JP2021039669A - 理美容院店舗運営システム - Google Patents

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美奈子 日比谷
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美奈子 日比谷
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Abstract

【課題】受付から施術を経て精算に至るまでの店舗運営のおける一連の流れ全体を効率化することができる、理美容院店舗運営システムを得る。【解決手段】自動受付タブレット22により、来店客は、自己を特定する個人特定情報を入力すると、店舗管理サーバ21は、受付番号を順次対応付けて受付処理する。受付処理により、受付番号とQRコードとが表示された受付票が発行される。QRコードを読み取ると、待ち人数が表示されたウェブサイトにアクセスできる。待ち人数は、店内表示装置25にも表示される。スタッフ用携帯端末26には、受付処理された来店客の一覧が施術開始状況とともに表示され、その一覧から特定の来店客に対応する個別カルテ表示画面も表示される。個別カルテ表示画面には、来店客の属性情報へのアクセスを可能とするボタンが表示されている。精算時には、精算情報に対応づけられたQRコードが表示された精算票が発行される。【選択図】 図2

Description

本発明は、理美容院店舗運営システムに関する。
従来、理美容院の店舗運営を効率化するため、各種のシステムが提案されている。例えば、特許文献1には予約管理に関するシステムが提案され、特許文献2には顧客のヘアスタイル管理に関するシステムが提案されている。
特開2004−178110号公報 特開2006−172360号公報
しかしながら、上記特許文献をはじめ、店舗運営の効率化は予約、顧客情報の管理等といった、店舗運営の場面ごと個別の効率化を図るもののとどまっているという現状がある。
そこで、本発明は、受付から施術を経て精算に至るまでの店舗運営のおける一連の流れ全体を効率化することができる、理美容院店舗運営システムを得ることを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明は、
理美容院店舗を運営する店舗運営システムであって、
来店客が自己を特定する個人特定情報を入力する受付情報入力手段と、
前記個人特定情報が入力されるたびに、前記個人特定情報に受付番号を順次対応付けて受付処理する受付処理手段と、
前記個人特定情報ごとの施術開始状況に基づいて、施術非開始となっている来店客の数を、待ち人数情報として表示するウェブページを作成するウェブページ作成手段と、
前記ウェブページにアクセスするURLと対応づけられた二次元の受付時コードを生成する受付時コード生成手段と、
前記受付番号と前記受付時コードとが表示された受付票を発行する受付票発行手段と、
施術非開始となっている複数の受付番号のうち、最も小さい受付番号を案内予定番号とし、当該案内予定番号と前記待ち人数情報とを表示する店内表示手段と、
受付処理された来店客の一覧が前記施術開始状況とともに表示される受付一覧表示画面と、前記来店客の一覧から特定の来店客を選択することで、前記特定の来店客に対応する個別カルテ表示画面とを表示させるスタッフ用表示手段と、
予め登録された個人情報に会員番号を付与して会員情報として記憶するとともに、個々の会員情報に、その会員に関する属性情報を紐づけて記憶する会員情報記憶手段と、
前記個別カルテ表示画面に表示され、前記個人特定情報に合致する前記会員情報が存在する場合に、前記属性情報へのアクセスを可能とする属性ボタンと、
来店客に施術された施術内容とそれに応じた請求料金とを含む精算情報に対応づけられた二次元の精算時コードを生成する精算時コード生成手段と、
前記精算時コードが表示された精算票を発行する精算票発行手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、来店客の受付時には、来店客が個人特定情報の入力作業を行うことにより、受付番号が自動的に付与されるとともに、受付番号と受付時コードとが表示された受付票が発行されて、受付処理が実施される。そのため、来店客ごとに店舗スタッフが受付処理を行う必要がなく、店舗スタッフは受付対応に時間が割かれることを防げる。自動受付がなされる場合でも、来店客は、店内表示された待ち人数情報や案内予定番号によって、どの程度待てばよいかを認識できる。また、受付時コードを読み取ってURLにアクセスすれば待ち人数を把握できるため、来店客は、施術開始までの待ち時間を店舗外で過ごすことが可能となる。
店舗スタッフにおいては、表示手段に表示された受付一覧表示画面を見ることで、受付状況や施術開始状況を一見して把握できる。施術開始の順番が来た来店客に対して施術を開始する場合には、受付一覧から該当する来店客を選択することにより、その来店客の個別カウンセリング画面が表示される。個別カウンセリング画面では、当該来店客が会員として登録されていれば、属性ボタンを操作することにより、登録された属性情報、例えば、来店履歴、過去の施術内容等にアクセスできる。店舗スタッフは、属性情報を参考に、ヘアスタイルやカラー等について効率的かつ適切にアドバイスを行うことができる。
精算時においては、精算コードが表示された精算票を用いて、来店客は、当該精算コードを読み取る装置を有する精算装置を用いて、自己精算することができる。これにより、精算時においても、店舗スタッフが現金のやり取りやクレジットカード処理を行う必要がなくなり、精算対応に割かれる時間を削減できる。
このように、受付から施術を経て精算に至るまでの一連の流れにおいて、個々の場面ごとで店舗スタッフの時間短縮を実現でき、全体を効率化することができる。
店舗運営システムの全体構成を示すブロック図。 店舗ごとに設置される店舗個別システムを示すブロック図。 受付時処理を示すフローチャート。 受付時処理において、自動受付タブレットに表示される表示画面を示す図。 (a)は受付票を示す図であり、(b)は来店客の携帯情報端末に受付番号と待ち人数とが表示された画面を示す図である。 店内表示装置に表示される待ち人数表示画面を示す図。 会員情報登録処理を示すフローチャート。 会員情報登録処理において、スタッフ用携帯情報端末に表示される画面を示す図。 施術開始とその後の処理を示すフローチャート。 施術開始とその後の処理において、スタッフ用携帯情報端末に表示される画面を示す図。 精算処理を示すフローチャート。 精算処理において表示される精算処理画面を示す図。 おまとめ精算時において表示される画面を示す図。
以下、本発明の理美容院店舗運営システムを具体化した実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、美容院における店舗運営システムに適用された場合を想定している。
まず、本実施形態の店舗運営システムのシステム構成について、図1及び図2を参照しがら説明する。
図1に示すように、店舗運営システム10は、全体管理サーバ11と、店舗個別システム12とを有している。
全体管理サーバ11は、デスクトップ型又はノート型のコンピュータ装置であり、例えば複数の店舗を統括する本部事務所等に設置される。全体管理サーバ11は、店舗運営システム10の全体を管理する。例えば、店舗ごとで登録される会員情報のすべてを統括管理したり、各店舗における受付や施術の状況、売上げの状況などを集計したり、管理したりする。
店舗個別システム12は、店舗ごとに設置される。店舗個別システム12は、店舗管理サーバ21を有している。全体管理サーバ11と店舗ごとの店舗管理サーバ21とは、インターネット網Nを通じて相互に情報通信が可能である。その一方で、店舗管理サーバ21同士では相互の情報通信ができないようになっている。なお、全体管理サーバ11には、客が所持する携帯情報端末13も、インターネット網Nを通じて接続することが可能となっている。
図2に示すように、店舗ごとに設置される店舗個別システム12は、前述した店舗管理サーバ21の他に、自動受付タブレット22と、読取り装置23と、印刷装置24と、店内表示装置25と、スタッフ用携帯情報端末26とを有している。
店舗管理サーバ21は、デスクトップ型又はノート型のコンピュータ装置であり、例えば店舗の客応対カウンター等に少なくとも1台設置される。自動受付タブレット22と、読取り装置23と、印刷装置24及び店内表示装置25も、客応対カウンター等に、店舗の規模に応じて一つ又は複数設置される。スタッフ用携帯情報端末26は、店舗スタッフの数よりも多く設けられ、各スタッフはそれぞれが所持する。なお、図2では、スタッフ用携帯情報端末は1台のみ図示されている。店舗管理サーバ21は、客が所持する携帯情報端末13と、インターネット網Nを通じて接続可能となっている。
店舗管理サーバ21は、情報処理部31を備えている。情報処理部31はCPUやメモリ等によって構成されるマイクロコンピュータであり、受付時処理、会員情報処理、精算処理、受付や施術状況の管理処理、店舗売上の内容や金額の集計、店舗スタッフの勤務管理などの各種処理を行うための各種プログラムを実行する。また、プログラムを実行するにあたっては、情報処理部31は、実行される処理に応じて必要なウェブページを作成したり、QRコード(登録商標)を生成したりする。
情報処理部31には記憶部32が接続されている。記憶部32には、上記各種処理をそれぞれ実行するためのプログラム情報32a、受付リスト情報32b、施術メニュー情報32c、会員情報32dなどが記憶されている。記憶部32は、会員情報記憶手段に相当する。
受付リスト情報32bは、店舗が営業する日ごとに、自動受付タブレット22を用いて受付を済ませた来店客の氏名が受付順にリスト化されたものである。受付リスト情報32bは、来店客の受付が完了するごとに、当該客の氏名が追加されてリストが更新される。受付した来店客の氏名には、受付番号と、当該来店客が受付時に選択した選択メニュー情報と、受付時刻とが対応づけられた状態で記憶されている。また、来店客に対するその後の施術状況により、施術を開始したことの情報、施術開始時刻、実際に来店客に対して施術する個別施術内容情報、個別施術内容の料金、精算情報、精算処理を完了したことの情報、施術を担当する店舗スタッフ情報も、受付番号に対応づけられた状態で記憶される。
施術メニュー情報32cは、店舗において来店客に提供する施術内容の一覧である。大項目として、カット、カラー、パーマ、シャンプー、スタイリング及びトリートメント等に分類されている。各大項目については、さらに細かく小項目が分類されており、階層化されている。例えば、大項目のうち「カット」であれば、小項目として、「デザインカット(女性)」、「キッズカット」、「デザインカット(男性)」、「ティーンズカット(中学生)」及び「ティーンズカット(高校生)」という施術内容が設定されている。実際に来店客に対して施術される施術内容である上記個別施術内容情報は、この小項目のメニュー情報から来店客が所望して選択された情報である。
会員情報32dには、店舗における会員として登録された人について、その会員個々人の氏名、生年月日、電話番号、住所等の個人情報が含まれている。各会員には固有の識別情報として、会員番号が付与されている。個々の会員番号には、当該会員の来店履歴、当該会員が過去に受けた施術に関する写真情報やテキスト情報、当該会員が過去に購入した商品の履歴情報、当該会員への接客に関するメモ情報などの各種属性情報が紐づけられている。
受付リスト情報32bにおいてリスト化された来店客が会員である場合には、当該来店客の受付番号は、会員情報32dとも対応づけられる。なお、店舗ごとに設置される店舗個別システム12の会員情報32dは、全体管理サーバ11によって管理される会員情報と同期される。そのため、全体管理サーバ11では、全店舗の店舗個別システム12に記憶されている会員情報32dにアクセスすることが可能となっている。
情報処理部31には、表示部33及び入力部34が接続されている。入力部34の操作によって選択された処理のプログラムを情報処理部31が実行する場合において、該当する処理に応じた各種画面が表示部33に表示される。入力操作が必要な場合は、入力部34を用いて行われる。
自動受付タブレット22は、店舗内の出入口近くの客応対カウンター等に設置される。自動受付タブレット22は、来店客の受付時における入力処理を実行する。自動受付タブレット22は、店舗管理サーバ21と有線又は無間によって接続され、双方向での情報通信をすることが可能となっている。自動受付タブレット22は受付情報入力手段に相当する。
自動受付タブレット22は、記憶部41を有している。記憶部41には、自動受付タブレット22が行う受付入力処理を実行するためのプログラム情報41a及び受付メニュー情報41bなどが記憶されている。受付メニュー情報41bは、店舗管理サーバ21における施術メニュー情報32cのうちの大項目である。施術メニュー情報32cの大項目が更新されると、受付メニュー情報41bも自動的に更新される。自動受付タブレット22の画面には、自動受付処理を行うための各種入力画面、営業日や受付メニュー情報41bに関する設定画面等が表示される。表示された画面上のボタンを押すことで入力作業が行われる。
読取り装置23は、バーコードやバーコードの一種であるQRコード等の二次元コードを読み取る。読取り装置23は店舗管理サーバ21と接続され、読み取った二次元コードに対応づけられている情報を店舗管理サーバ21に送信する。印刷装置24は店舗管理サーバ21と接続され、情報処理部31の指示により、接続受付完了時に受付番号等の情報が表示された受付票Rと、精算完了時に料金や支払方法等の情報が表示された精算票を印刷する。読取り装置23や印刷装置24は、情報処理部31と有線又は無線によって接続されている。
店内表示装置25は、待ち人数等の情報を表示するディスプレイである。店内表示装置25は、店舗内の出入口付近に設けられる待合スペースの天井側や客応対カウンター等に設置される。店内表示装置25は店舗管理サーバ21と接続され、情報処理部31の指示により、待ち人数等の指示情報を表示する。店内表示装置25は、店内表示手段に相当する。
スタッフ用携帯情報端末26は、スマートフォンやタブレット端末であり、個々の店舗スタッフによって所持されたり、店舗スタッフによって所持されずに会員登録専用として準備されていたりする。スタッフ用携帯情報端末26は、来店客への施術管理を行ったり、店舗スタッフのワークポイントを入力したり、非会員の来店客の会員登録処理を行ったりする。スタッフ用携帯情報端末26は、店舗管理サーバ21とインターネット網Nを通じて接続され、双方向で情報通信することが可能となっている。
スタッフ用携帯情報端末26は、記憶部42を備えている。記憶部42には、スタッフ用携帯情報端末26によって行われる上記の処理や入力を実行するためのプログラム情報42aなどが記憶されている。スタッフ用携帯情報端末26の画面には、上記の各種処理を行うための各種画面が表示される。表示された画面上のボタンを押すことで入力作業が行われる。スタッフ用携帯情報端末26は、スタッフ用表示手段に相当する。
ワークポイントとは、スタッフが実施した施術内容の実績を示すものである。カウンセリング、カット、シャンプー、ブローなどのように、ワークポイントの入力対象となる作業内容は、細かく分類されている。作業内容ごとに、作業負荷や難易度等に応じたポイントが、全体管理サーバ11又は店舗管理サーバ21を用いて予め設定されている。
来店客への施術実施時には、実施する施術内容に対して設定された個々の作業内容について、店舗スタッフによって担当者が設定される。作業終了後に、店舗スタッフが作業済みであることを入力すると、スタッフ用携帯情報端末26から当該情報を受領した店舗管理サーバ21は、担当したスタッフの実績情報に、予め設定されたポイントを付与する。実績情報は、店舗管理サーバ21の記憶部32に記憶されている。ポイント付与の結果を集計することにより、スタッフの実績が把握される。なお、ワークポイントの入力対象となる個々の作業内容は、施術メニューによって異なる。店舗管理サーバ21の情報処理部31は、ポイント付与手段に相当する。
スタッフ用携帯情報端末26は、カメラ部43を備えている。カメラ部43は静止画又は動画を撮影する機能を有し、撮影された画像データを所定のデータフォーマットで記憶部42に記憶する。
次に、以上の店舗運営システム10において、店舗個別システム12によって実行される処理として、受付時処理について、図3乃至図5に基づいて説明する。
図3に示すように、受付時処理は、店舗管理サーバ21の情報処理部31と、自動受付タブレット22とによって実行される。はじめに、自動受付タブレット22において、ステップS101では、受付初期画面51を表示させる。受付初期画面51は、図4(a)に示すように、会員登録済みで会員証を有している客が選択する会員ボタン52(会員証をお持ちの方がこちら)と、会員登録されておらず会員証を有していない客が選択する非会員ボタン53(会員証をお持ちでない方はこちら)とが表示されている。
来店して受付する客がいずれかのボタン52,53を押すと、次のステップS102にて個人特定情報入力が行われる。会員ボタン52が押された場合、会員番号を入力する画面を表示させる。一方、非会員ボタン53が押された場合、氏名を入力する画面を表示させる。会員番号が入力されるか又は氏名が入力されると、その入力された情報(会員番号又は氏名)を、自動受付タブレット22は、来店客を特定する個人特定情報として店舗管理サーバ21に送信する。
店舗管理サーバ21は、受信した当該個人特定情報を記憶部32に一時的に記憶する。それとともに、ステップS103にて、個人特定情報が会員番号である場合には、記憶部32に記憶されている会員情報32dから当該会員番号の会員情報32dを読み出し、読み出した会員情報32dと紐づける。
自動受付タブレット22における上記ステップS102の個人特定情報入力処理において、受付する来店客は、会員番号の入力に代えて、持参した会員証に表示されたバーコードを読取り装置23によって読み取らせることも可能となっている。会員証に表示されたバーコードは、その会員番号と対応付けられている。この場合、受付する客が、会員番号の入力に代えて、自己の保有する会員証のバーコードを読取り装置23で読み取らせると、店舗管理サーバ21は、ステップS104にて、個人特定情報である会員番号を把握する。その後、会員番号を把握したことを示す情報を、自動受付タブレット22に送信する。これにより、自動受付タブレット22は、会員番号の入力があったことを把握し、次のステップに進む。この場合、ステップS102における個人特定情報の送信やステップS103における会員情報32dとの紐づけは行われない。
自動受付タブレット22において、上記ステップS102にて個人特定情報を店舗管理サーバ21に送信した後、又はステップS104にて会員情報32dの読取りをした後、続くステップS105にて受付時施術メニューの選択が行われる。この場合、自動受付タブレット22には、図4(b)に示すように、メニュー選択画面54が表示される。メニュー選択画面54のうち、メニュー選択ボタン55を押すと、図4(c)に示すように、記憶部41に受付メニュー情報41bとして記憶されている、施術メニューの大項目がリスト化された項目画面56が表示される。受付する客は、その施術メニューの中から所望する施術内容を選択する。図4(b)に示すように、選択された施術内容はメニュー選択画面54に表示される。受付する客は、所望するすべての施術内容を選択し終えると、決定ボタン57を押す。これにより、自動受付タブレット22は、決定された施術内容を受付時選択施術内容情報として店舗管理サーバ21に送信する。
店舗管理サーバ21は、受信した受付時の選択施術内容情報を記憶部32に一時的に記憶する。それとともに、受信した受付時選択施術内容情報を、ステップS102にて受信した個人特定情報と紐づける。
自動受付タブレット22における上記ステップS105の受付時施術内容情報の選択処理において、受付する客は、画面上での選択に代えて、来店前に予め購入した施術内容と対応づけられたQRコードを、読取り装置23によって読み取らせることも可能となっている。この場合、受付する来店客が、自己の携帯情報端末13に表示されたり、用紙に印刷されたりしたQRコードを読み取らせると、店舗管理サーバ21は、ステップS106にて、事前購入した施術内容に対応する受付時選択施術内容情報を把握する。
来店前に施術内容を購入することを希望する場合、その購入希望者は、自己の携帯情報端末13を用いて、全体管理サーバ11が提供するウェブサイトにアクセスする。所定のログイン手続を経た上で、施術を希望する店舗や施術内容をメニューの中から選択し、電子決済することによって施術内容を購入する。購入対象となる施術内容は、施術メニュー情報32cにも記憶されている小項目のメニュー情報か又は事前購入用に設定された施術内容となっている。
決済完了により、全体管理サーバ11は、購入された施術内容に対応づけられたQRコードを生成する。そして、全体管理サーバ11は、その記憶部14に登録された客の電子メールアドレスに、生成したQRコードを表示するウェブページにアクセス可能なURLを送信する。購入者は、送信されたURLにアクセスし、ウェブページ上に表示されたQRコードを用紙に印刷した印刷物を来店時に持参するか、自己の携帯情報端末13において表示させる。これにより、事前購入した施術内容と対応するQRコードを読み取り可能な状態とすることができる。
なお、ここでのQRコードは、施術内容コードに相当する。また、全体管理サーバ11は、施術内容販売手段、購入受付手段、メールアドレス記憶手段、施術内容コード生成手段、URL送信手段にそれぞれ相当する。
自動受付タブレット22において、上記ステップS105にて受付時選択メニュー情報を店舗管理サーバ21に送信した後、店舗管理サーバ21では、ステップS107にて、個人特定情報に対して受付番号を付与する。付与する受付番号は、直前の受付時処理にて付与された番号に続く自然数となる。
続くステップS108では、店舗管理サーバ21は、記憶部32に記憶された受付リスト情報32bに、受付番号が付与された個人特定情報を追加して、受付リスト情報32bを更新する。これにより、受付処理がなされる。店舗管理サーバ21の情報処理部31は受付処理手段に相当する。
さらに続くステップS109では、店舗管理サーバ21は、印刷装置24に対して、受付票Rを印刷するように指示する。印刷装置24は、指示を受けて受付票Rを印刷する。店舗管理サーバ21の情報処理部31及び印刷装置24は、受付票発行手段に相当する。
図5(a)に示すように、受付票Rには、受付した来店客の氏名、受付時選択メニュー情報の内容、受付番号が表示されるとともに、待ち人数を確認するためのQRコードが表示される。店舗管理サーバ21は、受付リスト情報32bに基づいて、待ち人数情報を把握し、把握した待ち人数と受付番号とを表示するウェブページを生成する。QRコードは、そのウェブページのURLと対応付けられ、店舗管理サーバ21によって作成される。
受付が完了して、受付票Rを所持する来店客が、自己の携帯情報端末13を用いてQRコードを読み取り、それと対応付けられたURLにアクセスすると、携帯情報端末13には、図5(b)に示すように、自己の受付番号と待ち人数とが表示される。ここでのQRコードは、受付時コードに相当し、店舗管理サーバ21の情報処理部31はウェブページ作成手段及び受付時コード生成手段に相当する。なお、受付した来店客が当該店舗の会員である場合、全体管理サーバ11によって提供される自己の会員サイトに携帯情報端末13を用いてアクセスすると、全体管理サーバ11は、会員サイト画面に当該会員の受付番号と待ち人数とを表示させる。
その後、ステップS110において、店舗管理サーバ21は印刷装置24による受付票Rの印刷が完了したことを確認すると、ステップS111にて、自動受付タブレット22は、表示する画面を初期画面に復帰させる。これにより、受付時処理は終了する。続いて来店した客が受付する場合には、ステップS101から再度同じ受付処理を実行する。
次に、店舗管理サーバ21によって実行される受付表示処理について、図6を参照しながら説明する。
受付表示処理において、店舗管理サーバ21は、店内表示装置25に、待ち人数表示画面61を店舗営業中、常時表示させる。図6に示すように、待ち人数表示画面61は、待ち人数表示部62と、案内予定表示部63と、呼出中番号表示部64とを有している。
待ち人数表示部62には、施術開始に至っていない人数を表示する。その人数は、受付リスト情報32bに基づいて、施術開始したことの情報が付与されていない来店客数を店舗管理サーバ21によって把握する。
案内予定表示部63には、施術開始に至っていない受付番号であり、かつ呼出したことの情報が付与されていない受付番号の中で最も小さい番号を、次の案内予定番号として表示する。案内予定番号として表示される受付番号は、受付リスト情報32bに基づいて、店舗管理サーバ21によって把握する。店舗管理サーバ21は、次の案内予定番号に続く複数の受付番号も、注意喚起のために、案内予定表示部63に併せて表示させる。
呼出中番号表示部64には、施術開始の順番が来て店舗スタッフが呼出しをしたにもかかわらず、待合スペースに不在であったためにその呼出に応じず、施術開始することができなかった受付番号を表示する。その受付番号は、受付リスト情報32bに基づいて、店舗管理サーバ21によって把握する。後述するように、施術開始時には、スタッフ用携帯情報端末26に表示される来店客一覧画面81において、施術開始ボタン82(後述する図9(a)参照)が店舗スタッフによって操作される。施術開始ボタン82が操作された受付番号が、案内予定番号よりも大きい数字であった場合は、施術未開始であってかつ施術開始ボタン82が押された受付番号より小さい受付番号が、呼出に応じなかった番号として把握される。具体的には、案内予定番号が「5番」であるのに対して、施術開始ボタン82が操作された受付番号が「7番」であった場合、店舗管理サーバ21は、「5番」と「6番」とが呼出に応じなかった番号として把握する。
次に、スタッフ用携帯情報端末26及び店舗管理サーバ21によって実行される会員情報登録処理について、図7乃至図9を参照しながら説明する。
図7に示すように、会員情報登録処理では、ステップS201において、スタッフ用携帯情報端末26にスタッフ端末初期画面71を表示させる。図8(a)に示すように、スタッフ端末初期画面71は、会員登録ボタン72と、カルテボタン73とを有している。
ステップS202にて店舗スタッフが会員登録ボタン72を操作したことが把握される、スタッフ用携帯情報端末26は、続くステップS203にて、店舗管理サーバ21の記憶部32に記憶された受付リスト情報32b及び会員情報32dを取得する。次のステップS204にて、スタッフ用携帯情報端末26は、取得した情報に基づいて、図8(b)に示すように、受付を済ませた来店客の受付番号順の一覧と、個々の客が会員登録済みであるか未登録であるかを示す会員登録一覧画面74を表示させる。
会員登録一覧画面74では、未登録の来店客については、未登録ボタン75が表示される。未登録となっている来店客からの聴き取りにより、すでに別の店舗で会員登録されていることが判明した場合は、ステップS205にて、店舗スタッフは会員検索処理を行う。この処理では、店舗スタッフは未登録ボタン75を押した上で、全体管理サーバ11の記憶部14に記憶管理されている会員情報を検索する画面を表示させる。店舗スタッフは、当該会員情報から該当する会員を検索し、ヒットした会員の登録情報を取得する操作を行う。それによって取得した登録情報は、店舗管理サーバ21において、ステップS206にて会員情報32dとして記憶部32に記憶する。
一方、他のどの店舗でも会員登録していない来店客については、当該来店客が会員登録を望む場合、ステップS207にて会員登録処理を行う。この処理では、店舗スタッフは、未登録ボタン75を操作した上で、会員登録画面を表示させる。当該画面を表示させたスタッフ用携帯情報端末26を来店客に貸与し、その来店客によって住所、氏名、生年月日、電子メールアドレス等の必要事項を入力し、会員登録を行う。登録された情報は、店舗管理サーバ21において、ステップS208にて会員情報32dとして記憶部32に記憶する。
次に、スタッフ用携帯情報端末26及び店舗管理サーバ21を用いて行われる、施術開始とその後の処理について、図9を参照しながら説明する。
図9に示すように、新たに施術を開始する来店客を迎える場合、店舗スタッフは、ステップS301にて、スタッフ用携帯情報端末26に表示されたスタッフ端末初期画面71(図8(a)参照)を表示させる。ステップS302にて店舗スタッフがカルテボタン73を押したことが把握されると、スタッフ用携帯情報端末26は、続くステップS303にて、店舗管理サーバ21の記憶部32に記憶された受付リスト情報32bを取得する。次のステップS304にて、スタッフ用携帯情報端末26は、取得した受付リスト情報32bに基づいて、図10(a)に示すように、受付を済ませた来店客の一覧が示された来店客一覧画面81を表示する。来店客一覧画面81は、受付一覧表示画面に相当する。
来店客一覧画面81では、精算を完了した来店客が一覧の下端に表示され、施術中又は施術開始前の来店客が受付番号順に並べられている。ここでは、受付番号及び氏名の他、受付時刻、施術開始した場合はその開始時刻、施術開始していない場合は施術開始ボタン82が表示される。その他にも、担当者選択ボタン83、個別カルテ選択ボタン84も表示される。
施術開始の順番が来た来店客について施術を開始する場合、店舗スタッフは、来店客一覧画面81の中から、施術開始に至っていない受付番号のうち最も小さい番号を把握し、その氏名を読み上げて呼び出す。この時、当該受付番号の来店客が呼出に応じない場合は、呼出に応じないとして、その次の受付番号の氏名を読み上げて呼び出す。来店客が呼出に応じた場合、店舗スタッフは、ステップS305にて、その応じた来店客に対して施術開始処理を行う。
この処理では、店舗スタッフは、来店客一覧画面81に表示された来店客の中から該当する来店客を選択し、当該来店客の欄に表示された施術開始ボタン82を押す。併せて、店舗スタッフは、担当者選択ボタン83により、主担当者を誰にするかを選択する。施術を開始する来店客の受付番号、施術開始したことの情報及び主担当者の情報を、店舗管理サーバ21に送信する。これらの情報を受信した店舗管理サーバ21は、ステップS306にて、受付リスト情報32bにおける対象来店客の情報として、施術開始したことの情報及び担当する店舗スタッフの情報が付与される。
施術開始後、主担当となった店舗スタッフにより、ステップS307にて、スタッフ用携帯情報端末26を用いてカウンセリングを実施する。カウンセリングでは、店舗スタッフは、個別カルテ選択ボタン84を操作すると、図10(b)に示すように、個別カルテ表示画面91が表示される。個別カルテ表示画面91は、履歴ボタン92、接客メモボタン93、写真メモボタン94、メニューボタン95、お客様写真ボタン96、ワークポイント(WP)ボタン97を有している。
そのうち履歴ボタン92、接客メモボタン93及び写真メモボタン94を押すと、店舗管理サーバ21から提供される会員情報32dに基づいて、それぞれに対応する情報が表示される。これらのボタン92〜94は、属性ボタンに相当する。履歴ボタン92を押せば当該来店客の来店・施術履歴が表示され、接客メモボタン93や写真メモボタン94を押せば、当該来店客が過去の受けた施術に関する写真情報やテキスト情報、接客に関するメモ情報が表示される。そのため、店舗スタッフはこれらの情報をカウンセリングに利用できる。例えば、ヘアカラーを施術する場合、トーン票を見るだけでは一見して違いが分かりにくい。その場合に、施術履歴とそれに対する来店客の印象なども考慮しながらカラー選択することで、来店客のイメージにより合致した施術内容を選択することができる。
カウンセリングにおいては、主担当の店舗スタッフは、受付時に来店客が選択した受付時選択施術内容をもとにしながら、来店客の要望をさらに聴き取り、具体的に実施する施術内容を選択する。この時、店舗スタッフがメニューボタン95を押すと、店舗管理サーバ21から提供される施術メニュー情報32cに基づいて、大項目の下に階層化された小項目メニューが表示される。店舗スタッフは、その小項目メニューの中から来店客の希望に添う施術内容を選択する。スタッフ用携帯情報端末26は、これにより選択された施術内容を、該当する来店客に対して実施される個別施術内容情報として、店舗管理サーバ21に送信する。
個別施術内容情報を受信した店舗管理サーバ21は、ステップS308にて、当該情報を受付リスト情報32bにおける対象来店客の情報として追加する。施術開始時の処理としてはこれで終了となる。その後、上記の施術開始時の処理にて選択された個別施術内容に沿った施術を来店客に対して実施する。
なお、お客様写真ボタン96は、それを押すことによって、スタッフ用携帯情報端末26が有するカメラ部43が起動する。施術終了後のヘアスタイルをこのカメラ部43によって撮影することで、今回の来店時における写真情報として会員情報32dに記憶させることができる。
ワークポイント(WP)ボタン97は、それを押すことによって、図10(c)に示すように、ワークポイント入力画面98が表示される。このワークポイント入力画面98には、カウンセリング、カット、シャンプー、ブローなどの個々の施術項目の一覧が表示された項目一覧部98aと、それぞれを担当する担当者名が表示された担当者表示部98bとが設けられている。これにより、店舗スタッフは、個々の施術をどのスタッフが実施するかを把握できる。個別の施術を実施するごとに又はすべての施術が完了した時点で、店舗スタッフは、選択欄98cをタップして作業完了の入力操作を行う。ワークポイント入力画面98が表示されるスタッフ用携帯情報端末26は、作業済み入力手段に相当する。
次に、店舗管理サーバ21により実施される精算処理について、図11乃至図12を参照しながら説明する。
図11に示すように精算処理では、ステップS401にて、店舗スタッフは、店舗管理サーバ21の表示部33に、精算処理画面101を表示させる。図12に示すように、精算処理画面101は、来店客一覧を表示する一覧表示部102と、来店客ごとに設けられる個別精算ボタン103と、おまとめ精算を実行するためのおまとめ精算ボタン104とを有している。
続くステップS401では、店舗スタッフにより、個別精算ボタン103が操作されたか否かを判定する。店舗スタッフが、施術完了によって精算対象となる来店客を、一覧表示部102の中から選択し、当該来店客の欄に表示された個別精算ボタン103を操作すると、判定を肯定して次のステップS403に進み、個別精算処理を実施する。一方、追加の精算処理が不要なため、店舗スタッフによって個別精算ボタン103が操作されない場合、判定を否定して、個別精算処理は実施しない。
個別精算処理では、店舗管理サーバ21は、個別精算画面(図示略)を表示させる。個別精算画面には、当該来店客に対して実施された個別施術内容とその請求料金等の精算情報が表示される。それと併せて、施術メニュー情報32cに記憶された施術内容の一覧も表示することが可能となっている。施術内容が施術途中で追加された場合には、その追加された施術内容を選択して精算対象に追加する。また、店内販売商品のリストも表示可能となっており、来店客が所望する商品を購入する場合も、精算対象に追加する。その他、個別精算画面には、現金、クレジットカード、ICカード等の支払方法を選択して入力するボタンも表示される。店舗スタッフは、このボタンを使用して、来店客がいずれの支払方法を選択するかを入力する。
続くステップS404では、来店客からの要望を受けて、店舗スタッフにより、おまとめ精算ボタン104が操作されたか否かが判定される。おまとめ精算ボタン104が操作される場合は、店舗スタッフにより、まとめ精算した料金の支払者となる来店客を選択状態とした上で行われる。おまとめ精算ボタン104が操作された場合は判定を肯定して次のステップS405に進み、おまとめ精算処理を実施する。
おまとめ精算処理では、図13(a)に示すように、店舗管理サーバ21は、まとめ精算画面105を表示させる。店舗スタッフにより来店客検索ボタン106が操作されると、店舗管理サーバ21は、図13(b)に示すように、対象となる来店客を選択するためのチェックボックスが付与された来店客の一覧ウインドウ107を表示させる。一覧ウインドウ107には、施術完了しているか否かにかかわらず、受付リスト情報32bとして記憶されているすべての来店客が表示される。支払者となる来店客の申し出により、店舗スタッフは、一覧ウインドウ107の中からまとめ精算の対象とする来店客を選択する。店舗スタッフの操作により一覧ウインドウ107を閉じると、まとめ精算画面105において、支払者として選択された来店客を筆頭に、まとめ精算の対象となった来店客の一覧が表示される。筆頭の来店客の欄には、支払者ボタン108が表示されている。
次のステップS406にて、支払者ボタン108が店舗スタッフにより操作されたことが把握されると、続くステップS407において、店舗管理サーバ21は、印刷装置24に対し、精算票(図示略)を印刷するように指示する。印刷装置24は、指示を受けて精算票を印刷する。
以上と異なり、おまとめ精算ボタン104が操作されなかった場合は、先のステップS404にて判定を否定して次のステップS408に進む。ステップS408において、個別精算処理において表示された個別精算画面の最終精算ボタンが、店舗スタッフによって操作されたことが把握されると、ステップS407に進み、店舗管理サーバ21は、前述したように精算票を印刷するように指示する。
印刷装置24は、指示を受けて精算票を印刷する。精算票には、来店客の氏名、受付番号、QRコードが表示される。QRコードは、精算金額及び支払方法等を含む精算情報と対応づけられており、店舗管理サーバ21によって生成される。来店客は、精算票に表示されたQRコードを、店内に設置された精算装置に読み取らせることで料金精算する。なお、ここでのQRコードは精算時コードに相当する。店舗管理サーバ21の情報処理部31は精算時コード生成手段に、店舗管理サーバ21の情報処理部31及び印刷装置24は精算票発行手段に相当する。
ステップS407に続くステップS409では、店舗管理サーバ21は、個別精算における最終清算ボタン又はおまとめ精算における支払者ボタン108が操作され、精算が完了したことを受付リスト情報32bに反映させる。これにより、受付リスト情報32bでは、個別精算をした来店客又はまとめ精算の対象となった来店客について、精算完了の情報が付与される。この場合、スタッフ用携帯情報端末26において、カルテボタン73が操作された場合に表示される来店客一覧画面81(図10(a)参照)では、精算完了の情報が付与された来店客は、施術開始前の状態である場合を除き、施術開始前の来店客一覧の下端に表示される。その後、店舗管理サーバ21は精算処理を終了する。
なお、事前に施術内容を購入していた場合であって、施術内容の変更や追加がない場合には、来店客の受付番号には、受付時において、店舗管理サーバ21によって精算済みであることの情報が対応づけられる。そのため、スタッフ用携帯情報端末26に表示される来店客一覧画面81でも施術内容を事前購入した来店客については精算済みの表示がなされ、店舗スタッフがそのことを把握できるようになっている。その場合は、上記のような精算処理は省略される。
以上詳述した店舗運営システム10によれば、次のような効果が得られる。
(1)来店客の受付時には、来店客が会員情報又は氏名の入力作業を行うことにより、受付番号が自動的に付与されるとともに、受付番号とQRコードとが表示された受付票Rが発行されて、受付処理が実施される。そのため、来店客ごとに店舗スタッフが受付処理を行う必要がなく、店舗スタッフは受付対応に時間が割かれることを防げる。自動受付がなされる場合でも、来店客は、店内表示装置25に表示された待ち人数や案内予定番号によって、どの程度待てばよいかを認識できる。また、受付票RのQRコードを読み取ってURLにアクセスすれば待ち人数を把握できるため、来店客は、施術開始までの待ち時間を店舗外で過ごすことが可能となる。
店舗スタッフにおいては、スタッフ用携帯情報端末26に表示された来店客一覧画面81を見ることで、受付状況や施術開始状況を一見して把握できる。施術開始の順番が来た来店客に対して施術を開始する場合には、来店客一覧画面81において該当する来店客の欄における個別カルテ選択ボタン84を操作することにより、その来店客の個別カルテ表示画面91がスタッフ用携帯情報端末26に表示される。個別カルテ表示画面91では、履歴ボタン92、接客メモボタン93及び写真メモボタン94を操作することにより、来店履歴、過去の施術内容、接客メモにアクセスできる。店舗スタッフは、これらの情報を参考に、ヘアスタイルやカラー等について効率的かつ適切にアドバイスを行うことができる。
精算時においては、QRコードが表示された精算票を用いて、来店客は、精算装置にQRコードを読み取らせて、自己精算できる。これにより、精算時においても、店舗スタッフが現金のやり取りやクレジットカード処理を行う必要がなくなり、精算対応に割かれる時間を削減できる。
このように、受付から施術を経て精算に至るまでの一連の流れにおいて、個々の場面ごとで店舗スタッフの時間短縮を実現でき、全体を効率化することができる。
(2)精算時において、来店客が所望すれば、当該来店客が指定する一人又は複数の来店客の料金もまとめて精算するように、精算時のQRコードを発行されて精算票に表示される。これにより、家族で来店した場合には、その家族全員分の料金をまとめて精算するという来店客の要望に応え、利便性を高めることができる。精算の効率化が図られるため、店舗にとっても精算処理を効率化することができる。
(3)来店客は、全体管理サーバ11が提供するウェブサイトにアクセスした上で、当該ウェブサイトにて、施術を希望する店舗や施術内容をメニューの中から選択し、事前に施術内容を購入できる。施術内容を事前購入した場合は、予め登録された電子メールアドレスに、購入した事前購入施術内容に対応づけられたQRコードを表示するウェブページにアクセス可能なURLが送信される。送信されたURLにアクセスし、ウェブページ上に表示されたQRコードを、受付時において読取り装置23に読み取らせることで、受付時のメニュー選択や精算処理を省略できる。そのため、例えば親が子供用の施術内容を事前に購入し、QRコードが印刷された用紙を子供に持参させることで、現金を持たせることなく子供を店舗に行かせることができる。
(4)個別カルテ表示画面91に表示されたワークポイント(WP)ボタン97を操作することにより、ワークポイント入力画面98がスタッフ用携帯情報端末26に表示され、ワークポイント入力画面98を用いて、ワークポイントが入力される。店舗管理サーバ21は、設定されたポイントを担当したスタッフに付与する。そのポイント付与の結果を集計することにより、スタッフの実績を把握し、人事評価や実績給与の評価等を行うための資料として使用することができる。
(5)店内表示装置25には、呼出中番号表示部64が設けられ、施術開始の順番が来て店舗スタッフが呼出しをしたにもかかわらず、その呼出に応じず、施術開始することができなかった受付番号を、来店客が認識できるようになっている。店舗外に出ていて呼出に応じられなかった来店客は、この表示を見れば、自らがすでに呼出されていることを一見して認識できるため、店舗スタッフにすぐに声掛けして、次に呼び出してもらうよう促すことができる。
なお、本実施形態の店舗運営システム10は、上記した実施形態の構成に限られるものではなく、例えば次のような構成を採用してもよい。
(a)上記実施の形態では、施術メニュー情報32cは、テキストで表現された施術内容を想定していたが、テキストだけでなく、当該施術内容による施術結果をイメージする施術写真を、施術内容に組み合わせて記憶させるようにしてもよい。この場合、図10(a)に示す個別カルテ表示画面91において、メニューボタン95を押すと、施術内容のテキスト表示とともに施術写真も併せて表示される。
(b)上記実施の形態では、施術メニュー情報32cにおいて、施術メニューの大分類をカット、パーマ等の施術内容に関する分類を設定している。それに代えて又はそれに加えて、施術結果としてのヘアスタイルを大分類として設定するようにしてもよい。これにより、「ショートヘア」や「ロングヘア」といった一般的なヘアスタイルの項目の他、季節ごとにおすすめするヘアスタイルをまとめた「季節のおすすめヘア」、流行のヘアスタイルをまとめた「トレンドヘア」等を大分類として設定できる。これにより、来店客は自ら所望する施術内容を決めやすくなるというメリットがある。
(c)上記実施の形態では、施術メニュー情報32cと会員情報32dとはそれぞれ独立に利用されているが、それに加えて、両者を連携させるようにしてもよい。その場合、スタッフ用携帯情報端末26に表示される個別カルテ表示画面91には、例えば「おすすめスタイル」ボタンが設けられる。当該ボタンが店舗スタッフにより操作されると、それを店舗管理サーバ21が把握する。店舗管理サーバ21は、会員情報32dとして記憶されている施術履歴、接客メモに書かれた来店客の好み、過去に受けた施術に関する写真などの情報に基づいて、施術メニュー情報32cの中から当該来店客の好みに合致するヘアスタイルを選び出す。その選出結果の情報をスタッフ用携帯情報端末26に送信し、それを受けたスタッフ用携帯情報端末26は、選出結果情報としてのおすすめスタイル、その写真を表示させる。これにより、来店客は自らの好みに合致したスタイルを選択しやすくなる。
(d)カラーの施術を行った場合は、会員情報32dに記憶されている属性情報として、施術した色の識別番号を記憶するようにしてもよい。この場合、例えば、スタッフ用携帯情報端末26の個別カルテ表示画面91には、前回カラーを施術したこと、そのカラーの識別番号を表示させる情報欄が設けられる。店舗スタッフは、カウンセリング時において、その識別番号を把握した上で、来店客から前回施術した色の印象(例えば、少し明るすぎたなど)を聴き取って、今回施術する色の識別番号を決定すれば、来店客の好みにより合致した色を設定できる。
(e)上記実施の形態では、全体管理サーバ11及び店舗管理サーバ21はデスクトップ型又はノート型のコンピュータ装置とした。これに代えて、全体管理サーバ11及び店舗管理サーバ21をタブレット型のコンピュータ装置としてもよい。
(f)本発明の店舗運営システムとしては、店舗個別システム12だけでも完結しているため、単独の店舗であれば、全体管理サーバ11を省略してもよい。この場合、施術内容を事前購入するウェブサイト等の管理も、店舗管理サーバ21によって行われる。
(g)上記実施の形態では、本発明の理美容院店舗運営システムが、美容院における店舗運営システムに適用された場合を想定しているが、理容院における店舗運営システムに適用してもよい。
10…店舗運営システム、21…店舗管理サーバ、23…読取り装置、24…印刷装置、25…店内表示装置、32…記憶部、81…来店客一覧画面、91…個別カルテ表示画面。

Claims (5)

  1. 理美容院店舗を運営する店舗運営システムであって、
    来店客が自己を特定する個人特定情報を入力する受付情報入力手段と、
    前記個人特定情報が入力されるたびに、前記個人特定情報に受付番号を順次対応付けて受付処理する受付処理手段と、
    前記個人特定情報ごとの施術開始状況に基づいて、施術非開始となっている来店客の数を、待ち人数情報として表示するウェブページを作成するウェブページ作成手段と、
    前記ウェブページにアクセスするURLと対応づけられた二次元の受付時コードを生成する受付時コード生成手段と、
    前記受付番号と前記受付時コードとが表示された受付票を発行する受付票発行手段と、
    施術非開始となっている複数の受付番号のうち、最も小さい受付番号を案内予定番号とし、当該案内予定番号と前記待ち人数情報とを表示する店内表示手段と、
    受付処理された来店客の一覧が前記施術開始状況とともに表示される受付一覧表示画面と、前記来店客の一覧から特定の来店客を選択することで、前記特定の来店客に対応する個別カルテ表示画面とを表示させるスタッフ用表示手段と、
    予め登録された個人情報に会員番号を付与して会員情報として記憶するとともに、個々の会員情報に、その会員に関する属性情報を紐づけて記憶する会員情報記憶手段と、
    前記個別カルテ表示画面に表示され、前記個人特定情報に合致する前記会員情報が存在する場合に、前記属性情報へのアクセスを可能とする属性ボタンと、
    来店客に施術された施術内容とそれに応じた請求料金とを含む精算情報に対応づけられた二次元の精算時コードを生成する精算時コード生成手段と、
    前記精算時コードが表示された精算票を発行する精算票発行手段と、
    を備えたことを特徴とする理美容院店舗運営システム。
  2. 前記精算時コード生成手段は、前記精算情報をまとめる来店客として選択された複数の来店客の前記精算情報をまとめ、そのまとめ精算情報に対応づけられた前記精算時コードを生成することを特徴とする請求項1に記載の理美容院店舗運営システム。
  3. 二次元コードを読み取る読取り装置を備え、
    来店客が所望する施術内容に対応づけられた二次元コードを、前記読取り装置によって読み取ることにより、来店客が所望する前記施術内容が前記個人特定情報と対応づけられるようになっており、
    前記施術内容を、インターネットを通じて販売する施術内容販売手段をさらに備え、
    前記施術内容販売手段は、
    店舗における施術メニュー情報を表示するウェブサイトを通じて、施術内容の購入を受け付ける購入受付手段と、
    前記施術内容の購入受付時に入力された電子メールアドレスを、前記施術内容の購入者と対応づけた状態で記憶するメールアドレス記憶手段と、
    購入された前記施術内容に対応づけられた二次元の施術内容コードを生成する施術内容コード生成手段と、
    前記施術内容コードを表示するウェブページにアクセス可能なURLを、前記電子メールアドレスに宛てて送信するURL送信手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の理美容院店舗運営システム。
  4. 前記個人特定情報には、当該個人特定情報を有する来店客に対して施術される施術内容が対応づけられており、
    前記施術内容に含まれる複数の作業内容ごとに、前記作業内容が終了した場合に、作業終了したことを入力する作業済み入力手段と、
    作業済み入力に基づいて、前記作業内容ごとに予め設定されたポイントを前記作業内容を実施した担当者に付与するポイント付与手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の理美容院店舗運営システム。
  5. 前記店内表示手段は、
    施術開始の順番になっても呼出しに応じなかった受付番号を呼出中番号として表示するものであり、かつ、
    前記個人特定情報ごとの施術開始状況に基づいて、施術開始された受付番号が前記案内予定番号よりも大きい数字であった場合に、施術開始されておらずかつ施術開始された受付番号より小さい受付番号を、呼出しに応じなかった前記受付番号として把握することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の理美容院店舗運営システム。
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