JP4926035B2 - 不織布 - Google Patents
不織布 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4926035B2 JP4926035B2 JP2007335617A JP2007335617A JP4926035B2 JP 4926035 B2 JP4926035 B2 JP 4926035B2 JP 2007335617 A JP2007335617 A JP 2007335617A JP 2007335617 A JP2007335617 A JP 2007335617A JP 4926035 B2 JP4926035 B2 JP 4926035B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- heat
- nonwoven fabric
- splitting
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
例えば特許文献1には、分割型複合繊維の含有量が異なる第1層及び第2層を有し、多数の開孔が形成されている不織布が記載されている。特許文献1に記載の不織布においては、開孔の周縁部に存する分割型複合繊維がその構成樹脂に分割離間されている一方で、該周縁部以外の他の部分に存する分割型複合繊維が極力分割離間されないようになされており、これにより、開孔の周縁部の外側の領域から該周縁部に向けて毛管力を向上せしめ、吸液性を高めている。
しかし、特許文献2に記載の不織布は、物理的衝撃処理(非熱的処理)によって構成樹脂間を分割離間可能な分割型複合繊維を用いているため、低坪量に調整し難い。このため、特許文献2に記載の技術を用いても、嵩高で柔軟で風合いに優れる不織布を得ることは難しい。
しかし、特許文献3に記載の不織布は、何れも分割型複合繊維を主体とした繊維層からなる単層構造の不織布であるため、毛羽立ちや毛羽抜けが起こり易く、風合いの点で問題がある。また、特許文献3に記載の不織布は、厚み方向における液の引き込み性の点でも充分とはいえず、ナプキンやおむつの表面シートとして用いた場合には、表面に液が残るおそれがある。
本発明の不織布は、熱融着繊維を含有する第1繊維層と、熱分割型複合繊維を含有する第2繊維層とが積層、一体化された不織布である。即ち、本発明の不織布は、第1繊維層と第2繊維層とを単に積層したものではなく、積層された両繊維層が更に一体化されている。該熱分割型複合繊維は、成分の異なる複数種の樹脂及び無機フィラーを含み且つ熱的作用によって各該樹脂間が分割離間可能になされている。即ち、第2繊維層に含有されている熱分割型複合繊維は、加熱処理等によって構成樹脂間で分割離間し、これら各構成樹脂からなる複数の極細繊維を発現する。そして、本発明の不織布においては、第2繊維層の全域において、この熱分割型複合繊維が各樹脂間で分割離間している。つまり、第2繊維層の全域に、略満遍なく熱分割型複合繊維由来の極細繊維が存在している。
下記サンプル作製方法に基づき作製した5サンプルそれぞれについて、走査型電子顕微鏡によって倍率200倍の拡大写真を撮影する。各サンプルにつき、任意の5箇所の拡大写真を撮影する。各サンプルにおける任意の5箇所の拡大写真それぞれについて下記の手順で分割指数Pを算出し、得られた5つの分割指数Pの平均値を、当該サンプルの分割指数とする。そして、調製した5つのサンプルの何れにおいても、その分割指数が80以上の場合を、「第2繊維層の全域において、熱分割型複合繊維が各樹脂間で分割離間している」と定義する。該分割指数はより高いほうが好ましく、90以上がより好ましい。
前記繊維断面の観察において、1)区分線によって区分される領域の数が1又は2しかなく且つ断面形状が円形のもの、及び2)区分線によって区分される領域の数は3以上であるが、その区分線が、繊維外周と角度を持って交わっていないものは前記非分割繊維とし、分割指数の計算対象外とする。前記1)及び2)以外のものは、分割型繊維とする。
こうして、分割型繊維と認定された全ての繊維について、繊維A及び繊維Bの集合体数をそれぞれ数え、次式により分割指数Pを算出する。
繊維の分割指数P={繊維Bの数/(繊維Aの数+繊維Bの数)}×100
繊維Bの数が0、即ち、分割されている分割型繊維が無い場合は分割指数Pは0となり、全ての分割型繊維が分割されている場合は分割指数Pは100となる。
分割指数を算出する繊維層(第2繊維層)を、直径0.2〜1mmの円形形状の貫通口が厚み方向に形成された金属プレートの該貫通口に通す。この作業は、該貫通口に予め導糸を通しておき、そこに繊維層を通すことにより容易に行なうことができる。次に、鋭利なカッターを金属プレートの一面に沿わせて、該一面(貫通口の開口縁部)から突出している繊維層を切断する。金属プレートの他面から突出している繊維層も同様に切断することにより、貫通口の中に、繊維層の構成繊維が金属プレートの厚み方向に比較的揃ったサンプルが得られる。必要に応じて金属プレートを液体窒素で冷却し、該金属プレートの貫通口の中のサンプルを取り出す。以上の手順により、分割指数を算出する繊維層の任意の5箇所それぞれのサンプルを作製する。
尚、分割指数を算出する繊維層が他の繊維層と接合している場合は、両層を注意深く分離させる。この際には、拡大鏡で観察しながら、はさみやナイフを用いても良いし、容易に2層に分割できるときは、手で端部から引き剥がし、繊維層形態が良好な部分をサンプル作製対象とする。
無機フィラーとしては、二酸化チタン等の酸化チタン、シリカ、炭酸カルシウム等が挙げられる。本発明においては、これらの無機フィラーの1種を単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。これらの無機フィラーの中でも、特に酸化チタン、とりわけ二酸化チタンが、不織布の隠蔽性の点で好ましい。
尚、本明細書において、樹脂の融点は、示差走査型熱量計(セイコーインスツルメンツ株式会社製DSC6200)を用い、サンプル重量1g、昇温速度10℃/分で測定するものである。
この好ましい熱分割型複合繊維においては、前記無機フィラーは低融点樹脂又は低熱収縮性高融点樹脂の何れか一方に含有されていても良く、これら両方の樹脂に含有されていても良い。
また、この好ましい熱分割型複合繊維においては、低融点樹脂と低熱収縮性高融点樹脂との含有重量比(低融点樹脂:低熱収縮性高融点樹脂)は、好ましくは3:7〜7:3、更に好ましくは4:6〜6:4である。
また、前記低熱収縮性高融点樹脂としては、特に制限は無いが、その融点が160〜270℃、特に160〜260℃の熱可塑性樹脂が好ましく用いられ、具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET、融点251℃)、ポリプロピレン(PP、融点160℃)等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
また、前記低熱収縮性高融点樹脂の融点と前記低融点樹脂の融点との差(低熱収縮性高融点樹脂の融点−低融点樹脂の融点)は、特に制限は無いが、構成樹脂の分割の容易さの観点から、好ましくは10〜160℃、更に好ましくは15〜145℃である。
また、本発明で用いられる熱分割型複合繊維は、短繊維及び連続フィラメントの形態の何れでも用いることができ、繊維層の製造方法に応じて適宜選択することができる。例えば、カード法やエアレイド法によって繊維層を形成する場合には短繊維が適している。また紡糸口金から複合繊維を溶融紡糸してワイヤーメッシュ上に直接堆積させて繊維層を形成する場合には連続フィラメントが適している。短繊維を用いる場合は、芯鞘型複合繊維の繊維長は、カード機通過性、生産性、コスト等の観点から、好ましくは30〜80mm、更に好ましくは40mm〜60mmである。
芯部の構成樹脂の融点は、好ましくは160〜270℃、更に好ましくは160〜260℃であり、鞘部の構成樹脂の融点は、好ましくは110〜150℃、更に好ましくは115〜145℃である。
同様の理由により、芯鞘型複合繊維における低融点樹脂(例えば鞘部の構成樹脂)が、熱分割型複合繊維における低融点樹脂(例えば熱収縮性を有する低融点樹脂)と相溶性のある樹脂からなることが好ましい。特に、芯鞘型複合繊維における低融点樹脂が、熱分割型複合繊維における低融点樹脂と同種の樹脂からなることが好ましい。例えば、熱分割型複合繊維における低融点樹脂がポリオレフィン系樹脂である場合、芯鞘型複合繊維における低融点樹脂もポリオレフィン系樹脂であることが好ましい。これによって、両繊維における低融点樹脂同士がより確実に熱融着するようになり、第1繊維層と第2繊維層との間の接合強度が高まる。
また、本発明で用いられる芯鞘型複合繊維は、短繊維及び連続フィラメントの形態の何れでも用いることができ、繊維層の製造方法に応じて適宜選択することができる。芯鞘型複合繊維における繊維の形態及び繊維長の選択については、上述した熱分割型複合繊維と同様にすることができる。
また、本発明に係る第2繊維層には、上述の如き熱分割型複合繊維が、該繊維層の重量に対して好ましくは80重量%以上、より好ましくは80〜100重量%、更に好ましくは90〜100重量%含有されている。
第1繊維層における熱融着繊維の含有量が80重量%未満、又は第2繊維層における熱分割型複合繊維の含有量が80重量%未満では、上述した、第1繊維層と第2繊維層との間の毛管力の勾配が生じ難くなり、吸液性に優れた不織布を得にくい。
また、第1繊維層における熱融着繊維の含有量が80重量%未満では、不織布の嵩が不十分になる、毛羽立ちや毛羽抜けが発生し易くなる、等の不都合が生じることによって、良好な風合いを得にくい。
また、第2繊維層における熱分割型複合繊維の含有量が80重量%未満では、毛管力が弱くなり、吸収性が低下する傾向にある。
第1繊維層における熱分割型複合繊維の含有量は、第1繊維層の重量に対して好ましくは20重量%以下であり、更に好ましくは10重量%以下である。また、第2繊維層における熱融着繊維の含有量は、第2繊維層の重量に対して好ましくは20重量%以下であり、更に好ましくは10重量%以下である。
また、本発明の不織布を構成する各層に関しては、液の引き込み性、毛羽抜けの抑制と肌触りとのバランス、コストの観点から、第1繊維層の坪量は、好ましくは5〜40g/m2、更に好ましくは10〜20g/m2であり、第2繊維層の坪量は、好ましくは5〜40g/m2、更に好ましくは10〜20g/m2である
前記見掛け厚みは、デジタルHFマイクロスコープ(株式会社キーエンス社製、VH−8000)を用いて、不織布の厚み方向の断面の拡大写真を得、この断面の拡大写真にスケールを合わせ、該不織布の第1繊維層及び第2繊維層の厚みをそれぞれ測定することにより得られる。
上記の重ね合わされた両繊維ウエブの一体化は、例えば、該両繊維ウエブに所定のパターンで部分的に熱エンボス又は超音波エンボスを施すことにより行うことができる。これらのエンボスにより両繊維ウエブは部分的に接合され、一体化される。
また本発明の不織布は、主として第2繊維層の全域において熱分割型複合繊維が各樹脂間で分割離間していることにより、柔軟性に優れ、風合いが良好である。また、一般に、熱分割型複合繊維を主体とする繊維層を肌当接面側として用いると、毛羽立ちや毛羽抜け等の不都合が発生するおそれがあるが、本発明の不織布は、芯鞘型複合繊維を主体とする第1繊維層を有しているため、該第1繊維層を肌当接面側として用いることで、これらの不都合を防止することができる。
また本発明の不織布を、前記積層ウエブにエアースルー方式にて熱処理を施すことにより製造した場合には、低坪量且つ嵩高で、柔軟性及び風合いに特に優れたものが得られる。
また、互いに接合されていない第1繊維ウエブ及び第2繊維ウエブとを、互いに重ね合わせて積層構造ウエブを形成した後、該積層構造ウエブに所定のパターンで部分的に熱エンボス又は超音波エンボスを施し、しかる後、該積層構造ウエブに熱処理を施しても良い。この場合、第1繊維層と第2繊維層とが部分的に融着(接合)した不織布が得られる。
下記表1に示す繊維を用いて、カード法によって第1繊維ウエブ及び第2繊維ウエブをそれぞれ形成した。両繊維ウエブの坪量は略同じであり、下記表1に記載されている不織布全体の坪量の半分に略等しい。両繊維ウエブを重ね合わせて積層ウエブを得、該積層ウエブにエアースルー法により、風速1m/sec、140℃の風で、10秒間熱処理を施し、エアースルー不織布を得た。これらを実施例1〜4及び比較例1のサンプルとした。また別途、第1繊維ウエブのみに対して上記と同様の条件でエアースルー法により熱処理を施し、得られたエアースルー不織布を比較例2のサンプルとした。また別途、前記積層ウエブに、熱処理の替わりにスパンレース法による繊維ウエブの一体化処理(非熱処理)を施し、自然乾燥して得られたスパンレース不織布を比較例3のサンプルとした。
<芯鞘型複合繊維A>
繊維組成(芯/鞘);PET/HDPE、繊維形態;同芯、繊度3.3dtex、繊維長51mm、芯部の融点251℃、鞘部の融点127℃。
<分割型複合繊維A>
繊維組成(芯/鞘);PET/EP、繊維形態;8分割型、繊度3.3dtex、繊維長51mm、芯部の融点251℃、鞘部の融点141℃、芯と鞘それぞれに酸化チタン(無機フィラー)を3重量%含有。
<分割型複合繊維B>
繊維組成(芯/鞘);PET/EP、繊維形態;8分割型、繊度3.3dtex、繊維長51mm、芯部の融点251℃、鞘部の融点135℃、無機フィラーを含有せず。
<分割型複合繊維C>
繊維組成(芯/鞘);PET/PE、繊維形態;8分割型、繊度3.3dtex、繊維長51mm、芯部の融点251℃、鞘部の融点130℃、無機フィラーを含有せず。
不織布の表面を手で触り、毛羽立ちが感じられなかった場合を○、毛羽立ちが少し感じられた場合を△、毛羽立ちがかなり感じられた場合を×とした。毛羽立ちが感じられないものほど高評価となる。
市販の生理用ナプキン(花王製、商品名「ロリエさらさらクッション ウィング付き」)から、表面シートを取り除いて、ナプキン吸収体を作製する。また、測定対象の不織布をMD50mm×CD50mmに切断し、切断片を作製する。この切断片を、前記ナプキン吸収体における前記表面シートが存していた箇所(ナプキン吸収体の肌当接面上)に、その第2繊維層が該ナプキン吸収体との対向面となるように接着剤で接合固定して、測定対象の不織布を表面シートとして用いた生理用ナプキンを得る。
アクリル板の水平且つ平滑な表面上に、脱繊維馬血1.0gを滴下した後、この滴下部分に、前記ナプキンを、その不織布側(表面シート側)が該脱繊維馬血と接触するように重ね、更に、該ナプキンの上に重石(アクリル板)を重ねて、該ナプキンに0.36g/m2の荷重を掛ける。重石を重ねてから60秒後に該重石及びナプキンを取り除き、アクリル板の表面上に残存している脱繊維馬血の量を測定する。このアクリル板の表面に残存している脱繊維馬血の量は、市販のティッシュペーパーを用いて次のようにして行う。即ち、アクリル板の表面に残存している脱繊維馬血を、予め重量を測定したティッシュペーパーで吸収し、吸収後の該ティッシュペーパーの重量を測定する。脱繊維馬血吸収後のティッシュペーパーの重量から、予め測定した脱繊維馬血吸収前のティッシュペーパーの重量を差し引くことにより、アクリル板の表面に残存している脱繊維馬血の量(mg)を求める。以上の操作を3回行い、この3回の平均値を液吸い上げ残存量とする。液吸い上げ残存量は、液の引き込み性の指標となるものであり、液吸い上げ残存量が少ないほど、液の引き込み性が高く、吸液性に優れると評価できる。
前記〔液吸い上げ残存量の測定〕と同様にして、測定対象の不織布を表面シートとして用いた生理用ナプキンを得る。
前記ナプキンにおける前記不織布(表面シート)の表面上に、円筒状の通過孔を有するアクリル板を重ねて、該ナプキンに1.1g/m2の荷重を掛ける。斯かる荷重下において、該アクリル板の通過孔から脱繊維馬血3.0gを流し込む。脱繊維馬血を流し込んでから60秒後にアクリル板を取り除き、次いで、ティッシュペーパーを前記不織布の表面上に重ね、更に、該ティッシュペーパーの上に重石を重ねて、該ナプキンに4g/m2の荷重を掛ける。重石を重ねてから5秒後に該重石及びティッシュペーパーを取り除き、該ティッシュペーパーの重量(W2)を測定し、予め測定しておいた、前記不織布の表面上に重ねる前のティッシュペーパーの重量(W1)との差(W2−W1)を算出する。以上の操作を3回行い、3回の平均値を表層液残り量(mg)とする。表層液残り量は、ナプキンに通常の装着圧(5〜10g/m2程度)が掛かった状態で、装着者の肌がどの程度濡れるかの指標となるものであり、表層液残り量が少ないほど高評価となる。
また、実施例1〜4の不織布は、比較例3に比べると、厚みがあり、風合いが良い。また、比較例3は熱による分割ではないため地合が非常に悪いのに対し、実施例1〜4の不織布は地合が良好であった。
Claims (6)
- 熱融着繊維を含有する第1繊維層と、成分の異なる複数種の樹脂及び無機フィラーを含み且つ熱的作用によって各該樹脂間が分割離間可能な熱分割型複合繊維を含有する第2繊維層とが積層、一体化された不織布であって、前記第2繊維層の全域において、前記熱分割型複合繊維が各前記樹脂間で分割離間している不織布。
- 前記第1繊維層に含有される前記熱融着繊維が80重量%以上である請求項1記載の不織布。
- 前記第2繊維層に含有される前記熱分割型複合繊維が80重量%以上である請求項1又は2記載の不織布。
- 前記熱分割型複合繊維が前記無機フィラーを0.5〜10重量%含有する請求項1〜3の何れかに記載の不織布。
- 請求項1〜4の何れかに記載の不織布の製造方法であって、前記熱融着繊維を含有する第1繊維ウエブと、前記熱分割型複合繊維を含有する第2繊維ウエブとを重ね合わせて積層ウエブを得、該積層ウエブに熱処理を施して、該熱分割複合繊維を各前記樹脂間で分割離間させると同時に、両繊維ウエブを一体化させる不織布の製造方法。
- 請求項1〜4の何れかに記載の不織布の製造方法であって、前記熱融着繊維を含有する第1繊維ウエブと、前記熱分割型複合繊維を含有する第2繊維ウエブとの各々に熱処理を施して、両繊維ウエブそれぞれを不織布化すると共に、該熱分割複合繊維を各前記樹脂間で分割離間させ、その後、不織布化した両繊維ウエブを重ね合わせて一体化させる不織布の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007335617A JP4926035B2 (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | 不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007335617A JP4926035B2 (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | 不織布 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009154405A JP2009154405A (ja) | 2009-07-16 |
JP4926035B2 true JP4926035B2 (ja) | 2012-05-09 |
Family
ID=40958938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007335617A Expired - Fee Related JP4926035B2 (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | 不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4926035B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109415858A (zh) * | 2016-06-17 | 2019-03-01 | 大和纺控股株式会社 | 无纺布及其制造方法、以及吸收性物品用片材 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PL2431512T3 (pl) * | 2010-09-21 | 2013-11-29 | Procter & Gamble | Chusteczki zawierające strukturę włóknistą i środek zmętniający |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10137167A (ja) * | 1996-09-13 | 1998-05-26 | Fukuron Kk | 清掃用不織布およびその製造方法 |
JPH11200151A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-27 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 熱分割性複合繊維およびこれを用いた熱融着極細繊維不織布 |
JP2007084946A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Nippon Ester Co Ltd | 分割型複合繊維 |
-
2007
- 2007-12-27 JP JP2007335617A patent/JP4926035B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109415858A (zh) * | 2016-06-17 | 2019-03-01 | 大和纺控股株式会社 | 无纺布及其制造方法、以及吸收性物品用片材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009154405A (ja) | 2009-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6216013B2 (ja) | 不織布、吸収性物品用シート、ならびにそれを用いた吸収性物品 | |
JP5497987B2 (ja) | 不織布およびその製造方法 | |
JP4068171B2 (ja) | 積層不織布およびその製造方法 | |
JP4023996B2 (ja) | 吸収性物品の表面シート | |
JP5507193B2 (ja) | 吸収性物品の表面シート | |
JP3216813B2 (ja) | 長繊維不織布及びそれを用いた吸収性物品 | |
JP2008161584A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4605653B2 (ja) | 表面材およびそれを用いた吸収性物品 | |
JP2015204983A (ja) | 吸収性物品用表面シート、及びこれを含む吸収性物品 | |
JP5386341B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
WO2004022831A1 (ja) | 不織布 | |
JP5514536B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP6211147B2 (ja) | 立体シート及びそれを用いた吸収性物品 | |
JP4587410B2 (ja) | 複合化不織布、その製造方法及び前記不織布を用いた吸収性物品ならびにワイピングクロス | |
TW201226199A (en) | Laminated nonwoven fabric and manufactured article using the same | |
JP4926035B2 (ja) | 不織布 | |
JP2001504723A (ja) | 吸収性物品用液体非透過性シート | |
JP5771518B2 (ja) | 不織布 | |
JP7124972B2 (ja) | 積層不織布および衛生材料 | |
JP2016102286A (ja) | 不織布およびその製造方法、ならびに吸収性物品用シート | |
JP5548041B2 (ja) | 不織布 | |
JP7373985B2 (ja) | 吸収性物品用表面シート | |
JP5593124B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JPH09105060A (ja) | 積層不織布およびその製法 | |
WO2021172475A1 (ja) | 吸収性物品用不織布及びこれを備える吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120131 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4926035 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |