JP2021048736A - 電気接続箱およびワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】配索された電線が持ち上げられたときのサイドカバーの浮きあがりやガタツキを抑制することができる電気接続箱およびワイヤハーネスを提供する。【解決手段】電気接続箱1は、電子部品100が収容される筐体2と、筐体2の周壁20に取り付けられるサイドカバー6と、筐体2およびサイドカバー6で形成され、電子部品100に電力を供給する配索材W2を筐体2の外部に導出する配索材導出部10とを備える。サイドカバー6は、周壁20の一部となる周壁部61と、周壁部61から突出して形成され、配索材導出部10の一部となる突出部62と、周壁部61を挟んで突出部62と反対側の延在方向に延在する補助カバー部63とを有する。周壁部61は、突出部62を挟んで配置され、係止受け部31と係合可能に設けられた第1係止部64a,64bを有する。補助カバー部63は、係止受け部31と係合可能に設けられた第2係止部64cを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、電気接続箱およびワイヤハーネスに関する。
従来、自動車等の車両に搭載され、ワイヤハーネス、ヒューズ、リレー等の電子部品を集約して内部に収容する電気接続箱(ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックス等とも呼ばれる)が知られている。
電気接続箱は、本体ケースと、本体ケース内に組み付けられるベースと、本体ケースの周壁に形成された切り欠き部を塞ぐサイドカバーと、本体ケースの上面側に組み付けられるアッパーカバーとを備えた構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。サイドカバーは、本体ケースの上端側から深さ方向にスライドさせることで切り欠き部を塞ぐ位置に配置され、複数のロックと係合することでベースおよび本体ケースに固定される。
また、電気接続箱は、筐体の外周面のうち、スタッドボルトが設置された位置に近接してサイドカバーが取り付けられ、筐体とサイドカバーとにより形成された側部空間部を有するものがある(例えば、特許文献2参照)。側部空間部は、筐体の下方側端部に形成された開口部を介して筐体の外部と連通する。電線は、スタッドボルトが設置された内部空間部から、筐体の外周側の側部空間部に対して延在し、側部空間部を貫通し、開口部を介して筐体外部に配索される。
特開2014−236655号公報 特開2016−96674号公報
ところで、従来の電気接続箱には、電線が、スタッドボルトが設置された内部空間から側部空間部を経由し、開口部から筐体外部に向けて略水平方向に配索されるものがある。このような電気接続箱では、サイドカバーに沿って配索された電線が上方向に持ち上げられると、係止機構によりサイドカバーが筐体に係止されているにも関わらず、当該サイドカバーの浮きあがりやガタツキが生じるおそれがあり、改善の余地がある。
本発明は、配索された電線が持ち上げられたときのサイドカバーの浮きあがりやガタツキを抑制することができる電気接続箱およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、1以上の電子部品が収容される筐体と、前記筐体の周壁に取り付けられるサイドカバーと、前記筐体および前記サイドカバーによって形成され、前記電子部品に電力を供給する配索材を前記筐体の外部に導出する配索材導出部と、を備え、前記筐体は、前記サイドカバーが前記周壁に取り付けられた取付状態において、前記サイドカバーを係止する複数の係止受け部を有し、前記サイドカバーは、前記周壁の一部となる周壁部と、前記周壁部から突出して形成され、前記配索材導出部の一部となる突出部と、前記周壁部を挟んで前記突出部と反対側の延在方向に延在して形成される補助カバー部と、を有し、前記周壁部は、前記突出部を挟んで配置され、前記係止受け部と係合可能に設けられた一対の第1係止部を有し、前記補助カバー部は、前記係止受け部と係合可能に設けられた第2係止部を有することを特徴とする。
また、上記電気接続箱では、前記筐体および前記サイドカバーによって形成され、前記電子部品と電気的に接続される締結部材を収容する収容空間部をさらに備え、前記配索材は、前記収容空間部において前記締結部材と電気的に接続され、前記補助カバー部は、前記周壁部から前記締結部材を覆うように延在して形成されており、前記取付状態において前記収容空間部に連通し、かつ前記サイドカバーを上方向から視た場合に前記締結部材が視認可能な貫通孔を有し、前記第2係止部は、前記延在方向において、前記貫通孔を挟んで前記周壁部と反対側に配置されるものである。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、配索材と、1以上の電子部品が収容される筐体と、前記筐体の周壁に取り付けられるサイドカバーと、前記筐体および前記サイドカバーによって形成され、前記配索材を前記筐体の外部に導出する配索材導出部とを備える電気接続箱と、を備え、前記筐体は、前記サイドカバーが前記周壁に取り付けられた取付状態において、前記サイドカバーを係止する複数の係止受け部を有し、前記サイドカバーは、前記周壁の一部となる周壁部と、前記周壁部から突出して形成され、前記配索材導出部の一部となる突出部と、前記周壁部を挟んで前記突出部と反対側の延在方向に延在して形成される補助カバー部と、を有し、前記周壁部は、前記突出部を挟んで配置され、前記係止受け部と係合可能に設けられた一対の第1係止部を有し、前記補助カバー部は、前記係止受け部と係合可能に設けられた第2係止部を有することを特徴とする。
本発明に係る電気接続箱およびワイヤハーネスによれば、配索された電線が持ち上げられたときのサイドカバーの浮きあがりやガタツキを抑制することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る電気接続箱の要部を拡大視した斜視図である。 図4は、実施形態に係るサイドカバーの概略構成を示す平面図である。 図5は、実施形態に係るサイドカバーの概略構成を示す斜視図である。 図6は、実施形態に係るサイドカバーの係止機構の概略構成を示す縦断面図である。 図7は、実施形態に係るサイドカバーの係止機構の概略構成を示す縦断面図である。
以下に、本発明に係る電気接続箱およびワイヤハーネスの実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態]
まず、本実施形態に係る電気接続箱およびワイヤハーネスについて説明する。図1は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す分解斜視図である。図3は、実施形態に係る電気接続箱の要部を拡大視した斜視図である。図4は、実施形態に係るサイドカバーの概略構成を示す平面図である。図5は、実施形態に係るサイドカバーの概略構成を示す斜視図である。図6および図7は、実施形態に係るサイドカバーの係止機構の概略構成を示す縦断面図である。なお、図1、図4、図5では、配索材W1,W2を二点鎖線で示し、図3、図6では、配索材W2を実線で示している。また、図4は、サイドカバーを上方向から視たものである。
ここで、各図のX方向は、本実施形態における電気接続箱の幅方向である。Y方向は、本実施形態における電気接続箱の奥行方向であり、幅方向と直交する方向である。Z方向は、本実施形態における電気接続箱の上下方向であり、幅方向および奥行方向と直交する方向である。Z1方向は上方向であり、電気接続箱の一部を構成するサイドカバーの取り外し方向である。Z2方向は下方向であり、サイドカバーの取付方向である。本実施形態では、Z方向は鉛直方向と一致する方向である。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられ、電気接続箱が車両に搭載された状態での方向として説明する。
本実施形態における電気接続箱1は、自動車等の車両(不図示)に搭載されて、バッテリ等の電源から供給される電力を、電子部品100を介して、車両に搭載された各種電子機器(不図示)に分配するものである。電気接続箱1は、図1に示すように、ワイヤハーネスWHに組み込まれ、配索材W1,W2等の接続処理用部品を構成するコネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等の複数の電子部品100を集約して内部に収容するものである。
ワイヤハーネスWHは、例えば、車両内の電子機器間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる1以上の配索材W1,W2を、コネクタ等(不図示)で一度に各電子機器に接続するようにしたものである。なお、ワイヤハーネスWHは、不図示のグロメット、プロテクタ、固定具等を含んで構成されてもよい。配索材W1,W2は、例えば、導電性を有する導体部(芯線)と、当該導体部の外側を覆う絶縁性の被覆部とを含んで構成されたものである。芯線は、複数の金属素線を撚り合わせた撚線であってもよいし、金属製の単線であってもよい。配索材W2は、いわゆる端子付き電線であり、例えば、一方の端末には筐体2の外部にある電源に接続され、他方の端末には、後述するスタッドボルトSが接続される。配索材W2は、筐体2の外部の電源等から、スタッドボルトSを介して、複数の電子部品100に電力を供給するものである。配索材W2は、端子と、電線本体とを有する。端子は、例えば、金属製のLA端子であり、スタッドボルトSに締結されることで、後述するバスバー24と電気的に接続される。端子は、延在方向における一方の端部に、スタッドボルトSが挿通される貫通孔を有する。端子は、スタッドボルトSに締結された状態において、第2収容空間部22から配索材導出部10に向けて延在して形成される。電線本体は、導電性を有し、車体側の電源等の電子部品と端子とを電気的に接続するものである。電線本体は、複数の導線を束ね、束ねた状態の導線の外周を絶縁体で被覆して形成される。電線本体は、第2収容空間部22に少なくとも端部を含む一部が位置する。電線本体は、端部において導線が絶縁体の外部に露出し、上述した端子が圧着される。
電気接続箱1は、例えば、車両のエンジンルーム等、外部環境に曝される場所に設置され、電源と車両内の電子機器との間に接続されている。なお、電気接続箱1は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックス等とも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。電気接続箱1は、例えば、筐体2の外側に設けられた複数のブラケット部7(図1、図2)を車両の車体(不図示)に接触させて、ボルトやナット等の締結部材で締結することにより車両に固定される。電気接続箱1は、筐体2と、サイドカバー6と、配索材導出部10とを備える。
筐体2は、図2に示すように、絶縁性を有する合成樹脂材料等によって箱形状に形成され、内部に形成された内部空間部2aに1以上の電子部品100を収容する。ここで、電子部品100の少なくとも一部は、筐体2に形成された開口(例えば下方側開口部3b)から内部空間部2aに挿入された配索材W1が接続されている。筐体2は、フレーム3と、アッパーカバー4と、ロアカバー5とを備え、下方側からロアカバー5、フレーム3、アッパーカバー4の順番に複数の層(3層)が積層された構造、すなわち複数の筐体部材に分割された構造となっている。
フレーム3は、筐体部材の一例であり、筐体2の一部である。フレーム3は、図1および図2に示すように、上下方向から見た場合に、外周形状が略矩形状に形成されている。フレーム3は、内部空間部3aを有する。内部空間部3aは、筐体2の内部空間部2aの一部である。フレーム3は、下方側端部に下方側開口部3bが、上方側端部に上方側開口部3cが形成される。フレーム3は、下方側開口部3bと上方側開口部3cとが上下方向において内部空間部3aを介して連通する中空形状に形成される。本実施形態に係るフレーム3は、内部空間部3aが複数の区画に分割されている。内部空間部3aは、電子部品100が収容される第1収容空間部21と、後述するスタッドボルトSおよび配索材W2が収容される第2収容空間部22とに分割されている。第1収容空間部21は、筐体2の周壁20と、内部空間部3aを2つの区画に分割する隔壁32とによって形成される空間である。第2収容空間部22は、筐体2の周壁20とサイドカバー6とにより形成される空間である。フレーム3は、複数のブラケット部7と、スタッドボルトSと、複数の係止受け部31とを有する。
ブラケット部7は、フレーム3の下方側端部から下方側に延在し、外側に屈曲する部分である。ブラケット部7は、固定部7aと、貫通孔7bとを有する。固定部7aは、車体に対して固定される部分である。貫通孔7bは、固定部7aに設けられブラケット部7の上下方向に貫通する孔である。ブラケット部7は、貫通孔7bが車体のスタッドボルト(不図示)に挿通された状態でナット締めされることにより、固定部7aが車体に固定される。本実施形態では、フレーム3を挟んで幅方向の両端にそれぞれブラケット部7が設けられている。
スタッドボルトSは、締結部材の一例である。スタッドボルトSは、周壁20の内周面と連結したスタッドボルトS用の取付部材23に取り付けられ、上方側に立設した状態で第2収容空間部22に設置される(図7)。スタッドボルトSは、第1収容空間部21から第2収容空間部22に突出したバスバー24と、第2収容空間部22を挿通する配索材W2とを電気的に接続する。例えば、車両内の電源から配索材W2を介して電力が供給され、スタッドボルトSによって一箇所で電力の受け渡しが行われ、電力がバスバー24を介して各電子部品100に分配される。スタッドボルトSは、外周に螺子溝が切られており、スタッドボルトSに配索材W2の端末に圧着された端子を挿入した後、ナットNを挿入して螺合して、当該端子を締結する。配索材W2は、第2収容空間部22において、端末に圧着された端子を介してスタッドボルトSと電気的に接続される。
複数の係止受け部31は、第1係止受け部31a,31b、第2係止受け部31cを含むものであり、サイドカバー6が筐体2の周壁20に取り付けられた取付状態において、後述するサイドカバー6に設けられた複数の係止部64と係合する部分である。第1係止受け部31a,31bは、周壁20に配索材導出部10の一部を挟んで形成される。第1係止受け部31a,31bは、複数の係止部64のうちの第1係止部64a,64bが上方向から挿入され、当該第1係止部64a,64bと係合する。第2係止受け部31cは、複数の係止部64のうちの第2係止部64cが上方向から挿入され、当該第2係止部64cと係合する。
アッパーカバー4は、筐体部材の一例であり、筐体2の一部である。アッパーカバー4は、フレーム3の上方側に位置し、かつフレーム3の上方側開口部3cを閉塞するものである。アッパーカバー4は、上下方向から見た場合に、外周形状がフレーム3の外周形状と同一(略同一も含む)の略矩形状に形成されている。アッパーカバー4は、内部空間部4aを有する。内部空間部4aは、筐体2の内部空間部2aの一部である。したがって、筐体2の内部空間部2aは、フレーム3の内部空間部3a、アッパーカバー4の内部空間部4a、ロアカバー5の内部空間部5aによって構成されることとなる。アッパーカバー4は、下方側端部に下方側開口部4bが形成される。アッパーカバー4は、内部空間部4aと下方側開口部4bとが連通する蓋状に形成される。アッパーカバー4は、フレーム3に対して組み付けた状態において、下方側開口部4bを、フレーム3の上方側開口部3cと上下方向に対向させた状態で、アッパーカバー4の側面に設けられた係止機構によりフレーム3に係止される。
ロアカバー5は、筐体部材の一例であり、筐体2の一部である。ロアカバー5は、フレーム3の下方側に位置し、かつフレーム3の下方側開口部3bを閉塞するものである。ロアカバー5は、上下方向から見た場合に、外周形状がフレーム3の外周形状と同一(略同一も含む)の略矩形状に形成されている。ロアカバー5は、内部空間部5aを有する。内部空間部5aは、筐体2の内部空間部2aの一部である。ロアカバー5は、上方側端部に上方側開口部5bが形成される。ロアカバー5は、内部空間部5aと上方側開口部5bとが連通する皿状(トレイ状)に形成される。ロアカバー5は、フレーム3に対して組み付けた状態において、上方側開口部5bを、フレーム3の下方側開口部3bと上下方向に対向させた状態で、フレーム3に係止される。
サイドカバー6は、図3に示すように、筐体2の周壁20の一部を構成するように取り付けられる。サイドカバー6は、筐体2と同様に、絶縁性を有する合成樹脂材料等によって形成される。サイドカバー6は、筐体2に取り付けられることで第2収容空間部22を形成することにより、配索材W2に外部からの負荷が作用することを抑制することができる。サイドカバー6は、図3〜図5に示すように、周壁部61と、突出部62と、補助カバー部63と、保持部66とを有する。
周壁部61は、上記取付状態で周壁20の一部を構成する部分である。周壁部61は、一対の第1係止部64a,64bを有する。一対の第1係止部64a,64bは、第1係止受け部31a,31bと係合可能に設けられ、突出部62を挟んで配置される。第1係止部64a,64bは、サイドカバー6を取付方向からフレーム3に取り付ける際に、フレーム3の第1係止受け部31a,31bが挿入され係止することで、サイドカバー6をフレーム3に固定するものである(図6、図7)。
突出部62は、周壁部61から突出して形成され、配索材導出部10の一部となる部分である。突出部62は、周壁部61を挟んで、補助カバー部63に設けられた貫通孔65と反対側の方向に延在して形成される(図4)。また、突出部62は、周壁部61を挟んで、補助カバー部63に設けられた第2係止部64cと反対側の方向に延在して形成される。突出部62は、上記取付状態において、配索材W2の延在方向に沿って形成される。
補助カバー部63は、周壁部61を挟んで突出部62と反対側の延在方向に延在して形成される部分である。補助カバー部63は、第2係止受け部31cと係合可能に設けられた第2係止部64cを有する。補助カバー部63は、上記取付状態において、周壁部61からスタッドボルトSを覆うように延在して形成される。補助カバー部63は、第2係止部64cと、貫通孔65と、枠部67とを有する。枠部67は、補助カバー部63の周壁の一部であり、上記取付状態において、筐体2側の隔壁33と上下方向に対向し、当該隔壁33と当接する。
第2係止部64cは、第2係止受け部31cと係合可能に設けられ、延在方向において、貫通孔65を挟んで周壁部61と反対側に配置される。第2係止部64cは、サイドカバー6を取付方向からフレーム3に取り付ける際に、フレーム3の第2係止受け部31cが挿入され係止することで、サイドカバー6をフレーム3に固定するものである(図7)。
貫通孔65は、上記取付状態において第2収容空間部22に連通し、かつサイドカバー6を上方向から視た場合にスタッドボルトSが視認可能な孔である。貫通孔65は、円形状を有し、補助カバー部63の厚み方向に貫通する。貫通孔65は、サイドカバー6の幅方向において、第1係止部64aと第2係止部64cとの間に形成される。貫通孔65は、第2係止部64cの近傍に配置される。
保持部66は、上記取付状態において、第2収容空間部22に挿通された配索材W2を保持する部分である(図5)。保持部66は、上記取付状態において、補助カバー部63から第2収容空間部22に向けて突出して形成される。保持部66は、下方側端部が逆U字状に形成され、U字形の内周面に配索材W2の外周面が接触し保持する。
配索材導出部10は、筐体2およびサイドカバー6によって形成され、電子部品100に電力を供給する配索材W2を筐体2の外部に導出する部分である。配索材導出部10は、外側に開口10aを有し、当該開口10aを介して配索材W2を外部に導出する。本実施形態の配索材導出部10は、フレーム3の角部における上端寄りの位置で、配索材W2を略水平方向に通すことのできる向きに形成されている。配索材導出部10は、筐体2において、フレーム3を挟んで幅方向の一方に設けられたブラケット部7の取付面と略同じ面に設けられており、当該ブラケット部7の近傍に形成されている。
次に、本実施形態に係る電気接続箱1およびワイヤハーネスWHの組立て手順について説明する。まず、作業者は、フレーム3の内部空間部2aに収容するサブブロック(不図示)に配索材W1や、スタッドボルトSに接続されるバスバー24をそれぞれ組付け、サブハーネスを作製する。次に、作業者は、フレーム3の下方側からサブハーネスごとサブブロックを内部空間部2aに挿入し、フレーム3のブロック取り付け部材等と嵌合して固定させる。次に、作業者は、フレーム3の上方側から各ブロックに対して電子部品100を搭載し、電子部品100と配索材W1とを電気的に接続する。次に、作業者は、フレーム3の第2収容空間部22に設置されたスタッドボルトS用の取付部材23にスタッドボルトSを取り付け、バスバー24の貫通孔にスタッドボルトSを貫通させる。
次に、作業者は、配索材W2の端子に形成された貫通孔にスタッドボルトSを貫通させる。次に、作業者は、ナットNをスタッドボルトSに挿入し、ナットNを回転させて、スタッドボルトSに螺合させる。作業者が、ナットNをスタッドボルトSに螺合させ続けることにより、ナットNが配索材W2の端子と接触する。作業者が、スタッドボルトSに対してナットNをそれ以上螺合させることが出来なくなったとき、ナットNと共に、配索材W2の端子がスタッドボルトSに締結される。
次に、作業者は、ロアカバー5をフレーム3の下方側に位置させ、ロアカバー5を、フレーム3に対し下方側から上方側に向けて挿入する。作業者が、フレーム3に対しロアカバー5を上方側に向かって挿入し続け、それ以上ロアカバー5を上方側に向かって移動させることができなくなったとき、フレーム3に対するロアカバー5の組み付けが完了する。
次に、作業者は、サイドカバー6をフレーム3の上方側に位置させ、サイドカバー6を、フレーム3に対し上方側から下方側に向けて挿入する。このとき、作業者は、サイドカバー6の貫通孔65を上方から視て、貫通孔65の内側にスタッドボルトSが視認できるようにサイドカバー6の位置を調整する。作業者は、フレーム3に対しサイドカバー6を下方側に向かって挿入し続け、それ以上サイドカバー6を下方側に向かって移動させることができなくなったとき、フレーム3に対するサイドカバー6の組み付けが完了する。このとき、作業者は、第1係止受け部31a,31b、第2係止受け部31cに対して第1係止部64a,64b、第2係止部64cを上方向から挿入し、これらを互いに係合させる。
次に、作業者は、アッパーカバー4をフレーム3の上方側に位置させ、アッパーカバー4を、フレーム3に対し上方側から下方側に向けて挿入する。作業者が、フレーム3に対しアッパーカバー4を下方側に向かって挿入し続け、それ以上アッパーカバー4を下方側に向かって移動させることができなくなったとき、フレーム3に対するアッパーカバー4の組み付けが完了し、電気接続箱1の組立てが完了する。
以上のように、本実施形態に係る電気接続箱1およびワイヤハーネスWHは、サイドカバー6が、周壁20の一部となる周壁部61と、周壁部61から突出して形成され、配索材導出部10の一部となる突出部62と、周壁部61を挟んで突出部62と反対側の延在方向に延在して形成される補助カバー部63とを有する。周壁部61は、突出部62を挟んで配置され、第1係止受け部31a,31bと係合可能に設けられた一対の第1係止部64a,64bを有する。補助カバー部63は、第2係止受け部31cと係合可能に設けられた第2係止部64cを有する。
上記構成により、周壁部61の各第1係止部64a,64bが周壁20の各第1係止受け部31a,31bと係合し、かつ周壁部61を挟んで突出部62と反対側の延在方向に延在する補助カバー部63の第2係止部64cが第2係止受け部31cと係合する。よって、筐体2に対してサイドカバー6を下方向にスライドしながら取り付ける取付構造において、サイドカバー6を水平方向に離間した位置にある複数の係止機構で係止することが可能となる。よって、例えば配索材W2が持ち上げられることで突出部62が押し上げられても、第1係止部64a,64bが第1係止受け部31a,31bと係合し、かつ第2係止部64cが第2係止受け部31cと係合することでサイドカバー6全体が筐体2に固定される。この結果、サイドカバー6の浮きあがりやガタツキを抑制することができる。
また、本実施形態に係る電気接続箱1およびワイヤハーネスWHでは、補助カバー部63が、周壁部61からスタッドボルトSを覆うように延在して形成されている。これにより、外部から配索材W2を介して電力を受電するスタッドボルトSを保護することができる。
また、本実施形態に係る電気接続箱1およびワイヤハーネスWHでは、補助カバー部63は、取付状態において第2収容空間部22に連通し、かつサイドカバー6を上方向から視た場合にスタッドボルトSが視認可能な貫通孔65を有する。これにより、取付状態において、配索材W2とスタッドボルトSとの締結部分を外部から目視確認することができ、メンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る電気接続箱1およびワイヤハーネスWHでは、第2係止部64cは、延在方向において、貫通孔65を挟んで周壁部61と反対側に配置される。これにより、筐体2に対してサイドカバー6を下方向にスライドしながら取り付ける取付構造において、周壁部61の第1係止部64a,64bと、補助カバー部63の第2係止部64cと、を水平方向により離間させることが可能となる。
また、本実施形態に係る電気接続箱1およびワイヤハーネスWHでは、取付状態において、サイドカバー6の枠部67がフレーム3の隔壁33に上下方向において当接する。これにより、例えば配索材W2が持ち上げられることで突出部62が押し上げられても、枠部67が隔壁33に上下方向で当接することで、第1係止部64a,64bを基点として補助カバー部63が下方向に押し下がることを抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態では、サイドカバー6は、電気接続箱1に組み込まれるものを例示したが、これに限定されるものではなく、その他の電気接続ユニットに組み込まれるものであってもよい。
また、上記実施形態では、第1係止部64a,64bと第2係止部64c、第1係止受け部31a,31bと第2係止受け部31cは、互いに同一の係止機構を有しているが、これに限定されるものではない。例えば、第1係止部64a,64bと第2係止部64cとは、互いに異なる係止機構を有していてもよい。また、第1係止受け部31a,31bと第2係止受け部31cとは、互いに異なる係止機構を有していてもよい。
1 電気接続箱
2 筐体
2a,3a,4a,5a 内部空間部
3 フレーム
4 アッパーカバー
5 ロアカバー
6 サイドカバー
7 ブラケット部
7a 固定部
7b 貫通孔
10 配索材導出部
10a 開口
20 周壁
21 第1収容空間部
22 第2収容空間部
23 取付部材
31 係止受け部
31a,31b 第1係止受け部
31c 第2係止受け部
32,33 隔壁
61 周壁部
62 突出部
63 補助カバー部
64a,64b 第1係止部
64c 第2係止部
65 貫通孔
66 保持部
67 枠部
100 電子部品
S スタッドボルト
W1,W2 配索材
WH ワイヤハーネス

Claims (3)

  1. 1以上の電子部品が収容される筐体と、
    前記筐体の周壁に取り付けられるサイドカバーと、
    前記筐体および前記サイドカバーによって形成され、前記電子部品に電力を供給する配索材を前記筐体の外部に導出する配索材導出部と、を備え、
    前記筐体は、
    前記サイドカバーが前記周壁に取り付けられた取付状態において、前記サイドカバーを係止する複数の係止受け部を有し、
    前記サイドカバーは、
    前記周壁の一部となる周壁部と、
    前記周壁部から突出して形成され、前記配索材導出部の一部となる突出部と、
    前記周壁部を挟んで前記突出部と反対側の延在方向に延在して形成される補助カバー部と、を有し、
    前記周壁部は、
    前記突出部を挟んで配置され、前記係止受け部と係合可能に設けられた一対の第1係止部を有し、
    前記補助カバー部は、
    前記係止受け部と係合可能に設けられた第2係止部を有する
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記筐体および前記サイドカバーによって形成され、前記電子部品と電気的に接続される締結部材を収容する収容空間部をさらに備え、
    前記配索材は、
    前記収容空間部において前記締結部材と電気的に接続され、
    前記補助カバー部は、
    前記周壁部から前記締結部材を覆うように延在して形成されており、
    前記取付状態において前記収容空間部に連通し、かつ前記サイドカバーを上方向から視た場合に前記締結部材が視認可能な貫通孔を有し、
    前記第2係止部は、
    前記延在方向において、前記貫通孔を挟んで前記周壁部と反対側に配置される
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 配索材と、
    1以上の電子部品が収容される筐体と、前記筐体の周壁に取り付けられるサイドカバーと、前記筐体および前記サイドカバーによって形成され、前記配索材を前記筐体の外部に導出する配索材導出部とを備える電気接続箱と、を備え、
    前記筐体は、
    前記サイドカバーが前記周壁に取り付けられた取付状態において、前記サイドカバーを係止する複数の係止受け部を有し、
    前記サイドカバーは、
    前記周壁の一部となる周壁部と、
    前記周壁部から突出して形成され、前記配索材導出部の一部となる突出部と、
    前記周壁部を挟んで前記突出部と反対側の延在方向に延在して形成される補助カバー部と、を有し、
    前記周壁部は、
    前記突出部を挟んで配置され、前記係止受け部と係合可能に設けられた一対の第1係止部を有し、
    前記補助カバー部は、
    前記係止受け部と係合可能に設けられた第2係止部を有する
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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