JP2021035154A - 蓄電システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より短時間に自立出力可能な蓄電システム及びその制御方法を提供する。
【解決手段】蓄電システムは、交流電源と負荷との間に接続される蓄電システムであって、蓄電池と、蓄電池の直流電圧を変換して交流電圧を生成する変換部と、交流電圧を出力する出力端子と、交流電源の出力電圧が入力される入力端子と、入力端子及び出力端子を接続又は開放するスイッチング部と、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定部とを含み、入力端子及び出力端子が接続されている状態において、判定部により、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、スイッチング部は、入力端子及び出力端子を開放し、変換部は、交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始し、所定周波数は、交流電源の出力電圧の周波数と同じ周波数であり、所定位相は、所定時刻において、交流電源の出力電圧が負荷に供給されていたとした場合の出力電圧の位相である。
【選択図】図1

Description

本開示は、蓄電システム及びその制御方法に関する。
電力系統に接続され、一旦蓄電池に蓄えた電力を、停電時等に電力変換装置を介して負荷に供給できる蓄電システムが知られている。太陽光発電システム(以下、太陽光システムともいう)にも接続され、負荷に供給される電力を超えた発電電力(余剰電力)を蓄電池に蓄える蓄電システムも知られている。
電力系統及び太陽光システムに接続された系統連系型の蓄電システムは、通常時には、系統連系動作を行い、停電時には自立運転を行う。蓄電システムの補助入力端子は、太陽光システムのPCS(Power Conditioning System)の自立出力端子に接続されており、太陽光システムの自立出力端子から補助入力端子に入力される電力を特定負荷に供給する。蓄電システムは、太陽光システムの余剰電力により、蓄電システム内部の蓄電池を充電する。特定負荷に太陽光システムから電力を供給している状態において、太陽光システムの発電電力が低下し、特定負荷の消費電力よりも小さくなれば、蓄電システム内部の蓄電池の放電により特定負荷に電力が供給される。
特開2017−200409号公報
太陽光システムによる電力供給から、蓄電システムによる電力供給に切替える場合、特定負荷への電力供給が途切れないようにすることが要求される。そのために、電力供給の切替えは、可能な限り短時間で行うことが望まれる。電力供給の切替えは、上記の特許文献1に開示されているように、通常、ゼロクロス(電圧0V、位相0°)のタイミングで行われる。その場合、ゼロクロスまでに最大で交流1周期(周波数が50Hzであれば、最大20msec)の時間待機する必要があり、その分、蓄電システムの自立出力の開始が遅れる。
したがって、本開示は、より短時間に自立出力可能な蓄電システム及びその制御方法を提供することを目的とする。
本開示のある局面に係る蓄電システムは、交流電源と負荷との間に接続される蓄電システムであって、蓄電池と、蓄電池の直流電圧を変換して交流電圧を生成する変換部と、交流電圧を出力する出力端子と、交流電源の出力電圧が入力される入力端子と、入力端子及び出力端子を接続又は開放するスイッチング部と、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定部とを含み、入力端子及び出力端子が接続されている状態において、判定部により、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、スイッチング部は、入力端子及び出力端子を開放し、変換部は、交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始し、所定周波数は、交流電源の出力電圧の周波数と同じ周波数であり、所定位相は、所定時刻において、交流電源の出力電圧が負荷に供給されていたとした場合の出力電圧の位相である。
本開示の別の局面に係る蓄電システムは、交流電源と負荷との間に接続された第1蓄電ユニット及び第2蓄電ユニットを含む蓄電システムであって、第1蓄電ユニットは、第1蓄電池と、第1蓄電池の直流電圧を変換して第1の交流電圧を生成する第1変換部と、第1の交流電圧を出力する第1出力端子と、交流電源の出力電圧が入力される第1入力端子と、第1入力端子及び第1出力端子を接続又は開放する第1スイッチング部とを含み、第2蓄電ユニットは、第2蓄電池と、第2蓄電池の直流電圧を変換して第2の交流電圧を生成する第2変換部と、第2の交流電圧を出力する第2出力端子と、第1出力端子に接続された第2入力端子と、第2入力端子及び第2出力端子を接続又は開放する第2スイッチング部とを含み、蓄電システムは、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定部をさらに含み、第1入力端子及び第1出力端子が接続され、第2入力端子及び第2出力端子が接続されている状態において、判定部により、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、第1スイッチング部は、第1入力端子及び第1出力端子を開放し、第2変換部は、第2の交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始し、所定周波数は、交流電源の出力電圧の周波数と同じ周波数であり、所定位相は、所定時刻において、交流電源の出力電圧が負荷に供給されていたとした場合の出力電圧の位相である。
本開示のさらに別の局面に係る制御方法は、交流電源と負荷との間に接続され、蓄電池と、蓄電池の直流電圧を変換して交流電圧を生成する変換部と、交流電圧を負荷に出力する出力端子と、交流電源の出力電圧が入力される入力端子と、入力端子及び出力端子を接続又は開放するスイッチング部とを含む、蓄電システムの制御方法であって、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定ステップと、スイッチング部により入力端子及び出力端子を接続するステップと、入力端子及び出力端子が接続されている状態において、判定ステップにより、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、交流電圧を負荷に供給する供給ステップとを含み、供給ステップは、スイッチング部により入力端子及び出力端子を開放するステップと、変換部による交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始するステップとを含み、所定周波数は、交流電源の出力電圧の周波数と同じ周波数であり、所定位相は、所定時刻において、交流電源の出力電圧が負荷に供給されていたとした場合の出力電圧の位相である。
本開示によれば、より短時間に自立出力可能な蓄電システム及びその制御方法を提供できる。
図1は、本開示の実施形態に係る蓄電システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示した蓄電ユニットのPCSの内部構成を示すブロック図である。 図3は、特定負荷への停電時における電力供給状態を示すブロック図である。 図4は、太陽光システムの発電電力が低下し、蓄電ユニットから特定負荷に電力を供給する状態を示すブロック図である。 図5は、図1に示した蓄電システムによる自立出力電圧を示す波形図である。 図6は、補助入力消失時と同じ電圧から自立出力を開始する場合の波形図である。 図7は、図1に示した蓄電システムの動作を示すフローチャートである。 図8は、自立出力電圧の周波数変化を示す波形図である。 図9は、変形例に係る蓄電システムの構成を示すブロック図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施の形態の内容を列記して説明する。以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本開示の第1の局面に係る蓄電システムは、交流電源と負荷との間に接続される蓄電システムであって、蓄電池と、蓄電池の直流電圧を変換して交流電圧を生成する変換部と、交流電圧を出力する出力端子と、交流電源の出力電圧が入力される入力端子と、入力端子及び出力端子を接続又は開放するスイッチング部と、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定部とを含み、入力端子及び出力端子が接続されている状態において、判定部により、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、スイッチング部は、入力端子及び出力端子を開放し、変換部は、交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始し、所定周波数は、交流電源の出力電圧の周波数と同じ周波数であり、所定位相は、所定時刻において、交流電源の出力電圧が負荷に供給されていたとした場合の出力電圧の位相である。これにより、より短時間に自立出力(放電電力)を供給できる。
(2)好ましくは、蓄電システムは、スイッチング部を制御する制御部をさらに含み、スイッチング部は、制御部の制御を受けて、入力端子及び出力端子を接続又は開放し、スイッチング部は、入力端子及び出力端子を接続した状態において、制御部から開放の指示を受けて、入力端子及び出力端子を開放し、所定時刻は、制御部がスイッチング部に開放を指示してから、所定時間経過時の時刻である。これにより、入力端子及び出力端子が開放された状態において自立出力を開始でき、交流電源への影響を防止できる。
(3)より好ましくは、所定時間は、スイッチング部が開放の指示を受けてから、入力端子及び出力端子が開放されるまでの時間よりも長い。これにより、より確実に、入力端子及び出力端子が開放された状態において自立出力を開始でき、交流電源への影響を防止できる。
(4)さらに好ましくは、蓄電システムは、スイッチング部を制御する制御部をさらに含み、スイッチング部は、制御部の制御を受けて、入力端子及び出力端子を接続又は開放し、制御部は、電力変換部が交流電圧の出力を開始した後に、スイッチング部に入力端子及び出力端子の開放を指示する。これにより、より一層短時間に自立出力を供給できる。
(5)好ましくは、所定周波数は、交流電源の出力電圧のゼロクロス時刻を用いて算出された周波数であり、所定位相は、周波数及びゼロクロス時刻を用いて算出された所定時刻における位相である。これにより、自立出力開始時の自立出力電圧の周波数及び位相を決定できる。
(6)より好ましくは、電力変換部が交流電圧の出力を開始した後に、交流電圧の周波数を、交流電圧の出力を開始したときから交流電圧の位相を段階的に変化させることにより、目標周波数に調整する調整部をさらに含む。これにより、より適切な周波数の自立出力電圧を負荷に供給できる。
(7)さらに好ましくは、蓄電システムは、交流電源の出力電力の余剰電力により、蓄電池を充電する充電部をさらに含み、入力端子及び出力端子が接続されている状態において、判定部により、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、充電部は、交流電源の出力電圧のゼロクロス時刻で充電を停止する。これにより、電圧変動による負荷への影響を抑制できる。
(8)本開示の第2の局面に係る蓄電システムは、交流電源と負荷との間に接続された第1蓄電ユニット及び第2蓄電ユニットを含む蓄電システムであって、第1蓄電ユニットは、第1蓄電池と、第1蓄電池の直流電圧を変換して第1の交流電圧を生成する第1変換部と、第1の交流電圧を出力する第1出力端子と、交流電源の出力電圧が入力される第1入力端子と、第1入力端子及び第1出力端子を接続又は開放する第1スイッチング部とを含み、第2蓄電ユニットは、第2蓄電池と、第2蓄電池の直流電圧を変換して第2の交流電圧を生成する第2変換部と、第2の交流電圧を出力する第2出力端子と、第1出力端子に接続された第2入力端子と、第2入力端子及び第2出力端子を接続又は開放する第2スイッチング部とを含み、蓄電システムは、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定部をさらに含み、第1入力端子及び第1出力端子が接続され、第2入力端子及び第2出力端子が接続されている状態において、判定部により、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、第1スイッチング部は、第1入力端子及び第1出力端子を開放し、第2変換部は、第2の交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始し、所定周波数は、交流電源の出力電圧の周波数と同じ周波数であり、所定位相は、所定時刻において、交流電源の出力電圧が負荷に供給されていたとした場合の出力電圧の位相である。これにより、より短時間に自立出力(放電電力)を供給できる。
(9)本開示の第3の局面に係る制御方法は、交流電源と負荷との間に接続され、蓄電池と、蓄電池の直流電圧を変換して交流電圧を生成する変換部と、交流電圧を負荷に出力する出力端子と、交流電源の出力電圧が入力される入力端子と、入力端子及び出力端子を接続又は開放するスイッチング部とを含む、蓄電システムの制御方法であって、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定ステップと、スイッチング部により入力端子及び出力端子を接続するステップと、入力端子及び出力端子が接続されている状態において、判定ステップにより、交流電源の出力電力が負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、交流電圧を負荷に供給する供給ステップとを含み、供給ステップは、スイッチング部により入力端子及び出力端子を開放するステップと、変換部による交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始するステップとを含み、所定周波数は、交流電源の出力電圧の周波数と同じ周波数であり、所定位相は、所定時刻において、交流電源の出力電圧が負荷に供給されていたとした場合の出力電圧の位相である。これにより、より短時間に自立出力(放電電力)を供給できる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[全体構成]
図1を参照して、本開示の実施形態に係る蓄電システム100は、蓄電ユニット102、コントローラ104、切替部110、第1センサ112及び第2センサ114を含む。蓄電ユニット102の補助入力端子126は、太陽光システム180に接続されている。また、蓄電ユニット102の自立出力端子128は、切替部110を介して特定負荷194に接続されている。蓄電システム100は、電力系統190の停電時に自立運転を行う。
特定負荷194は、電力系統190に停電が発生していないとき(以下、通常時ともいう)に限らず、電力系統190の停電時にも電力が供給されるべき負荷である。一般負荷192は、通常時に電力が供給されるが、停電時には電力が供給されない負荷である。なお、実際の配電線は複数本(2相又は3相)であるが、図1では1本のラインで示している。
太陽光システム180は、太陽光パネル182及び太陽光PCS184を含む。太陽光パネル182は、光エネルギーを電力に変換することにより発電する電力機器である。太陽光PCS184は、太陽光パネル182により発電された直流電力(直流電圧)を交流電力(交流電圧)に変換して出力する。太陽光PCS184は、通常時には、電力系統190から商用電力を供給する配電線を介して、一般負荷192及び特定負荷194に電力を供給する。このとき、切替部110においては、端子150及び端子154が接続されている。太陽光PCS184は、停電時には、商用電力を供給する配電線への電力供給を停止し、自立出力端子186から電力を供給する。自立出力端子186は、蓄電ユニット102の補助入力端子126に接続されている。停電の発生は、例えば、電力系統190からの電力供給を検出するセンサ(図示せず)の検出値を観測することにより検出可能である。そのセンサの検出値が所定値以下になれば、停電が発生したと判定できる。
蓄電ユニット102は、PCS120、蓄電池122及び内部スイッチ124を含む。PCS120の構成を図2に示す。PCS120は、インバータ130、制御部136、記憶部138及び通信部140を含む。
蓄電池122は、リチウムイオン二次電池等の充放電可能な蓄電池である。インバータ130は、直流電力及び交流電力を相互に変換するために、双方向DC/ACコンバータ132及びDC/DCコンバータ134を含む。双方向DC/ACコンバータ132及びDC/DCコンバータ134により、インバータ130は、補助入力端子126から内部スイッチ124を介して入力される交流電力を直流電力に変換し、蓄電池122を充電する。また、インバータ130は、蓄電池122に蓄電されている電力(直流)を交流電力に変換し、自立出力端子128から出力する。
制御部136は、CPU、マイコン等であり、所定のプログラムを実行し、蓄電ユニット102を構成する各部を制御する。記憶部138は、書換可能な不揮発性メモリであり、制御部136が実行するプログラム及びパラメータ等を記憶している。記憶部138の一部は、制御部136がプログラムを実行する際の作業領域として使用される。
内部スイッチ124は制御部136により制御され、内部スイッチ124の両端子を短絡(以下、ONという)又は開放(以下、OFFという)する。内部スイッチ124は、例えばリレーにより実現される。内部スイッチ124がONされることにより、太陽光システム180の自立出力端子186に接続されている補助入力端子126から入力される交流電力が、そのまま自立出力端子128から出力される。また、余剰電力により、上記したように蓄電池122が充電される。
通信部140は、制御部136の制御を受けて、コントローラ104の通信部と通信を行う。制御部136は、コントローラ104からの指示にしたがって蓄電ユニット102を動作させる。
また、蓄電ユニット102はさらに第1電圧センサ142及び第2電圧センサ144を含む。第1電圧センサ142は、補助入力端子126に入力される電圧(太陽光システム180の自立出力電圧)を検出し、その電圧値を出力する。第2電圧センサ144は、自立出力端子128から出力される電圧(蓄電池122の放電電圧)を検出し、その電圧値を出力する。第1電圧センサ142及び第2電圧センサ144の出力は制御部136に入力され、制御部136がインバータ130の動作を制御するために使用される。
図1を参照して、コントローラ104は、制御部(CPU、マイコン等)と記憶部(例えば、書換可能な不揮発性メモリ)と通信部とを含み、切替部110及びPCS120を制御する。コントローラ104は、停電時には、切替部110及びPCS120の各々に対して、後述するように所定の動作を実行させる。
切替部110において、端子150は、商用電力が供給される配電線に接続され、端子152は、蓄電ユニット102の自立出力端子128に接続され、端子154は、特定負荷194に接続されている。切替部110は、通常時には、上記したように端子150及び端子154を接続しており、停電時には、コントローラ104の制御を受けて接続状態を変更し、端子152及び端子154を接続する。切替部110は、例えばリレーにより実現される。
第1センサ112及び第2センサ114は、例えば電流センサであり、設置された位置で電線に流れる電流(交流)を測定し、対応する情報(電流値等)を出力する。第1センサ112は、太陽光システム180の自立出力端子186から出力される電流を測定する。第2センサ114は、特定負荷194に供給される電流を測定する。第1センサ112及び第2センサ114の測定値はPCS120(制御部136)に入力される。PCS120(制御部136)は、第1センサ112及び第2センサ114の測定値から、それぞれ太陽光システム180の出力電力(発電電力)及び特定負荷194に供給される電力(消費電力)を求め、後述する処理において利用する。
このように構成されることにより、蓄電システム100は、通常時には図1に示したように、太陽光システム180の発電電力を、電力系統190から商用電力を供給する配電線を介して一般負荷192に供給し、切替部110を介して特定負荷194に供給する。停電時には蓄電システム100は自立運転を行い、図3を参照して、上記したように、コントローラ104により切替部110における接続状態が変更される。図3は、太陽光システム180の発電電力が特定負荷194の消費電力よりも大きい場合を示している。図3において、矢印は電流の流れる方向を示す。上記したように、停電時には太陽光システム180は、商用電力を供給する配電線への発電電力の供給を停止し、発電電力を自立出力端子186から出力するので、太陽光システム180の発電電力は蓄電ユニット102を介して特定負荷194に供給される。太陽光システム180の発電電力が特定負荷194の消費電力よりも大きいので、太陽光システム180の余剰電力により、蓄電ユニット102のPCS120(インバータ130)は蓄電池122を充電する。
PCS120の制御部136は、第1センサ112から算出した太陽光システム180の出力電力が、第2センサ114から算出した特定負荷194の消費電力よりも小さくなれば、図4に示すように、特定負荷194には、太陽光システム180の出力電力ではなく、蓄電池122の放電により電力を供給する。即ち、制御部136は、内部スイッチ124をOFFし、インバータ130を制御して、蓄電池122に蓄電電力(直流)を交流電力に変換し、自立出力端子128から出力する。このとき、制御部136は、内部スイッチ124をOFFさせてから、従来のように電圧のゼロクロスまで待たずに、速やかに、インバータ130に蓄電池122の蓄電電力の放電を開始させる。
具体的には、制御部136は、図3に示した状態において、第1電圧センサ142の出力値を継続して観測し、その時間変化から、補助入力端子126に入力される電圧(太陽光システム180の自立出力電圧)の位相情報であるゼロクロス時刻t0及び周波数f0を算出する処理を繰返し、記憶部138に記憶しておく。なお、制御部136は、時刻情報をPCS120内部のタイマ(図示せず)から取得する。ゼロクロス時刻t0は、電圧が0になるときの時刻、即ち、位相が0°又は180°の時刻である。0°又は180°の時刻を記憶しても、それらの両方を記憶してもよい。記憶する周波数f0及びゼロクロス時刻t0は、ある程度の期間(例えば、数十秒〜数分)記憶しておけばよい。
上記のように、太陽光システム180の出力電力が低下して蓄電ユニット102の放電により特定負荷194に電力を供給する必要が生じた場合、制御部136は、内部スイッチ124にOFFを指示し(指示時刻をt1とする)、その指示時刻から所定時間Δt経過した時刻t(=t1+Δt)を算出し、記憶部138から周波数f0及び位相情報を読み出して、時刻tにおける位相θ(t)を算出する。位相θ(t)の算出に使用する周波数f0及びゼロクロス時刻t0は、直近の期間における値を使用する。制御部136は、周波数f0及びゼロクロス時刻t0から、自立出力開始時の位相θ(t)を算出できる。
内部スイッチ124にOFFが指示されてから、実際に内部スイッチ124がOFFするまでにはある程度の時間(遅延時間)がかかる。通常、リレーの遅延時間は数msec(ミリ秒)程度でばらつきがあるので、所定時間T0は内部スイッチ124の遅延時間よりも長い時間(例えば、10msec)に設定しておく。所定時間が経過すると、制御部136は、算出した位相θ(t)及び周波数f0で、インバータ130を動作させて、放電を開始させる。これにより、蓄電ユニット102は、図5に示すように、内部スイッチ124が確実にOFFされてから短時間に、それまで特定負荷194に供給されていた電圧と同じ周波数及び位相で、放電による自立出力電圧を特定負荷194に供給できる。内部スイッチ124が確実にOFFされてから、蓄電ユニット102が自立出力を行なうので、太陽光システム180の太陽光PCS184が影響を受けることを防止できる。
図5において、縦軸は電圧を表し、横軸は時間を表す。「OFF指示」を付した矢印は、制御部136から内部スイッチ124にOFFを指示したタイミングを示している。「消失」を付した矢印は、内部スイッチ124がOFFしたタイミング(以下、補助入力消失時ともいう)を示している。即ち、補助入力消失時よりも前の左側の波形は、補助入力端子126の入力電圧(太陽光システム180の自立出力電圧)を表している。破線の波形は、補助入力端子126の入力電圧(太陽光システム180の自立出力電圧)が維持されたと仮定した場合の波形を表している。「開始」を付したタイミングは、蓄電ユニット102が自立出力を開始したタイミング(以下、自立出力開始時ともいう)を示している。自立出力開始時の後である右側の波形は、インバータ130により生成される交流電圧(蓄電池122の放電電圧)を表している。自立出力開始時の位相は、上記のように算出されたθ(t)であり、破線の波形上にある。即ち、自立出力開始時の後の波形は、補助入力消失時よりも前の波形と同じ周波数及び同じ位相の波形である。
所定時間T0が、所定時間Δt=10msecに設定されていれば、補助入力消失時と自立出力開始時との時間差は、10msecから内部スイッチ124の遅延時間を減算した値であり、電圧の1周期(定格周波数50Hzの場合20msec、定格周波数60Hzの場合約16.7msec)よりも短い。即ち、蓄電ユニット102は、電圧のゼロクロスから放電を開始する場合よりも速やかに、自立出力を開始できる。
蓄電ユニット102が、上記と同じタイミングで自立出力を開始するとき、図6に示すように、補助入力消失時の補助入力端子126の入力電圧(太陽光システム180の自立出力)と同じ電圧で開始することが考えられる。図6の表記は、図5と同様であり、補助入力消失時と自立出力開始時との時間差も、図5及び図6で同じである。但し、図6においては、自立出力は、補助入力消失時の補助入力端子126の入力電圧と同じ電圧で開始されており、自立出力開始時以降の波形は、補助入力端子126の入力電圧(太陽光システム180の自立出力電圧)と位相がずれたままになっている。図6に示した自立出力電圧を特定負荷194に供給すると、太陽光システム180の出力電圧から蓄電ユニット102の自立出力電圧に切替わる時間が短いにもかかわらず、特定負荷194によっては(例えば、保護回路を含む場合等)停止してしまう。それに対して、図5に示したように、自立出力開始時以降の波形が、補助入力端子126の入力電圧(太陽光システム180の自立出力電圧)と同じ位相になるようにすることにより、特定負荷194が停止することを防止できる。
[制御動作]
以下に、図7を参照して、電力系統190の停電時における蓄電システム100の動作を説明する。図7のフローチャートはPCS120の制御部136により実行される。具体的には、コントローラ104は、停電が発生したことを検知すると、切替部110を停電時の状態に設定して特定負荷194を電力系統190から切り離した後、蓄電ユニット102のPCS120(制御部136)に自立運転を指示する。これを受けて、制御部136は、記憶部138から所定のプログラムを読出して実行する。なお、ここでは、蓄電ユニット102の自立出力開始時の位相を算出することに加えて、自立出力電圧の周波数を目標の周波数に調整する。また、停電の発生直後において、蓄電ユニット102の蓄電池122は十分に充電されており、特定負荷194に電力供給可能であるとする。
ステップ300において、制御部136は、第1センサ112及び第2センサ114から入力される電流値から、それぞれ太陽光システム180の発電電力(出力電力)及び特定負荷194の消費電力を算出し、太陽光システムの発電電力が特定負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する。小さいと判定された場合、制御はステップ306に移行する。そうでなければ、制御はステップ302に移行する。
ステップ302において、制御部136は、補助入力電圧(補助入力端子126への入力電圧)を測定する。具体的には制御部136は、第1電圧センサ142から出力される電圧値を取得し、当該電圧値と、当該電圧値を取得した時刻を表す情報(以下、電圧取得時刻という)とを記憶部138に記憶する。その後、制御はステップ304に移行する。なお、ステップ302の処理は繰返されるので、所定の期間、電圧値及び電圧取得時刻の対データが記憶される。電圧値及び電圧取得時刻の対データを記憶する期間は、後述するステップ304において精度よい算出結果が得られる期間であればよい。それ以上のデータは、古いものから破棄されてもよい。
ステップ304において、制御部136は、記憶部138に記憶している最新の所定期間における電圧値と、対応する電圧取得時刻とを読出し、それらにより表される正弦波のゼロクロス時刻(位相0°及び180°の時刻)を算出し、ゼロクロス時刻を用いて周波数を算出する。制御部136は、算出した周波数及びゼロクロス時刻を記憶部138に記憶する。その後、制御はステップ300に戻る。なお、ステップ302及び304の処理は繰返されるが、繰返しの初期においては、周波数及びゼロクロス時刻を精度よく算出できないので、その期間の算出結果は破棄されてもよい。
一方、ステップ300での判定結果がYES(太陽光システムの発電電力<特定負荷の消費電力)であれば、ステップ306において、制御部136は、第1電圧センサ142から入力される電圧の360°のゼロクロス(0°のゼロクロス)のタイミングで、インバータ130による蓄電池122の充電を停止させ、内部スイッチ124にOFFを指示する。その後、制御はステップ308に移行する。電圧の360°のゼロクロスのタイミングで、充電を停止することにより、電圧変動による負荷への影響を抑制できる。
ステップ308において、制御部136は、自立出力開始時(放電開始時)の位相を算出する。放電開始時tは、制御部136が内部スイッチ124にOFFを指示した時刻t1から所定時間Δt後である(t=t1+Δt)。具体的には、制御部136は、記憶部138から周波数及びゼロクロス時刻を読出し、それらにより再現される正弦波に関して、放電開始時の位相θ(t)を算出し、位相θ(t)を記憶部138に記憶する。その後、制御はステップ310に移行する。
ステップ310において、制御部136は、内部スイッチ124にOFFを指示した時刻t1から所定時間Δtが経過したか否かを判定する。経過したと判定された場合、制御はステップ312に移行する。そうでなければ、ステップ310の処理を繰返す。
ステップ312において、制御部136は、記憶部138から、周波数(ステップ304での算出値)及び位相θ(t)(ステップ308での算出値)を読出し、インバータ130に、それらの条件で自立出力(蓄電池122の放電)を開始させる。その後、制御はステップ314に移行する。
ステップ314において、制御部136は、現在の自立出力電圧の周波数が、目標周波数ftであるか否かを判定する。目標周波数ftは、例えば電力系統190から供給される電力の周波数(例えば、50Hz又は60Hz)である。具体的には、制御部136は、第2電圧センサ144から入力される電圧値の変化からその周波数を算出し、目標周波数と同じであるか否かを判定する。同じであれば、本プログラムは終了する。そうでなければ、制御はステップ316に移行する。なお、周波数が同じとは、所定の誤算範囲内で2つの周波数が一致することを意味する。
ステップ316において、制御部136は、PLL制御により、現在の自立出力電圧の周波数を徐々に目標周波数に近づける処理(以下、周波数調整処理ともいう)を実行する。即ち、制御部136は、基準信号(第1電圧センサ142の出力(太陽光システム180の自立出力端子186の出力電圧))と、第2センサ114により測定される自立出力信号(電圧)から生成されるフィードバック信号との位相差の有無を判定し、位相差があれば、所定値(以下、位相変化量という)だけ自立出力信号の位相を変化させる。
位相差は基準信号に対して算出される。位相差は、基準信号に対して、フィードバック信号の位相が進んでいれば正、遅れていれば負とする。制御部136は、位相差が正であれば、自立出力信号の位相を位相変化量だけ減少させ、位相差が負であれば、自立出力信号の位相を位相変化量だけ増大させる。フィードバック信号は、自立出力信号を、基準信号と同じ周波数の信号に変換した信号である。
インバータ130による自立出力(蓄電池122の直流電圧の交流電圧への変換)は、双方向DC/ACコンバータ132及びDC/DCコンバータ134により実現され、双方向DC/ACコンバータ132及びDC/DCコンバータ134は、FET(Field Effect Transistor)等のスイッチング素子により構成されたダイオードブリッジ等を含む回路を、所定のスイッチング周波数(例えば、10kHz〜20kHz)で制御することにより実現する。スイッチング周波数の1周期毎に位相を変化させる量(位相変化量)Δφは、周波数調整処理の速度に応じて予め設定される。
例えば、スイッチング周波数を20kHz(=20000Hz)、目標周波数を60Hzとし、目標周波数(60Hz)の3周期で1Hz変化させるという速度(周波数調整処理の速度)で、自立出力電圧の周波数を調整する。この場合、3周期の処理回数Nは、
N=3×20000/60 である。
位相差分Δθをradian単位で表すと、
Δθ(rad)=1/20000×2π である。位相差分Δθは、変化させる周波数(ここでは1Hz)に対応する位相差を意味する。
したがって、位相変化量Δφは、Δφ=Δθ/N=π×10−7 となる。
ステップ316が繰返されることにより、自立出力電圧の周波数は、自立出力開始時の周波数から目標周波数に徐々に近づき、目標周波数になれば(ステップ314での判定結果がYES)、その後、自立出力電圧はその周波数(目標周波数)に維持される。
図8に、目標周波数を60Hzとし、それよりも低い周波数である59Hzで自立出力を開始してから、3周期経過した後に、自立出力電圧が目標周波数になることを示す。2本の実線の波形は59Hz及び60Hzの信号を表す。破線の波形は、周波数調整処理により、周波数が59Hzから60Hzまで変化する信号を表す。図8においては、時間=0(位相0°)から自立出力を開始するとしている。自立出力電圧の波形(破線)は、時間が経過するにつれて、59Hzの波形から徐々に離れ、3周期経過以降には、60Hzの波形と平行に変化しており、周波数が60Hzになっている。
以上により、内部スイッチ124にOFFを指示してから所定時間(10msec)後に、補助入力電圧を観測して算出しておいた周波数とゼロクロス時刻とを用いて、内部スイッチ124がOFFされている状態で、インバータ130により自立出力を実行できる。したがって、特定負荷194に電力が供給されない時間(太陽光システム180の発電電力の特定負荷194への供給が停止してから、蓄電ユニット102によるに自立出力電圧の特定負荷194への供給が開始されるまで)は、10msec以下(内部スイッチ124の遅延時間を考慮すれば、数msec)にでき、定格周波数(50Hz又は60Hz)の1周期よりも短くできる。このとき、特定負荷194に供給されていた太陽光システム180の発電電力の位相と、同じ位相の自立出力電圧を特定負荷194に供給するので、特定負荷194が停止する等の影響を抑制できる。
また、補助入力電圧の周波数が、目標周波数と異なっていても、ステップ314及び316が繰返されることにより、目標周波数で自立出力できる。したがって、より適切な周波数の自立出力電圧を特定負荷194に供給できる。自立出力開始時に、自立出力電圧を目標周波数で出力する場合、太陽光システム180から特定負荷194に供給されていた電圧の周波数と目標周波数とが異なっていれば、周波数が急変(跳躍)することにより特定負荷194に悪影響を与える可能性がある。自立出力開始時には、太陽光システム180から特定負荷194に供給されていた電圧の周波数と同じ周波数で自立出力電圧を出力し、自立出力電圧の周波数を徐々に目標周波数に合わせることにより、特定負荷194に悪影響を与えることを防止できる。
上記では、内部スイッチ124にOFFを指示(ステップ306)する前に算出された周波数を用いて、自立出力を開始する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、図7のステップ302及び304を繰返す処理を別のプログラムとして実行してもよい。即ち、常に、補助入力電圧のゼロクロス時刻及びその周波数を算出し、記憶部138に記憶してもよい。その場合、自立出力開始時の周波数として、記憶部138に記憶されている最新の周波数ではなく、それよりも少なくとも1つ前に算出された周波数を使用することが好ましい。補助入力電圧の消失時(内部スイッチ124のOFF時)には、負荷等の影響により、補助入力電圧にリンギングが発生する(高い周波数で変動する)ことがあるので、その間にゼロクロス時刻及び周波数の算出を実行すると、異常な周波数が算出される。したがって、リンギング発生による影響を受けた算出値(異常な周波数)である可能性がある周波数を使用しないことが好ましい。
上記では、内部スイッチ124にOFFを指示した後、所定時間待ってから(内部スイッチ124がOFFされていることが明らかな時間になってから)、蓄電ユニット102が自立出力を開始する場合を説明したが、これに限定されない。内部スイッチ124がOFFされる前に、蓄電ユニット102が自立出力を開始してもよい。太陽光システム180の発電電力が減少して太陽光PCS184の出力が低下しているので、内部スイッチ124がONのまま蓄電ユニット102が自立出力を開始しても太陽光PCS184への影響は小さい。したがって、内部スイッチ124にOFFを指示してから所定時間の経過を待たずに、任意のタイミングで自立出力を開始してもよい。また、自立出力を開始してから、内部スイッチ124にOFFを指示してもよい。これにより、太陽光システム180の発電電力が減少して太陽光PCS184の出力が低下した場合に、より短時間に蓄電ユニット102から特定負荷194に電力を供給できる。
周波数調整処理の速度は、目標周波数の3周期で1Hz変化させる速度に限定されない。自立出力電圧の周波数を目標周波数に段階的に近付けることができればよく、任意である。
上記では、目標周波数に一致したか否かを、自立出力電圧の周波数を観測して判定する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、基準信号とフィードバック信号との位相差が検出されなくなれば(位相差が所定範囲以内になれば)、自立出力電圧の周波数が目標周波数になったと判定してもよい。
上記では、自立出力電圧の周波数を目標周波数に調整する場合を説明したが、これに限定されない。自立出力時に、それまで太陽光システム180から供給していた電圧と同じ周波数で出力すれば、太陽光システム180から供給する電力で正常に動作していた特定負荷194に支障を生じないので、その後に周波数調整を行わなくてもよい。
(変形例)
上記では、蓄電ユニットが1台である場合を説明したが、これに限定されない。蓄電ユニットは複数台であってもよい。例えば、図9に示すように、2台の蓄電ユニットを含むシステムであってもよい。蓄電システム200は、第1蓄電ユニット202、第2蓄電ユニット206、コントローラ204、切替部110、第1センサ112及び第2センサ114を含む。図9は、図1の蓄電システム100において、蓄電ユニット102及びコントローラ104をそれぞれ第1蓄電ユニット202及びコントローラ204で代替し、第1蓄電ユニット202に直列接続させて第2蓄電ユニット206を追加したものである。図9において、図1と同じ符号を付した要素は、同じ機能を有する。したがって、以下では重複説明を繰返さない。
第1蓄電ユニット202は、蓄電ユニット102と同様に、PCS120、蓄電池122及び内部スイッチ124を含む。第1蓄電ユニット202のPCS120は、図2のPCS120と同様に構成されている。
第2蓄電ユニット206は、第1蓄電ユニット202と同様に構成され、PCS220、蓄電池222及び内部スイッチ224を含む。PCS220は、図2のPCS120と同様に構成されている。PCS220、蓄電池222及び内部スイッチ224は、それぞれPCS120、蓄電池122及び内部スイッチ124と同様に機能する。第2蓄電ユニット206の補助入力端子226は第1蓄電ユニット202の自立出力端子128に接続されており、第2蓄電ユニット206の自立出力端子228は切替部110の端子152に接続されている。PCS220には、第1センサ112及び第2センサ114の出力(電流値)が入力される。PCS220は、PCS120と同様に、第1センサ112及び第2センサ114の測定値から、それぞれ太陽光システム180の出力電力(発電電力)及び特定負荷194に供給される電力(消費電力)を求め、太陽光システム180の出力電力の変動に応じて第2蓄電ユニット206の動作を制御する。
コントローラ204は、コントローラ104と同様に構成され、同様の機能を有する。但し、コントローラ204は、コントローラ104と異なり、PCS220とも通信を行い、PCS220の動作を制御する。
このように構成されることにより、蓄電システム200は、蓄電システム100と同様に、通常時には太陽光システム180の発電電力を、電力系統190から商用電力を供給する配電線を介して一般負荷192に供給し、切替部110を介して特定負荷194に供給する。停電時には蓄電システム200は自立運転を行い、コントローラ204により切替部110における接続状態が変更される(端子154の接続先が端子150から端子152に変更される)。太陽光システム180の発電電力が特定負荷194の消費電力よりも大きい状態では、内部スイッチ124及び内部スイッチ224がONされ、太陽光システム180の発電電力が、第1蓄電ユニット202及び第2蓄電ユニット206を介して特定負荷194に供給される。このとき、第1蓄電ユニット202及び第2蓄電ユニット206は余剰電力により、それぞれ蓄電池122及び蓄電池222を充電する。
PCS120及びPCS220は、第1センサ112から算出した太陽光システム180の出力電力が、第2センサ114から算出した特定負荷194の消費電力よりも小さくなれば、蓄電ユニット102及び第2蓄電ユニット206を自立出力させ、特定負荷194に電力を供給する。このとき、PCS120は、内部スイッチ124にOFFを指示し、PCS220は内部スイッチ224のONを維持する。
PCS220は特定負荷194に接続されているため、上記したように内部スイッチ124がOFFした後、できるだけ短時間に自立出力を開始することが好ましい。したがって、PCS220は、上記のように、内部スイッチ124にOFFが指示されてから所定時間(例えば10msec)経過後に、所定時間の経過を考慮して算出した位相で、自立出力を開始する。PCS220は、PCS120と同様に構成されているため、太陽光システム180の発電電力の低下をPCS120と同じタイミングで検出でき、PCS120から内部スイッチ124にOFFが指示されるタイミングが分かる。なお、PCS120から、コントローラ204を介してPCS220に、第1蓄電ユニット102の内部スイッチ124にOFFを指示するタイミングを知らせてもよい。また、PCS120及びPCS220を通信可能に接続しておき、PCS120からPCS220に直接、第1蓄電ユニット102の内部スイッチ124にOFFを指示するタイミングを知らせてもよい。
一方、第1蓄電ユニット202は、特定負荷194との間に第2蓄電ユニット206が接続されているので、従来と同様にゼロクロスのタイミング(位相0°)で自立出力を開始してもよい。第1蓄電ユニット202がゼロクロスのタイミングで自立出力することは、接続されている第2蓄電ユニット206の誤動作を防止するために好ましい。
これにより、太陽光システム180の出力電力が低下して特定負荷194の消費電力よりも小さくなれば、短時間に、それまで特定負荷194に供給されていた電圧と同じ周波数及び位相で、第1蓄電ユニット202から放電による自立出力電圧を特定負荷194に供給できる。したがって、特定負荷194が停止する等、特定負荷194に影響が生じることを防止できる。
なお、蓄電ユニット102の自立出力電圧を特定負荷194に供給せず、第2蓄電ユニット206の自立出力電圧のみを特定負荷194に供給する場合には、PCS220は、蓄電ユニット102のPCS120に関して上記したように、内部スイッチ224にOFFを指示し、蓄電池222の放電を開始すればよい。
上記では、PCS120及びPCS220がそれぞれ、太陽光システム180の発電電力の低下の有無を判定する場合を説明したが、これに限定されない。PCS120及びPCS220の一方だけが、太陽光システム180の発電電力の低下の有無を判定してもよい。その場合、第1センサ112及び第2センサ114は、PCS120及びPCS220のうち判定を行わないPCSには接続されている必要はない。
例えば、PCS220が太陽光システム180の発電電力の低下の有無を判定する場合、太陽光システム180の発電電力の低下が発生したと判定されたときには、PCS220からPCS120に対して所定の信号を伝送すればよい。PCS120は、その信号を受信したことにより、図7のステップ300の判定結果をYESとすればよい。また、PCS220からPCS120に、PCS120が内部スイッチ124にOFFを指示するタイミングを知らせる信号を伝送してもよい。その場合、PCS220は、その信号をPCS120に伝送してから、所定時間(例えば10msec)経過後に、所定時間の経過を考慮して算出した位相で、自立出力を開始すればよい。
上記では、太陽光システム180により特定負荷194に電力を供給する場合を説明したが、これに限定されない。環境等により発電電力が変動する交流電源であれば、発電電力が特定負荷194の消費電力よりも小さくなる場合があるので、蓄電ユニット102による自立出力に切替えるときに、自立出力開始時の電圧位相を上記のように設定することが好ましい。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100、200 蓄電システム
102 蓄電ユニット
104、204 コントローラ
110 切替部
112 第1センサ
114 第2センサ
120、220 PCS
122、222 蓄電池
124、224 内部スイッチ
126、226 補助入力端子
128、228、186 自立出力端子
130 インバータ
132 双方向DC/ACコンバータ
134 DC/DCコンバータ
136 制御部
138 記憶部
140 通信部
142 第1電圧センサ
144 第2電圧センサ
150、152、154 端子
180 太陽光システム
182 太陽光パネル
184 太陽光PCS
190 電力系統
192 一般負荷
194 特定負荷
202 第1蓄電ユニット
206 第2蓄電ユニット
300、302、304、306、308、310、312、314、316 ステップ

Claims (9)

  1. 交流電源と負荷との間に接続される蓄電システムであって、
    蓄電池と、
    前記蓄電池の直流電圧を変換して交流電圧を生成する変換部と、
    前記交流電圧を出力する出力端子と、
    前記交流電源の出力電圧が入力される入力端子と、
    前記入力端子及び前記出力端子を接続又は開放するスイッチング部と、
    前記交流電源の出力電力が前記負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定部とを含み、
    前記入力端子及び前記出力端子が接続されている状態において、前記判定部により、前記交流電源の前記出力電力が前記負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、
    前記スイッチング部は、前記入力端子及び前記出力端子を開放し、
    前記変換部は、前記交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始し、
    前記所定周波数は、前記交流電源の前記出力電圧の周波数と同じ周波数であり、
    前記所定位相は、前記所定時刻において、前記交流電源の前記出力電圧が前記負荷に供給されていたとした場合の前記出力電圧の位相である、蓄電システム。
  2. 前記スイッチング部を制御する制御部をさらに含み、
    前記スイッチング部は、前記制御部の制御を受けて、前記入力端子及び前記出力端子を接続又は開放し、
    前記スイッチング部は、前記入力端子及び前記出力端子を接続した状態において、前記制御部から開放の指示を受けて、前記入力端子及び前記出力端子を開放し、
    前記所定時刻は、前記制御部が前記スイッチング部に前記開放を指示してから、所定時間経過時の時刻である、請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記所定時間は、前記スイッチング部が前記開放の指示を受けてから、前記入力端子及び前記出力端子が開放されるまでの時間よりも長い、請求項2に記載の蓄電システム。
  4. 前記スイッチング部を制御する制御部をさらに含み、
    前記スイッチング部は、前記制御部の制御を受けて、前記入力端子及び前記出力端子を接続又は開放し、
    前記制御部は、前記電力変換部が前記交流電圧の出力を開始した後に、前記スイッチング部に前記入力端子及び前記出力端子の開放を指示する、請求項1に記載の蓄電システム。
  5. 前記所定周波数は、前記交流電源の前記出力電圧のゼロクロス時刻を用いて算出された周波数であり、
    前記所定位相は、前記周波数及び前記ゼロクロス時刻を用いて算出された前記所定時刻における位相である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の蓄電システム。
  6. 前記電力変換部が前記交流電圧の出力を開始した後に、前記交流電圧の周波数を、前記交流電圧の出力を開始したときから前記交流電圧の位相を段階的に変化させることにより、目標周波数に調整する調整部をさらに含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の蓄電システム。
  7. 前記交流電源の前記出力電力の余剰電力により、前記蓄電池を充電する充電部をさらに含み、
    前記入力端子及び前記出力端子が接続されている状態において、前記判定部により、前記交流電源の前記出力電力が前記負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、前記充電部は、前記交流電源の前記出力電圧のゼロクロス時刻で充電を停止する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の蓄電システム。
  8. 交流電源と負荷との間に接続された第1蓄電ユニット及び第2蓄電ユニットを含む蓄電システムであって、
    前記第1蓄電ユニットは、
    第1蓄電池と、
    前記第1蓄電池の直流電圧を変換して第1の交流電圧を生成する第1変換部と、
    前記第1の交流電圧を出力する第1出力端子と、
    前記交流電源の出力電圧が入力される第1入力端子と、
    前記第1入力端子及び前記第1出力端子を接続又は開放する第1スイッチング部とを含み、
    前記第2蓄電ユニットは、
    第2蓄電池と、
    前記第2蓄電池の直流電圧を変換して第2の交流電圧を生成する第2変換部と、
    前記第2の交流電圧を出力する第2出力端子と、
    前記第1出力端子に接続された第2入力端子と、
    前記第2入力端子及び前記第2出力端子を接続又は開放する第2スイッチング部とを含み、
    前記蓄電システムは、前記交流電源の出力電力が前記負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定部をさらに含み、
    前記第1入力端子及び前記第1出力端子が接続され、前記第2入力端子及び前記第2出力端子が接続されている状態において、前記判定部により、前記交流電源の前記出力電力が前記負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、
    前記第1スイッチング部は、前記第1入力端子及び前記第1出力端子を開放し、
    前記第2変換部は、前記第2の交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始し、
    前記所定周波数は、前記交流電源の前記出力電圧の周波数と同じ周波数であり、
    前記所定位相は、前記所定時刻において、前記交流電源の前記出力電圧が前記負荷に供給されていたとした場合の前記出力電圧の位相である、蓄電システム。
  9. 交流電源と負荷との間に接続され、蓄電池と、前記蓄電池の直流電圧を変換して交流電圧を生成する変換部と、前記交流電圧を前記負荷に出力する出力端子と、前記交流電源の出力電圧が入力される入力端子と、前記入力端子及び前記出力端子を接続又は開放するスイッチング部とを含む、蓄電システムの制御方法であって、
    前記交流電源の出力電力が前記負荷の消費電力よりも小さいか否かを判定する判定ステップと、
    前記スイッチング部により前記入力端子及び前記出力端子を接続するステップと、
    前記入力端子及び前記出力端子が接続されている状態において、前記判定ステップにより、前記交流電源の前記出力電力が前記負荷の消費電力よりも小さいと判定されたことを受けて、前記交流電圧を前記負荷に供給する供給ステップとを含み、
    前記供給ステップは、
    前記スイッチング部により前記入力端子及び前記出力端子を開放するステップと、
    前記変換部による前記交流電圧の生成を、所定時刻から所定周波数及び所定位相で開始するステップとを含み、
    前記所定周波数は、前記交流電源の前記出力電圧の周波数と同じ周波数であり、
    前記所定位相は、前記所定時刻において、前記交流電源の前記出力電圧が前記負荷に供給されていたとした場合の前記出力電圧の位相である、制御方法。
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