JP2021045866A - 画像検査システム、画像検査方法及び画像検査プログラム - Google Patents

画像検査システム、画像検査方法及び画像検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】基準画像の保存に必要な記憶装置の容量が確保できない場合であっても、画像検査を実行可能にする。【解決手段】印刷ジョブに基づいて原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて印刷物を検査する画像検査システムでは、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがあるかを判断し、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがある場合は、予め原稿画像が印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像を記憶装置に記憶し、読み取り画像と記憶装置に記憶された基準読み取り画像とを比較して印刷物を検査し、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがない場合は、基準読み取り画像を記憶装置に記憶せず、読み取り画像と原稿画像とを比較して印刷物を検査する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像検査システム、画像検査方法及び画像検査プログラムに関し、特に、原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて印刷物を検査する画像検査システム、当該画像検査システムにおける画像検査方法、及び当該画像検査装置で動作する画像検査プログラムに関する。
プロダクションプリンティングなどの高品質が要求される印刷では、印刷物に対する品質検査が要求されている。例えば、プルーフモード(試し印刷)ジョブ実行時に印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を基準画像として予め作成しておき、検査モード(本印刷)ジョブ実行時に印刷された印刷物を読み取った読み取り画像(検査画像)と上記の基準画像とを比較して、差分検査を行う画像検査装置が知られている。
プルーフモードジョブ実行時に印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を基準画像として画像検査を行う場合、基準画像はプルーフモードジョブ実行時に生成し、画像検査装置の記憶装置に保存する。しかしながら、印刷ジョブによっては1部が数万ページに及ぶものもあり、大量のページの基準画像を記憶装置に保存できない場合がある。このような場合は、記憶装置に基準画像が保存できなくなった時点で、ジョブをキャンセルするしかなかった。
この問題に対して、スレーブ機の記憶装置を使用して、保存可能な容量を拡張する技術が提案されている。例えば、下記特許文献1には、マスター機と少なくとも1台以上のスレーブ機が連結されている画像形成システムにおいて、前記マスター機は、1つ以上の画像データが前記マスター機に入力されたとき、該マスター機の記憶装置の使用状態を検知する第1の検知手段と、該第1の検知手段による検知の結果、前記マスター機の記憶装置に未使用容量を検知できないときに、スレーブ機の記憶装置の使用状態を検知する第2の検知手段と、該第2の検知手段による検知の結果、前記スレーブ機の記憶装置に未使用容量を検知したときに、前記画像データを前記スレーブ機の記憶装置に転送し、割り付けする割り付け手段と、前記割り付け手段により割り付けられた前記マスター機または前記スレーブ機の記憶装置内の前記画像データを、顕像化し出力する作像手段とを有する構成が開示されている。
特開2001−008008号公報
しかしながら、例え記憶装置の容量を増やしたとしても、有限であることには変わりはないため、上記の問題を完全に解決することはできない。また、スレーブ機の記憶装置を使用する場合、スレーブ機の電源が入っていなければ使用できない等、使い勝手が悪い。また、スレーブ機側の使用状況によっては、データの転送に時間を要する場合もあるため、リアルタイムの検品ができない可能性もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、基準画像の保存に必要な記憶装置の容量が確保できない場合であっても、画像検査を実行可能にする画像検査システム、画像検査方法及び画像検査プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、印刷ジョブに基づいて原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて前記印刷物を検査する画像検査部と、記憶装置を制御する制御部と、を備える画像検査システムであって、前記制御部は、前記記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがあるかを判断し、前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがある場合は、前記制御部は、予め前記原稿画像が印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶し、前記画像検査部は、前記読み取り画像と前記記憶装置に記憶された前記基準読み取り画像とを比較して前記印刷物を検査し、前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがない場合は、前記制御部は、前記基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶せず、前記画像検査部は、前記読み取り画像と前記原稿画像とを比較して前記印刷物を検査することを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷ジョブに基づいて原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて前記印刷物を検査する画像検査システムにおける画像検査方法であって、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがあるかを判断する第1ステップと、判断結果に応じて前記印刷物を検査する第2ステップと、を実行し、前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがあると判断した場合、前記第2ステップでは、予め前記原稿画像が印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶し、前記読み取り画像と前記記憶装置に記憶された前記基準読み取り画像とを比較して前記印刷物を検査し、前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがないと判断した場合、前記第2ステップでは、前記基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶せず、前記読み取り画像と前記原稿画像とを比較して前記印刷物を検査することを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷ジョブに基づいて原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて前記印刷物を検査する画像検査システムで動作する画像検査プログラムであって、前記画像検査システムの制御部に、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがあるかを判断する第1ステップ、判断結果に応じて前記印刷物を検査する第2ステップ、を実行させ、前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがあると判断した場合、前記第2ステップでは、予め前記原稿画像が印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶し、前記読み取り画像と前記記憶装置に記憶された前記基準読み取り画像とを比較して前記印刷物を検査し、前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがないと判断した場合、前記第2ステップでは、前記基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶せず、前記読み取り画像と前記原稿画像とを比較して前記印刷物を検査することを特徴とする。
本発明の画像検査システム、画像検査方法及び画像検査プログラムによれば、基準画像の保存に必要な記憶装置の容量が確保できない場合であっても、画像検査を実行可能にすることができる。
その理由は、印刷ジョブに基づいて原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて印刷物を検査する画像検査システムでは、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがあるかを判断し、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがある場合は、予め原稿画像が印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像を記憶装置に記憶し、読み取り画像と記憶装置に記憶された基準読み取り画像とを比較して印刷物を検査し、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがない場合は、基準読み取り画像を記憶装置に記憶せず、読み取り画像と原稿画像とを比較して印刷物を検査するからである。
本発明の一実施例に係る画像検査システムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像検査システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例の画像検査方法に係わる画像検査システムの主要構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像検査システムの概略動作を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像検査方法(記憶装置に基準読み取り画像を保存できる場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る画像検査方法(記憶装置に基準読み取り画像を保存できない場合)を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る画像検査システムの動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像検査システムの動作(基準画像の保存可否判定)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像検査システムの動作(プルーフモードジョブ)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像検査システムの動作(検査モードジョブ(画像検査1))を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像検査システムに表示される画面(警告画面)を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像検査システムの動作(検査モードジョブ(画像検査2)を示すフローチャート図である。 従来の画像検査方法(記憶装置に基準読み取り画像を保存できる場合)を説明する模式図である。 従来の画像検査方法(記憶装置に基準読み取り画像を保存できない場合)を説明する模式図である。
背景技術で示したように、プロダクションプリンティングなどの高品質が要求される印刷では、印刷物に対する品質検査が要求されており、プルーフモード(試し印刷)ジョブ実行時に印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を基準画像として予め作成しておき、検査モード(試し印刷後の本印刷)ジョブ実行時に印刷された印刷物を読み取った読み取り画像と上記の基準画像とを比較する検査が行われている。この場合、基準画像はプルーフモードジョブ実行時に生成し、画像検査装置の記憶装置に保存することになるが、1部が数万ページに及ぶ印刷ジョブでは記憶装置に基準画像を保存できない場合があり、この場合は基準画像が保存できなくなった時点でジョブをキャンセルするしかなかった。
プルーフモードジョブ実行時に印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を基準画像として画像検査を行う従来のワークフローについて、図13を参照して説明する。図13における破線の枠は検査者の操作、実線の枠は画像検査装置の動作、一点鎖線の枠は記憶装置への制御を示している。
まず、検査者が印刷ジョブの実行を指示すると(A参照)、画像検査装置は、印刷ジョブをプルーフモード(試し印刷)ジョブとして実行し(B参照)、印刷用紙を読み取り(C参照)、読み取った画像を基準画像として記憶装置へ保存する(D参照)。次に、検査者は印刷された印刷物を目視確認し(E参照)、目視確認の結果がNGの場合は、記憶装置に保存した基準画像を削除する(F参照)。一方、目視確認の結果がOKの場合は、検査者が印刷ジョブの実行を指示すると(G参照)、画像検査装置は、印刷ジョブを検査モード(本印刷)ジョブとして実行し(H参照)、印刷用紙を読み取る(I参照)。次に、記憶装置に保存している基準画像を読み出し(J参照)、基準画像と、検査モードジョブ時に印刷用紙を読み取った画像と、を比較して画像検査を行う(K参照)。そして、HからKまでの処理を全てのページに対して実行し、検査モードジョブを完了する(L参照)。
次に、本発明の課題である、プルーフモードジョブ時に基準画像を画像検査装置の記憶装置に保存できない場合の従来のワークフローについて、図14を参照して説明する。図13と同様に、破線の枠は検査者の操作、実線の枠は画像検査装置の動作、一点鎖線の枠は記憶装置への制御を示している。
まず、検査者が印刷ジョブの実行を指示すると(A参照)、画像検査装置は、印刷ジョブをプルーフモードジョブとして実行し(B参照)、印刷用紙を読み取り(C参照)、読み取った画像を基準画像として記憶装置へ保存する(D参照)。ここで、記憶装置への保存に失敗した場合、画像検査装置は、プルーフモードジョブを中止し(M参照)、保存に失敗するまでに保存した基準画像を記憶装置から削除する(F参照)。その後、検査者は、画像検査装置の記憶装置に空きを作るために、記憶装置から不要な基準画像を削除し(N参照)、画像検査装置は、印刷ジョブをプルーフモードジョブとして再度実行する。この工程を、記憶装置に、基準画像を保存するのに十分な容量が確保できるまで繰り返し行う。
このようなジョブの中止を回避する技術として、スレーブ機の記憶装置を使用して、保存可能なサイズを拡張する技術(例えば、特許文献1参照)が開示されているが、例え記憶装置の容量を増やしたとしても、有限であることには変わりはないため、上記の問題を完全に解決することはできない。また、スレーブ機の記憶装置を使用する場合、スレーブ機の電源が入っていなければ使用できない等、使い勝手が悪く、また、スレーブ機側の使用状況によってはデータの転送に時間を要する場合があり、リアルタイムの検品ができない可能性もある。
そこで、本発明の一実施の形態では、基準画像(基準読み取り画像)の登録に必要な記憶容量を算出し、容量が足りるか否かを判定し、容量が足りないと判定した場合は、基準読み取り画像を登録せずに、原稿画像(元画像)を基準画像として画像検査を行う。
具体的には、印刷ジョブに基づいて原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて印刷物を検査する画像検査システムでは、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがあるかを判断し、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがある場合は、予め原稿画像が印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像を記憶装置に記憶し、読み取り画像と記憶装置に記憶された基準読み取り画像とを比較して印刷物を検査し、記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがない場合は、基準読み取り画像を記憶装置に記憶せず、読み取り画像と原稿画像とを比較して印刷物を検査する。
このような制御を行うことにより、基準画像の保存に必要な記憶装置の容量が確保できない場合であっても、画像検査を実行可能にすることができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像検査システム、画像検査方法及び画像検査プログラムについて、図1乃至図12を参照して説明する。図1は、本実施例の画像検査システムの構成を示す模式図であり、図2は、本実施例の画像検査システムの構成を示すブロック図である。また、図3は、本実施例の画像検査方法に係わる画像検査システムの主要構成を示すブロック図であり、図4は、本実施例の画像検査システムの概略動作を示す模式図である。また、図5及び図6は、本実施例の画像検査方法を説明する模式図、図7乃至図10、図12は、本実施例の画像検査システムの動作を示すフローチャート図であり、図11は、本実施例の画像検査システムに表示される画面(警告画面)の一例である。
なお、以下の説明において、製品となる印刷物を作成する動作モードを検査モードと呼び、検査モードの前に印刷物の試し印刷を行う動作モードをプルーフモードと呼ぶ。また、検査モードで印刷した用紙を読み取った画像を検査画像と呼び、検査画像を検査する際の基準となる画像を基準画像と呼ぶ。特に、プルーフモード時に読み取った画像を基準画像とする場合、この基準画像は基準読み取り画像と呼ぶ。
図1に示すように、本実施例の画像検査システム10は、原稿画像を用紙に印刷する画像形成装置20aと、印刷後の用紙を読み取って検査する画像検査装置20bと、印刷後の用紙を仕分けして排紙する排紙装置20cなどで構成される。
図2は、本実施例の画像検査システム10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置20aは、制御部21、記憶装置22、操作パネル23、スキャナ(画像読み取り部)24、プリンタ(画像書き込み部)25、画像処理部26などを備える。また、画像検査装置20bは、画像読み取り部27などを備える。また、排紙装置20cは、用紙排紙部28などを備える。
制御部21は、一般に、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリとを備え、これらはバスを介して接続されている。CPUは、ROMや記憶装置22からプログラムを読み出し、RAMに展開して実行することにより、画像検査システム10の全体制御を行う。本実施例では、制御部21は、画像制御CPU、不揮発メモリ、DRAM制御IC(Integrated Circuit)、画像メモリ(DRAM)、伸長IC、書き込み処理部、圧縮IC、読み取り処理部などを備え、画像メモリは、圧縮メモリとページメモリとを備える。
記憶装置22は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPUが各部を制御するための各種プログラムや各種情報を格納する。
操作パネル23は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示部と、格子状の透明電極からなるタッチセンサなどの操作部を制御する操作制御部などで構成され、各種画面(例えば、後述する警告画面など)を表示すると共に、上記画面での各種操作(例えば、警告画面におけるジョブの継続/中止の選択操作など)を可能にする。なお、警告画面は、画像検査システム10に装着されている操作パネル23に表示しても良いし、ネットワーク上に接続された外部装置(例えば、クライアント装置など)の表示部などに表示しても良い。
スキャナ(画像読み取り部)24は、原稿台上に載置された原稿から画像データを光学的に読み取る部分であり、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)、CCDの動作やCCDから出力される電気信号の処理などを行うスキャナ制御部などで構成される。
プリンタ(画像書き込み部)25は、画像データに基づいて印刷処理を実行するエンジンであり、例えば、帯電された感光体ドラムに画像に応じたレーザ光を照射して静電潜像を形成するLD(Laser Diode)、静電潜像を顕在化して用紙に画像形成するための各種制御を行うプリンタ制御部などで構成される。
画像処理部26は、制御部21のDRAM制御ICにPCI(Peripheral Components Interconnect)バスを介して接続され、画像処理を行うと共にスキャナ24やプリンタ25を制御するコントローラとして機能する。本実施例では、画像処理部26は、コントローラ制御IC、DRAM制御IC、画像メモリ、通信制御部、NIC(Network Interface Card)などを備え、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークで繋がっている他の装置との接続を確立し、外部装置(例えば、クライアント装置など)から印刷ジョブを受信したり、スキャナ24で読み取った画像データを電子メールで外部装置に送信したりする。
画像読み取り部27は、画像形成装置20aで印刷された用紙から画像データを光学的に読み取るインラインスキャナなどであり、用紙で反射された光を電気信号に変換するCCD、CCDの動作やCCDから出力される電気信号の処理などを行うスキャナ制御部などで構成される。なお、画像形成装置20aに、画像形成後の印刷用紙をスキャンするインラインスキャナを備える場合は、そのインラインスキャナが読み取った画像を画像検査の対象としてもよく、その場合は画像読み取り部27を省略することができる。
用紙排紙部28は、複数の排紙トレイ(ここでは、通常用紙排紙トレイ1、通常用紙排紙トレイ2、異常紙排紙トレイ)と、どの排紙トレイに排紙するかを制御する排紙制御部と、を備え、排紙制御部は、画像検査装置20bの検査結果に従って、画像が正常な用紙を通常用紙排紙トレイ1又は通常用紙排紙トレイ2に排紙し、画像が異常な用紙を異常紙排紙トレイに排紙する。
図3は、本実施例の画像検査システム10における、本実施例の画像検査方法に関連する主要な構成を示すブロック図である。本実施例の画像検査システム10は、制御部21と記憶装置22と操作パネル23と画像書き込み部25と画像読み取り部27と原稿画像取得部30と画像検査部31などを含む。
制御部21は、圧縮ICと圧縮メモリと伸張ICとページメモリ1とページメモリ2とを含み、原稿画像取得部30からの画像入力、基準読み取り画像の登録可否判定(記憶装置22の空き容量の判定)、操作パネル23への警告画面表示、画像書き込み部25への画像出力、画像読み取り部27への画像読み取り指示、画像検査部31への画像検査指示、記憶装置22への画像保存/画像読み出しなどの制御を行う。
記憶装置22は、基準読み取り画像などを保存する。
操作パネル23は、基準読み取り画像の登録ができない旨を報知する警告画面を表示し、必要に応じて、警告画面に基準読み取り画像の登録に必要な記憶容量及び記憶装置22の残容量を表示する。また、基準読み取り画像の登録ができない場合に、必要に応じて、ジョブの継続、中止の選択を受け付ける。
画像書き込み部25は、上述したように、画像データに基づいて印刷処理を実行するエンジンである。
画像読み取り部27は、上述したように、画像形成装置20aで印刷された用紙から画像データを光学的に読み取るインラインスキャナなどである。
原稿画像取得部30は、画像処理部(コントローラ)26などから原稿画像を含む印刷ジョブ情報を取得する。
画像検査部31は、選択された基準画像(プルーフモード時に印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像又原稿画像)と検査画像とを比較することによって、印刷物を検査する。具体的には、記憶装置22に所定の記憶容量以上の空きがある場合は、検査画像と基準読み取り画像とを比較して印刷物を検査し、記憶装置22に所定の記憶容量以上の空きがない場合は、検査画像と原稿画像(元画像)とを比較して印刷物を検査する。
なお、図3では、制御部21とは別に画像検査部31を設けているが、画像検査部31は制御部21に含まれる構成としてもよい。また、制御部21及び画像検査部31の機能は、CPUが画像検査プログラムを実行することによって実現してもよい。
以下、上記構成の画像検査システム10を用いた画像検査方法について、図4の模式図を参照して説明する。
(1)原稿画像取得部30は、画像処理部(コントローラ)26などから原稿画像を含む印刷ジョブ情報を取得して制御部21に通知する。制御部21は、印刷ジョブが開始されると、原稿画像取得部30から入力された原稿画像を圧縮ICで圧縮し、圧縮メモリに格納する。また、制御部21は、圧縮メモリに格納されている圧縮画像を伸長ICで伸長し、ページメモリ1に格納する。
(2)制御部21は、プルーフモードの場合、基準読み取り画像の登録に必要な記憶容量を算出し、容量が足りるか否かを判定する。
(3)制御部21は、容量が足りないと判定した場合は、操作パネル23に、基準読み取り画像の登録ができない旨を報知する警告画面を表示させると共に、基準読み取り画像の登録に必要な記憶容量及び記憶装置の残容量を表示させる。容量が足りると判定した場合は、プルーフモードとして印刷ジョブを継続する。
(4)制御部21は、操作パネル23から、ジョブの継続、中止の選択結果を受け取る。ジョブの継続が選択された場合は、プルーフモードをスキップし、検査モードジョブを開始し、原稿画像取得部30から入力した原稿画像を基準画像として画像検査を行う。また、ジョブの中止が選択された場合は、印刷ジョブを中止する。
(5)制御部21は、ページメモリ1に格納した原稿画像を画像書き込み部25に送信して原稿画像の出力を指示する。
(6)画像書き込み部25は、原稿画像を印刷用紙に書き込み、印刷用紙の排紙が完了したら、制御部21に印刷用紙の出力完了を通知する。
(7)制御部21は、画像読み取り部27に画像の読み取りを指示する。
(8)画像読み取り部27は、印刷後の用紙を読み取り、読み取り画像を制御部21に送信し、画像の読み取り完了を制御部21に通知する。制御部21は、読み取り画像をページメモリ2に格納する。
(9)制御部21は、基準読み取り画像の登録に必要な記憶容量が足りないと判定した場合は、原稿画像を基準画像として、画像検査部31に画像の検査を指示する。また、基準読み取り画像の登録に必要な記憶容量が足りると判定していた場合で、プルーフモードジョブの場合は、基準読み取り画像を記憶装置22に保存し、検査モードジョブの場合は、記憶装置22から基準読み取り画像を読み出してページメモリ2に格納し、基準読み取り画像を基準画像として、画像検査部31に画像の検査を指示する。
(10)画像検査部31は、原稿画像を基準画像とする画像検査が指示された場合は、ページメモリ1に格納されている原稿画像とページメモリ2に格納されている検査画像とを比較して画像検査を行い、基準読み取り画像を基準画像とする画像検査が指示された場合は、ページメモリ2に格納されている基準読み取り画像とページメモリ2に格納されている検査画像とを比較して画像検査を行い、画像検査結果を制御部21に通知する。
次に、上記構成の画像検査システム10の動作について、記憶装置22に基準読み取り画像を保存できる場合と保存できない場合とに分けて説明する。まず、記憶装置22に基準読み取り画像を保存できる場合のワークフローについて、図5を参照して説明する。図5における破線の枠は検査者の操作、実線の枠は画像検査システム10の動作、一点鎖線の枠は記憶装置22への制御を示している。
まず、検査者が印刷ジョブの実行を指示すると(A参照)、画像検査システム10は、基準画像の登録に必要な記憶容量を算出し、記憶装置22の容量が足りるか否かを判定する(O参照)。容量が足りると判定した場合、画像検査システム10は、印刷ジョブをプルーフモードジョブとして実行し(B参照)、印刷用紙を読み取り(C参照)、読み取った基準画像(基準読み取り画像)を記憶装置22に保存する(D参照)。次に、検査者は印刷した用紙を目視確認する(E参照)。目視確認の結果がNGの場合、画像検査システム10は、記憶装置22にプルーフモードジョブ時に保存した基準画像を削除する(F参照)。一方、目視確認の結果がOKの場合、検査者が印刷ジョブの実行を指示すると(G参照)、画像検査システム10は、印刷ジョブを本印刷(検査モードジョブ)として実行し(H参照)、印刷用紙を読み取る(I参照)。ここで、Oで容量が足りると判定しているため、画像検査システム10は、記憶装置22に保存している基準画像を読み出し(J参照)、基準画像(基準読み取り画像)と本印刷(検査モードジョブ)時に印刷用紙を読み取った画像とを比較して画像検査を行う(K参照)。そして、HからKまでの処理を全てのページに対して実行したら、検査モードジョブを完了する(L参照)。
次に、記憶装置22に基準読み取り画像を保存できない場合のワークフローについて、図6を参照して説明する。図5と同様に、破線の枠は検査者の操作、実線の枠は画像検査システム10の動作、一点鎖線の枠は記憶装置への制御を示している。
まず、検査者が印刷ジョブの実行を指示すると(A参照)、画像検査システム10は、基準画像の登録に必要な記憶容量を算出し、記憶装置22の容量が足りるか否かを判定する(O参照)。容量が足りないと判定した場合、画像検査システム10は、印刷ジョブを本印刷(検査モードジョブ)として実行し(H参照)、印刷用紙の読み取りを行う(I参照)。ここで、Oで容量が足りないと判定しているため、画像検査システム10は、基準画像(原稿画像)と本印刷(検査モードジョブ)時に印刷用紙を読み取った画像とを比較して画像検査を行う(P参照)。そして、HからPまでの処理を全てのページに対して実行したら、検査モードジョブを完了する(L参照)。なお、Oで容量が足りないと判定した場合、Pで基準画像(原稿画像)と本印刷(検査モードジョブ)時に印刷用紙を読み取った画像とを用いて画像検査を行う前に、検査者にジョブを中止するか、原稿画像を基準画像としてジョブを継続するかを選択させるようにしても良い。
以下、本実施例の画像検査システム10を用いた画像検査方式について具体的に説明する。制御部21を構成するCPUは、ROM又は記憶装置22に記憶した画像検査プログラムをRAMに展開して実行することにより、図7乃至図10、図12のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
図7に示すように、制御部21は、基準読み取り画像の登録に必要な記憶容量を算出して記憶装置22の残容量と比較することによって、基準読み取り画像の保存可否の判定を行う(S101)。このステップの詳細は後述する。判定の結果、基準画像の登録が可能な場合は(S102のYes)、制御部21は、印刷ジョブをプルーフモードジョブとしてジョブを継続する(S103)。このステップの詳細も後述する。そして、制御部21は、プルーフモードジョブ時に印刷された印刷物を読み取った画像を基準画像として画像検査1を行う(S104)。このステップの詳細も後述する。
一方、基準画像の登録ができない場合は(S102のNo)、制御部21は、操作パネル23に、その旨を報知する警告画面を表示させると共に、基準読み取り画像の登録に必要な記憶容量及び記憶装置22の残容量を表示し、検査者に、ジョブの継続、中止を選択させる(S105)。ジョブの継続が選択された場合は(S106のYes)、制御部21は、プルーフモードをスキップし、検査モードジョブを開始し、原稿画像取得部30から入力した原稿画像を基準画像として画像検査2を行う(S107)。このステップの詳細も後述する。一方、ジョブの中止が選択された場合は(S106のNo)、印刷ジョブを中止する。
次に、図7のS101の基準画像の保存可否判定について、図8を参照して説明する。
まず、制御部21は、ジョブの開始時に印刷ジョブ情報を受信し(S201)、印刷ジョブ中の全ての原稿画像を受信する(S202)。なお、印刷ジョブ中の全ての原稿画像に付加されるページヘッダ情報だけを受信するようにしても良い。次に、制御部21は、印刷ジョブ情報中のジョブのモードが集約モードであるか否かを判定する(S203)。
ジョブのモードが集約モードの場合は(S203のYes)、制御部21は、全原稿ページ数を集約数で除算して印刷ページ数(両面印刷の場合は両面を合わせた印刷ページ数)を算出する(S204)。その際、余りがある場合は、印刷ページ数に1を加算する。例えば、全原稿ページ数が99ページ、集約モードが2in1の場合、99/2=49余り1となるため、印刷ページ数は49+1=50ページとなる。一方、ジョブのモードが集約モードでない場合は、制御部21は、全原稿ページ数をそのまま印刷ページ数にする(S205)。
次に、制御部21は、印刷用紙の読み取り画像サイズを算出する(S206)。この印刷用紙の読み取りサイズは、印刷用紙のサイズ、読み取り解像度、階調、画像フォーマット(CMYKやRGB形式等)、画像の圧縮率などを用いて算出することができる。
次に、制御部21は、S206で算出した個々の印刷ページの印刷用紙の読み取りサイズを、全印刷用紙の読み取り画像サイズに加算する(S207)。そして、制御部21は、全ての印刷ページに対して、印刷用紙の読み取り画像サイズを算出したかを判断し(S208)、全ての印刷ページに対して、印刷用紙の読み取り画像サイズを算出していない場合は(S208のNo)、S206に戻る。
全ての印刷ページに対して、印刷用紙の読み取り画像サイズを全印刷用紙の読み取り画像サイズに加算したら(S208のYes)、制御部21は、記憶装置22の残容量が、全印刷用紙の読み取り画像サイズ(各印刷用紙の読み取り画像サイズの合計)よりも大きいか否かを判定する(S209)。記憶装置22の残容量の方が大きい場合は(S209のYes)、基準画像を保存可能(記憶装置22に所定の記憶容量以上の空きがある)と判定し(S210)、記憶装置22の残容量の方が小さい場合は(S209のNo)、基準画像を保存不可能(記憶装置22に所定の記憶容量以上の空きがない)と判定する(S211)。なお、所定の記憶容量を基準画像の保存に必要な空き容量としたが、予め記憶装置22に対して設定された記憶容量としても良い。
次に、図7のS103のプルーフモードジョブについて、図9を参照して説明する。
まず、制御部21は、原稿画像取得部30から原稿画像を入力すると(S301)、入力された原稿画像を圧縮ICで圧縮し、圧縮メモリへ格納する。そして、圧縮メモリに格納されている圧縮画像を伸長ICで伸長し、ページメモリ1へ格納する。
次に、制御部21は、印刷用紙の給紙処理を行い(S302)、画像書き込み部25へ画像の出力を指示する。画像書き込み部25は、原稿画像を印刷用紙に印刷し、用紙の排紙完了後、制御部21へ用紙の排紙完了を通知する(S303)。
次に、制御部21は、画像読み取り部27へ画像の読み取りを指示する。画像読み取り部27は、印刷後の用紙を読み取り、ページメモリ2に格納し、読み取り完了を制御部21に通知する(S304)。そして、制御部21は、読み取り画像を基準画像として記憶装置22に保存する(S305)。
その後、制御部21は、全ページの印刷が終了したか否かを判断し(S306)、全ページの印刷が終了していない場合は(S306のNo)、S301に戻って同様の処理を繰り返す。
次に、図7のS104の検査モードジョブ(画像検査1)について、図10を参照して説明する。
まず、制御部21は、原稿画像取得部30から原稿画像を入力すると(S401)、入力された原稿画像を圧縮ICで圧縮し、圧縮メモリへ格納する。そして、圧縮メモリに格納されている圧縮画像を伸長ICで伸長し、ページメモリ1へ格納する。
次に、制御部21は、印刷用紙の給紙処理を行い(S402)、画像書き込み部25へ画像の出力を指示する。画像書き込み部25は、原稿画像を印刷用紙に印刷し、用紙の排紙完了後、制御部21へ用紙の排紙完了を通知する(S403)。
次に、制御部21は、画像読み取り部27へ画像の読み取りを指示する。画像読み取り部27は、印刷後の用紙を読み取り、ページメモリ2に格納し、読み取り完了を制御部21に通知する(S404)。
次に、制御部21は、プルーフモード時の読み取り画像を記憶装置22から読み出して、ページメモリ2に格納し(S405)、画像検査部31に、プルーフモード時の読み取り画像を基準画像として画像検査を指示する。画像検査部31は、ページメモリ2に格納されているプルーフモード時の読み取り画像とページメモリ2に格納されている検査画像とを比較して画像検査を行い(S406)、検査結果を制御部21に通知する。
制御部21は、画像検査の結果、画像不良が検知されたか判定する(S407)。画像不良が検知されなかった場合は(S407のNo)、S409に遷移し、画像不良が検知された場合は(S407のYes)、制御部21は、コントローラにリカバリ印刷を指示する(S408)。
その後、全ページの印刷が終了したか否かを判断し(S409)、全ページの印刷が終了していない場合は(S409のNo)、S401へ戻って同様の処理を繰り返す。
次に、図7のS105の警告画面表示について、図11を参照して説明する。制御部21が、記憶装置22に所定の記憶容量以上の空きがないと判定した(基準画像が登録できないと判断した)場合は、そのままジョブを継続することができないため、操作パネル23などに図11に示すような警告画面40を表示させる。
この警告画面40には、基準画像(基準読み取り画像)を記憶装置22に保存できない旨の警告メッセージが表示され、基準読み取り画像を用いて検査が継続できない場合は、ジョブを中止するか、原稿画像(元画像)を基準画像として検査を継続するかを選択するボタン(継続ボタン及び中止ボタン)が表示される。中止が選択された場合は、ジョブを中止し、継続が選択された場合は、原稿画像を基準画像として検査を継続する。
また、警告画面40には、基準読み取り画像を記憶装置22に保存するために必要な容量(図の基準画像容量)と、現在の記憶装置22の空き容量(図のハードディスク残量)と、が表示される。これにより、検査者はどの程度記憶装置22の容量が足りないのかを認識する事が可能となる。そして、既に登録済みの基準読み取り画像をいくつか消去すれば空きが確保できるのであれば、ジョブの中止を選び、登録済みの基準読み取り画像を削除後、再度ジョブを実行すれば良いし、不要な登録済みの基準読み取り画像を消しても、必要な記憶装置22の空きを確保できないと判断した場合は、原稿画像を基準画像として検査を継続すれば良い。
なお、図11の警告画面40は一例であり、例えば、基準読み取り画像を用いて検査が継続できない場合は、検査者に継続/中止を決定させずに、警告画面40に原稿画像との比較で画像検査を継続する旨を表示し、自動で検査を継続するようにしても良い。
次に、図7のS107の検査モードジョブ(画像検査2)について、図12を参照して説明する。
まず、制御部21は、原稿画像取得部30から原稿画像を入力すると(S501)、入力された原稿画像を圧縮ICで圧縮し、圧縮メモリへ格納する。そして、圧縮メモリに格納されている圧縮画像を伸長ICで伸長し、ページメモリ1へ格納する。
次に、制御部21は、印刷用紙の給紙処理を行い(S502)、画像書き込み部25へ画像の出力を指示する。画像書き込み部25は、原稿画像を印刷用紙に印刷し、用紙の排紙完了後、制御部21へ用紙の排紙完了を通知する(S503)。
次に、制御部21は、画像読み取り部27へ画像の読み取りを指示する。画像読み取り部27は、印刷後の用紙を読み取り、ページメモリ2に格納し、読み取り完了を制御部21に通知する(S504)。
次に、制御部21は、画像検査部31に、原稿画像を基準画像として画像検査を指示する。画像検査部31は、ページメモリ1に格納されている原稿画像とページメモリ2に格納されている検査画像とを比較して画像検査を行い(S505)、検査結果を制御部21に通知する。
制御部21は、画像検査の結果、画像不良が検知されたか判定する(S506)。画像不良が検知されなかった場合は(S506のNo)、S508に遷移し、画像不良が検知された場合は(S506のYes)、制御部21は、コントローラにリカバリ印刷を指示する(S507)。
その後、全ページの印刷が終了したか否かを判断し(S508)、全ページの印刷が終了していない場合は(S508のNo)、S501へ戻って同様の処理を繰り返す。
このように、基準読み取り画像の登録に必要な記憶容量を算出し、容量が足りるか否かを判定し、容量が足りないと判定した場合は、その旨の警告表示を行い、ジョブの継続、中止を選択させ、ジョブの継続が選択された場合は、原稿画像(元画像)を基準画像として画像検査を行うことにより、基準画像の保存に必要な記憶装置の容量が確保できない場合であっても、画像検査を実行可能にすることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、基準画像を保存できない場合に警告画面40を表示したが、基準画像を保存できない旨を音声などで報知するようにしてもよい。
また、上記実施例では、画像形成装置20aと画像検査装置20bとが一体的に形成された画像検査システム10について説明したが、画像検査装置20bを単体で動作させる場合に対しても、本発明の画像検査方法を同様に適用することができる。その場合は、画像形成装置20aと画像検査装置20bとを通信可能に接続し、画像検査装置20bに、制御部、原稿画像取得部、画像検査部、操作パネルなどを設ければよい。
本発明は、原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて印刷物を検査する画像検査システム、当該画像検査システムにおける画像検査方法、当該画像検査装置で動作する画像検査プログラム及び当該画像検査プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 画像検査システム
20a 画像形成装置
20b 画像検査装置
20c 排紙装置
21 制御部
22 記憶装置
23 操作パネル
24 スキャナ
25 プリンタ
26 画像処理部
27 画像読み取り部
28 用紙排紙部
30 原稿画像取得部
31 画像検査部
40 警告画面

Claims (18)

  1. 印刷ジョブに基づいて原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて前記印刷物を検査する画像検査部と、記憶装置を制御する制御部と、を備える画像検査システムであって、
    前記制御部は、前記記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがあるかを判断し、
    前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがある場合は、
    前記制御部は、予め前記原稿画像が印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶し、
    前記画像検査部は、前記読み取り画像と前記記憶装置に記憶された前記基準読み取り画像とを比較して前記印刷物を検査し、
    前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがない場合は、
    前記制御部は、前記基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶せず、
    前記画像検査部は、前記読み取り画像と前記原稿画像とを比較して前記印刷物を検査する、
    ことを特徴とする画像検査システム。
  2. 前記所定の記憶容量は、前記印刷ジョブの情報に基づいて決定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像検査システム。
  3. 前記所定の記憶容量は、印刷ページ数、印刷モード、集約モード、用紙サイズ、前記読み取り画像の解像度、前記読み取り画像の階調の少なくとも1つに基づいて決定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像検査システム。
  4. 前記制御部は、前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがない場合は、前記基準読み取り画像を前記記憶装置に保存できない旨を報知する画面を表示装置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像検査システム。
  5. 前記制御部は、前記画面で、前記印刷ジョブを継続するか中止するかを選択可能にする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像検査システム。
  6. 前記制御部は、前記画面に、前記記憶装置の残容量と、前記基準読み取り画像の記憶に必要な記憶容量と、を表示させる、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像検査システム。
  7. 印刷ジョブに基づいて原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて前記印刷物を検査する画像検査システムにおける画像検査方法であって、
    記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがあるかを判断する第1ステップと、
    判断結果に応じて前記印刷物を検査する第2ステップと、を実行し、
    前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがあると判断した場合、前記第2ステップでは、予め前記原稿画像が印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶し、前記読み取り画像と前記記憶装置に記憶された前記基準読み取り画像とを比較して前記印刷物を検査し、
    前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがないと判断した場合、前記第2ステップでは、前記基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶せず、前記読み取り画像と前記原稿画像とを比較して前記印刷物を検査する、
    ことを特徴とする画像検査方法。
  8. 前記第1ステップでは、前記印刷ジョブの情報に基づいて、前記所定の記憶容量を決定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像検査方法。
  9. 前記第1ステップでは、印刷ページ数、印刷モード、集約モード、用紙サイズ、前記読み取り画像の解像度、前記読み取り画像の階調の少なくとも1つに基づいて、前記所定の記憶容量を決定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像検査方法。
  10. 前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがないと判断した場合、前記第2ステップでは、前記基準読み取り画像を前記記憶装置に保存できない旨を報知する画面を表示装置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の画像検査方法。
  11. 前記第2ステップでは、前記画面で、前記印刷ジョブを継続するか中止するかを選択可能にする、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像検査方法。
  12. 前記第2ステップでは、前記画面に、前記記憶装置の残容量と、前記基準読み取り画像の記憶に必要な記憶容量と、を表示させる、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の画像検査方法。
  13. 印刷ジョブに基づいて原稿画像が印刷された印刷物を読み取った読み取り画像を用いて前記印刷物を検査する画像検査システムで動作する画像検査プログラムであって、
    前記画像検査システムの制御部に、
    記憶装置に所定の記憶容量以上の空きがあるかを判断する第1ステップ、
    判断結果に応じて前記印刷物を検査する第2ステップ、を実行させ、
    前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがあると判断した場合、前記第2ステップでは、予め前記原稿画像が印刷された印刷物を読み取った基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶し、前記読み取り画像と前記記憶装置に記憶された前記基準読み取り画像とを比較して前記印刷物を検査し、
    前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがないと判断した場合、前記第2ステップでは、前記基準読み取り画像を前記記憶装置に記憶せず、前記読み取り画像と前記原稿画像とを比較して前記印刷物を検査する、
    ことを特徴とする画像検査プログラム。
  14. 前記第1ステップでは、前記印刷ジョブの情報に基づいて、前記所定の記憶容量を決定する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像検査プログラム。
  15. 前記第1ステップでは、印刷ページ数、印刷モード、集約モード、用紙サイズ、前記読み取り画像の解像度、前記読み取り画像の階調の少なくとも1つに基づいて、前記所定の記憶容量を決定する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像検査プログラム。
  16. 前記第1ステップで前記記憶装置に前記所定の記憶容量以上の空きがないと判断した場合、前記第2ステップでは、前記基準読み取り画像を前記記憶装置に保存できない旨を報知する画面を表示装置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一に記載の画像検査プログラム。
  17. 前記第2ステップでは、前記画面で、前記印刷ジョブを継続するか中止するかを選択可能にする、
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像検査プログラム。
  18. 前記第2ステップでは、前記画面に、前記記憶装置の残容量と、前記基準読み取り画像の記憶に必要な記憶容量と、を表示させる、
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載の画像検査プログラム。
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