JP2021046044A - 前照灯制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】必要に応じて周辺の歩行者などの移動体の全体に前照灯の光を照射できる、前照灯制御装置を提供する。【解決手段】フロントカメラにより撮影されるカメラ画像の画像認識が実行され(S15)、その画像認識により、車両の前方の進行先への移動体の接近が検知された場合(S18:YES)、たとえば、車両の前方の進路を横断しようとする歩行者または二輪車が検知された場合、ヘッドライトが制御されて、その歩行者または二輪車が検知された範囲に、ヘッドライトからハイビームが照射される(S19)。【選択図】図2
Description
本発明は、前照灯制御装置に関する。
車両のヘッドライト(前照灯)は、相対的に上向きの配光となるハイビームと、相対的に下向きの配光となるロービームとに切り替えて使用される。ハイビームは、ロービームよりも照射距離が長く、より遠方の歩行者などを照らし出すことができるので、車両の夜間走行中は、ヘッドライトをハイビームで点灯させることが好ましい。
しかし、ヘッドライトをハイビームで点灯させていると、車両の前方の対向車や先行車の運転者がハイビームに眩しさを感じ、その運転者の視界の妨げになる場合がある。そのため、車両の通行量の多い市街地などでは、車両の夜間走行中、常には、ヘッドライトをロービームで点灯させている。
ところが、ロービームでは、車両の周辺の歩行者や自転車の下部にしか光が照射されないため、その歩行者や自転車を車両の運転者が認識するまでに時間がかかり、歩行者などの飛び出しによるヒヤリハットが発生する懸念がある。
本発明の目的は、必要に応じて周辺の歩行者などの移動体の全体に前照灯の光を照射できる、前照灯制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る前照灯制御装置は、相対的に上向きの配光となるハイビームと相対的に下向きの配光となるロービームとを照射可能な前照灯を制御する装置であって、前照灯を搭載した車両の進行先への移動体の接近を検知する移動体接近検知手段と、移動体接近検知手段が移動体の接近を検知した場合に、前照灯からのハイビームの出力を制御して、ハイビームの一部を移動体に照射するハイビーム出力制御手段とを含む。
この構成によれば、車両の進行先に移動体が接近している場合、その移動体に前照灯からハイビームの一部が照射される。これにより、車両の運転者に移動体を認識させる必要がある場合に、移動体の全体に前照灯の光を照射することができる。その結果、車両の運転者に移動体を認識させることができるので、車両の進行先に移動体が飛び出すことによるヒヤリハットの発生を抑制することができる。
ハイビームの一部が移動体に照射されるとき、ハイビームの光度が通常よりも下げられるか、または、ハイビームが間欠的に出力されることが好ましい。
この構成であれば、移動体が歩行者または二輪車である場合に、歩行者または二輪車に乗っている人に眩しさを感じさせることを抑制できる。
本発明によれば、車両の運転者に移動体を認識させる必要がある場合に、移動体の全体に前照灯の光を照射することができ、その結果、車両の運転者に移動体を認識させることができ、ひいては、車両の進行先に移動体が飛び出すことによるヒヤリハットの発生を抑制することができる。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<前照灯制御装置>
図1は、前照灯制御装置1の構成を示すブロック図である。
図1は、前照灯制御装置1の構成を示すブロック図である。
前照灯制御装置1は、自動車などの車両に搭載されて、車両のヘッドライト(前照灯)2を制御する装置である。
ヘッドライト2は、相対的に上向きの配光となるハイビームと相対的に下向きの配光となるロービームとを切り替えて照射可能であり、また、ハイビームとロービームとの両方を同時に照射可能である。さらに、ヘッドライト2は、左右方向(車幅方向)の配光を変更する機能も有している。これらの機能を実現するため、ヘッドライト2は、たとえば、複数のLEDを配列して構成されたハイビームLEDアレイと、複数のLEDを配列して構成されたロービームLEDアレイとを備えている。
前照灯制御装置1は、マイコン(マイクロコントローラユニット)を含む構成のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)3を備えている。マイコンには、たとえば、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリが内蔵されている。車両には、ECU3以外にも、各部を制御するための複数のECUが搭載されており、ECU3を含むすべてのECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信可能に接続されている。
また、前照灯制御装置1は、フロントカメラ4および照度センサ5を備えている。フロントカメラ4および照度センサ5は、ECU3に接続されており、フロントカメラ4および照度センサ5がそれぞれ出力する信号は、ECU3に入力される。
フロントカメラ4は、所定のフレームレートで静止画を連続して撮影可能なステレオカメラであり、視差情報から撮影した画像中の物体の位置までの距離を検出可能である。フロントカメラ4は、車両の前方を広角で撮像可能なように、たとえば、車室内の前部中央のルームミラーに設置されている。
照度センサ5は、車外の照度を検出するセンサである。
<配光処理>
図2は、配光処理の流れを示すフローチャートである。
図2は、配光処理の流れを示すフローチャートである。
車両の走行中は、ECU3により、ヘッドライト2の配光を必要に応じて変更する配光処理が実行される。
配光処理では、まず、車外の照度に応じて、ヘッドライト2の点灯が制御される。すなわち、車外の照度が第1照度以下である場合(ステップS11のYES)、ヘッドライト2が制御されて、ヘッドライト2からハイビームが照射される(ステップS12)。また、車外の照度が第1照度よりも大きく(ステップS11のNO)、第2照度以下である場合(ステップS13のYES)、ヘッドライト2が制御されて、ヘッドライト2からロービームが照射される(ステップS14)。車外の照度が第2照度よりも大きい場合には(ステップS13のNO)、ヘッドライト2が点灯されず、配光処理が終了される。
次に、フロントカメラ4により撮影されるカメラ画像の画像認識が実行される(ステップS15)。この画像認識では、たとえば、公知のテンプレートマッチングの手法により、カメラ画像から車両の前方の対向車、先行車、歩行者および自転車などの二輪車が検知される。
そして、車両の前方に対向車または先行車が検知された場合には(ステップS16のYES)、ヘッドライト2が制御されて、その対向車または先行車が検知された範囲に、ヘッドライト2からロービームが照射される(ステップS17)。これにより、対向車または先行車の運転者がハイビームに眩しさを感じることを抑制でき、その運転者の視界の妨げになることを抑制できる。
また、画像認識により、車両の前方の進行先への移動体の接近が検知された場合(ステップS18のYES)、たとえば、車両の前方の進路を横断しようとする歩行者または二輪車が検知された場合、ヘッドライト2が制御されて、その歩行者または二輪車が検知された範囲に、ヘッドライト2からハイビームが照射される(ステップS19)。また、対向車線から右折により車両の前方の進路を横切ろうとする二輪車が検知された場合、ヘッドライト2が制御されて、その歩行者または二輪車が検知された範囲に、ヘッドライト2からハイビームが照射される(ステップS19)。このとき、ハイビームの出力が制御されて、その歩行者または二輪車の検知範囲に照射されるハイビームの光度が通常よりも下げられる(ステップS20)。
<作用効果>
以上のように、車両の進行先に移動体が接近している場合、その移動体にヘッドライト2からハイビームの一部が照射される。これにより、車両の運転者に移動体を認識させる必要がある場合に、移動体の全体にヘッドライト2の光を照射することができる。その結果、車両の運転者に移動体を認識させることができるので、車両の進行先に移動体が飛び出すことによるヒヤリハットの発生を抑制することができる。
以上のように、車両の進行先に移動体が接近している場合、その移動体にヘッドライト2からハイビームの一部が照射される。これにより、車両の運転者に移動体を認識させる必要がある場合に、移動体の全体にヘッドライト2の光を照射することができる。その結果、車両の運転者に移動体を認識させることができるので、車両の進行先に移動体が飛び出すことによるヒヤリハットの発生を抑制することができる。
また、ハイビームの一部が移動体に照射されるとき、ハイビームの光度が通常よりも下げられる。これにより、移動体が歩行者または二輪車である場合に、歩行者または二輪車に乗っている人に眩しさを感じさせることを抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、ハイビームの一部が移動体に照射されるとき、ハイビームの光度が通常よりも下げられるとしたが、これに限らず、ハイビームが間欠的に出力(点滅)されてもよい。この場合、歩行者または二輪車に乗っている人に眩しさを感じさせることを抑制できながら、ハイビームの点滅により、車両の運転者に移動体を強く認識させることができる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:前照灯制御装置
2:ヘッドライト(前照灯)
3:ECU(移動体接近検知手段、出力制御手段)
4:フロントカメラ(移動体接近検知手段)
2:ヘッドライト(前照灯)
3:ECU(移動体接近検知手段、出力制御手段)
4:フロントカメラ(移動体接近検知手段)
Claims (2)
- 相対的に上向きの配光となるハイビームと相対的に下向きの配光となるロービームとを照射可能な前照灯を制御する装置であって、
前記前照灯を搭載した車両の進行先への移動体の接近を検知する移動体接近検知手段と、
前記移動体接近検知手段が前記移動体の接近を検知した場合に、前記前照灯からの前記ハイビームの出力を制御して、前記ハイビームの一部を前記移動体に照射するハイビーム出力制御手段とを含む、前照灯制御装置。 - 前記ハイビーム出力制御手段は、前記ハイビームの一部を前記移動体に照射するとき、前記ハイビームの光度を通常よりも低下させるか、または、前記ハイビームを間欠的に出力させる、請求項1に記載の前照灯制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019168758A JP2021046044A (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 前照灯制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019168758A JP2021046044A (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 前照灯制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021046044A true JP2021046044A (ja) | 2021-03-25 |
Family
ID=74877462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019168758A Pending JP2021046044A (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 前照灯制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021046044A (ja) |
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2019
- 2019-09-17 JP JP2019168758A patent/JP2021046044A/ja active Pending
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