JP2021037087A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,精算表示装置59が設けられている。
第1始動口11の下方には、特定領域106を有する振分役物100(図3参照)が配置されている。この振分役物100には、第2大入賞口21へ入賞した全ての遊技球が誘導される。すなわち、振分役物100の内側上部にはワープ出口103が設けられており、第2大入賞口21に入球した全ての遊技球は、ワープ通路16を通過してワープ出口103に向かい、ワープ出口103から振分役物100内に流入する。ワープ出口103の下方には開閉動作が可能な一対の可動片105が設けられており、通常時は、図3の(a)に示すように閉状態で停止している。さらに、可動片105の下方には、入球可能な3穴106,107を備えた回転体110が配設され、常時一定速度で同一方向に回転動作を行っている。この回転体110の3穴106,107の内、Vで示した一つが特定領域106となる。
しかし、図3(b)に示すように可動片105が開状態であれば、ワープ出口103から開状態の可動片105の間を通り一対の支えピン108の間まで落下する。落下した遊技球は、回転体110の回転位置により、回転体110の側面と一対の支えピン108とで構成される待機位置に停留し、3穴106,107のいずれかの穴が真上に向けて開く位置まで回転するとその穴に入球する。既に待機位置に遊技球が待機している時に、可動片105間を遊技球が落下してくると、待機中の遊技球はそのままで、落下してきた遊技球は左右のいずれかに転動しハズレ口109から遊技盤裏面に排出される。
遊技盤1における向かって右下の領域には、7セグメントの第1特図表示装置9及び第2特図表示装置10と、4個のLEDからなる第1特図保留数表示装置23及び第2特図保留数表示装置24が設置されている。なお、第1、第2特図表示装置9、10は、それぞれ、当該特図表示装置を構成するLEDの点灯状態により、停止表示された特図を示す。また、第1、第2特図保留数表示装置23、24は、それぞれ、当該特図保留数表示装置を構成するLEDの点灯状態により、保留記憶の数を示す。具体的には、例えば、特図保留数表示装置のLEDが全て消灯されている場合には、保留記憶の数が0であることを示し、左下のLEDが点灯している場合には、保留記憶の数が1であることを示し、左下及び右下のLEDが点灯している場合には、保留記憶の数が2であることを示しても良い。
また、第1及び第2特図表示装置9、10と、第1及び第2特図保留数表示装置23、24と、普通図柄表示装置7と、普図保留数表示装置8とは、遊技領域3の外縁の外側の領域、換言すれば、遊技中に遊技球が流下しない領域にまとめて配置されている。より詳しくは、これらの表示装置7〜10、23、24は、遊技領域3の外縁の付近(換言すれば、外縁に沿って)に配置されている。この他にも、これらの表示装置7〜10、23、24は、例えば、遊技領域3の外縁の内側にまとめて配置されていても良い。より詳しくは、これらの表示装置7〜10、23、24は、遊技領域3の外縁の内側であって、該外縁の付近(換言すれば、外縁に沿って)に配置されていても良い。
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84,電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
設定表示装置80aは、7セグメントLED表示器等を有する。詳細は後述するが、本実施形態のパチンコ機は、設定1〜6の6段階の設定値に応じて、第1又は第2始動口11、12への入球により行われる特図の当否判定で大当り(以後、図柄当りとも記載)となる確率を段階的に変更可能となっている。設定表示装置80aは、現在の設定値を表示する。なお、設定表示装置80aを設けない構成としても良い。
また、設定キーSW80cは、設定キーを挿入可能な部位である。設定キーSW80cは、ON状態とOFF状態とを有し、設定キーを設定キーSW80cに挿入して回すことで、ON状態とOFF状態との切り替えが可能となる。設定キーSW80cがON状態である場合に、大当りの設定変更が可能となる。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW39を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
なお、本実施形態のパチンコ機50は、機外に賞球を払出す構成となっているが、所定数の遊技球を機内に封入し、発射した遊技球を遊技機内で回収して循環的に使用することで遊技を行う封入式遊技機としても、何ら問題なく本発明の効果を発揮する。
(1)設定変更機能について
上述したように、本実施形態のパチンコ機50は、設定1〜設定6の6段階で図柄当りの設定値を変更可能となっており、詳細は後述するが、設定値が高くなるに従い、図柄当りが発生する確率が高くなる。無論、これに限らず、5段階以下、又は、7段階以上の設定値の変更が可能となっていても良い。設定値は、主制御装置80における不揮発性メモリに保存される。主制御装置80は、電源投入時に不揮発性メモリに保存されている設定値をRAMに保存し、該設定値を現在の設定値とする。
本実施形態のパチンコ機50は、所謂1種2種混合機として構成されている。すなわち、図6に示すように、第1始動口11への入球に起因して行われる第1特図の大当り抽選では、図柄当りに当選し、第2始動口12への入球に起因して行われる第2特図の大当り抽選では、図柄当りと小当りとに当選する。図柄当りの確率は、一例として、図6に示すようにして現在の設定値に応じて変化する。一方、小当りの確率は、現在の設定値に関わらず、1/8となっている。
次に、この遊技進行を実現する処理について説明する。まず、図7にパチンコ機50の主制御装置80が実行するメインルーチンを示す。このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動されるが、2ms以外の割り込み周期で起動しても良い。
S10では、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:yes)、S20に移行し、否定判定が得られた場合には(S10:no)、S15にてCPUやI/O等の初期設定を行い、S70に移行する。S10で肯定判定が得られた場合には、初期値乱数の更新(S20)、大当り決定用乱数の更新(S25)、大当り図柄決定用乱数の更新(S30)、当り決定用乱数の更新(S35)、リーチ判定用乱数の更新(S40)、変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
次に、主制御装置80が実行する始動口入賞確認処理について、図8に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、第1始動口SW11aの検出信号に基づき、第1始動口11への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は、S105に処理を移行し、第1特図についての保留記憶の数が最大値(一例として4)か否かを判定する。否定判定の場合は(S105:no)、S110に処理を移行する。
S125で行なう処理は、S110にて第1特図に関して行なった処理を第2特図に関して行なうものである。そして、抽出した乱数を、第2特図についての保留記憶として記憶し、現在の第2特図の保留記憶数を示す保留数コマンドをサブ統合制御装置83に送信すると共に、当処理を終了する。また、第2特図保留数表示装置24にて表示されている現在の第2特図の保留記憶数が更新される。なお、S125では、抽出した乱数が特定値であるか否かを判定することで、上述した先読み判定を行い、先読み判定の結果を示す先読みコマンドをサブ統合制御装置83に送信しても良い。また、S120が肯定判定された場合も当処理を終了する。
次に、主制御装置80が実行する当否判定処理について、図9〜11に記載のフローチャートを用いて説明する。
当否判定処理を開始すると、特別電動役物が作動中か否か、すなわち、大当り遊技及び小当り遊技のうちのいずれかが実行中か否かを判定し(S200)、肯定判定なら(S200:yes)、特別遊技処理に移行し、大当り遊技中でなければ(S200:no)、第1又は第2特図が変動中か否かを判定し(S203)、変動中でなければ(S203:no)、第1又は第2特図の確定図柄表示中であるか否か判定し(S205)、確定表示中でなければ(S205:no)、第2保留記憶が有るか否か判定し(S208)、否定判定なら(S208:no)、第1保留記憶が有るか否か判定し(S210)、否定判定なら(S210:no)S241に移行し、S208、又はS210が肯定判定なら(S208:yes,S210:yes)、S213に進む。このS208とS210の判定順序により、第2保留記憶の大当り抽選が優先的に実施される。一方、S241は、第1及び第2保留記憶が存在せず、且つ、第1及び第2特別図柄の変動表示及び確定表示が行われていない場合に移行する。S241では、主制御装置80からサブ統合制御装置83に対し、待機コマンドが送信される。
続くS218では、大当り判定用乱数の比較処理(S215)の結果が大当り(判定値と同一)であるか否か判定する。肯定判定なら(S218:yes)、大当り(換言すれば、図柄当り)が生じたものとして、図柄モード設定処理を行う(S220)。図柄モード設定処理では、判定対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数1に基づいて、大当り遊技の内容と大当り遊技終了後の遊技状態を決定する図柄モードを設定する。続いて、設定した図柄モードの種類と判定対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数2に基づいて大当り図柄選択処理を行う(S223)。これは、図柄モードの設定によって決定した大当りの種類(大当り遊技の内容と大当り遊技終了後の遊技状態)と大当り図柄との関連付けを行うために、図柄モードの種類毎に設定された図柄郡の中から確定図柄を決定する処理となる。
次に、S203が肯定判定、即ち、特別図柄の変動中であれば(S203:yes)、図10のS243に進み、特別図柄の変動時間が経過したか否か判定する。否定判定なら(S243:no)特別遊技処理に移行し、肯定判断なら(S243:yes)、確定コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を制御してS223、S230、又はS233で選択した確定図柄を確定表示させる(S245)。確定コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、演出図柄制御装置82に予め選択されていた擬似図柄を確定表示させる指示信号を送信し、演出図柄制御装置82は、その信号に応じて演出図柄表示装置6を制御して擬似図柄を確定表示させる。これにより、第1又は第2特別図柄と、演出図柄表示装置6に表示される擬似図柄の変動の開始と終了とが同じタイミングになる(同期する)。
S286では、開放延長カウンタが0か否かを判定し、肯定判定の場合には(S286:yes)、S288に移行し、否定判定の場合には(S286:no)、S292に移行する。S288では、開放延長フラグをクリアして電サポを終了し、続くS290では、電サポ終了演出を指示するコマンドをサブ統合制御装置83に送信し、S292に移行する。
図9に戻り、S205が肯定判定、即ち、確定図柄の表示中なら(S205:yes)、図11のS294に進み、確定図柄表示時間が経過したか否か判定し、否定判定なら(S294:no)特別遊技処理に移行し、肯定判定なら(S294:yes)、確定図柄表示終了処理(S296)を行い、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を制御して特図の確定表示を終了させ、サブ統合制御装置83に擬似図柄の確定表示を終了させる指示信号を送信して特別遊技処理に移行する。
次に、主制御装置80が当否判定処理に続いて実行する特別遊技処理について、図12〜15に記載のフローチャートを用いて説明する。
S300にて、条件装置が未作動、即ち、大当り遊技中ではないか否か判定する。肯定判定なら(S300:yes)、小当り遊技中か否か判定し(S302)、否定判定なら(S302:no)リターンし、肯定判定なら(S302:yes)、小当り開始演出中か否か判定し(S304)、肯定判定なら(S304:yes)、小当り開始演出の終了時間か否か判定する(S306)。S306が否定判定なら(S306:no)リターンし、肯定判定なら(S306:yes)、第2大入賞口21を開放する小当り開放処理(S308)を行い、特定領域有効フラグをセットし(S310)、可動片ソレノイド105aの動作を開始させ(S312)本処理をリターンする。
S356が肯定判定、又はS354が否定判定なら(S356:yes、S354:no)、第1大入賞口20の開放時間が終了したか否か判定し(S358)、否定判定なら(S358:no)リターンし、S358が肯定判定、又はS356が否定判定なら(S358:yes、S356:no)、第1大入賞口20の閉鎖処理を行う(S360)。そして、最終ラウンドか否かを判定し(S362)、最終ラウンドである場合には(S362:yes)、サブ統合制御装置83に大当り終了演出を指示するコマンドを送信する大当り終了演出処理を行い(S364)、リターンする。一方、最終ラウンドでない場合には(S362:no)、ラウンド間インターバル処理を行いサブ統合制御装置83にラウンド間インターバル演出を指示するコマンドを送信し(S366)、リターンする。
次に、主制御装置80が実行する役物当り検出処理について、図16に記載のフローチャートを用いて説明する。役物当り検出処理は、周期的に実行される。なお、役物当り検出処理は、メインルーチンからコールされても良い。
S400では、特定領域有効フラグがセットされているか否かが判定される。肯定判定の場合には(S400:yes)、S405に移行し、否定判定の場合には(S400:no)、リターンする。S405では、特定領域スイッチ106aが遊技球を検出したか否か判定し、否定判定なら(S405:no)リターンし、肯定判定なら(S405:yes)、小当り図柄を参照し(S410)、参照した小当り図柄の種類に応じてS225と同様のモードバッファ設定処理(S415)を行い、大入賞口の開放パターンの設定を行う役物当り遊技設定処理(S420)を行う。
S450、又はS445の否定判定(S445:no)に続いては、条件装置作動開始処理(S455)、役物連続作動装置作動開始処理(S460)を行い、大当りフラグをセットし(S465)、大当り開始演出指示コマンドと状態指示コマンドとをサブ統合制御装置83に送信し(S470、S475)リターンする。なお、大当り開始演出指示コマンドは、役物当りにより大当り遊技が開始されること(換言すれば、V入賞が生じたこと)を示すと共に、大当り遊技の総ラウンド数や第2大入賞口21の開放パターン等を示しても良い。
パチンコ機50のサブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに従い、演出図柄表示装置6の演出画面等を介して各種演出を行う。演出では、例えば、遊技の進行状況が示されたり、大当り抽選の結果が示唆又は報知されたり、大当り遊技の進行状況が示されたり、現在の設定値が示唆されたりする。具体的には、これらの演出として、例えば、図柄演出や、保留演出や、保留数表示や、抽選図柄演出や、予告演出や、先読み演出や、大当り演出等が行われる。つまり、サブ統合制御装置83は、図柄演出手段や保留演出手段としての構成を有する。
本実施形態のパチンコ機50は、遊技の進行が停滞している場合には待機モードに移行する。なお、待機モードではない場合のパチンコ機50の状態を、通常モードとも記載する。通常モードでは、大当り抽選や、図柄演出や、特図の変動表示や、大当り遊技や、小当り遊技が行われる。また、通常モード中には、第1又は第2保留記憶が存在し得る。一方、待機モード中には、図柄演出(換言すれば、擬似図柄並びに特図の変動表示並びに確定表示)、大当り抽選、大当り遊技、及び、小当り遊技が行われておらず、第1及び第2保留記憶は存在し得ない。
一方、説明画像610、ロゴ画像620、及び、注意喚起画像630は、通常モード時に演出画面に表示される画像とは異なる画像となっている。
また、注意喚起画像630では、パチンコ機に関する注意事項が表示される。具体的には、例えば、18歳未満の者は遊技禁止である旨や、遊技へののめり込みについての注意喚起が表示されても良い。
なお、本実施形態では、ロゴ画像620及び注意喚起画像630では、保留数表示540及び保留図柄の表示は行われない。しかしながら、ロゴ画像620及び注意喚起画像630の双方又は一方においても、保留数表示540が行われても良い。
(10)待機モード移行処理について
次に、遊技の進行が停滞した場合に待機モードに移行する待機モード移行処理について、図19のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83により定期的に実行される。
S705では、サブ統合制御装置83は、図柄演出終了後(換言すれば、特図の変動表示及び確定表示終了後)、最初に主制御装置80から送信された待機コマンドを受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S705:Yes)、S710に移行し、否定判定が得られた場合には(S705:No)、本処理を終了する。
S715では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から変動指示コマンドを受信したことにより、図柄演出が開始されるか否かを判定する。そして、サブ統合制御装置83は、肯定判定が得られた場合には(S715:Yes)、移行タイマを停止させた後(S720)、S725に移行し、否定判定が得られた場合には(S715:No)、S725に移行する。
次に、待機モード中に実行される待機モード移行処理について、図20のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83により定期的に実行される。
S800では、サブ統合制御装置83は、待機モードであるか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S800:Yes)、S805に移行し、否定判定が得られた場合には(S800:No)、本処理を終了する。
一方、S820では、サブ統合制御装置83は、客待ち画像の切り換えタイミングが到来したか否かを判定する。そして、サブ統合制御装置83は、肯定判定が得られた場合には(S820:Yes)、図18に示す順番にて客待ち画像を切り換え(S825)、本処理を終了する。一方、否定判定が得られた場合には(S820:No)、サブ統合制御装置83は、本処理を終了する。
(1)上記実施形態のパチンコ機50は、1種2種混合機として構成されているが、これに限らず、本発明は、様々な種類のパチンコ機に適用され得る。具体的には、本発明は、例えば、確変機能や時短機能や開放延長機能が設けられた所謂1種と呼ばれるパチンコ機に適用されても良い。なお、この場合、例えば、保留記憶が存在せず、且つ、大当り遊技、及び、図柄演出が行われていない状態が一定時間以上継続した場合に、遊技の進行が停滞しているとみなされ、待機モードに移行しても良い。
パチンコ機50が弾球遊技機の一例に、第1、第2始動口11、12が始動領域の一例に、サブ統合制御装置83がサブ制御装置の一例に、大当り遊技が特典の一例に相当する。また、始動入賞確認処理のS110、S125で抽出される乱数が、数値データの一例に相当する。また、始動入賞確認処理のS110、S125が保留記憶手段及び第1表示手段の一例に、当否判定処理のS215が抽選手段の一例に、当否判定処理のS258、S260、及び、役物当り検出処理のS455、S460が、特典付与手段の一例に相当する。また、待機モード移行処理のS735、及び、待機モード処理のS825が、第2表示手段、及び、デモ手段の一例に相当する。
Claims (1)
- 遊技を制御する主制御装置と、遊技領域の外縁の内側に設けられた演出画面を介して演出を行うサブ制御装置とを備える弾球遊技機であって、
前記主制御装置は、
遊技球が始動領域に進入したことに起因して数値データを抽出し、該数値データの保留記憶を行う保留記憶手段と、
前記遊技領域の前記外縁の外側に設けられた表示装置、又は、前記遊技領域の前記外縁の内側であって、前記外縁の付近に設けられた表示装置を介して、前記保留記憶の数を表示する第1表示手段と、
前記保留記憶がなされた前記数値データに基づき抽選を行う抽選手段と、
前記抽選で当りとなったことに起因して、特典を付与する特典付与手段と、を有し、
前記サブ制御装置は、
前記演出画面にて擬似図柄の変動表示を行うことで、前記抽選の結果を報知する前記演出である図柄演出を行う図柄演出手段と、
前記保留記憶に対応して前記演出画面に保留図柄を表示する前記演出を行う保留演出手段と、
前記演出画面に前記保留記憶の数を表示する前記演出を行う第2表示手段と、
前記遊技の進行が停滞している場合に、前記演出画面に客待ち画像を表示するデモ手段と、を有し、
前記第2表示手段は、前記客待ち画像の一部として、前記演出画面に前記保留記憶の数を表示すること、
を特徴とする弾球遊技機。
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