JP2021053114A - 薬剤供給装置及び薬剤分包装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤収容部から薬剤を1つずつ計数して放出する汎用薬剤放出本体に対して、薬剤の厚さ規制を行う際に、処理する薬剤と同一形状の代替物を用意する必要のない汎用薬剤供給装置及び薬剤分包装置を提供する。【解決手段】薬剤を収容する薬剤収容部の外周を形成するとともに、その一部に薬剤の放出開口を形成した外周ガイド体と、前記外周ガイド体の内部に設けられて前記薬剤収容部の底部を形成し、回転することにより前記薬剤収容部に収容された薬剤を外周方向に移動させる回転円盤と、前記外周ガイド体の前記放出開口近傍に、その回転軸が前記外周ガイド体の外周の概ね接線方向となるように設けられ、回転することにより前記放出開口から薬剤を挟持して前記外周ガイド体の径方向に放出する一対の回転手段を有する放出手段と、前記一対の回転手段の間隔を調整することにより、1つの薬剤は通過し、複数の薬剤が重なった場合、1つの薬剤のみが放出される厚さ方向規制手段と、を有する。【選択図】図6
Description
本発明は、錠剤等の薬剤を1つずつ放出可能な薬剤供給装置及び放出された薬剤を分包して払出す薬剤分包装置に関する。
調剤業務において、数百種類にも及ぶ多様な形状やサイズの錠剤やカプセル剤等の薬剤を処方箋に従って、たとえば朝昼晩で2週間分42回分を、それぞれ1回分ずつ、所定の複数種類の錠剤やカプセル剤を所定数計数した上で、1ケの個包に封入することができる薬剤分包装置(特許文献1)が実用化して、調剤業務の効率化と誤服用の防止などに大きく寄与してきた。
これらの装置にあっては、各薬剤の形状やサイズに対応した専用の薬剤繰出し容器が用いられるので、ジェネリック薬剤の増加などによって新薬が発売されるごとに、専用の薬剤繰出し容器を新規に作成する必要があり、必要なタイミングでの分包ができないという問題があった。また持ち込みといって、他の薬局で処方された薬剤を分包だけを依頼されるケースでも、当該薬局でその薬剤用の薬剤繰出し容器がないと、やはり分包を行うことができない。これに対する対応策が、複数のマスを有する手撒きコンベア装置(特許文献2)であるが、これは手作業が多く、さらなる自動化・効率化が求められていた。
それに対して近年、特定の薬剤形状やサイズ専用ではなく、種々の形状やサイズの薬剤を繰出し可能な薬剤フィーダが開発されており、その一例として特許文献3がある。
特許文献3記載の薬剤フィーダでは、軸回転可能な回転容器と、回転容器の外壁から薬剤を外へ導く導出部が設けられている。そして、導出部から薬剤が1つずつ放出されるように導出部の手前で導出部の高さを規制する高さ規制部材と、回転容器の周縁部に薬剤の幅を規制する幅規制部材とを設けている。そして、特許文献3記載の薬剤フィーダは、処理する薬剤と同一形状の代替物を採寸室に収容し、その採寸室に収容された代替物の高さに応じて昇降部材を昇降させて高さ規制部材の高さを決定している。また、代替物の幅に習うように多関節リンクによって幅規制部材を移動させることによって薬剤が1つずつ案内して放出するものである。このような薬剤フィーダでは、処理する薬剤ごとに代替物を用意する必要があったり、実際に処理する薬剤を代替物として利用すると、その薬剤は調剤に使用することができず、無駄になるという欠点があった。
本発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明の薬剤供給装置は、薬剤を収容する薬剤収容部の外周を形成するとともに、その一部に薬剤の放出開口を形成した外周ガイド体と、前記外周ガイド体の内部に設けられて前記薬剤収容部の底部を形成し、回転することにより前記薬剤収容部に収容された薬剤を外周方向に移動させる回転円盤と、前記外周ガイド体の前記放出開口近傍に、その回転軸が前記外周ガイド体の外周の概ね接線方向となるように設けられ、回転することにより前記放出開口から薬剤を挟持して前記外周ガイド体の径方向に放出する一対の回転手段を有する放出手段と、前記一対の回転手段の間隔を調整することにより、1つの薬剤は通過し、複数の薬剤が重なった場合、1つの薬剤のみが放出される厚さ方向規制手段と、を有する。
また、本発明の薬剤分包装置は、上記の薬剤供給装置が複数収容されたスライド棚部と、前記スライド棚部の下方に設けられ、前記薬剤供給装置から放出された薬剤を受入れて分包紙で分包する包装機と、を有する。
以下、実施形態に係る薬剤供給装置及び薬剤分包装置を、図面を用いて説明する。本実施形態では、錠剤供給装置を例にして説明するが、錠剤に限定されるものではなく、カプセル剤等の薬剤にも適用可能である。
図1(a)は錠剤分包装置1の内部を透視した正面図である。また、図1(b)は専用錠剤収容容器3を配列した前後スライド棚2の断面図である。
錠剤分包装置1の筐体には、前面から見て横方向に配列した3台の前後スライド棚2a〜2cが取り付けられている。これらの前後スライド棚2a〜2cは、機械が動作中は奥側に収納されていて、錠剤の補充等の場合に手動あるいは電動で前方に引き出され、左右の側面から専用錠剤収容容器3を脱着するようになっている。
これらの前後スライド棚2a〜2cの左右には図1(b)に示すように専用錠剤収容容器設置台4が前後方向、上下方向に直交配列している。専用錠剤収容容器設置台4のモータ5の軸端のカップリング6は、専用錠剤収容容器3が専用錠剤収容容器設置台4に装着されると、回転羽根7の下部カップリング8と係合するようになっている。そして、錠剤払い出し指令によってモータ5が回転すると、回転羽根7が回転し内蔵する錠剤Pが専用錠剤収容容器設置台4を通過して1錠ずつ放出される。このとき図示しないセンサで、この錠剤通過を検出した上で、垂直シュート9の内部を落下していき、前後スライド棚2a〜2cの下部に設けられた下部開口10から、落下していく。
図1(a)のように下部開口10から落下する錠剤Pは、スライド棚の貯留シャッタ11に一旦集積される。次に、横に配列する3台の前後スライド棚2a〜2cの貯留シャッタ11を同時に開放して、錠剤Pを斜めシュート12に落下させる。斜めシュート12の斜面に沿って落下する錠剤は中央下部出口13に集められ、さらに包装機Aのホッパ14で、さらに一旦集積される。次にホッパ14のシャッタを開いて、連続して搬送される分包紙Bの1包分のスペースに落下させることで、複数の錠剤Pが、1包に収容することができる。各棚のどの場所に配置した専用錠剤収容容器3の錠剤であっても、他の錠剤に遅れることなく1包に収納することができる。
なお15は、後述する予備の汎用錠剤補充容器101の置き場として使われる予備容器棚である。この予備容器棚15は単なる容器置き場であって、ここから自動的に錠剤を放出することはできずに、必要なタイミングで、ここから汎用錠剤補充容器101を取り出して、後述する汎用錠剤放出本体102に装着して、所定の分包ができるものである。
図2は本発明の要部である汎用錠剤放出装置100を実装した錠剤分包装置1の斜視図である。汎用錠剤放出装置100とは、専用錠剤収容容器3とは異なり、錠剤の幅や厚さが変化しても、それぞれの錠剤を正確に計数して放出することができる装置である。汎用錠剤放出装置100は、スライド棚2aの最前面側に搭載され、前面小扉16の内側に、上下3台の汎用錠剤放出装置100が搭載されている。図2(a)はスライド棚2aが奥側に収納され、分包動作が可能な状態を示す図である。また、図2(b)はスライド棚2aを引き出して、専用錠剤収容容器3の脱着が可能な状態を示す図である。さらに、図2(c)は前面小扉16を開いて、さらに汎用錠剤放出装置100を引き出して、係員の操作を可能とする状態を示している。なお、スライド棚2aにのみ3台の汎用錠剤放出装置100を搭載した例を示したが、他のスライド棚2b、2cの最前面にも汎用錠剤放出装置100を搭載するように変更することも可能である。
図2は本発明の要部である汎用錠剤放出装置100を実装した錠剤分包装置1の斜視図である。汎用錠剤放出装置100とは、専用錠剤収容容器3とは異なり、錠剤の幅や厚さが変化しても、それぞれの錠剤を正確に計数して放出することができる装置である。汎用錠剤放出装置100は、スライド棚2aの最前面側に搭載され、前面小扉16の内側に、上下3台の汎用錠剤放出装置100が搭載されている。図2(a)はスライド棚2aが奥側に収納され、分包動作が可能な状態を示す図である。また、図2(b)はスライド棚2aを引き出して、専用錠剤収容容器3の脱着が可能な状態を示す図である。さらに、図2(c)は前面小扉16を開いて、さらに汎用錠剤放出装置100を引き出して、係員の操作を可能とする状態を示している。なお、スライド棚2aにのみ3台の汎用錠剤放出装置100を搭載した例を示したが、他のスライド棚2b、2cの最前面にも汎用錠剤放出装置100を搭載するように変更することも可能である。
図3は、図2(c)の状態をより詳細に示す斜視図である。汎用錠剤放出装置100は、上部の汎用錠剤補充容器101と、下部の汎用錠剤放出本体102とから構成される。
汎用錠剤放出本体102は、スライド棚2aに取付けられたスライドレール103に載置され、収納状態では分包動作可能で、引出した状態では係員操作が可能となる。この係員操作とは、例えば予備容器棚15に保管されている複数の汎用錠剤補充容器101から処方箋の指示に従って、特定の薬剤が収納された汎用錠剤補充容器101を取出して、汎用錠剤放出本体102の上方に装着する操作である。また処方箋に従って一定の数量の錠剤の放出が完了した後に、汎用錠剤放出本体102内に残留している錠剤を回収する操作である。残留錠剤の回収操作は、汎用錠剤補充容器101を汎用錠剤放出本体102の上方から取外して、汎用錠剤放出本体102の下方に装着した上で、汎用錠剤放出本体102を駆動して、汎用錠剤放出本体102内に残留している錠剤を放出することで、汎用錠剤補充容器101に回収する操作である。すなわち、図3(a)は汎用錠剤補充容器101を汎用錠剤放出本体102の上方に載置して分包動作可能な状態を示し、図3(b)は汎用錠剤補充容器101を汎用錠剤放出本体102の下方に装着して残留錠剤の回収動作が可能な状態を示す図である。
図4は汎用錠剤補充容器101の斜視図で、図4(a)は上フタ150が閉じた状態、図4(b)は上フタ150が開いた状態である。104は容器ベースで、容器ベース104の下面にはバーコード107が貼り付けられている。このバーコード107は汎用錠剤補充容器101に収容されている錠剤の種類などの情報を示すもので、汎用錠剤放出本体102に設けられたバーコードリーダによって読取られ、後述する薬剤分包装置1の制御部に送信されるものである。105は容器本体で、内部に回転羽根106を具備して、この回転羽根106上に収容された錠剤を複数個纏めて汎用錠剤放出本体102に落下できるようになっている。上フタ150の一部には小フタ108が形成されており、汎用錠剤放出本体102内に残留している錠剤を汎用錠剤補充容器101に回収する動作のときに、錠剤の受入れ口となる。なお、131は汎用錠剤補充容器101を汎用錠剤放出本体102の下方に装着するときにスライドガイドとなるフランジである。
また、図5は汎用錠剤補充容器101の上フタ150を取外した平面を示すものである。さらに図5(a)は上面ガイド106aを取付けた状態を示す図で、図5(b)及び図5(c)は上面ガイド106aを省いた図である。回転羽根106の外周部には4箇所に切欠き106b〜106eが設けられている。しかして、上面ガイド106aはこれらの切欠き部のうち、図中右側にある切欠き部を除いてその他の切欠き部の上面を塞ぐようになっている。これは、回転羽根106の切欠き部が右側にあるとき、汎用錠剤補充容器101内の錠剤が切欠き部内に収容される。この切欠き部内に錠剤が収容された状態で回転羽根106が時計方向に回転し、錠剤が収容された切欠き部106bが図6(c)の位置まで回転したときに切欠き部106bに収容されている錠剤が容器ベース104の放出開口104aを介して汎用錠剤放出本体102内に落下する。このようにして汎用錠剤補充容器101から汎用錠剤放出本体102に錠剤が複数個ずつ纏めて補充されるものである。
次に、図6は汎用錠剤放出本体102の斜視図であり、下本体109と上本体110から構成されている。上本体110は下本体109に対して軸111を中心に回動することで開閉可能となっている。すなわち、上本体110に設けられたロックボタン112に連動したロック爪113が、下本体109に設けられたロック穴114に係合することで、図6(a)のように下本体109に対して上本体110が閉じて一体となる。また、ロックボタン112を押すことでロック爪113とロック穴114の係合が解除されて、図6(b)のように下本体109に対して上本体110が開くようになっている。
下本体109の前面には、操作入力部である手動回転ダイヤルD1とD2が設けられていて、後述する錠剤の幅設定と厚さ設定とをこれらのダイヤルD1、D2の数値によって手動設定できるものである。115は、ダイヤルD1、D2によって設定された数値を表示する表示装置である。
下本体109の上面には錠剤収容部の底面を形成する回転円盤116が設けられている。この回転円盤116は、中心部116aが下に円錐状に窪んでおり、外周部には外周平板116bが形成されている。回転円盤116の外側には錠剤を挟持して放出する下側の出口ローラ117(回転手段)と、放出された錠剤が落下する本体出口通路118が配設されている。また、下本体109の上面には、汎用錠剤補充容器101の回転羽根106を回転駆動するための第2のモータM02と、第2のモータM02の軸端に形成された回転羽根駆動歯車119も設けられている。なお、下本体109の下部には、残留薬剤の回収の際に、汎用錠剤補充容器101を汎用錠剤放出本体102の下部に装着するときに、汎用錠剤補充容器101のフランジ131が係合するための溝部132が設けられている。
上本体110の上面には汎用錠剤補充容器101を載置する容器置き台120が設けられ、汎用錠剤補充容器101の容器ベース104を装着すると、回転羽根駆動歯車119が回転羽根106側の図示しない従動歯車とかみ合い、回転羽根106を回転することができるようになっている。さらに、汎用錠剤補充容器101の下面に設けられたバーコード107を読取るバーコードリーダ121が設けられ、汎用錠剤補充容器101を上本体110の上面に載置したときバーコード107を読取るようになっている。また122は汎用錠剤補充容器101から落下した錠剤が通過する補充錠剤入口である。
上本体110の底面側には、回転円盤116の直径にほぼ等しい内径を有する円筒状の外周ガイド体123が設けられている。この外周ガイド体123は回転円盤116とで錠剤収容部を形成しており外周ガイド体123が錠剤収容部の外周を形成している。また、外周ガイド体123の内部には、回転円盤116が回転したとき、回転円盤116の中心側の下窪み部116aから錠剤を外周平板116b側に導出するための曲線ガイド体124が設けられている。さらに、上本体110の底面側には、下側の出口ローラ117に対向した上側の出口ローラ125(回転手段)と、この出口ローラ125の駆動部126、出口ローラ117と125の手前に、供給する錠剤の幅寸法に適合した幅に自動寸法調整できるガイド体である錠剤幅調整装置127が配設されている。
このように、下本体109には回転円盤116を配置し、回転円盤116とで薬剤収容部を形成する外周ガイド体123を上本体110に形成しているので、回転円盤116の部分を清掃するときは、上本体110を回動して開放することにより、下本体109には回転円盤116のみが残り、掃除がしやすいものである。また、汎用錠剤放出本体102に薬剤が残留していないかを確認するときにも、上本体110を開放することで、下本体109には回転円盤116のみが残るので確認もしやすいものである。なお、下本体109に対して上本体110を回動することにより下本体109に対して上本体110を開放したが、必ずしも回動に限らず、ガイド機構を設けて下本体109に対して上本体110を上方にスライドして開放するようにしてもよいし、下本体109に対して上本体110を脱着するようにしても良い。
次に、図7及び図8を用いて、汎用錠剤放出装置100を各種錠剤寸法に対して幅を汎用化するための機構について説明する。
図7及び図8は、下本体109と上本体110とを閉じたときの断面の平面図及び斜視図である。図6で示すように、外周ガイド対123、出口ローラ125、この出口ローラ125の駆動部126及び錠剤幅調整装置127は上本体110に設けられているが、図7及び図8では上本体110のカバーなどを省略して記載してある。また、図8では錠剤幅調整装置127の駆動機構を省略し、固定側ガイド143と可動側ガイドである可動片140のみを示している。
図7及び図8に示されるように、回転円盤116の外周平板116bの直径と略等しい内径を有する外周ガイド体123が設けられ、その一部には薬剤の放出開口123aが形成されている。また、外周ガイド体123の薬剤の放出開口123aの近傍には、固定側の幅規制体である固定側ガイド143が形成されている。また、錠剤幅調整装置127には可動側ガイドである可動片140を有する。この可動片140は、外周ガイド体123の円弧に接して、徐々にその径を小さくした形状を有し、図示しない保持部に設けられた平行な2本の軸142a、142bに軸支されている。そして、可動片140は回転円盤116の軸芯に向かうZ方向に前進・後退可能なように保持されている。上本体110に固定された直動式ステッピングモータである第4のモータM04が駆動されて、その軸M04aが前進することで可動片140の保持部が押圧されると可動片140は回転円盤116の軸から離れるZ方向に移動させられる。その結果、可動片140と固定側ガイド143との間隔Wが開く。逆に第4のモータM04の軸M04aが後退すると、軸142a、142bに取付けられたバネ144a、144bによって付勢されて間隔Wは狭くなる。S03は第4のモータM04の原点センサであって、例えばW=3mmのときに原点センサS03がONとなるように初期設定されており、この原点を基準として第4のモータM04によって間隔Wが調整される。
図8は可動片140と固定側ガイド143との間隔Wを狭くしたときと、広くしたときの位置を示すもので、図8(a)及び(b)は間隔が狭いときの位置、図8(c)及び(d)は間隔Wが広いときの位置を示している。
この錠剤幅調整装置127は、図6に示す手動回転ダイヤルD1を回転させることによって第4のモータM04が回転し、可動片140が移動し、可動片140と固定側ガイド143との間隔Wを取り扱う錠剤の幅寸法の1.2〜1.5倍程度に設定される。
なお、S02は発光素子と受光素子とからなる光透過センサであって、回転円盤116の外周平板116bよりわずかに高い位置を監視しており、この部分の錠剤の残留の有無を検知するものである。これは、回転円盤116が回転しても回転円盤116の外周平板116bの上に錠剤が移送されなくなったら、薬剤収容部である回転円盤116の上に錠剤が少なくなったものと判断し、第2のモータM02を駆動することによって、汎用錠剤補充容器101側から複数の錠剤を汎用錠剤放出本体102側に落下させるように制御する。
次に、図9及び図10を用いて汎用錠剤放出装置100を各種錠剤寸法に対して厚さを汎用化するための機構について説明する。図9及び図10は錠剤の放出機構部分のみを示す図である。図9は初期状態を示す図で、図10は所定の厚さ寸法の錠剤の厚さに設定したときの状態を示す図である。
図9において、200は放出機構の下側ベース部である。この下側ベース部200に対して下側の出口ローラ117が回転自在に取付けられている。下側の出口ローラ117の回転軸117aは外周ガイド体123及び回転円盤116の概ね接線方向で、下側の出口ローラ117の上端の高さは、回転円盤116の上表面の高さと略同一となるように配置されている。また、201は下側ベース部200に対して軸136を中心として回動自在に設けられた上側ベース部である。
125は上側ベース部に回転可能に取付けられた上側出口ローラで、下側出口ローラ117と平行に設けられている。そして、下側出口ローラ117と上側出口ローラ125とが回転することにより、これら一対の回転ローラ117、125によって錠剤を挟持して放出するものである。134は図示しないモータによって回転駆動される歯車で、この歯車134は上側出口ローラ125と同軸に設けられた図示しない歯車と噛合っている。また、歯車134の回転力は図示しない歯車を介して下側出口ローラ117にも伝達されている。従って図示しないモータを回転することによって上側出口ローラ125及び下側出口ローラ117が回転させられ、上側出口ローラ125と下側出口ローラ117との間で錠剤を挟持して回転円盤116の径方向に放出するものである。
また、上側出口ローラ125の前縁すなわち、錠剤の放出方向の手前には上側ベース部から延在する仕切り板125bが設けられている。そして、下側出口ローラ117の上端と仕切り板125bの下端との間隙G2は、下側出口ローラ117の上端と上側出口ローラ125の下端との間隙G1よりも大きく設定されている。
上側ベース部201はばね138によって上側出口ローラ125が下側出口ローラ117に接する方向に弾力付勢されている。M05は直動ステッピングモータで、このモータM05が駆動されることにより、その軸M05aが上方に突出し、上側ベース部201に固定されたレバー201aを押圧する。このレバー201aが押圧されることにより、上側ベース部201が軸136を中心に反時計方向に回動され、下側出口ローラ117と上側出口ローラ125との間隔G1が開く方向に回動される。S04は上側ベース部201の原点センサで、下側出口ローラ117と上側出口ローラ125との初期値の間隔G1を例えば2mmとなるように設定されている。
しかして、図6に示す手動回転ダイヤルD2を回転させることによって、直動ステッピングモータM05を駆動し、下側出口ローラ117と上側出口ローラ125との間隔G1を取扱う錠剤の厚さ寸法Tよりも少し少ない0.6〜0.8Tになるように厚さ方向を規制するように設定する。このように出口ローラ117,125間の間隔を設定した場合は、下側出口ローラ117の上端すなわち回転円盤116の上面と仕切り板125bの下端との間隔G2も調整され、間隔G2は取扱う錠剤の厚さTの2倍より小さい寸法となる。したがって、外周ガイド体123の放出開口123aから2錠または2錠以上の錠剤が厚さ方向に重なって進入してくると、一番下側の錠剤は下側出口ローラ117の上端、すなわち、回転円盤116の上面と仕切り板125bとの間を通過するが、一番下側の錠剤以外の錠剤は仕切り板125bによって通過が阻止され、1錠のみが出口ローラ117,125間を通過できるものである。
ここで、上記のような出口ローラ間の間隙を調整する機構を有していない場合、出口ローラ間を錠剤が通過する状態を図15の模式図を用いて説明する。図15(a)に示すように出口ローラの直径が小さい出口ローラ部分に厚さの薄い錠剤P1と厚さの厚い錠剤P2とが搬送されてくる。このとき、厚さの薄い錠剤P1は出口ローラ間に食いつくが、厚さの厚い錠剤P2は上側のローラの外周と錠剤P2の前面の端面との間で滑りが発生して、錠剤P2が放出されずに滞留してしまう。これを防止するために、図15(b)に示すように出口ローラの直径を大きく設計して厚さの厚い錠剤も出口ローラ間に食込むようにすることも考えられる。しかしながら、出口ローラの直径を大きくすることは装置が大型化するという不都合が生じる。これに対して、図15(c)に示すように、出口ローラの間隙を取扱う錠剤に応じて調整することにより、厚さの厚い錠剤であっても相対的に小さな直径の出口ローラでもスムーズに食いつくことができるものである。すなわち、厚さの薄い錠剤P1の場合は、図15(c)に実線で示すような小さな間隔とし、厚さの厚い錠剤P2の場合は破線で示すような大きな間隔とすればよい。
図9に戻ると、上側ベース部201はばね138によって、下側ベース部200側に弾力付勢されて回動可能である。下側出口ローラ117と上側出口ローラ125との間隔G1を扱う錠剤の厚さ寸法よりも小さい間隔であっても、錠剤を挟持したときに上側出口ローラ125が移動して挟持力を持った状態で錠剤を放出することができる。
S05は上側出口ローラ125の変位センサで、錠剤が一対のローラ間を通過するときの上側出口ローラ125の変位を検出するものである。後述する汎用錠剤放出装置制御部は、この変位センサS05の検出結果を錠剤の放出数としてカウントしている。このカウント値に基づいて所定数の錠剤が放出されたら、処方箋に基づく錠剤の放出が完了したものとして、一対のローラ117,125及び回転円盤116の駆動を停止する。
次に、図11を用いて汎用錠剤放出装置100の汎用錠剤放出本体102からの錠剤の放出、汎用錠剤補充容器101から錠剤の補充の動作及び汎用錠剤放出本体102に残留している残留薬剤の回収の動作を説明する。
図11は汎用錠剤放出装置100の断面図で、図11(a)は通常の分包動作状態を示す図で、汎用錠剤補充容器101が上側、汎用錠剤放出本体102が下側に位置するものである。また、図11(b)は残留薬剤の回収動作状態を示す図で、汎用錠剤補充容器101が下側、汎用錠剤放出本体102が上側に位置するものである。
図11(a)で錠剤の流れを説明すると、汎用錠剤補充容器101の回転羽根106が回転すると錠剤は回転羽根106の下側の補充出口ガイド128側に複数個落下する。このとき錠剤の落下数量は錠剤の大きさや形状によって変動するので、一定数ではない。この複数の錠剤は汎用錠剤放出本体102の上本体110の補充錠剤入口118から、回転円盤116上に落下する。そして、回転円盤116が回転することにより、外周平板116b側に整列されていき、出口ローラ117と125に挟持されて一錠ずつ本体落下ガイド129を通過して落下し、垂直シュート9を介して下部開口10に落下していく。このとき、幅規制体である固定側ガイド143と可動片140との間隔Wは一錠のみが通過できる間隔であるので、複数錠纏まって通過することがない。その結果、常に1錠ずつ放出することができ、誤服用となるのを防止することができる。
また、一対の回転ローラ117,125の間隙Gも取扱う錠剤の厚さTに対して0.6〜0,8の間隙であるので、複数錠纏まって放出されることがない。さらに、一対の回転ローラ117,125の周速は回転円盤116の周速よりも早く設定されている。このため、先に回転ローラ117,125に到達した錠剤のみが放出され、回転ローラ117,125間に挟持されたことが出口センサS05によって検出されるとそのタイミングで回転ローラ117,125の回転を停止させることで、次に到来する錠剤の放出を防止することができる。このようにして放出された錠剤は、その後、図1に示す本体分包機A側のシュート14に導入され、分包紙Bによって包装される。
次に、図11(b)で残留薬剤の回収時の錠剤の流れを説明すると、汎用錠剤補充容器101は、汎用錠剤放出本体102の上方から取外し、汎用錠剤放出本体102の下部両側に設けられた溝部132に汎用錠剤補充容器101のフランジ131を挿入して手で奥側に押し込む。すると、汎用錠剤補充容器101の小フタ108がストッパ133に当接して開かれた状態になる。この状態で、回転円盤116を回転させると回転円盤116上に残留していた錠剤は出口ローラ117と125に挟持されて一錠ずつ本体落下ガイド129を通過して落下して、汎用錠剤補充容器101側に収容される。このとき、残留薬剤回収動作開始時に回転円盤116に残留している錠剤の数量は不明であるので、錠剤落下センサ130の出力を監視し、一定時間落下する錠剤の通過が検出されなかったことによって、残留なしと判定して回転円盤116を停止して錠剤回収動作を完了する。
図12は錠剤分包装置1の制御ブロック図を示すものである。錠剤分包装置1内には全体制御部303が設けられ、この全体制御部303には筐体内通信路を介して、包装機A、複数の専用カセット3、及び複数の汎用錠剤放出装置100が接続されている。また、分包機全体制御部303はLANを経由して薬局内の処方箋システム301に接続されている。
汎用錠剤放出装置100内には汎用錠剤放出装置制御部304が設けられている。汎用錠剤放出装置制御部304には回転円盤116を回転駆動する第1のモータM01、汎用錠剤補充容器101の回転羽根106を回転駆動する第2のモータM02、上側の出口ローラ125及び下側の出口ローラ117を回転駆動するモータM03、錠剤幅調整装置127を回転駆動するモータM04、出口ローラ117,125の間隙を調整するモータM05、バーコードリーダ121、回転円盤の外周平板116b上の錠剤を検出するセンサS02、モータM04の原点検知センサS03、モータM05の原点検知センサS04、出口ローラ125の変位センサS05、錠剤落下センサ130、錠剤幅可変ダイヤルD1、錠剤厚さ可変ダイヤルD2がそれぞれ接続されている。
そして、処方箋に従って分包動作を開始する場合は、処方箋システム301から全体制御部303に対して、1服用当たりの薬剤名、数量、朝昼晩等の服用指示、日数等の指示が伝えられる。全体制御部303は、1服用当たりに必要な各薬剤が入っている専用カセット3に対して、必要な数量の払出し指示をする。同様に汎用錠剤放出装置100にも、必要な数量の分包指示が伝えられる。この分包指示に基づいて専用カセット3からの薬剤の放出、汎用錠剤放出装置100からの錠剤の放出、及び包装機Aにより放出された錠剤の包装が成されるものである。
次に、汎用錠剤放出装置100からの錠剤の放出動作について、図13のフローチャートを参照して説明する。すなわち、全体制御部303から汎用錠剤放出装置100の汎用錠剤放出装置制御部304にも、放出する数量指示が伝えられる。なお、この汎用錠剤放出装置制御部304は、予めこの汎用錠剤放出装置100に特定の寸法の錠剤を収容する準備操作において、そのサイズに対応して、ダイヤルD1を回転させて第4のモータM04を所定パルス駆動して、可動片140を移動させて、固定側ガイド143との間隔Wを処理する錠剤の幅の1.3倍程度として、錠剤が1個のみ順次通過できるように設定される。また、同様に、ダイヤルD2を回転させて、第5のモータM05を所定のパルス数駆動して、下側出口ローラ117と上側出口ローラ125との間隔Gを処理する錠剤の厚さの0.8倍程度として錠剤が1個のみ順次通過できるように設定される。
汎用錠剤放出装置制御部304は全体制御部303から放出すべき放出指令数量nを受信する(ST1)。放出指令数量nを受信すると汎用錠剤放出装置制御部304は上側出口ローラ125の変位を検出するセンサS05の出力に基づいて錠剤の放出数量を計数する第1のカウンタの値Cをゼロにクリアする。また、回転円盤116の外周平板116bの錠剤を検出するセンサS02の出力に基づいて錠剤の検出が所定時間途絶えたことを検出するタイマPをリセット(P=0)する(ST2)。これら第1のカウンタ及びタイマは図示しないが、汎用錠剤放出装置制御部304内のRAMに設けられている。
次に、第1のモータM01を駆動して回転円盤116を回転させる(ST3)。錠剤が出口ローラ117,125間を通過するまではセンサS05はONとならず(ST4=N)、タイマPが所定時間経過したかが判定される(ST5)。タイマPが所定時間経過していなければセンサS05が錠剤の通過を検出するまで繰り返す。回転円盤116が回転して錠剤が1個ずつ出口ローラ117,125間から放出されると、この放出された錠剤によって検出センサS05がONとなる(ST4=Y)。検出センサS05がONとなることにより、第1のカウンタの値Cがカウントアップ(C=C+1)されるとともにタイマPがリセットされる(P=0)(ST6)。カウントアップした結果、第1のカウンタの値Cが放出指令数量nと一致したか否かが判定される(ST7)。第1のカウンタの値Cが放出指令数量nと一致していないと(ST7=N)、ST4に戻って錠剤の放出が継続される。
一方、汎用錠剤放出本体102内の錠剤を全て放出してセンサS02によって回転円盤116の外周平板116bの上に錠剤の検出ができなくなり、タイマPが所定時間、例えば5秒経過すると(ST5=Y)、第2のモータM02を回転させて汎用錠剤補充容器101内の回転羽根106を90度回転させる。そして、回転羽根106を90度回転させると汎用錠剤補充容器101内に収容されている錠剤が汎用錠剤放出本体102内に落下する。回転円盤116が回転しているので、回転円盤116に落下した錠剤は再び放出開口129から放出される。
その後、タイマPをリセット(P=0)して(ST9)錠剤の放出を継続する。ST7で放出した錠剤の数Cが放出指令数量nに等しくなると(ST7=Y)、第1のモータM01を停止させて(ST10)回転円盤116の回転を停止させ、放出動作を終了する。
このように、本実施の形態によれば、回転円盤116には、汎用錠剤補充容器101内の回転羽根106の切欠き部に収容されている10〜20個程度の錠剤しか存在しないので、常に少量の放出となって錠剤の詰りや欠けが少なくなる。
次に、汎用錠剤放出本体102から汎用錠剤補充容器101に残留薬剤を回収する動作について、図14のフローチャートを用いて説明する。
次に、汎用錠剤放出本体102から汎用錠剤補充容器101に残留薬剤を回収する動作について、図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、作業者が錠剤分包装置1から汎用錠剤放出装置100を引出し(ST21)、汎用錠剤補充容器101を汎用錠剤放出本体102の上部から取外し、汎用錠剤放出本体102の下部に装着する(ST22)。汎用錠剤補充容器101の装着が完了すると、図示しない錠剤回収ボタン(指示手段)を操作する(ST23)。この薬剤回収ボタンが操作されると、汎用錠剤放出装置制御部304は汎用錠剤放出本体102に設けられた図示しないセンサにより、汎用錠剤放出本体102の下部に汎用錠剤補充容器101が装着されているかを確認する(ST24)。この判断の結果、汎用錠剤放出本体102の下部に汎用錠剤補充容器101が装着されていないと(ST24=N)、「汎用錠剤補充容器が装着されていません」とのメッセージを出力(ST25)して汎用錠剤補充容器101の装着(ST22)に戻る。これは、汎用錠剤補充容器101が装着されていない状態で残留薬剤の回収動作を行うと、回収した錠剤が装置外に散乱してしまうためである。
汎用錠剤補充容器101が汎用錠剤放出本体102の下部に装着されていることが確認されると(ST24=Y)、錠剤落下センサ130により放出される薬剤が所定時間検出されないことを判定するためのタイマであるカウンタPがリセット(P=0)される(ST26)。そして、第1のモータM01を回転させることにより(ST27)、汎用錠剤放出本体102の薬剤収容部内の薬剤が薬剤放出部を介して汎用錠剤補充容器101に回収される。
汎用錠剤放出本体102の錠剤が放出されると、落下シュート129に設けられた放出錠剤検出センサ130によって錠剤が検出される(ST28)。しかしながら、汎用錠剤放出本体102の錠剤が全て放出されると、放出錠剤検出センサ130によって錠剤の検出ができなくなる(ST28=N)。すると、タイマであるカウンタPがカウントアップし(ST29)、カウント値がmになったか否かを判定する(ST30)。このカウント値mは約5秒間錠剤が通過しないときにカウントされる値に設定されている。カウンタPのカウント値がmに達すると(ST30=Y)、汎用錠剤放出本体102の錠剤が無くなったものと判定し、第1モータM01の回転を停止させる(ST31)。そして、「残留錠剤の回収が完了しました」とのメッセージを出力する(ST32)。
その後、作業者は錠剤が回収されて、錠剤が収容された汎用錠剤補充容器101を汎用錠剤放出本体102の下部から取外して、錠剤分包装置1の予備容器棚15(図1参照)に収納して保管する。そして、次に使用する汎用錠剤補充容器101を予備容器棚15から取出して、汎用錠剤放出本体102の上に装着する。その後、汎用錠剤放出装置100を収容したスライド棚2aを錠剤分包装置1内に戻して、残留薬剤の回収が完了する。
なお、上記した実施形態では、錠剤幅調整装置127の錠剤幅を手動回転ダイヤルD1で設定し、錠剤の厚さ規制するための出口ローラ117,125間の間隔を手動回転ダイヤルD2で設定するようにしたが、必ずしもダイヤルで設定しなくとも良い。
例えば、図12のブロック図の処方箋システム301には、図示しない錠剤寸法パラメータ記憶部が接続されていて、少なくともそれぞれの錠剤名に対応して、錠剤の厚さ寸法Tと幅寸法Rが保持されている。なお錠剤には円形のもとと、長円形のものがあるので、幅寸法は短径R1と長径R2という2つの値を保持している。R1=R2であれば、これは円形錠剤である。
錠剤分包機1に対して、特定の処方箋が入力され分包の実行が指示されると、そこには複数の薬剤名が付与されていて、最初に専用錠剤カセット3にその錠剤が在庫しているものは、それより払い出しすることとして、それ以外の錠剤は汎用錠剤放出装置100に割り付けられる。
該当の錠剤の錠剤寸法パラメータ記憶部を参照して、厚さTと短径R1を、分包機全体制御部303を介して、汎用錠剤放出装置制御部304に送信する。汎用錠剤放出装置制御部304では、モータM04とM05の回転ステップ数を
例えば G=0.8×T
W=1.3×R1
に相当する寸法になるように設定して、モータM04,M05を設定分だけ駆動する。
例えば G=0.8×T
W=1.3×R1
に相当する寸法になるように設定して、モータM04,M05を設定分だけ駆動する。
錠剤寸法パラメータがパラメータ記憶部に存在しない場合は、処方箋システム301の手入力装置から入力することにより、厚さTと短径R1とを設定入力することによりモータM04,M05の回転数を設定する。
さらに、処方箋システム301に手入力装置が設けられていない場合は、上記の実施形態に記載したように手動回転ダイヤルによって設定する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、汎用錠剤放出本体から錠剤を放出する際に、錠剤のサイズに応じて幅規制部材と厚さ規制部材とを適切な位置に移動させて錠剤を放出することができ、1台の汎用錠剤放出装置で種々のサイズの錠剤を放出することができるものである。
本発明のいくつかの実施形態、変形例を説明したが、これらの実施形態、変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態、変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・錠剤分包装置
2a,2b,2c・・・スライド棚
3・・・専用錠剤カセット
100・・・汎用錠剤放出装置
101・・・汎用錠剤補充容器
102・・・汎用錠剤放出本体
109・・・下本体
110・・・上本体
116・・・回転円盤
117・・・下側出口ローラ(一方の回転手段/放出手段)
123・・・外周ガイド体
123a・・・放出開口
125・・・上側出口ローラ(他方の回転手段/放出手段)
125b・・・仕切り板
126・・・出口ローラ駆動機構(厚さ規制手段)
127・・・錠剤幅調整装置
130・・・錠剤落下センサ
140・・・可動片(可動側ガイド/幅ガイド体)
143・・・固定側ガイド(幅ガイド体)
A・・・分包機
D1・・・手動回転ダイヤル(幅設定用第1操作入力部)
D2・・・手動回転ダイヤル(厚さ設定用第2操作入力部)
2a,2b,2c・・・スライド棚
3・・・専用錠剤カセット
100・・・汎用錠剤放出装置
101・・・汎用錠剤補充容器
102・・・汎用錠剤放出本体
109・・・下本体
110・・・上本体
116・・・回転円盤
117・・・下側出口ローラ(一方の回転手段/放出手段)
123・・・外周ガイド体
123a・・・放出開口
125・・・上側出口ローラ(他方の回転手段/放出手段)
125b・・・仕切り板
126・・・出口ローラ駆動機構(厚さ規制手段)
127・・・錠剤幅調整装置
130・・・錠剤落下センサ
140・・・可動片(可動側ガイド/幅ガイド体)
143・・・固定側ガイド(幅ガイド体)
A・・・分包機
D1・・・手動回転ダイヤル(幅設定用第1操作入力部)
D2・・・手動回転ダイヤル(厚さ設定用第2操作入力部)
Claims (8)
- 薬剤を収容する薬剤収容部の外周を形成するとともに、その一部に薬剤の放出開口を形成した外周ガイド体と、
前記外周ガイド体の内部に設けられて前記薬剤収容部の底部を形成し、回転することにより前記薬剤収容部に収容された薬剤を外周方向に移動させる回転円盤と、
前記外周ガイド体の前記放出開口近傍に、その回転軸が前記外周ガイド体の外周の概ね接線方向となるように設けられ、回転することにより前記放出開口から薬剤を挟持して前記外周ガイド体の径方向に放出する一対の回転手段を有する放出手段と、
前記一対の回転手段の間隔を調整することにより、1つの薬剤は通過し、複数の薬剤が重なった場合、1つの薬剤のみが放出される厚さ方向規制手段と、
を具備する薬剤供給装置。 - 前記一対の回転手段は、前記放出開口を塞ぐ状態で設けられ、一方の回転手段の軸が固定して設けられ、他方の回転手段の軸が前記一方の回転手段の軸に対して接離する方向に移動可能かつ接触方向に弾性付勢されており、
前記厚さ方向規制手段は、前記他方の回転手段の軸を移動させることにより放出される薬剤の厚さ方向を規制する、
ことを特徴とする請求項1記載の薬剤供給装置。 - 前記厚さ方向規制手段は、前記一方の回転手段の軸に対して他方の回転手段の軸を接離する方向に駆動する厚さ方向駆動手段と、
前記薬剤収容部に収容される薬剤の種類に基づいて前記厚さ方向駆動手段を駆動する制御手段と、
を具備する請求項2記載の薬剤供給装置。 - 前記厚さ方向規制手段は、前記他方の回転手段の薬剤放出方向手前に設けられ、前記他方の回転手段の移動とともに移動し、複数の薬剤が重なった場合に下側の薬剤のみを通過させる仕切り板、
をさらに有する請求項2または請求項3記載の薬剤供給装置。 - 前記薬剤収容部に収容される薬剤の種類に基づいて、前記他方の回転手段の軸の位置を設定する第1の操作入力部をさらに有する、
請求項2乃至請求項4の何れか一項記載の薬剤供給装置。 - 前記外周ガイド体の前記放出開口近傍に設けられ、通過する薬剤の幅を規制する幅ガイド体と、
前記幅ガイド体の位置を駆動するガイド体駆動手段と、
前記薬剤収容部に収容される薬剤の種類に基づいて、前記幅ガイド体の位置を設定する第2の操作入力部と、
をさらに有する請求項5記載の薬剤供給装置。 - 前記第1の操作入力部及び前記第2の操作入力部は、手動で回転可能なダイヤルで形成されている、
請求項6記載の薬剤供給装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の薬剤供給装置が複数収納されたスライド棚部と、
前記スライド棚部の下方に設けられ、前記薬剤供給装置から放出された薬剤を分包紙で分包する分包機と、
を具備する薬剤分包装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019179218A JP2021053114A (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 薬剤供給装置及び薬剤分包装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019179218A JP2021053114A (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 薬剤供給装置及び薬剤分包装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021053114A true JP2021053114A (ja) | 2021-04-08 |
Family
ID=75271682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019179218A Pending JP2021053114A (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 薬剤供給装置及び薬剤分包装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021053114A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022250024A1 (ja) * | 2021-05-25 | 2022-12-01 | 株式会社トーショー | 薬剤分包機 |
-
2019
- 2019-09-30 JP JP2019179218A patent/JP2021053114A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022250024A1 (ja) * | 2021-05-25 | 2022-12-01 | 株式会社トーショー | 薬剤分包機 |
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