JP2021043778A - 操作装置、及びその押付力調整方法 - Google Patents

操作装置、及びその押付力調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 カムの外周面に対する係合部材の押付力の調整を容易にすることができる操作装置を提供する。【解決手段】 操作装置は、操作具の操作方向に応じた方向に且つ操作具の操作量に応じた回動角度にて回動し、その外周面に段差を有するカムと、カムを回動すべくカムに取り付けられるカム軸と、カムの外周面に当接し、段差に係合することによってカムの回動を抑制する係合部材と、電磁力によって係合部材をカムの外周面に対して押し付けて係合部材を段差に係合させ、且つ係合部材の位置に応じた電磁力を係合部材に与える電磁押付機構と、を備え、カムは、カム軸が挿通されている挿通孔を有し、カム軸は、挿通孔に挿通される取付部と、回動可能に支持される被支持部とを有し、取付部及び被支持部の各々の軸線を互いに偏芯させて形成され、取付部は、被支持部を回動させることによって挿通孔における角度位置を変えることができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、操作具の操作方向に応じて出力方向を切換え且つ操作具の操作量に応じた値の出力を発生させる操作装置、及びその押付力調整方法に関する。
クレーン等の建設機械は、例えばブーム用及び巻上用のアクチュエータを遠隔操作するための操作装置、例えば油圧操作弁を備えており、油圧操作弁は傾動可能なレバーを有している。油圧操作弁は、レバーの傾動方向及び傾倒量に応じた圧力信号を出力し、出力される圧力信号に応じた流量の作動油を油圧駆動装置からアクチュエータに供給させる。このような機能を有する油圧操作弁は、ディテント機能を有しており、ディテント機能によって所定の傾動量傾動させた位置でレバーを一時的に保持することができる。このような機能を有する油圧操作弁としては、例えば特許文献1の油圧操作弁が知られている。
特許文献1に記載の油圧操作弁は、レバーと一体的に回動するカムディスクを備え、カムディスクの外周面には鋼球が電磁吸着機構によって押し付けられている。鋼球は、レバーを傾動させると回動するカムディスクの外周面に沿って相対変位する。またカムディスクの外周面には、段差が形成されており、レバーを傾動させていくと鋼球が段差から落ちる。段差から落ちた後、傾動させたレバーを中立方向に戻そうとすると落ちた鋼球が段差に当たり、レバーの戻りが阻止される、即ちカムディスクがディテントされる。他方、鋼球は電磁吸着機構によってカムディスクに押し付けられているだけであるので、その押付力に応じた解除力以上の力をレバーに与えることによってカムディスクのディテント状態を解除することができ、その解除力は電磁吸着機構に流す電流を変えることによって調整することができる。
特許第5438710号明細書
特許文献1に記載の油圧操作弁では、その電磁吸着機構において鋼球を外周面に押し付ける押付力が吸着板とコイルとの距離の変化に鋭敏である。それ故、吸着板とコイルとの距離が僅かに変化するだけでも大きく押付力が変化する。従って、本機構を製品に適用する場合は、吸着板とコイルの距離が製品毎にばらつきがないようにすることが好ましい。
しかし、吸着板とコイルとの距離は、電磁吸着機構を構成する各部品やカムディスク等における寸法精度や組付け精度等の様々な原因によってばらつきが生じ、それが必ずしも一定の範囲に収まらない。そのため、電磁吸着機構に流す電流を調整するだけでは、押付力において調整しきれない程の大きなばらつきが生じることがある。このような押付力のばらつきを防ぐために、各部品の寸法公差を小さく設定したり、使用する部品を組み替えたりすることが考えられるが、寸法公差を小さくして各部品を製造することは容易でなく、また組み替え作業は大きな負担となる。
そこで本発明は、カムの外周面に対する係合部材の押付力の調整を容易にすることができる操作装置を提供することを目的としている。
本発明の操作装置は、操作具の操作方向に応じて出力方向を切換え且つ前記操作具の操作量に応じた値の出力を発生させる操作装置であって、前記操作具の操作方向に応じた方向に且つ前記操作具の操作量に応じた回動角度にて回動し、その外周面に段差を有するカムと、前記カムを回動すべく前記カムに取り付けられるカム軸と、前記カムの外周面に当接し、前記段差に係合することによって前記カムの回動を抑制する係合部材と、電磁力によって前記係合部材を前記カムの外周面に対して押し付けて前記係合部材を前記段差に係合させ、且つ前記係合部材の位置に応じた電磁力を前記係合部材に与える電磁押付機構と、を備え、前記カムは、前記カム軸が挿通されている挿通孔を有し、前記カム軸は、前記挿通孔に挿通される取付部と、回動可能に支持される被支持部とを有し、前記取付部及び前記被支持部の各々の軸線を互いに偏芯させて形成され、前記取付部は、前記被支持部を回動させることによって前記挿通孔における角度位置を変えることができるものである。
本発明に従えば、取付部及び被支持部の各々の軸線を互いに偏芯しているので、被支持部を回して挿通孔における取付部の角度位置を変えることによって、回動軸とカムとの相対位置関係を調整することができる。これにより、段差と係合する際の係合部材の位置を変えることができる。係合部材は、電磁押付機構から電磁力を受けて外周面に押し付けられており、その押付力は、係合部材の位置に応じて変化する。それ故、被支持部を回して挿通孔における取付部の角度位置を変えることによって、係合部材の押付力を調整することができる、即ちディテント解除力の調整を容易に行うことができる。
上記発明において、前記カムは、前記段差を少なくとも2つ有しており、前記2つの段差は、前記操作具が操作されていない中立位置に前記カムがいる状態において、前記係合部材に対して回動方向一方側及び他方側に夫々位置していることが好ましい。
上記構成に従えば、被支持部を回して取付部の角度位置を変えることによって一方の係合部材の押付力を強くしつつ他方の係合力を弱めることができ、両方の係合力を合わせるように調整することができる。
上記発明において、前記カム軸は、前記取付部の外周面を前記被支持部の外周面に内接させるようにして形成されていることが好ましい。
上記構成に従えば、カム軸の強度を支持しつつ各部の軸線の偏差量を大きくすることができ、係合力の調整幅を大きくすることができる。
上記発明において、前記被支持部は、前記挿通孔における前記取付部の角度位置を確かめることができる目印が形成されていることが好ましい。
上記構成に従えば、押付力を調整すべく取付部の角度位置を変える際に、被支持部を何れの方向にどれくらいの回したかを容易に判断することができる。更に、どれぐらいの角度を回せば所望の押付力が得られるかということも判断しやすくなり、調整作業の時間を短くすることができる。
本発明の操作装置の押付力調整方法は、操作具の操作方向に応じた方向に且つ前記操作具の操作量に応じた回動角度にて回動し、その外周面に段差を有するカムと、前記カムを回動すべく前記カムに取り付けられるカム軸と、前記カムの外周面に当接し、前記段差に係合することによって前記カムの回動を抑制する係合部材と、電磁力によって前記係合部材を前記カムの外周面に対して押し付けて前記係合部材を前記段差に係合させ、且つ前記係合部材の位置に応じた電磁力を前記係合部材に与える電磁押付機構と、を備える操作装置の押付力調整方法であって、前記カムは、前記カム軸が挿通されている挿通孔を有し、前記カム軸は、前記挿通孔に挿通される取付部と、回動可能に支持される被支持部とを有し、前記取付部及び前記被支持部の各々の軸線を互いに偏芯させて形成され、前記被支持部を回動させて前記挿通孔における前記取付部の角度位置を変えることによって、前記係合部材を前記カムの外周面に押し付ける押付力を調整する方法である。
本発明に従えば、取付部及び被支持部の各々の軸線を互いに偏芯しているので、被支持部を回して挿通孔における取付部の角度位置を変えることによって、回動軸とカムとの相対位置関係を調整することができる。これにより、段差と係合する際の係合部材の位置を変えることができる。係合部材は、電磁押付機構から電磁力を受けて外周面に押し付けられており、その押付力は、係合部材の位置に応じて変化する。それ故、被支持部を回して挿通孔における取付部の角度位置を変えることによって、係合部材の押付力を調整することができる、即ちディテント解除力の調整を容易に行うことができる。
本発明によれば、カムの外周面に対する係合部材の押付力の調整を容易にすることができる
本発明の実施形態に係る油圧操作弁の一部分を示す断面図である。 図1の油圧操作弁のカムディスク及び電磁吸着機構を抜き出して示す断面図であり、(a)は、カムディスクの側方断面図及び正面断面であり、(b)は、カムディスク及び電磁吸着機構を示す側方断面図である。 図2の油圧操作弁においてレバーを傾倒させた状態を示す側方断面図であり、(a)は、油圧操作弁のレバーを前方に傾倒した状態を示し、(b)は、油圧操作弁のレバーを後方に傾倒した状態を示している。 図2の油圧操作弁のカムディスク及び電磁吸着機構に関して、カム軸を時計回りに90度回転させた状態を示す断面図であり、(a)は、カムディスクの側方断面図及び正面断面であり、(b)は、カムディスク及び電磁吸着機構を示す側方断面図である。 図4の油圧操作弁においてレバーを傾倒させた状態を示す側方断面図であり、(a)は、油圧操作弁のレバーを前方に傾倒した状態を示し、(b)は、油圧操作弁のレバーを後方に傾倒した状態を示している。 図2の油圧操作弁のカムディスク及び電磁吸着機構に関して、カム軸を反時計回りに90度回転させた状態を示す断面図であり、(a)は、カムディスクの側方断面図及び正面断面であり、(b)は、カムディスク及び電磁吸着機構を示す側方断面図である。 図6の油圧操作弁においてレバーを傾倒させた状態を示す側方断面図であり、(a)は、油圧操作弁のレバーを前方に傾倒した状態を示し、(b)は、油圧操作弁のレバーを後方に傾倒した状態を示している。
以下、本発明に係る実施形態の操作装置について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明する操作装置は、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
図1に示すような操作装置の一例である油圧操作弁1は、例えばクレーン等の建設機械の運転席に設けられ、図示しないアクチュエータ(例えば、ブームシリンダ及びバケットシリンダ)に流れる作動油の方向及び流量を制御すべく用いらえる。油圧操作弁1は、例えば運転席のコンソールに固定されるハウジング2を備え、ハウジング2には、第1及び第2プッシュロッド3,4が上下方向に変位可能に収容されている。第1及び第2プッシュロッド3,4は、下方に変位することで図示しない2つのスプールを夫々押下げるようになっている。これら2つのスプールは、何れもハウジング2と共に方向切換弁を夫々構成し、押下げられることでメイン油圧切換弁を介してアクチュエータの対応するポートに作動油を夫々流すようになっている。即ち方向切換弁は、第1及び第2プッシュロッド3,4が基準位置から夫々押下げられることでその押下げた量に応じた値の二次圧(即ち、出力)を発生するようになっており、第1及び第2プッシュロッド3,4には、それらを基準位置から押し下げるべくカムディスク7が当接している。
カムディスク7は、大略矩形状に形成されており、その短尺方向(即ち、図1の紙面上下方向)両端が並行且つ平坦に形成されている。また、カムディスク7の長尺方向(即ち、前後方向であって図1の紙面左右方向)両端にある外周面7a,7bは、大略円弧状に形成され、それらは大略同一円状に形成されている。また、カムディスク7には、幅方向(即ち、左右方向であって図1の紙面前後方向)に貫通する挿通孔7cが形成されており、そこには、カム軸8が挿通されている。カム軸8は、その両端部に被支持部8a,8aを有しており(図2(a)参照)、それらがハウジング2に回動可能に支持されている。また、カム軸8は、その中間部分に取付部8bを有しており(図2(a)参照)、そこにカムディスク7を挿通させて取り付けられている。なお、図2(a)では、カムディスク7を側方から見た側方断面図、及びカムディスク7を切断線II−IIで切断した正面断面図が示されている。このように構成されているカムディスク7は、カム軸8の周りを回動するようにハウジング2内に設けられており、カムディスク7には、それを回動させるべくその上端面7dにレバー9が一体的に設けられている。
操作具の一例であるレバー9は、カムディスク7の上端面7dと直交するように延在しており、レバー9が鉛直方向に延在している状態がカムディスク7の自然状態(即ち、中立状態)であり、このときのカムディスク7の位置を中立位置としている。この中立位置では、カムディスク7の下端面7eが第1及び第2プッシュロッド3,4の両方の上端部に当接しており、この位置からレバー9を前方(即ち、所定方向一方であって図1の左方)に傾動させてカムディスク7を右上がりに傾けることで第1プッシュロッド3が下方に押下げられる。逆に、レバー9を後方(即ち、所定方向他方であって図1の右方)に傾動させてカムディスク7を左上がりに傾けることで第2プッシュロッド4が下方に押下げられる。また、カムディスク7、レバー9の傾倒角度(即ち、操作量)に応じた回動角度にて回動するようになっており、レバー9を傾倒すると、第1又は第2プッシュロッド3,4は、レバー9の傾動角度(即ち、カムディスク7の回動角度)に応じた押下げ量だけ押下げられる。これにより、方向切換弁はその押下げ量に応じた二次圧を発生する。即ち、油圧操作弁1は、レバー9の操作方向に応じて出力方向を切換え且つレバー9の傾倒量に応じた二次圧を発生する。
このように構成される油圧操作弁1は、ディテント機能(即ち、カムディスク7を所定の回動角度位置にて保持する機能)を有しており、その機能を達成すべく2つのディテント機構11,12を備えている。即ち、2つのディテント機構11,12は、カムディスク7が中立位置から回動した後、所定の角度位置にてカムディスク7を保持し且つカムディスク7が中立位置に戻ることを阻止する。このような機能を有する2つのディテント機構11,12は、ハウジング2に設けられ、互いにカムディスク7の長手方向の中心を通る中心面に対し略対称な位置に配置されている。このように配置されている2つのディテント機構11,12の各々は、互いに異なるタイプのディテントであり、一方が機械式の第1ディテント機構11であり、他方が電磁式の第2ディテント機構12である。
第1ディテント機構11は、ハウジング21と、可動片22と、鋼球23と、ディテントばね24とを有している。ハウジング21は、大略有底筒状に形成されており、その開口側をカムディスク7の前側の外周面、即ち前面7aに向けるようにしてハウジング2に取り付けられている。また、ハウジング21の中には、可動片22がその軸線に沿って摺動可能に収容され、可動片22は、その先端をカムディスク7の前面7aに向けて配置されている。このように配置されている可動片22の先端には、鋼球23が取り付けられている。また、ハウジング21には、鋼球23をカムディスク7の前面7aに当接させるべくディテントばね24が収容されており、ディテントばね24は、可動片22を付勢して鋼球23をカムディスク7の前面7aに押し付けている。このように鋼球23が押し付けられるカムディスク7の前面7aは、鋼球23と共にディテント機能を達成すべく以下のように形状を有している。
即ち、カムディスク7の前面7aには、複数の溝が形成されており、本実施形態では3つの凹溝13,14,15が形成されている。3つの凹溝13,14,15は、V字状の溝であり、前面7aに等間隔をあけて形成されている。真ん中に形成される凹溝13は、カムディスク7が中立位置にある時に第1ディテント機構11の鋼球23が嵌まり込んで係合するように配置され、残りの2つの凹溝14,15は、凹溝13から所定の規制角度±θ1だけ夫々離れた位置に形成されており、カムディスク7を規制角度±θ1回動させた際に鋼球23が各凹溝14,15に嵌まり込む。即ち、油圧操作弁1では、レバー9が中立位置に位置する際、及びレバー9を中立位置から規制角度±θ1だけ傾動させた際に第1ディテント機構11によってカムディスク7がディテントされ、レバー9がその姿勢にて保持される。このように油圧操作弁1では、第1ディテント機構11によって3つの位置にてカムディスク7をディテントすることができるが、更に2つの位置においてカムディスク7をディテントすべく、油圧操作弁1は第2ディテント機構12を備えている。
第2ディテント機構12は、電磁吸着機構31と鋼球32とを有している。電磁押付機構の一例である電磁吸着機構31は、ハウジング41と、ロッド42と、コイル43と、吸着板44と、ばね部材45とを有している。即ち、ハウジング41は、大略有底円筒状に形成されており、その開口側をカムディスク7の後側の外周面(即ち、長尺方向一方側の外周面)、即ち後面7bに向けるようにしてハウジング2に取り付けられている。また、ハウジング41の中には、ロッド42がその軸線に沿って可動可能に収容されており、ロッド42は、その先端をカムディスク7の後面7bに向けて配置されている。また、ロッド42の先端には、係合部材である鋼球32が取り付けられており、この鋼球32がハウジング41から突き出た状態でカムディスク7の後面7bに当接している。そして、鋼球32をカムディスク7の後面7bに押し付けるべくハウジング41内にはコイル43が設けられている。
コイル43は、大略円筒状に形成されており、その中にロッド42の基端側部分を挿入させるようにしてハウジング41内の底側に配置されている。また、ロッド42の基端部には、コイル43に対応させるように吸着板44が設けられている。吸着板44は、強磁性材料からなる大略円板状の部材であり、コイル43より大径に形成されている。また、吸着板44は、コイル43とハウジング41の底部との間に配置されており、吸着板44とハウジング41の底部との間には、ばね部材45が配置されている。ばね部材45は、例えば圧縮コイルばねであり、吸着板44を介してロッド42を付勢し、鋼球32をカムディスク7の後面7bに押し付けている。
このように構成されている第2ディテント機構12では、コイル43が図示しない制御装置に電気的に接続されており、そこから出力される信号に応じた電磁力を発生して吸着板44を吸着する。これにより、鋼球32がロッド42を介してカムディスク7の後面7bに押され、ばね部材45の付勢力と電磁力(即ち、吸着力)とに応じた押付力によって鋼球32がカムディスク7の後面7bに押し付けられる。このように鋼球32が押し付けられるカムディスク7の後面7bは、鋼球32と共にディテント機能を達成すべく以下のような形状を有している。
即ち、カムディスク7の後面7bは、前述の通り大略円弧状に形成されているが、その中央領域7fがカムディスク7の半径方向の外方に突出している。中央領域7fの先端面は、上端面7d及び下端面7eに直交するよう平坦に形成されており、カムディスク7が中立位置にある状態においてこの中央領域7fに鋼球32が着座している。このように形成されるカムディスク7の後面7bでは、中央領域7fによってその周方向両側(即ち、カムディスク7の回動方向一方側及び他方側)が上側領域7g及び下側領域7hが中央領域7fに対して半径方向内側に一段下がっており、各領域7g,7hと中央領域7fとの間に段差47,48が形成されている。このような形状を有するカムディスク7は、第2ディテント機構12と共に以下のようなディテント機能を達成する。
即ち、第2ディテント機構12では、前述の通りばね部材45によってロッド42が付勢され、鋼球32がカムディスク7の後面7bに押し付けられている。それ故、レバー9を傾倒させてカムディスク7を回動させていくと、やがて鋼球32が段差47(又は段差48)に沿って上側領域7g(又は下側領域7h)に落ちる。鋼球32は、落ちた後もばね部材45によって上側領域7g(又は下側領域7h)に押し付けられ、レバー9を更に傾倒されることによって上側領域7g(又は下側領域7h)に沿ってそれの上を移動する。その後、レバー9を中立位置に戻すべく起こしてくと、やがて鋼球32が段差47(又は段差48)に当接して係合する。これにより、レバー9が中立位置に戻ることが阻止される、即ちレバー9がディテントされる。他方、ディテントされている状態(即ち、ディテント状態)から力を加えてレバー9を起こすことによって、鋼球32を47(又は段差48)に乗り上げさせてレバー9を中立位置に戻すことができる。即ち、ディテント解除力以上の力をレバー9に加えることによってレバー9を中立位置に戻すことができる。なお、ディテント解除力は、鋼球32を押し付ける押付力によって調整することができる。例えば、油圧操作弁1では、コイル43の電磁力を制御して(即ち、コイル43に流す電流を制御して)鋼球32の押付力を調整することによって、ディテント解除力を変えることができる。これにより、第2ディテント機構12によってレバー9の所定の傾動角にて保持を可能にし、且つディテントを解除可能なディテント解除力を調整することができる。
このような機能を有する第2ディテント機構12では、吸着板44とコイル43との距離を近づけた場合、距離に対する電磁力の変化率が大きくなり、それらの間の距離が僅かに変化するだけで押付力が大きく増減することになる。例えば、油圧操作弁1では、カムディスク7等の部品に寸法のばらつき及び組み付け精度等によって製品毎に吸着板44とコイル43との距離に僅かなばらつきが生じ、それによって押圧力にばらつきが生じる。また、カムディスク7等の部品に寸法のばらつき及び組み付け精度等によって、段差47,48から各領域7g,7hに夫々落ち込んだ際の鋼球32の位置、即ち鋼球32がハウジング41から突出する量(以下、「鋼球32の突出量」という)にばらつきが生じる。即ち、鋼球32が各領域7g,7hに夫々落ち込んで段差47,48にてディテントされている状態において、段差47,48毎に鋼球32の突出量に違いが生じる。鋼球32の突出量の違いは、吸着板44とコイル43との距離の違いに直接関係するので、コイル43に同じ電流を与えてもレバー9の傾倒方向に応じてディテント解除力に違いが生じることになる。
更に詳細に説明すると、油圧操作弁1では、1つの第2ディテント機構12側と2つの段差47,48を形成したカムディスク7を用いることで高価な電磁吸着機構である第2ディテント機構12、1つだけで2か所(即ち、各段差47,48)でのディテントを実現しており、これによって油圧操作弁1のコストダウンを図っている。他方で、油圧操作弁1では、第2ディテント機構12を構成する各部品やカムディスク7等における寸法精度や組付け精度等の様々な原因によって、段差47,48におけるディテント解除力にばらつきが生じる。
このようなディテント解除力のばらつきをなくすべくディテント解除力を個別に調整したいが、前述の通り1つの第2ディテント機構12で2か所の段差47,48でディテントを実現しているので、第2ディテント機構12の吸引力を単に調整するだけでは2つの段差47,48におけるディテント解除力を同時に調整することしかできない。即ち、一方のディテント解除力が大きいからといって吸引力を下げると他方のディテント解除力も小さくなり、それらのばらつきをなくすことができない。このような事態を防ぐべく、各段差47,48の寸法の差を調整することが考えられるが、寸法の差を調整しながらカムディスク7を製造することは容易ではない。このような事態を抑制すべく、油圧操作弁1のカム軸8は以下のように構成されている。
即ち、カム軸8では、図2(a)の正面断面図に示すようにその両端部にある被支持部8aが大径に形成され、一対の被支持部8aは、ハウジング2に回動可能に軸支されている。即ち、カム軸8は、被支持部8aの軸線L1まわりに回動する。また、カム軸8は、一対の被支持部8a,8aの間、即ち中間部分にある取付部8bがそれらより小径に形成され、取付部8bは、一対の被支持部8a,8aに対して偏芯させて配置されている。即ち、一対の被支持部8a,8aが同軸線上に位置しているのに対し、取付部8bは、その軸線L2が一対の被支持部8a,8aの軸線L1とずらして配置されている。また、本実施形態では、取付部8bが軸線方向一方から見て一対の被支持部8a,8aに内接するように配置されており、取付部8bの外周面の一部分が一対の被支持部8a,8aの外周面と面一に形成されている。このような形状を有するカム軸8は、取付部8bをカムディスク7の挿通孔7cに挿通させてカムディスク7に取り付けられており、挿通孔7cは、以下のような形状を有している。
即ち、挿通孔7cは、カム軸8を挿通可能に形成され、且つ取付部8bより大径に形成されている。それ故、取付部8bは、挿通孔7cにおいて下端面7e側(即ち、下側であり短尺方向一方側)に寄せて配置され、その状態にて挿通孔7c内で動かないよう止めねじ10で押さえ付けて保持されている。即ち、カムディスク7には、その上端面7dから挿通孔7cに向かって伸びるねじ孔7kが形成されており、ねじ孔7kに止めねじ10が螺合されている。螺合された止めねじ10は、その先端部をねじ孔7kから挿通孔7cに突出させており、その先端部を取付部8bに押し当てられている。これにより、取付部8bは、止めねじ10とカムディスク7の内壁とで挟持され、挿通孔7c内にてカムディスク7に保持される。
このように構成されている油圧操作弁1は、例えば図2(a)に示すように被支持部8aの軸線L1と取付部8bの軸線L2とが前後方向に並び且つ軸線L1が軸線L2の後側(即ち、図2(a)の紙面右側であって第2ディテント機構12側)に位置するようにカム軸8をカムディスク7に取り付けられている。このような基準姿勢では、設計上、上側の段差47である第1段差47と軸線L1、即ち回動軸線L1との距離m1と、下側の段差47である第2段差48と回動軸線L1との距離m2とが同じになる(図2(b)参照)。即ち、基準姿勢で取り付けられた場合、カムディスク7を時計回りの方向に回転させた際(即ち、レバー9を前方に傾倒させた際)の第1段差47と回動軸線L1との距離m11(図3(a)参照)と、カムディスク7を反時計回りの方向に回転させた際(即ち、レバー9を前方に傾倒させた際)の第2段差48と回動軸線L1との距離m21との距離が同じになる。それ故、第1段差47における鋼球32の突出量と第2段差48における鋼球32の突出量とを同じにすることができ、設計上では第1段差47側のディテント解除力、即ち第1ディテント解除力と、第2段差48側のディテント解除力、即ち第2ディテント解除力とが同じになる。
他方、第2ディテント機構12を構成する各部品やカムディスク7等における寸法精度や組付け精度等に起因して距離m1,m2は必ずしも同じにならず、2つのディテント解除力にばらつきが生じることがある。このような場合、油圧操作弁1では、カム軸8をカムディスク7に取り付ける際のカム軸8の姿勢(即ち、角度位置)を変えることによって、カムディスク7を回動させた際の鋼球32の挙動(即ち、位置の推移)を変え、各段差47,48におけるディテント解除力を個別に調整することができる。
即ち、図4(a)に示すように基準姿勢から時計回りに90度角変位させた場合(即ち、被支持部8aの軸線L1と取付部8bの軸線L2とが上下方向に並び且つ軸線L1が軸線L2の下側に位置するようにカム軸8をカムディスク7に取り付けた姿勢)場合、カムディスク7を時計回りに回転させた際における第1段差47と回動軸線L1との距離m21を基準姿勢の場合に比べて長くすることができる。他方、カムディスク7を時計回りに回転させた際における第2段差48と回動軸線L1との距離m22は基準姿勢の場合に比べて短くなる(図4(b)参照)。このようにカム軸8の姿勢を変えることで、基準姿勢の場合に比べて第1段差47における球32の突出量を小さく(図5(a)参照)、また第2段差48における鋼球32の突出量を大きくすることができる(図5(b)参照)。これにより、基準姿勢の場合に比べて第1ディテント解除力を弱め、第2ディテント解除力を強めることができる。なお、図4(a)では、カムディスク7を側方から見た側方断面図、及びカムディスク7を切断線IV−IVで切断した正面断面図が示されている。
他方、図6(a)に示すように基準姿勢から反時計回りに90度角変位させた場合(即ち、被支持部8aの軸線L1と取付部8bの軸線L2とが上下方向に並び且つ軸線L1が軸線L2の上側に位置するようにカム軸8をカムディスク7に取り付けた姿勢の場合)、カムディスク7を時計回りに回転させた際における第1段差47と回動軸線L1との距離m31を基準姿勢の場合に比べて短くすることができる。他方、カムディスク7を時計回りに回転させた際における第2段差48と回動軸線L1との距離m32は基準姿勢の場合に比べて長くなる(図6(b)参照)。これにより、基準姿勢の場合より、第1段差47において鋼球32の突出量を大きくし(図5(a)参照)、また第2段差48において鋼球32の突出量を更に小さくすることができる(図5(b)参照)。即ち、基準姿勢の場合より第1ディテント解除力を更に強め、第2ディテント解除力を更に弱めることができる。なお、図6(a)では、カムディスク7を側方から見た側方断面図、及びカムディスク7を切断線VI−VIで切断した正面断面図が示されている。
このように油圧操作弁1では、カム軸8にカムディスク7を取り付けて保持させる際にカム軸8の角度位置を調整しながらねじ止めすることによって、第1及び第2ディテント解除力を調整することができる。例えば、基準姿勢にてカム軸8にカムディスク7を取り付けた状態において、第1ディテント解除力が第2ディテント解除力より強い場合には、止めねじ10を緩め、カム軸8の角度位置を変えるべく基準姿勢から時計回りに任意の角度だけ角変位させる。これにより、第1ディテント解除力を弱め、且つ第2ディテント解除力を強めることができる。他方、第1ディテント解除力が第2ディテント解除力より弱い場合には、止めねじ10を緩め、カム軸8の角度位置を変えるべく基準姿勢から反時計回りに任意の角度だけ角変位させる。これにより第1ディテント解除力を強め、且つ第2ディテント解除力を弱めることができる。このようにしてカム軸8の角度位置を変えることによって、2つのディテント解除力を調整し、2つのディテント解除力を合わせることができる。
このように構成されている油圧操作弁1では、前述するようにカムディスク7に挿通されているカム軸8を角変位させる、例えば時計回りに回すことによって第1ディテント解除力を弱め且つ第2ディテント解除力を強めたり、また反時計回りに回すことによって第1ディテント解除力を強め且つ第2ディテント解除力を弱めたりすることができる。このようなディテント解除力調整方法(即ち、押付力調整方法)によってディテント解除力(即ち、押付力)を調整することができ、調整することによって、2つのディテント解除力を合わせたり第1ディテント解除力と第2ディテント解除力との相対的な力の大きさを変化させたりすることができる。なお、第1ディテント解除力及び第2ディテント解除力の絶対的な大きさについては、コイル43に流す電流によって調整することができる。
また、カム軸8は、その角度位置を変えるべく例えば突起片8dを有している。突起片8dは、例えば図2に示すように被支持部8aと同径の円柱状に形成され、その一部が切り欠かれて平坦部8eが形成されている。平坦部8eは、平坦になっており、そこに治具等を当てて突起片8dを挟むことによってカム軸8を回転することができる。また、カム軸8の平坦部8eは、基準姿勢において後方を向き、更に基準姿勢から時計回りに90度回転させると真上を向き、更に基準姿勢から反時計回りに90度回転させると真下に向くように形成されており、平坦部8eがカム軸8の角度位置を確認するための目印となっている。即ち、平坦部8eの向きを見ながら各ディテント解除力を調整することによって調整作業を容易にすることができる。換言すると、押付力を調整すべく取付部8bの角度位置を変える際に、被支持部8aを何れの方向にどれくらいの回したかを容易に判断することができる。更に、どれぐらいの角度を回せば所望の押付力が得られるかということも判断しやすくなり、調整作業の時間を短くすることができる。なお、カム軸8の角度位置を調整する手段及び目印は、必ずしも突起片8dである必要はなく、被支持部8aに形成される溝等であってもよい。即ち、カム軸8は、一方の被支持部8aに溝を形成し、その溝にドライバー等の治具を刺してカム軸8を回すようにしてもよい。これにより、被支持部8aに形成される溝の延在する方向によってカム軸8の角度位置を確認することができる。
また、油圧操作弁1では、カム軸8において取付部8bが一対の被支持部8a,8aに内接するように配置されている、即ち取付部8bの外周面の一部分が一対の被支持部8a,8aの外周面と面一に形成されている。それ故、カム軸8の強度を維持しつつ、内接しない場合に比べて各部の軸線の偏差量を大きくとることができ、係合力の調整幅を大きくすることができる。
<その他の実施形態について>
本実施形態では、操作装置の一例として油圧操作弁1を説明したが、操作装置は必ずしも油圧操作弁1に限定されない。操作装置は、例えばレバー9の傾動量に応じた値の電流や電圧等の出力を発生する電気ジョイスティックのような操作装置であってもよい。また、油圧操作弁1は、2つのディテント機構11,12を備えているが、少なくとも電磁式のディテント機構である第2ディテント機構12のみを備えていればよい。また、第2ディテント機構12は、レバー9を前方及び後方の何れの方向に傾倒してもカムディスク7をディテントすることができるようになっているが、必ずしも両方向においてディテント可能に構成されている必要はない。即ち、第2ディテント機構12は、レバー9を前方及び後方の何れかの方向に傾倒した場合だけ、カムディスク7をディテントするように構成されてもよい。この場合には、カム軸8の角度位置を変えることによってコイル43に流す電流に対して発生するディテント解除力の大きさを調整することができる。また、カム、係合部材、及びカム軸についても、前述するカムディスク7、鋼球32、及びカム軸8のような形状に限定されず、前記被支持部を回動させることによって前記挿通孔における角度位置を変えることができるような形状であればよい。
1 油圧操作弁(操作装置)
7 カムディスク(カム)
7b 後面(外周面)
7c 挿通孔
7j 中央面
8 カム軸
8a 被支持部
8b 取付部
8e 平坦部(目印)
9 レバー(操作具)
31 電磁吸着機構(電磁押付機構)
32 鋼球(係合部材)
47 第1段差
48 第2段差

Claims (5)

  1. 操作具の操作方向に応じて出力方向を切換え且つ前記操作具の操作量に応じた値の出力を発生させる操作装置であって、
    前記操作具の操作方向に応じた方向に且つ前記操作具の操作量に応じた回動角度にて回動し、その外周面に段差を有するカムと、
    前記カムを回動すべく前記カムに取り付けられるカム軸と、
    前記カムの外周面に当接し、前記段差に係合することによって前記カムの回動を抑制する係合部材と、
    電磁力によって前記係合部材を前記カムの外周面に対して押し付けて前記係合部材を前記段差に係合させ、且つ前記係合部材の位置に応じた電磁力を前記係合部材に与える電磁押付機構と、を備え、
    前記カムは、前記カム軸が挿通されている挿通孔を有し、
    前記カム軸は、前記挿通孔に挿通される取付部と、回動可能に支持される被支持部とを有し、前記取付部及び前記被支持部の各々の軸線を互いに偏芯させて形成され、
    前記取付部は、前記被支持部を回動させることによって前記挿通孔における角度位置を変えることができる、操作装置。
  2. 前記カムは、前記段差を少なくとも2つ有しており、
    前記2つの段差は、前記操作具が操作されていない中立位置に前記カムがいる状態において、前記係合部材に対して回動方向一方側及び他方側に夫々位置している、請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記カム軸は、前記取付部の外周面を前記被支持部の外周面に内接させるようにして形成されている、請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記被支持部は、前記挿通孔における前記取付部の角度位置を確かめることができる目印が形成されている、請求項1乃至3の何れか1つに記載の操作装置。
  5. 操作具の操作方向に応じた方向に且つ前記操作具の操作量に応じた回動角度にて回動し、その外周面に段差を有するカムと、前記カムを回動すべく前記カムに取り付けられるカム軸と、前記カムの外周面に当接し、前記段差に係合することによって前記カムの回動を抑制する係合部材と、電磁力によって前記係合部材を前記カムの外周面に対して押し付けて前記係合部材を前記段差に係合させ、且つ前記係合部材の位置に応じた電磁力を前記係合部材に与える電磁押付機構と、を備える操作装置の押付力調整方法であって、
    前記カムは、前記カム軸が挿通されている挿通孔を有し、
    前記カム軸は、前記挿通孔に挿通される取付部と、回動可能に支持される被支持部とを有し、前記取付部及び前記被支持部の各々の軸線を互いに偏芯させて形成され、
    前記被支持部を回動させて前記挿通孔における前記取付部の角度位置を変えることによって、前記係合部材を前記カムの外周面に押し付ける押付力を調整する、操作装置の押付力調整方法。
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