JP2021050772A - 液化天然ガスタンク用断熱材およびその施工方法並びに液化天然ガスタンク - Google Patents
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Abstract
Description
一方、LNGタンクの外表面に多数の断熱材パネルを設けると、LNGタンクと断熱材パネルとの間の固定部や断熱材パネルの目地部により断熱効果が低下してしまうという問題点もある。
しかし、特許文献1に開示された技術でも、鋼板の収縮による樹脂発泡材の亀裂や剥離の問題点が依然として残り、またその施工にも高いコストがかかるという問題点がある。
しかし、特許文献2に開示された技術では、鋼板の収縮による樹脂発泡材の亀裂や剥離の問題点を未だ解決できない。さらに、硬質発泡性プラスチックのブロックを用いて曲面形状の硬質発泡性プラスチックを切り出すと、残材が発生して製造コスト上や環境上問題となるとともに、カッター装置や曲げ型の使用が必須であるため作製が煩雑になるという問題点もある。
すなわち本発明は以下の通りである。
前記断熱材は、樹脂発泡体からなる層と真空断熱材からなる層とを含み、
前記断熱材は、前記タンク鋼板側から外側に向かって前記樹脂発泡体からなる層の密度が減少する密度勾配を有する
ことを特徴とする液化天然ガスタンク用断熱材。
2.前記断熱材は、前記真空断熱材からなる層を複数層有し、かつ、前記真空断熱材からなる層が前記樹脂発泡体からなる層にサンドイッチされた構造を有することを特徴とする前記1に記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
3.前記樹脂発泡体が、ポリウレタンフォームであることを特徴とする前記1または2に記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
4.前記樹脂発泡体からなる層は、前記タンク鋼板側から外側に向かって、80kg/m3〜30kg/m3の範囲で密度が減少する密度勾配を有することを特徴とする前記1〜3のいずれかに記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
5.前記断熱材の厚さが、300mm〜500mmの範囲内であることを特徴とする前記1〜4のいずれかに記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
6.前記断熱材の厚さ方向と直交する方向に平面を有するように、ガラスメッシュが設けられてなることを特徴とする前記1〜5のいずれかに記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
7.液化天然ガスタンクのタンク鋼板の外表面に、樹脂発泡体からなる層と真空断熱材からなる層とを含む断熱材を設ける断熱材形成工程を有し、
前記断熱材形成工程によって、前記断熱材は、前記タンク鋼板側から外側に向かって前記樹脂発泡体の密度が減少する密度勾配を有する
ことを特徴とする液化天然ガスタンク用断熱材の施工方法。
8.前記樹脂発泡体からなる層が、ポリウレタンフォームによって形成され、
前記断熱材形成工程は、前記タンク鋼板または前記真空断熱材上に前記ポリウレタンフォームの吹き付ける吹付工程を含み、
前記吹付工程は、前記タンク鋼板または前記真空断熱材上に密度の異なるポリウレタンフォームを複数回にわたり吹き付けて前記タンク鋼板の外表面に断熱材を形成するものであり、
前記吹付工程によって、前記断熱材は、前記タンク鋼板側から外側に向かって前記ポリウレタンフォームの密度が減少する密度勾配が形成される
ことを特徴とする前記7に記載の液化天然ガスタンク用断熱材の施工方法。
9.前記断熱材は、前記真空断熱材からなる層を複数層有し、かつ、前記真空断熱材からなる層が前記樹脂発泡体からなる層にサンドイッチされた構造を有することを特徴とする前記8に記載の液化天然ガスタンク用断熱材の施工方法。
10.前記1〜6のいずれかに記載の液化天然ガスタンク用断熱材が、タンク鋼板の外表面に設けられてなることを特徴とする液化天然ガスタンク。
11.船舶に固定される前記10に記載の液化天然ガスタンク。
12.タイプCである前記11に記載の液化天然ガスタンク。
また本発明の液化天然ガスタンク用断熱材の施工方法は、液化天然ガスタンクのタンク鋼板の外表面に、樹脂発泡体からなる層と真空断熱材からなる層とを含む断熱材を設ける断熱材形成工程を有し、前記断熱材形成工程によって、前記断熱材は、前記タンク鋼板側から外側に向かって前記樹脂発泡体の密度が減少する密度勾配を有することを特徴としているので、液化天然ガスタンクの鋼板に顕著な熱収縮が生じた場合でも亀裂や剥離等が抑制され、ボイルオフガス(BOG)の発生およびボイルオフレート(BOR)を十分に抑制でき、特許文献2に記載のような硬質発泡性プラスチックのブロックを用いた切り出しを必要としないので、製造コスト上かつ環境上有利となり、施工も容易である。
また本発明の液化天然ガスタンクは、前記本発明の断熱材を備えていることを特徴としているので、液化天然ガスタンクの鋼板に顕著な熱収縮が生じた場合でも亀裂や剥離等が抑制される。また、断熱性に優れ、製造コスト上かつ環境上有利であるとともに、施工性にも優れる。
そこで本出願人は、液化天然ガスタンクのタンク鋼板の外表面に設けられ樹脂発泡体を含む断熱材であって、タンク鋼板側から外側に向かって樹脂発泡体の密度を減少させる技術を提案している(特願2019−92827号)。この技術によれば、液化天然ガスタンクの鋼板に顕著な熱収縮が生じた場合でも亀裂や剥離等が抑制され、施工も容易な断熱材を提供できるが、十分に抑制されたボイルオフガス(BOG)およびボイルオフレート(BOR)を達成するには、断熱材の厚さを例えば300mm〜500mm程度で設けてもその達成が不可能であることが判明し、その達成には樹脂発泡材をさらに厚く設ける必要があり、当該タンクが巨大化することが懸念された。
本発明では、前記特許文献1や特許文献2に開示された技術における問題点を解決するとともに、十分に抑制されたボイルオフガス(BOG)およびボイルオフレート(BOR)を達成することができる。
図1は、本発明に適用され得るタイプCの液化天然ガスタンクを説明するための図であり、図1(a)は液化天然ガスタンクの長手方向の側面図であり、(b)は液化天然ガスタンクの直径方向の正面図である。
図2は、本発明の断熱材を説明するための断面図である。
図2において、本発明の断熱材20は、圧力容器の鋼板121上に、鋼板121側から外側(A方向)に向かって樹脂発泡体からなる層21、真空断熱材からなる層22、樹脂発泡体からなる層23がこの順で設けられ、樹脂発泡体からなる層23の密度は、樹脂発泡体からなる層21の密度よりも低く設定されている。すなわち、本発明の断熱材20は、圧力容器の鋼板121側から外側(A方向)に向かって樹脂発泡体からなる層の密度が減少する密度勾配を有する。また、樹脂発泡体からなる層23の上部、すなわち断熱材の最表面側には、さらに亀裂や剥離を抑制する目的でFRP(繊維強化プラスチック)やポリウレア樹脂からなる補強層26を設けることもできる。
図3において、本発明の断熱材200は、圧力容器の鋼板121上に、鋼板121側から外側(A方向)に向かって樹脂発泡体からなる層21、真空断熱材からなる層22、樹脂発泡体からなる層23、真空断熱材からなる層24、樹脂発泡体からなる層25がこの順で設けられ、樹脂発泡体からなる層23および/または25の密度は、樹脂発泡体からなる層21の密度よりも低く設定されている。すなわち、本発明の断熱材200は、圧力容器の鋼板121側から外側(A方向)に向かって樹脂発泡体からなる層の密度が減少する密度勾配を有する。また、樹脂発泡体からなる層23の上部、すなわち断熱材の最表面側には、さらに亀裂や剥離を抑制する目的でFRP(繊維強化プラスチック)やポリウレア樹脂からなる補強層26を設けることもできる。
図3の形態では、真空断熱材からなる層が複数層設けられ、真空断熱材からなる層22が樹脂発泡体からなる層21および23にサイドイッチされた構造を有し、真空断熱材からなる層24が樹脂発泡体からなる層23および25にサイドイッチされた構造を有する。
この図3の形態によれば、液化天然ガスタンクの鋼板に顕著な熱収縮が生じた場合でも亀裂や剥離等が一層抑制され、ボイルオフガス(BOG)の発生およびボイルオフレート(BOR)を十分に抑制することができる。また、樹脂発泡体からなる層21、23および25が真空断熱材からなる層22、24を保護する役割を果たし、物理的な衝撃等に対する優れた耐衝撃性を提供できる。また、耐突刺性も良好となる。
また、樹脂発泡体からなる層23の密度は、例えば33kg/m3〜67kg/m3であり、好ましくは42kg/m3〜58kg/m3である。
また、樹脂発泡体からなる層25の密度は、例えば30kg/m3〜55kg/m3であり、好ましくは35kg/m3〜50kg/m3である。
なお、樹脂発泡体からなる層21と23との密度差は、例えば3kg/m3〜13kg/m3であり、好ましくは5kg/m3〜11kg/m3である。
樹脂発泡体からなる層23と25との密度差は、例えば3kg/m3〜13kg/m3であり、好ましくは5kg/m3〜11kg/m3である。
樹脂発泡体からなる層23の厚さとしては、例えば100mm〜240mmであり、120mm〜220mmが好ましい。
樹脂発泡体からなる層25の厚さとしては、例えば100mm〜240mmであり、120mm〜220mmが好ましい。
引張強さは、JIS A 9511「発泡プラスチック保温材」により一般的に測定される。
とくに好適な前記施工方法は、前記樹脂発泡体からなる層が、ポリウレタンフォームによって形成され、前記断熱材形成工程は、前記タンク鋼板または前記真空断熱材上に前記ポリウレタンフォームの吹き付ける吹付工程を含み、前記吹付工程は、例えば図3で示したようなサンドイッチ構造を有するように、密度の異なるポリウレタンフォームを複数回にわたり吹き付ける工程であるのが好ましい。この吹付工程によって、前記断熱材は、前記タンク鋼板側から外側に向かって前記ポリウレタンフォームの密度が減少する密度勾配が形成される。
ポリウレタンフォームの吹き付けは公知技術を適用することができる。例えばポリウレタンフォームを2液型とし、圧力および温度を制御しながら2液を撹拌し、スプレーにより吹き付ける方法が挙げられる。
また、LNG輸送時に船舶が波乱等を受けても、真空断熱材が例えばポリウレタンフォーム間に接着固定されていることから、樹脂発泡体からなる層と真空断熱材からなる層との間に隙間が発生しにくく、断熱性能の低下の懸念が払拭される。
具体的には、図3に示す形態において、樹脂発泡体からなる層21、23および25として2液型のポリウレタンフォームを用い、芯材がグラスウールである真空断熱材22、24を用い、樹脂発泡体からなる層21の密度を60kg/m3、樹脂発泡体からなる層23の密度を50kg/m3、樹脂発泡体からなる層25の密度を40kg/m3とし、真空断熱材22、24の平面面積を10,000cm2、厚さを10mmとし、断熱材の合計厚さを400mmとしたときに、鋼板が熱収縮しても断熱材に亀裂や剥離が生じず、ボイルオフガス(BOG)の発生およびボイルオフレート(BOR)を十分に抑制できることを確認している。
12 圧力容器
14 架台
20、200 本発明の断熱材
21、23、25 樹脂発泡体からなる層
22、24 真空断熱材からなる層
26 補強層
121 鋼板
42 ガラスメッシュ
Claims (12)
- 液化天然ガスタンクのタンク鋼板の外表面に設けられる断熱材であって、
前記断熱材は、樹脂発泡体からなる層と真空断熱材からなる層とを含み、
前記断熱材は、前記タンク鋼板側から外側に向かって前記樹脂発泡体からなる層の密度が減少する密度勾配を有する
ことを特徴とする液化天然ガスタンク用断熱材。 - 前記断熱材は、前記真空断熱材からなる層を複数層有し、かつ、前記真空断熱材からなる層が前記樹脂発泡体からなる層にサンドイッチされた構造を有することを特徴とする請求項1に記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
- 前記樹脂発泡体が、ポリウレタンフォームであることを特徴とする請求項1または2に記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
- 前記樹脂発泡体からなる層は、前記タンク鋼板側から外側に向かって、80kg/m3〜30kg/m3の範囲で密度が減少する密度勾配を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
- 前記断熱材の厚さが、300mm〜500mmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
- 前記断熱材の厚さ方向と直交する方向に平面を有するように、ガラスメッシュが設けられてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液化天然ガスタンク用断熱材。
- 液化天然ガスタンクのタンク鋼板の外表面に、樹脂発泡体からなる層と真空断熱材からなる層とを含む断熱材を設ける断熱材形成工程を有し、
前記断熱材形成工程によって、前記断熱材は、前記タンク鋼板側から外側に向かって前記樹脂発泡体の密度が減少する密度勾配を有する
ことを特徴とする液化天然ガスタンク用断熱材の施工方法。 - 前記樹脂発泡体からなる層が、ポリウレタンフォームによって形成され、
前記断熱材形成工程は、前記タンク鋼板または前記真空断熱材上に前記ポリウレタンフォームの吹き付ける吹付工程を含み、
前記吹付工程は、前記タンク鋼板または前記真空断熱材上に密度の異なるポリウレタンフォームを複数回にわたり吹き付けて前記タンク鋼板の外表面に断熱材を形成するものであり、
前記吹付工程によって、前記断熱材は、前記タンク鋼板側から外側に向かって前記ポリウレタンフォームの密度が減少する密度勾配が形成される
ことを特徴とする請求項7に記載の液化天然ガスタンク用断熱材の施工方法。 - 前記断熱材は、前記真空断熱材からなる層を複数層有し、かつ、前記真空断熱材からなる層が前記樹脂発泡体からなる層にサンドイッチされた構造を有することを特徴とする請求項8に記載の液化天然ガスタンク用断熱材の施工方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の液化天然ガスタンク用断熱材が、タンク鋼板の外表面に設けられてなることを特徴とする液化天然ガスタンク。
- 船舶に固定される請求項10に記載の液化天然ガスタンク。
- タイプCである請求項11に記載の液化天然ガスタンク。
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