JP2021043345A - 画像表示装置 - Google Patents

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【課題】レーザ光の利用効率が高い画像表示装置を提供する。【解決手段】レーザ光源11と、レーザ光源11から出射されるレーザ光を、電界が第1の方向に振動する第1直線偏光と、電界が第1の方向とは異なる第2の方向に振動する第2直線偏光に分離する偏光分離素子13と、前記第2直線偏光の偏光方向を前記第1の方向に変換する偏光変換素子14と、前記第1直線偏光の光を第1照射領域161に照射する第1光学系151と、偏光変換素子14を通過した光を第2照射領域162に照射する第2光学系152と、第1照射領域161及び第2照射領域162に跨って配置された画像表示素子16とを備える画像表示装置10。【選択図】図1

Description

本発明は画像表示装置に関し、特に、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display、「ヘルメットマウントディスプレイ」ともいう)やヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)等の、使用者の眼前に画像情報を表示する画像表示装置に関する。
回転翼機や航空機では、操縦者(使用者)が頭部に装着するヘルメットに設けられたバイザや、操縦者が眼前に装着するゴーグルや眼鏡等の被投影物に画像を投影することにより、操縦者の眼前に画像情報を表示するHMDが用いられている。このようなHMDとして、例えば、光源と、ヘルメットに固定された透過型液晶パネルから成る表示素子と、一端で光源から発した光を受光し他端から該光を該表示素子の背後に照射するように配置された光ファイバとを有するものが挙げられる(例えば特許文献1参照)。この構成によれば、光源から発した光を、光ファイバを通して表示素子の背後に照射し、表示素子を通過した光を被投影物に投影することにより画像情報を表示する。このように光ファイバを使用することにより、光源を、操縦者が装着するヘルメット等の装着物の外に設けることができ、画像表示装置の頭部装着部分の重量を軽減することができる。
上記光源には、一般にレーザ光源が用いられる。レーザ光源は、生成する光(レーザ光)の波長のずれが小さいという点と、光源から光ファイバに光を効率良く導入することができるという点で、LED(発光ダイオード)等の他の光源よりも優れている。光ファイバには、1つの伝播モードの光のみが伝播するシングルモード光ファイバと、シングルモード光ファイバよりもコアの径が大きく複数の伝播モードの光が伝播するマルチモード光ファイバがあるが、HMD等の画像表示装置では一般に、通過する光量を多くするためにマルチモード光ファイバが用いられる。
国際公開第WO2010/143537号
レーザ光源には、電界が一方向に振動する直線偏光のレーザ光を発振するものと、電界の振動方向が異なる様々な光が混合したランダム偏光を発振するものがある。前者の場合にはマルチモード光ファイバを通過する間に直線偏光がランダム偏光に変換されることから、前者と後者のいずれの場合にも、表示素子にはランダム偏光のレーザ光が入射する。透過型液晶パネル等の多くの表示素子では特定の一方向の電界成分しか通過しないことから、当該一方向から角度θだけずれた方向に振動する電界を有するレーザ光は本来の強度のcosθ分しか利用することができない。そのため、このような表示素子に前述のようにランダム偏光のレーザ光が入射すると、利用効率は1/2となってしまう。
なお、上記の例では操縦者が装着するヘルメット等の装着物に画像を投影するHMDを例に説明したが、そのような装着物以外の、回転翼機や航空機の風防や自動車のフロントガラス等の被投影物に画像を投影することによって使用者の眼前に画像情報を表示するHUD等の画像表示装置にも、同様の問題が生じる。
本発明が解決しようとする課題は、レーザ光の利用効率が高い画像表示装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る画像表示装置は、
レーザ光源と、
前記レーザ光源から出射されるレーザ光を、電界が第1の方向に振動する第1直線偏光と、電界が第1の方向とは異なる第2の方向に振動する第2直線偏光に分離する偏光分離素子と、
前記第2直線偏光の偏光方向を前記第1の方向に変換する偏光変換素子と、
前記第1直線偏光の光を第1の照射領域に照射する第1光学系と、
前記偏光変換素子を通過した光を第2の照射領域に照射する第2光学系と、
前記第1の照射領域及び前記第2の照射領域に跨って配置された画像表示素子と
を備える。
本発明に係る画像表示装置によれば、レーザ光源から出射されるレーザ光が偏光分離素子によって第1直線偏光と第2直線偏光の2つの光に分離され、それらのうち第2直線偏光が偏光変換素子によって第1直線偏光と同じ偏光方向に変換され、それら2つの光が同じ偏光方向を有する直線偏光となって画像表示素子に入射する。これにより、レーザ光の利用効率を高くすることができる。
なお、偏光分離素子に入射するレーザ光は、直線偏光のレーザ光を発振するレーザ光源から出射し、マルチモード光ファイバを通過することによってランダム偏光に変換されたものであってもよいし、ランダム偏光のレーザ光を発振するレーザ光源から出射したものであってもよい。第2の方向は、典型的には第1の方向に直交する方向であるが、第1の方向と異なっていればそれ以外の方向でもよい。第2の照射領域は、一部又は全部が第1の照射領域と重なっていてもよいし、第1の照射領域と重なっていなくてもよい。
本発明に係る画像表示装置の一実施形態を示す概略構成図。 本実施形態の画像表示装置つき、画像表示素子の透過型液晶パネルにおける第1照射領域及び第2照射領域を示す平面図。
図1及び図2を用いて、本発明に係る画像表示装置の実施形態を説明する。本実施形態の画像表示装置10は、航空機や回転翼機等の移動体の操縦者(使用者)が装着するヘルメットのバイザに画像を表示するHMDである。
(1) 本実施形態の画像表示装置の構成
図1に、本実施形態の画像表示装置10の概略構成を示す。この画像表示装置10は、レーザ光源11と、光ファイバ12と、偏光分離素子13と、偏光変換素子14と、第1光学系151と、第2光学系152と、画像表示素子16と、ハーフミラー(被投影部)17とを有している。
本実施形態では、レーザ光源11には直線偏光のレーザ光を発振するものを用い、光ファイバ12にはマルチモード光ファイバを用いている。レーザ光源11と光ファイバ12の一方の端部(「第1端部121」とする)の間には、レーザ光源11から出射するレーザ光を第1端部121に導入する2枚のレンズ111、112が配置されている。光ファイバ12に導入されたレーザ光の偏光は、マルチモード光ファイバ内を通過することにより、ランダム偏光になる。
マルチモード光ファイバ内を通過して他方の端部(「第2端部122」とする)から出射したレーザ光は、ビームの径が拡がるように進行する。このレーザ光の光路上にはコリメータレンズ113が配置されており、レーザ光はこのコリメータレンズ113を通過することにより、所定の径を有する平行光になる。
偏光分離素子13は、コリメータレンズ113を通過した平行光が通過する位置に配置されている。本実施形態では、偏光分離素子13には偏光ビームスプリッタを用いた。偏光ビームスプリッタは、入射光であるランダム偏光を、電界が所定の第1の方向に振動する第1直線偏光と、電界が第1の方向とは異なる第2の方向に振動する第2直線偏光に分離し、それら第1直線偏光の光を通過させ、第2直線偏光の光を入射光の進行方向に対して90°の方向に反射するものである。この偏光分離素子13では、第1の方向と第2の方向は直交している。
偏光分離素子13で反射された第2直線偏光の光路上には、入射光を-90°の方向に反射する、すなわち偏光分離素子13において第2直線偏光が反射される方向と逆向きの90°の方向に反射するプリズム131が設けられている。これにより、プリズム131で反射された第2直線偏光の光は、偏光分離素子13を通過した第1直線偏光の光とは位置がずれつつ同じ方向に進行する。
偏光変換素子14は、プリズム131で反射された第2直線偏光の光路上に配置されており、入射した第2直線偏光の偏光方向を前記第1の方向に変換する光学素子である。本実施形態では、偏光変換素子14は入射した直線偏光の偏光方向を90°異なる方向に変換する光学素子である1/2波長板を用いた。すなわち、第2直線偏光の光が偏光変換素子14を通過すると、偏光方向が90°変化して第1直線偏光となる。
第1光学系151は、偏光分離素子13を通過した第1直線偏光の光路上に配置されている凹レンズである。第2光学系152は、偏光変換素子14を通過した第1直線偏光の光路上に配置されている凹レンズである。これら第1光学系151及び第2光学系152をそれぞれ通過した光の光路上に跨るように、画像表示素子16が配置されている。
画像表示素子16は長方形の画像表示領域を有する透過型液晶パネルから成り、第1光学系151及び第2光学系152をそれぞれ通過した第1直線偏光の光が入射する。画像表示素子16の透過型液晶パネルのうち、第1光学系151を通過した光が入射する領域を第1照射領域161、第2光学系152を通過した光が入射する領域を第2照射領域162とする。第1照射領域161と第2照射領域162は、長方形の透過型液晶パネルの長手方向に並んでおり、互いに一部が重なっている(図2参照)。
画像表示素子16には、画像を表示させるための画像信号を画像表示処理装置(図示せず)から受信するための信号線163が接続されている。
ハーフミラー17は、画像表示素子16の透過型液晶パネルを通過した光が投影されることにより、画像表示素子16に表示された画像を虚像として使用者に画像を視認させるものである。本実施形態では、ハーフミラー17は、使用者が装着するヘルメットに設けられた略透明なバイザである。画像表示素子16とハーフミラー17の間には、画像表示素子16からの光をハーフミラー17に導入する表示光学系171が設けられている。使用者は、ハーフミラー17を通して通常の視野に見える像に、画像表示素子16に表示された画像を虚像として重畳した像を視認する。ここで人(使用者)の視野が縦方向よりも横方向(水平方向)の方が広いことから、画像表示素子16は、使用者がヘルメットを装着した状態において、透過型液晶パネルに表示されハーフミラー17に投影される画像の長手方向(第1照射領域161と第2照射領域162が並ぶ方向)が使用者の視野の横方向となるように配置することが望ましい。
画像表示装置10の各構成要素のうち、レーザ光源11、並びにレンズ111及び112は筐体(図示せず)に収容され、移動体内に設置されている。コリメータレンズ113、偏光分離素子13、プリズム131、偏光変換素子14、第1光学系151、第2光学系152、画像表示素子16、表示光学系171及びハーフミラー17は、ヘルメットに固定されている。光ファイバ12は、第1端部121付近が前記筐体に固定され、第2端部122付近がヘルメットに固定され、それら固定された部分の間にある中間部分は他の物に固定されていない。
(2) 本実施形態の画像表示装置の動作
本実施形態の画像表示装置10の動作を説明する。画像表示装置10を動作させる前に、使用者は、ヘルメットを頭部に装着する。使用者は、バイザ(ハーフミラー17)を通して外部を視認する。
画像表示装置10は、移動体が移動している時に使用する。画像表示素子16には、画像表示処理装置から信号線163を通して送信される画像信号に基づいて透過型液晶パネルに画像を表示する。それと共に、レーザ光源11は直線偏光のレーザ光を出射する。レーザ光は、レンズ111、112を通って第1端部121から光ファイバ12に入射し、光ファイバ12内を伝播する。光ファイバ12がマルチモード光ファイバであることから、入射した直線偏光のレーザ光は光ファイバ12内を伝播する間にランダム偏光に変換され、第2端部122から出射する。
第2端部122から出射したランダム偏光のレーザ光は、偏光分離素子13に入射し、第1直線偏光と第2直線偏光に分離される。分離された第1直線偏光の光は偏光分離素子13を通過し、画像表示素子16の第1照射領域161に入射する。一方、第2直線偏光の光は偏光分離素子13で90°方向に反射する。
偏光分離素子13で反射された第2直線偏光の光は、プリズム131によって-90°の方向に反射され、偏光分離素子13を通過した第1直線偏光の光に平行な方向に進行し、偏光変換素子14に入射する。そして、偏光変換素子14により、第2直線偏光は第1直線偏光に変換され、画像表示素子16の第2照射領域162に入射する。画像表示素子16に入射した第1直線偏光の光は透過型液晶パネルを透過し、ハーフミラー17で反射する。これにより、画像表示素子16に表示される画像を虚像として使用者に視認させる。
画像表示素子16の透過型液晶パネルが特定の一方向の電界成分しか通過しないが、本実施形態の画像表示装置10によれば、画像表示素子16に入射するレーザ光を上記のように第1直線偏光に変換することにより、画像表示素子16における光の利用効率を高くすることができる。
また、本実施形態の画像表示装置10によれば、第1照射領域161と第2照射領域162が、長方形の画像表示領域、言い換えれば画像表示素子に表示される長方形の画像の長手方向に並んで配置されているため、画像表示領域に合わせた適切な領域をレーザ光で照射することができ、長方形の画像を効率よく表示することができる。
(3) 変形例
本発明は上記実施形態には限定されず、本発明の趣旨の範囲内で種々の変形が可能である。
上記実施形態では直線偏光のレーザ光を発光するレーザ光源11から(マルチモード)光ファイバ12を介して偏光分離素子13にランダム偏光のレーザ光を導入したが、その代わりに、ランダム偏光のレーザ光を発光するレーザ光源から光ファイバを通過させること無く偏光分離素子13にレーザ光を導入してもよい。
上記実施形態では偏光分離素子13として偏光ビームスプリッタを用いたが、その代わりに反射型偏光子を用いてもよい。反射型偏光子は板状の光学素子であって、入射光に対して板面を45°の角度となるように配置することにより、偏光ビームスプリッタと同様に、電界が所定の第1の方向に振動する第1直線偏光の光を通過させ、電界が第1の方向に直交する第2の方向に振動する第2直線偏光の光を入射光に対して90°の方向に反射するものである。
上記実施形態では偏光分離素子13で90°の方向に反射された第2直線偏光の光を-90°の方向に反射させるプリズム131を用いたが、プリズム131の代わりにミラーを用いてもよい。
上記実施形態では偏光変換素子14として1/2波長板を用いたが、その代わりに、1/4波長板とミラーを組み合わせたものを用いてもよい。
ここまでに述べた偏光分離素子13及びその変形例では、電界の方向が直交する第1直線偏光と第2直線偏光に分離するものを例として示したが、それには限定されず、第1の方向と第2の方向が直交以外の異なる方向に振動する第1直線偏光と第2直線偏光に分離するものであってもよい。
上記実施形態では第1光学系151及び第2光学系152として凹レンズを用いたが、第1照射領域161及び/又は第2照射領域162の形状に合わせて、第1光学系151及び/又は第2光学系152に凸レンズ、拡散板、ホログラム素子、マイクロレンズアレイ等を用いてもよい。
上記実施形態では第1照射領域161と第2照射領域162の一部が重なるように第1光学系151及び第2光学系152を配置したが、第1照射領域161と第2照射領域162は全体が重なっていてもよいし、互いに重なっていなくてもよい。
上記実施形態では使用者が装着するヘルメットに設けられたバイザをハーフミラー17とするHMDを例として説明したが、ゴーグル等のバイザ以外のものをハーフミラー17として用いてもよい。また、ハーフミラー17の代わりに不透明なミラーを用いたうえで、画像表示装置10にさらに、使用者の通常の視野に相当する画像を撮影するカメラを設け、該カメラで撮影される画像と、画像表示処理装置から供給される画像信号に基づく画像を重畳した画像を画像表示素子16に表示し、ミラーに投影することにより、この重畳した画像を虚像として使用者に視認させることも可能である。さらに、移動体内に設置した被投影部(ハーフミラー等)を用いるHUDに本発明を適用してもよい。HUDの場合、画像表示素子は、使用者が被投影部を見る通常の状態(例えば、座席に着席した状態)で、被投影部に投影される画像の長手方向が使用者の視野の横方向となるように配置することが望ましい。
ここまでに述べた各変形例は、適宜組み合わせて用いることができる。
[態様]
上述した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
第1の態様の画像表示装置は、
レーザ光源と、
前記レーザ光源から出射されるレーザ光を、電界が第1の方向に振動する第1直線偏光と、電界が第1の方向とは異なる第2の方向に振動する第2直線偏光に分離する偏光分離素子と、
前記第2直線偏光の偏光方向を前記第1の方向に変換する偏光変換素子と、
前記第1直線偏光の光を第1の照射領域に照射する第1光学系と、
前記偏光変換素子を通過した光を第2の照射領域に照射する第2光学系と、
前記第1の照射領域及び前記第2の照射領域に跨って配置された画像表示素子と
を備える。
第1の態様の画像表示装置によれば、レーザ光源から出射されるレーザ光が偏光分離素子によって第1直線偏光と第2直線偏光の2つの光に分離され、それらのうち第2直線偏光が偏光変換素子によって第1直線偏光と同じ偏光方向に変換され、それら2つの光が同じ偏光方向を有する直線偏光となって画像表示素子に入射する。これにより、レーザ光の利用効率を高くすることができる。
第2の態様の画像表示装置は、第1の態様の画像表示装置において、さらに、前記レーザ光源から出射されるレーザ光が入射する位置に一端が配置され、前記偏光分離素子に対向する位置に他端が配置されたマルチモード光ファイバを備える。
第2の態様の画像表示装置によれば、マルチモード光ファイバを用いることによって、レーザ光源から出射して偏光分離素子に入射するレーザ光の光量を多くすることができる。それと共に、レーザ光の偏光がマルチモード光ファイバにおいてランダム偏光に変換されても、同じ偏光方向を有する直線偏光を画像表示素子に入射させることができるため、レーザ光の利用効率を高くすることができる。
なお、本発明に係る画像表示装置では、マルチモード光ファイバを用いることなく、レーザ光源から出射するレーザ光を偏光分離素子に照射してもよい。
第3の態様の画像表示装置は、第1又は第2の態様の画像表示装置において、前記第1の照射領域及び前記第2の照射領域が、前記画像表示素子に表示される画像の長手方向に並んで配置されている。
第3の態様の画像表示装置によれば、長方形の画像を効率よく表示することができる。
第4の態様の画像表示装置は、第3の態様の画像表示装置において、
さらに、前記画像表示素子に表示される画像を投影する被投影部を備え、
前記画像表示素子が、前記被投影部に投影される画像の前記長手方向が使用者の視野の横方向となるように配置されている。
第4の態様の画像表示装置によれば、人の視野は縦方向よりも横方向(水平方向)の方が広いことから、前記第1の照射領域及び前記第2の照射領域が並んだ方向である画像の長手方向を人の視野の横方向に合わせることにより、効率よく画像を表示することができる。
第4の態様の画像表示装置において、HMDのように使用者が装着する装着具に被投影部が設けられている場合には、画像表示素子は、被投影部に投影される画像の長手方向が使用者の視野の横方向となるように配置する。一方、HUDのように使用者とは独立して被投影部が設けられている場合には、画像表示素子は、使用者が被投影部を見る通常の状態(例えば、座席に着席した状態)で、被投影部に投影される画像の長手方向が使用者の視野の横方向となるように配置する。
10…画像表示装置
11…レーザ光源
111、112…レンズ
113…コリメータレンズ
12…光ファイバ
121…第1端部
122…第2端部
13…偏光分離素子
131…プリズム
14…偏光変換素子
151…第1光学系
152…第2光学系
16…画像表示素子
161…第1照射領域
162…第2照射領域
163…信号線
17…ハーフミラー
171…表示光学系

Claims (4)

  1. レーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されるレーザ光を、電界が第1の方向に振動する第1直線偏光と、電界が第1の方向とは異なる第2の方向に振動する第2直線偏光に分離する偏光分離素子と、
    前記第2直線偏光の偏光方向を前記第1の方向に変換する偏光変換素子と、
    前記第1直線偏光の光を第1の照射領域に照射する第1光学系と、
    前記偏光変換素子を通過した光を第2の照射領域に照射する第2光学系と、
    前記第1の照射領域及び前記第2の照射領域に跨って配置された画像表示素子と
    を備える画像表示装置。
  2. さらに、前記レーザ光源から出射されるレーザ光が入射する位置に一端が配置され、前記偏光分離素子に対向する位置に他端が配置されたマルチモード光ファイバを備える、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第1の照射領域及び前記第2の照射領域が、前記画像表示素子に表示される画像の長手方向に並んで配置されている、請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. さらに、前記画像表示素子に表示される画像を投影する被投影部を備え、
    前記画像表示素子が、前記被投影部に投影される画像の前記長手方向が使用者の視野の横方向となるように配置されている、
    請求項3に記載の画像表示装置。
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