JP2021037984A - ラベル貼付設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品表面の状態に拘らず、当該物品に対してラベルを適切に貼付することが可能なラベル貼付設備を実現する。【解決手段】ラベル貼付設備100は、搬送装置1と、ラベル貼付装置2と、支持部31を有する支持部材3と、を備えている。ラベル貼付装置2は、幅方向Wに沿う出退方向に沿って出退する出退部21と、出退部21に設けられたラベル保持部22にラベルを供給するラベル供給部23と、を備え、出退部21を突出させて、ラベル保持部22に保持されたラベルを搬送面Fに載置された対象物品9に押し付ける押圧動作と、出退部21を引退させてラベル保持部22を引退状態に戻す復帰動作と、を行う。支持部31は、搬送面Fに載置された対象物品9を挟んでラベル貼付装置2と出退方向に対向するように配置され、押圧動作により押圧された対象物品9を、ラベル貼付装置2の側とは反対側から支持する。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送面に載置された対象物品を規定の搬送方向に沿って搬送する搬送装置と、対象物品にラベルを貼付するラベル貼付装置と、を備えたラベル貼付設備に関する。
このようなラベル貼付設備の一例が、特開2009−292487号公報(特許文献1)に開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に付す符号は、特許文献1のものである。
特許文献1に記載された技術では、搬送装置(6)に対して、物品(2)の搬送方向に直交する幅方向の外側に、ラベル貼付装置(15)を配置している。ラベル貼付装置(15)は、上記幅方向に沿って出退するように構成された出退部にラベルを保持可能に構成されている。そして、このラベル貼付装置(15)の出退部が、搬送装置(6)に載置された物品(2)に向かって突出及び接触することによって、出退部の先端に保持されていたラベル(8)が物品(2)の側面に貼付される。これにより、特許文献1に記載された技術では、物品(2)の搬送途中に、物品(2)の側面にラベル(8)を貼付することが可能となっている。
特開2009−292487号公報
ところで、取り扱われる物品の種類によっては、ラベルを貼付する対象箇所となる物品表面の状態が、例えば、霜、氷、水滴などが付着していたり、凹凸が設けられていたりするなど、ラベルの貼付に適さない状態となっている場合がある。このような場合には、物品の表面にラベルを強く押し付けて貼付する必要が生じ得る。しかしながら、特許文献1に記載された技術では、搬送装置(6)上において、物品(2)を、その幅方向の位置がラベル貼付装置(15)に対して一定距離の位置となるように搬送しているだけであるため、物品(2)に対するラベル(8)の押し付け力を強くしても、物品(2)が搬送面上で押し付け方向(幅方向)にずれるだけであり、ラベル(8)を物品(2)に強く押し付けて貼付し難い。
上記実状に鑑みて、物品表面の状態に拘らず、当該物品に対してラベルを適切に貼付することが可能なラベル貼付設備の実現が望まれる。
本開示に係るラベル貼付装置は、
搬送面を備え、当該搬送面に載置された対象物品を規定の搬送方向に沿って搬送する搬送装置と、
前記対象物品にラベルを貼付するラベル貼付装置と、
支持部を有する支持部材と、を備え、
前記搬送面に平行な方向であって前記搬送方向に直交する方向を幅方向として、
前記ラベル貼付装置は、前記幅方向に沿う出退方向に沿って出退する出退部と、前記出退部に設けられたラベル保持部に前記ラベルを供給するラベル供給部と、を備え、前記出退部を突出させて、前記ラベル保持部に保持された前記ラベルを前記搬送面に載置された前記対象物品に押し付ける押圧動作と、前記出退部を引退させて前記ラベル保持部を引退状態に戻す復帰動作と、を行い、
前記支持部は、前記搬送面に載置された前記対象物品を挟んで前記ラベル貼付装置と前記出退方向に対向するように配置され、前記押圧動作により押圧された前記対象物品を、前記ラベル貼付装置の側とは反対側から支持する。
本構成によれば、ラベル貼付装置の押圧動作によって押圧された搬送面上の対象物品を、ラベル貼付装置の側とは反対側から、支持部によって支持することができる。これにより、対象物品の幅方向の移動を規制した状態で、当該対象物品に対して幅方向にラベルを強く押し付けることができる。従って、本構成によれば、対象物品の表面状態が良好である場合は当然のこと、例えば対象物品の表面に霜、氷、水滴などが付着しているような、表面状態が良好でない場合であっても、対象物品に対して適切にラベルを貼付することが可能となる。また、復帰動作により出退部を引退状態とすることで、対象物品の幅方向の大きさに拘らず、出退部が対象物品の搬送の妨げとならないようにできる。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
ラベル貼付設備の模式平面図 物品の斜視図 ラベル貼付装置による押圧動作と復帰動作とを示す図 ラベル貼付設備の制御ブロック図 ラベル貼付設備の制御手順を示すフローチャート 第2実施形態に係るラベル貼付設備の模式平面図 第2実施形態に係るラベル貼付設備の制御手順を示すフローチャート 第3実施形態に係るラベル貼付設備の一部を示す模式平面図
〔第1実施形態〕
ラベル貼付設備は、例えば、複数の物品の搬送、仕分け、或いは、保管等を行う物品搬送設備に用いられる。このようなラベル貼付設備は、物品搬送設備内において搬送される物品に、必要な情報が示されたラベルを貼付する。以下、ラベル貼付設備の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、ラベル貼付設備100は、搬送面Fを備え、当該搬送面Fに載置された対象物品9を規定の搬送方向Lに沿って搬送する搬送装置1と、対象物品9にラベル8(図2参照)を貼付するラベル貼付装置2と、を備えている。
対象物品9は、例えば、出荷前の商品又は当該商品が収容された容器等である。図2に示すように、対象物品9は、当該対象物品9の情報が示されたラベル8が貼付されるラベル貼付面9fを備えている。このようなラベル8に示される対象物品9の情報には、例えば、内容物の種類、数、重量などの属性情報や、出荷先、出荷元、出荷日時などの搬送情報等が含まれ得る。本実施形態では、対象物品9は冷凍品である。より具体的には、対象物品9は、冷凍品が封入される袋体、又は、冷凍品が収容された段ボールケースやコンテナ等の筐体である。図示の例では、対象物品9は、冷凍品が収容された直方体状の筐体であり、より詳しくは、段ボールケースである。上述のラベル貼付面9fは、対象物品9の側面に設定される。換言すれば、ラベル貼付面9fは、直方体状の対象物品9における、上面および下面以外の表面に設定される。
上述のように、対象物品9が冷凍品或いはこれを収容する容器である場合、対象物品9の表面には、霜、氷、水滴などが付着し易い。そのため、このようなものを対象物品9とする場合、対象物品9の表面の状態がラベル8の貼付に適さない状態となっている場合がある。本開示に係るラベル貼付設備100は、対象物品9の表面状態がラベル8の貼付に適さない状態であるか否かに拘らず、対象物品9に対して適切にラベル8を貼付することが可能に構成されている。以下、具体的に説明する。
なお、以下では、搬送面Fに平行な方向であって搬送方向Lに直交する方向を幅方向Wとする。また、幅方向Wの一方側を幅方向第1側W1とし、他方側を幅方向第2側W2とする。
図1に示すように、搬送装置1は、搬送面Fに載置された対象物品9を搬送方向Lに沿って搬送する。本実施形態では、搬送装置1は、ローラコンベヤとして構成されている。従って、本例において搬送面Fは、搬送装置1が備える複数のローラそれぞれの上面を繋いで構成される仮想面である。なお、上記のような構成に限定されることなく、搬送装置1は、例えばベルトコンベヤとして構成されていても良いし、搬送台車を備えた構成とされていても良いし、これらを組み合わせて構成されていても良い。
本実施形態では、搬送装置1は、搬送方向Lに沿って区分された複数の搬送エリアを備えている。図1に示す例では、搬送装置1は、搬送方向Lの上流側から下流側に向かって、第1搬送エリアA1、第2搬送エリアA2、第3搬送エリアA3、及び、第4搬送エリアA4を備えている。ラベル貼付設備100は、設備内の各装置又は各部を制御する制御部Cを備えており、上記の各搬送エリアA1〜A4は、制御部Cによって個別に制御される(図4も参照)。
ラベル貼付装置2は、対象物品9の側面に設定されたラベル貼付面9fに、当該対象物品9の情報が示されたラベル8(図2参照)を貼付する。ラベル貼付装置2は、搬送装置1に対して幅方向W(幅方向第1側W1)に隣接して配置されている。また、ラベル貼付装置2は、搬送面F上に設定された貼付エリアPAに対応して配置されている。本例では、貼付エリアPAは、第3搬送エリアA3に設定されている。すなわち、ラベル貼付装置2は、第3搬送エリアA3に対応して配置されている。
ラベル貼付装置2は、幅方向Wに沿う出退方向に沿って出退する出退部21と、出退部21に設けられたラベル保持部22にラベル8を供給するラベル供給部23と、を備えている。そして、ラベル貼付装置2は、出退部21を突出させて、ラベル保持部22に保持されたラベル8を搬送面Fに載置された対象物品9に押し付ける押圧動作と、出退部21を引退させてラベル保持部22を引退状態に戻す復帰動作と、を行う。本実施形態では、出退部21は、幅方向Wに沿う軸状に形成されている。そして、ラベル保持部22は、当該出退部21の先端部分、ここでは出退部21の幅方向第2側W2の端部に設けられている。
図3において仮想線で示すように、ラベル保持部22は、ラベル貼付装置2の押圧動作により、搬送面Fに対して平面視で重複する位置に突出し、搬送面Fに載置された対象物品9(ラベル貼付面9f)に対して接触可能となっている。これにより、ラベル貼付装置2は、ラベル保持部22に保持されているラベル8を対象物品9(ラベル貼付面9f)に貼付することが可能となっている。一方、図3において実線で示すように、ラベル保持部22は、ラベル貼付装置2の復帰動作により、搬送面Fに対して平面視で重複しない位置、すなわち、搬送装置1に対して幅方向Wの外側に引退する。これにより、ラベル貼付装置2は、ラベル保持部22が搬送面F上における対象物品9の搬送の妨げとならないようにできる。ラベル8の貼付後、ラベル保持部22が引退した状態で、当該ラベル保持部22には、次に貼付されるラベル8がラベル供給部23によって供給される。ラベル貼付装置2は、制御部Cによって制御される(図4も参照)。
ここで、上述のように、対象物品9の表面(ラベル貼付面9f)が、例えば霜、氷、水滴などが付着しているなどしてラベル8の貼付に適さない状態である場合には、対象物品9の表面にラベル8を強く押し付けて貼付する必要が生じ得る。しかしながら、搬送面F上の対象物品9に対する押し付け力を強くすると、対象物品9が押し付け方向(幅方向W)にずれる可能性があり、対象物品9に対してラベル8を適切に貼付し難いことがある。
図1に示すように、本開示に係るラベル貼付設備100は、支持部31を有する支持部材3を備えている。支持部31は、搬送面Fに載置された対象物品9を挟んで、ラベル貼付装置2と出退部21の出退方向(幅方向W)に対向するように配置され、ラベル貼付装置2の押圧動作により押圧された対象物品9を、ラベル貼付装置2の側(幅方向第1側W1)とは反対側(幅方向第2側W2)から支持する。このような構成により、対象物品9の幅方向Wの移動を規制した状態で、当該対象物品9に対して幅方向Wにラベル8を強く押し付けることができる。従って、本構成によれば、対象物品9の表面状態が良好である場合は当然のこと、上述のように対象物品9の表面に霜、氷、水滴などが付着しているような、表面状態が良好でない場合であっても、対象物品9に対して適切にラベル8を貼付することが可能となる。
図示の例では、支持部材3は、ラベル貼付装置2に対して幅方向第2側W2に配置されている。また、支持部材3は、搬送装置1に対して幅方向Wの相対位置が固定された状態で配置されている。本例では、支持部材3は、搬送装置1に対して、幅方向Wの相対位置に加えて搬送方向Lの相対位置も固定された状態で配置されている。支持部31は、支持部材3における幅方向第1側W1の部分によって構成されており、搬送面Fよりも上方であって平面視で当該搬送面Fと重複する位置に配置されている。また、支持部31は、搬送面F上の対象物品9を搬送方向Lに摺動自在に支持する。支持部材3は、例えば、摩擦係数が小さくなるように表面加工の施された金属板や樹脂板などの板状部材を用いて構成される。支持部31は、当該支持部材3における幅方向第1側W1を向く面を含んで構成されている。
本実施形態では、搬送装置1は、ラベル貼付装置2よりも搬送方向Lの上流側において、対象物品9を搬送方向Lに搬送しつつ幅方向Wにおける支持部31の側(幅方向第2側W2)へ移動させる幅寄せ動作を行う幅寄せ部10を備えている。これにより、対象物品9が貼付エリアPAに搬送される前に、対象物品9の位置を、ラベル8を貼付するために適した位置となるように調整することができる。図示の例では、幅寄せ部10を構成する複数のローラのそれぞれの回転軸が、幅方向第2側W2から幅方向第1側W1へ向かうに従って搬送方向Lの下流側へ向かうように傾斜した姿勢で配置されている。これにより、対象物品9を、搬送方向Lに搬送しつつ幅方向第2側W2に移動させることができる。
図1に示すように、幅寄せ部10は、搬送面F上に設定された位置調整エリアAAに対応して配置されている。図示の例では、位置調整エリアAAは、第2搬送エリアA2に設定されている。本実施形態では、幅寄せ部10は、搬送面F上の対象物品9が位置調整エリアAAにおいて支持部31によって幅方向Wに支持される状態となるまで当該対象物品9を幅方向第2側W2に移動させる。このため、本例では、上述の支持部31(支持部材3)は、貼付エリアPAと位置調整エリアAAとに亘って配置されている。これにより、幅寄せ動作が行われる位置調整エリアAAにおいて、幅方向第2側W2に移動された対象物品9が支持部31によって支持される。
ラベル貼付装置2は、大きさの異なる複数種類の対象物品9のそれぞれに応じて、ラベル保持部22の突出量を調整するように構成されている。本実施形態では、ラベル貼付設備100は、ラベル貼付装置2よりも搬送方向Lの上流側において、対象物品9の幅方向Wの大きさである物品幅9wを検出する物品幅検出部S1を備えている。そして、制御部Cが、物品幅検出部S1により検出された物品幅9wに応じて、押圧動作におけるラベル保持部22の突出量を制御するように構成されている。これにより、図3に示すように、物品幅9wの異なる複数種類の対象物品9のそれぞれに対して、適切にラベル保持部22を押し付けてラベル8を貼付することが可能となっている。なお、本例では、物品幅検出部S1は、検出エリアDAに配置されている。そして、検出エリアDAは、貼付エリアPA(第3搬送エリアA3)よりも搬送方向Lの上流側のエリアである第1搬送エリアA1に設定されている。本実施形態では、検出エリアDAは、位置調整エリアAA(第2搬送エリアA2)に対しても、搬送方向Lの上流側に設定されている。また、物品幅検出部S1は、例えば、幅方向Wに沿って連続した光を照射する光センサにより構成され、対象物品9により光が遮られた範囲に基づいて当該対象物品9の物品幅9wを検出するように構成されている。本例では、物品幅検出部S1は、平面視で搬送面Fと重複するように配置されると共に、搬送面F上を搬送される対象物品9が干渉しない高さに配置される。物品幅検出部S1は、その下方を通過する対象物品9に光を照射して、当該対象物品9の物品幅9wを検出するように構成されている。
本実施形態では、物品幅検出部S1は、直方体状の対象物品9がラベル貼付面9fを幅方向第1側W1に向けた状態での、当該対象物品9の幅方向Wの大きさを検出する。対象物品9は、物品幅検出部S1によって検出され得る状態で、ラベル貼付面9fが搬送方向Lに沿うように搬送面F上を搬送される。本実施形態では、搬送装置1は、検出エリアDA又は検出エリアDAよりも搬送方向Lの上流側において、ラベル貼付面9fが幅方向第1側W1を向くような姿勢で、当該対象物品9が搬送装置1の搬送面Fに載置される。これにより、検出エリアDAにおいて、対象物品9の物品幅9wを適切に検出することができる。
次に、ラベル貼付設備100の制御構成について、図4を主に参照して説明する。
上述のように、ラベル貼付設備100は、制御部Cを備えている。制御部Cは、搬送装置1とラベル貼付装置2とを制御する。制御部Cと、搬送装置1及びラベル貼付装置2とは、有線又は無線によって、相互に通信可能に構成されている。制御部Cは、例えば、マイクロコンピュータ等のプロセッサ、メモリ等の周辺回路等を備えている。そして、これらのハードウェアとコンピュータ等のプロセッサ上で実行されるプログラムとの協働により、各機能が実現される。
本実施形態では、制御部Cは、搬送装置1における各搬送エリアA1〜A4を個別に制御する。具体的には、制御部Cは、各搬送エリアA1〜A4毎に、搬送停止を含めた対象物品9の搬送速度などを制御する。
本実施形態では、制御部Cは、物品幅検出部S1からの検出情報に基づいて、ラベル貼付装置2を制御する。具体的には、制御部Cは、物品幅検出部S1によって検出された対象物品9の物品幅9wに応じて、押圧動作におけるラベル保持部22の突出量を制御する。
本実施形態では、ラベル貼付設備100は、搬送面F上における対象物品9の有無を検出する位置センサSpを備えている。図1に示すように、位置センサSpは、貼付エリアPAに対応して配置されており、本例では、第3搬送エリアA3に対応して配置されている。制御部Cは、位置センサSpからの検出情報に基づいて、搬送装置1(貼付エリアPA、第3搬送エリアA3)及びラベル貼付装置2を制御する。本実施形態では、制御部Cは、位置センサSpによって貼付エリアPAの規定位置に対象物品9が有ることが検出された場合には、貼付エリアPAにおいて対象物品9の搬送を停止すると共に、ラベル貼付装置2による当該対象物品9に対する押圧動作を開始する。これにより、対象物品9を停止させた状態で、当該対象物品9に対して適切にラベル8を貼付することができる。本例では、位置センサSpは、光の遮断によって対象物品9の有無を検出する光センサにより構成されている。但し、このような構成に限定されることなく、位置センサSpは、例えば、カメラの撮影画像に対する画像認識結果に基づいて対象物品9の位置を検知する構成や、超音波やレーザ等を用いたエリアセンサを用いて対象物品9の位置を検知する構成や、対象物品9が貼付エリアPAを通過することに伴って押圧されるスイッチを用いて対象物品9の位置を検知する構成等とされていても良い。このような構成の他にも、位置センサSpは、対象物品9の有無を検出可能な公知の手段を用いて構成されていても良い。
次に、ラベル貼付設備100の制御手順について図5のフローチャートを主に参照して説明する。
ラベル貼付設備100では、まず、検出エリアDAにおいて、対象物品9の物品幅9wを検出する(ステップ#1)。本実施形態では、第1搬送エリアA1に対応して配置された物品幅検出部S1によって対象物品9の物品幅9wを検出する。次に、位置調整エリアAAにおいて、対象物品9を幅方向Wにおける支持部31の側(幅方向第2側W2)に幅寄せする幅寄せ動作を行う(ステップ#2)。本実施形態では、第2搬送エリアA2に対応して配置された幅寄せ部10によって幅寄せ動作を行う。
次に、ラベル貼付設備100では、貼付エリアPAの規定位置に対象物品9があるか否かを判断する(ステップ#3)。本実施形態では、第3搬送エリアA3に対応して配置された位置センサSpによって対象物品9の位置を検出し、これに基づいて規定位置に対象物品9が有るか否かを判断する。貼付エリアPAの規定位置に対象物品9が無いと判断された場合には(ステップ#3:No)、ステップ#3を繰り返し行う。貼付エリアPAの規定位置に対象物品9が有ると判断された場合には(ステップ#3:Yes)、搬送装置1の駆動を停止し、対象物品9の搬送を停止させる(ステップ#4)。そして、搬送停止後(ステップ#4)、停止した対象物品9に対してラベル8を貼り付けるための押圧動作を行う(ステップ#5)。押圧動作では、ラベル8を保持したラベル保持部22が、対象物品9のラベル貼付面9fに当該ラベル8を押し付ける。ラベル貼付設備100では、この押圧動作によって、対象物品9に対してラベル8を貼付する(ステップ#6)。そして、ラベル8の貼付後、ラベル保持部22を引退状態に戻す復帰動作を行う(ステップ#7)。これにより、ラベル保持部22を対象物品9の搬送の妨げとならない位置に配置する。その後、第3搬送エリアA3において、ラベル8が貼付された対象物品9の搬送を再開する(ステップ#8)。なお、詳細な図示は省略するが、ラベル8が貼付された対象物品9は、例えば出荷準備あるいは保管等の次の工程が行われる場所まで搬送される。
〔第2実施形態〕
次に、ラベル貼付設備100の第2実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。特に説明しない点については、上記第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、搬送装置1は、搬送方向Lの上流側から下流側に向かって、第1搬送エリアA1、第2搬送エリアA2、第3搬送エリアA3、第4搬送エリアA4、及び、第5搬送エリアA5を備えている。本実施形態では、第2搬送エリアA2に位置調整エリアAAが設定され、当該エリアに対応して幅寄せ部10が配置されている。また、第3搬送エリアA3に検出エリアDAが設定されている。そして、第4搬送エリアA4に貼付エリアPAが設定され、当該エリアに対応してラベル貼付装置2が配置されている。
本実施形態では、ラベル貼付設備100は、第3搬送エリアA3(検出エリアDA)において、幅寄せ部10により幅方向Wにおける支持部31の側(幅方向第2側W2)へ移動した状態の対象物品9と、引退状態でのラベル保持部22との幅方向Wの距離(以下、物品距離9dと称する。)を検出する距離検出部S2を備えている。距離検出部S2は、引退状態でのラベル保持部22に対応した幅方向Wの位置に配置されている。そして、当該引退状態でのラベル保持部22から対象物品9のラベル貼付面9fまでの幅方向Wの距離である物品距離9dを検出する。本実施形態では、距離検出部S2は、対象物品9が支持部31に接した状態での物品距離9dを検出する。支持部31は、第3搬送エリアA3及び当該第3搬送エリアA3(検出エリアDA)よりも搬送方向Lの上流側のエリアである第2搬送エリアA2(位置調整エリアAA)にも設けられている。本例では、支持部31(支持部材3)は、第4搬送エリアA4(貼付エリアPA)、第3搬送エリアA3(検出エリアDA)、及び第2搬送エリアA2(位置調整エリアAA)に亘って配置されている。なお、距離検出部S2は、例えばレーザ測距計など、対象物との距離を計測可能な公知の手段を用いて構成されると良い。
上記のとおり、距離検出部S2は、対象物品9が支持部31に接した状態での物品距離9dを検出するため、検出された物品距離9dは、ラベル貼付装置2による押圧動作の際に必要となるラベル保持部22の突出量に相当する距離となる。すなわち、この物品距離9dは、物品幅9wが異なる複数種類の対象物品9のそれぞれに応じた値となる。具体的には、物品距離9dは、物品幅9wに比例した値となる。本実施形態では、制御部Cは、距離検出部S2により検出された物品距離9dに応じて、押圧動作におけるラベル保持部22の突出量を制御する。具体的には、制御部Cは、押圧動作におけるラベル保持部22を突出量を、距離検出部S2により検出された物品距離9dに規定距離を加えた距離とするように、出退部21を制御する。ここで規定距離は、距離検出部S2による検出誤差と、対象物品9にラベル8を貼付するために必要な押圧力とを考慮して設定される。これにより、物品幅9wの異なる複数種類の対象物品9のそれぞれに対して、適切にラベル保持部22を押し付けてラベル8を貼付することが可能となっている。
図7に示すように、本実施形態では、まず、位置調整エリアAAにおいて、対象物品9を幅方向Wにおける支持部31の側(幅方向第2側W2)に幅寄せする幅寄せ動作を行う(ステップ#21)。そして、位置調整エリアAAにおいて幅寄せ動作を行った後(ステップ#21)、当該位置調整エリアAAよりも搬送方向Lの下流側に設定された検出エリアDAにおいて、引退状態でのラベル保持部22と対象物品9のラベル貼付面9fとの幅方向Wの距離である物品距離9dを検出する(ステップ#22)。本実施形態では、第3搬送エリアA3に配置された距離検出部S2によって物品距離9dを検出する。以降のステップ#23〜ステップ#28の各工程は、ステップ#25の押圧動作が物品距離9dに応じて行われることを除いて、上記第1実施形態で行われるステップ#3〜ステップ#8の各工程と同様であるため、説明を省略する。
〔第3実施形態〕
次に、ラベル貼付設備100の第3実施形態について、図8を参照して説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。特に説明しない点については、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、ラベル貼付設備100は、ラベル貼付装置2の押圧動作においてラベル保持部22が対象物品9を押圧する荷重を検出する荷重検出部S3を備えている。そして、制御部Cが、ラベル貼付装置2の押圧動作において、荷重検出部S3により検出された荷重が規定値となるまで、出退部21を突出させる。これにより、物品幅9wが異なる複数種類の対象物品9のそれぞれに対して、物品幅9wに応じてラベル保持部22の突出量を制御しなくても、対象物品9に対して適切な押圧力でラベル保持部22を押し付けてラベル8を貼付することが可能となる。なお、「規定値」は、ラベル貼付面9fに対してラベル8を適切に貼付するために必要な押圧力に基づいて設定される。また、例えば、「規定値」は、ラベル貼付設備100において取り扱われる対象物品9の種類、具体的には、対象物品9の表面(ラベル貼付面9f)の状態、硬さ、形状等に応じて異なる値に設定されても良い。
図示の例では、荷重検出部S3は、ラベル保持部22に設けられている。荷重検出部S3は、例えば、ロードセルなどにより構成されると良い。或いは、荷重検出部S3は、出退部21を駆動するためのモータ(不図示)の出力トルクに基づいて押圧動作時の荷重を検出するように構成されていても良い。この場合、モータの出力トルクは、例えばモータに通電される電流値に基づいて検出することができる。
また、図示の例では、制御部Cは、ラベル貼付装置2に備えられている。この場合、詳細な図示は省略するが、制御部Cは、搬送装置1を制御するための他の制御部や設備内に設けられた各種センサと通信可能に構成され、設備全体の稼働状況に応じてラベル貼付装置2を制御するように構成される。
〔その他の実施形態〕
次に、ラベル貼付設備のその他の実施形態について説明する。
(1)上記の各実施形態では、支持部材3が、金属板や樹脂板などの板状部材を用いて構成されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、支持部材3は、例えば、上下方向に沿う軸心まわりに回転するローラが搬送方向Lに複数並べられて構成されていても良い。更に、これらの構成に限定されることなく、例えば搬送装置1における貼付エリアPAに対応する部分がベルトコンベヤにより構成されている場合には、搬送面F(ベルト部分)の幅方向Wの一部が上方に向けて屈曲されて形成されてL字状の搬送面Fを有するベルトコンベヤを用い、当該搬送面Fの一部が支持部材3としての機能を果たすように構成されていても良い。この場合、支持部31は、ベルトコンベヤの搬送面Fを兼ねたものとなる。
(2)上記の各実施形態では、幅寄せ部10を構成する複数のローラのそれぞれの回転軸が搬送方向Lに直交する方向に対して傾斜した姿勢で配置されている例について説明した。しかし、このような例に限定されない。例えば、幅寄せ部10は、位置調整エリアAAにおいて、幅方向第2側W2に向かうに従って下方へ向かう方向に傾斜した搬送面Fを有する搬送装置1によって構成されていても良い。この構成によれば、重力の作用により、対象物品9を、搬送方向Lに搬送しつつ幅方向第2側W2に移動させることができる。
(3)上記の各実施形態では、搬送装置1が、幅寄せ動作を行う幅寄せ部10を備えている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、搬送装置1は、幅寄せ部10を備えていなくても良い。この場合、ラベル貼付装置2の押圧動作において、対象物品9がラベル保持部22によって幅方向第2側W2に押圧されることにより、対象物品9が幅方向第2側W2に移動して支持部31に押し付けられる。すなわち、この場合には、押圧動作と幅寄せ動作とが同時に行われることになる。
(4)上記の各実施形態では、ラベル貼付設備100が、物品幅検出部S1、距離検出部S2、又は荷重検出部S3等の検出部を備え、これらの検出部によって検出された検出情報に基づいて押圧動作を行う例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、ラベル貼付設備100は、上記とは異なる方法で押圧動作の制御を行う構成であっても良い。
(5)上記の第1実施形態では、検出エリアDAが、位置調整エリアAAに対して搬送方向Lの上流側に設定されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、検出エリアDAは、位置調整エリアAAに対して搬送方向Lの下流側に設定されていても良い。
(6)上記の各実施形態では、ラベル貼付装置2の出退部21が、幅方向Wに沿う軸状に形成されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、出退部21は、ラベル保持部22を幅方向Wに移動し得るように構成されていれば良い。例えば、出退部21は、パンタグラフを用いて構成され、伸縮動作によってラベル保持部22の位置を変更するものであっても良い。或いは、出退部21は、例えば上下方向や水平方向(例えば搬送方向L)に沿う回転軸心まわりに回転する回転アームを用いて構成され、当該回転アームの回転動作によってラベル保持部22の位置を変更するものであっても良い。
(7)上記の各実施形態では、検出エリアDAと貼付エリアPAとが、互いに異なるエリアに設定されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、検出エリアDAと貼付エリアPAとは、同じエリアに設定されていても良い。この場合、検出エリアDAと貼付エリアPAとの双方が設定される1つのエリアに対応して、物品幅検出部S1(距離検出部S2)及びラベル貼付装置2の双方が配置される。
(8)上記の各実施形態では、押圧動作の前に対象物品9の搬送を停止させ、対象物品9が停止した状態で当該対象物品9に対する押圧動作を行う例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、対象物品9の搬送を継続させた状態で当該対象物品9に対する押圧動作を行っても良い。この場合、ラベル貼付装置2が、移動中の対象物品9のラベル貼付面9fに対してラベル8を貼付できるように、ラベル保持部22を含む出退部21等が構成されていると好適である。
(9)上記の各実施形態では、対象物品9が冷凍品である例について説明した。しかし、対象物品9の具体例はこれには限定されない。対象物品9としては、物品を搬送する物品搬送設備において取り扱われるものであれば、常温の物品や常温より高い温度の物品であっても良い。また、物品の内容も特に限定されず、例えば、食料品、衣類、各種工業製品等、様々な種類の物品を対象物品9とすることができる。更に、対象物品9の形状も直方体状には限定されず、様々な形状のものとすることができる。そして、対象物品9の硬さについても、基本的に一定の形状に保たれる程度の硬さを有するものに限られず、例えば衣類を収容した袋等のように形状が容易に変化する物品が対象物品9とされても良い。
(10)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
〔上記実施形態の概要〕
以下、上記において説明したラベル貼付設備について説明する。
ラベル貼付設備は、
搬送面を備え、当該搬送面に載置された対象物品を規定の搬送方向に沿って搬送する搬送装置と、
前記対象物品にラベルを貼付するラベル貼付装置と、
支持部を有する支持部材と、を備え、
前記搬送面に平行な方向であって前記搬送方向に直交する方向を幅方向として、
前記ラベル貼付装置は、前記幅方向に沿う出退方向に沿って出退する出退部と、前記出退部に設けられたラベル保持部に前記ラベルを供給するラベル供給部と、を備え、前記出退部を突出させて、前記ラベル保持部に保持された前記ラベルを前記搬送面に載置された前記対象物品に押し付ける押圧動作と、前記出退部を引退させて前記ラベル保持部を引退状態に戻す復帰動作と、を行い、
前記支持部は、前記搬送面に載置された前記対象物品を挟んで前記ラベル貼付装置と前記出退方向に対向するように配置され、前記押圧動作により押圧された前記対象物品を、前記ラベル貼付装置の側とは反対側から支持する。
本構成によれば、ラベル貼付装置の押圧動作によって押圧された搬送面上の対象物品を、ラベル貼付装置の側とは反対側から、支持部によって支持することができる。これにより、対象物品の幅方向の移動を規制した状態で、当該対象物品に対して幅方向にラベルを強く押し付けることができる。従って、本構成によれば、対象物品の表面状態が良好である場合は当然のこと、例えば対象物品の表面に霜、氷、水滴などが付着しているような、表面状態が良好でない場合であっても、対象物品に対して適切にラベルを貼付することが可能となる。また、復帰動作により出退部を引退状態とすることで、対象物品の幅方向の大きさに拘らず、出退部が対象物品の搬送の妨げとならないようにできる。
ここで、
前記搬送装置は、前記ラベル貼付装置よりも前記搬送方向の上流側において、前記対象物品を前記搬送方向に搬送しつつ前記幅方向における前記支持部の側へ移動させる幅寄せ動作を行う幅寄せ部を備えていると好適である。
本構成によれば、押圧動作を行う前に、対象物品を幅方向における支持部の側に近づけておくことができる。これにより、押圧動作中に対象物品が幅方向に移動する量を少なく抑えることができ、ラベル貼付装置の押圧動作によって対象物品や搬送装置に与える影響を少なく抑えることが可能となる。
また、
前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御する制御部と、
前記ラベル貼付装置よりも前記搬送方向の上流側において、前記対象物品の前記幅方向の大きさである物品幅を検出する物品幅検出部と、を備え、
前記制御部は、前記物品幅検出部により検出された前記物品幅に応じて、前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御すると好適である。
物品幅(対象物品の幅方向の大きさ)の異なる複数種類の対象物品を取り扱う場合には、物品幅の大小によって、押圧動作においてラベル保持部が対象物品に接するまでの突出量が異なる。本構成によれば、物品幅検出部により検出された物品幅に応じて押圧動作におけるラベル保持部の突出量を制御するため、物品幅の異なる複数種類の対象物品のそれぞれに対して、適切にラベル保持部を押し付けてラベルを貼付することが可能となる。
また、
前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御する制御部と、
前記幅寄せ部により前記幅方向における前記支持部の側へ移動した状態の前記対象物品と、前記引退状態での前記ラベル保持部との前記幅方向の距離を検出する距離検出部と、を備え、
前記制御部は、前記距離検出部により検出された距離に応じて、前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御すると好適である。
物品幅の異なる複数種類の対象物品を取り扱う場合には、物品幅の大小によって押圧動作においてラベル保持部が対象物品に接するまでの突出量が異なる。本構成によれば、距離検出部により検出された引退状態でのラベル保持部と対象物品との幅方向の距離に応じて、押圧動作におけるラベル保持部の突出量を制御するため、物品幅の異なる複数種類の対象物品のそれぞれに対して、適切にラベル保持部を押し付けてラベルを貼付することが可能となる。
また、
前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御する制御部と、
前記押圧動作において前記ラベル保持部が前記対象物品を押圧する荷重を検出する荷重検出部と、を備え、
前記制御部は、前記押圧動作において、前記荷重検出部により検出された荷重が規定値となるまで、前記出退部を突出させると好適である。
物品幅の異なる複数種類の対象物品を取り扱う場合には、物品幅の大小によって押圧動作においてラベル保持部が対象物品に接するまでの突出量が異なる。本構成によれば、押圧動作において、荷重検出部により検出された荷重が規定値となるまで出退部を突出させて対象物品にラベルを貼り付ける。従って、物品幅の異なる複数種類の対象物品のそれぞれに対して、物品幅に応じてラベル保持部の突出量を制御しなくても、対象物品に対して適切な押圧力でラベル保持部を押し付けてラベルを貼付することが可能となる。
上記のとおり、本構成によれば、対象物品の表面状態に拘らず、適切にラベルを貼付することができる。従って、前記対象物品が冷凍品であっても好適である。
このように、本構成によれば、表面に霜、氷、水滴などが付着し易い冷凍品を対象物品として取り扱う、例えば冷凍倉庫などの各種設備に、ラベル貼付設備を好適に用いることができる。
本開示に係る技術は、搬送面に載置された対象物品を規定の搬送方向に沿って搬送する搬送装置と、対象物品にラベルを貼付するラベル貼付装置と、を備えたラベル貼付設備に利用することができる。
100 :ラベル貼付設備
1 :搬送装置
10 :幅寄せ部
2 :ラベル貼付装置
21 :出退部
22 :ラベル保持部
23 :ラベル供給部
3 :支持部材
31 :支持部
8 :ラベル
9 :対象物品
9d :物品距離(距離)
9w :物品幅
C :制御部
S1 :物品幅検出部
S2 :距離検出部
S3 :荷重検出部
F :搬送面
L :搬送方向
W :幅方向

Claims (6)

  1. 搬送面を備え、当該搬送面に載置された対象物品を規定の搬送方向に沿って搬送する搬送装置と、
    前記対象物品にラベルを貼付するラベル貼付装置と、
    支持部を有する支持部材と、を備え、
    前記搬送面に平行な方向であって前記搬送方向に直交する方向を幅方向として、
    前記ラベル貼付装置は、前記幅方向に沿う出退方向に沿って出退する出退部と、前記出退部に設けられたラベル保持部に前記ラベルを供給するラベル供給部と、を備え、前記出退部を突出させて、前記ラベル保持部に保持された前記ラベルを前記搬送面に載置された前記対象物品に押し付ける押圧動作と、前記出退部を引退させて前記ラベル保持部を引退状態に戻す復帰動作と、を行い、
    前記支持部は、前記搬送面に載置された前記対象物品を挟んで前記ラベル貼付装置と前記出退方向に対向するように配置され、前記押圧動作により押圧された前記対象物品を、前記ラベル貼付装置の側とは反対側から支持する、ラベル貼付設備。
  2. 前記搬送装置は、前記ラベル貼付装置よりも前記搬送方向の上流側において、前記対象物品を前記搬送方向に搬送しつつ前記幅方向における前記支持部の側へ移動させる幅寄せ動作を行う幅寄せ部を備えている、請求項1に記載のラベル貼付設備。
  3. 前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御する制御部と、
    前記ラベル貼付装置よりも前記搬送方向の上流側において、前記対象物品の前記幅方向の大きさである物品幅を検出する物品幅検出部と、を備え、
    前記制御部は、前記物品幅検出部により検出された前記物品幅に応じて、前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御する、請求項1又は2に記載のラベル貼付設備。
  4. 前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御する制御部と、
    前記幅寄せ部により前記幅方向における前記支持部の側へ移動した状態の前記対象物品と、前記引退状態での前記ラベル保持部との前記幅方向の距離を検出する距離検出部と、を備え、
    前記制御部は、前記距離検出部により検出された距離に応じて、前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御する、請求項2に記載のラベル貼付設備。
  5. 前記押圧動作における前記ラベル保持部の突出量を制御する制御部と、
    前記押圧動作において前記ラベル保持部が前記対象物品を押圧する荷重を検出する荷重検出部と、を備え、
    前記制御部は、前記押圧動作において、前記荷重検出部により検出された荷重が規定値となるまで、前記出退部を突出させる、請求項1から4のいずれか一項に記載のラベル貼付設備。
  6. 前記対象物品が冷凍品である、請求項1から5のいずれか一項に記載のラベル貼付設備。
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