JP2021047995A - コネクタおよび端子金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子金具を保持する信頼性を確保することが可能なコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、キャビティ62を有するハウジング60と、キャビティ62に挿入される端子金具10と、を備える。ハウジング60は、キャビティ62内に突出する撓み可能なランス64を有する。端子金具10は、キャビティ62から抜け出る方向でランス64と対向して配置される係止部29と、係止部29側に向けて起立する規制片45と、を有する。規制片45の起立方向の先端は、ランス64と対向して配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、コネクタおよび端子金具に関する。
特許文献1に記載されたコネクタ端子(以下、端子金具)は、コネクタハウジングの端子収容室(以下、キャビティ)に収容される。コネクタハウジングは、キャビティ内に突出する撓み可能な係止ランス(以下、ランス)を有している。ランスは、先端部に係合突部を有している。端子金具は、角筒状の接続部を有している。接続部は、壁部に開口する被係合口を有している。ランスの係合突部は、接続部の被係合口に挿入される。これにより、端子金具がキャビティから抜け出るのが防止される。この種の端子金具を備えたコネクタは、特許文献2にも開示されている。
特開2012−199069号公報 特開2007−141509号公報
上記の場合、端子金具に対して引き抜き方向の強い力が加わると、ランスが被係合口に深く挿入される方向に反り変形(反転を含む)することがある。ランスが反り変形すると、ランスの先端部全体が接続部内に入り込むこともある。その結果、ランスが端子金具を抜け止め状態に保持する信頼性を維持することができないという問題がある。
そこで、端子金具を保持する信頼性を確保することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、キャビティを有するハウジングと、前記キャビティに挿入される端子金具と、を備え、前記ハウジングは、前記キャビティ内に突出する撓み可能なランスを有し、前記端子金具は、前記キャビティから抜け出る方向で前記ランスと対向して配置される係止部と、前記係止部側に向けて起立する規制片と、を有し、前記規制片の起立方向の先端は、前記ランスと対向して配置される。
本開示によれば、端子金具を保持する信頼性を確保することが可能なコネクタを提供することができる。
図1は、実施形態1にかかるコネクタの断面図である。 図2は、端子金具の斜視図である。 図3は、端子金具の平断面図である。 図4は、図3のA―A線断面図である。 図5は、図3のB―B線断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)キャビティを有するハウジングと、前記キャビティに挿入される端子金具と、を備え、前記ハウジングは、前記キャビティ内に突出する撓み可能なランスを有し、前記端子金具は、前記キャビティから抜け出る方向で前記ランスと対向して配置される係止部と、前記係止部側に向けて起立する規制片と、を有し、前記規制片の起立方向の先端は、前記ランスと対向して配置される。この構成によれば、端子金具に引き抜き力などの力が作用し、ランスが反り変形しようとすると、規制片の起立方向の先端にランスが突き当たる。よって、ランスが過度に反り変形することがない。その結果、ランスが端子金具を保持する信頼性を確保することができる。特に、上記構成によれば、規制片の起立方向の先端がランスと当たるため、ランスの突き当たりに対する耐久性(タフネス)を維持することができる。
(2)前記端子金具は、筒状の箱部と、前記箱部の内側に配置される撓み可能な接触片と、を有し、前記箱部の前面の開口は、相手端子金具のタブが挿通される挿通口とされ、前記接触片は、前記タブと接触するものであり、前記規制片は、前記箱部の後方に、前記箱部の後面の開口を塞ぐように配置されることが好ましい。この構成によれば、後方から箱部内に侵入しようとする異物は、規制片に当たることができる。その結果、接触片が異物との干渉に起因して破損するのを回避することができる。
(3)前記規制片は、前記接触片の後部を曲げ起こした形状であると良い。この構成によれば、端子金具の外面に、規制片の形成に起因する開口が生じることがない。その結果、端子金具の剛性を確保することができる。
(4)前記接触片は、板幅方向の中央部に、接点部を有し、前記規制片は、前記接触片の板幅方向の中央部からずれた位置に配置されると良い。この構成によれば、接触片の接点部と、この接点部に対向する壁面との間の間隔(ギャップ)を検査する際に、規制片がレーザ光などの検査光の検査経路に進入するのを回避することができる。その結果、ギャップ検査を適正に行うことができる。
(5)本開示の端子金具は、上述したコネクタに用いられる。この構成によれば、ハウジングに保持される信頼性が確保された端子金具を提供することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
コネクタは、合成樹脂製のハウジング60と、金属製の端子金具10と、を備える。端子金具10は、ハウジング60に収容される。ハウジング60は、図示しない相手ハウジングに嵌合される。相手ハウジングは、内部に相手端子金具90を収容する。相手端子金具90は、タブ91を有している。なお、以下の説明において、前後方向については、ハウジング60が嵌合開始時に相手ハウジングと向き合う面側を前側とする。
<ハウジング60>
ハウジング60は、全体として角ブロック状に形成されている。ハウジング60は、図1に示すように、内側に、複数のキャビティ61、62を有している。各キャビティ61、62は、断面矩形に開口し、前後方向に貫通する形状になっている。ハウジング60は、各キャビティ61、62内に突出するランス63、64を有している。ランス63、64は、キャビティ61、62の内壁の下面から斜め上前方へ片持ち梁状に突出する形状になっている。ランス63、64は、キャビティ61、62の内壁の下面に連なる後端側を支点として、上下方向に撓み変形可能とされている。ランス63、64は、上方に突出する突起65を有している。ランス63、64は、先端(前端)に、突起65の前面に段差をもって突出する受片66を有している。
ランス63、64の下方への過度撓みは、ランス63、64の前端部がキャビティ61、62の内壁の下面に当たることで規制される。一方、ランス63、64は、上方に撓み変形することで、キャビティ61、62内に深く入り込み、反り変形した形状になる。本実施形態の場合、ランス64の反り変形は、後述する規制片45によって規制される。
本実施形態の場合、上段および中段の各キャビティ61の開口径は、下段の各キャビティ62の開口径よりも小さくされている。上限および中段の各キャビティ61に形成されたランス63は、下段の各キャビティ62に形成されたランス64よりも、小型でかつ前側に設置されている。
<端子金具10>
端子金具10は、一枚の導電性の板材を曲げ加工などして形成される。端子金具10は、前後方向に細長い形状になっている。端子金具10は、複数用意される。複数の端子金具10は、それぞれ、ハウジング60の各キャビティ61、62に後方から挿入される。
端子金具10は、図1に示すように、電線80の前端部に接続される。電線80は、導体部81と、導体部81の外周を包囲する被覆部82と、を有している。導体部81は、例えば、複数の金属素線からなる芯線として構成される。被覆部82は、絶縁樹脂製の被覆である。被覆部82は、電線80の前端部において、除去される。導体部81は、電線80の前端部において、露出して配置される。
端子金具10は、後部に、ワイヤバレル部11およびインシュレーションバレル部12を有している。ワイヤバレル部11は、オープンバレル状をなし、電線80の導体部81の露出部分に圧着して接続される。インシュレーションバレル部12は、オープンバレル状をなし、ワイヤバレル部11より後方に配置される。インシュレーションバレル部12は、電線80の被覆部82に圧着して接続される。なお、端子金具10は、図2、図4および図5に示す姿勢から上下反転した姿勢をとって、ハウジング60のキャビティ61、62に挿入される(図1を参照)。このため、以下の説明においては、端子金具10がハウジング60のキャビティ61、62に挿入された状態を上下方向の基準とする。
端子金具10は、前部に、箱部13を有している。箱部13は、図2および図5に示すように、筒状、詳細には角筒状に形成されている。箱部13は、基壁14と、基壁14の幅方向両端から下向きに突出する一対の側壁15、16と、両側壁15、16のうちの一方の側壁(以下、第1側壁15という)の下端から他方の側壁(以下、第2側壁16という)の下端に向けて架け渡される対向壁17と、を有している。対向壁17は、基壁14に下方から対向して配置される。対向壁17は、図2に示すように、架け渡し方向の端部から突出する突出片18を有している。突出片18は、第2側壁16の下端に当て付けられる。
箱部13は、図2に示すように、第2側壁16の下端前部から第1側壁15の下端前部に向けて架け渡される外壁19を有している。外壁19は、対向壁17の前部に下方から重なるように配置される。外壁19は、架け渡し方向の端部から突出する係止片22を有している。第1側壁15は、前部の下端に、係止凹部21が開口している。係止片22は、第1側壁15側に折り曲げられ、係止凹部21に挿入される。係止片22が第1側壁15に係止されることにより、外壁19が対向壁17の前部に開き止めされる。
また、第2側壁16は、後部の下端から突出する突片23を有している。突片23は、図2に示すように、対向壁17側に折り曲げられ、対向壁17の下面に当て付けられる。突片23の後端縁は、幅方向に沿って配置される。突片23の後端縁と対向壁17の後端縁とは、同じ前後位置に揃って配置される。
第2側壁16は、図2に示すように、箱部13の前後方向の中間部で、かつ外壁19と突出片18との間に、下方に突出する板片状のスタビライザ24を有している。第1側壁15は、中央寄りの位置に、エンボス状に膨出する第2スタビライザ25を有している。スタビライザ24および第2スタビライザ25は、端子金具10のキャビティ61、62への挿入動作をガイドし、かつ、端子金具10のキャビティ61、62への逆挿入を規制する役割をはたす。
対向壁17は、幅方向中央部に、上方へ膨出するビード部26を有している。ビード部26は、図4に示すように、前後方向に延びる形状とされている。ビード部26は、箱部13内にて前後方向に沿った直線状の領域を有している。
また、対向壁17の下面には、ビード部26を底面とする凹みが形成される。外壁19は、後端の幅方向中央部に、下方に膨出する係止突部27を有している。箱部13は、図4に示すように、係止突部27の後方で、かつビード部26の底面凹みの下方に、ランス進入許容空間28を有している。対向壁17は、後端縁に、係止部29を有している。係止部29は、図2および図5に示すように、対向壁17の後端縁において幅方向に沿って配置される。また、係止部29は、突片23の後端縁を含む。このため、係止部29は、幅方向一端側において、図4に示すように、突片23の後端縁と対向壁17の後端縁とで二重構造になる。
端子金具10が下段のキャビティ62に挿入される場合、図1に示すように、下段のランス64の突起65が、端子金具10の係止部29に係止される。一方、端子金具10が上段または中段のキャビティ61に挿入される場合、図示しないが、上段または中段のランス63の突起65が、ランス進入許容空間28に進入し、係止突部27に係止される。いずれの場合も、端子金具10は、ランス63、64の突起65による係止作用によって、キャビティ61、62から抜け止めされる。
基壁14は、箱部13を含みつつ、端子金具10の全長にわたって配置される。基壁14は、図4に示すように、前端から下方に突出する端壁部31を有している。箱部13は、端壁部31の下端と対向壁17の前端との間に、タブ91の挿通口32を区画している。
端子金具10は、図2および図5に示すように、箱部13とワイヤバレル部11との間に、基壁14の幅方向両端から下向きに突出する一対の連結側壁33を有している。一対の連結側壁33は、前端が箱部13の両側壁15、16に一体に連なり、後端がワイヤバレル部11の両バレル片に一体に連なっている。
両連結側壁33は、箱部13寄りの下端に、下方に突出する一対のガイド壁34を有している。両ガイド壁34は、矩形の板片状をなし、係止部29より後方に配置される。両ガイド壁34の内面(板面)は、互いに平行に対向して配置される。両ガイド壁34の下端は、対向壁17の下面と同じ高さに配置される。
端子金具10は、図3から図5に示すように、箱部13内に突出する接触片35を有している。また、端子金具10は、接触片35の後部と対向壁17の後部との間に、各後部をつなぐつなぎ部36を有している。つなぎ部36は、図5に示すように、対向壁17および接触片35の各後部と直角に交差し、板面を上下方向に沿わせて、第2側壁16の内面に接触するように配置される。
接触片35は、基壁14に沿って前後方向に延びる帯板状の接続本体37を有している。つなぎ部36の上端は、接続本体37の後部の幅方向一端に連なる。接続本体37は、後部の幅方向他端に、図2に示すように、幅方向に水平に突出する止め部38を有している。第1側壁15は、後部の上端に、前後方向に細長い止め孔39を有している。止め部38は、第1側壁15の止め孔39に進入して係止される。接続本体37の後部は、基壁14の内面(下面)に沿って接触した状態に固定される。
接続本体37は、止め部38より前方に、弾性部41を有している。弾性部41は、図4に示すように、接続本体37の後部から斜め下前方へ片持ち梁状に突出する形態になっている。弾性部41は、ビード部26に最も接近する前部に、ドーム状に膨出する接点部42を有している。接点部42の頂点は、図5に示すように、接触片35の幅方向の中央部に位置している。弾性部41は、接続本体37の後部を支点として撓み変形可能とされている。
相手端子金具90のタブ91は、挿通口32から箱部13内に挿入される(図1を参照)。タブ91は、弾性部41を撓ませつつ接点部42とビード部26の間に挟まれる。これにより、端子金具10と相手端子金具90とが電気的に接続される。
基壁14は、図4に示すように、下方に曲げ起こされてなる補助部43を有している。補助部43は、基壁14において弾性部41の後部に上方から対向して配置される。弾性部41は、補助部43と当たり、補助部43とともに撓み変形する。補助部43は、弾性部41の弾性反力を補強する。
接触片35は、箱部13の後端より後方に露出する後端部分を有している。接触片35は、図2および図4に示すように、後端部分に、規制片45を有している。規制片45は、図5に示すように、背面視矩形の板片状に形成されている。規制片45は、接触片35の後端部分における幅方向一端側(つなぎ部36の位置する側)から後方に突出する部分を、下方へ直角に曲げ起こすことで形成される。規制片45は、上下方向に沿って配置される。規制片45は、幅方向に関して両ガイド壁34の間に配置される。規制片45は、図5に示すように、背面視において、箱部13の後面の開口のうち、幅方向一側の上部領域を覆うように配置される。
規制片45の付け根は、接続本体37の後端に連なる。接続本体37は、基壁14の内面側に配置される。このため、規制片45も、基壁14の外面側に露出することなく配置される。規制片45の幅方向一側の端縁(図5の右側縁)は、第2側壁16に連なる連結側壁33の近くに内側から対向して配置される。規制片45の幅方向他側の端縁(図5の左側縁)は、第1側壁15に連なる連結側壁33の内面から離れて配置される。
規制片45の下端は、下方に露出して配置される。規制片45の下端は、幅方向に沿って形成されている。規制片45の高さ寸法は、箱部13における基壁14と対向壁17との内面間距離の半分を超えている。規制片45の下端は、接点部42の頂点とビード部26の上面との間に位置している。
規制片45は、幅方向に関して接点部42の頂点から幅方向一側にずれている。
ところで、端子金具10の管理項目の1つに、接点部42とビード部26との間のギャップ(図5の符号G)が許容範囲にあるかどうかの検査がある。検査に際し、接点部42の頂点とビード部26との間に赤外線レーザなどの検査光が照射される。検査光の照射方向または反射方向は前後方向に向けられる。上記のとおり、規制片45は、接点部42の頂点から幅方向に位置ずれしている。このため、検査光が規制片45で遮られることはなく、接点部42とビード部26との間のギャップを適正に検査することができる。
<端子金具10の組み付け構造>
端子金具10は、ハウジング60の下段のキャビティ62に後方から挿入される。端子金具10の挿入過程において、ランス64の突起65は、箱部13の外壁19および対向壁17を摺動する。これにより、ランス64は、下方へ撓み変形させられる。端子金具10が正規に挿入されると、ランス64は、元の状態へ弾性復帰する方向(上方)に変位する。これにより、図1に示すように、ランス64の突起65は、係止部29に後方から対向して配置される。また、ランス64の受片66は、対向壁17および突片23のそれぞれに下方から対向して配置される。なお、ランス64の撓み動作は、両ガイド壁34によってガイドされる。
その後、ハウジング60は相手ハウジングに嵌合される。両ハウジングが正規嵌合されると、相手端子金具90のタブ91が箱部13内に正規挿入される。これにより、両端子金具が電気的に接続される。
端子金具10がキャビティ62に挿入された状態において、例えば、電線80が後方へ引っ張られることにより、端子金具10に対して後方への引き抜き力F(図1を参照)が作用する。仮に、引き抜き力Fが過大であると、ランス64の突起65が係止部29で後方へ強く押圧される。この場合に、ランス64は、キャビティ62の内壁下面を支点として、反り方向となる上方に変位しようとする。
本実施形態によれば、受片66が箱部13の下面(対向壁17および突片23など)に当たることにより、ランス64が上方に変位するのが一次的に規制される。もっとも、例えば、引き抜き力Fがより過大となり、または引き抜き力Fが前後方向に対して斜めに作用すると、受片66が箱部13の下面をすり抜け、あるいは受片66が切断されることもある。
仮に、受片66によるランス64の変位規制が機能しなくなると、ランス64はさらに上方に変位する。その後、ランス64の突起65が規制片45の下端に突き当たる。これにより、ランス64が上方に変位するのが二次的に規制される。ランス64は、弾性限度を超える前に変位が規制され、反転した形状に変形することはない。
規制片45にはランス64の突き当たりに起因する衝撃力が加わる。規制片45は、ランス64に対向する側(係止部29の位置する側)から上下方向に起立している。ランス64は、規制片45に接近しまたは規制片45から離れるように上下方向に沿って弾性変位する。このため、規制片45に加わる衝撃力は、規制片45の全長にわたって分散され得る。よって、規制片45に局部的に応力が集中するのを回避することができる。その結果、規制片45が変形するのを防止することができる。また、ランス64は、突起65が規制片45と突き当たる位置において、上方への変位が確実に阻止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ランス64の反り変形が規制片45によって規制されるため、ランス64が端子金具10を保持する信頼性を確保することができる。特に、規制片45の下端(起立方向の先端)がランス64と当たるため、ランス64の突き当たりに対する耐久性(タフネス)を維持することができる。
また、規制片45は、箱部13の後方に、箱部13の後面の開口を塞ぐように配置される。このため、後方からの異物は、規制片45に当たることができ、箱部13内に侵入するのを防止することができる。その結果、接触片35が異物との干渉に起因して破損するのを回避することができる。
また、規制片45は、接触片35の後部を曲げ起こして形成される。よって、端子金具10の外面に、規制片45の形成に起因する開口が生じることがない。その結果、端子金具10の剛性を確保することができる。
さらに、接触片35は、幅方向中央部に接点部42を有し、規制片45は、接触片35の幅方向中央部からずれた位置に配置される。このため、接点部42とビード部26との間の間隔(ギャップ)を検査する際に、規制片45が検査光の検査経路に進入するのを回避することができる。その結果、ギャップ検査を適正に行うことができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
上記実施形態の場合、箱部13、ワイヤバレル部11、インシュレーションバレル部12および接触片35は、全体として端子金具10に一体に成形されていたが、他の実施形態としては、箱部、ワイヤバレル部およびインシュレーションバレル部が端子本体として一体に構成される一方、接触片が端子本体とは別体として構成されるものであっても良い。他の実施形態の場合、接触片は、端子本体の箱部内に位置決め状態に固定される固定手段を有していると良い。
上記実施形態の場合、接触片35は、箱部13の後部から前方へ片持ち梁状に延びる形状であったが、他の実施形態としては、接触片は、箱部の前部から後方へ片持ち状に延びる形状であっても良い。あるいは、接触片は、延び方向の両端が基壁に連結される両持ち梁状の形状であっても良い。
上記実施形態の場合、端子金具10は、タブ91が挿入される箱部13を有する雌型の端子金具であったが、他の実施形態としては、端子金具は、箱部から前方にタブが突出する雄型の端子金具であっても良い。
上記実施形態の場合、規制片45は、接触片35の一部に曲げ形成されていたが、他の実施形態としては、規制片は、基壁、対向壁、第1側壁および第2側壁のいずれかの壁の一部に曲げ形成されていても良い。
10…端子金具
11…ワイヤバレル部
12…インシュレーションバレル部
13…箱部
14…基壁
15…側壁(第1側壁)
16…側壁(第2側壁)
17…対向壁
18…突出片
19…外壁
21…係止凹部
22…係止片
23…突片
24…スタビライザ
25…第2スタビライザ
26…ビード部
27…係止突部
28…ランス進入許容空間
29…係止部
31…端壁部
32…挿通口
33…連結側壁
34…ガイド壁
35…接触片
36…つなぎ部
37…接続本体
38…止め部
39…止め孔
41…弾性部
42…接点部
43…補助部
45…規制片
60…ハウジング
61…キャビティ(上段および中段のキャビティ)
62…キャビティ(下段のキャビティ)
63…ランス(上段および中段のランス)
64…ランス(下段のランス)
65…突起
66…受片
80…電線
81…導体部
82…被覆部
90…相手端子金具
91…タブ
F…引き抜き力

Claims (5)

  1. キャビティを有するハウジングと、
    前記キャビティに挿入される端子金具と、を備え、
    前記ハウジングは、前記キャビティ内に突出する撓み可能なランスを有し、
    前記端子金具は、
    前記キャビティから抜け出る方向で前記ランスと対向して配置される係止部と、
    前記係止部側に向けて起立する規制片と、を有し、
    前記規制片の起立方向の先端は、前記ランスと対向して配置されるコネクタ。
  2. 前記端子金具は、筒状の箱部と、前記箱部の内側に配置される撓み可能な接触片と、を有し、前記箱部の前面の開口は、相手端子金具のタブが挿通される挿通口とされ、前記接触片は、前記タブと接触するものであり、前記規制片は、前記箱部の後方に、前記箱部の後面の開口を塞ぐように配置される請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記規制片は、前記接触片の後部を曲げ起こした形状である請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記接触片は、板幅方向の中央部に、接点部を有し、前記規制片は、前記接触片の板幅方向の中央部からずれた位置に配置される請求項2または請求項3に記載のコネクタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタに用いられる端子金具。
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