JP2021042878A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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晃平 丸子
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覚 岡田
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優子 服部
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賢 三浦
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Abstract

【課題】大型化を抑制することができる冷凍サイクル装置を提供することである。【解決手段】実施形態の冷凍サイクル装置は、冷媒流路と、熱交換器セクションと、機械室と、を持つ。冷媒流路は、圧縮機、第1熱交換器、膨張装置および第2熱交換器に対して冷媒を流通させる。熱交換器セクションには、第1熱交換器が配置される。機械室には、膨張装置、第2熱交換器および圧縮機が配置される。冷媒は、CF3Iを含む。冷媒流路は、ヨウ素イオンを捕捉可能なフィルタを有する。フィルタは、冷媒の流通方向において膨張装置の上流側に配置される。フィルタは、熱交換器セクションに配置される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、冷凍サイクル装置に関する。
冷凍サイクル装置において、CFIを含む冷媒の利用が検討されている。CFIは、地球温暖化係数が小さく、難燃性である。CFIの分解に伴って、金属酸化物などの不純物が発生する。不純物を捕捉するフィルタを設けると、冷凍サイクル装置が大型化する可能性がある。
特開平11−228947号公報 特開2015−38214号公報
本発明が解決しようとする課題は、大型化を抑制することができる冷凍サイクル装置を提供することである。
実施形態の冷凍サイクル装置は、冷媒流路と、熱交換器セクションと、機械室と、を持つ。冷媒流路は、圧縮機、第1熱交換器、膨張装置および第2熱交換器に対して冷媒を流通させる。熱交換器セクションには、第1熱交換器が配置される。機械室には、膨張装置、第2熱交換器および圧縮機が配置される。冷媒は、CFIを含む。冷媒流路は、ヨウ素イオンを捕捉可能なフィルタを有する。フィルタは、冷媒の流通方向において膨張装置の上流側に配置される。フィルタは、熱交換器セクションに配置される。
第1の実施形態の冷凍サイクル装置の回路図。 冷凍サイクル装置の平面図。 冷凍サイクル装置の正面図。 第1の実施形態の変形例の冷凍サイクル装置の回路図。 変形例の冷凍サイクル装置の平面図。 変形例の冷凍サイクル装置の正面図。 第2の実施形態の冷凍サイクル装置の回路図。 冷凍サイクル装置の平面図。 冷凍サイクル装置の正面図。 第2の実施形態の変形例の冷凍サイクル装置の回路図。
以下、実施形態の冷凍サイクル装置を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の冷凍サイクル装置の回路図である。冷凍サイクル装置1は、主に圧縮機2と、第1熱交換器(熱源側空気熱交換器)4Aと、膨張装置(圧力調整機構)5と、第2熱交換器(利用側熱交換器)4Bと、フィルタ10と、これらに対して冷媒を流通させる冷媒流路8と、を有する。冷媒は、相変化しながら冷凍サイクル装置1を循環する。
圧縮機2は、例えばロータリ式の圧縮機である。圧縮機2は、内部に取り込まれる低圧の気体冷媒を圧縮して高温・高圧の気体冷媒にする。圧縮機2の上流側には、アキュムレータ(気液分離器、不図示)が配置される。アキュムレータは、気液二相冷媒を分離して、気体冷媒を圧縮機2に供給する。圧縮機2から吐出された冷媒は、第1熱交換器4A、フィルタ10、膨張装置5、第2熱交換器4Bの順に流通する。
第1熱交換器4Aは、凝縮器(放熱器)として機能する。凝縮器は、圧縮機2から吐出される高温・高圧の気体冷媒から放熱して、高温・高圧の気体冷媒を高圧の液体冷媒にする。
膨張装置5は、凝縮器から送り込まれる高圧の液体冷媒の圧力を下げ、高圧の液体冷媒を低温・低圧の気液二相冷媒にする。例えば、膨張装置5は膨張弁である。冷凍サイクル装置1が所望の性能を発揮するように、膨張弁の開度が調整される。
第2熱交換器4Bは、蒸発器(吸熱器)として機能する。蒸発器は、膨張装置5から送り込まれる気液二相冷媒を低圧の気体冷媒にする。蒸発器において、低圧の気液二相冷媒が気化する際に周囲から気化熱を奪うことで周囲が冷却される。蒸発器を通過した低圧の気体冷媒は、アキュムレータを介して、上述した圧縮機2の内部に取り込まれる。
このように、冷凍サイクル装置1では、作動流体である冷媒が気体と液体との間で相変化しながら循環する。冷媒は、気体から液体に相変化する過程で放熱し、液体から気体に相変化する過程で吸熱する。例えば、第2熱交換器4Bが水と熱交換する場合に、冷凍サイクル装置201は冷却水循環装置(チラー)として機能する。
後述されるように、第1熱交換器4Aおよびフィルタ10は、熱交換器セクション20に配置される。膨張装置5、第2熱交換器4Bおよび圧縮機2は、機械室28に配置される。
冷媒およびフィルタ10について詳述する。
冷媒は、トリフルオロヨードメタン(CFI)を含む。CFIは、地球温暖化係数が小さく、難燃性である。例えば、CFIを含む冷媒として、R466Aが使用される。R466Aは、R32を49質量%、R125を11.5質量%、CFIを39.5質量%含む。
冷媒に含まれるCFIは、以下のように分解する可能性がある。
CFI + M → CFMI
CFMI + HO → CFH + MO + HI
Mは、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、銀(Ag)、鉄(Fe)、銅(Cu)などの金属である。FeおよびCuは、配管材料として使用されている。Znは、配管材料である黄銅(真鍮)に含まれる。SnおよびAgは、メッキ材料として使用されている。水(HO)は、冷媒中に微量に含まれている。
なお、前述された分解反応の他に、以下の分解反応が考えられる。CFIが金属Mを触媒として分解し、ヨウ化水素(HI)が発生する。ヨウ化水素が金属Mと反応して、ヨウ化金属(MI)が発生する。また、ヨウ素分子(I)、金属(M)などが発生する可能性もある。
CFIの分解に伴って発生した不純物である金属酸化物(MO)、ヨウ化金属(MI)、金属(M)などは、冷媒流路8を流通しながら凝集して塊になる。塊になった不純物は、冷凍サイクル装置1の膨張装置5に詰まる可能性がある。不純物が膨張装置5に詰まると、冷凍サイクル装置1は所期の性能を発揮することができない。
前述されたCFIの分解反応は、ヨウ素イオン(I)の発生が起点となっている。そこで、冷凍サイクル装置1の冷媒流路8は、少なくともヨウ素イオンを捕捉可能なフィルタ10を有する。フィルタ10は、CFIの分解反応の起点となるヨウ素イオンを捕捉吸着する。これにより、CFIの分解に伴う不純物の発生が抑制され、冷媒流路8における不純物の流通が抑制される。これに伴って、不純物の膨張装置5への詰まりが抑制される。冷凍サイクル装置1は、所期の性能を発揮することができる。
フィルタ10は、フィルタ材料としてイオン交換樹脂を有する。イオン交換樹脂は、ヨウ素イオンを吸着可能なものであればよく、例えばトリメチルアンモニウム基やジメチルエタノールアンモニウム基を官能基として持つ強塩基性陰イオン交換樹脂、ジメチルアミンやジエチレントリアミンを官能基として持つ弱塩基性イオン交換樹脂が挙げられる。
フィルタ10は、水を捕捉可能であることが望ましい。この場合のフィルタ10は、乾燥剤(ドライヤー)を含む。フィルタ10が水を捕捉することにより、CFIの分解によるヨウ素イオンの発生が抑制される。これに伴って、ヨウ素イオンの発生を起点とする不純物の発生が抑制され、冷媒流路8における不純物の流通が抑制される。
フィルタ10は、CFIの分解に伴って発生した不純物を捕捉可能であることが望ましい。この場合のフィルタ10は、所定サイズのメッシュを含む。フィルタ10が不純物を捕捉することにより、冷媒流路8における不純物の流通が抑制される。
フィルタ10は、CFIの分解に伴って発生するヨウ素分子を捕捉可能であることが望ましい。
図1に示されるように、フィルタ10は、冷媒の流通方向において膨張装置5の上流側に配置される。フィルタ10により、冷媒に含まれる様々な不純物が捕捉される。したがって、膨張装置5に対する不純物の詰まりが抑制される。
図2は冷凍サイクル装置の平面図であり、図3は正面図である。図3に示されるように、冷凍サイクル装置1は、熱交換器セクション20と、機械室28と、を有する。熱交換器セクション20は、機械室28の上方に配置される。熱交換器セクション20には、前述された第1熱交換器4Aおよびフィルタ10が配置される。機械室28には、前述された膨張装置5、第2熱交換器4Bおよび圧縮機2が配置される。
図2に示されるように、熱交換器セクション20には、第1熱交換器4Aが配置される。第1熱交換器4Aは、平面視においてU字状に形成される。第1熱交換器4Aは、水平方向に伸びる複数の伝熱管(不図示)を有する。複数の伝熱管は、上下方向に並んで配置される。上下方向に並ぶ複数の伝熱管の間には、フィン(不図示)が配置される。第1熱交換器4Aの水平方向の第2端部には、上下方向に隣り合う一対の伝熱管を連結する連結管44(図3参照)が配置される。
第1熱交換器4Aの水平方向の第1端部には、ヘッダ42および分配装置(ディストリビュータ)46が配置される。ヘッダ42は、円筒状に形成される。ヘッダ42の軸方向は、上下方向と平行である。ヘッダ42と第1熱交換器4Aの第1端部との間には、両者を接続する複数の接続管43が配置される。分配装置46は、気液二相冷媒を分流または合流させる。分配装置46と第1熱交換器4Aの第1端部との間には、両者を接続する複数のキャピラリチューブ47が配置される。
圧縮機2から吐出された気体冷媒は、図3に示されるヘッダ42に流入する。冷媒は、ヘッダ42から複数の接続管43に分流される。分流された冷媒は、第1熱交換器4Aの複数の伝熱管に流入する。冷媒は、第1熱交換器4Aの第1端部から流入し、第2端部の連結管44で反転し、第1端部から流出する。第1熱交換器4Aから流出した気液二相冷媒は、複数のキャピラリチューブ47を流通し、分配装置46で合流する。
図3に示されるように、第1熱交換器4Aの上方には、ファン24が配置される。なお図2では、ファン24の記載が省略されている。ファン24が回転すると、空気流25が発生する。空気流25は、熱交換器セクション20の水平方向の外側から、第1熱交換器4Aを通って、熱交換器セクション20の内側に流入する。空気流25は、熱交換器セクション20の内側から、ファン24を通って、熱交換器セクション20の上方に流出する。空気流25が第1熱交換器4Aを通るとき、第1熱交換器4Aの伝熱管を流通する冷媒と空気流25との間で熱交換が行われる。そのため、第1熱交換器4Aに流入した高温・高圧の気体冷媒が、低温・高圧の気液二相冷媒に相変化して流出する。これにより、第1熱交換器4Aは凝縮器として機能する。
図3に示されるように、フィルタ10は、熱交換器セクション20に配置される。
冷凍サイクル装置の性能を確保するため、大型の第1熱交換器4Aが熱交換器セクション20に配置される。熱交換器セクション20の第1熱交換器4Aの内側には、空気流25との熱交換効率を確保するため、大きなスペースが設けられる。熱交換器セクション20の内側に小さなフィルタ10を配置しても、第1熱交換器4Aの熱交換効率は大きく低下しない。一方で、冷凍サイクル装置1の全体の大型化を抑制するため、機械室28はコンパクトに形成される。機械室28の内部には、様々な機器が隙間なく配置される。機械室28にフィルタ10を配置すると、機械室28と共に冷凍サイクル装置1が大型化する。熱交換器セクション20にフィルタ10を配置することにより、冷凍サイクル装置1の大型化が抑制される。
図2に示されるように、U字状の第1熱交換器4Aの第1端部および第2端部は、熱交換器セクション20の正面側に配置される。第1熱交換器4Aの第1端部に接続されるヘッダ42および分配装置46も、熱交換器セクション20の正面側に配置される。図2に示されるように、熱交換器セクション20の正面側には、正面カバー22が配置される。図3には、正面カバー22を外した状態が記載されている。正面カバー22は、鋼板材料等により形成される。正面カバー22は、熱交換器セクション20に対して着脱可能である。正面カバー22を取り外すことにより、第1熱交換器4Aやヘッダ42、分配装置46などのメンテナンスが可能になる。
前述されたように、フィルタ10は、冷媒に含まれる様々な不純物を捕捉する。フィルタ10の補足性能は、長時間の使用により低下する。長時間使用したフィルタ10は、交換等のメンテナンスを必要とする。
図3に示されるように、フィルタ10は、分配装置46またはヘッダ42の近くに配置される。例えば、フィルタ10は、分配装置46の下方であって、ヘッダ42と水平方向に並んで配置される。これにより、フィルタ10は、熱交換器セクション20の正面側に配置される。そのため、正面カバー22を取り外すことにより、フィルタ10を容易にメンテナンスすることができる。
第1の実施形態の変形例の冷凍サイクル装置について説明する。
図4は、第1の実施形態の変形例の冷凍サイクル装置の回路図である。変形例の冷凍サイクル装置101は、複数の第1熱交換器4Ar,4Asを有する点で、第1の実施形態とは異なる。第1の実施形態と同様である点についての変形例の説明は省略される。
圧縮機2と膨張装置5との間において、冷媒流路8は第1流路8rおよび第2流路8sに分岐される。第1流路8rには、第1熱交換器4Arおよびフィルタ10rが配置される。第2流路8sには、第1熱交換器4Asおよびフィルタ10sが配置される。一対のフィルタ10r,10sは、冷媒の流通方向において膨張装置5の上流側に配置される。一対のフィルタ10r,10sに代えて、1個の共通フィルタを配置してもよい。共通フィルタは、一対の流路8r,8sと膨張装置5との間の冷媒流路8に配置される。
図5は変形例の冷凍サイクル装置の平面図であり、図6は正面図である。図5に示されるように、一対の第1熱交換器4Ar,4Asは、平板状に形成される。一対の第1熱交換器4Ar,4Asは、熱交換器セクション20の両側面に沿って配置される。一対の第1熱交換器4Ar,4Asの水平方向の第1端部は熱交換器セクション20の正面側に配置され、第2端部は背面側に配置される。熱交換器セクション20の正面側には正面カバー22が配置され、背面側には背面カバー23が配置される。一対の第1熱交換器4Ar,4Asの第1端部には、それぞれヘッダ42および分配装置46が配置される。
冷凍サイクル装置1の性能を向上させるため、1個の第1熱交換器4Aを大型化することが考えられる。第1熱交換器4Aを大型化すると、冷媒を均等に分配することが困難になる。これにより、第1熱交換器4Aの熱交換効率が低下するため、冷凍サイクル装置1の性能の向上に限界がある。これに対して、一対の第1熱交換器4Ar,4Asを採用することにより、それぞれの第1熱交換器4Ar,4Asに対して冷媒が均等に分配される。したがって、冷凍サイクル装置1の性能が向上する。
図6に示されるように、一対のフィルタ10r,10sは、熱交換器セクション20に配置される。一対のフィルタ10r,10sは、一対の第1熱交換器4Ar,4Asの分配装置46またはヘッダ42の近くに配置される。これにより、変形例の冷凍サイクル装置101は、第1の実施形態と同様の効果を有する。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態の冷凍サイクル装置の回路図である。第2の実施形態の冷凍サイクル装置201は、フィルタ10の両側に第1膨張装置5Aおよび第2膨張装置5Bを有する点で、第1の実施形態とは異なる。第1の実施形態と同様である点についての第2の実施形態の説明は省略される。
冷凍サイクル装置201は、四方弁3と、切換ユニット9と、を有する。
四方弁3は、第1熱交換器4A、膨張装置5および第2熱交換器4Bの冷媒流路8における冷媒の流通方向を切り換える。四方弁3が図7の状態にあるとき、圧縮機2から吐出された冷媒は、第1熱交換器4A、膨張装置5、第2熱交換器4Bの順に流通する。このとき、第1熱交換器4Aは凝縮器(放熱器)として機能し、第2熱交換器4Bは蒸発器(吸熱器)として機能する。四方弁3が図7の状態から切り換わると、圧縮機2から吐出された冷媒は、第2熱交換器4B、膨張装置5、第1熱交換器4Aの順に流通する。このとき、第2熱交換器4Bは凝縮器(放熱器)として機能し、第1熱交換器4Aは蒸発器(吸熱器)として機能する。
膨張装置5は、第1膨張装置5Aと、第2膨張装置5Bと、を有する。第1膨張装置5Aは、冷媒流路8においてフィルタ10と第1熱交換器4Aとの間に配置される。第2膨張装置5Bは、冷媒流路8においてフィルタ10と第2熱交換器4Bとの間に配置される。四方弁3が図7の状態にあるとき、フィルタ10は、冷媒の流通方向において第2膨張装置5Bの上流側に配置される。四方弁3が図7の状態から切り換わると、フィルタ10は、冷媒の流通方向において第1膨張装置5Aの上流側に配置される。
切換ユニット9は、四方弁3の切り換えに伴って、冷媒の流通方向におけるフィルタ10と膨張装置5との相対位置を切り換える。切換ユニット9は、第1バイパス流路6Aと、第1バイパス弁7Aと、第2バイパス流路6Bと、第2バイパス弁7Bと、を有する。第1バイパス流路6Aは、第1膨張装置5Aに対して並列に配置され、冷媒流路8に沿って第1膨張装置5Aをバイパスする。第1バイパス弁7Aは、第1バイパス流路6Aに配置され、第1バイパス流路6Aを開閉する。第2バイパス流路6Bは、第2膨張装置5Bに対して並列に配置され、冷媒流路8に沿って第2膨張装置5Bをバイパスする。第2バイパス弁7Bは、第2バイパス流路6Bに配置され、第2バイパス流路6Bを開閉する。
四方弁3が図7の状態にあるとき、切換ユニット9は、第1膨張装置5Aを全閉とし、第1バイパス弁7Aを全開とし、第2バイパス弁7Bを全閉とする。これにより、第1熱交換器4Aから流出した冷媒は、第1バイパス流路6A、フィルタ10、第2膨張装置5Bの順に流通する。第2膨張装置5Bは、冷凍サイクル装置201の膨張装置5として機能する。すなわち、冷凍サイクル装置201が所望の性能を発揮するように、第2膨張装置5Bの開度が調整される。フィルタ10は、冷媒の流通方向において第2膨張装置5Bの上流側に配置される。フィルタ10により、冷媒に含まれる様々な不純物が捕捉される。したがって、第2膨張装置5Bに対する不純物の詰まりが抑制される。
四方弁3が図7の状態から切り換わると、切換ユニット9は、第2膨張装置5Bを全閉とし、第2バイパス弁7Bを全開とし、第1バイパス弁7Aを全閉とする。これにより、第2熱交換器4Bから流出した冷媒は、第2バイパス流路6B、フィルタ10、第1膨張装置5Aの順に流通する。第1膨張装置5Aは、冷凍サイクル装置201の膨張装置5として機能する。すなわち、冷凍サイクル装置201が所望の性能を発揮するように、第1膨張装置5Aの開度が調整される。フィルタ10は、冷媒の流通方向において第1膨張装置5Aの上流側に配置される。フィルタ10により、冷媒に含まれる様々な不純物が捕捉される。したがって、第1膨張装置5Aに対する不純物の詰まりが抑制される。
図8は第2の実施形態の冷凍サイクル装置の平面図であり、図9は正面図である。図8に示されるように、第1熱交換器4Aの水平方向の第1端部には、ヘッダ42および分配装置46が配置される。図9に示されるように、分配装置46の下方にフィルタ10が配置される。分配装置46とフィルタ10との間に、第1膨張装置5A、第1バイパス流路6Aおよび第1バイパス弁7Aが配置される。すなわち、第1膨張装置5A、第1バイパス流路6Aおよび第1バイパス弁7Aは、熱交換器セクション20に配置される。図7に示されるように、第2膨張装置5B、第2バイパス流路6Bおよび第2バイパス弁7Bは、機械室28に配置される。
図9に示されるように、分配装置46と第1熱交換器4Aの第1端部との間には、両者を接続する複数のキャピラリチューブ47が配置される。四方弁3が図7の状態から切り換わると、冷媒は、第2熱交換器4B、フィルタ10、第1膨張装置5A、第1熱交換器4Aの順に流通する。第2熱交換器4Bから流出した気液二相冷媒は、図9に示されるフィルタ10および第1膨張装置5Aを通って、分配装置46に流入する。冷媒は、分配装置46により分配され、複数のキャピラリチューブ47に流入する。複数のキャピラリチューブ47の長さは、第1熱交換器4Aの熱交換効率が大きくなるように調整されている。例えば、上下方向に並んで配置される複数の伝熱管に対して、液相の冷媒が同等に供給されるように、複数のキャピラリチューブ47の長さが調整されている。
図9に示されるように、フィルタ10は、熱交換器セクション20に配置される。フィルタ10は、第1熱交換器4Aの分配装置46またはヘッダ42の近くに配置される。これにより、第2の実施形態の冷凍サイクル装置201は、第1の実施形態と同様の効果を有する。
前述された第2の実施形態において、切換ユニット9は、四方弁3の切り換えに伴って、冷媒の流通方向におけるフィルタ10と膨張装置5との相対位置を切り換える。第2の実施形態の冷凍サイクル装置201は、1個のフィルタ10と、膨張装置5として機能し得る第1膨張装置5Aおよび第2膨張装置5Bと、を有する。これに対して、切換ユニット9は、1個の膨張装置5と、フィルタとして機能し得る第1フィルタおよび第2フィルタと、を有してもよい。この場合には、第1フィルタに対して第1バイパス流路6Aおよび第1バイパス弁7Aが配置され、第2フィルタに対して第2バイパス流路6Bおよび第2バイパス弁7Bが配置される。
前述された第2の実施形態において、切換ユニット9は、四方弁3の切り換えに伴って、冷媒の流通方向におけるフィルタ10と膨張装置5との相対位置を切り換える。第2の実施形態の切換ユニット9は、第1バイパス流路6Aと、第1バイパス弁7Aと、第2バイパス流路6Bと、第2バイパス弁7Bと、を有する。これに対して、切換ユニット9は、フィルタ10および膨張装置5における冷媒の流通方向を切り換える第2四方弁を有してもよい。切換ユニット9は、四方弁3の切り換えに伴って、第2四方弁を切り換える。この場合の冷凍サイクル装置は、1個のフィルタ10と、1個の膨張装置5と、を有する。
第2の実施形態の変形例の冷凍サイクル装置について説明する。
図10は、第2の実施形態の変形例の冷凍サイクル装置の回路図である。変形例の冷凍サイクル装置301は、複数の第1熱交換器4Ar,4Asを有する点で、第2の実施形態とは異なる。前述された第1の実施形態もしくはその変形例または第2の実施形態と同様である点についての変形例の説明は省略される。
圧縮機2と第2熱交換器4Bとの間において、冷媒流路8は第1流路8rおよび第2流路8sに分岐される。第1流路8rには、第1熱交換器4Ar、第1膨張装置5Ar、フィルタ10rおよび第2膨張装置5Brが配置される。第2流路8sには、第1熱交換器4As、第1膨張装置5As、フィルタ10sおよび第2膨張装置5Bsが配置される。
切換ユニット9は、第1流路8rにおいて、第1バイパス流路6Arと、第1バイパス弁7Arと、第2バイパス流路6Brと、第2バイパス弁7Brと、を有する。切換ユニット9は、第2流路8sにおいて、第1バイパス流路6Asと、第1バイパス弁7Asと、第2バイパス流路6Bsと、第2バイパス弁7Bsと、を有する。
四方弁3が図10の状態にあるとき、切換ユニット9は、第1流路8rにおいて、第1膨張装置5Arを全閉とし、第1バイパス弁7Arを全開とし、第2バイパス弁7Brを全閉とする。これにより、第1熱交換器4Arから流出した冷媒は、第1バイパス流路6Ar、フィルタ10r、第2膨張装置5Brの順に流通する。すなわち、フィルタ10rは、冷媒の流通方向において第2膨張装置5Brの上流側に配置される。第2流路8sにおいても同様である。
四方弁3が図7の状態から切り換わると、切換ユニット9は、第1流路8rにおいて、第2膨張装置5Brを全閉とし、第2バイパス弁7Brを全開とし、第1バイパス弁7Arを全閉とする。これにより、第2熱交換器4Bから流出した冷媒は、第2バイパス流路6Br、フィルタ10r、第1膨張装置5Arの順に流通する。すなわち、フィルタ10rは、冷媒の流通方向において第1膨張装置5Arの上流側に配置される。第2流路8sにおいても同様である。
一対のフィルタ10r,10sは、熱交換器セクション20に配置される。切換ユニット9は、四方弁3の切り換えに伴って、第1流路8rにおけるフィルタと膨張装置との相対位置を切り換える。フィルタ10rは、冷媒の流通方向において第1膨張装置5Arまたは第2膨張装置5Brの上流側に配置される。第2流路8sにおいても同様である。これにより、変形例の冷凍サイクル装置301は、第2の実施形態と同様の効果を有する。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、熱交換器セクション20に配置されるフィルタ10を持つ。これにより、冷凍サイクル装置の大型化を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,101,201,301…冷凍サイクル装置、2…圧縮機、3…四方弁、4A…第1熱交換器、4B…第2熱交換器、5…膨張装置、5A…第1膨張装置、5B…第2膨張装置、6A…第1バイパス流路、6B…第2バイパス流路、7A…第1バイパス弁、7B…第2バイパス弁、8…冷媒流路、10…フィルタ、20…熱交換器セクション、28…機械室。

Claims (3)

  1. 圧縮機、第1熱交換器、膨張装置および第2熱交換器に対して冷媒を流通させる冷媒流路と、
    前記第1熱交換器が配置される熱交換器セクションと、
    前記膨張装置、前記第2熱交換器および前記圧縮機が配置される機械室と、を有し、
    前記冷媒は、CFIを含み、
    前記冷媒流路は、ヨウ素イオンを捕捉可能なフィルタを有し、
    前記フィルタは、前記冷媒の流通方向において前記膨張装置の上流側に配置され、
    前記フィルタは、前記熱交換器セクションに配置される、
    冷凍サイクル装置。
  2. 前記第1熱交換器、前記膨張装置および前記第2熱交換器における前記冷媒の流通方向の切り換えに伴って、前記冷媒の流通方向における前記フィルタと前記膨張装置との相対位置を切り換える切換ユニットを有する、
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記膨張装置は、前記冷媒流路において前記フィルタと前記第1熱交換器との間に配置される第1膨張装置と、前記冷媒流路において前記フィルタと前記第2熱交換器との間に配置される第2膨張装置と、を有し、
    前記切換ユニットは、前記第1膨張装置に対して並列に配置される第1バイパス流路と、前記第1バイパス流路に配置される第1バイパス弁と、前記第2膨張装置に対して並列に配置される第2バイパス流路と、前記第2バイパス流路に配置される第2バイパス弁と、を有する、
    請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
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