JP2021037493A - 傾斜板沈降分離システム及びその浄化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】横向流式の傾斜板沈降分離システムにおいて、被処理水の処理効率を低下させることなく、また、システム全体の大型化を招くことなく、効率よく傾斜板を洗浄することができる洗浄装置を備えた傾斜板沈降分離システムと該システムの浄化方法を提供する。【解決手段】数枚の傾斜板11からなる傾斜板集合体を上下方向に複数段備えた傾斜板沈降装置10の少なくとも下から2段の傾斜板集合体の傾斜板11の傾斜方向を同じとし、傾斜板11間の間隙毎に配置されたノズル22を有する洗浄水供給管21を傾斜板沈降装置10の下方に配置し、上記ノズル22から洗浄水を噴射しながら上記洗浄水供給管21を、傾斜板11間の間隙に沿って移動させることにより、傾斜板11上に付着したフロックを洗浄除去する。【選択図】図1

Description

本発明は、沈殿槽内に傾斜板沈降装置を吊り下げて水処理を行う傾斜板沈降分離システムに関し、特に、傾斜板に付着したフロックを除去する洗浄装置を備えた傾斜板沈降分離システムとその浄化方法に関する。
従来、浄水場などにおいて、微小な砂礫や動植物及び微生物由来の有機物などの濁質成分を含んだ水から係る濁質成分を効率よく分離する手段として、該水に凝集剤を添加して濁質成分をフロック化し、傾斜板沈降分離システムを用いて該フロックを沈降分離して沈殿槽の底部に汚泥として堆積させる方法が知られている。係る傾斜板沈降分離システムは、主面を垂直方向に対して傾斜させた傾斜板を複数枚平行に配置して一体化した集合体を備えた傾斜板沈降装置を沈殿槽内に吊り下げ、傾斜板の間隙に被処理水を流すことにより、該間隙を被処理水が通過する間にフロックが傾斜板の上面側に沈降して除去されるものである。傾斜板沈降分離システムとしては、傾斜板の配列方向が被処理水の流水方向に平行になるように傾斜板を配置する上向流式と、傾斜板の配列方向が被処理水の流水方向に直交するように傾斜板を配置する横向流式とがある。上向流式においては、傾斜板沈降装置の下方に被処理水を流し、傾斜板の間隙を下方から上方に向かって該被処理水が通過する間に、該被処理水に含まれるフロックが傾斜板の傾斜した上面に沈降する。また、横向流式においては、傾斜板の側方から傾斜板の間隙に向けて被処理水を流し、該被処理水が傾斜板の間隙を流出側に向かって流れる間に、該被処理水に含まれるフロックが傾斜板の上面に沈降する。いずれの場合も、傾斜板の上面に沈降したフロックのほとんどは、該上面に沿って下方に移動し、傾斜板沈降装置の下方の沈殿槽底部に汚泥として堆積するが、一部は傾斜板上に付着するため、傾斜板の間隙は経時的に狭くなり、被処理水の処理効率が低下してしまう。そのため、定期的に傾斜板上に付着したフロックを除去する洗浄作業が必要であった。
傾斜板の洗浄装置としては、特許文献1に記載されているように、水噴出ノズルから傾斜板に向かって洗浄水を噴射し、傾斜板上のフロックを下方に押し流す装置が知られている。特許文献1に開示された装置は、上向流式の傾斜板沈降分離システムであるため、複数枚の傾斜板を平行に配置した集合体を上下方向に複数段重ねず、1段で用いるため、傾斜板沈降装置の上方にノズルや該ノズルに洗浄水を供給する供給管を配置して、上方から洗浄水を傾斜板に向けて噴射し、傾斜板の上面全体を洗浄することが可能である。
しかしながら、横向流式の傾斜板沈降分離システムにおいては、傾斜板上に沈降したフロックが処理中に舞い上がって水処理の効率が低下するのを防ぐため、複数枚の傾斜板を平行に配置した集合体を上下方向に複数段、傾斜板の傾斜方向が上下で互い違いになるように重ねて用いるのが一般的である。そのため、傾斜板沈降装置の上方から、或いは下方から洗浄水を噴射しても、上方或いは下方の1段の傾斜板については洗浄できるものの、上方或いは下方から2段目以降の傾斜板は洗浄しにくい。よって、特許文献2,3に開示されているように、横向流式の傾斜板沈降分離システムの傾斜板の洗浄方法としては、洗浄水を傾斜板沈降装置の側方から噴射する方法がとられていた。
特開昭52−135461号公報 特開昭52−82862号公報 特開昭59−73010号公報
横向流式では、傾斜板の間隙が上下方向でジグザグ形状になっているため、傾斜板全体を洗浄するためには、特許文献2に開示されているように、複数のノズルを設けた吐出管を昇降式にして噴射位置を調整する、或いは、特許文献3に開示されているように、噴流発生装置を上下方向及び水平方向に移動させる、といった手段を講じる必要があり、いずれも制御が容易ではなかった。
また、横向流式において、傾斜板の集合体を被処理水の流水方向にも複数段配置して、被処理水が傾斜板に接触する水平方向の長さを長くした場合、傾斜板の側方から洗浄水を噴射しても、中央部の傾斜板までは十分に洗浄できない、という問題もあった。そのため、被処理水の流水方向に配置する複数段の傾斜板集合体の途中に、洗浄用の装置を配置させるための間隙を設ける必要があり、システム全体が大型化する、該間隙によって処理効率が低下する、といった問題があった。
本発明の課題は、横向流式の傾斜板沈降分離システムにおいて、被処理水の処理効率を低下させることなく、また、システム全体の大型化を招くことなく、効率よく傾斜板を洗浄することができる洗浄装置を備えた傾斜板沈降分離システムと該システムの浄化方法を提供することにある。
本発明の第一は、傾斜面が互いに平行に配置された複数枚の傾斜板からなる傾斜板集合体を上下方向に少なくとも2段有し、沈殿槽内に吊り下げられた横向流式の傾斜板沈降装置と、前記傾斜板の洗浄装置と、を備えた傾斜板沈降分離システムであって、
前記傾斜板沈降装置は、少なくとも下から2段の前記傾斜板集合体の傾斜板の傾斜方向が同じであり、
前記洗浄装置は、前記傾斜板沈降装置の下方に配置され、前記傾斜板集合体の傾斜板の間隙に噴射口を向けたノズルを複数有する洗浄水供給管と、前記洗浄水供給管を移動させる駆動手段と、前記洗浄水供給管に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備えたことを特徴とする傾斜板沈降分離システムである。
本発明の傾斜板沈降分離システムにおいては、以下の構成を好ましい態様として含む。
(1)前記洗浄水供給管は前記傾斜板の配列方向に平行に配置され、前記ノズルは前記傾斜板の間隙ごとに前記配列方向に沿って前記洗浄水供給管に配置され、前記駆動手段は前記洗浄水供給管を前記間隙に沿って移動させる。
(2)前記洗浄水供給管は前記傾斜板の前記間隙に平行に配置され、前記複数のノズルは前記間隙に沿って前記洗浄水供給管に配置され、前記駆動手段は前記洗浄水供給管を前記傾斜板の傾斜方向に沿って移動させる。
(3)前記(2)において、傾斜板沈降装置が前記傾斜板集合体を流水方向に複数段備え、
前記沈殿槽が、底部に、被処理水の流水方向における前記傾斜板沈降装置の上端及び下端と、隣り合う前記傾斜板集合体の境界と、に沿った隔壁を有し、
前記洗浄装置を前記流水方向の前記傾斜板集合体ごとに有することを特徴とする。
(4)前記ノズルは先端に噴射口を有し、前記傾斜板の傾斜方向に沿って傾斜して前記洗浄水供給管に取り付けられている。
(5)前記傾斜板沈降分離システムは、前記洗浄水供給管に沿って延びる棒状の支持部材と、前記支持部材に一端が連結された羽根と、を有し、前記支持部材が中心軸を中心に回転することにより、前記羽根が傾動して他端が前記沈殿槽の底部に接触する状態と、非接触の状態とをとる汚泥かき寄せ機を備え、
前記洗浄水供給管は、前記汚泥かき寄せ機上に載置され、前記駆動手段によって、前記洗浄水供給管及び前記汚泥かき寄せ機が一体で移動する。
また、本発明の第二は、上記本発明の傾斜板沈降分離システムの浄化方法であって、
前記駆動手段により前記洗浄水供給管を移動させると同時に、前記洗浄水供給手段によって前記洗浄水供給管に洗浄水を供給して前記ノズルの前記噴射口から前記傾斜板の間隙に向けて洗浄水を噴射することにより、前記傾斜板上に付着したフロックを洗浄することを特徴とする。
さらに、本発明の第三は、上記(5)の傾斜板沈降分離システムの浄化方法であって、前記汚泥かき寄せ機の前記支持部材を回転させて前記羽根の前記他端を前記沈殿槽の底部から離した状態で、前記駆動手段により前記汚泥かき寄せ機と前記洗浄水供給管とを移動させると同時に、前記洗浄水供給手段によって前記洗浄水供給管に洗浄水を供給して前記ノズルの前記噴射口から前記傾斜板の間隙に向けて洗浄水を噴射することにより、前記傾斜板上に付着したフロックを洗浄し、次いで、
前記支持部材を回転させて前記羽根の前記他端を前記沈殿槽の底部に接触させた状態で、前記駆動手段により前記汚泥かき寄せ機と前記洗浄水供給管とを移動させることにより、前記羽根によって前記沈殿槽の底部に堆積した汚泥を、前記汚泥かき寄せ機の移動方向の一端にかき寄せることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも下から2段の傾斜板の傾斜方向が同じでほぼ直線状となっているため、フロックの付着量が多い下方の傾斜板を下方から一度に洗浄することができ、また、洗浄水を噴射するノズルを複数備えた洗浄水供給管を一方向にのみ移動させればよく、制御が容易である。また、本発明によれば、傾斜板の洗浄作業は、傾斜板沈降分離システムの稼働中、即ち、被処理水の処理中に行うことができるため、作業頻度を高くして、傾斜板に付着するフロックが多くなる前に洗浄することができる。よって、傾斜板に沈降したフロックが舞い上がる影響が低減されるため、複数段の傾斜板の傾斜方向を同じとしたことによる処理効率の低下が回避される。
また、本発明に係る洗浄装置は、沈殿槽の底部に配置されるため、係る洗浄装置を配置するための間隙を別途設ける必要がなく、システム全体が大型化することがない。また、従来の汚泥かき寄せ機と一体化し、汚泥かき寄せ機の駆動手段を洗浄装置の駆動手段として用いることで、システム全体の設計変更を最小限に抑えることができ、システムの浄化を効率よく行うことができる。
本発明の傾斜板沈降分離システムの第一の実施形態の構成を模式的に示す正面図であって、被処理水の上流側から見た図である。 図1の実施形態の上面図である。 図1中の洗浄装置及び汚泥かき寄せ機の使用形態の側面図であり、(a)は洗浄装置の使用時を、(b)は汚泥かき寄せ機の使用時を示す。 本発明の傾斜板沈降分離システムの第二の実施形態の構成を模式的に示す正面図であって、被処理水の上流側から見た図である。 図4の実施形態の上面図である。 図4中のA−A’断面図である。 従来の傾斜板沈降分離システムの一実施形態の構成を模式的に示す正面図であって、被処理水の上流側から見た図である。 図7の傾斜板沈降分離システムの上面図である。
本発明の傾斜板沈降分離システム(以下、「システム」と記す)は、傾斜板集合体を上下方向に少なくとも2段有し、少なくとも下から2段の傾斜板集合体の傾斜板の傾斜方向が同じであることと、複数のノズルを備えた洗浄装置を傾斜板沈降装置の下方に備えたことを特徴とする。また、本発明の傾斜板沈降分離システムの浄化方法は、上記洗浄装置を一方向に移動させながら、傾斜板の間隙に向けて下方から洗浄水を噴射して傾斜板上に付着したフロックを洗浄除去することを特徴とする。
以下、実施形態を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明が係る実施形態に限定されるものではない。尚、本発明において、被処理水中に含まれる濁質成分を凝集剤の添加によって凝集させて大粒径化した分散体を「フロック」と呼び、該フロックが被処理水から分離されて沈殿槽の底部に堆積したものを「汚泥」と呼ぶ。
先ず、従来の傾斜板沈降分離システムについて、図面を用いて説明する。
図7は、従来の横向流式の傾斜板沈降分離システムを模式的に示す正面図であり、被処理水の上流側から見た状態を示す。また、図8は、上面図であり、紙面下方が被処理水の上流側、上方が下流側であり、矢印D1は被処理水が傾斜板沈降装置10に向かって流れる方向を、D2は傾斜板沈降装置10でフロックが除去されて排出される処理水の流水方向を示す。尚、図8においては、図7に示したPC(プレキャスト)桁3、吊りボルト14を省略して示した図である。また、沈殿槽1内の被処理水、処理水については図示を省略する。
図7、図8に示すように、横向流式の傾斜板沈降装置10は、傾斜板11の表面(傾斜面)を垂直方向より傾け、平行で且つ一定の間隔で水平方向に複数枚を配置し、水平方向に渡した支持フレーム12に取り付けた傾斜板集合体を、上下方向に複数段有している。本例においては、傾斜板集合体を上下方向に3段有し、上下2段の傾斜板集合体において、上段の傾斜板11の下方を取り付ける支持フレーム12が、下段の傾斜板集合体の傾斜板11の上方を取り付ける支持フレーム12を兼ねている。
支持フレーム12は垂直方向に延びる支持フレーム13によって固定され、複数段の傾斜板集合体が一体化されている。従来の傾斜板沈降装置10では、上下2段の傾斜板集合体において、傾斜板11の傾斜方向が互いに逆方向になるように構成されている。
図7に示すように、傾斜板沈降装置10は、沈殿槽1の開口部にかけ渡されたPC桁3に取り付けられた吊りボルト14によって、沈殿槽1内に吊り下げられる。また、傾斜板沈降装置10は、地震などの揺れを生じた際に、沈殿槽1の側壁面1bに接触して損傷しないように、側壁面1bとの間に所定の間隙を介して配置される。
また、横向流式の傾斜板沈降装置10は、図8に示すように、被処理水の流水方向に沿って、傾斜板集合体を複数段配置し、傾斜板の間隙が上記流水方向で直線状となるように構成するのが一般的である。また、被処理水の流水方向(矢印D1方向)に配置する複数段の傾斜板集合体においても、流水方向に隣り合う傾斜板集合体の傾斜板11は全て同じ方向に傾斜している。本例においては、傾斜板集合体を流水方向に3段配列し、隣り合う集合体の傾斜板11は、共通する支持フレーム12に取り付けられている。尚、傾斜板11は水平方向の両端を不図示の固定具によって支持フレーム12に取り付けられており、傾斜板11の水平方向端部と支持フレーム12との間には所定の間隙(不図示)が形成される。図8に示した隣り合う傾斜板集合体の間に配置された支持フレーム12と傾斜板11との間に介在する上記間隙(不図示)には、垂直方向に延びる不図示の支持フレーム(支持フレーム13に相当する)が配置され、支持フレーム12に連結されている。
図7、図8のシステムに本発明を適用した実施形態を図1〜図6に示す。本発明の傾斜板沈降分離システムは、複数のノズルを備えた洗浄水供給管を傾斜板の間隙に沿って移動させる第一の実施形態と、傾斜板の配列方向に沿って移動させる第二の実施形態に分けられる。以下、それぞれの実施形態について詳細に説明する。
〔第一の実施形態〕
本発明の第一の実施形態は、洗浄水供給管が傾斜板の配列方向に平行に配置され、ノズルが傾斜板の間隙ごとに、傾斜板の配列方向に沿って上記洗浄水供給管に配置され、駆動手段は上記洗浄水供給管を上記間隙に沿って移動させることを特徴とする。
図1は、本実施形態の正面図であり、被処理水の上流側から見た状態を示す。また、図2は、上面図であり、紙面下方が被処理水の上流側、上方が下流側であり、矢印D1は被処理水が傾斜板沈降装置10に向かって流れる方向を、D2は傾斜板沈降装置10でフロックが除去されて排出される処理水の流水方向を示す。尚、図2においては、図1に示したPC桁3、吊りボルト14を省略して示した図である。図1、図2において、図7、図8と同じ部材には、同じ符号を付して説明を省略し、被処理水、処理水は図示を省略する。
図1、図2に示すように、本発明においては、少なくとも下から2段の傾斜板集合体の傾斜板11の傾斜方向が同じになるように配置する。また、被処理水の流水方向に配置する複数段の傾斜板集合体においても、流水方向に隣り合う傾斜板11は全て同じ方向に傾斜している。本例においては、上下方向に3段、及び流水方向(矢印D1、D2方向)に3段の傾斜板集合体を備えているが、傾斜板11の傾斜方向は全て同じである。
本発明のシステムは、傾斜板沈降装置10の下方に洗浄装置20を備えている。係る洗浄装置20は、複数のノズル22を備えた洗浄水供給管21と、該洗浄水供給管21を被処理水の流水方向に移動させるための駆動手段23と、ガイドレール24とを備えている。駆動手段23は、沈殿槽1の外部に配置した制御手段(不図示)に不図示の手段で接続されており、該制御手段の制御によってガイドレール24に沿って移動する。
本実施形態において、ノズル22は、最下段の傾斜板沈降装置10の傾斜板11間の間隙ごとに配置され、洗浄水の噴射口が該間隙に向くように、洗浄水供給管21に取り付けられている。本実施形態においては、ノズル22は先端に噴射口を有し、傾斜板11の傾斜方向に沿って傾斜している。よって、不図示の洗浄水供給手段より洗浄水供給管21に洗浄水を高圧で供給すると、各ノズル22の噴射口から傾斜板11間の間隙に向かって洗浄水を噴射し、傾斜板11上に付着したフロックが洗浄除去される。洗浄水供給手段としては、フレキシブルな供給管(不図示)の一端を洗浄水供給管21に連結し、該供給管の他端を沈殿槽1の外部に配置した送水ポンプ(不図示)に連結して構成すればよく、洗浄水としては、処理前後の被処理水を用いればよい。
また、図1、図2は、傾斜板11の上面に沈降したフロックが、下方に移動し、沈殿槽の底部に1aに堆積してなる汚泥を該底部1aの一方にかき寄せるための汚泥かき寄せ機30を備えた例である。本実施形態では、洗浄水供給管21の駆動手段23に取り付けられ傾斜板11の配列方向、即ちノズル22の配列方向に延びる棒状の支持部材31と、該支持部材31に一端が連結された羽根32を備えた汚泥かき寄せ機30上に洗浄水供給管21が配置され、一体化されている。羽根32は、支持部材31の中心軸を中心として傾動可能であり、他端を沈殿槽1の底部1aに接触する状態と、該底部1aに非接触の状態と、をとることができる。
図1、図2の実施形態では、汚泥かき寄せ機30を流水方向に移動させるための駆動手段が、洗浄水供給管21の駆動手段23を兼ねており、駆動手段23によって汚泥かき寄せ機30と洗浄水供給管21とを一体で、傾斜板11間の間隙に沿って移動させることができる。
図1、図2のシステムにおける浄化工程について、図3を用いて説明する。図3は、図1、図2に示した洗浄装置20及び汚泥かき寄せ機30の使用形態の側面図であり、(a)は洗浄装置20の使用時を、(b)は汚泥かき寄せ機30の使用時を示す。
先ず、洗浄工程を行う。図2に示すように、洗浄装置20及び汚泥かき寄せ機30を、傾斜板沈降装置10の、被処理水の流水方向の上流側の端部に配置し、支持部材31を回転させて、図3(a)に示すように、汚泥かき寄せ機30の羽根32を傾動させ、他端が沈殿槽1の底部1aから離れた状態とする。この状態で、駆動手段23によって、ガイドレール24に沿って洗浄装置20及び汚泥かき寄せ機30を被処理水の流水方向、即ち傾斜板11間の間隙に沿った方向に移動させながら、不図示の洗浄水供給手段から洗浄水供給管21に高圧の洗浄水を供給し、ノズル22から洗浄水を噴射する。本発明では、少なくとも下から2段の傾斜板集合体の傾斜板11の傾斜方向が同じであるため、係る傾斜方向が同じ傾斜板集合体の傾斜板11間の間隙も同じ方向に傾斜しており、これら傾斜板集合体の傾斜板11に洗浄水が到達し、その上に付着したフロックを洗浄除去する。これにより、傾斜板11間の間隙には被処理水の流水方向の一方から他方に向かって連続してノズル22から洗浄水を噴射し、余すことなく、フロックが除去される。
また、本実施形態においては、図3(a)に矢印で示されるように、ノズル22から洗浄水を傾斜板11の表面に平行な扇型に噴出させることで、均一に且つもれなく傾斜板11を洗浄することが好ましい。ノズル22の1個あたりの洗浄水の圧力は、ノズル22の位置の水深や、噴射距離にもよるが、例えば、噴射角度θが30°程度で、0.3〜3MPa程度が好ましい。
次に、汚泥のかき寄せ工程を行う。洗浄装置20及び汚泥かき寄せ機30が、傾斜板沈降装置10の、流水方向の下流側の端部まで移動したら、洗浄水供給管21への洗浄水の供給を停止し、支持部材31を回転させて、図3(b)に示すように、汚泥かき寄せ機30の羽根32を傾動させ、他端が沈殿槽1の底部1aに接する状態とする。この状態で、駆動手段23によって、ガイドレール24に沿って洗浄装置20及び汚泥かき寄せ機30を、上記洗浄工程とは逆方向に移動させると、羽根32によって、沈殿槽1の底部1aに堆積した汚泥が、汚泥かき寄せ機30の移動方向にかき寄せられる。
上記のように、洗浄工程と汚泥のかき寄せ工程とを、洗浄装置20及び汚泥かき寄せ機30を一往復させることで実施することができる。上記説明では、被処理水の流水方向の上流側から下流側に向かう場合を往路、逆方向を復路として、往路で洗浄工程を、復路で汚泥のかき寄せ工程を行ったが、本実施形態はこれに限定されない。また、往復で2工程を行う必要もなく、また、洗浄工程を往復で行ってもよい。それぞれの工程を適宜のタイミングで個別に行っても構わない。例えば、洗浄工程を複数回行った後に、汚泥のかき寄せ工程を1回行ってもよい。いずれの工程も被処理水の処理中に実施することができるため、洗浄工程を実施するために被処理水の処理を中断して処理効率を低下させるおそれがない。よって、頻繁に洗浄工程を行うことで、傾斜板11上に付着するフロックを少量にとどめ、被処理水の処理効率を高いままに維持することができる。
フロックの付着は下段の傾斜板集合体になるほど多くなるため、洗浄水が最上段の傾斜板11にまで到達しなくても、下段の傾斜板11が洗浄されることで、除去しきれなかった上段の傾斜板11上のフロックが下段の傾斜板11に向かって移動するため、上段の傾斜板11上へのフロックの付着が進行して、上段での被処理水の処理効率が低下するおそれはない。また、頻繁に洗浄工程を行うことで、傾斜板11上に付着するフロックの量が少なく抑えられるため、多量のフロックが舞い上がるおそれもなくなり、複数段の傾斜板集合体の傾斜板の傾斜方向を同じにしても、フロックの舞い上がりによる被処理水の処理効率の低下は回避され、複数段の傾斜板集合体の傾斜板の傾斜方向を同じとしたことによる影響はほとんどない。
よって、本実施形態においては、好ましくは上下方向に複数段の全ての傾斜板集合体において傾斜板11の傾斜方向を同じとするが、少なくとも下から2段の傾斜板集合体において傾斜板11の傾斜方向を同じにすれば、高頻度に洗浄工程を行って、被処理水の処理効率を高く維持することができる。例えば、本実施形態では、上下方向に3段の傾斜板集合体の傾斜板11の傾斜方向が全て同じであるが、最上段の傾斜板集合体のみ、下2段の傾斜板集合体とは逆方向に傾斜板11を傾斜させてもよい。尚、その場合、流水方向に隣り合う傾斜板集合体においても、最上段の傾斜板集合体は全て下2段の傾斜板集合体とは逆方向に傾斜板11を傾斜させ、最上段の傾斜板集合体同士では、傾斜板11を同じ方向に傾斜させる。
〔第二の実施形態〕
本発明の第二の実施形態は、洗浄水供給管が傾斜板の間隙に平行に配置され、複数のノズルが上記間隙に沿って洗浄水供給管に配置され、駆動手段が該洗浄水供給管を傾斜板の傾斜方向に沿って移動させることを特徴とする。
本発明の第二の実施形態は、前記第一の実施形態の、複数のノズル22を備えた洗浄水供給管21を、傾斜板の間隙に平行に配置し、傾斜板11の配列方向に移動させる以外、第一の実施形態と構成が同じであり、洗浄装置20を用いた洗浄工程及び汚泥かき寄せ機30を用いたかき寄せ工程も同じである。よって、以下の説明においては、第一の実施形態とは異なる点について説明する。
図4は、本実施形態の正面図であり、被処理水の上流側から見た状態を示す。また、図5は上面図であり、紙面下方が被処理水の上流側、上方が下流側であり、矢印D1は被処理水が傾斜板沈降装置10に向かって流れる方向を、D2は傾斜板沈降装置10でフロックが除去されて排出される処理水の流水方向を示す。尚、図5においては、図4に示したPC桁3、吊りボルト14を省略して示した図である。図6は、図4中のA−A’部位の断面図である。尚、図4においては、図6に示す隔壁1cの図示を省略する。図4〜図6において、図1〜図3、図7、図8と同じ部材には、同じ符号を付して説明を省略し、被処理水、処理水は図示を省略する。
図4〜図6に示すように、本実施形態においては、複数のノズル22を備えた洗浄水供給管21を、傾斜板11の間隙に平行に配置する。よって、複数のノズル22は傾斜板11の間隙に沿って配置する。ノズル22は、第一の実施形態と同様に、傾斜板の傾斜に沿って傾斜させるため、第一の実施形態においては、ノズル22の傾斜方向は複数のノズル22の配列方向(洗浄水供給管21の長手方向)であるが、本実施形態においては、ノズル22の傾斜方向は複数のノズル22の配列方向に直交する方向(洗浄水供給管21の長手方向に直交する方向)である。複数のノズル22の配置ピッチは、傾斜板11に洗浄水が十分に到達し得る範囲で設定する。特に、図3(a)に矢印で示したように、ノズル22から洗浄水を傾斜板11の表面に平行な扇型に噴出させることで、効率よく傾斜板11を洗浄することができる。
本実施形態においては、洗浄装置20は、傾斜板11の配列方向、即ち、被処理水の流水方向に直交する方向に移動させる。よって、本実施形態の如く、傾斜板集合体を流水方向に複数備えている場合には、図4、図5に示すように、洗浄装置20は、傾斜板集合体ごとに配備することが好ましい。横向流式の傾斜板沈降装置においては、被処理水の流水方向において上流側ほど傾斜板11に付着するフロックが多くなる。よって、本実施形態の如く、被処理水の流水方向に沿って複数の洗浄装置20を設け、フロックの付着程度に応じて各洗浄装置20を独立したタイミングで駆動することで効率よく洗浄工程及びかき寄せ工程を実施することができる。
また、本実施形態においては、沈殿槽1が、底部1aに隔壁1cを備えている。隔壁1cは、沈殿槽1の底部1aに作り込まれたものでも、別途、樹脂や金属材料で形成した隔壁1cを沈殿槽1の底部1aに取り付けたものでも、いずれでも構わない。係る隔壁1cは、被処理水の流水方向における傾斜板沈降装置10の上端及び下端と、隣り合う前記傾斜板集合体の境界と、に沿って配置されている。よって、いずれかの洗浄装置20を独立して駆動した場合でも、底部1aに堆積した汚泥のかき寄せ工程において、該当する傾斜板集合体直下から被処理水の流水方向に広がらず、効率よくかき寄せることができる。
尚、本実施形態においては、各傾斜板集合体のそれぞれに洗浄装置20を設けた構成を示したが、本発明においては、一つの洗浄装置20を複数の傾斜板集合体に対応させた構成も含むものである。その場合、隔壁1cは、被処理水の流水方向の上端側の傾斜板集合体の上端と、下端側の傾斜板集合体の下端と、に沿って、それぞれ設けることが好ましい。
1:沈殿槽、1a:側壁面、1b:底部、1c:隔壁、3:PC桁、10:傾斜板沈降装置、11:傾斜板、12,13:支持フレーム、14:吊りボルト、20:洗浄装置、21:洗浄水供給管、22:ノズル、23:駆動手段、24:ガイドレール、30:汚泥かき寄せ機、31:支持部材、32:羽根

Claims (8)

  1. 傾斜面が互いに平行に配置された複数枚の傾斜板からなる傾斜板集合体を上下方向に少なくとも2段有し、沈殿槽内に吊り下げられた横向流式の傾斜板沈降装置と、前記傾斜板の洗浄装置と、を備えた傾斜板沈降分離システムであって、
    前記傾斜板沈降装置は、少なくとも下から2段の前記傾斜板集合体の傾斜板の傾斜方向が同じであり、
    前記洗浄装置は、前記傾斜板沈降装置の下方に配置され、前記傾斜板集合体の傾斜板の間隙に噴射口を向けたノズルを複数有する洗浄水供給管と、前記洗浄水供給管を移動させる駆動手段と、前記洗浄水供給管に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、を備えたことを特徴とする傾斜板沈降分離システム。
  2. 前記洗浄水供給管は前記傾斜板の配列方向に平行に配置され、前記ノズルは前記傾斜板の間隙ごとに前記配列方向に沿って前記洗浄水供給管に配置され、前記駆動手段は前記洗浄水供給管を前記間隙に沿って移動させることを特徴とする請求項1に記載の傾斜板沈降分離システム。
  3. 前記洗浄水供給管は前記傾斜板の前記間隙に平行に配置され、前記複数のノズルは前記間隙に沿って前記洗浄水供給管に配置され、前記駆動手段は前記洗浄水供給管を前記傾斜板の傾斜方向に沿って移動させることを特徴とする請求項1に記載の傾斜板沈降分離システム。
  4. 傾斜板沈降装置が前記傾斜板集合体を流水方向に複数段備え、
    前記沈殿槽が、底部に、被処理水の流水方向における前記傾斜板沈降装置の上端及び下端と、隣り合う前記傾斜板集合体の境界と、に沿った隔壁を有し、
    前記洗浄装置を前記流水方向の前記傾斜板集合体ごとに有することを特徴とする請求項3に記載の傾斜板沈降分離システム。
  5. 前記ノズルは先端に噴射口を有し、前記傾斜板の傾斜方向に沿って傾斜して前記洗浄水供給管に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の傾斜板沈降分離システム。
  6. 前記傾斜板沈降分離システムは、前記洗浄水供給管に沿って延びる棒状の支持部材と、前記支持部材に一端が連結された羽根と、を有し、前記支持部材が中心軸を中心に回転することにより、前記羽根が傾動して他端が前記沈殿槽の底部に接触する状態と、非接触の状態とをとる汚泥かき寄せ機を備え、
    前記洗浄水供給管は、前記汚泥かき寄せ機上に載置され、前記駆動手段によって、前記洗浄水供給管及び前記汚泥かき寄せ機が一体で移動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の傾斜板沈降分離システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の傾斜板沈降分離システムの浄化方法であって、
    前記駆動手段により前記洗浄水供給管を移動させると同時に、前記洗浄水供給手段によって前記洗浄水供給管に洗浄水を供給して前記ノズルの前記噴射口から前記傾斜板の間隙に向けて洗浄水を噴射することにより、前記傾斜板上に付着したフロックを洗浄することを特徴とする傾斜板沈降分離システムの浄化方法。
  8. 請求項6に記載の傾斜板沈降分離システムの浄化方法であって、
    前記汚泥かき寄せ機の前記支持部材を回転させて前記羽根の前記他端を前記沈殿槽の底部から離した状態で、前記駆動手段により前記汚泥かき寄せ機と前記洗浄水供給管とを移動させると同時に、前記洗浄水供給手段によって前記洗浄水供給管に洗浄水を供給して前記ノズルの前記噴射口から前記傾斜板の間隙に向けて洗浄水を噴射することにより、前記傾斜板上に付着したフロックを洗浄し、次いで、
    前記支持部材を回転させて前記羽根の前記他端を前記沈殿槽の底部に接触させた状態で、前記駆動手段により前記汚泥かき寄せ機と前記洗浄水供給管とを移動させることにより、前記羽根によって前記沈殿槽の底部に堆積した汚泥を、前記汚泥かき寄せ機の移動方向の一端にかき寄せることを特徴とする傾斜板沈降分離システムの浄化方法。
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