JP2021045177A - 吸収性物品用不織布、吸収性物品用バックシート及び吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品用不織布、吸収性物品用バックシート及び吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2021045177A
JP2021045177A JP2018122291A JP2018122291A JP2021045177A JP 2021045177 A JP2021045177 A JP 2021045177A JP 2018122291 A JP2018122291 A JP 2018122291A JP 2018122291 A JP2018122291 A JP 2018122291A JP 2021045177 A JP2021045177 A JP 2021045177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
type composite
fiber
woven fabric
composite fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018122291A
Other languages
English (en)
Inventor
保紀 中村
Yasunori Nakamura
保紀 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwabo Holdings Co Ltd
Daiwabo Polytec Co Ltd
Original Assignee
Daiwabo Holdings Co Ltd
Daiwabo Polytec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwabo Holdings Co Ltd, Daiwabo Polytec Co Ltd filed Critical Daiwabo Holdings Co Ltd
Priority to JP2018122291A priority Critical patent/JP2021045177A/ja
Priority to PCT/JP2019/025619 priority patent/WO2020004554A1/ja
Publication of JP2021045177A publication Critical patent/JP2021045177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/51Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the outer layers
    • A61F13/514Backsheet, i.e. the impermeable cover or layer furthest from the skin
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/40Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
    • D04H1/42Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties characterised by the use of certain kinds of fibres insofar as this use has no preponderant influence on the consolidation of the fleece
    • D04H1/425Cellulose series
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/40Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
    • D04H1/42Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties characterised by the use of certain kinds of fibres insofar as this use has no preponderant influence on the consolidation of the fleece
    • D04H1/4374Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties characterised by the use of certain kinds of fibres insofar as this use has no preponderant influence on the consolidation of the fleece using different kinds of webs, e.g. by layering webs

Abstract

【課題】コットンを含む不織布であり、より良好な触感を有し、毛羽立ちが少なく、不織布の破れが少なく、これらの性質のバランスに優れる不織布を提供する。【解決手段】第1繊維層と、その一方の主表面に位置する第2繊維層を含む不織布であり、第1繊維層が第1芯鞘型複合繊維を含み、第2繊維層が第2芯鞘型複合繊維とコットンを含み、第1芯鞘型複合繊維の繊度が第2芯鞘型複合繊維の繊度より小さく、第1芯鞘型複合繊維及び第2芯鞘型複合繊維の両方の鞘成分がポリエチレンを含み、下記(i)及び(ii)のいずれかを満たす不織布である。(i)第1芯鞘型複合繊維及び第2芯鞘型複合繊維の両方の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上である、及び(ii)鞘成分のポリエチレンは、両方共高密度ポリエチレンである。【選択図】なし

Description

本発明は、吸収性物品用不織布、吸収性物品用バックシート及び吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド及びパンティライナー等の吸収性物品は、吸収体の他に、使用者の肌側に位置するシート(文献によっては「トップシート」とも称される)、使用者の肌側と反対側(外側)であって、使用者の着衣側に位置するシート(文献によっては「バックシート」とも称される)等を含む。
特許文献1は、バックシートには、使用者が吸収性物品と使用者の着衣との間に蒸れを感じにくいことが要求されることを開示する。
その課題を解決するために、特許文献1は、バックシート(外装シート)として、着衣側層と肌側層の2層構造を有する積層不織布を開示する。その積層不織布の着衣側層は、PET/PE複合繊維(繊度2.8dtex、平均繊維長45mm、坪量20g/m2)でできており、肌側層は、2種類のPET/PE複合繊維(複合繊維A:繊度2.2dtex、平均繊維長45mm、複合繊維B:繊度1.7detx、平均繊維長45mm、繊維AとBの合計の坪量10g/m2)とコットン(平均約27mm、坪量3g/m2)でできている(特許文献1表1実施例1及び2参照)。
特許文献1は、その積層不織布をバックシートとして使用して得られる使い捨ておむつは、人工尿吸収後の蒸散率が低く、濡れた状態、蒸れ等が発生しにくいことを開示する(特許文献1段落番号0105参照)。
特許第6093002号公報
バックシートには、更に、より良好な触感(滑らかさ及び柔らかさ)が求められつつ、毛羽立ちが少ないこと及び不織布の破れが少ないことも求められる。
バックシート等の不織布がコットンを含む場合、特許文献1が開示するように、コットンは集合体として存在しやすく、コットン集合体の周囲に空隙が存在し易いので、コットン集合体の周辺は、不織布の中で強度が不足し、毛羽立ち又は不織布の破れが生じやすい部分となることが予想される。特許文献1では、コットンの周囲に空隙を意図的に存在させるので、毛羽立ち又は不織布の破れが生じやすいことが予想されるが、特許文献1は、これらの課題について、何ら言及していない。
一方、コットンは天然繊維であり、吸収性物品の素材として、消費者に好まれる傾向があり、またコットンは良好な触感を付与することができるので、コットンを含む吸収性物品の需要は高い。
従って、コットンを不織布の素材として使用して、より良好な触感を得ることを試みると、上述のように集合体として存在しやすいコットンの周囲に空隙が存在し易いので、不織布の中で強度不足を生じ、毛羽立ちが生じやすく、不織布の破れが増加し得ることが予想される。
従って、本発明は、天然素材のコットンを含む不織布であって、より良好な触感(滑らかさ及び柔らかさ)を有し、かつ、毛羽立ちが少なく、不織布の破れが少ない不織布であり、これらの性質のバランスに優れる不織布を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、第1及び第2繊維層が含む第1及び第2芯鞘型複合繊維の各々の繊度を制御すること、第1及び第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の各々のポリエチレンを制御することで、上述の課題を解決できる吸収性物品用不織布が得られることを見出した。更に、そのような吸収性物品用不織布はバックシート用に好適であることを見出して、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、一の要旨として、吸収性物品用不織布を提供し、それは、
第1繊維層と、前記第1繊維層の一方の主表面に位置する第2繊維層とを含む不織布であって、
前記第1繊維層が、第1芯鞘型複合繊維を含み、
前記第2繊維層が、第2芯鞘型複合繊維とコットンとを含み、
前記第1芯鞘型複合繊維の繊度が前記第2芯鞘型複合繊維の繊度よりも小さく、
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分および前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分がポリエチレンを含み、
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上であり、
前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上である。
また、本発明は、他の要旨として、吸収性物品用不織布を提供し、それは、
第1繊維層と、前記第1繊維層の一方の主表面に位置する第2繊維層とを含む不織布であって、
前記第1繊維層が、第1芯鞘型複合繊維を含み、
前記第2繊維層が、第2芯鞘型複合繊維とコットンとを含み、
前記第1芯鞘型複合繊維の繊度が前記第2芯鞘型複合繊維の繊度よりも小さく、
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分および前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分が、両方共高密度ポリエチレンを含む。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、良好な触感を有し、かつ、毛羽立ちと不織布の破れを少なくすることができる。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、
第1繊維層と、前記第1繊維層の一方の主表面に位置する第2繊維層とを含む不織布であって、
前記第1繊維層が、第1芯鞘型複合繊維を含み、
前記第2繊維層が、第2芯鞘型複合繊維とコットンとを含み、
前記第1芯鞘型複合繊維の繊度が前記第2芯鞘型複合繊維の繊度よりも小さく、
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分および前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分がポリエチレンを含み、下記(i)及び(ii)の少なくともいずれかを満たす。
(i)前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上であり、
前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上である。
(ii)前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分および前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分のポリエチレンは、両方共高密度ポリエチレンである。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、第1繊維層と、前記第1繊維層の一方の主表面に位置する第2繊維層とを含む不織布である。本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、吸収性物品を構成する表面シートであって、第1繊維層が、使用者の肌側と反対側(外側)であって、使用者の着衣側に位置するシート(バックシートとも称される)等として、好適に使用することができる。
本発明では、第1繊維層が不織布の滑らかさを確保し、第2繊維層が不織布の柔らかさ、クッション性及び嵩高性を確保する。
前記第1繊維層は、第1芯鞘型複合繊維を含む。
前記第1繊維層は、前記第1繊維層の質量を100質量%として、前記第1芯鞘型複合繊維を50質量%以上含むことが好ましく、70質量%以上含むことがより好ましく、100質量%含むことが更により好ましい。
前記第1繊維層は、前記第1繊維層の質量を100質量%として、前記第1芯鞘型複合繊維を50質量%以上含む場合、不織布の毛羽立ちや不織布の破れが低減するという優れた効果を奏する。
第1繊維層は、第1芯鞘型複合繊維以外の他の繊維が含まれていてよい。他の繊維は、例えば、芯鞘型複合繊維以外の合成繊維であってよい。
第1繊維層は、コットンを含まなくてよい。
前記第2繊維層は、第2芯鞘型複合繊維とコットンとを含む。
前記第2繊維層は、前記第2繊維層の質量を100質量%として、前記第2芯鞘型複合繊維を70質量%以上99質量%以下含み、コットンを1質量%以上30質量%以下含むことが好ましく、前記第2芯鞘型複合繊維を75質量%以上98質量%以下含み、コットンを2質量%以上25質量%以下含むことがより好ましく、前記第2芯鞘型複合繊維を85質量%以上95質量%以下含み、コットンを5質量%以上15質量%以下含むことが更により好ましい。
前記第2繊維層は、前記第2繊維層の質量を100質量%として、前記第2芯鞘型複合繊維を70質量%以上99質量%以下含み、コットンを1質量%以上30質量%以下含む場合、不織布は柔らかい触感を有するという優れた効果を奏する。
第2繊維層は、第2芯鞘型複合繊維およびコットン以外の他の繊維が含まれていてよい。他の繊維は、例えば、芯鞘型複合繊維以外の合成繊維であってよい。
前記第2繊維層に含まれるコットンは、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはない。コットンとして、例えば、アップランドコットン、バルバデンセコットン、デシ綿等を例示することができる。
コットンの繊度は特に限定されず、例えば、0.6dtex以上5.6dtex以下、特に1.4dtex以上4.4dtex以下、より特には1.7dtex以上3.3dtex以下であってよい。コットンの繊度がこの範囲であるとネップが大きくなりすぎず、滑らかな触感を有することができる。なお、コットンの繊度は、JIS L 1019 7.4.1 マイクロネヤによる方法に準じ、算出できる(以下においても同じ)。
コットンの繊維長は特に限定されず、不織布の製造方法等に応じて適宜選択してよい。カードウェブを作製して不織布を製造する場合、コットンの平均繊維長は例えば15mm以上100mm以下であってよく、特に20mm以上70mm以下であってよい。コットンのような植物由来の天然繊維は、一般には、繊維長が一定でない形態で供給されるが、そのような形態のものを本実施形態で使用してよい。
前記第2繊維層が、前記第2繊維層の総質量を基準として、前記コットンを1質量%以上30質量%以下の割合で含むことが好ましく、2質量%以上25質量%以下含むことがより好ましく、5質量%以上15質量%以下含むことが更により好ましい。
前記第2繊維層が、前記第2繊維層の総質量を基準として、前記コットンを1質量%以上30質量%以下の割合で含む場合、不織布は柔らかい触感を有するという優れた効果を奏する。
前記第1芯鞘型複合繊維の繊度は、前記第2芯鞘型複合繊維の繊度よりも小さい。
前記第1芯鞘型複合繊維の繊度は、前記第2芯鞘型複合繊維の繊度より小さいことを前提として、1.0dtex以上2.0dtex以下であることが好ましく、1.2dtex以上1.9dtex以下であることがより好ましく、1.4dtex以上1.8dtex以下であることが更により好ましい。
前記第2芯鞘型複合繊維の繊度は、前記第1芯鞘型複合繊維の繊度より大きいことを前提として、1.7dtex以上2.6dtex以下であることが好ましく、1.8dtex以上2.5dtex以下であることがより好ましく、1.9dtex以上2.4dtex以下であることが更により好ましい。
また、第1芯鞘型複合繊維の繊度と第2芯鞘型複合繊維の繊度との比(第1芯鞘型複合繊維の繊度/第2芯鞘型複合繊維の繊度)は、1より小さく、0.95以下であることが好ましく、0.38以上0.93以下であることがより好ましく、0.70以上0.90以下であることが更により好ましい。
前記第1芯鞘型複合繊維の繊度は、前記第2芯鞘型複合繊維の繊度より小さいことを前提として、前記第1芯鞘型複合繊維の繊度は、1.0dtex以上2.0dtex以下であり、前記第2芯鞘型複合繊維の繊度は、1.7dtex以上2.6dtex以下である場合、不織布は柔らかく滑らかな触感を有するという優れた効果を奏する。
前記第1繊維層の目付は、前記第2繊維層の目付よりも小さいことが好ましい。前記第1繊維層の目付は、前記第2繊維層の目付よりも小さい場合、不織布は柔らかい触感を有するという優れた効果を奏する。
前記第1繊維層の目付は、5g/m以上20g/m以下であることが好ましく、7g/m以上18g/m以下であることがより好ましく、8g/m以上15g/m以下であることが更により好ましい。
前記第2繊維層の目付は、7g/m以上25g/m以下であることが好ましく、9g/m以上23g/m以下であることがより好ましく、10g/m以上20g/m以下であることが更により好ましい。
第1繊維層の目付と第2繊維層の目付との比(第1繊維層の目付/第2繊維層の目付)は、1より小さく、0.95以下であることが好ましく、0.20以上0.90以下であることがより好ましく、0.45以上0.80以下であることが更により好ましい。
前記第1繊維層の目付は、5g/m以上20g/m以下であり、前記第2繊維層の目付は、7g/m以上25g/m以下である場合、不織布は柔らかい触感を有するという優れた効果を奏する。
前記第1芯鞘型複合繊維は、複合繊維を構成する異なる二つの樹脂成分が同心円状に配置された、いわゆる同心芯鞘型複合繊維(同心円断面の芯鞘型複合繊維とも称される)や、繊維断面における芯成分の重心位置が、複合繊維全体の重心位置とは違う位置にある、いわゆる偏心芯鞘型複合繊維であってよい。同心芯鞘型複合繊維であることがより好ましい。
前記第1芯鞘型複合繊維は、同心芯鞘型複合繊維を50質量%以上含むことが好ましく、70質量%以上含むことがより好ましく、前記第1芯鞘型複合繊維は、同心芯鞘型複合繊維であることが特に好ましい。前記第1芯鞘型複合繊維は、同心芯鞘型複合繊維を50質量%以上含む場合、不織布の厚さを抑えることができ、不織布は滑らかな触感を有するという優れた効果を奏する。
前記第1芯鞘型複合繊維の芯成分は、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはないが、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル系樹脂、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン6等のポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、および、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリスチレン、環状ポリオレフィンなどのエンジニアリング・プラスチックから選択される少なくとも1種の樹脂を50質量%以上含むことが好ましく、ポリエステル系樹脂を50質量%以上含むことがより好ましく、ポリエチレンテレフタレートを50質量%以上含むことが更により好ましい。前記第1芯鞘型複合繊維の芯成分は、ポリエステル系樹脂、およびポリオレフィン系樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂を50質量%以上含む場合、第1芯鞘型複合繊維のカード工程性が良いという優れた効果を奏する。尚、芯成分は、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り、他の樹脂及び芯成分を構成する樹脂に通常添加される各種添加剤等の他の成分を含むことができる。
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分は、ポリエチレンを含む。
鞘成分に含まれるポリエチレンは、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り、特に制限されることはないが、通常、当業者がポリエチレンと認識する樹脂であればよく、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等を例示でき、高密度ポリエチレンであることが好ましい。ポリエチレンが、高密度ポリエチレンである場合、第1芯鞘型複合繊維のカード工程性が良いという優れた効果を奏する。尚、鞘成分は、鞘成分全体を100質量%として、ポリエチレンを50質量%以上含む限り、他の樹脂及びポリエチレンに通常添加される各種添加剤等の他の成分を含むことができる。鞘成分は、鞘成分全体を100質量%として、ポリエチレンを70質量%以上含んでよく、80質量%以上含んでよく、90質量%以上含んでよく、95質量%以上含んでよい。鞘成分は、実質的にポリエチレンであってよい。
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上であり、前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上であることが、好ましい。
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが140J/g以上270J/g以下であり、前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが140J/g以上270J/g以下であることが、より好ましい。
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが150J/g以上220J/g以下であり、前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが150J/g以上220J/g以下であることが、更により好ましい。
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上であり、前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上である場合、不織布の毛羽立ちや不織布の破れが抑えられるという優れた効果を奏する。
複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHは、実施例に示す方法で、測定して得ることができる。
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分のメルトフローレートが15g/10分以上であることが好ましく、16g/10分以上30g/10分以下であることがより好ましく、18g/10分以上25g/10分以下であることが更により好ましい。
前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分のメルトフローレートが15g/10分以上である場合、不織布の毛羽立ちや不織布の破れが抑えられるという優れた効果を奏する。
メルトフローレートは、実施例に記載した方法で測定する。
前記第1芯鞘型複合繊維の、芯成分と鞘成分との芯鞘比(芯成分/鞘成分 質量比)は、20/80〜80/20であることが好ましく、30/70〜70/30であることがより好ましく、40/60〜60/40であることが更により好ましい。
前記第1芯鞘型複合繊維の、芯成分と鞘成分との芯鞘比(芯成分/鞘成分 質量比)は、20/80〜80/20である場合、第1芯鞘型複合繊維のカード工程性と不織布の毛羽立ち抑制とを両立させることができるという優れた効果を奏する。
前記第1芯鞘型複合繊維の平均繊維長は、20mm以上110mm以下であることが好ましく、30mm以上70mm以下であることがより好ましく、35mm以上55mm以下であることが更により好ましい。
前記第1芯鞘型複合繊維の平均繊維長は、20mm以上110mm以下である場合、第1芯鞘型複合繊維のカード工程性が良いという優れた効果を奏する。
前記第2芯鞘型複合繊維は、複合繊維を構成する異なる二つの樹脂成分が同心円状に配置された、いわゆる同心芯鞘型複合繊維(同心円断面の芯鞘型複合繊維とも称される)や、繊維断面における芯成分の重心位置が、複合繊維全体の重心位置とは違う位置にある、いわゆる偏心芯鞘型複合繊維であってよい。同心芯鞘型複合繊維であることがより好ましい。
前記第2芯鞘型複合繊維は、同心芯鞘型複合繊維を50質量%以上含むことが好ましく、70質量%以上含むことがより好ましく、前記第2芯鞘型複合繊維は、同心芯鞘型複合繊維であることが特に好ましい。前記第2芯鞘型複合繊維は、同心芯鞘型複合繊維を50質量%以上含む場合、不織布の厚さを抑えることができ、不織布は滑らかな触感を有するという優れた効果を奏する。
前記第2芯鞘型複合繊維の芯成分は、本発明が目的とする不織布を得ることができるかがり特に制限されることはないが、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル系樹脂、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン6等のポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、および、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリスチレン、環状ポリオレフィンなどのエンジニアリング・プラスチックから選択される少なくとも1種の樹脂を50質量%以上含むことが好ましく、ポリエステル系樹脂を50質量%以上含むことがより好ましく、ポリエチレンテレフタレートを50質量%以上含むことが更により好ましい。前記第2芯鞘型複合繊維の芯成分は、ポリエステル系樹脂、およびポリオレフィン系樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂を50質量%以上含む場合、第2芯鞘型複合繊維のカード工程性が良いという優れた効果を奏する。
前記第2芯鞘型複合繊維は、鞘成分がポリエチレンを含む。
鞘成分に含まれるポリエチレンは、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り、特に制限されることはないが、通常、当業者がポリエチレンと認識する樹脂であればよく、例えば、高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等を例示でき、高密度ポリエチレンであることが好ましい。ポリエチレンが、高密度ポリエチレンである場合、第2芯鞘型複合繊維のカード工程性が良いという優れた効果を奏する。尚、鞘成分は、鞘成分全体を100質量%として、ポリエチレンを50質量%以上含む限り、他の樹脂及びポリエチレンに通常添加される各種添加剤等の他の成分を含むことができる。鞘成分は、鞘成分全体を100質量%として、ポリエチレンを70質量%以上含んでよく、80質量%以上含んでよく、90質量%以上含んでよく、95質量%以上含んでよい。鞘成分は、実質的にポリエチレンであってよい。
前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分のメルトフローレートが10g/10分以上であることが好ましく、15g/10分以上30g/10分以下であることがより好ましく、17g/10分以上25g/10分以下であることが更により好ましい。
前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分のメルトフローレートが10g/10分以上である場合、不織布の毛羽立ちと不織布の破れを抑制できるという優れた効果を奏する。
メルトフローレートは、実施例に記載した方法で測定する。
前記第2芯鞘型複合繊維は、芯成分と鞘成分との芯鞘比(芯成分/鞘成分 質量比)は、20/80〜80/20であることが好ましく30/70〜70/30であることがより好ましく、40/60〜60/40であることが更により好ましい。芯成分と鞘成分との芯鞘比(芯成分/鞘成分 質量比)が、20/80〜80/20である場合、第2芯鞘型複合繊維のカード工程性と不織布の毛羽立ち抑制とを両立させることができるという優れた効果を奏する。
前記第2芯鞘型複合繊維の平均繊維長は、20mm以上110mm以下であることが好ましく、30mm以上70mm以下であることがより好ましく、35mm以上55mm以下であることが更により好ましい。
前記第2芯鞘型複合繊維の平均繊維長は、20mm以上110mm以下である場合、第2芯鞘型複合繊維のカード工程性が良いという優れた効果を奏する。
尚、前記第1芯鞘型複合繊維と前記第2芯鞘型複合繊維は、芯成分に含まれる樹脂と鞘成分に含まれる樹脂との組み合わせが同じでも、異なっていてもよい。
本発明で使用する第1繊維層及び第2繊維層は、種々の繊維ウェブの製造方法を用いて製造することができる。本発明が目的とする吸収性物品用不織布を得ることができる限り、その製造方法は特に制限されることはない。そのような製造方法として、例えば、パラレルウェブ、クロスウェブ、クリスクロスウェブ、セミランダムウェブ及びランダムウェブ等のカード法、エアレイ法等を例示することができる。吸収性物品用バックシートは柔軟性や繊維間にある程度空隙が存在する、適度な空隙率を有していることが求められるため、繊維ウェブはカードウェブであることが好ましい。第1繊維層と第2繊維層は、異なる種類の繊維ウェブであってもよい。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、第1繊維層となる第1繊維ウェブと第2繊維層となる第2繊維ウェブを重ね合わせて、一体化することで製造することができる。本発明が目的とする吸収性物品用不織布を得ることができる限り、その製造方法は特に制限されることはない。従って、第1繊維ウェブと第2繊維ウェブを一体化させるため、第1繊維ウェブと第2繊維ウェブを重ね合わせて交絡処理、例えばニードルパンチ処理や水流交絡処理を行って両繊維ウェブが交絡し、一体化した不織布としてもよいが、第1繊維ウェブと第2繊維ウェブを重ね合わせ、接着して一体化した不織布とすることが好ましい。例えば、熱処理を行うサーマルボンディング法で製造し、第1繊維ウェブと第2繊維ウェブが接着した熱接着不織布(文献によってはサーマルボンド不織布とも称す)とすることがより好ましい。熱接着不織布の形態であれば、厚さ方向の柔軟性、嵩回復性、並びに不織布表面の滑らかな風合い等の効果を顕著に発揮するからである。
熱処理の方法、即ち、サーマルボンディングの方法は公知の方法にて行うことができ、例えば、エアスルー法(熱風貫通式熱処理法)、熱風吹付け式熱処理法、ヒートロール法、赤外線式熱処理法等、風圧等の圧力が繊維ウェブにあまり加わらない熱処理機が好ましく用いられ、エアスルー法(熱風貫通式熱処理法)がより好ましい。熱処理温度等の熱処理条件は、例えば、鞘成分が十分に溶融及び/又は軟化して、繊維同士が接点又は交点において接合するような条件を選択して実施する。例えば、熱処理温度は、第1繊維ウェブ及び第2繊維ウェブに含まれる合成繊維を構成する熱可塑性樹脂の中で、最も融点が低いものの融点をTm(℃)としたときTm以上(Tm+50℃)以下(℃)の範囲で熱処理することが好ましく、(Tm+3℃)以上(Tm+40℃)以下の範囲で熱処理することがより好ましく、(Tm+5℃)以上(Tm+30℃)以下の範囲で熱処理することが特に好ましい。
熱風貫通式熱処理法は特に限定なく、公知の方法で行うことができるが、不織布の製造時、即ち、熱処理を行う際、第1繊維ウェブと第2繊維ウェブとを重ね合わせた積層ウェブを、第1繊維ウェブが、熱処理機の搬送支持体(例えばコンベアベルト)と接触するように載置し、第2繊維ウェブ側から所定温度の熱風を吹き付けて熱処理することが好ましい。熱風貫通式熱処理において、第1繊維層となる第1繊維ウェブが熱処理中に支持搬送体と接した状態であり、且つ熱風が第2繊維層となる第2繊維ウェブ側から吹き付けられることで、第1繊維ウェブは熱処理されている間、支持体に押し付けられ、表面がより平滑となる。したがって、より滑らかな触感が不織布の表面に付与される。なお、本発明の形態の吸収性物品用不織布は、必要に応じて、更に、不織布が通常有する追加の層を有することができる。
従って、本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、第1繊維層と第2繊維層の繊維同士が交絡して一体化していてもよいが、繊維同士が接着して一体していることが好ましく、繊維同士が熱接着で一体化していることがより好ましい。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、必要に応じて、エンボス加工等の追加の加工が施されてよく、そのような追加の形態及び形状等を有してよい。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布の目付は、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはないが、12g/m以上45g/m以下であることが好ましく、16g/m以上41g/m以下であることがより好ましく、18g/m以上35g/m以下であることが更により好ましい。
不織布の目付は、12g/m以上45g/m以下である場合、不織布の厚さが適度な範囲になるという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布の厚さは、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはないが、0.20mm以上3.0mm以下であることが好ましく、0.30mm以上1.5mm以下であることがより好ましく、0.40mm以上1.0mm以下であることが更により好ましい。
不織布の厚さは、0.20mm以上3.0mm以下である場合、不織布は柔らかな触感を有するという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布の比容積は、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはないが、5cm/g以上150cm/g以下であることが好ましく、7cm/g以上130cm/g以下であることがより好ましく、10cm/g以上100cm/g以下であることが更により好ましい。
不織布の比容積は、5cm/g以上150cm/g以下である場合、不織布は柔らかな触感を有するという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布の引張強さ(MD)は、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはないが、5N/5cm以上50N/5cm以下であることが好ましく、10N/5cm以上45N/5cm以下であることがより好ましく、20N/5cm以上40N/5cm以下であることが更により好ましい。
不織布の引張強さ(MD)は、5N/5cm以上50N/5cm以下である場合、吸収性物品を製造する際の不織布の加工性が良いという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布の引張強さ(CD)は、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはないが、1N/5cm以上17N/5cm以下であることが好ましく、2N/5cm以上15N/5cm以下であることがより好ましく、3N/5cm以上12N/5cm以下であることが更により好ましい。
不織布の引張強さ(CD)は、1N/5cm以上15N/5cm以下である場合、吸収性物品を製造する際の不織布の加工性が良いという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布の伸び率(MD)は、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはないが、10%以上70%以下であることが好ましく、15%以上60%以下であることがより好ましく、20%以上50%以下であることが更により好ましい。
不織布の伸び率(MD)は、10%以上70%以下である場合、吸収性物品を製造する際の不織布の加工性が良いという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布の伸び率(CD)は、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはないが、50%以上150%以下であることが好ましく、60%以上140%以下であることがより好ましく、70%以上130%以下であることが更により好ましい。
不織布の伸び率(CD)は、50%以上150%以下である場合、吸収性物品を製造する際の不織布の加工性が良いという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布の10%伸長時応力(MD)は、本発明が目的とする不織布を得ることができる限り特に制限されることはないが、3N/5cm以上25N/5cm以下であることが好ましく、5N/5cm以上20N/5cm以下であることがより好ましく、6N/5cm以上15N/5cm以下であることが更により好ましい。
不織布の10%伸長時応力(MD)は、3N/5cm以上25N/5cm以下である場合、吸収性物品を製造する際の不織布の加工性が良いという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の不織布の剛軟度(MD方向)は、10.0cN以下であることが好ましく、7cN以下であることがより好ましく、5cN以下であることが特に好ましい。
不織布の剛軟度(MD方向)は、10cN以下である場合、不織布は柔らかな触感を有するという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の不織布の剛軟度(CD方向)は、20.0cN以下であることが好ましく、15cN以下であることがより好ましく、12cN以下であることが特に好ましい。
不織布の剛軟度(CD方向)は、20cN以下である場合、不織布は柔らかな触感を有するという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の不織布の剛軟度(不織布全体)は、16.0cN以下であることが好ましく、15.0cN以下であることがより好ましく、14.0cN以下であることが更により好ましく、13.0cN以下であることが特に好ましい。
不織布の剛軟度(不織布全体)は、16.0cN以下である場合、不織布は柔らかな触感を有するという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態の不織布の毛羽立ちは、30個以下であることが好ましく、20個以下であることがより好ましく、15個以下であることが更により好ましい。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、例えば使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド及びパンティライナー等の種々の吸収性物品に使用することができる。本発明の形態の吸収性物品用不織布は触感に優れるため、各種吸収性物品であればどのような部材にも使用できる。本発明の吸収性物品用不織布は、トップシート、サイドギャザー、バックシートまたは、パンツタイプの紙おむつにおけるウエスト部分のシートとしても使用できる。
不織布の触感、毛羽立ちの低さを考慮すると、本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、バックシートとして使用することが好ましい。
従って、本発明は、本発明の実施形態の吸収性物品用不織布を含む、吸収性物品用バックシートを提供する。
更に、本発明は、そのような吸収性物品用不織布を含む、種々の吸収性物品を提供することができる。
本発明の実施形態の吸収性物品は、吸収性物品用バックシートを含み、吸収性物品用バックシートの第1繊維層が、使用者の着衣に近い側に配置されることが好ましい。
従って、本発明は、吸収性物品用バックシートの第1繊維層が、使用者の着衣に近い側に配置されて、吸収性物品用バックシートが含まれる吸収性物品を提供する。
本発明の実施形態の吸収性物品では、吸収性物品用不織布は、着衣側に第1繊維層が配置されることが好ましい。上述したように、本発明では、第1繊維層が不織布の滑らかさを確保し、第2繊維層が不織布の柔らかさ、クッション性及び嵩高性を確保する。おむつなどの吸収性物品を手にした消費者が、その手で直接触れる面は、着衣側である。着衣側が滑らかな手触りを有すると、消費者は心地よく吸収性物品を使用することができる(例えば、おむつを換えることができる)、等の優れた効果を奏し得る。
以下、本発明を実施例及び比較例により具体的かつ詳細に説明するが、これらの実施例は本発明の一態様にすぎず、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
実施例及び比較例で使用した繊維とそれらの物性測定方法を示す。
<実施例及び比較例で使用した繊維>
繊維A:ポリエチレンテレフタレート(融点:260℃)が芯であり、高密度ポリエチレン(融点:132℃、MFR:20g/10分)が鞘であり、複合比(芯/鞘、質量比)が50/50である、繊度1.7dtex(繊維径13.8μm)、繊維長45mmの同心芯鞘型複合繊維(ダイワボウポリテック(株)製の商品名NBF(SH))
繊維B:ポリエチレンテレフタレート(融点:260℃)が芯であり、高密度ポリエチレン(融点:132℃、MFR:19g/10分)が鞘であり、複合比(芯/鞘、質量比)が50/50である、繊度2.2dtex(繊維径15.7μm)、繊維長44mmの同心芯鞘型複合繊維(ダイワボウポリテック(株)製の商品名NBF(SH))
繊維C:ポリエチレンテレフタレート(融点:260℃)が芯であり、高密度ポリエチレン(融点:132℃、MFR:12g/10分)が鞘であり、複合比(芯/鞘、質量比)が50/50である、繊度2.0dtex(繊維径15.0μm)、繊維長45mmの同心芯鞘型複合繊維(ダイワボウポリテック(株)製の商品名NBF(SH))
繊維D:ポリエチレンテレフタレート(融点:260℃)が芯であり、直鎖状低密度ポリエチレン(融点:120℃、MFR:20g/10分)が鞘であり、複合比(芯/鞘、質量比)が60/40である、繊度2.0dtex(繊維径14.6μm)、繊維長45mmの同心芯鞘型複合繊維(ダイワボウポリテック(株)製の商品名NBF(SL))
繊維E:ポリエチレンテレフタレート(融点:260℃)が芯であり、高密度ポリエチレン(融点:132℃、MFR:20g/10分)が鞘であり、複合比(芯/鞘、質量比が55/45である、繊度3.3dtex(繊維径18.8μm)、繊維長51mm、偏心率25%の偏心芯鞘型複合繊維(ダイワボウポリテック(株)製の商品名NBF(SH)V)
繊維F:平均繊維長が35mm(繊維長10〜60mm)であり、平均繊度が2.5dtexであるコットン(丸三産業(株)製の商品名MSD)
<メルトフローレート(MFR)の測定>
芯鞘型複合繊維の鞘成分を構成するポリエチレン樹脂について、JIS K 7210−1に基づいて、測定温度190℃、荷重21.18Nの条件下で測定した。
<鞘成分の融解熱ΔHの測定>
実施例及び比較例に用いた、第1芯鞘型複合繊維及び第2芯鞘型複合繊維の鞘成分について、JIS K 7122(1987)に基づいて示差走査熱量測定(DSC)を行い、融解熱ΔHを求めた。DSCは、示差走査熱量計(セイコーインスツル 製、商品名「EXSTAR6000/DSC6200」)を用いて測定した。繊維のサンプル量を3.0mgとして、10℃/minの昇温スピードで常温から300℃まで昇温して、繊維を融解させた後、10℃/minの降温スピードで20℃まで降温して、再度10℃/minの昇温スピードで昇温させて行った。鞘成分の融解熱ΔHは、再度昇温させた時の融解ピークから求めた。なお、本明細書において鞘成分の融解熱ΔHは、鞘成分の質量当たりの融解熱ΔHをいう。
繊維A〜繊維Dについて、上述の方法によって測定された、鞘成分の融解熱ΔHは以下の通りであった。
繊維A:176.4J/g
繊維B:175.6J/g
繊維C:186.0J/g
繊維D:98.8J/g
繊維E:178.3J/g
(実施例1の不織布の製造)
第1芯鞘型複合繊維として繊維Aを用いて、パラレルカード機を用いて、第1繊維層となる第1繊維ウェブを作製した。第1繊維ウェブの狙い目付は10g/mとした。
第2芯鞘型複合繊維として繊維Bを用いて、繊維Bを91質量%と、繊維Fを9質量%とを混綿し、パラレルカード機を用いて、第2繊維層となる第2繊維ウェブを作製した。第2繊維ウェブの狙い目付は15g/mとした。
得られた第1繊維ウェブと第2繊維ウェブとを重ね合わせて積層繊維ウェブを作製し、この積層繊維ウェブを、温度135℃に設定した熱風貫通式熱処理機にて、12秒間熱処理し、第1繊維ウェブおよび第2繊維ウェブそれぞれに含まれる第1芯鞘型複合繊維および第2芯鞘型複合繊維のポリエチレン樹脂成分により繊維同士を接着させて、第1繊維層と第2繊維層とからなる不織布を得た。なお、実際に製造される不織布の目付は、必ずしも狙い目付どおりとはならず誤差を有するため、幾つかの実施例および比較例については、表1において、実際に得られた不織布の目付を記載している。
(実施例2の不織布の製造)
第2芯鞘型複合繊維として繊維Cを用いたこと以外は、実施例1に記載の方法と同様の方法を用いて、実施例2の不織布を得た。
(比較例1の不織布の製造)
第2芯鞘型複合繊維として繊維Dを用いたこと以外は、実施例1に記載の方法と同様の方法を用いて、比較例1の不織布を得た。
(比較例2の不織布の製造)
実施例2において、第1芯鞘型複合繊維として繊維Cを50質量%と繊維Eを50質量%とを用いて、比較例2の不織布を得た。
実施例1および2、比較例1および2の不織布について、厚さ、比容積、強伸度、剛軟度、触感(滑らかさ)、触感(柔らかさ)、毛羽立ち性を測定した。それらの結果を表1に示す。なお、これらの測定方法および評価方法を以下に示す。
<不織布の厚さ、比容積の測定>
不織布(不織布サンプルを含む)の厚さは、厚み測定機((株)大栄科学精器製作所製の商品名 THICKNESS GAUGE モデル CR−60A)を用い、不織布に294Paの荷重を加えた状態で測定した。
比容積は目付と厚さから計算によって求めた。
<不織布の引張強さ、伸び率、10%伸長時応力の測定>
JIS L 1913(2010)1096 6.312.1 A法(ストリップ法)に準じて、定速緊張形引張試験機を用いて、試料片の幅5cm、つかみ間隔10cm、引張速度30±2cm/分の条件で引張試験に付し、切断時の荷重値(引張強さ)、伸び率、及び10%伸長時応力を測定した。引張試験は、不織布の縦方向(MD方向)および横方向(CD方向)を引張方向として行った。いずれの値についても、3点の試料について測定して、その平均値を示した。
<剛軟度の測定>
不織布の剛軟度は、JIS L 1096(2010) 8.21.5 E法(ハンドルオメータ法)に準じて測定した。具体的には、次の手順で測定した。
MD方向×CD方向が20cm×20cmの試料片を試料台の上に、試料片の測定方向がスロット(隙間幅10mm)と直角になるように置く。
次に、試料台の表面から8mmまで下がるように調整されたペネトレータのブレードを下降させ、試料片を押し込んだとき、いずれか一方の辺から6.7cm(試料片の幅の1/3)の位置で、MD(縦)方向及びCD(横)方向それぞれ表裏異なる個所(合計4箇所)について、押し込みに対する抵抗値を読み取る。抵抗値として、マイクロアンメータの示す最高値(cN)を読み取る。MD方向の2辺の最高値の合計値を求めてMD方向の剛軟度(cN)とし、CD方向の2辺の最高値の合計値を求めてCD方向の剛軟度(cN)とする。また、MD方向の剛軟度とCD方向の剛軟度の合計値を、当該不織布全体の剛軟度(cN)とする。なお各辺の最高値は、3回測定を行った平均値とする。
<触感(滑らかさ、柔らかさ)の測定>
12名のパネラーによる、官能評価を行った。官能評価は以下の5段階の基準に沿って各パネラーが評価を与え、12名の評価の平均値を算出した。
滑らかさの官能評価基準
5:非常に滑らかである
4:滑らかである
3:普通
2:少しざらつく
1:ざらつく
柔らかさの官能評価基準
5:非常に柔らかである
4:柔らかである
3:普通
2:少し硬い
1:硬い
<毛羽立ち性の評価>
マーチンデール毛羽試験機(James Heal社製、商品名「Martindale Abrasion and Pilling Tester No.1309」)を用いて摩擦テスト(Abrasion Test)を行った。
実施例、比較例の不織布について2枚のサンプル(直径140mm及び直径38mmを1枚ずつ)を用意した。摩擦テーブル(Abrading Table)に直径140mmのフェルトを設置し、SM25摩擦布(SM25 Abrasice Cloth)の代わりに直径140mmのサンプルを積層してクランピングリング(Clamp Ring)でサンプルを固定した。次にサンプルホルダー(Sample Holder)に直径38mmのサンプルと直径38mmのポリウレタンを設置し、サンプルホルダーにローディングウェイト(Loading Weight)を設置せずにサンプルホルダーをテーブル(Abrading Tables)に設置した。なお、2枚のサンプルは、第1繊維層同士が接触するように試験機に設置した。摩擦回数を100回とし、モーションを60.5mmリサージュ(60.5mm Lissajous motion)に設定して摩擦テストを行った。摩擦テスト後の2枚のサンプルを観察し、不織布の破れの有無を確認し、また、毛羽立ちの個数を計測した。3回(合計6枚のサンプルを用いて)摩擦テストを行った。毛羽立ちの個数については、平均値を記録した。不織布の破れは、3回のテスト中、1回のテストで観察されたら、破れ有り、1回も観察されなければ破れ無しと記録した。
Figure 2021045177
実施例1〜2の不織布は、第1繊維層が、第1芯鞘型複合繊維を含み、第2繊維層が、第2芯鞘型複合繊維とコットンとを含み、前記第1芯鞘型複合繊維の繊度が前記第2芯鞘型複合繊維の繊度よりも小さく、前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分および前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分がポリエチレンであり、前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分及び前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが共に130J/g以上である。そのため、実施例1〜2の不織布は、優れた不織布強力を有しながら、滑らかで柔らかな触感を示す。更に、実施例1〜2の不織布は、毛羽立ち及び不織布の破れが少ない。
また、実施例1〜2の不織布は、第1繊維層が、第1芯鞘型複合繊維を含み、第2繊維層が、第2芯鞘型複合繊維とコットンとを含み、前記第1芯鞘型複合繊維の繊度が前記第2芯鞘型複合繊維の繊度よりも小さく、前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分および前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分が高密度ポリエチレンである。そのため、実施例1〜2の不織布は、優れた不織布強力を有しながら、滑らかで柔らかな触感を示す。更に、実施例1〜2の不織布は、毛羽立ち及び不織布の破れが少ない。
これに対し、比較例1の不織布は、第1芯鞘型複合繊維の鞘成分及び第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の少なくとも一方の融解熱ΔHが130J/g未満である。又は、比較例1の不織布は、第1芯鞘型複合繊維の鞘成分および第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の少なくとも一方が高密度ポリエチレンでない。そのため、比較例1の不織布は、優れた不織布強力を有しながら、滑らかで柔らかな触感を示すということもない。更に、比較例1の不織布は、毛羽立ちが多く、不織布に破れを生ずる。
また比較例2の不織布は、第1芯鞘型複合繊維の繊度が第2芯鞘型複合繊維の繊度よりも小さくない。そのため、比較例2の不織布は、滑らかで柔らかな触感を示すということもない。
また比較例2の不織布は、嵩高性のある繊維(繊維E)を使用したが、滑らかなで柔らかな触感を示すということもなく、また、毛羽立ちは少ないものの、嵩高性のある繊維を使用したことで、不織布の破れが生ずる。
本発明の実施形態の吸収性物品用不織布は、良好な触感を有し、かつ、毛羽立ちと不織布の破れを少なくすることができ、バックシートとして好適に使用することができる。

Claims (11)

  1. 第1繊維層と、前記第1繊維層の一方の主表面に位置する第2繊維層とを含む不織布であって、
    前記第1繊維層が、第1芯鞘型複合繊維を含み、
    前記第2繊維層が、第2芯鞘型複合繊維とコットンとを含み、
    前記第1芯鞘型複合繊維の繊度が前記第2芯鞘型複合繊維の繊度よりも小さく、
    前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分および前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分がポリエチレンを含み、
    前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上であり、
    前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分の融解熱ΔHが130J/g以上である、
    吸収性物品用不織布。
  2. 第1繊維層と、前記第1繊維層の一方の主表面に位置する第2繊維層とを含む不織布であって、
    前記第1繊維層が、第1芯鞘型複合繊維を含み、
    前記第2繊維層が、第2芯鞘型複合繊維とコットンとを含み、
    前記第1芯鞘型複合繊維の繊度が前記第2芯鞘型複合繊維の繊度よりも小さく、
    前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分および前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分が、両方共高密度ポリエチレンを含む、
    吸収性物品用不織布。
  3. 前記第1芯鞘型複合繊維の繊度が、1.0dtex以上2.0dtex以下である、請求項1又は2に記載の吸収性物品用不織布。
  4. 前記第2芯鞘型複合繊維の繊度が、1.7dtex以上2.6dtex以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品用不織布。
  5. 前記第1芯鞘型複合繊維の鞘成分のメルトフローレートが15g/10分以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品用不織布。
  6. 前記第2芯鞘型複合繊維の鞘成分のメルトフローレートが10g/10分以上である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品用不織布。
  7. 前記第2繊維層が、前記第2繊維層の総質量を基準として、前記コットンを1質量%以上30質量%以下の割合で含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品用不織布。
  8. 前記不織布の剛軟度が、16.0cN以下である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品用不織布。
  9. 前記第1繊維層の目付が前記第2繊維層の目付よりも小さい、請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸収性物品用不織布。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸収物品用不織布を含む、吸収性物品用バックシート。
  11. 請求項10に記載の吸収性物品用バックシートの前記第1繊維層が、使用者の着衣に近い側に配置されて、請求項10に記載の吸収性物品用バックシートが含まれる吸収性物品。
JP2018122291A 2018-06-27 2018-06-27 吸収性物品用不織布、吸収性物品用バックシート及び吸収性物品 Pending JP2021045177A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122291A JP2021045177A (ja) 2018-06-27 2018-06-27 吸収性物品用不織布、吸収性物品用バックシート及び吸収性物品
PCT/JP2019/025619 WO2020004554A1 (ja) 2018-06-27 2019-06-27 吸収性物品用不織布、吸収性物品用バックシート及び吸収性物品、並びに吸収性物品用不織布の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122291A JP2021045177A (ja) 2018-06-27 2018-06-27 吸収性物品用不織布、吸収性物品用バックシート及び吸収性物品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021045177A true JP2021045177A (ja) 2021-03-25

Family

ID=68985443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018122291A Pending JP2021045177A (ja) 2018-06-27 2018-06-27 吸収性物品用不織布、吸収性物品用バックシート及び吸収性物品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2021045177A (ja)
WO (1) WO2020004554A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274453A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Kb Seiren Ltd 温度調節機能を持つ不織布及びその製造方法
JP6505493B2 (ja) * 2014-04-18 2019-04-24 ダイワボウホールディングス株式会社 吸収性物品用複合短繊維、その製造方法、並びにそれを含む吸収性物品用熱接着不織布、及び吸収性物品
JP7298064B2 (ja) * 2016-09-30 2023-06-27 大和紡績株式会社 吸収性物品用シート

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020004554A1 (ja) 2020-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7080251B2 (ja) エアレイド複合シート材料
JP4068171B2 (ja) 積層不織布およびその製造方法
US9993369B2 (en) Article with soft nonwoven layer
JP6927299B2 (ja) 不織布
JPH09209254A (ja) 積層不織布およびその製造方法
JP2007308868A (ja) 捲縮繊維不織布及びその積層体
JP6799667B2 (ja) 改善された強度および靭性を有する、ポリ乳酸を含む不織布
JP2003220660A (ja) 不織布を有する吸収性物品及びその製造方法
WO2014044235A1 (en) Nonwoven webs with enhanced softness and process for forming such webs
JP5386341B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5514536B2 (ja) 使い捨ておむつ
TWI556969B (zh) 積層不織布及其製品
JP2008289896A (ja) 紙おむつ
JP4799363B2 (ja) 不織布の製造方法
US20030176136A1 (en) Biodegradable cotton composites
PL187960B1 (pl) Włóknina ultralekka, stabilna wymiarowo oraz zastosowanie i sposób wytwarzania włókniny ultralekkiej stabilnej wymiarowo
US20030129908A1 (en) Stretchable, cotton-surfaced, nonwoven, laminated fabric
JP4206570B2 (ja) 不織布およびそれを用いた吸収性物品
JP2021045177A (ja) 吸収性物品用不織布、吸収性物品用バックシート及び吸収性物品
JP2019063414A (ja) 吸収性物品用不織布、吸収性物品用表面シート、及びそれを含む吸収性物品
JP5593124B2 (ja) 使い捨ておむつ
JPH09105060A (ja) 積層不織布およびその製法
JP5211032B2 (ja) 立体賦形不織布の製造方法。
JP4926035B2 (ja) 不織布
JP2007321287A (ja) 伸縮性不織布