JP2021044213A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021044213A
JP2021044213A JP2019167369A JP2019167369A JP2021044213A JP 2021044213 A JP2021044213 A JP 2021044213A JP 2019167369 A JP2019167369 A JP 2019167369A JP 2019167369 A JP2019167369 A JP 2019167369A JP 2021044213 A JP2021044213 A JP 2021044213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
movable
fixed
point
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019167369A
Other languages
English (en)
Inventor
直樹 川口
Naoki Kawaguchi
直樹 川口
亮太 箕輪
Ryota Minowa
亮太 箕輪
裕之 針持
Hiroyuki Harimochi
裕之 針持
小川 真一
Shinichi Ogawa
真一 小川
航平 大塚
Kohei Otsuka
航平 大塚
岩坂 博之
Hiroyuki Iwasaka
博之 岩坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2019167369A priority Critical patent/JP2021044213A/ja
Publication of JP2021044213A publication Critical patent/JP2021044213A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Contacts (AREA)

Abstract

【課題】電磁継電器において、接点の一部が消耗した場合であっても、接点同士の接触を確保することにある。【解決手段】第1接点は、固定端子又は可動接触片の一方に接続される。第2接点は、固定端子又は可動接触片の他方に第1接点と対向する位置で接続される。駆動装置は、第1接点と第2接点が接触する閉位置と、第1接点と第2接点が開離する開位置とに移動可能に設けられる。第1接点は、第1基部と、第1基部から第2接点側に突出する第1突出部を含む。第1突出部は、可動機構が閉位置のときに第2接点に接触する第1接触部と、第1基部側から第1接触部に向かって可動機構の移動方向に対して傾斜して延びる第1傾斜部とを含む。第1傾斜部は、第1接触部が消耗したとき且つ可動機構が閉位置のときに第2接点に接触する。移動方向から見たときの第1接触部の中心は、移動方向から見たときの第1基部の中心に対して偏倚している。【選択図】図3

Description

本発明は、電磁継電器に関する。
従来、電気回路を開閉する電磁継電器が知られている。例えば、特許文献1の電磁継電器は、固定端子と、固定端子に接続された固定接点と、可動接触片と、可動接触片に接続された可動接点と、を備えている。可動接点は、固定接点に接触可能であり、可動接点が固定接点に接触または固定接点から開離することで、電気回路が開閉される。
特許第6358442号公報
従来の電磁継電器では、接点同士の接触時における発熱や、接点同士が開離するときに生じるアーク等によって接点が溶融して消耗したときに、接点同士の接触が確保できなくなるおそれがある。
本発明の課題は、電磁継電器において、接点の一部が消耗した場合であっても、接点同士の接触を確保することにある。
本発明の一態様に係る電磁継電器は、固定端子と、可動接触片と、第1接点と、第2接点と、駆動装置と、を備えている。第1接点は、固定端子または可動接触片のいずれか一方に接続される。第2接点は、固定端子または可動接触片のいずれか他方に第1接点と対向する位置で接続される。駆動装置は、第1接点と第2接点とが接触する閉位置と、第1接点と第2接点とが開離する開位置とに移動可能に設けられ、可動接触片を支持する。第1接点は、第1基部と、第1突出部と、を含む。第1突出部は、第1基部から第2接点側に突出する。第1突出部は、第1接触部と、第1傾斜部と、を含む。第1接触部は、可動機構が閉位置のときに第2接点に接触する。第1傾斜部は、第1基部側から第1接触部に向かって可動機構の移動方向に対して傾斜して延び、第1接触部が消耗したとき且つ可動機構が閉位置のときに第2接点に接触する。移動方向から見たときの第1接触部の中心は、移動方向から見たときの第1基部の中心に対して偏倚している。
この電磁継電器では、可動機構の移動方向から見たときの第1接触部の中心が可動機構の移動方向から見たときの第1基部の中心に対して偏倚している。このため、可動機構が閉位置のときに第1基部の中心とは異なる位置で第1接触部が第2接点に接触する。これにより、第1接触部と第2接点の接触による発熱等によって第1接触部が溶融して消耗した場合でも、第2接点に接触していない第1傾斜部の溶融は抑制される。すなわち、第1接触部が溶融して消耗した場合は、溶融していない第1傾斜部が第1接触部とは異なる位置で第2接点に接触する。これにより、第1接触部が消耗した場合であっても、可動機構が閉位置のときに接点同士の接触を確保することができる。
第1傾斜部は、第1接触部から離れるにつれて第2接点との間隔が広くなってもよい。この場合は、第1接触部と第2接点の接触による発熱等の影響を第1傾斜部がさらに受けにくくなるので、第1接触部が消耗した場合において、接点同士の接触がさらに確保され易くなる。
可動機構の可動方向において、第1傾斜部は、第1接触部の中心と重なる位置に配置されてもよい。この場合は、第1傾斜部を第1接触部からより離れた位置まで延ばすことができる。これにより、第1接触部と第2接点の接触による発熱等の影響を第1傾斜部がさらに受けにくくなるので、第1接触部が消耗した場合において、接点同士の接触がさらに確保され易くなる。
第1傾斜部は、固定端子または可動接触片のいずれか一方に滑らかに接続されてもよい。この場合は、例えば、アークが発生したときにアークが移動し易くなる。
第2接点は、第2基部と、第2突出部と、を含んでもよい。第2突出部は、第2基部から第1接点側に突出してもよい。第2突出部は、第2接触部と、第2傾斜部と、を含んでもよい。第2接触部は、可動機構が閉位置のときに第1接点に接触してもよい。第2傾斜部は、第2基部側から第2接触部に向かって可動機構の移動方向に対して傾斜して延び、第2接触部が消耗したとき且つ可動機構が閉位置のときに第1傾斜部に接触してもよい。移動方向から見たときの第2接触部の中心は、移動方向から見たときの第2基部の中心に対して偏倚してもよい。この場合においても、可動機構が閉位置のときに接点同士の接触を確保することができる。
第2傾斜部は、第2接触部から離れるにつれて第1接点との間隔が広くなってもよい。この場合は、第2接触部から離れるほど接触時の発熱等の影響を第2傾斜部が受けにくくなるので、第2接触部が消耗した場合において、接点同士の接触がさらに確保され易くなる。
可動機構の移動方向において、第2傾斜部は、第2接触部の中心と重なる位置に配置されてもよい。この場合は、第2傾斜部を第2接触部からより離れた位置まで延ばすことができる。これにより、第2接触部と第1接点の接触による発熱等の影響を第2傾斜部がさらに受けにくくなるので、第2接触部が消耗した場合において、接点同士の接触がさらに確保され易くなる。
第2傾斜部は、固定端子または可動接触片のいずれか他方に滑らかに接続されてもよい。この場合は、例えば、アークが発生したときにアークが移動し易くなる。
本発明によれば、電磁継電器において、接点の一部が消耗した場合であっても、接点同士の接触を確保することができる。
電磁継電器が開状態のときの電磁継電器の断面模式図である。 電磁継電器が閉状態のときの電磁継電器の断面模式図である。 電磁継電器が閉状態のときの接点装置の拡大図である。 第1固定接点を開離方向側から接触方向に見た図である。 第1可動接点を接触方向側から開離方向に見た図である。 第1接点の一部及び第2接点の一部が消耗したとき且つ電磁継電器が閉状態のときにおける第1接点と第2接点との接触状態を模式的に示した図である。 第1固定端子及び第2固定端子の変形例を示す図である。 第1固定端子及び第2固定端子の変形例を示す図である。 第1固定端子及び第2固定端子の変形例を示す図である。 第1固定端子及び第2固定端子の変形例を示す図である。 第1固定接点及び第2固定接点の変形例を示す図である。 第1可動接点及び第2可動接点の変形例を示す図である。
以下、本発明の一態様に係る電磁継電器の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は電磁継電器100の断面模式図である。図1に示すように、電磁継電器100は、ハウジング2と、接点装置3と、駆動装置4と、を備えている。
なお、図面を参照するときにおいて、説明を分かり易くするために図1における上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」として説明する。また、図1の紙面と直交する方向を前後方向として説明する。
ハウジング2は、略四角形の箱型であり、絶縁性を有する材料で形成されている。ハウジング2の内部には、接点装置3及び駆動装置4が収容されている。
接点装置3は、第1固定端子6と、第2固定端子7と、第1固定接点8と、第2固定接点9と、可動接触片10と、第1可動接点11と、第2可動接点12と、可動機構13と、を含む。
第1固定端子6及び第2固定端子7は、板状の端子であり、左右方向に延びている。第1固定端子6及び第2固定端子7は、左右方向に互いに間隔を隔てて配置されている。第1固定端子6及び第2固定端子7は、導電性を有する材料で形成されている。
第1固定端子6は、第1固定接点支持部6aと、第1外部接続部6bと、を含む。第1固定接点支持部6aは、ハウジング2内で可動接触片10に対向して配置されている。第1外部接続部6bは、ハウジング2から左方に突出して外部に露出している。
第2固定端子7は、第2固定接点支持部7aと、第2外部接続部7bと、を含む。第2固定接点支持部7aは、ハウジング2内で可動接触片10に対向して配置されている。第2外部接続部7bは、ハウジング2から右方に突出して外部に露出している。
第1固定接点8は、第1固定端子6に接続されている。第1固定接点8は、第1固定接点支持部6aに支持されている。第2固定接点9は、第2固定端子7に接続されている。第2固定接点9は、第2固定接点支持部7aに支持されている。第1固定接点8及び第2固定接点9は、導電性を有する材料で形成されている。第1固定接点8及び第2固定接点9は、第1接点または第2接点のいずれか一方の一例である。第1固定接点8及び第2固定接点9の詳細については後述する。
可動接触片10は、一方向に長い板状部材であり、ハウジング2内で左右方向に延びている。可動接触片10の長手方向は、左右方向と一致する。また、可動接触片10の短手方向は、前後方向と一致する。可動接触片10、導電性を有する材料で形成されている。
可動接触片10は、第1可動接点支持部10aと、第2可動接点支持部10bと、を含む。第1可動接点支持部10aは、第1固定接点支持部6aと対向する位置に配置されている。第2可動接点支持部10bは、第2固定接点支持部7aと対抗する位置に配置されている。
可動接触片10は、接触方向Z1と開離方向Z2とに移動可能である。接触方向Z1は、可動接触片10が第1固定接点8及び第2固定接点9に近づく方向(図1における上方)である。開離方向Z2は、可動接触片10が第1固定接点8及び第2固定接点9から離れる方向(図1における下方)である。したがって、接触方向Z1及び開離方向Z2は、上下方向に対して平行である。
第1可動接点11は、第1固定接点8と対向する位置で可動接触片10に接続されている。第1可動接点11は、第1可動接点支持部10aに支持されている。第1可動接点11は、第1固定接点8に接触可能である。第2可動接点12は、第2固定接点9と対向する位置で可動接触片10に接続されている。第2可動接点12は、第2可動接点支持部10bに支持されている。第2可動接点12は、第2固定接点9に接触可能である。第1可動接点11及び第2可動接点12は、導電性を有する材料で形成されている。第1可動接点11及び第2可動接点12は、第1接点または第2接点のいずれか他方の一例である。第1可動接点11及び第2可動接点12の詳細については後述する。
可動機構13は、可動接触片10を支持する。可動機構13は、第1接点と第2接点とが接触する閉位置と、第1接点と第2接点とが開離する開位置とに移動可能に設けられる。すなわち、可動機構13は、接触方向Z1と開離方向Z2とに移動可能に設けられる。接触方向Z1及び開離方向Z2は、可動機構13の移動方向の一例である。
可動機構13は、駆動軸21と、第1保持部材22と、第2保持部材23と、接点バネ24と、を含む。駆動軸21は、上下方向に延びており、可動接触片10を上下方向に貫通している。駆動軸21は、接触方向Z1と開離方向Z2とに移動可能に設けられる。
第1保持部材22は、可動接触片10よりも接触方向Z1側で駆動軸21に固定されている。第1保持部材22は、可動接触片10と接触可能である。第2保持部材23は、可動接触片10よりも開離方向Z2側で駆動軸21に固定されている。接点バネ24は、可動接触片10と第2保持部材23の間に配置されている。接点バネ24は、第2保持部材23を介して可動接触片10を接触方向Z1に付勢する。
駆動装置4は、電磁力によって可動機構13を閉位置と開位置とに移動させる。駆動装置4は、可動機構13を接触方向Z1と開離方向Z2とに移動させる。駆動装置4は、コイル31と、可動鉄心32と、固定鉄心33と、ヨーク34と、復帰バネ35と、を含む。
コイル31は、電圧が印加されて励磁されると、可動鉄心32を接触方向Z1に移動させる電磁力を発生させる。可動鉄心32は、駆動軸21に一体移動可能に連結されている。固定鉄心33は、可動鉄心32と対向する位置に配置されている。ヨーク34は、コイル31を囲むように配置されている。復帰バネ35は、可動鉄心32と固定鉄心33の間に配置されている。復帰バネ35は、可動鉄心32を開離方向Z2に付勢する。
図1は、駆動装置4が励磁されていない状態を示している。駆動装置4が励磁されていないときは、可動機構13が開位置にある。このため、第1可動接点11及び第2可動接点12は、第1固定接点8及び第2固定接点9から開離している。駆動装置4が励磁されていないときは、可動接触片10が可動機構13を介して開離方向Z2に押圧されている。
図2は、駆動装置4が励磁されて、可動機構13が閉位置に移動したときの状態を示している。駆動装置4が励磁されると、可動鉄心32が駆動軸21とともに接触方向Z1に移動する。駆動軸21の接触方向Z1の移動に伴い、第2保持部材23によって接点バネ24が圧縮される。これにより、可動接触片10を接触方向Z1に押圧する力が大きくなり、可動接触片10が接触方向Z1に移動して、第1可動接点11及び第2可動接点12が第1固定接点8及び第2固定接点9に接触する。
なお、第1可動接点11及び第2可動接点12は、可動機構13が閉位置に移動する前に第1固定接点8及び第2固定接点9に接触するように構成されている。このため、可動機構13が閉位置のときは、可動接触片10が接点バネ24によって接触方向Z1にさらに押し付けられた状態になる。これにより、可動機構13が閉位置のときにおいて、第1固定接点8及び第2固定接点9は、第1可動接点11及び第2可動接点12に押圧された状態で第1可動接点11及び第2可動接点12に接触する。
次に、第1固定接点8、第2固定接点9、第1可動接点11及び第2可動接点12の詳細について説明する。なお、第2固定接点9は、駆動軸21を挟んで第1固定接点8と左右対称形状である。また、第2可動接点12は、駆動軸21を挟んで第1可動接点11と左右対称形状である。このため、以下では第1固定接点8及び第1可動接点11の詳細についてのみ説明し、第2固定接点9及び第2可動接点12の詳細については省略する。
図3は、図2における接点装置3を拡大した図である。図4(A)は、第1固定接点8を開離方向Z2側から接触方向Z1に見たときの図である。
第1固定接点8は、第1基部14と、第1突出部15と、を含む。第1基部14は、第1固定端子6に接触する。第1基部14は、第1固定接点支持部6aに接続される。本実施形態における第1基部14は、第1固定接点8における接触方向Z1側の面によって構成されている。詳細には、第1基部14は、上下方向に対して直交する矩形状の平坦な面で構成されている。第1基部14は、左右方向及び前後方向に延びている。なお、第1基部14は、厚みを有していてもよい。第1基部14が厚みを有する場合は、第1基部14は、第1固定端子6に埋め込まれていてもよい。或いは、第1基部14の全体または一部が第1固定端子6から開離方向Z2側に突出していてもよい。
第1突出部15は、第1基部14から第1可動接点11側に突出する。第1突出部15は、第1固定接点支持部6aよりも開離方向Z2側に突出する。
第1突出部15は、第1接触部15aと、第1傾斜部15bと、第1接続部15cと、を含む。第1接触部15aは、可動機構13が閉位置のときに第1可動接点11に接触する。第1接触部15aは、第1突出部15において第1基部14から開離方向Z2に最も突出している。本実施形態における第1接触部15aは、左右方向及び前後方向に延びており、上下方向に対して直交する矩形状の平坦な面で構成されている。第1接触部15aは、第1基部14と上下方向に重なる位置に配置されている。本実施形態では、第1接触部15aの全体が第1基部14と上下方向に重なる。
図4(A)に示すように、接触方向Z1または開離方向Z2から見たときの第1接触部15aの中心C1は、接触方向Z1または開離方向Z2から見たときの第1基部14の中心C2に対して偏倚している。本実施形態では、中心C1は、中心C2に対して右側に偏倚している。すなわち、第1固定接点8は、左右方向において非対称な形状を有する。接触方向Z1または開離方向Z2から第1固定接点8を見たときにおいて、左右方向における第1基部14の一端(左端)14aから中心C1までの距離は、第1基部14の左右方向における他端(右端)14bから中心C1までの距離よりも長い。
第1傾斜部15bは、第1基部14側から第1接触部15aに向かって接触方向Z1及び開離方向Z2に対して傾斜して延びている。第1傾斜部15bは、第1基部14の一端14aから第1接続部15cに近づく方向に向かって第1接触部15aまで延びている。第1傾斜部15bは、第1接触部15aから中心C2側に向かって延びている。可動機構13の移動方向において、第1傾斜部15bは、第1基部14の中心C1と重なる位置に配置されている。第1傾斜部15bは、第1接触部15aから離れるにつれて第1可動接点11との間隔が広くなる。詳細には、第1傾斜部15bは、第1基部14の一端14aから開離方向Z2かつ右方向に延びている。第1傾斜部15bは、第1固定端子6に滑らかに接続されている。
第1接続部15cは、第1基部14側から第1接触部15aに向かって接触方向Z1及び開離方向Z2に対して傾斜して延びている。第1接続部15cは、第1基部14の他端14bから第1傾斜部15bに近づく方向に向かって第1接触部15aまで延びている。詳細には、第1接続部15cは、第1基部14の他端14bから開離方向Z2かつ左方向に延びている。なお、第1接続部15cは、接触方向Z1及び開離方向Z2に対して平行な方向に延びていてもよい。
図5は、第1接触部15a及び後述する第2接触部17aが消耗したとき且つ可動機構13が閉位置のときにおける第1接点と第2接点との接触状態を模式的に示した図である。なお、図5では、第1接続部15c及び第1接触部15aに近接する第1傾斜部15bの一部が溶融により消耗したときの第1固定接点8の形状を模式的に示している。
図5に示すように、第1傾斜部15bは、第1接触部15aが消耗したとき且つ可動機構13が閉位置のときに第1可動接点11に接触する。すなわち、第1接触部15aが消耗したときは、第1接触部15aからずれた位置で第1固定接点8が第1可動接点11に接触する。ここでは、第1傾斜部15bにおいて第1基部14から接触方向Z1に最も突出する部分が第1可動接点11に接触する。
なお、前述したように第1可動接点11及び第2可動接点12は、可動機構13が閉位置に移動する前に第1固定接点8及び第2固定接点9に接触するように構成されている。このため、第1接触部15aが消耗して第1固定接点8と第1可動接点11との間隔が広がった場合でも、可動機構13が閉位置のときに第1傾斜部15bと第1可動接点11とを接触させることができる。
図4(B)は、第1可動接点11を接触方向Z1側から開離方向Z2に見たときの図である。図3及び図4(B)に示すように、第1可動接点11は、第1固定接点8を上下方向に反転させた形状を有している。
第1可動接点11は、第2基部16と、第2突出部17と、を含む。第2基部16は、可動接触片10に接触する。第2基部16は、第1可動接点支持部10aに接続される。本実施形態における第2基部16は、第1可動接点11における開離方向Z2側の面によって構成されている。詳細には、第2基部16は、上下方向に対して直交する矩形状の平坦な面で構成されている。第2基部16は、左右方向及び前後方向に延びている。なお、第2基部16は、厚みを有していてもよい。第2基部16が厚みを有する場合は、第2基部16は、可動接触片10に埋め込まれていてもよい。或いは、第2基部16の全体または一部が可動接触片10から接触方向Z1側に突出していてもよい。
第2突出部17は、第2基部16から第1固定接点8側に突出する。第2突出部17は、第1可動接点支持部10aよりも接触方向Z1側に突出する。
第2突出部17は、第2接触部17aと、第2傾斜部17bと、第2接続部17cと、を含む。第2接触部17aは、可動機構13が閉位置のときに第1固定接点8に接触する。詳細には第2接触部17aは、可動機構13が閉位置のときに第1接触部15aに接触する。第2接触部17aは、第2突出部17において第2基部16から接触方向Z1に最も突出している。本実施形態における第2接触部17aは、左右方向及び前後方向に延びており、上下方向に対して直交する矩形状の平坦な面で構成されている。第2接触部17aは、第2基部16と上下方向に重なる位置に配置されている。
図4(B)に示すように、接触方向Z1または開離方向Z2から見たときの第2接触部17aの中心C3は、接触方向Z1または開離方向Z2から見たときの第2基部16の中心C4と異なる。本実施形態では、中心C3は、中心C4に対して右側にずれている。すなわち、第1可動接点11は、左右方向において非対称な形状を有する。接触方向Z1または開離方向Z2から第1可動接点11を見たときにおいて、第2基部16の左右方向における一端(左端)16aから中心C3までの距離は、左右方向における第2基部16の他端(右端)16bから中心C3までの距離よりも長い。
第2傾斜部17bは、第2基部16側から第2接触部17aに向かって接触方向Z1及び開離方向Z2に対して傾斜して延びている。第2傾斜部17bは、第2基部16の一端16aから第2接続部17cに近づく方向に向かって第2接触部17aまで延びている。第2傾斜部17bは、第2接触部17aから中心C4側に向かって延びている。可動機構13の移動方向において、第2傾斜部17bは、第2基部16の中心C4と重なる位置に配置されている。第2傾斜部17bは、第2接触部17aから離れるにつれて第1固定接点8との間隔が広くなる。詳細には、第2傾斜部17bは、第2基部16の一端16aから接触方向Z1かつ右方向に延びている。第2傾斜部17bは、可動接触片10に滑らかに接続されている。
第2接続部17cは、第2基部16側から第2接触部17aに向かって接触方向Z1及び開離方向Z2に対して傾斜して延びている。第2接続部17cは、第2基部16の他端16bから第2傾斜部17bに近づく方向に向かって第2接触部17aまで延びている。詳細には、第2接続部17cは、第2基部16の他端16bから開離方向Z2かつ左方向に延びている。なお、第2接続部17cは、接触方向Z1及び開離方向Z2に対して平行な方向に延びていてもよい。
図5に示すように、第2傾斜部17bは、第2接触部17aが消耗したとき且つ可動機構13が閉位置のときに第1傾斜部15bに接触する。すなわち、第2接触部17aが消耗したときは、第2接触部17aからずれた位置で第1可動接点11が第1固定接点8に接触する。ここでは、第2傾斜部17bにおいて第2基部16から接触方向Z1に最も突出する部分が第1固定接点8に接触する。なお、図5では、第2接続部17c及び第2接触部17aに近接する第2傾斜部17bの一部が溶融により消耗したときの第1可動接点11の形状を模式的に示している。
上記構成の電磁継電器100では、第1接触部15aと第2接触部17aの接触時における発熱等によって第1接触部15aまたは第2接触部17aの少なくとも一方が溶融して消耗した場合でも、第1接触部15a及び第2接触部17aに接触していない第1傾斜部15b及び第2傾斜部17bの溶融は抑制される。このため、可動機構13が閉位置のときにおいて、溶融していない第1傾斜部15bと第2傾斜部17bとが接触する。これにより、第1接触部15aまたは第2接触部17aの少なくとも一方が消耗した場合であっても、可動機構13が閉位置のときに第1固定接点8と第1可動接点11との接触を確保することができる。
以上、本発明の一態様に係る電磁継電器の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、プランジャ型の電磁継電器を例示して説明したが、ヒンジ型の電磁継電器に本発明を適用してもよい。すなわち、第1固定接点8及び第1可動接点11と同様の構成をヒンジ型の電磁継電器の接点に用いてもよい。
前記実施形態では、第1固定端子6及び第2固定端子7が板状の端子であったが、図6に示すように、第1固定端子6及び第2固定端子7は、円柱状の端子であってもよい。或いは、図7及び図8に示すように第1固定端子6及び第2固定端子7は、L字状に屈曲しいてもよい。或いは、図9に示すように、第1固定端子6及び第2固定端子7は、C字状に屈曲していてもよい。
第1傾斜部15bの傾斜方向は前記実施形態に限定されるものではない。前記実施形態では、第1傾斜部15bが第1接触部15aの左側に配置されていたが、例えば、第1傾斜部15bが第1接触部15aの右側に配置されてもよい。すなわち、中心C1は、中心C2に対して左側にずれていてもよい。或いは、第1傾斜部15bを第1接触部15aの前方又は後方に配置してもよい。すなわち、中心C1を中心C2に対して前後方向にずらしてもよい。
前記実施形態では、第1基部14及び第2基部16が矩形状であったが、第1基部14及び第2基部16は円形状であってもよい。この場合、第1突出部15及び第2突出部17は、略円錐状に突出していてもよい。
前記実施形態では、第1接触部15a及び第2接触部17aが矩形状に形成されていたが、必ずしも矩形状である必要はなく、例えば円弧状の曲面であってもよい。また、第1接触部15aと第2接触部17aとが面接触ではなく、線接触するような構成であってもよい。
図10は、第1固定接点8及び第2固定接点9の変形例を示している。ここでは、第1固定接点8及び第2固定接点9の外形が直方体或いは円柱で構成されている。第1固定接点8は、第1傾斜部15bを有していない。この場合であっても、第1可動接点11が、第2傾斜部17bを有しているので、第2接触部17aが消耗した場合であっても、可動機構13が閉位置のときに第1固定接点8と第1可動接点11との接触を確保することができる。
図11は、第1可動接点11及び第2可動接点12の変形例を示す図である。ここでは、第1可動接点11及び第2可動接点12の外形が直方体或いは円柱で構成されている。第1可動接点11は、第2傾斜部17bを有していない。この場合であっても、第1固定接点8が、第1傾斜部15bを有しているので、第1接触部15aが消耗した場合であっても、可動機構13が閉位置のときに第1固定接点8と第1可動接点11との接触を確保することができる。
本発明によれば、電磁継電器において、接点の一部が消耗した場合であっても、接点同士の接触を確保することができる。
4 駆動装置
6,7 固定端子
8,9 固定接点
10 可動接触片
11,12 可動接点
13 可動機構
14 第1基部
15 第1突出部
15a 第1接触部
15b 第1傾斜部
16 第2基部
17 第2突出部
17a 第2接触部
17b 第2傾斜部
C1〜C4 中心位置
100 電磁継電器

Claims (8)

  1. 固定端子と
    可動接触片と、
    前記固定端子または前記可動接触片のいずれか一方に接続された第1接点と、
    前記固定端子または前記可動接触片のいずれか他方に前記第1接点と対向する位置で接続された第2接点と、
    前記第1接点と前記第2接点とが接触する閉位置と、前記第1接点と前記第2接点とが開離する開位置とに移動可能に設けられ、前記可動接触片を支持する可動機構と、
    前記可動機構を移動させる駆動装置と、
    を備え、
    前記第1接点は、第1基部と、前記第1基部から前記第2接点側に突出する第1突出部と、を含み、
    前記第1突出部は、前記可動機構が閉位置のときに前記第2接点に接触する第1接触部と、前記第1基部側から前記第1接触部に向かって前記可動機構の移動方向に対して傾斜して延び、前記第1接触部が消耗したとき且つ前記可動機構が閉位置のときに前記第2接点に接触する第1傾斜部と、を含み、
    前記移動方向から見たときの前記第1接触部の中心は、前記移動方向から見たときの前記第1基部の中心に対して偏倚している、
    電磁継電器。
  2. 前記第1傾斜部は、前記第1接触部から離れるにつれて前記第2接点との間隔が広くなる、
    請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記移動方向において、前記第1傾斜部は、前記第1基部の前記中心と重なる位置に配置されている、
    請求項1又は2に記載の電磁継電器。
  4. 前記第1傾斜部は、前記固定端子または前記可動接触片のいずれか一方に滑らかに接続される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  5. 前記第2接点は、第2基部と、前記第2基部から前記第1接点側に突出する第2突出部と、を含み、
    前記第2突出部は、前記可動機構が閉位置のときに前記第1接点に接触する第2接触部と、前記第2基部側から前記第2接触部に向かって前記可動機構の移動方向に対して傾斜して延び、前記第2接触部が消耗したとき且つ前記可動機構が閉位置のときに前記第1傾斜部に接触する第2傾斜部と、を含み、
    前記移動方向から見たときの前記第2接触部の中心は、前記移動方向から見たときの前記第2基部の中心に対して偏倚している、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  6. 前記第2傾斜部は、前記第2接触部から離れるにつれて前記第1接点との間隔が広くなる、
    請求項5に記載の電磁継電器。
  7. 前記移動方向において、前記第2傾斜部は、前記第2基部の前記中心と重なる位置に配置されている、
    請求項5または6に記載の電磁継電器。
  8. 前記第2傾斜部は、前記固定端子または前記可動接触片のいずれか他方に滑らかに接続される、
    請求項5から7のいずれか1項に記載の電磁継電器。
JP2019167369A 2019-09-13 2019-09-13 電磁継電器 Pending JP2021044213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167369A JP2021044213A (ja) 2019-09-13 2019-09-13 電磁継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167369A JP2021044213A (ja) 2019-09-13 2019-09-13 電磁継電器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021044213A true JP2021044213A (ja) 2021-03-18

Family

ID=74862509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019167369A Pending JP2021044213A (ja) 2019-09-13 2019-09-13 電磁継電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021044213A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54180274U (ja) * 1978-06-09 1979-12-20
JP2002334644A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Toyota Motor Corp 電磁継電器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54180274U (ja) * 1978-06-09 1979-12-20
JP2002334644A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Toyota Motor Corp 電磁継電器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013080692A (ja) 電磁リレー
KR102087468B1 (ko) 전자 접촉기
JP7423944B2 (ja) 電磁継電器
JP7003788B2 (ja) リレー
KR20170008841A (ko) 전자기 릴레이
JP2022141412A (ja) 電磁継電器
JP2012199117A (ja) 接点装置及びそれを用いた電磁開閉装置
JP7135590B2 (ja) 電磁継電器
WO2020100498A1 (ja) 接点装置
JP2021048092A (ja) 電磁継電器
WO2019187780A1 (ja) リレー
JP2021044213A (ja) 電磁継電器
JP7434769B2 (ja) 電磁継電器
WO2020148994A1 (ja) リレー
JP7143679B2 (ja) 電磁継電器
JP5288083B1 (ja) 開閉器
JP2020074333A (ja) 電磁継電器
JP7420056B2 (ja) 電磁継電器
JP7390791B2 (ja) リレー
JP7135876B2 (ja) リレー
JP7052686B2 (ja) 接点装置
JP7107169B2 (ja) リレー
WO2020148995A1 (ja) リレー
JP2023061690A (ja) 電磁継電器
WO2019176268A1 (ja) 接点開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231017