JP2021037209A - 内視鏡撮像装置および内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号ケーブルの取付けスペースを低減し、かつ信号ケーブルの強固な保持を実現する内視鏡撮像装置および内視鏡を提供する。【解決手段】内視鏡撮像装置は、内部に撮像レンズが設けられたレンズ鏡筒と、撮像レンズを通過した光を受光し、光電変換する撮像素子と、レンズ鏡筒と撮像素子との間に配置される、少なくとも1つのガラス部材と、ガラス部材とレンズ鏡筒とを連結する保持部材と、撮像素子と、電気的に接続され、かつ外周を構成する外皮を有する信号ケーブルと、保持部材に対し、信号ケーブルを保持する連結部材とを有する。連結部材は信号ケーブルの外皮のうち、周方向において外周を半分以上を覆う保持部を備え、保持部は信号ケーブルの外皮を押圧して信号ケーブルを保持し、信号ケーブルの外皮と保持部との間に複数の微粒子を含む固定剤が設けられ、微粒子は信号ケーブルの外皮よりも硬く、かつ微粒子は信号ケーブルの外皮に食い込んでいる。【選択図】図6

Description

本発明は、観察対象の画像を取得する内視鏡撮像装置および内視鏡に関し、特に、信号ケーブルの保持に複数の微粒子を含む固定剤を用いる内視鏡撮像装置および内視鏡に関する。
近年の医療においては、内視鏡用光源装置、内視鏡(内視鏡スコープ)、およびプロセッサ装置を備える内視鏡システムを用いた診断等が広く行われている。
被検者の体内に挿入される挿入部を有しており、内視鏡用光源装置による照明光は挿入部を経て観察対象に照射される。内視鏡は、照明光が照射された観察対象を撮像素子により撮像して画像信号を生成する。プロセッサ装置は、内視鏡により生成された画像信号を画像処理してモニタに表示するための観察画像を生成する。撮像素子はフレキシブル配線基板を介して信号ケーブルに電気的に接続されており、信号ケーブルがプロセッサ装置に電気的に接続されている。内視鏡に関しては、被検者の体内に挿入される挿入部は細い方が、被検者の肉体的な負担が小さいことから望まれている。
また、撮像素子およびレンズ鏡筒等は、挿入部の先端に設けられているが、挿入部の先端は、内視鏡を使用する際には、様々な撮影を実現するために、それに合わせて挿入部の先端も曲げられる。この場合、体内に挿入される挿入部の先端は、上述のように撮像素子およびレンズ鏡筒等が設けられた状態で曲げられるため、信号ケーブルにも力が掛かり、信号ケーブルとフレキシブル基板との接続部が剥離したり、信号ケーブルが断線したりする場合がある。上述の信号ケーブルの剥離、または断線の発生を抑制した内視鏡が提案されている。
例えば、特許文献1には、レンズ鏡筒と信号ケーブルとを連結してプリズムの少なくとも一面を覆う連結部材が設けられている電子内視鏡が開示されている。特許文献1の電子内視鏡では、信号ケーブルのケーブルカバーの端部が連結部材の一端部の内側に接着剤によって接着され、レンズ鏡筒の鍔部に連結部材の他端部に形成された一対の爪部が係合している。このため、信号ケーブルが連結部材から離れる方向に引っ張られても信号ケーブルと回路基板との接合部の剥離、または信号ケーブルの断線等が発生しない。また、特許文献1には、連結部材の端部をかしめて信号ケーブルの端部を連結部材に固定することも記載されている。
特開2012−157472号公報
上述のように特許文献1では、接着剤を用いるか、またはかしめることにより、信号ケーブルを固定しているが、使用状況によっては、必ずしも十分な固定強度を得ることができない。
また、信号ケーブルの固定強度を高めるために、信号ケーブルの外皮の外周にリングをかしめた状態で、接着剤で固定することも考えられるが、この構成では、信号ケーブルの取付けに、大きなスペースが必要になる。上述のように内視鏡としては、被検者の肉体的な負担が小さいことから細い挿入部が望まれている。このように、省スペースと、高い固定強度との両立を実現することは困難である。
本発明の目的は、信号ケーブルの取付けスペースを低減し、かつ信号ケーブルの強固な保持を実現する内視鏡撮像装置および内視鏡を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、内部に撮像レンズが設けられたレンズ鏡筒と、撮像レンズを通過した光を受光し、光電変換する撮像素子と、レンズ鏡筒と撮像素子との間に配置される、少なくとも1つのガラス部材と、ガラス部材とレンズ鏡筒とを連結する保持部材と、撮像素子と、電気的に接続され、かつ外周を構成する外皮を有する信号ケーブルと、保持部材に対し、信号ケーブルを保持する連結部材とを有し、連結部材は、信号ケーブルの外皮のうち、周方向において外周を半分以上を覆う保持部を備え、保持部は信号ケーブルの外皮を押圧して信号ケーブルを保持し、信号ケーブルの外皮と保持部との間に、複数の微粒子を含む固定剤が設けられ、微粒子は、信号ケーブルの外皮よりも硬く、かつ微粒子は信号ケーブルの外皮に食い込んでいる、内視鏡撮像装置を提供するものである。
微粒子は、角が少なくとも1箇所あることが好ましい。
微粒子は、内接球径で表される直径が、信号ケーブルの外皮の厚み以下であることが好ましい。
微粒子は、連結部材の保持部よりも硬く、微粒子は、保持部に食い込んでいることが好ましい。
微粒子の信号ケーブルの外皮の食い込み量は、微粒子の保持部の食い込み量よりも大きいことが好ましい。
信号ケーブルの外皮の摩擦係数は、連結部材の保持部の摩擦係数よりも小さいことが好ましい。
固定剤は、接着剤を含有することが好ましい。
接着剤は、信号ケーブルの外皮に対する接着力よりも連結部材の保持部に対する接着力の方が高いことが好ましい。
連結部材の保持部は、信号ケーブルの外皮と密着することが好ましい。
また、本発明の内視鏡撮像装置を有する、内視鏡を提供するものである。
本発明によれば、信号ケーブルの取付けスペースを低減し、かつ信号ケーブルの強固な保持を実現することができる内視鏡撮像装置および、内視鏡撮像装置を有する内視鏡を提供することができる。
本発明の実施形態の内視鏡を有する内視鏡システムの一例を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第1の例を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第1の例を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第1の例を示す模式的側面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第1の例の連結部材を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の第1の例を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の第2の例を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の第3の例を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の第4の例を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の状態を拡大して示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の内視鏡撮像装置の第1の例の回路基板の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第2の例を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第2の例を示す模式的側面図である。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の内視鏡撮像装置および内視鏡を詳細に説明する。
なお、以下に説明する図は、本発明を説明するための例示的なものであり、以下に示す図に本発明が限定されるものではない。
また、以下の説明の角度等は、該当する技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含む。
〔内視鏡システム〕
内視鏡システムは、観察対象である被験者の体内等の観察部位に照明光(図示せず)を照射し、観察部位を撮像して、撮像により得られた画像信号に基づいて観察部位の表示画像を生成し、表示画像を表示するものである。
ここで、図1は本発明の実施形態の内視鏡を有する内視鏡システムの一例を示す模式的斜視図である。
図1に示すように、内視鏡システム10は、観察対象である生体内(被検体内)の観察部位を撮像する内視鏡12と、観察部位を照射する照明光を内視鏡12に供給する内視鏡用光源装置(以下、単に光源装置という)14と、撮像により得られた画像信号に基づいて観察部位の表示画像を生成するプロセッサ装置16と、表示画像を表示するモニタ18とを備えている。プロセッサ装置16には、キーボードおよびマウス等の操作入力部19が接続されている。
内視鏡12は、患者の体内等の被検体内に挿入する挿入部12aと、挿入部12aの基端部分に設けた操作部12bとを備える。内視鏡12では、挿入部12a側が先端側である。内視鏡12の操作部12bにユニバーサルコード12cが接続されている。ユニバーサルコード12cはコネクタ12dを介して光源装置14に接続されている。また、光源装置14とプロセッサ装置16とが接続されている。
プロセッサ装置16は、内視鏡12の内視鏡撮像装置20(図2および図3参照)から出力される画像信号をユニバーサルコード12cを介して受信して映像信号を生成し、モニタ18に出力する。これにより、モニタ18に、例えば、体内等の観察部位の表示画像が映し出される。
内視鏡12の操作部12bは、上述のように光源装置14に接続されている。光源装置14から光が内視鏡12の先端部12eに供給され先端面12fから光が出射される。また、内視鏡12の先端部12eは湾曲動作できる。
操作部12bのアングルノブ13aが設けられている。使用者がアングルノブ13aを操作することにより、先端部12eが湾曲動作し,先端部12eを様々な方向に向けることができる。
また、操作部12bには、アングルノブ13aの他、処置具を挿入するための鉗子口、送気送水ノズルから送気または送水を行う際に操作される送気送水ボタン、静止画像を撮影するためのフリーズボタン(図示せず)、ズーム操作部13bおよびモード切替スイッチ13cが設けられている。ズーム操作部13bは、観察対象を拡大または縮小する際使用する。モード切替スイッチ13cは、内視鏡システム10が複数の観察モードを有する場合に、観察モードの切り替えに使用する。
〔内視鏡撮像装置の第1の例〕
図2および図3は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第1の例を示す模式的斜視図である。図2と図3とでは内視鏡撮像装置の向きが異なり、違う側面を示している。図4は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第1の例を示す模式的側面図である。
図1に示す内視鏡システム10の挿入部12aの先端部12eに、図2および図3に示す内視鏡撮像装置20が搭載される。
内視鏡撮像装置20は、観察対象の画像を取得するものであり、例えば、レンズ鏡筒22と、保持部材24と、撮像素子25と、撮像素子25が実装される回路基板26と、保持部材24に対して信号ケーブル28を保持する連結部材30とを有する。また、内視鏡撮像装置20は、保持部材24と、連結部材30とを係合する係合部32とを有する。
信号ケーブル28は、撮像素子25と電気的に接続されたものであり、撮像素子25は回路基板26および信号ケーブル28を介してプロセッサ装置16(図1参照)に電気的に接続される。信号ケーブル28は、ユニバーサルコード12c(図1参照)内に配置される。なお、信号ケーブル28の構成は、特に限定されるものではない。信号ケーブル28は、例えば、多数の信号線29が束ねられ、かつ周囲にシールド導体60(図6参照)が設けられ、かつ円筒状の外皮62(図6参照)内に収納された多芯ケーブルである。信号線29は、例えば、4本有する。信号線の数は特に限定されるものではなく、2本、3本でもよく、5本以上でもよい。
レンズ鏡筒22は、筒状の部材であり、内部に、観察対象を撮像するための撮像レンズ23が設けられている。撮像レンズ23の構成は、特に限定されるものではなく、光軸C方向に並設された複数のレンズを有する構成でもよく、レンズが1つの構成でもよい。
ここで、図2および図3に示すように、光軸Cに平行な方向をX方向とする。光軸Cと直交する2つの方向のうち、1つをY方向とし、残りをZ方向とする。Y方向は内視鏡撮像装置20の幅方向に対応し、Z方向は内視鏡撮像装置20の高さ方向に対応する。
保持部材24は、レンズ鏡筒22の外周に嵌合された筒状の取付筒部24aと、取付筒部24aに連続して一体に設けられた基部24bとを有する。基部24bの裏面24eにプリズム34が設けられる。保持部材24は、プリズム34等のガラス部材とレンズ鏡筒22とを連結するものである。
プリズム34は、例えば、入射面34aと出射面34bとが直交する直角プリズムである。入射面34aを基部24bの裏面24eに向けて配置する。これにより、入射面34aは撮像レンズ23と対向する。
撮像素子25上にカバーガラス33が配置されている。カバーガラス33上にプリズム34が配置されており、プリズム34の出射面34bと撮像素子25とが対向している。
カバーガラス33は、撮像素子25の受光面(図示せず)を保護するものである。プリズム34は、撮像素子25の受光面に撮像レンズ23を通過した光をガイドするものである。
撮像素子25は、例えば、撮像レンズ23の光軸Cに対して平行に、回路基板26の一方の端部の表面26aに設けられており、保持部材24の基部24bの下方に配置されている。撮像素子25の受光面とは反対側の回路基板26の裏面26bには、撮像素子25および電子部品36に対する信号または電力が入出力される複数の接続端子(図示せず)が設けられている。
回路基板26は、可撓性を有する基板で構成されており、例えば、フレキシブル配線基板で構成される。図2〜図4に示すように、回路基板26は、2箇所で折り曲げられており、第1の湾曲部26cと、第2の湾曲部26dとを有する。第1の湾曲部26cと第2の湾曲部26dとの間において、回路基板26の表面26aに電子部品36が、例えば、2つ設けられている。第2の湾曲部26dに連続する回路基板26の表面26aに、電子部品36が、例えば、3つ設けられている。電子部品36については後に説明する。
回路基板26を、2箇所で折り曲げ、第1の湾曲部26cと、第2の湾曲部26dとを設けることにより、X方向に小さくでき、内視鏡撮像装置20をX方向において小型化することができる。すなわち、内視鏡撮像装置20を短くできる。図4に示すように回路基板26の他方の端部の裏面26bに設けられた接続端子(図示せず)に、信号ケーブル28の信号線29が電気的に接続されている。
なお、回路基板26の折り曲げは、2箇所に限定されるものではなく、電子部品36の数等の装置構成、または装置の大きさ等により適宜決定されるものである。
撮像素子25は、撮像レンズ23を通過した光を受光し、光電変換するものである。撮像素子25では、観察対象の光学画像を光電変換して撮像信号を得る。
内視鏡撮像装置20では、レンズ鏡筒22と撮像素子25との間に、少なくとも1つのガラス部材が配置される、少なくとも1つガラス部材とは、例えば、上述のカバーガラス33、およびプリズム34であるが、少なくとも1つのガラス部材としては、上述のカバーガラス33およびプリズム34に特に限定されるものではない。
係合部32は、保持部材24に設けられた、少なくとも1つの凸部と、連結部材30に設けられた、保持部材24の凸部と係合する、凹部とを有する。係合部32では、保持部材24の凸部と連結部材30の凹部とが係合することにより保持部材24と連結部材30との強固な固定を実現できる。なお、連結部材30の凹部は、後述の貫通する開口部も含む。
図2および図3に示す保持部材24の基部24bには、互いに対向し、かつプリズム34を挟んで、凸部が2つ設けられている。2つの凸部24c、24dは、プリズム34の側面34cの一部を覆うものであり、2つの凸部24c、24dによりプリズム34が挟持されてプリズム34が固定される。なお、プリズム34の側面34cは、入射面34aおよび出射面34bと直交する面である。
保持部材24において、基部24bの凸部24c(図2参照)は、例えば、四角形である。基部24bの凸部24d(図3参照)は、例えば、五角形である。2つの凸部において、異なる形状とすることにより、組み立て時に保持部材の向きの把握が容易である。さらに、プリズムを大きい方の凸部に押し付けることにより、プリズムを位置決めしやすくなり、容易に組み立てることができる。
連結部材30は、保持部材24に対し、信号ケーブル28を保持するものである。
ここで、図5は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第1の例の連結部材を示す模式的斜視図である。
連結部材30は、図5に示すように、1つ板材を湾曲させて構成された円弧と、円弧に連続した平板状の基材部40fを有する保持部40aを有する。連結部材30では、保持部40a側を基端41aとする。基材部40fを信号ケーブル28を押圧するようにかしめると、基材部40fは信号ケーブル28(図6参照)の外皮62(図6参照)に沿って曲げられる。
保持部40aにおいて開口を挟んで対向する、平板状の基材部40fに、それぞれアーム部40bが設けられている。連結部材30は、1対のアーム部40bを有する。アーム部40bは、基端41a側で保持部40aよりも外側に屈曲した後、直線状に伸びている。このため、1対のアーム部40bは、基端41aよりも先端41bの方が間隔が広く、この間隔は、保持部材24の凸部に合わせて適宜決定される。また、それぞれのアーム部40bには、先端41bに、開口部40c、40dが設けられている。
アーム部40bの開口部40cが、保持部材24の凸部24cと係合する。アーム部40bの開口部40dが、保持部材24の凸部24dと係合する。開口部40cの形状は、凸部24cの外形状と大きさおよび形状が同じである。また、開口部40dの形状は、凸部24dの外形状と大きさおよび形状が同じである。
ここで、上述の開口部40cの形状は、凸部24cの外形状と大きさおよび形状が同じであること、開口部40dの形状は、凸部24dの外形状と大きさおよび形状が同じであることとは、該当技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含む。このため、開口部40cと凸部24cとは、いわゆる、すき間ばめ、中間ばめ、およびしまりばめのいずれの場合もある。開口部40dと、凸部24dとにおいても、すき間ばめ、中間ばめ、およびしまりばめのいずれの場合もある。
なお、以下の説明においても、「大きさおよび形状が同じ」とは、上述のように該当技術分野で一般的に許容される誤差範囲が含まれる。
上述のように、1対のアーム部40bの開口部40c、40dと、保持部材24の凸部24c、24dとを係合する係合部32を有する構成により、凸部に凹部が嵌るため、内視鏡撮像装置20の光軸Cと直交するY方向における長さを短くすることができ、内視鏡撮像装置20のサイズの大型化を抑制することができる。しかも、保持部材24と連結部材30との強固な固定を実現することができる。
なお、アーム部40bの厚みを、凸部24c、24dの高さと合わせることにより、1対のアーム部40bの開口部40c、40dが、それぞれ保持部材24の凸部24c、24dと係合した場合、内視鏡撮像装置20の光軸Cと直交するY方向における長さをより短くすることができ、この構成により、内視鏡撮像装置20をより小型化できる。
連結部材30において、1対のアーム部40bは、アーム部40bの基端41aよりも先端41bの方が互いに近づくように曲げられていることが好ましい。すなわち、1対のアーム部40bは閉じる方向に曲げられていることが好ましい。これにより、アーム部40bを一度広げることにより、アーム部40bの開口部40c、40dを保持部材24の凸部24c、24dに嵌めることができ、容易に組み立てることができる。
上述のように1対のアーム部40bは、アーム部40bの基端41aよりも先端41bの方が互いに近づくように曲げられていることが好ましいが、これは組み立て前の部品の状態であってもよい、
また、アーム部40bに、貫通する開口部40c、40dを設けたが、これに限定されるものではなく、貫通せずに、凹みだけで底がある凹部でもよい。
連結部材30は、保持部40aの内側40eに信号ケーブル28が取付けられて保持される。連結部材30への信号ケーブル28の取付け方法については、後に詳細に説明する。
なお、保持部材24において、2つの凸部24c、24dは、上述のように大きさおよび形状が異なるものでもよく、大きさおよび形状が同じ、すなわち、合同でもよい。
また、保持部材24において、凸部の形状は、上述の四角形、および五角形に、特に限定されるものではなく、円、楕円、または三角形もしくは六角形等の多角形でもよく、これらの形状が組合せてできた形状でもよい。さらには、1つの形状だけではなく、同じ形状のものが複数配置されたものでもよく特定のパターンでもよい。
係合部32では、1つの凸部と1つの凹部とが1つの部位で係合するが、係合する部位が1つに限定されるものではなく、1つの凸部に複数の係合する部位を有する構成でもよい。
なお、保持部材の凸部の大きさは、例えば、プリズム34の側面34cの少なくとも一部を覆う大きさであることが好ましい。凸部の大きさを、プリズム34の側面34cの少なくとも一部を覆う大きさにすることにより、プリズム34をより安定して挟持して固定することができ、また、組み立て時において保持部材に対してプリズムのY方向の位置決めに利用することができる。
保持部材の凸部の大きさの上限としては、プリズム34の側面34cを全て覆う大きさとすることができる。
さらには、保持部材24において、凸部24cと凸部24dとを対向して設けることにより、アーム部40bにより、プリズム34および回路基板26が囲まれる。これにより、保持部材24と連結部材30とを係合が安定し、かつプリズム34および回路基板26を保護することもできる。
保持部材24において、2つの凸部24c、24dを設ける構成としたが、大型化をしない限り、これに限定されるものではなく、凸部を3つ以上設けてもよい。すなわち、係合部の数は、3以上とすることもできる。
プリズム34は、撮像レンズ23の光を撮像素子25に導くものであり、直角プリズムに限定されるものではなく、プリズム34の形状も撮像素子25の配置位置に応じたものが適宜用いられる。なお、プリズム34は、撮像素子25の配置位置によっては必ずしも必要ではない。
撮像素子25としては、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサーまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーを用いることができる。例えば、撮像レンズ23の光軸Cを直角に曲げるプリズム34を用いることにより、撮像素子25の配置位置の自由度を高くでき、保持部材24の基部24bの大きさ等に制限されることなく、大きな撮像素子25を用いることができる。
なお、保持部材とプリズムが接着固定された後、それらを側面からアーム部で挟み込み、アーム部と保持部材およびプリズムが接着で連結される。保持部材とプリズムの接合もアーム部を側面から接着することでより強固になる。また、保持部材の側面だけでなくプリズムの側面とアーム部とを接着することにより、アーム部の固定強度も上がる。
保持部材とアーム部の連結強度は、凸部と開口部(凹部)とが同一形状であり、かつ同じ大きさであることと、X方向およびZ方向の力をアーム部の断面で受けるため、内視鏡撮像装置20の機械的強度が強くなる。これに対して、上述の特許文献1および特許文献2のように固定に爪部を利用していると、内視鏡の挿入部の先端部を曲げて、X方向の力をかけたときに爪部が開いて外れてしまう。
<信号ケーブルの取付け方法>
次に、連結部材30への信号ケーブル28の取付け方法について詳細に説明する。
図6は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の第1の例を示す模式的断面図であり、図7は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の第2の例を示す模式的断面図であり、図8は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の第3の例を示す模式的断面図であり、図9は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の第4の例を示す模式的断面図である。また、図10は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の連結部材による信号ケーブルの保持の状態を拡大して示す模式的断面図である。
図6〜図10において、図2〜図4に示す内視鏡撮像装置20、および図5に示す連結部材30と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
信号ケーブル28は、図6に示すように、例えば、4本の信号線29が束ねられ、かつ周囲にシールド導体60が設けられ、かつ円筒状の外皮62内に収納された多芯ケーブルである。なお、4本の信号線29と、シールド導体60との間の隙間63に、ポリエチレン等の電気的な絶縁体を設けてもよい。また、空気も電気的に絶縁体なので、信号線29同士で電気的な絶縁が保たれていれば、隙間63に何も設けなくてもよい。
連結部材30の保持部40aは、信号ケーブル28の外皮62のうち、周方向Rにおいて外周を半分以上覆う構成である。具体的には、図6〜図9に示すように、信号ケーブル28の中心Cgを通る、信号ケーブル28の直径を表す直線Mを超えて保持部40aが設けられており、周方向Rにおいて、信号ケーブル28の外皮62の外周の半分以上が保持部40aで覆われている。
信号ケーブル28の外皮62を、周方向Rにおいて半分以上保持部40aで覆うことにより、信号ケーブル28の保持面積を多くすることができ、信号ケーブル28を強固に保持することができる。しかも、信号ケーブル28の保持に保持部40a以外の部材が不要であり、信号ケーブル28の取付けスペースを低減することができる。
なお、保持部40aで覆う範囲が信号ケーブル28の外皮62の外周の半分未満では、信号ケーブル28の保持が困難である。
図6に示す信号ケーブルの保持の第1の例と、図7に示す信号ケーブルの保持の第2の例では、いずれも外周の半分を少し超える程度であったが、図8および図9に示すように、基材部40fを信号ケーブル28の外皮62に沿って曲げて、信号ケーブル28の外皮62の大部分を覆う構成とすることが好ましい。保持部40aが覆う信号ケーブル28の範囲の上限は信号ケーブル28の外皮62の全周であることが、最も好ましい。信号ケーブル28の外皮62を全周覆うことにより、信号ケーブル28をより一層確実に保持することができる。
また、保持部40aは信号ケーブル28の外皮62を押圧して信号ケーブル28を保持するものである。上述のように押圧して保持しており、信号ケーブル28は半径方向rsに動かないように完全に固定されておらず、信号ケーブル28と保持部40aは,信号ケーブル28の半径方向rsに互いに弾性力がかかる状態にある。
信号ケーブル28の外皮62と保持部40aの内側40eとの間に、複数の微粒子72を含む固定剤70が設けられている。固定剤70は、信号ケーブル28を保持部40aの内側40eに固定するためのものである。微粒子72は、信号ケーブル28の外皮62よりも硬く、かつ微粒子72は信号ケーブル28の外皮62に食い込んでいる。
ここで、微粒子72の硬さは、ビッカース硬さ(JIS(Japanese Industrial Standards) Z2244:2009)である。微粒子72が、信号ケーブル28の外皮62よりも硬いとは、ビッカース硬さを表す数値が,信号ケーブル28の外皮62よりも大きいことである。
微粒子72が信号ケーブル28の外皮62に食い込むとは、信号ケーブル28が保持部40aに保持された状態で、外皮62の断面を観察した場合、断面画像において信号ケーブル28の外皮62の内部に微粒子72の少なくとも一部が存在している状態である。
図6に示す固定剤70は、接着剤74を含有する。固定剤70は、接着剤74に複数の微粒子72が含有しており、信号ケーブル28の外皮62と、保持部40aの内側40eとの間において、微粒子72が存在していない領域は接着剤74で埋められている。接着剤74により、固定剤70において微粒子72と保持部40aとの接合強度が向上する。また、接着剤74があることにより、信号ケーブル28の外皮62と、保持部40aの内側40eとの間で、微粒子72が存在していない領域において、接着剤74で接着されるため、保持部40aと信号ケーブル28との固定強度を更に上げることができる。なお、微粒子72が存在していない領域では、信号ケーブル28の外皮62と保持部40aの内側40eとを密着させてもよい。
信号ケーブル28の外皮62よりも連結部材40の方が硬いため、微粒子72の食い込みが浅く食い込み量Bsが小さい。このため、接着剤74は、信号ケーブル28の外皮62に対する接着力よりも連結部材30の保持部40aに対する接着力の方が高いことが好ましい。接着剤74には、例えば、エポキシ接着剤が用いられる。
なお、接着剤の接着力は、JIS(Japanese Industrial Standards) K6850:1999で規定される方法により測定される。
なお、固定剤70は、図6に示すように、複数の微粒子72と接着剤74とを含有するものに限定されるものではなく、図7に示すように、固定剤70は、複数の微粒子72のみで構成されるものでもよい。この場合、信号ケーブル28の外皮62と、保持部40aの内側40eとの間において微粒子72が存在しない領域では、信号ケーブル28の外皮62の表面62aと、保持部40aの内側40eとを密着させる。これにより、信号ケーブル28の外皮62と保持部40aとは摩擦力により保持される。
なお、固定剤70が、複数の微粒子72のみで構成される場合、保持部40aの内側40eとの間において微粒子72が存在しない領域では、信号ケーブル28の外皮62の表面62aと、保持部40aの内側40eとを密着させない構成でもよい。
微粒子72の形状については、特に限定されるものではなく、球体、または多面体でもよく、不定形なものでもよい。しかしながら、微粒子72が球体では、信号ケーブル28の外皮62の表面62aとの接触抵抗、または保持部40aの内側40eとの接触抵抗が小さく、かつ微粒子72が食い込みにくい。このため、微粒子72は、角72aが少なくとも1箇所ある構成であることが好ましい。具体的には、微粒子72は球体よりも、多面体であることが好ましい。微粒子72は角72aがあることにより、信号ケーブル28の外皮62の表面62a、または保持部40aの内側40eに食い込みアンカー効果により微粒子72が留まり、信号ケーブル28と保持部40aとの相対的な位置のずれを抑制できる。
微粒子72の角72aとは、平面および曲面のうち、少なくとも2つ面が接して構成されるものであり、尖っている部位である。
微粒子72は、連結部材30の保持部40aよりも硬く、微粒子72は、保持部40aに食い込んでいることが好ましい。このように微粒子72が、信号ケーブル28の外皮62だけではなく保持部40aにも食い込むことにより、信号ケーブル28と保持部40aとの相対的な位置のずれが、より一層抑制されて、信号ケーブル28と保持部40aとを、より一層強固に保持することができる。
なお、微粒子72が、連結部材30の保持部40aよりも硬いとは、ビッカース硬さを表す数値が,連結部材30の保持部40aよりも大きいことである。
また、信号ケーブル28の外皮62よりも連結部材40の方が硬いため、微粒子72の信号ケーブル28の外皮62の食い込み量Baは、微粒子72の保持部40aの食い込み量Bsよりも大きくなる。このため、信号ケーブル28の外皮62の摩擦係数は、連結部材30の保持部40aの摩擦係数よりも小さいことが好ましい。すなわち、連結部材30の保持部40aの摩擦係数が大きいことが好ましい。
例えば、信号ケーブル28と保持部40aとのうち、摩擦係数が小さい方の微粒子72の食い込み量Baを大きくすることにより、微粒子72を滑りにくくして、信号ケーブル28と保持部40aとを、より一層強固に保持することができる。
保持部40aの摩擦係数とは、保持部40aの内側40eの信号ケーブル28の外皮62の表面62aと対向する部分の摩擦係数である。
信号ケーブル28の外皮62の摩擦係数、および保持部40aの摩擦係数は、いずれも静摩擦係数である。静摩擦係数は、JIS K7125:1999により測定することができる。
なお、図10に示す微粒子72の信号ケーブル28の外皮62の食い込み量Baと、微粒子72の保持部40aの食い込み量Bsとは、それぞれ信号ケーブル28が保持部40aに保持された状態で、保持部40aと、信号ケーブル28の外皮62との断面を観察して得られる断面画像に基づき、10個の微粒子72について、それぞれ食い込み量Baと、食い込み量Bsを測定し、測定したそれぞれの平均値である。
食い込み量Baは、信号ケーブル28の外皮62の表面62aから、微粒子72の部位置のうち、最も離れたところにあるところ迄の距離である。
食い込み量Bsは、保持部40aの内側40eから、微粒子72の部位置のうち、最も離れたところにあるところ迄の距離である。
微粒子72の大きさは、特に限定されるものではないが、内接球径で表される直径Dsが、信号ケーブル28の外皮62の厚みht(図6参照)以下であることが好ましい。これにより、微粒子72が、信号ケーブル28の外皮62を突き破って、内側にあるシールド導体60を傷つけることが抑制される。また、結果的に、保持部40aが太くなることも抑制される。信号ケーブル28の取付けにおいて、省スペースを実現できる。
また、微粒子72は、信号ケーブル28の外皮62の凹凸の高低差、および信号ケーブル28の外皮62と対向する保持部の面の凹凸の高低差のうち、小さい方以上の大きさであることが好ましい。
微粒子72の直径Dsは、微粒子72の内接球Sにより特定される。複数の微粒子72について断面を観察して得られる断面画像に基づき、10個の微粒子72について、それぞれ内接球Sを特定して内接球径を測定し、測定値の平均値が直径Dsである。
なお、図6〜図10は断面図であるため、微粒子72および内接球Sは2次元で表現されているが、微粒子72および内接球Sはいずれも立体である。
微粒子72は、信号ケーブル28の外皮62よりも硬いものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、銅、銅合金、鋼、またはステンレス鋼等で構成することができる。
なお、微粒子72は、上述のように保持部40aよりも硬いことが好ましいことから、硬い材料で構成することが好ましい。この場合、微粒子72は、例えば、タングステン、モリブデン、クロム、またはシリコン等で構成される。これ以外に、SiC、SiO、TiN、WC(炭化タングステン)、BN(ボロンナイトライド)、およびDLC(ダイヤモンドライクカーボン)等で構成することもできる。
また、微粒子72は、例えば、粉砕することに形成することができる。微粒子72の大きさは、分級機等により調整することができる。
<回路基板>
次に、回路基板26について説明する。
図11は本発明の実施形態の内視鏡撮像装置の第1の例の回路基板の一例を示す模式図である。なお、図11は、折り曲げる前の状態の回路基板26を示す。
回路基板26は、例えば、図11に示すように、表面26aに撮像素子25と、電子部品36とが、予め定められた位置に配置されている。例えば、回路基板26の他方の端で、裏面26bと、信号ケーブル28のシールド導体(図示せず)とが、例えば、半田により接合される。信号ケーブル28の信号線29が裏面26bに設けられた接続端子(図示せず)と電気的に接続されている。
信号ケーブル28のシールド導体を裏面26bに接合することにより、撮像素子25および電子部品36から発生した熱を、信号ケーブル28を介して回路基板26から排熱することができ、内視鏡撮像装置20の放熱性を高めることができる。
図11では、回路基板26の表面26aに、例えば、撮像素子25と、2つの電子部品36とが、第1の曲げ領域27aをあけて設けられ、2つの電子部品36と、信号ケーブル28側の3つの電子部品36とが、第2の曲げ領域27bをあけて設けられている。第1の曲げ領域27aが第1の湾曲部26cに対応し、第2の曲げ領域27bが第2の湾曲部26dに対応する。
回路基板26において、第1の曲げ領域27aを、撮像素子25と、電子部品36とが対向するように曲げ、第2の曲げ領域27bを、回路基板26の裏面26bが対向するように曲げる。これにより、回路基板26は、図2〜図4に示すように第1の湾曲部26cと第2の湾曲部26dとを有する構成となる。
電子部品36は、撮像素子25を駆動するためのものであり、特に限定されるものではないが、例えば、レギュレーター、抵抗、およびコンデンサ等が挙げられる。
〔内視鏡撮像装置の第2の例〕
内視鏡撮像装置20は図2〜図4に示す構成に限定されるものではない。以下、内視鏡撮像装置の第2の例について説明する。
図12は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第2の例を示す模式的斜視図であり、図13は本発明の実施形態の内視鏡の内視鏡撮像装置の第2の例を示す模式的側面図である。
図12および図13において、図2〜図4に示す内視鏡撮像装置20、および図5に示す連結部材30と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図12および図13に示す内視鏡撮像装置21は、図2〜図4に示す内視鏡撮像装置20に比して、回路基板50の構成、ならびに撮像素子25およびカバーガラス33の配置が異なり、さらに、プリズム34を設けていない点が異なる。それ以外の構成は、図2〜図4に示す内視鏡撮像装置20と同じ構成である。
図12および図13に示す内視鏡撮像装置21では、回路基板50が、平板状の基部50aに対して垂直に支持部50bが設けられている構成である。支持部50bの支持面50dに撮像素子25が設けられている。撮像素子25上にカバーガラス33が設けられており、受光面(図示せず)がカバーガラス33に覆われている。
保持部材24の基部24bの裏面24eにカバーガラス33が配置されており、受光面(図示せず)を撮像レンズ23に向けて撮像素子25が配置されている。
回路基板50の表面50cには、撮像素子25および電子部品36に対する信号または電力が入出力される複数の接続端子(図示せず)が設けられている。回路基板50の表面50cの接続端子に、信号ケーブル28の信号線29が電気的に接続されている。
回路基板50の構成は、特に限定されるものではなく、フレキシブル配線基板でもよく、リジット基板でもよい。リジット基板としては、プリント配線基板を用いることができる。
図12および図13に示す内視鏡撮像装置21でも、内視鏡撮像装置20と同様の効果を得ることができる。内視鏡撮像装置21においても、信号ケーブル28の取付けスペースを低減することができ、かつ信号ケーブルの強固な保持を実現することができる。
本発明は、基本的に以上のように構成されるものである。以上、本発明の内視鏡撮像装置および内視鏡について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
10 内視鏡システム
12 内視鏡
12a 挿入部
12b 操作部
12c ユニバーサルコード
12d コネクタ
12e 先端部
12f 先端面
13a アングルノブ
13b ズーム操作部
13c モード切替スイッチ
14 光源装置
16 プロセッサ装置
18 モニタ
19 操作入力部
20、21 内視鏡撮像装置
22 レンズ鏡筒
23 撮像レンズ
24 保持部材
24a 取付筒部
24b 基部
24c、24d 凸部
24e 裏面
25 撮像素子
26 回路基板
26a 表面
26b 裏面
26c 第1の湾曲部
26d 第2の湾曲部
27a 第1の曲げ領域
27b 第2の曲げ領域
28 信号ケーブル
29 信号線
30 連結部材
32 係合部
33 カバーガラス
34 プリズム
34c 側面
36 電子部品
40a 保持部
40b アーム部
40c 開口部
40d 開口部
40e 内側
40f 基材部
41a 基端
41b 先端
50 回路基板
50a 基部
50b 支持部
50c 表面
50d 支持面
60 シールド導体
62 外皮
62a 表面
63 隙間
70 固定剤
72 微粒子
72a 角
74 接着剤
Ba 食い込み量
Bs 食い込み量
C 光軸
Cg 中心
M 直線
R 周方向
rs 半径方向
S 内接球
ht 厚み

Claims (10)

  1. 内部に撮像レンズが設けられたレンズ鏡筒と、
    前記撮像レンズを通過した光を受光し、光電変換する撮像素子と、
    前記レンズ鏡筒と前記撮像素子との間に配置される、少なくとも1つのガラス部材と、
    前記ガラス部材と前記レンズ鏡筒とを連結する保持部材と、
    前記撮像素子と、電気的に接続され、かつ外周を構成する外皮を有する信号ケーブルと、
    前記保持部材に対し、前記信号ケーブルを保持する連結部材とを有し、
    前記連結部材は、前記信号ケーブルの前記外皮のうち、周方向において前記外周を半分以上を覆う保持部を備え、前記保持部は前記信号ケーブルの前記外皮を押圧して前記信号ケーブルを保持し、
    前記信号ケーブルの前記外皮と前記保持部との間に、複数の微粒子を含む固定剤が設けられ、
    前記微粒子は、前記信号ケーブルの前記外皮よりも硬く、かつ前記微粒子は前記信号ケーブルの前記外皮に食い込んでいる、内視鏡撮像装置。
  2. 前記微粒子は、角が少なくとも1箇所ある、請求項1に記載の内視鏡撮像装置。
  3. 前記微粒子は、内接球径で表される直径が、前記信号ケーブルの前記外皮の厚み以下である、請求項1または2に記載の内視鏡撮像装置。
  4. 前記微粒子は、前記連結部材の前記保持部よりも硬く、前記微粒子は、前記保持部に食い込んでいる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の内視鏡撮像装置。
  5. 前記微粒子の前記信号ケーブルの前記外皮の食い込み量は、前記微粒子の前記保持部の食い込み量よりも大きい、請求項4に記載の内視鏡撮像装置。
  6. 前記信号ケーブルの前記外皮の摩擦係数は、前記連結部材の前記保持部の摩擦係数よりも小さい、請求項1〜5のいずれか1項に記載の内視鏡撮像装置。
  7. 前記固定剤は、接着剤を含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の内視鏡撮像装置。
  8. 前記接着剤は、前記信号ケーブルの前記外皮に対する接着力よりも前記連結部材の前記保持部に対する接着力の方が高い、請求項7に記載の内視鏡撮像装置。
  9. 前記連結部材の前記保持部は、前記信号ケーブルの前記外皮と密着する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の内視鏡撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の内視鏡撮像装置を有する、内視鏡。
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