JP2021043473A - 開口量調整装置、レンズ鏡筒及び光学機器 - Google Patents
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Abstract
Description
従来の絞り装置では、各部品の製造誤差、作動に必要なガタ等の影響により所望の開口形状が得られない場合があった。
また、本発明の一実施形態は、上記開口量調整装置を備えるレンズ鏡筒である。
また、本発明の一実施形態は、上記開口量調整装置を備える光学装置である。
図1は、第1実施形態の絞り装置100を備えたレンズ鏡筒200及びレンズ鏡筒200が装着されたカメラ300の概略図である。図2は、第1実施形態の絞り装置100を組み立てた状態の斜視図である。図3は、第1実施形態の絞り装置100の分解斜視図である。
なお、図1を含む各面には、必要に応じてXYZの交差座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸L1を水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置において、撮影者から見て左右(水平)方向をX方向とし、上下(垂直)方向をY方向とし、前後(光軸L1)方向をZ方向とする(図中の矢印は、各座標軸のプラス方向を示す)。
回転部材20の内径側において、上述した円筒部21の一部は、プレス板10側(Zプラス側)に突出している。円筒部21の外径は、プレス板10の開口部11の内径と略同径である。絞り装置100が組み立てられた状態において、円筒部21は、プレス板10の開口部11に回転可能に嵌め込まれる。
また、回転部材20には、絞り羽根30(後述)の支持部31が挿入される孔22が、円周方向に沿って等間隔に設けられている。孔22は、絞り羽根30の数に対応して9箇所に設けられている。
図4は、絞り羽根30の構成を説明する図である。図4(a)は、Yプラス側に配置された3枚の絞り羽根30及びカム部材40の一部の構成を説明する図である。図4(b)は、補助カム溝34と支持部31との隙間及びメインカム溝41とカムフォロア32との隙間を説明する図である。なお、図4(a)では、3枚の絞り羽根30を、絞り羽根30a、絞り羽根30b、絞り羽根30cとして図示している。
図5は、絞り羽根30の開閉状態を説明する図である。図5(a)は、絞り羽根30を最大絞りとした状態を説明する図である。図5(b)は、絞り羽根30を最小絞りとした状態を説明する図である。なお、図5では、一部の部材にのみに符号を付している(後述する図7、図8についても同じ)。
絞り羽根30bにおいて、支持部31のZプラス側の端部は、回転部材20の孔22に挿入されている(図3参照)。即ち、支持部31は、回転部材20に保持されており、回転部材20のカム部材40に対する相対的な回転に伴い、カム部材40に対して相対的に移動する。具体的には、支持部31は、光軸L1を中心とする同一円周上を移動する。また、支持部31は、図4(a)に示すように、隣接する絞り羽根30aの補助カム溝34に挿入されている。補助カム溝34は、支持部31がカム部材40に対して相対的に移動したときに、絞り羽根30bの移動範囲を規制するカム溝である。本実施形態において、補助カム溝34は、溝がほぼ光軸L1方向に沿って長穴となるように形成されている。補助カム溝34の作用については、後述する。
また、本実施形態の絞り装置100において、支持部31は、カム部材40に対して相対的に移動して絞り羽根30の湾曲部35を移動させる機能だけでなく、絞り羽根30の湾曲部35が、カムフォロア32がメインカム溝41に沿って移動するときの移動量以上に光軸L1の方向に移動することを規制する機能を有する。そのため、本実施形態の絞り装置100は、部品点数を増やすことなしに、所望の開口形状を得ることができる。
次に、第2実施形態の絞り装置100Aについて説明する。
第2実施形態の絞り装置100Aは、絞り羽根の構成が第1実施形態と異なる。その他の本実施形態における全体的な構成は、第1実施形態と同じであり、第1実施形態と同じ構成部材には同一符号を付して、説明は省略する。また、絞り装置100Aの全体的な構成の図示も省略する。
図6(a)では、3枚の絞り羽根130を、絞り羽根130a、絞り羽根130b、絞り羽根130cとして図示している。また、図示していないが、第2実施形態の絞り装置100Aも、第1実施形態の絞り装置100と同様に、9枚の絞り羽根130を備えており、少なくとも一部が互いに重なり合うように円弧状に配置されている。
絞り羽根130bは、補助カム溝34に、隣接する絞り羽根130cに設けられた規制部36が挿入される点が第1実施形態と相違する。本実施形態において、絞り羽根130bの支持部31(Zプラス側の端部)は、回転部材20の孔22に挿入されており、隣接する絞り羽根130aの補助カム溝34には挿入されていない。
また、絞り羽根130bは、Zプラス側に規制部36が設けられている。規制部36は、支持部31がカム部材40に対して相対的に移動したときに、絞り羽根130aの移動範囲を規制するための軸部材である。図6(b)に示すように、補助カム溝34と規制部36との隙間s1は、メインカム溝41とカムフォロア32との隙間s2よりも大きくなるように設定されている。
また、本実施形態の絞り装置100Aにおいて、補助カム溝34を設ける位置は、支持部31が挿入可能な位置に制約されないため、設計の自由度を向上させることができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。なお、以下の説明では、第1実施形態及び第2実施形態を総称して「本実施形態」という。そのため、例えば、絞り装置100は、絞り装置100Aであってもよい。
図7は、第1変形形態における絞り羽根230の開閉状態を説明する図である。図7(a)は、絞り羽根230を最大絞りとした状態を説明する図である。図7(b)は、絞り羽根230を最小絞りとした状態を説明する図である。
第1変形形態では、絞り装置100Bの絞り羽根230を5枚とした点が第1実施形態と相違する。その他の本実施形態における全体的な構成は、第1実施形態と同じであり、絞り羽根230を除いて、第1実施形態と同じ構成部材には同一符号を付して、説明は省略する。また、絞り装置100Bの全体的な構成の図示も省略する。
第2変形形態では、絞り装置100Cの絞り羽根330を12枚とした点が第1実施形態と相違する。その他の本実施形態における全体的な構成は、第1実施形態と同じであり、絞り羽根330を除いて、第1実施形態と同じ構成部材には同一符号を付して、説明は省略する。また、絞り装置100Cの全体的な構成の図示も省略する。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は、上記実施形態によって限定されることはない。
Claims (9)
- 第1開口及び第1カム溝を備える第1開口部材と、
第2開口及び孔部を備える第2開口部材と、
少なくとも一部が互いに重なり合うように配置されて、前記第1カム溝と係合する第1軸及び前記孔部と係合する第2軸を有し、前記第1軸が前記第1カム溝に沿って移動することで前記第1開口に対向する開口を変化させる複数の絞り羽根と、を備え、
前記複数の絞り羽根は、第1絞り羽根と、前記第1絞り羽根に少なくとも一部が対向する第2絞り羽根と、を少なくとも備え、
前記第1絞り羽根は、
前記第1軸と、
前記第2軸と、を備え、
前記第2絞り羽根は、
前記第2軸と係合する第2カム溝を備える、
開口量調整装置。 - 請求項1に記載の開口量調整装置であって、
前記第2絞り羽根は、
前記第1軸と、
前記第2軸と、を備える、
開口量調整装置。 - 第1開口及び第1カム溝を備える第1開口部材と、
第2開口及び孔部を備える第2開口部材と、
少なくとも一部が互いに重なり合うように配置されて、前記第1カム溝と係合する第1軸及び前記孔部と係合する第2軸を有し、前記第1軸が前記第1カム溝に沿って移動することで前記第1開口に対向する開口を変化させる複数の絞り羽根と、を備え、
前記複数の絞り羽根は、第1絞り羽根と、前記第1絞り羽根に少なくとも一部が対向する第2絞り羽根と、を少なくとも備え、
前記第1絞り羽根は、
前記第1軸と、
前記第2軸と、
前記第1軸と前記第2軸とは異なる第3軸と、を備え、
前記第2絞り羽根は、
前記第3軸と係合する第2カム溝を備える、
開口量調整装置。 - 請求項3に記載の開口量調整装置であって、
前記第3軸は、前記第2軸と干渉しない、
開口量調整装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の開口量調整装置であって、
前記第2カム溝は、
前記第1カム溝と径方向に異なる傾きを有する、
開口量調整装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の開口量調整装置であって、
前記第2カム溝と前記第2軸との隙間は、前記第1カム溝と前記第1軸との隙間より大きい、
開口量調整装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の開口量調整装置であって、
前記第1軸が前記第1カム溝に沿って移動することで前記複数の絞り羽根が形成する開口を変化させるとともに、前記第2軸が前記第2カム溝に沿って光軸に接近又は離れる方向に移動する、
開口量調整装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の開口量調整装置を備えるレンズ鏡筒。
- 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の開口量調整装置を備える光学機器。
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