JP2021044804A - 映像通話をしながら使用する３６０度パノラマ背景提供方法および装置 - Google Patents

Abstract

【課題】映像通話をしながら使用する３６０度パノラマ背景提供方法および装置を提供する。【解決手段】電子機器が実行する背景提供方法であって、映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する段階と、映像データから分離された背景映像をパノラマ映像イメージに代替する段階と、パノラマ映像イメージに代替された背景映像をオブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを映像通話画面に表示する段階と、映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されるように、パノラマ映像イメージを共有する段階と、を含む。【選択図】図４

Description

以下の説明は、電子機器間で映像通話をしながら使用可能な背景を提供する技術に関する。

一般的な映像通話では、ユーザの通話場所や位置、周辺環境などのように、個人の私生活に関する情報が相手のユーザに伝達されることからプライバシーの侵害の要素が伴うようになる。これにより、映像通話を利用するユーザのプライバシーを保護するために、背景映像を変えるための研究が進んでいる。例えば、映像通話から映像部分は取り除いて音声部分だけを伝達する映像削除形態や、インターネット上あるいは個別に構成された映像変換サーバによって背景映像を特定の映像に変更する方式が開示されている。

カメラアプリまたは映像通話アプリで多様な種類の背景を選択することのできる背景画像が提供される場合には、好みの背景画像を選択することで背景を変更することが可能となる。しかし、従来の背景画像は、単調な単色背景しかなかったり、人物を切り取る過程（すなわち、背景と被写体（例えば、人物）とを分離する過程）において背景が完全に除去されず、一部が残ってしまうという問題があった。このような問題を解決するために、自身の位置を見られたくないユーザの背景を完全に隠すことが可能ながらも、単調なパターンの背景画像の枠を超え、リアリティ感と話題性を提供することができる技術が求められている。

映像通話中に映像通話画面に入力される映像データの背景映像を３６０度パノラマ映像イメージに代替し、パノラマ映像イメージに代替された背景映像をオブジェクト映像と合成することで生成された映像データを映像通話画面に表示する方法および装置を提供することを目的とする。

電子機器が実行する背景提供方法を実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムであって、前記背景提供方法は、映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する段階、前記映像データから分離された背景映像をパノラマ映像イメージに代替する段階、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を前記オブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを前記映像通話画面に表示する段階、および前記映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記パノラマ映像イメージを共有する段階を含んでよい。

電子機器が実行する背景提供方法は、映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する段階、前記映像データから分離された背景映像をパノラマ映像イメージに代替する段階、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を前記オブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを前記映像通話画面に表示する段階、および前記映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記パノラマ映像イメージを共有する段階を含んでよい。

電子機器は、映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する映像分離部、前記映像データから分離された背景映像をパノラマ映像イメージに代替する背景映像代替部、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を前記オブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを前記映像通話画面に表示する映像データ表示部、および前記映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記パノラマ映像イメージを共有する背景映像共有部を含んでよい。

映像通話画面の背景映像に３６０度パノラマ映像イメージを表示することができるため、ユーザと相手のユーザとが同じ空間に一緒にいるようなリアリティを与えることができる。

また、映像通話中に映像通話画面に表示されるユーザの周辺情報を隠すことができるため、ユーザのプライバシーを保護することができる。

さらに、ユーザの空間を公開せずに新たな人と会うことができる。

一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。 一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素を説明するためのブロック図である。 一実施形態における、電子機器が実行することのできる背景提供方法を説明するためのフローチャートである。 一実施形態における、電子機器で映像通話中に入力される映像データをオブジェクト映像と背景映像とに分離することを説明するための例示図である。 一実施形態における、電子機器で動き情報に基づいて位置が移動する映像通話画面の背景映像を表示する方法を説明するためのフローチャートである。 一実施形態における、パノラマ映像イメージに代替された背景映像を電子機器の映像通話画面に表示することを説明するための例示図である。 一実施形態における、パノラマ映像イメージに代替された背景映像を電子機器の映像通話画面に表示することを説明するための例示図である。 一実施形態における、電子機器で設定された時間情報に基づいて相手端末の背景映像を制御する方法を説明するためのフローチャートである。 一実施形態における、電子機器で設定された時間情報に基づいて相手端末の背景映像を維持させることを説明するための例示図である。 一実施形態における、電子機器でオブジェクト映像が表示される位置情報を設定する方法を説明するためのフローチャートである。 一実施形態における、電子機器で設定された位置情報に基づいてオブジェクト映像を位置させることを説明するための例示図である。 一実施形態における、電子機器の背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されることを説明するための例示図である。 一実施形態における、電子機器でインタラクション情報に基づいて背景映像にイベントを発生させる方法を説明するためのフローチャートである。

＜発明の概要＞
電子機器が実行する背景提供方法を実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムであって、前記背景提供方法は、映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する段階、前記映像データから分離された背景映像をパノラマ映像イメージに代替する段階、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を前記オブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを前記映像通話画面に表示する段階、および前記映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記パノラマ映像イメージを共有する段階を含んでよい。

前記表示する段階は、前記映像通話画面に表示される新たな映像データに入力されたユーザの動き情報に対応して位置が移動するパノラマ映像イメージを前記映像通話画面に表示する段階を含んでよい。

前記共有する段階は、前記映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像に含まれたパノラマ映像イメージを、前記映像通話が実行中の相手端末に伝達する段階を含んでよい。

前記共有する段階は、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を維持させるために設定された時間情報に基づき、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を含む映像データが前記相手端末の映像通話画面に表示されるように制御する段階を含んでよい。

前記共有する段階は、前記相手端末のカメラで撮影される映像通話画面に入力されるオブジェクト映像が表示されるための位置情報を前記パノラマ映像イメージに設定し、前記設定された位置情報を含むパノラマ映像イメージを前記相手端末に伝達する段階を含んでよい。

前記共有する段階は、前記端末の前記映像通話画面に入力される映像データの背景映像がパノラマ映像イメージに代替された時間情報を基準とする前記相手端末との時間差情報に基づいて前記相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記代替された時間情報を含むパノラマ映像イメージを前記相手端末に伝達する段階を含んでよい。

前記共有する段階は、インタラクション情報に基づき、前記パノラマ映像イメージに存在する背景オブジェクトにイベントを発生させる段階を含んでよい。

前記共有する段階は、前記パノラマ映像イメージの一部領域にアイテムが配置され、ユーザの動き情報によって移動するパノラマ映像イメージの一部領域に配置されたアイテムにインタラクション情報が入力されることによってイベントを発生させる段階を含んでよい。

前記表示する段階は、前記パノラマ映像イメージに設定された背景音楽を再生（Ｐｌａｙ）する段階を含んでよい。

前記代替する段階は、前記電子機器に格納されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替する段階を含んでよい。

前記代替する段階は、前記電子機器が取得した少なくとも１つ以上のイメージを利用してパノラマ映像イメージを生成し、前記生成されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替する段階を含んでよい。

前記代替する段階は、前記背景映像のための背景映像リストが提供され、前記提供された背景映像リストから選択されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替する段階を含んでよい。

電子機器が実行する背景提供方法は、映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する段階、前記映像データから分離された背景映像をパノラマ映像イメージに代替する段階、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を前記オブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを前記映像通話画面に表示する段階、および前記映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記パノラマ映像イメージを共有する段階を含んでよい。

前記表示する段階は、前記映像通話画面に表示される新たな映像データに入力されたユーザの動き情報に対応して位置が移動するパノラマ映像イメージを前記映像通話画面に表示する段階を含んでよい。

前記共有する段階は、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を維持させるために設定された時間情報に基づき、前記パノラマ映像イメージとして代替された背景映像を含む映像データが前記相手端末の映像通話画面に表示されるように制御する段階を含んでよい。

前記共有する段階は、前記相手端末のカメラで撮影される映像通話画面に入力されるオブジェクト映像が表示されるための位置情報を前記パノラマ映像イメージに設定し、前記設定された位置情報を含むパノラマ映像イメージを前記相手端末に伝達する段階を含んでよい。

電子機器は、映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する映像分離部、前記映像データから分離された背景映像をパノラマ映像イメージに代替する背景映像代替部、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を前記オブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを前記映像通話画面に表示する映像データ表示部、および前記映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記パノラマ映像イメージを共有する背景映像共有部を含んでよい。

前記相手端末では、前記映像通話画面に入力される映像データの背景映像がパノラマ映像イメージに代替された時間情報を基準とする前記相手端末との時間差情報に基づき、前記相手端末の映像通話画面に表示される映像データの背景画面がパノラマ映像イメージに変換されてよい。

前記相手端末では、前記パノラマ映像イメージを受信するか否かが設定されてよい。

前記相手端末では、前記受信されたパノラマ映像イメージが前記相手端末のカメラに入力される映像データの背景映像として代替され、前記パノラマ映像イメージとして代替された背景映像が前記相手端末の映像通話画面に表示されてよい。

＜発明の詳細＞
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。

図１は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図１のネットワーク環境は、複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０、複数のサーバ１５０、１６０、およびネットワーク１７０を含む例を示している。このような図１は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図１のように限定されることはない。

複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、ＰＣ（ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ノート型ＰＣ、デジタル放送用端末、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）、ＰＭＰ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｐｌａｙｅｒ）、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、ＩｏＴ（ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ ｔｈｉｎｇｓ）デバイス、ＶＲ（ｖｉｒｔｕａｌ ｒｅａｌｉｔｙ）デバイス、ＡＲ（ａｕｇｍｅｎｔｅｄ ｒｅａｌｉｔｙ）デバイスなどがある。一例として、図１では、電子機器１１０の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器１１０は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク１７０を介して他の電子機器１２０、１３０、１４０および／またはサーバ１５０、１６０と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの１つを意味してよい。

通信方式が限定されることはなく、ネットワーク１７０が含むことのできる通信網（一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など）を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてよい。例えば、ネットワーク１７０は、ＰＡＮ（ｐｅｒｓｏｎａｌ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＬＡＮ（ｌｏｃａｌ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＣＡＮ（ｃａｍｐｕｓ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＭＡＮ（ｍｅｔｒｏｐｏｌｉｔａｎ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＷＡＮ（ｗｉｄｅ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＢＢＮ（ｂｒｏａｄｂａｎｄ ｎｅｔｗｏｒｋ）、インターネットなどのネットワークのうちの１つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク１７０は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター−バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の１つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。

サーバ１５０、１６０それぞれは、複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０とネットワーク１７０を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する１つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ１５０は、ネットワーク１７０を介して接続した複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０に第１サービスを提供するシステムであってよく、サーバ１６０も、ネットワーク１７０を介して接続した複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０に第２サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ１５０は、複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス（一例として、メッセージングサービスなど）を第１サービスとして複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０に提供してよい。他の例として、サーバ１６０は、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器１１０、１２０、１３０、１４０に配布するサービスを第２サービスとして提供してよい。

図２は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。図２では、電子機器に対する例として電子機器１１０の内部構成およびサーバ１５０の内部構成について説明する。また、他の電子機器１２０、１３０、１４０やサーバ１６０も、上述した電子機器１１０またはサーバ１５０と同一または類似の内部構成を有してよい。

電子機器１１０およびサーバ１５０は、メモリ２１１、２２１、プロセッサ２１２、２２２、通信モジュール２１３、２２３、および入力／出力インタフェース２１４、２２４を含んでよい。メモリ２１１、２２１は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、ＲＡＭ（ｒａｎｄｏｍ ａｃｃｅｓｓ ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＯＭ（ｒｅａｄ ｏｎｌｙ ｍｅｍｏｒｙ）、ディスクドライブ、ＳＳＤ（ｓｏｌｉｄ ｓｔａｔｅ ｄｒｉｖｅ）、フラッシュメモリ（ｆｌａｓｈ ｍｅｍｏｒｙ）などのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ＲＯＭ、ＳＳＤ、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ２１１、２２１とは区分される別の永続的記録装置として電子機器１１０やサーバ１５０に含まれてもよい。また、メモリ２１１、２２１には、オペレーティングシステムと、少なくとも１つのプログラムコード（一例として、電子機器１１０においてインストールされて実行されるブラウザや特定のサービスの提供のために電子機器１１０にインストールされるアプリケーションなどのためのコード）が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ２１１、２２１とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー（登録商標）ドライブ、ディスク、テープ、ＤＶＤ／ＣＤ−ＲＯＭドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール２１３、２２３を通じてメモリ２１１、２２１にロードされてもよい。例えば、少なくとも１つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム（一例として、上述したサーバ１６０）がネットワーク１７０を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム（一例として、上述したアプリケーション）に基づいてメモリ２１１、２２１にロードされてよい。

プロセッサ２１２、２２２は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ２１１、２２１または通信モジュール２１３、２２３によって、プロセッサ２１２、２２２に提供されてよい。例えば、プロセッサ２１２、２２２は、メモリ２１１、２２１のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。

通信モジュール２１３、２２３は、ネットワーク１７０を介して電子機器１１０とサーバ１５０とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器１１０および／またはサーバ１５０が他の電子機器（一例として、電子機器１２０）または他のサーバ（一例として、サーバ１６０）と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器１１０のプロセッサ２１２がメモリ２１１のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール２１３の制御にしたがってネットワーク１７０を介してサーバ１５０に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ１５０のプロセッサ２２２の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール２２３とネットワーク１７０を経て電子機器１１０の通信モジュール２１３を通じて電子機器１１０に受信されてよい。例えば、通信モジュール２１３を通じて受信されたサーバ１５０の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ２１２やメモリ２１１に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器１１０がさらに含むことのできる記録媒体（上述した永続的記録装置）に記録されてよい。

入力／出力インタフェース２１４は、入力／出力装置２１５とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力／出力インタフェース２１４は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が１つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力／出力装置２１５は、電子機器１１０と１つの装置で構成されてもよい。また、サーバ１５０の入力／出力インタフェース２２４は、サーバ１５０に接続するかサーバ１５０が含むことのできる入力または出力のための装置（図示せず）とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器１１０のプロセッサ２１２がメモリ２１１にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ１５０や電子機器１２０が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力／出力インタフェース２１４を通じてディスプレイに表示されてよい。

また、他の実施形態において、電子機器１１０およびサーバ１５０は、図２の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器１１０は、上述した入力／出力装置２１５のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器１１０がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力／出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器１１０にさらに含まれるように実現されてよい。

以下では、映像通話中に入力される映像データをオブジェクト映像と背景映像とに分離し、分離した背景映像を光視野角映像に替えて映像通話画面に表示する実施形態について説明する。また、映像通話画面に表示される映像データの背景映像に含まれる光視野角映像を映像通話中の相手端末と共有する実施形態について説明する。ここで、光視野角とは、映像通話画面において画面を正常に見ることのできる最大限の側面角度を意味してよく、上、下、左、右を含む角度範囲と正常の明るさによって映像通話画面で光視野角の映像を見ることができる。光視野角映像の例としてはパノラマ映像イメージが適用されてよい。パノラマ映像イメージとは、映像またはイメージをパノラマ形態で提供したものであって、例えば、映像またはイメージの一地点を複数の方向（例えば、３６０度方向）から見ることができるものであってよい。

実施形態に係る電子機器１１０には、コンピュータによって実現された背景提供システムが構成されてよい。一例として、背景提供システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されても、あるいは特定のアプリケーションのイン−アプリ（ｉｎ−ａｐｐ）形態で構成され、前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよく、場合によっては、サーバ１５０との連動によってメッセージングサービスが提供されてもよい。

電子機器にインストールされたアプリケーションが提供する命令に基づき、電子機器１１０に実現された背景提供システムは、実施形態と関連する少なくとも１つの特徴を含む方法を実行してよい。

具体的に、映像通話中にパノラマ映像イメージに代替された背景映像を共有することにより、それぞれの電子機器の映像通話画面に同じ背景映像が表示されてよい。以下、電子機器１１０を端末と相手端末とに区分して説明する。実施形態において、端末（例えば、第１端末、発信端末）と相手端末（例えば、第２端末、受信端末）間の呼連結によって映像通話が実行されることで映像通話環境が構成されてよく、構成された映像通話環境で提供される背景提供サービスによってパノラマ映像イメージに代替された背景映像が共有されてよい。このとき、背景提供サービスは、電子機器の固有の映像通話サービス、カメラサービス、チャットサービスなどのような多様なサービスの主機能または付加的な機能として提供されてよい。

電子機器１１０で、背景映像を代替するためのユーザインタフェース（例えば、背景画像タップ）が選択されることにより、背景映像をパノラマ映像イメージに代替するための背景画像が適用されてよい。例えば、電子機器で動作する背景提供サービスを通じて背景映像を代替するための背景映像リストが提供されてよく、背景映像リストから背景画像が選択されてこれが適用されるか未適用された映像データが確認されることにより、背景映像がパノラマ映像イメージに代替されてよい。以下、相手端末と映像通話しながら使用することのできる背景画像を提供する技術について説明する。

図３は、一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素を説明するためのブロック図であり、図４は、一実施形態における、電子機器が実行することのできる背景提供方法を説明するためのフローチャートである。

電子機器のプロセッサ２１２は、映像分離部３１０、背景映像代替部３２０、映像データ表示部３３０、よび背景映像共有部３４０を含んでよい。このようなプロセッサ２１２の構成要素は、電子機器に記録されたプログラムコードが提供する制御命令にしたがってプロセッサ２１２によって実行される互いに異なる機能の表現であってよい。プロセッサ２１２およびプロセッサ２１２の構成要素は、図４の背景提供方法が含む段階４１０〜４４０を実行するように電子機器を制御してよい。このとき、プロセッサ２１２およびプロセッサ２１２の構成要素は、メモリが含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも１つのプログラムのコードとによる命令を実行するように実現されてよい。

プロセッサ２１２は、背景提供方法のためのプログラムのファイルに記録されたプログラムコードをメモリにロードしてよい。例えば、電子機器でプログラムが実行されれば、プロセッサは、オペレーティングシステムの制御にしたがってプログラムのファイルからプログラムコードをメモリにロードするように電子機器を制御してよい。このとき、プロセッサ２１２およびプロセッサ２１２が含む映像分離部３１０、背景映像代替部３２０、映像データ表示部３３０、および背景映像共有部３４０それぞれは、メモリにロードされたプログラムコードのうちの対応する部分の命令を実行して以下の段階４１０〜４４０を実行するためのプロセッサ２１２の互いに異なる機能的表現であってよい。

段階４１０で、映像分離部３１０は、通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離してよい。図５は、映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離することを説明するための例示図である。電子機器１１０でカメラが実行されることによりフロントカメラモードが作動してよい。電子機器１１０のカメラに入力される映像データには、ユーザの情報（例えば、ユーザの顔）を含むオブジェクト映像５１０、およびユーザ周辺情報（例えば、建物、道路、ユーザと関係のない人など）を含む背景映像５２０が含まれてよい。ここで、電子機器１１０の映像通話中に作動するカメラモードはフロントカメラモードであると説明したが、これに限定されることはなく、バックカメラモードが同じように適用されてもよく、ユーザの選択によってフロントカメラモードまたはバックカメラモードを作動させてもよい。例えば、映像分離部３１０は、エッジ認識によって映像データ内のオブジェクトの境界をアウトラインで示し、境界内のポインタをグループ化し、周辺で類似の特徴を有する点を成長させ続ける方法でグルーピングすることにより、オブジェクト映像と背景映像とを分離してよい。この他の多様な方式を適用して映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離してもよい。

段階４２０で、背景映像代替部３２０は、映像データから分離された背景映像をパノラマ映像イメージに代替してよい。例えば、背景映像代替部３２０は、オブジェクト映像を除いた背景映像をパノラマ映像イメージに代替してよい。一例として、背景映像代替部３２０は、電子機器に格納されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替してよい。電子機器にパノラマ映像イメージが事前に格納されている場合、背景映像代替部３２０は、電子機器に格納された少なくとも１つ以上のパノラマ映像イメージのうち、背景映像との代替のために選択されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替してよい。他の例として、背景映像代替部３２０は、電子機器が取得した少なくとも１つ以上のイメージを利用してパノラマ映像イメージを生成し、生成されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替してよい。このとき、背景映像代替部３２０は、パノラマ映像イメージを生成するために電子機器で撮影されたイメージまたは映像を取得してよい。または、背景映像代替部３２０は、他の電子機器がアップロードしたイメージまたは映像を電子機器がダウンロードすることによってイメージまたは映像を取得してもよい。例えば、背景映像代替部３２０は、電子機器が取得したイメージまたは映像をパノラマ映像イメージとして生成することのできるユーザインタフェース（例えば、ツール）を提供してよく、提供されたユーザインタフェースにおけるユーザの選択によってイメージまたは映像が組み合わされることにより、パノラマ映像イメージが生成されてよい。背景映像代替部３２０は、生成されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替してよい。また他の例として、背景映像代替部３２０は、背景映像のためのリストを提供してよく、提供された背景映像リストから選択されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替してよい。このとき、映像代替部３２０は、ユーザが選択したパノラマ映像イメージが適用された背景映像または映像データが表示されてよい。ユーザが電子機器の映像通話画面に表示されたパノラマ映像イメージを確認することで、パノラマ映像イメージを背景映像に適用するか否かが決定されてよい。映像代替部３２０は、パノラマ映像イメージが背景映像として適用されると決定されることにより、パノラマ映像イメージを背景映像として代替してよい。

段階４３０で、映像データ表示部３３０は、パノラマ映像イメージに代替された背景映像をオブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを映像通話画面に表示してよい。図７および図８は、パノラマ映像イメージに代替された背景映像を映像通話画面に表示することを説明するための例示図である。映像データ表示部３３０は、パノラマ映像イメージ５２０に代替された背景映像をオブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを、電子機器１１０の映像通話画面に表示してよい。電子機器１１０が撮影するオブジェクト映像を電子機器１１０に維持した状態で、背景映像がパノラマ映像イメージ５２０に代替された新たな映像データが表示されてよい。このとき、電子機器１１０で作動するカメラがリアルタイムで撮影しているオブジェクト映像が映像データに表示されてよい。映像データ表示部３３０は、パノラマ映像イメージに代替された背景映像をオブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データを映像通話画面に表示すると同時に、音楽を再生（ｐｌａｙ）してよい。例えば、映像データ表示部３３０は、映像通話画面に新たな映像データを表示するときに、パノラマ映像イメージに登録された背景音楽を再生してよい。このとき、パノラマ映像イメージとともに再生するための音楽が事前に登録されていてよい。また、パノラマ映像イメージとともに再生するための音楽リストが提供されてよく、提供された音楽リストから選択された音楽が登録されてもよい。あるいは、パノラマ映像イメージとともに再生するための音楽をユーザが検索して音楽が登録されてもよい。このとき、音楽のボリュームが調節されてもよい。

また、映像データ表示部３３０は、映像通話画面に最初に表示されるためのパノラマ映像イメージの一部領域を基準領域として設定してよい。映像データ表示部３３０は、映像通話画面に最初に表示されるために設定されたパノラマ映像イメージの基準領域を、電子機器１１０の映像通話画面に背景映像として表示してよい。このような基準領域は、ユーザの設定によって変更されてよい。映像通話画面に最初に表示されたパノラマ映像イメージの基準領域を基準とし、ユーザの動き情報８１０、８１１に応じてパノラマ映像イメージに代替された背景映像が移動してよい。例えば、映像データ表示部３３０は、ユーザから入力される上、下、左、右の方向情報を含む少なくとも１つ以上の動き情報８１０、８１１に対応する背景映像を表示してよい。また、電子機器１１０の映像通話画面に表示された新たな映像データのパノラマ映像イメージに代替された背景映像には背景オブジェクト（例えば、ランドマーク８２０）が含まれてよい。ここで、ランドマーク８２０とは、パノラマ映像イメージに存在するオブジェクトを意味してよい。このようなランドマーク８２０、またはパノラマ映像イメージ内の空間にアイテムを配置してイベントが発生するように設定してよい。例えば、パリのエッフェル塔が含まれたパノラマ映像イメージを仮定するとき、パノラマ映像イメージ内のパリのエッフェル塔またはエッフェル塔の周辺にアイテムが事前に配置されてよい。電子機器１１０に表示される新たな映像データで、ユーザの動きに応じて移動する背景映像がエッフェル塔またはエッフェル塔の周辺を映し出すことにより、エッフェル塔またはエッフェル塔の周辺に存在するアイテムが取得されてよい。または、エッフェル塔またはエッフェル塔の周辺に入力されたインタラクション情報に基づいてイベントを発生させてもよい。例えば、エッフェル塔に入力されるユーザからのインタラクション情報に基づき、互いに異なる種類のイベントを発生させてよい。

図６は、ユーザの動き情報に基づいて位置が移動する映像通話画面の背景映像を表示する方法を説明するためのフローチャートである。段階６１０で、映像データ表示部３３０は、映像通話画面に表示された新たな映像データにユーザの動き情報が入力されることを受信してよい。例えば、ユーザの動き情報としては、上、下、左、右を含む方向情報が入力されてよい。段階６２０で、映像データ表示部３３０は、ユーザの動き情報に対応して位置が移動するパノラマ映像イメージを映像通話画面に表示してよい。例えば、映像データ表示部３３０は、ユーザから左、右に３６０度が移動されることにより、３６０度パノラマ映像イメージを背景映像として表示してよい。

段階４４０で、背景映像共有部３４０は、映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されるように、パノラマ映像イメージを共有してよい。このとき、背景映像共有部３４０は、パノラマ映像イメージを共有するための要求にしたがい、パノラマ映像イメージを共有するためのプロセスを作動させてよい。背景映像共有部３４０は、映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像に含まれたパノラマ映像イメージを、映像通話が実行中の相手端末に伝達してよい。例えば、背景映像共有部３４０は、映像通話中の相手端末が複数の場合には、複数の相手端末それぞれにパノラマ映像イメージを伝達してよい。このとき、相手端末では、背景映像に含まれたパノラマ映像イメージを受信するか否かがオン／オフで設定されてよい。相手端末でオンに設定されている場合、相手端末にはパノラマ映像イメージが伝達されてよく、伝達されたパノラマ映像イメージが背景映像に代替された映像データが表示されてよい。この反面、相手端末でオフに設定されている場合、相手端末にはパノラマ映像イメージが伝達されず、パノラマ映像イメージが背景映像として代替されない。

図９は、設定された時間情報に基づいて相手端末の背景映像を制御する方法を説明するためのフローチャートである。段階９１０で、背景映像共有部３４０は、パノラマ映像イメージに代替された背景映像を維持させるための時間情報（例えば、５秒）を設定してよい。背景映像共有部３４０は、背景映像を維持させるための時間情報を設定するユーザインタフェースを提供してよく、提供されたユーザインタフェースに入力された時間情報に基づいてロック機能を発生させてよい。例えば、背景映像共有部３４０は、予め設定された時間内に相手端末で背景映像が変更されたり適用されたりしないことを防ぐために、相手端末にロック機能を設定してよい。ロック機能が設定された時間中には相手端末で背景映像を変更または削除することができず、映像通話を中止または終了することができない。これにより、端末は、相手端末を同じ空間に招待することが可能となる。

段階９２０で、背景映像共有部３４０は、設定された時間情報に基づき、相手端末の映像通話画面にパノラマ映像イメージとして代替された背景映像を含む映像データが表示されるように制御してよい。背景映像共有部３４０は、ユーザの動き情報に対応して位置が移動するパノラマ映像イメージを相手端末に伝達してよい。これにより、相手端末の映像通話画面に表示されるパノラマ映像イメージの位置が移動するようになる。図１０は、端末で設定された時間情報に基づいて相手端末の背景映像を維持させることを説明するための例示図である。端末１１０ａと相手端末１１０ｂが映像通話中であると仮定する。このとき、端末１１０ａが設定した時間にわたり、端末１１０ａの映像通話画面１０１０に表示される背景映像であるパノラマ映像イメージが相手端末１１０ｂに伝達されてよい。相手端末１１０ｂが他の背景映像を使用している場合であっても、端末１１０ａのパノラマ映像イメージに代替された背景映像が伝達されてよい。つまり、相手端末１１０ｂの映像通話画面１０２０に表示される映像データの背景映像が端末１１０ａから伝達されたパノラマ映像イメージに転換されるのである。これにより、端末１１０ａの映像通話画面１０１０と相手端末１１０ｂの映像通話画面１０２０に同じ背景映像を表示させることが可能となる。

図１１は、オブジェクト映像が表示される位置情報を設定する方法を説明するためのフローチャートである。段階１１１０で、背景映像共有部３４０は、パノラマ映像イメージに、相手端末のカメラで撮影される映像通話画面に入力されたオブジェクト映像が表示されるための位置情報を設定してよい。例えば、背景映像共有部３４０は、ユーザからパノラマ映像イメージの特定の地点が選択されることを受信してよい。このとき、端末および相手端末のそれぞれのオブジェクト映像に存在するオブジェクトが表示されるための特定地点が選択されてよい。例えば、ユーザの顔が表示されるための地点が選択されてよい。段階１１２０で、背景映像共有部３４０は、ユーザから設定された位置情報を含むパノラマ映像イメージを相手端末に伝達してよい。相手端末は、端末から伝達されたパノラマ映像イメージに設定された位置情報に基づき、オブジェクト映像に存在するオブジェクトを位置させてよい。このとき、端末または相手端末によって、相手端末のオブジェクト映像が表示されるための位置情報が変更されてもよい。相手端末は、端末から設定された位置情報に基づき、相手端末の映像通話画面に入力されたオブジェクト映像をパノラマ映像イメージに位置させてよい。図１２は、電子機器１１０ａが相手端末１１０ｂと背景映像を共有することにより、端末１１０ａと相手端末１１０ｂの映像データに入力されるオブジェクトが同じ空間に存在するようになることを示した図である。例えば、端末１１０ａと相手端末１１０ｂが公園の特定のテーブルまたは特定の地点で向かい合って座っているように、ユーザが表示されてよい。

図１４は、インタラクション情報に基づいて背景映像にイベントを発生させる方法を説明するためのフローチャートである。段階１４１０で、映像情報共有部３４０は、インタラクション情報に基づき、パノラマ映像イメージに存在する背景オブジェクトにイベントを発生させてよい。映像情報共有部３４０は、ユーザからのインタラクション情報の入力を受信してよい。ここで、インタラクション情報とは、ユーザからの入力情報によってランドマークまたはパノラマ映像イメージ内で予め設定されたイベントが発生することを意味してよい。さらに、パノラマ映像イメージ内で発生するイベントによって相手端末と相互作用することを意味してもよい。映像情報共有部３４０は、端末の動きに応じて移動するパノラマ映像イメージの一部領域に配置されたアイテムにインタラクション情報が入力されることにより、イベントを発生させてよい。例えば、映像情報共有部３４０は、インタラクション情報によって発生するイベントを含むパノラマ映像イメージを相手端末に伝達してよい。または、映像情報共有部３４０は、インタラクション情報によって発生するイベント情報だけを相手端末に伝達してよい。相手端末の背景映像には、端末と同じようにイベント情報が適用されてよい。例えば、背景映像内に噴水が存在する場合、ユーザからインタラクション情報（例えば、拡大モーション、縮小モーションなど）が入力されることにより、噴水を高くしたり低くしたりしてよい。また他の例として、背景映像内に宝物箱を隠してよい。相手端末のユーザが宝物箱を発見したとき、宝物箱にインタラクション情報を入力することで宝物箱が開くようにしてよい。例えば、宝物箱を開けることにより相手端末にアイテムが提供されてよい。

図１３は、一実施形態における、電子機器の背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されることを説明するための例示図である。

端末と相手端末１１０ｂとが映像通話中であるとき、それぞれの端末が同じ地域に存在する場合もあるし、互いに異なる地域に存在する場合もある。例えば、端末と相手端末１１０ｂが互いに異なる国で映像通話をする場合、端末が存在する空間は昼間であるが、相手端末１１０ｂが存在する空間は夜であることがある。このように、端末と相手端末１１０ｂには時差が発生することがある。

電子機器には、パノラマ映像イメージが背景映像に代替された時間情報がともに記録されてよい。電子機器の背景映像が相手端末１１０ｂに伝達されてよく、相手端末１１０ｂは電子機器から伝達された背景映像を受信してよい。相手端末１１０ｂの映像通話画面に表示される映像データの背景映像がパノラマ映像イメージに代替された時間情報を基準とする端末との時間差情報により、相手端末１１０ｂの映像通話画面に表示される映像データのパノラマ映像イメージが変換されてよい。

上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および／またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ＡＬＵ（ａｒｉｔｈｍｅｔｉｃ ｌｏｇｉｃ ｕｎｉｔ）、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、ＦＰＧＡ（ｆｉｅｌｄ ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ｇａｔｅ ａｒｒａｙ）、ＰＬＵ（ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ｌｏｇｉｃ ｕｎｉｔ）、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、１つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム（ＯＳ）およびＯＳ上で実行される１つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、１つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および／または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは１つのプロセッサおよび１つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。

ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの１つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび／またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、１つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。

実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであっても、コンピュータソフトウェア当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー（登録商標）ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤのような光媒体、フロプティカルディスク（ｆｌｏｐｔｉｃａｌ ｄｉｓｋ）のような光磁気媒体、およびＲＯＭ、ＲＡＭ、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。

以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ／あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。

したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。

本発明は、更に以下の目的を有する。

映像通話画面に表示される背景映像が相手端末の映像通話画面に表示されるように、パノラマ映像イメージを共有する方法および装置を提供することを目的とする。

２１２：プロセッサ
３１０：映像分離部
３２０：背景映像代替部
３３０：映像データ表示部
３４０：背景映像共有部

Claims (21)

1. 電子機器に背景提供方法を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
   前記背景提供方法は、
   映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する段階、
   前記分離した背景映像をパノラマ映像イメージに代替する段階、
   前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を前記オブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データがユーザの動き情報に対応して位置が移動するパノラマ映像イメージを前記映像通話画面に表示する段階
   を含む、コンピュータプログラム。
2. 前記背景提供方法は、
   前記映像通話画面に表示される新たな映像データが相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記新たな映像データを共有する段階
   をさらに含む、請求項１に記載のコンピュータプログラム。
3. 前記共有する段階は、
   前記映像通話画面に表示される新たな映像データの背景映像に含まれたパノラマ映像イメージを、前記映像通話が実行中の相手端末に伝達する段階
   を含む、請求項２に記載のコンピュータプログラム。
4. 前記共有する段階は、
   前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を維持させるために設定された時間情報に基づき、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を含む映像データが前記相手端末の映像通話画面に表示されるように制御する段階
   を含む、請求項２または３に記載のコンピュータプログラム。
5. 前記共有する段階は、
   前記相手端末のカメラで撮影される映像通話画面に入力されるオブジェクト映像が表示されるための位置情報を前記パノラマ映像イメージに設定し、前記設定された位置情報を含むパノラマ映像イメージを前記相手端末に伝達する段階
   を含む、請求項２または３に記載のコンピュータプログラム。
6. 前記共有する段階は、
   前記端末の前記映像通話画面に入力される映像データの背景映像がパノラマ映像イメージに代替された時間情報を基準とした前記相手端末との時間差情報に基づいて前記相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記代替された時間情報を含むパノラマ映像イメージを前記相手端末に伝達する段階
   を含む、請求項２または３に記載のコンピュータプログラム。
7. 前記共有する段階は、
   インタラクション情報に基づいて前記パノラマ映像イメージに存在する背景オブジェクトにイベントを発生させる段階
   を含む、請求項２乃至６のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
8. 前記共有する段階は、
   前記パノラマ映像イメージの一部領域にアイテムが配置され、ユーザの動き情報に応じて移動するパノラマ映像イメージの一部領域に配置されたアイテムにインタラクション情報が入力されることによってイベントを発生させる段階
   を含む、請求項２乃至７のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
9. 前記動き情報は、前記電子機器の上、下、左、右の方向情報を含む少なくとも１つ以上の動き情報を含むこと
   を特徴とする、請求項１乃至８のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
10. 前記表示する段階は、
    前記パノラマ映像イメージに設定された背景音楽を再生する段階
    を含む、請求項１乃至９のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
11. 前記代替する段階は、
    前記電子機器に格納されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替する段階
    を含む、請求項１乃至１０のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
12. 前記代替する段階は、
    前記電子機器が取得した少なくとも１つ以上のイメージを利用してパノラマ映像イメージを生成し、前記生成されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替する段階
    を含む、請求項１乃至１０のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
13. 前記代替する段階は、
    前記背景映像のための背景映像リストを提供し、前記提供した背景映像リストから選択されたパノラマ映像イメージを背景映像として代替する段階
    を含む、請求項１乃至１０のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
14. 電子機器が実行する背景提供方法であって、
    映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する段階、
    前記分離した背景映像をパノラマ映像イメージに代替する段階、
    前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を前記オブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データがユーザの動き情報に対応して位置が移動するパノラマ映像イメージを前記映像通話画面に表示する段階
    を含む、背景提供方法。
15. 前記映像通話画面に表示される新たな映像データが相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記新たな映像データを共有する段階
    をさらに含む、請求項１４に記載の背景提供方法。
16. 前記共有する段階は、
    前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を維持させるために設定された時間情報に基づき、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を含む映像データが前記相手端末の映像通話画面に表示されるように制御する段階
    を含む、請求項１５に記載の背景提供方法。
17. 前記共有する段階は、
    前記相手端末のカメラで撮影される映像通話画面に入力されるオブジェクト映像が表示されるための位置情報を前記パノラマ映像イメージに設定し、前記設定された位置情報を含むパノラマ映像イメージを前記相手端末に伝達する段階
    を含む、請求項１５または１６に記載の背景提供方法。
18. 電子機器であって、
    映像通話中に端末の映像通話画面に入力される映像データからオブジェクト映像と背景映像とを分離する映像分離部、
    前記分離した背景映像をパノラマ映像イメージに代替する背景映像代替部、
    前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像を前記オブジェクト映像と合成することによって生成された新たな映像データがユーザの動き情報に対応して位置移動するパノラマ映像イメージを前記映像通話画面に表示する映像データ表示部
    を含む、電子機器。
19. 前記映像通話画面に表示される新たな映像データが相手端末の映像通話画面に表示されるように、前記新たな映像データを共有する背景映像共有部をさらに含み、
    前記相手端末では、
    前記映像通話画面に入力される映像データの背景映像がパノラマ映像イメージに代替された時間情報を基準とする前記相手端末との時間差情報に基づき、前記相手端末の映像通話画面に表示される映像データのパノラマ映像イメージが変換されることを特徴とする、
    請求項１８に記載の電子機器。
20. 前記相手端末では、
    前記パノラマ映像イメージを受信するか否かが設定されることを特徴とする、
    請求項１９に記載の電子機器。
21. 前記相手端末では、
    前記パノラマ映像イメージが前記相手端末のカメラに入力される映像データの背景映像と代替され、前記パノラマ映像イメージに代替された背景映像が前記相手端末の映像通話画面に表示されることを特徴とする、
    請求項１９または２０に記載の電子機器。

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