層形成用塗工液)
・ポリビニルブチラール 10質量部
(積水化学工業(株)製、エスレック(登録商標)BL−7)
・二酸化珪素 7.4質量部
(富士シリシア化学(株)製、サイリシア380)
・チタンキレート 0.32質量部
(デンカポリマー(株)製、ATキレート剤)
・トルエン 54質量部
・IPA 54質量部
(接着層形成用塗工液B)
・ポリウレタン 5.04質量部
(日本ポリウレタン(株)製、N−5199)
・イソシアネート系硬化剤 2.04質量部
(三井化学(株)製、タケネート(登録商標)A−14)
・白色顔料(アナターゼ型酸化チタン) 10質量部
(堺化学工業(株)製、TCA−888)
・MEK 8質量部
・トルエン 8質量部
・IPA 4質量部
(裏面層形成用塗工液)
・ポリビニルブチラール 10質量部
(積水化学工業(株)製、エスレック(登録商標)BL−7)
・二酸化珪素 7.4質量部
(富士シリシア化学(株)製、サイリシア380)
・チタンキレート 0.32質量部
(デンカポリマー(株)製、ATキレート剤)
・トルエン 54質量部
・IPA 54質量部
裏面層上に、下記組成の帯電防止層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ0.003μmの帯電防止層を形成した。
裏基材の他方の面に、下記組成の粘着層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ9μmの粘着層を形成させ、裏積層体を得ると共に、該粘着層を介して、上記表積層体が備える離型層を積層し、本発明の熱転写受像シートを得た。
(粘着層形成用塗工液)
・アクリル共重合体 15質量部
(綜研化学(株)製、SKダイン1251)
・イソシアネート化合物 0.33質量部
(綜研化学(株)製、硬化剤L−45)
・エポキシ樹脂 0.1質量部
(綜研化学(株)製、硬化剤E−AX)
・酢酸エチル 16.14質量部
(粘着層形成用塗工液)
・アクリル共重合体 15質量部
(綜研化学(株)製、SKダイン1251)
・イソシアネート化合物 0.33質量部
(綜研化学(株)製、硬化剤L−45)
・エポキシ樹脂 0.1質量部
(綜研化学(株)製、硬化剤E−AX)
・酢酸エチル 16.14質量部
尚、裏積層体の透過濃度を、上記透過濃度計を用いて測定したところ、0.18であった。以降の実施例及び比較例において得られた熱転写受像シートが備える裏積層体の透過濃度も同様に測定し、表1にまとめた。
さらに、裏基材、接着層及び裏面層からなる積層体を作製し、この透過濃度を、透過濃度計を用いて測定したところ、0.18であった。すなわち、粘着層の透過濃度は0.00であることが確認された。以降の実施例及び比較例において、粘着層の組成は変更しておらず、いずれも0.00である。
さらに、裏基材、接着層及び裏面層からなる積層体を作製し、この透過濃度を、透過濃度計を用いて測定したところ、0.18であった。すなわち、粘着層の透過濃度は0.00であることが確認された。以降の実施例及び比較例において、粘着層の組成は変更しておらず、いずれも0.00である。
実施例2
表積層体の作製に使用した接着層形成用塗工液Aを、上記接着層形成用塗工液Bに変更した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
表積層体の作製に使用した接着層形成用塗工液Aを、上記接着層形成用塗工液Bに変更した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
実施例3
表積層体の作製に使用した表基材を、厚さ50μmの透明PETフィルム(三菱ケミカル(株)製、S100#50)に変更すると共に、裏積層体の作製に使用した裏基材を、厚さ100μmの透明PETフィルム(三菱ケミカル(株)製、S100#100)に変更した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
表積層体の作製に使用した表基材を、厚さ50μmの透明PETフィルム(三菱ケミカル(株)製、S100#50)に変更すると共に、裏積層体の作製に使用した裏基材を、厚さ100μmの透明PETフィルム(三菱ケミカル(株)製、S100#100)に変更した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
実施例4
表基材上への離型層形成用塗工液の塗布において、部分的に未塗工部を設けた、具体的には、0.1mm2の大きさの未塗工部を、縦横20mm間隔に設けた以外は、実施例3と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
表基材上への離型層形成用塗工液の塗布において、部分的に未塗工部を設けた、具体的には、0.1mm2の大きさの未塗工部を、縦横20mm間隔に設けた以外は、実施例3と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
比較例1
裏積層体の作製に使用した接着層形成用塗工液Bを、上記接着層形成用塗工液Aに変更した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
裏積層体の作製に使用した接着層形成用塗工液Bを、上記接着層形成用塗工液Aに変更した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
比較例2
裏基材上に、離型層を形成し、この離型層上に、粘着層を形成すると共に、表基材と積層した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
裏基材上に、離型層を形成し、この離型層上に、粘着層を形成すると共に、表基材と積層した以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
比較例3
表積層体の作製に使用した接着層形成用塗工液Aを、上記接着層形成用塗工液Bに変更した以外は、比較例2と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
表積層体の作製に使用した接着層形成用塗工液Aを、上記接着層形成用塗工液Bに変更した以外は、比較例2と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
<<熱転写プリンター検知性評価>>
熱転写プリンター(大日本印刷(株)製、DS−620)及び該熱転写プリンターの純正熱転写シートを用いて、上記実施例及び比較例において得られた幅6inchの熱転写受像シートが備える受容層上に、黒ベタ画像(0/255階調)を形成し、印画物を得た。
なお、該熱転写プリンターは、排出口付近においてカッターを備えるカット機構が存在し、これにより、6inch×8inchのサイズにカットされて印画物は排出された。
印画物を目視により確認し、下記評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。なお、該評価において、NGとなった比較例については、これ以降の評価を行わなかった。
(評価基準)
A:熱転写プリンターにより熱転写受像シートが検知され、画像が良好に形成された。
NG:熱転写プリンターにより熱転写受像シートが検出されず、熱転写プリンターにエラーが表示され、画像の形成が進行しなかった。
熱転写プリンター(大日本印刷(株)製、DS−620)及び該熱転写プリンターの純正熱転写シートを用いて、上記実施例及び比較例において得られた幅6inchの熱転写受像シートが備える受容層上に、黒ベタ画像(0/255階調)を形成し、印画物を得た。
なお、該熱転写プリンターは、排出口付近においてカッターを備えるカット機構が存在し、これにより、6inch×8inchのサイズにカットされて印画物は排出された。
印画物を目視により確認し、下記評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。なお、該評価において、NGとなった比較例については、これ以降の評価を行わなかった。
(評価基準)
A:熱転写プリンターにより熱転写受像シートが検知され、画像が良好に形成された。
NG:熱転写プリンターにより熱転写受像シートが検出されず、熱転写プリンターにエラーが表示され、画像の形成が進行しなかった。
<<挟み込み容易性評価>>
上記熱転写プリンター検知性評価において得られた印画物から、裏積層体を剥離し、2枚の透明アクリル板に挟み込んだ。挟み込みの際の容易性を以下の評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:挟み込みの位置決めが極めて容易であり、挟み込まれた印画物において気泡の混入は見られなかった。また、印画物におけるシワ等の発生は見られなかった。
B:気泡が混入されることなく、挟み込みできた。また、印画物におけるシワ等の発生は見られなかった。
NG:挟み込まれた印画物において気泡の混入が見られた。
上記熱転写プリンター検知性評価において得られた印画物から、裏積層体を剥離し、2枚の透明アクリル板に挟み込んだ。挟み込みの際の容易性を以下の評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:挟み込みの位置決めが極めて容易であり、挟み込まれた印画物において気泡の混入は見られなかった。また、印画物におけるシワ等の発生は見られなかった。
B:気泡が混入されることなく、挟み込みできた。また、印画物におけるシワ等の発生は見られなかった。
NG:挟み込まれた印画物において気泡の混入が見られた。
<<印画物カール防止性評価>>
上記熱転写プリンター検知性評価において得られた印画物を、画像形成された受容層が上となるように、平坦な台の上に置き、浮き上がり高さが最大となる箇所を測定した。測定された最大浮き上がり高さを、下記評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:浮き上がり最大高さが7mm以下であった。
B:浮き上がり最大高さが7mm超であった。
上記熱転写プリンター検知性評価において得られた印画物を、画像形成された受容層が上となるように、平坦な台の上に置き、浮き上がり高さが最大となる箇所を測定した。測定された最大浮き上がり高さを、下記評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:浮き上がり最大高さが7mm以下であった。
B:浮き上がり最大高さが7mm超であった。
<<カット容易性評価>>
熱転写プリンター検知性評価と同様の方法で、上記実施例及び比較例で得られた各熱転写受像シートを用いて印画物を1万枚ずつ作製した。作製後の印画物におけるカット端面を目視により観察し、下記評価基準に基づいて、熱転写受像シートのカット容易性を評価した。評価結果を表1にまとめた。
なお、切断ズレ量については、図6に示す通りである。
(評価基準)
A:切断ズレ量が2mm未満であった。
B:切断ズレ量が2mm以上10mm未満であった。
C:切断ズレ量が10mm以上であった。
熱転写プリンター検知性評価と同様の方法で、上記実施例及び比較例で得られた各熱転写受像シートを用いて印画物を1万枚ずつ作製した。作製後の印画物におけるカット端面を目視により観察し、下記評価基準に基づいて、熱転写受像シートのカット容易性を評価した。評価結果を表1にまとめた。
なお、切断ズレ量については、図6に示す通りである。
(評価基準)
A:切断ズレ量が2mm未満であった。
B:切断ズレ量が2mm以上10mm未満であった。
C:切断ズレ量が10mm以上であった。
<<搬送性評価>>
上記熱転写プリンターを用い、上記実施例及び比較例において得られた熱転写受像シートの受容層に、グレー均一画像(127/255階調)の形成を行った。画像形成後の熱転写受像シートの受容層の表面を目視で確認し、下記の評価基準に基づいて、搬送性評価を行った。
(評価基準)
A:画像の表面に、搬送不良に起因するシワが生じていない。
B:画像形成中にプリンター内部で搬送不良が発生し、画像の表面にシワが生じている。
上記熱転写プリンターを用い、上記実施例及び比較例において得られた熱転写受像シートの受容層に、グレー均一画像(127/255階調)の形成を行った。画像形成後の熱転写受像シートの受容層の表面を目視で確認し、下記の評価基準に基づいて、搬送性評価を行った。
(評価基準)
A:画像の表面に、搬送不良に起因するシワが生じていない。
B:画像形成中にプリンター内部で搬送不良が発生し、画像の表面にシワが生じている。
10:熱転写受像シート、11:受容層、12:表基材、13:離型層、14:表積層体、15:粘着層、16:裏基材、17:裏積層体、18:第1接着層、19:第2接着層、20:裏面層、21:帯電防止層
Claims (7)
- 受容層、表基材及び離型層を備える表積層体と、
粘着層及び裏基材を備える裏積層体と、
をこの順に備え、
前記離型層及び前記粘着層が隣接して設けられており、
前記裏積層体の透過濃度の合計が、0.1以上である、熱転写受像シート。 - 厚さが、145μm以上185μm以下である、請求項1に記載の熱転写受像シート。
- 前記表積層体の厚さが、35μm以上95μm以下である、請求項1又は2に記載の熱転写受像シート。
- 前記離型層が、前記表基材上に、未形成部を有するように、設けられ、
前記表基材の前記離型層の未形成部において、前記粘着層と前記表基材とが接する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。 - 前記粘着層の透過濃度が、0.05以下である、請求項4に記載の熱転写受像シート。
- 前記裏積層体が、前記裏基材下に、第2接着層及び裏面層を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。
- 前記表基材及び前記裏基材が、ポリエチレンテレフタレートフィルムである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。
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JP2019177309A JP2021053848A (ja) | 2019-09-27 | 2019-09-27 | 熱転写受像シート |
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- 2019-09-27 JP JP2019177309A patent/JP2021053848A/ja active Pending
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