JP2021035012A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置が行うべき複数の画像処理を容易に命令できるようにし、設定にかかる時間を減らす。【解決手段】第1定義データに基づき、制御部は取得画像データが処理種類画像を含むか否かを判定する。第1定義データは、処理種類画像のデータと処理種類画像に対応する画像処理とを定義したデータである。処理種類画像が取得画像データに複数含まれている場合、制御部は、それぞれの処理種類画像に対応する複数の画像処理を取得画像データに行ってジョブ実行用画像データを生成する。制御部は、生成したジョブ実行用画像データに基づくジョブを行わせる。【選択図】図5

Description

本発明は、画像データに基づきジョブを実行する画像処理装置に関する。
原稿を読み取り、画像データを処理してジョブを実行する画像処理装置がある。ジョブの種類としては、例えば、印刷がある。使用者が原稿に手書きで書き込みをすることがある。例えば、チェックマークやアンダーラインが原稿に書き込まれる。特許文献1には、手書き部分をわかりやすくする画像処理を、原稿を読み取って得られた画像データに施す画像処理装置の一例が記載されている。
具体的に特許文献1には、手書きによる文字又は図形が含まれた原稿を読み取り、得られた画像データの処理を行い、画像データに基づき、手書き領域の色相が手書き領域を囲む外側領域の色相と同一又は類似であるかを判定し、判定結果に基づき、画像データに対し、手書きによる文字又は図形からなる手書き領域の縁部又は手書き領域に隣接する所定範囲の色相、彩度又は明度の調整を行う画像処理装置が記載されている。手書き領域を視認しやすくしようとする(特許文献1:請求項1、請求項2、段落[0024])。
特開2009−105492号公報
近年、画像処理装置では、利用できる画像処理の種類が多数に及んでいる。設定できる項目、設定値が多いので、画像処理装置の動作設定操作は複雑になっている。例えば、多数種の画像処理の中から使用する画像処理を選択する。また、画像処理のタイプによっては、細かな設定が必要な場合もある。さらに、画像処理装置だけでなく、画像処理装置と通信できるPCや携帯通信装置でも設定できるようにすることがある。操作する装置ごとに操作方法を覚える必要がある。このように、画像処理装置を使用するとき、所望の結果を得るための設定操作が複雑であり、手間、時間がかかるという問題がある。
特許文献1の技術は、手書き部分を見やすくする(強調する)ための技術である。上記の問題に対応することはできない。
本発明は上記課題を解決するため、画像処理装置が行うべき複数の画像処理を容易に命令できるようにし、設定にかかる時間を減らす。
本発明に係る画像処理装置は、画像処理装置は、取得部、記憶部、制御部を含む。前記取得部は画像データを取得する。前記記憶部は第1定義データを記憶する。前記第1定義データに基づき、前記制御部は、前記取得部が取得した取得画像データが処理種類画像を含むか否かを判定する。前記第1定義データは、前記処理種類画像のデータと、前記処理種類画像に対応する画像処理を定義したデータである。前記処理種類画像が前記取得画像データに複数含まれている場合、前記制御部は、それぞれの前記処理種類画像に対応する複数の画像処理を前記取得画像データに行ってジョブ実行用画像データを生成する。前記制御部は、生成した前記ジョブ実行用画像データに基づくジョブを行わせる。
画像処理装置が行うべき複数の画像処理を容易に命令することができる。複数種類を組み合わせた複雑な画像処理を容易に行わせることができる。設定操作にかかる手間、時間を減らすことができる。
実施形態に係る複合機の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機で実行できるジョブの一例を示す図である。 実施形態に係る第1定義データの一例を示す図である。 実施形態に係る第2定義データの一例を示す図である。 実施形態に係る複合機でのマーク利用モードでの処理の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係る処理種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係るジョブ種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係るジョブ種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係るジョブ種類画像の一例を示す図である。 実施形態に係るジョブ実行用画像データの生成の一例を示す図である。 実施形態に係るジョブ実行用画像データの生成の一例を示す図である。 実施形態に係るジョブ実行用画像データの生成の一例を示す図である。 実施形態に係るジョブ実行用画像データの生成の一例を示す図である。 実施形態に係るマーク利用モードのON/OFFの一例を示す図である。
以下、図1〜図23を用い、本発明を説明する。以下では、画像処理装置として画像形成装置(複合機100)を例に挙げ説明する。画像処理装置は複合機100に限られず、プリンターのような他種の画像形成装置でもよい。なお、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず、単なる説明例にすぎない。
(複合機100)
図1を用いて実施形態に係る複合機100の一例を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
複合機100は制御部1、記憶部2、画像読取部3(取得部に相当)、操作パネル4、印刷部5、通信部6(取得部に相当)を含む。
制御部1は複合機100の動作を制御する。制御部1は、制御回路11、画像処理回路12を含む。制御回路11は、例えば、CPUである。制御回路11は、記憶部2に記憶されたプログラム、データに基づき各部(画像読取部3、操作パネル4、印刷部5、通信部6)を制御する。画像処理回路12は各種画像処理を行う。例えば、画像処理回路12は、画像処理専用の回路(ASIC)である。
記憶部2は、ROM、ストレージ、RAMを含む。ROMは、例えば、フラッシュROMである。ストレージは、HDDやSSDのような大容量の不揮発性記憶装置である。記憶部2は、各種データ、制御用プログラムを記憶する。例えば、記憶部2は制御用データ、設定データ、画像データを記憶する。
画像読取部3は、原稿を置く原稿台(コンタクトガラス)を含む。原稿の読み取りのとき、制御部1は、原稿台にセットされた原稿を画像読取部3に行わせる。原稿読み取りのため、画像読取部3は、光源(ランプ)、レンズ、イメージセンサー(ラインセンサー)を含む。そして、イメージセンサーの読み取りに基づき、画像読取部3は画像データを生成する。画像読取部3を用いて原稿の画像データを取得することができる。画像読取部3は画像データを取得する取得部として機能する。以下では、画像読取部3の読み取りに基づいて取得された画像データを取得画像データ7と称する。
操作パネル4は、表示パネル41、タッチパネル42、ハードキー43を含む。表示パネル41は、画面、画像を表示する。制御部1は表示パネル41の表示を制御する。制御部1は、ジョブの設定に用いる操作画像を表示パネル41に表示させる。操作画像は、例えば、ボタンやキーである。タッチパネル42は、使用者の操作を受け付ける。タッチパネル42は、表示パネル41の上面に設けられる。タッチパネル42はタッチ位置を認識する。タッチパネル42の出力に基づき、制御部1は、操作された操作画像を認識する。操作された操作画像に基づき、制御部1は、使用者の操作内容を認識する。ハードキー43も使用者の操作を受け付ける。
印刷部5は、給紙部51、用紙搬送部52、画像形成部53、定着部54を含む。給紙部51は、用紙カセットや給紙ローラーを含む。複数枚の用紙が用紙カセットにセットされる。印刷ジョブのとき、制御部1は給紙ローラーを回転させ、用紙を供給させる。用紙搬送部52は、搬送ローラー対、搬送モーターを含む。制御部1は搬送ローラー対を回転させ、用紙を用紙搬送部52に搬送させる。
制御部1は画像データに基づくトナー像を画像形成部53に形成させる。画像形成部53は、複数の画像形成ユニットと露光装置を含む。各画像形成ユニットは、感光体ドラム、帯電装置、現像装置、転写ローラーを含む。各画像形成ユニットは、用いるトナーが異なる。ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色の場合、4つの画像形成ユニットが設けられる。露光装置は、各感光体ドラムを走査、露光する。各画像形成ユニットは、各感光体ドラムに形成された静電潜像を現像し、用紙に転写する。制御部1は、用紙に転写されたトナー像の定着を定着部54に行わせる。具体的に、定着部54は、例えば、加熱ローラーと加圧ローラーを含む。トナー像が転写された用紙は、加熱ローラーと加圧ローラーのニップを通過する。トナー像が加熱、加圧され、用紙にトナー像が定着する。制御部1は、機外に向けて定着後の用紙を用紙搬送部52に排出させる。
制御部1は、ネットワークを介してコンピューター200と通信できる。通信部6はコンピューター200と通信する。通信部6はコネクター、通信用回路、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは通信ソフトウェアを記憶する。通信部6はコンピューター200から画像データを取得することができる。通信部6も画像データを取得する取得部として機能する。以下では、通信部6が得た画像データも取得画像データ7と称する。
(複合機100で実行できるジョブ)
次に、図2を用いて、実施形態に複合機100で実行できるジョブの種類の一例を説明する。図2は、実施形態に係る複合機100で実行できるジョブの一例を示す図である。
複合機100では、複数種類のジョブを実行できる。例えば、複合機100では、画像読取部3又は通信部6が取得した画像データ(取得画像データ7)に基づき、保存ジョブ、送信ジョブ、印刷ジョブを行うことができる。取得画像データ7に基づきジョブを行うとき、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7の画像処理を行う。制御部1は画像処理を行ってジョブ実行用画像データを生成する。生成したジョブ実行用画像データに基づき、制御部1はジョブを実行する。
例えば、保存ジョブのとき、制御部1は、保存用のジョブ実行用画像データを生成する。制御部1は、保存用の所定形式の画像ファイルをジョブ実行用画像データとして生成する。制御部1は、生成した画像ファイルを、記憶部2に不揮発的に記憶させる。保存ジョブでは、記憶部2がジョブ実行部として機能する。
また、送信ジョブのとき、画像処理後の取得画像データ7に基づき、制御部1は、送信用のジョブ実行用画像データを生成する。制御部1は、送信用の所定形式の画像ファイルをジョブ実行用画像データとして生成する。制御部1は、生成した送信用のファイルを、通信部6に送信させる。送信ジョブでは、通信部6がジョブ実行部として機能する。
また、印刷ジョブとき、画像処理後の取得画像データ7に基づき、制御部1は、ジョブ実行用画像データを生成する。制御部1は、画像形成部53の印刷に用いることができる画像データをジョブ実行用画像データとして生成する。例えば、制御部1は、網点処理(ハーフトーン処理)され、トナーをのせる画素を示す画像データをジョブ実行用画像データとして生成する。制御部1は、生成したジョブ実行用画像データに基づき、印刷部5に印刷させる。印刷ジョブでは、画像形成部53がジョブ実行部として機能する。
(マーク利用モードでの処理)
次に、図3〜図5を用いて、実施形態に係る複合機100でのマーク利用モードでの処理の一例を説明する。図3は、実施形態に係る第1定義データD1の一例を示す図である。図4は、実施形態に係る第2定義データD2の一例を示す図である。図5は、実施形態に係る複合機100でのマーク利用モードでの処理の一例を示す図である。
複合機100では、マーク利用モードを利用することができる。操作パネル4は、マーク利用モードを利用するか否かの選択を受け付ける。操作パネル4がマーク利用モードを利用する選択を受け付けたとき、制御部1は、マーク利用モードでの処理を行う。
マーク利用モードは、原稿を読み取って得られた画像データ(取得画像データ7)に含まれるマーク(Symbol、アイコン)に基づきジョブを行うモードである。マークは大別して、処理種類画像8とジョブ種類画像9がある。マーク利用モードを利用するとき、制御部1は、取得画像データ7を解析する。制御部1は、処理種類画像8とジョブ種類画像9が取得画像データ7に含まれているか否かを判定する。制御部1は、処理種類画像8に対応する画像処理を取得画像データ7に行ってジョブ実行用画像データを生成する。また、ジョブ実行用画像データに基づき、制御部1は、ジョブ種類画像9に対応するジョブをジョブ実行部に行わせる。
操作パネル4がマーク利用モードを利用しない選択を受け付けたとき、制御部1は、通常モードで処理を行う。通常モードでは、取得画像データ7に処理種類画像8とジョブ種類画像9が含まれるか否かを判定しない。操作パネル4でなされた設定に基づき、制御部1(画像処理回路12)は画像処理を行う。また、制御部1は、操作パネル4で選択された種類のジョブをジョブ実行部に行わせる。
ここで、記憶部2は、第1定義データD1と第2定義データD2を記憶する。第1定義データD1は、処理種類画像8のデータと、処理種類画像8に対応する画像処理を定義したデータである。図3は第1定義データD1の一例を示す。
図3に示すように、第1定義データD1では、複合機100で使用できる画像処理の種類が定義される。処理種類画像8は複数定義される。各画像処理に対応する処理種類画像8の画像データが定義される。図3は、リサイズ(サイズ調整)の画像処理に対応する処理種類画像8が定義された第1定義データD1の一例を示す。他の処理種類画像8については、後述する。
第2定義データD2は、ジョブ種類画像9のデータと、ジョブ種類画像9に対応するジョブの種類を定義したデータである。図4は、第2定義データD2の一例を示す。図4に示すように、第2定義データD2では、それぞれのジョブの種類が定義される。また、ジョブの種類に対応するジョブ種類画像9の画像データが定義される。図4は、送信ジョブのジョブ種類画像9が定義された第2定義データD2の一例を示す。他のジョブ種類画像9については、後述する。
次に、図5を用いて、マーク利用モードでの処理の流れの一例を説明する。図5のスタートは、マーク利用モードでジョブを開始する時点である。操作パネル4は、マーク利用モードを用いる選択を受け付けている。マーク利用モードを用いる場合、使用者は、取得画像データ7に処理種類画像8とジョブ種類画像9が含まれるようにする。
原稿に基づく取得画像データ7を用いるとき(原稿を読み取るとき)、使用者は、処理種類画像8とジョブ種類画像9を手書きで原稿に加えてもよい。また、使用者は、処理種類画像8とジョブ種類画像9のスタンプ(判子)を用意してもよい。スタンプを押すだけで、処理種類画像8とジョブ種類画像9を原稿に含めることができる。
また、使用者は、処理種類画像8のシールとジョブ種類画像9のシールを原稿に貼りつけてもよい。容易にシールを作成できるように、操作パネル4は、第1定義データD1に定義された処理種類画像8と、第2定義データD2に定義されたジョブ種類画像9の印刷指示を受け付けてもよい。この場合、制御部1は、処理種類画像8とジョブ種類画像9を印刷部5に印刷させる。さらに、操作パネル4は、印刷する処理種類画像8とジョブ種類画像9の選択を受け付けてもよい。この場合、制御部1は、選択された処理種類画像8とジョブ種類画像9を印刷部5に印刷させる。これにより、よく用いる画像のみを、シール用紙に印刷することができる。
コンピューター200から送信された画像データを取得画像データ7として用いる場合、使用者は、送信前の画像データに処理種類画像8とジョブ種類画像9を含める。例えば、コンピューター200には、画像データの編集用(加工用)ソフトウェアがインストールされる。使用者は、このソフトウェアを利用して、処理種類画像8とジョブ種類画像9を画像データに加える。コンピューター200の操作用のデバイス(例えば、マウス)を用いて、処理種類画像8とジョブ種類画像9を画像データに追加することができる。コンピューター200は、処理種類画像8とジョブ種類画像9の画像データを記憶してもよい。この場合、使用者は、記憶された処理種類画像8とジョブ種類画像9の画像データをコピーアンドペーストする操作を行う。
まず、制御部1は、取得画像データ7を取得する(ステップ♯11)。原稿を読み取る場合、制御部1は、セットされた原稿を画像読取部3に読み取らせる。画像読取部3は、原稿の画像データ(取得画像データ7)を生成する。又は、通信部6がコンピューター200から画像データを取得する。次に、制御部1は取得画像データ7を解析し、第1定義データD1と第2定義データD2に基づき、処理種類画像8とジョブ種類画像9の両方を含むか否かを判定する(ステップ♯12)。
制御部1(制御回路11又は画像処理回路12)は、パターンマッチング処理を行って、処理種類画像8とジョブ種類画像9が取得画像データ7に含まれるか否かを判定してもよい。制御部1は、第1定義データD1に含まれる処理種類画像8ごとに、パターンマッチング処理を行う。制御部1は、第2定義データD2に含まれるジョブ種類画像9ごとに、パターンマッチング処理を行う。
取得画像データ7が処理種類画像8の画像データとのマッチング率(類似率)が予め定められた閾値以上の部分を含むとき、制御部1は、取得画像データ7は処理種類画像8を含むと判定する。制御部1は、マッチング率が閾値以上の処理種類画像8を、取得画像データ7に含まれる処理種類画像8と判定する。
取得画像データ7がジョブ種類画像9の画像データとのマッチング率(類似率)が閾値以上の部分を含むとき、制御部1は、取得画像データ7はジョブ種類画像9を含むと判定する。制御部1は、マッチング率が閾値以上のジョブ種類画像9を、取得画像データ7に含まれるジョブ種類画像9と判定する。
なお、判定の正確性を高めるため、処理種類画像8とジョブ種類画像9に使用色が予め定められてもよい。処理種類画像8に用いる色と、ジョブ種類画像9に用いる色は、同じでもよいし、異なっていてもよい。例えば、処理種類画像8に赤色、ジョブ種類画像9に青色を用いるようにしてもよい。
また、操作パネル4は、複数色の中から、処理種類画像8に用いる色とジョブ種類画像9に用いる色の選択を受け付けてもよい。色は複数の中から選択できる。選択できる色ごとに、画素値の範囲が予め定められる。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7のうち、選択された色の画素値を有する画素を認識する。制御部1は、選択された色に対応する画素により描かれる図形とのパターンマッチングを行う。
処理種類画像8とジョブ種類画像9の何れか一方、又は、両方を含まないと判定したとき(ステップ♯12のNo)、制御部1は、警告を表示パネル41に表示させる(ステップ♯13)。警告は、種類画像の不足、及び、原稿の再読取を行うべきことを伝えるメッセージである。そして、本フローは終了する(エンド)。ステップ♯12のNoを経てフローが終了したとき、ジョブは実行されない。制御部1は、ジョブ実行用画像データを生成しない。
処理種類画像8とジョブ種類画像9の両方を含むと判定したとき(ステップ♯12のYes)、制御部1(画像処理回路12)は、処理種類画像8に対応する画像処理を取得画像データ7に施す(ステップ♯14)。取得画像データ7に処理種類画像8が複数含まれている場合、制御部1は、それぞれの前記処理種類画像8に対応する複数の画像処理を取得画像データ7に行ってジョブ実行用画像データを生成する。
ここで、処理種類画像8とジョブ種類画像9は、原稿又は画像データに加えられた画像である。そこで、取得画像データ7の画像処理のとき、制御部1(画像処理回路12)は、処理種類画像8とジョブ種類画像9の領域を消去する。例えば、制御部1は、処理種類画像8とジョブ種類画像9を白色に置き換える。文字、図形等の情報が消えないようにする場合、使用者は、ページ内の余白(原稿又は画像データの白部分)に処理種類画像8とジョブ種類画像9を加えればよい。
続いて、制御部1はジョブ実行用画像データを生成する(ステップ♯15)。そして、生成したジョブ実行用画像データに基づき、制御部1は、ジョブ種類画像9に対応するジョブ(保存、送信、又は、印刷)を行わせる(ステップ♯16)。例えば、印刷ジョブに対応するジョブ種類画像9が取得画像データ7に含まれていた場合、制御部1は、印刷ジョブを行わせる。そして、本フローは終了する(エンド)。
(処理種類画像8)
次に、図6〜図14を用いて、実施形態に係る処理種類画像8の一例を説明する。図6〜図15は、実施形態に係る処理種類画像8の一例を示す図である。
複合機100で利用できる画像処理の種類は多数に及ぶ。以下では、その一部と、それらに対応する処理種類画像8を説明する。なお、以下では、処理種類画像8が矩形(正方形)の枠を含む図(マーク)である例を説明する。枠はなくてもよい。画像処理の種類により、マーク(Symbol)の図柄が異なる。
また、取得画像データ7のうち、指定する一部の範囲を画像処理の対象とすることができる。この場合、使用者は、原稿又は画像データにおいて、画像処理を施したい範囲を指定用の輪郭(範囲指定線70)で囲む。範囲指定線70は矩形でなくてもよい。範囲指定線70は、3角形、5角形、6角形のような多角形でもよい。範囲指定線70は曲線を含んでもよい。例えば、範囲指定線70は楕円でもよい。
使用者は、範囲指定線70を手書きで原稿に書き込んでもよい。制御部1は、取得画像データ7に含まれる範囲指定線70を認識する。制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7に含まれる範囲指定線70を認識する。制御部1(画像処理回路12)は、範囲指定線70の内側にある処理種類画像8に対応する画像処理を、範囲指定線70の内側の画像データに施す。言い換えると、処理種類画像8は、範囲指定線70の内側に配されることがある。なお、制御部1(画像処理回路12)は、範囲指定線70の内側にない処理種類画像8に対応する画像処理を、取得画像データ7の全体又は処理種類画像8に挟まれた部分に行う。
ここで、範囲指定線70を認識しやすくするため、範囲指定線70に使用する色が予め定められてもよい。操作パネル4は、複数色の中から、範囲指定線70に用いる色の選択を受け付けてもよい。選択できる色ごとに、画素値の範囲が予め定められる。制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7うち、選択された色に対応する画素の線を認識する。制御部1は、選択された色の画素の線であって、閉じた線を範囲指定線70と認識する。
使用者は、処理種類画像8に画像処理用の設定値を付すことができる。画像処理の設定値を以下では、処理設定値80と称する。具体的に、処理種類画像8に第1特別記号81を付すことにより、処理設定値80を定めることができる。第1特別記号81は、処理設定値80を認識しやすくするための記号である。
プリンターでは、二重括弧が第1特別記号81として用いられる。制御部1は、認識した処理種類画像8に第1特別記号81が付されているか否かを判定する。例えば、処理種類画像8の周りの一定範囲内のパターンマッチング処理を行う。第1特別記号81が付された処理種類画像8については、制御部1(画像処理回路12)は、第1特別記号81に挟まれた部分を処理設定値80と認識する。具体的に、制御部1(画像処理回路12)は、第1特別記号81に挟まれた部分のOCR処理を行う。そして、制御部1は、OCR処理で認識できた数値又は単語を処理設定値80と認識する。
処理種類画像8に処理設定値80を加える(付す)ことができる。処理種類画像8に第1特別記号81を付すことにより、処理設定値80を定めることができる。第1特別記号81は、処理設定値80を認識しやすくするための記号である。制御部1(画像処理回路12)は、第1特別記号81に挟まれた部分のOCR処理を行う。そして、制御部1は、OCR処理で認識できた数値をリサイズの画像処理の倍率と認識する。
なお、第1特別記号81として用いる記号は、二重括弧に限られない。例えば、☆、♪、◎のような他種の記号を第1特別記号81として用いることができる。操作パネル4は、第1特別記号81として用いる記号の設定を受け付けてもよい。この場合、制御部1は、設定された記号を第1特別記号81と認識する。
(1)リサイズ(サイズ調整)
図6の左端の図形は、リサイズの画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。リサイズの画像処理は、取得画像データ7の全体のサイズを拡大、又は、縮小する処理である。リサイズの画像処理を行うとき、使用者は、リサイズの処理種類画像8を原稿又は画像データに追加する。図6の中央の図は、リサイズの処理種類画像8を追加した取得画像データ7の一例を示す。リサイズの処理種類画像8は、4本の両矢印を含む。各両矢印の一端が矩形の角と接する。図6の右端の図は、リサイズの画像処理後の画像データの一例を示す。
図6の左下の図に示すように、リサイズの処理種類画像8に処理設定値80を付すことができる。リサイズの処理設定値80は倍率を示す。制御部1(画像処理回路12)は、第1特別記号81に挟まれた部分のOCR処理を行う。そして、制御部1は、OCR処理で認識できた数値をリサイズの画像処理の倍率と認識する。
倍率(処理設定値807)が付されているとき、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7のサイズを、当該倍率に応じたサイズに変更する。図6の左端下側の図に示すように、125%がリサイズの処理種類画像8内に付されているとき、制御部1は、取得画像データ7を125%拡大する。100%未満の倍率が書き込まれている場合、制御部1は取得画像データ7を縮小する。制御部1は、第1特別記号81が付された処理種類画像8の画像処理については、認識した処理設定値80を適用する。
リサイズの処理種類画像8に第1特別記号81(処理設定値80)が付されていないとき、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7のサイズを、デフォルトの倍率を乗じたサイズに変更する。図6の左端上側の図は、処理設定値80が付されていない。この場合、制御部1は、取得画像データ7を縮小したジョブ実行用画像データを生成する(図6の例では、65%に縮小)。リサイズ処理のデフォルトの倍率は、予め定められる。操作パネル4は、デフォルトの倍率の設定を受け付けてもよい。この場合、制御部1は設定された倍率をデフォルト倍率として、リサイズの画像処理を行う。第1特別記号81が付されていない処理種類画像8の画像処理については、予め定められたデフォルトの処理内容の画像処理を行う。
(2)デリート(消去)
図7の左端の図形は、デリートの画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。デリートの画像処理を行うとき、使用者は、原稿又は画像データのうち、消去したい範囲を範囲指定線70で囲う。デリートの画像処理は、取得画像データ7のうち、範囲指定線70で指定された範囲の内容を消去する(白画素に置き換える)処理である。使用者は、範囲指定線70の内部に、デリートの処理種類画像8を追加する。デリートの処理種類画像8は、×印を含む。
図7の中央の図は、デリートの処理種類画像8と範囲指定線70を追加した取得画像データ7の一例を示す。図7の右端の図は、デリートの画像処理後の取得画像データ7の一例を示す。
(3)トリミング
図8の左端の図形は、トリミング(クロップ)の画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。トリミングの画像処理は、取得画像データ7のうち、範囲指定線70で指定された範囲のみを残す(範囲外の画素を白画素に置き換える)処理である。トリミングの画像処理を行うとき、使用者は、原稿又は画像データのうち、残したい範囲を範囲指定線70で囲う。使用者は、範囲指定線70の内側にトリミングの処理種類画像8を追加する。トリミングの処理種類画像8は、Lと逆Lを重ねた記号を含む。
図8の中央の図は、トリミングの処理種類画像8と範囲指定線70を追加した取得画像データ7の一例を示す。図8の右端の図は、トリミングの画像処理後の取得画像データ7の一例を示す。制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7から指定された範囲(範囲指定線70)を切り抜く。
(4)ローテート(回転)
図9の左端の図形は、ローテートの画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。ローテートの画像処理は、取得画像データ7の全て又は一部を回転させる処理である。ローテートの画像処理を行うとき、使用者は、ローテートの処理種類画像8を原稿又は画像データに追加する。図9の中央の図は、ローテートの処理種類画像8を追加した取得画像データ7の一例を示す。ローテートの処理種類画像8は、矢印付き半円弧を含む。半円弧のうち、矢印の位置により回転の方向を選ぶことができる。時計回りの回転を示す矢印があるとき、制御部1は、取得画像データ7を時計回り方向で回転させる。半時計回りの回転を示す矢印があるとき、制御部1は、取得画像データ7を反時計回り方向で回転させる。
図9の左側中央、及び、左側最下側の図に示すように、ローテートの処理種類画像8に処理設定値80を付すことができる。ローテートの処理設定値80は、回転角度を示す。制御部1(画像処理回路12)は、第1特別記号81(二重括弧)に挟まれた部分のOCR処理を行う。そして、制御部1は、OCR処理で認識できた数値をローテートの画像処理の回転角度と認識する。
さらに、図9の左側最下側の図に示すように、指定した範囲のみをローテートすることもできる。制御部1(画像処理回路12)は、指定された範囲(範囲指定線70)の画像データを回転させる。範囲指定線70で囲われた部分のローテートの処理では、制御部1は、回転前の範囲指定線70で区切られた範囲の中心を回転軸とする。
図9の最も上側の図に示すように、範囲指定線70の内側にローテートの処理種類画像8が描かれていない場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7の全体を回転させる。この場合、制御部1は、取得画像データ7の中心を回転の回転軸とする。さらに、制御部1は、デフォルトの角度だけ取得画像データ7を回転させる。図9の場合、デフォルトの角度は、90度である。操作パネル4は、デフォルトの回転角度の設定を受け付けてもよい。この場合、制御部1は設定された角度をデフォルトの回転角度として、ローテートの画像処理を行う。制御部1は、第1特別記号81が付されていない処理種類画像8の画像処理については、予め定められたデフォルトの処理内容の画像処理を行う。
図9の中段の図は、範囲指定線70の内側にローテートの処理種類画像8が描かれておらず、かつ、ローテートの処理種類画像8に処理設定値807が付されている場合を示す。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7の全体を、処理設定値80の角度だけ回転させる。例えば、45の処理設定値80がローテートの処理種類画像8内に付されているとき、制御部1は、取得画像データ7を45度回転させる。制御部1は、第1特別記号81が付された処理種類画像8の画像処理については、認識した処理設定値80を適用する。
図9の最下側の図は、範囲指定線70の内側にローテートの処理種類画像8が描かれており、かつ、ローテートの処理種類画像8に処理設定値807が付されている場合を示す。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、指定された範囲(範囲指定線70)の中身(画像データ)を回転させる。回転角度は、処理設定値80に基づく。例えば、180の処理設定値80が付されているとき、制御部1は、範囲指定線70で囲まれた部分を180度回転させた画像データを生成する。
(5)フリップ
図10の左端の図形は、フリップの画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。フリップの画像処理は、取得画像データ7全体又は一部の上下を反転させる処理である。フリップの画像処理を行うとき、使用者はフリップの処理種類画像8を原稿又は画像データに追加する。フリップの処理種類画像8は、上向きの矢印と下向きの矢印を含む。上向きの矢印と下向きの矢印は左右方向で並べられる。
図10の上側の図は、範囲指定線70の内側にフリップの処理種類画像8が描かれていない場合を示す。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7の全体を、上下反転させる。
図10の下側の図は、範囲指定線70の内側にフリップの処理種類画像8が描かれている場合を示す。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、指定された範囲(範囲指定線70の中身)を上下反転させる。
(6)ミラー
図11の左端の図形は、ミラーの画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。ミラーの画像処理は、取得画像データ7全体又は一部の左右を反転させる処理である。ミラーの画像処理を行うとき、使用者はミラーの処理種類画像8を原稿に追加する。ミラーの処理種類画像8は、白抜き三角形と塗りつぶし三角形を含む。各三角形は縦線に対して線対称とする。線対称によりミラー処理がなされることを示している。
図11の上側の図は、範囲指定線70の内側にミラーの処理種類画像8が描かれていない場合を示す。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7の全体を、左右反転させる。
図11の下側の図は、範囲指定線70の内側にミラーの処理種類画像8が描かれている場合を示す。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、指定された範囲(範囲指定線70の中身)を左右反転させる画像処理を行う。
(7)部分ズーム
図12の左端の図形は、部分ズームの画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。部分ズームの画像処理は、取得画像データ7のうち、範囲指定線70で指定された範囲を拡大又は縮小する処理である。そして、制御部1(画像処理回路12)は、拡大前の範囲と拡大後の範囲の中心が重なるように、拡大した画像データを取得画像データ7に貼り付ける。
部分ズームの画像処理を行うとき、使用者は、原稿又は画像データのうち、大きさを変えたい範囲を範囲指定線70で囲う。範囲指定線70の内側に、部分ズームの処理種類画像8を追加する。部分ズームの処理種類画像8は虫眼鏡を示す。
図12の上側の図は、部分ズームの処理種類画像8に処理設定値80が付されていない場合を示す。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、範囲指定線70で指定された範囲の画像データをデフォルトの倍率で拡大又は縮小する。図12の場合、デフォルトの倍率は、120%である。制御部1は、範囲指定線70で指定された範囲を120%で拡大し、その後、取得画像データ7に貼り付ける。操作パネル4は、デフォルトの倍率の設定を受け付けてもよい。この場合、制御部1は設定された倍率をデフォルトの倍率として、部分ズームの画像処理を行う。第1特別記号81が付されていない処理種類画像8の画像処理については、予め定められたデフォルトの処理内容の画像処理を行う。なお、100%未満の値をデフォルトの倍率と定めることもできる。この場合、取得画像データ7の一部が縮小される。
図12の下側の図は、部分ズームの処理種類画像8に処理設定値80が付されている場合を示す。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、範囲指定線70で指定された範囲を処理設定値80の倍率で拡大又は縮小する画像処理を行う。図12の場合、処理設定値80は150%である。この場合、制御部1は、範囲指定線70で指定された範囲を150%に拡大し、その後、取得画像データ7に貼り付ける。なお、処理設定値80として、100%未満の値を付すこともできる。この場合、取得画像データ7(範囲指定線70で指定された範囲)の一部は縮小される。
(7)コピー&ペースト
図13の左端の図形は、コピーとペーストの画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。コピーの画像処理は、取得画像データ7のうち、範囲指定線70で指定された範囲の画像データをコピーする処理である。ペーストの画像処理は、コピーした画像データを範囲指定線70で指定された別の範囲に貼り付ける処理である。コピーの処理種類画像8は矩形を含む。ペーストの処理種類画像8は、+の記号を含む矩形を含む。
コピーの画像処理を行うとき、使用者は、原稿又は画像データのうち、コピーしたい範囲を範囲指定線70で囲う。範囲指定線70の内側に、コピーの処理種類画像8を追加する。さらに、使用者は、原稿又は画像データのうち、コピーした画像データを貼り付けたい範囲を別途、範囲指定線70で囲う。別の範囲指定線70の内側に、ペーストの処理種類画像8を追加する。制御部1(画像処理回路12)は、ペーストする範囲の中心と、コピーした画像データの中心が一致するように、コピーした画像データを貼り付ける。
図12の上側の取得画像データ7は、コピーの処理種類画像8を含む範囲指定線70と、ペーストの処理種類画像8を含む範囲指定線70を加えた例を示す。図12の例では、ハートマークを囲う範囲が、コピー範囲として指定されている。また、十字マークの下が、コピーした画像データを貼り付ける範囲として指定されている。制御部1(画像処理回路12)は、コピーする範囲の画像データをコピーし、その後、ペーストする範囲にコピーした画像データを貼り付ける。
(8)ハイライト
図14の左端の図形は、ハイライトの画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。ハイライトの画像処理は、指定された部分の背景色(地肌色)を変換し、文字を強調する処理である。ハイライトの処理種類画像8は、Hの文字を含む。ハイライトの画像処理を行うとき、使用者は、一対のハイライトの処理種類画像8を原稿又は画像データに追加する。使用者は、ハイライトを付したい行の先頭と末尾を挟むように、ハイライトの処理種類画像8を加える。
制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7のうち、ハイライトの処理種類画像8に挟まれた範囲を、ハイライト処理を行う範囲(ハイライト実行範囲)と認識する。ハイライトの処理種類画像8の上下方向の位置が異なる場合、制御部1は、一方のハイライトの処理種類画像8を左上隅とし、他方のハイライトの処理種類画像8を右下隅とする矩形をハイライト実行範囲と認識する。
なお、使用者は、ハイライトを付したい範囲を範囲指定線70で囲い、範囲指定線70の中に1つ、ハイライトの処理種類画像8を加えてもよい。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、範囲指定線70で囲われた領域をハイライト実行範囲と認識する。
図14の上側の図は、ハイライトの処理種類画像8に処理設定値80が付されていない場合を示す。制御部1(画像処理回路12)は、ハイライト実行範囲でデフォルトの背景色を追加する。デフォルトの背景色(例えば、水色)の画素値は予め定められる。具体的に、制御部1は、ハイライト実行範囲に含まれる低濃度画素(例えば、白又は薄灰)の画素値をデフォルトのハイライト色の画素値に変換する。低濃度画素とみなす画素値の範囲は予め定められる。
図14の下側の図は、ハイライトの処理種類画像8に処理設定値80が付されている場合を示す。ハイライトの画像処理での処理設定値80は、背景色を示す。図14の下側の例では、処理設定値80はGreenである。制御部1(画像処理回路12)は、ハイライト実行範囲に処理設定値80に対応する色を追加する。処理設定値80により指定できる色は予め定められている。例えば、Green、Red、Yellow、Orange、Purpleのような蛍光ペンに用いられる色を指定することができる。指定できる色に対応する画素値は、色ごとに予め定められる。
(9)テキストカラー
図15の左端の図形は、テキストカラー(文字色変更)の画像処理の処理種類画像8を拡大した図である。テキストカラーの画像処理は、指定された部分の文字色を変換し、文字を強調する処理である。テキストカラーの画像処理を行うとき、使用者はテキストカラーの処理種類画像8を原稿に追加する。テキストカラーの処理種類画像8は、Tの文字を含む。
テキストカラーの画像処理を行うとき、使用者は、テキストカラーの処理種類画像8を少なくとも2箇所、原稿又は画像データに追加する。使用者は、文字色を変えたい行の先頭と末尾を挟むように、テキストカラーの処理種類画像8を加える。
制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7のうち、テキストカラーの処理種類画像8に挟まれた範囲を、テキストカラー処理を行う範囲(文字色変更範囲)と認識する。テキストカラーの処理種類画像8の上下方向の位置が異なる場合、制御部1は、一方のテキストカラーの処理種類画像8を左上隅とし、他方のテキストカラーの処理種類画像8を右下隅とする矩形を文字色変更範囲と認識する。
なお、使用者は、原稿又は画像データのうち、文字色を変更したい範囲を範囲指定線70で囲い、範囲指定線70の中に1つ、テキストカラーの処理種類画像8を加えてもよい。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、範囲指定線70で囲われた領域を文字色変更範囲と認識する。
図15の上側の図は、テキストカラーの処理種類画像8に処理設定値80が付されていない場合を示す。制御部1(画像処理回路12)は、文字色変更範囲の文字色をデフォルトの変更色に変更する画像処理を行う。デフォルトの変更色(例えば、赤色)の画素値は予め定められる。具体的に、制御部1は、文字色変更範囲に含まれる高濃度画素(例えば、黒、農灰)の画素値をデフォルトの変更色の画素値に変換する。高濃度画素とみなす画素値の範囲は予め定められる。
図15の下側の図は、テキストカラーの処理種類画像8に処理設定値80が付されている場合を示す。テキストカラーの画像処理での処理設定値80は、変更色を示す。図15の下側の例では、処理設定値80はGreenである。制御部1(画像処理回路12)は、文字色変更範囲に含まれる文字の色を変更する画像処理を行う。処理設定値80により指定できる色は予め定められている。例えば、Green、Red、Orange、Purple、Blueのような強調するために使用される色を指定することができる。指定できる色に対応する画素値は、色ごとに予め定められる。
(ジョブ種類画像9)
次に、図16〜図18を用いて、実施形態に係るジョブ種類画像9の一例を説明する。図16〜図18は、実施形態に係るジョブ種類画像9の一例を示す図である。
複合機100で実行できるジョブの種類は複数ある。実行するジョブの種類を選ぶため、使用者は、原稿又は画像データにジョブ種類画像9も含める(図6〜図15参照)。以下、ジョブ種類画像9を説明する。なお、以下では、ジョブ種類画像9が矩形(正方形)の枠を含む図(マーク)である例を説明する。枠はなくてもよい。
第2定義データD2に基づき、制御部1は、取得画像データ7がジョブ種類画像9を含むか否かを判定する。取得画像データ7にジョブ種類画像9が複数含まれている場合、制御部1(制御回路11)は、生成したジョブ実行用画像データに基づき、それぞれのジョブ種類画像9に対応するジョブを行わせる。
また、使用者は、ジョブ種類画像9に保存場所、送信先アドレス、又は、部数を示す設定値を付すことができる。具体的に、ジョブ種類画像9に第2特別記号82を付すことにより、保存場所、送信先アドレス、又は、部数を定めることができる。第2特別記号82は、保存場所、送信先アドレス、又は、部数を認識しやすくするための記号である。
プリンターでは、二重括弧が第2特別記号82として用いられる。この場合、第1特別記号81と第2特別記号82は同じとなる。しかし、第1特別記号81と第2特別記号82を異ならせてもよい。制御部1は、認識したジョブ種類画像9に第2特別記号82が付されているか否かを判定する。例えば、制御部1(画像処理回路12)は、ジョブ種類画像9の周りの一定範囲内のパターンマッチング処理を行う。第2特別記号82が付されたジョブ種類画像9については、制御部1は、第2特別記号82に挟まれた部分を認識する。具体的に、制御部1(画像処理回路12)は、第2特別記号82に挟まれた部分のOCR処理を行う。そして、制御部1は、OCR処理で認識できた文字列や数字に基づきジョブを行う。
(1)保存ジョブ
図16は、ジョブの種類として保存ジョブのジョブ種類画像9の一例を示す。取得画像データ7に基づき保存ジョブを行うとき、使用者は保存ジョブに対応するジョブ種類画像9を原稿又は画像データに追加する。保存ジョブのジョブ種類画像9は、1本の下向き矢印を含む。
図16の右の図に示すように、保存ジョブの保存場所をジョブ種類画像9に付すことができる。制御部1(画像処理回路12)は、第2特別記号82に挟まれた部分のOCR処理を行う。そして、制御部1は、OCR処理で認識できた文字列又は記号を保存ジョブの保存場所と認識する。例えば、記憶部2のストレージに含まれる何れかのフォルダーが保存場所とされる。
保存場所が付されているとき、制御部1(制御回路11)は、ジョブ実行用画像データを、指定された保存場所に記憶させる。取得画像データ7が保存ジョブに対応するジョブ種類画像9を含む場合、制御部1は、取得画像データ7に予め定められた第2特別記号82が含まれているか否かを判定する。制御部1は、第2特別記号82に挟まれた部分に基づき、ジョブ実行用画像データの保存場所を認識する。制御部1は、認識した保存場所にジョブ実行用画像データを保存させる。
保存ジョブのジョブ種類画像9に保存場所が付されていないとき、制御部1(画像処理回路12)は、デフォルトの保存場所に、ジョブ実行用画像データを記憶させる。操作パネル4は、デフォルトの保存場所の設定を受け付けてもよい。
(2)送信ジョブ
図17は、ジョブの種類として送信ジョブのジョブ種類画像9の一例を示す。取得画像データ7に基づき送信ジョブを行うとき、使用者は送信ジョブに対応するジョブ種類画像9を原稿又は画像データに追加する。送信ジョブのジョブ種類画像9は、手紙の図柄を含む。
図17の右の図に示すように、送信ジョブの送信先アドレスを付すことができる。制御部1(画像処理回路12)は、第2特別記号82に挟まれた部分のOCR処理を行う。そして、制御部1は、OCR処理で認識できた文字列又は記号を送信ジョブの送信先アドレスと認識する。送信先アドレスは、メールアドレスに限られない。送信先アドレスは、特定の共有フォルダーのパスでもよい。
送信先アドレスが付されているとき、制御部1(制御回路11)は、指定された送信先アドレスに向けて、ジョブ実行用画像データを通信部6に送信させる。取得画像データ7が送信ジョブに対応するジョブ種類画像9を含む場合、制御部1は、取得画像データ7に第2特別記号82が含まれているか否かを判定する。制御部1は、第2特別記号82に挟まれた部分に基づき、ジョブ実行用画像データの送信先アドレスを認識する。制御部1は、認識した送信先アドレスにジョブ実行用画像データを送信させる。
送信先アドレスが付されていないとき、制御部1(画像処理回路12)は、デフォルトの送信先アドレスに、ジョブ実行用画像データを記憶させる。例えば、複数人で共有されるフォルダーのパスをデフォルトの送信先アドレスとすることができる。操作パネル4は、デフォルトの送信先アドレスの設定を受け付けてもよい。
(3)印刷ジョブ
図18は、ジョブの種類として印刷ジョブのジョブ種類画像9の一例を示す。取得画像データ7に基づき生成されたジョブ実行用画像データを用いて印刷ジョブを行うとき、使用者は印刷ジョブに対応するジョブ種類画像9を原稿又は画像データに追加する。図18の例では、印刷ジョブのジョブ種類画像9は、PRINTの文字列を含む。印刷ジョブのジョブ種類画像9は、プリンターを示す図柄でもよい。
図18の右の図に示すように、部数を示す数字をジョブ種類画像9に付すことができる。制御部1(画像処理回路12)は、第2特別記号82に挟まれた部分のOCR処理を行う。そして、制御部1は、OCR処理で認識できた数字を印刷部数と認識する。
印刷部数が付されているとき、ジョブ実行用画像データに基づき、制御部1(制御回路11)は、指定された印刷部数を、印刷部5に印刷させる。取得画像データ7が印刷ジョブに対応するジョブ種類画像9を含む場合、制御部1は、取得画像データ7に第2特別記号82が含まれているか否かを判定する。制御部1は、第2特別記号82に挟まれた部分に基づき、ジョブ実行用画像データの印刷部数を認識する。制御部1は、認識した印刷部数で印刷部5に印刷させる。
印刷部数が付されていないとき、制御部1(画像処理回路12)は、デフォルトの印刷部数を印刷部5に印刷させる。例えば、デフォルトの印刷部数は1部とされる。操作パネル4は、デフォルトの印刷部数の設定を受け付けてもよい。
(ジョブ実行用画像データの生成例)
次に、図19〜図22を用いて、実施形態に係る複合機100でのジョブ実行用画像データの生成の一例を説明する。図19〜図22は、実施形態に係るジョブ実行用画像データの生成の一例を示す図である。
図19の上側の図は、取得画像データ7の一例を示す。図19の上側に示す取得画像データ7は、複数の処理種類画像8を含む。制御部1(画像処理回路12)は、図19の場合、制御部1は、取得画像データ7がトリミングとミラーの2つの処理種類画像8を含むと判定する。
トリミングの処理種類画像8は、範囲指定線70の内側に加えられている。また、制御部1(画像処理回路12)は、ミラー(左右反転)の処理種類画像8の外側を囲う範囲指定線70は無いと認識する。この場合、制御部1は、範囲指定線70の内側に書き込まれている処理種類画像8の画像処理を先に行う。範囲指定線70の内側に加えられている処理種類画像8の画像処理の完了後、制御部1は、範囲指定線70で囲われていない処理種類画像8の画像処理を行う(以下同様)。
具体的に、制御部1(画像処理回路12)はトリミングの画像処理を行う。続いて、制御部1は、トリミング後の画像データについて、ミラーの画像処理を行う。図19の下側の図は、トリミングとミラーの画像処理後の取得画像データ7の一例を示す。
図19の場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7が、印刷ジョブと送信ジョブのジョブ種類画像9を含むと判定する。取得画像データ7にジョブ種類画像9が複数含まれている場合、制御部1は、生成したジョブ実行用画像データに基づき、それぞれのジョブ種類画像9に対応するジョブを行わせる。図19の場合、制御部1(制御回路11)は、ジョブ実行用画像データに基づく印刷ジョブを行わせる。付された処理設定値80が5なので、制御部1は、5部、印刷部5に印刷させる。
また、図19の場合、制御部1(制御回路11)は、ジョブ実行用画像データに基づく送信ジョブを行わせる。制御部1は、送信ジョブのジョブ種類画像9に付された送信先のアドレスに向けて、ジョブ実行用画像データ(画像ファイル)を通信部6に送信させる。このように、複数種類のジョブを同時に実行することができる。
処理種類画像8に基づく各画像処理の前に、制御部1(画像処理回路12)は、処理種類画像8、範囲指定線70、ジョブ種類画像9を取得画像データ7から消してもよい。処理種類画像8、範囲指定線70、ジョブ種類画像9を消す処理は、処理種類画像8に基づく各画像処理の後でもよい。
例えば、制御部1は、処理種類画像8の部分の画素(枠及び枠内)、範囲指定線70の部分の画素(線部分)、ジョブ種類画像9(枠及び枠内)の部分の画素の画素値を、真っ白(白色)に変換する。制御部1は、処理種類画像8、範囲指定線70、ジョブ種類画像9を消した取得画像データ7を用いて、ジョブ実行用画像データを生成する。
次に、図20の例を説明する。図20の上側の図の取得画像データ7は、複数の処理種類画像8を含む。制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7がハイライト、コピー、テキストカラー、デリート、ペーストの処理種類画像8を含むと判定する。ハイライト、コピー、テキストカラー、デリート、ペーストの画像処理は、いずれも取得画像データ7の一部の範囲を処理対象とする。制御部1(画像処理回路12)は、それぞれの画像処理を行う。
図20の例では、ハイライトの処理種類画像8が4つ配されている。1行にハイライトを付したい場合、使用者は左右方向で向かい合うように、ハイライトの処理種類画像8を配置する。制御部1(画像処理回路12)は、左右方向で向かい合うハイライトの処理種類画像8をペアと認識する。図20の場合、制御部1は、最も上方の2つのハイライトの処理種類画像8をペアと認識する。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7のうち、最も上方の2つのハイライトの処理種類画像8に挟まれた範囲を、ハイライト実行範囲と認識する。
複数行にわたってハイライトを付したい場合、ペアとなるハイライトの処理種類画像8の上下方向の位置はずれる。左右方向で向かい合っていないハイライトの処理種類画像8がある場合、例えば、上からn番目のハイライトの処理種類画像8と、上から(n+1)番目のハイライトの処理種類画像8をペアと認識する。この場合、nは奇数である。行単位でハイライトの処理種類画像8を加える場合、上下方向の順番は、行の左端に置かれるものが奇数となり、行の右端に置かれるものが偶数となるためである。この場合、制御部1(画像処理回路12)は、制御部1は、ペアの一方のハイライトの処理種類画像8を左上隅とし、ペアの他方のハイライトの処理種類画像8を右下隅とする矩形をハイライト実行範囲と認識する。
制御部1(画像処理回路12)は、認識したハイライト実行範囲について、ハイライトの画像処理を行う。図20の上側の図では、ハイライトの処理種類画像8ごとに処理設定値80が付されている。図20の場合、制御部1(画像処理回路12)は、ハイライト実行範囲に含まれる低濃度画素(例えば、白)の画素値をGreenの画素値に変換する。図20の下側の図は、ハイライトの画像処理後の取得画像データ7の一例を示す。図20の例では、1行目と4行目と5行目の文字の背景色が変更されている。
また、図20に示す取得画像データ7は、コピーの処理種類画像8と、ペーストの処理種類画像8を含む。制御部1(制御回路11)は、コピーの範囲(範囲指定線70で囲われた領域)を認識する。また、制御部1は、ペーストの範囲(範囲指定線70で囲われた領域)を認識する。制御部1は、認識した範囲をコピーする。そして、制御部1は、コピーした画像データをペーストに対応する範囲指定線70の範囲にコピーする。図20の下側の図は、コピー及びペーストの画像処理後の取得画像データ7の一例を示す。図20の例では、3行目の内容が、11行目に貼り付けられている。
また、図20の例は、テキストカラーの処理種類画像8を2つ含む。使用者は、文字色を変えたい行を挟むように、テキストカラーの処理種類画像8を取得画像データ7に追加する。制御部1(画像処理回路12)は、テキストカラーの処理種類画像8で挟まれた領域を文字色変更範囲と認識する。
制御部1(画像処理回路12)は、認識した文字色変更範囲について、テキストカラーの画像処理を行う。図20の上側の図では、テキストカラーの処理種類画像8には、処理設定値80(文字色)が付されている。図20の場合、制御部1(画像処理回路12)は、文字色変更範囲に含まれる高濃度画素(例えば、黒、濃いグレー)の画素値をRedの画素値に変換する。図20の下側の図は、テキストカラーの画像処理後の取得画像データ7の一例を示す。図20の例では、7行目の文字色が変更されている。
また、図20では、9行目が範囲指定線70で囲われている。この範囲指定線70の内部に、デリートの処理種類画像8が含まれている。制御部1(画像処理回路12)は、デリートに対応する範囲指定線70の内側の画素の画素値を白色に変換する。図20の下側の図は、デリートの画像処理により、9行目の内容が削除された例を示す。ページ内の不要部分を削除した画像データ又は印刷物を容易に得ることができる。
図20の場合でも、処理種類画像8に基づく各画像処理の前、又は、後に、制御部1(画像処理回路12)は、処理種類画像8、範囲指定線70、ジョブ種類画像9を取得画像データ7から消す処理を行う。
また、図20の上側の図に示すように、取得画像データ7には、複数のジョブ種類画像9を含めることができる。図20の場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7が、保存のジョブ種類画像9と、送信ジョブのジョブ種類画像9を含むと判定する。取得画像データ7にジョブ種類画像9が複数含まれている場合、制御部1は、生成したジョブ実行用画像データに基づき、それぞれのジョブ種類画像9に対応するジョブを行わせる。図20の場合、制御部1(制御回路11)は、ジョブ実行用画像データに基づく保存ジョブと、送信ジョブを行わせる。
次に、図21の例を説明する。図21の上側の図は、原稿の取得画像データ7の一例を示す。図21の上側の図の取得画像データ7は、複数の処理種類画像8を含む。制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7がデリート、コピー、ペーストの処理種類画像8を含むと判定する。デリート、コピー、ペーストの画像処理は、いずれも取得画像データ7の一部の範囲を対象とする。制御部1(画像処理回路12)は、それぞれの画像処理を行う。
図21の例では、デリートの処理種類画像8が2つ配されている。取得画像データ7に同じ処理種類画像8を含めることができる。それぞれ指定された範囲について、制御部1(画像処理回路12)は画像を処理する。
図21では、左上隅のハートマークと右下隅の星マークが範囲指定線70で囲われている。デリートの処理種類画像8は、これらの範囲指定線70の内部に加えられている。制御部1(画像処理回路12)は、デリートに対応する範囲指定線70の内側の画素の画素値を白色に変換する。図21の下側の図は、指定された範囲の内容が削除された例を示す。ページ内の不要部分を削除した画像データ又は印刷物を容易に得ることができる。
また、図21に示す取得画像データ7は、コピーの処理種類画像8と、ペーストの処理種類画像8を含む。制御部1(制御回路11)は、コピーの処理種類画像8を含み、範囲指定線70で囲われた範囲(領域)を認識する。また、制御部1は、ペーストの処理種類画像8を含み、範囲指定線70で囲われた範囲(領域)を認識する。制御部1は、認識した範囲をコピーする。そして、制御部1は、コピーした画像データをペーストに対応する範囲指定線70の範囲にコピーする。図21の下側の図の例では、星マークがハートマークに置き換えられている。なお、図21の場合でも、処理種類画像8に基づく各画像処理の前に、制御部1(画像処理回路12)は、処理種類画像8、範囲指定線70、ジョブ種類画像9を取得画像データ7から消す処理を行う。
また、図21に示す取得画像データ7は、複数のジョブ種類画像9を含む。図21の場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7が、印刷ジョブと保存ジョブのジョブ種類画像9を含むと判定する。ジョブ種類画像9が複数含まれている場合、制御部1は、生成したジョブ実行用画像データに基づき、それぞれのジョブ種類画像9に対応するジョブを行わせる。図21の場合、制御部1(制御回路11)は、印刷ジョブと保存ジョブを行わせる。
次に、図22の例を説明する。図22の上側の図は、原稿の取得画像データ7の一例を示す。図21の上側の図の取得画像データ7は、複数の処理種類画像8を含む。制御部1(画像処理回路12)は、ズームと、フリップの処理種類画像8を含むと判定する。制御部1(画像処理回路12)は、それぞれの画像処理を行う。
ズームの処理種類画像8は、三角形の範囲指定線70の内側に加えられている。また、ズームの処理種類画像8には、倍率(処理設定値80)が付されている。制御部1(画像処理回路12)は、範囲指定線70で囲われた範囲を拡大する。制御部1は、拡大で得られた画像データを取得画像データ7に貼り付ける。例えば、制御部1は、拡大前の画像データの中心と拡大後の画像データの中心を一致させる。続いて、制御部1は、フリップの画像処理を行う。図22の下側の図は、ズームとフリップの画像処理後の取得画像データ7の一例を示す。なお、図22の場合でも、処理種類画像8に基づく各画像処理の前に、制御部1(画像処理回路12)は、処理種類画像8、範囲指定線70、ジョブ種類画像9を取得画像データ7から消す処理を行う。
また、図22に示す取得画像データ7は、複数のジョブ種類画像9を含む。図22の場合、制御部1(画像処理回路12)は、取得画像データ7が、保存ジョブと送信ジョブのジョブ種類画像9を含むと判定する。図22の場合、制御部1(制御回路11)は、保存ジョブと保存ジョブとを行わせる。
(マーク利用モードの使用のON/OFF)
次に、図23を用いて、実施形態に係るマーク利用モードのON/OFFの一例を説明する。図23は実施形態に係るマーク利用モードのON/OFFの一例を示す図である。
上記の実施形態の説明では、操作パネル4をマーク利用モードの有効/無効を設定する例を説明した。変形例では、専用用紙、又は、画像データを用いて、マーク利用モードの有効/無効を切り替える例を説明する。
製造コストや販売価格の低減の観点から操作パネル4が設けられない画像処理装置もある。つまり、画像処理装置には、操作パネル4を有さないものがある。このような画像処理装置では、マーク利用モードを利用するか否かの選択を操作パネル4で行うことができない。そこで、操作パネル4を含まない画像形成装置でも、マーク利用モードの有効/無効を容易に切り替えられるようにする。
具体的に、モード開始画像91を含む原稿を読み取ったとき、モード停止画像92を含む原稿を読み取るまで、制御部1は、マーク利用モードでの処理を行う。モード開始画像91は、通常モードを停止し、マーク利用モードの利用を開始するための画像である。モード開始画像91は予め定められる。記憶部2は、モード開始画像91の画像データを記憶する。
また、モード停止画像92を含む原稿を読み取ったとき、モード開始画像91を含む原稿を読み取るまで、制御部1は、マーク利用モードでの処理を行わない。制御部1は、通常モードでジョブを実行する。モード停止画像92は、マーク利用モードを停止し、通常モードの利用を開始するための画像である。モード開始画像91は予め定められる。記憶部2は、モード開始画像91の画像データを記憶する。
操作パネル4がなくても、通常、原稿読み取りを開始するためのスタートボタン(ハードキー43)は設けられる。スタートボタンが操作されたとき、制御部1は、原稿の読み取りを開始する。そして、制御部1は、取得画像データ7を生成する。制御部1は、取得画像データ7を解析する。
制御部1は、取得画像データ7がモード開始画像91を含むか否かを判定する。また、制御部1は、モード停止画像92を含むか否かを判定する。制御部1は、パターンマッチング処理を行って、取得画像データ7がモード開始画像91又はモード停止画像92を含むか否かを判定してもよい。
モード開始画像91の画像データとのマッチング率(類似率)が閾値以上の部分が取得画像データ7に含まれるとき、制御部1は、取得画像データ7はモード開始画像91を含むと判定する。この場合、制御部1は、マーク利用モードを開始する。一方、制御部1は、モード停止画像92の画像データとのマッチング率(類似率)が閾値以上の部分が取得画像データ7に含まれるとき、制御部1は、取得画像データ7はモード停止画像92を含むと判定する。この場合、制御部1は、通常モードを開始する。
実施形態に係る画像処理装置(複合機100)は、取得部(画像読取部3、通信部6)、記憶部2、制御部1を含む。取得部は画像データを取得する。記憶部2は第1定義データD1を記憶する。第1定義データD1に基づき、制御部1は、取得部が取得した取得画像データ7が処理種類画像8を含むか否かを判定する。第1定義データD1は、処理種類画像8のデータと、処理種類画像8に対応する画像処理を定義したデータである。処理種類画像8が取得画像データ7に複数含まれている場合、制御部1は、それぞれの処理種類画像8に対応する複数の画像処理を取得画像データ7に行ってジョブ実行用画像データを生成する。制御部1は、生成したジョブ実行用画像データに基づくジョブを行わせる。
この構成によれば、使用者は、用いたい画像処理に対応する処理種類画像8(マーク、アイコン)を原稿又は画像データに加えればよい。複数の処理種類画像8を加えれば、所望の複数の画像処理を画像処理装置に行わせることができる。簡易な作業で、複雑な画像処理(複数の画像処理)を行わせることができる。操作パネル4や携帯通信装置のような設定用の装置を操作しなくても、画像処理装置が行うべき動作(画像処理)を命令することができる。また、処理種類画像8の原稿への追加は、手書きで行える。容易に処理種類画像8を追加することができる。
制御部1は、取得画像データ7に含まれる範囲指定線70を認識する。制御部1は、範囲指定線70の内側にある処理種類画像8に対応する画像処理を、範囲指定線70の内側の画像データに施す。指定した範囲に所望の画像処理を施すことができる。範囲指定線70の原稿への追加は、手書きで行える。容易に画像処理を行う範囲を指定することができる。
処理種類画像8が範囲指定線70で囲まれていない場合、制御部1は、処理種類画像8に対応する画像処理を、取得画像データ7の全体又は処理種類画像8に挟まれた部分に行う。範囲指定線70を描くか否か、及び、処理種類画像8の位置により、所望の画像処理をどの範囲に施すかを選択することができる。範囲指定線70の有無、処理種類画像8の位置を工夫することにより、画像処理の内容をコントロールすることができる。
制御部1は、認識した処理種類画像8に予め定められた第1特別記号81が付されているか否かを判定する。制御部1は、第1特別記号81が付された処理種類画像8については、第1特別記号81に挟まれた部分に基づき、処理設定値80を認識する。第1特別記号81が付された処理種類画像8の画像処理については、制御部1は、認識した処理設定値80を適用する。第1特別記号81が付されていない処理種類画像8の画像処理については、制御部1は、予め定められたデフォルトの処理内容で画像処理を行う。第1特別記号81を用いることにより、画像処理の設定値(処理内容)を設定することができる。例えば、拡大率、回転角度のような画像処理について、数値設定することができる。
制御部1は、取得画像データ7が、モード開始画像91を含むか否かを判定する。モード開始画像91を含むとき、制御部1はマーク利用モードの処理を開始する。マーク利用モードでは、制御部1は、処理種類画像8に対応する画像処理を行ってジョブ実行用画像データを生成する。使用者は、モード開始画像91を含む原稿を読み取らせる、又は、モード開始画像91を含む画像を送信する。これだけで、マーク利用モードの利用を開始することができる。モード開始画像91を含む画像データの取得を、マーク利用モードの開始のトリガーとすることができる。操作パネル4を含まない画像処理装置でも、容易にマーク利用モードを用いることができる。
記憶部2は、第2定義データD2を記憶する。第2定義データD2に基づき、制御部1は、取得部が取得した取得画像データ7がジョブ種類画像9を含むか否かを判定する。第2定義データD2は、ジョブ種類画像9のデータと、ジョブ種類画像9に対応するジョブの種類を定義したデータである。ジョブ種類画像9が取得画像データ7に複数含まれている場合、制御部1は、生成したジョブ実行用画像データに基づき、それぞれのジョブ種類画像9に対応するジョブを行わせる。使用者は、実行したいジョブ種類の画像72(マーク、アイコン)を原稿又は画像データに加えればよい。ジョブ種類画像9を加えるだけで所望のジョブを画像処理装置に行わせることができる。操作パネル4や携帯通信装置のような設定用の装置を操作しなくても、行うジョブの種類を指定することができる。ジョブ種類画像9の原稿への追加は、手書きで行える。容易にジョブ種類画像9を追加することができる。
記憶部2はジョブを実行する部分である。取得画像データ7が保存ジョブに対応するジョブ種類画像9を含む場合、制御部1は、取得画像データ7に予め定められた第2特別記号82が含まれているか否かを判定する。第2特別記号82に挟まれた部分に基づき、制御部1は、ジョブ実行用画像データの保存場所を認識する。制御部1は、認識した保存場所にジョブ実行用画像データを保存させる。使用者は、原稿又は画像データに保存のジョブ種類画像9を加えるだけでよい。所望の画像処理がなされた画像データ(ジョブ実行用画像データ)を記憶(保存)することができる。また、第2特別記号82を用いて保存場所を記述すれば、希望の保存場所にジョブ実行用画像データを記憶させることができる。
画像処理装置はジョブを実行する部分として通信部6を含む。取得画像データ7が送信ジョブに対応するジョブ種類画像9を含む場合、制御部1は、取得画像データ7に予め定められた第2特別記号82が含まれているか否かを判定する。第2特別記号82に挟まれた部分に基づき、制御部1は、ジョブ実行用画像データの送信先のアドレスを認識する。制御部1は、認識したアドレスに向けて、ジョブ実行用画像データを通信部6に送信させる。使用者は原稿又は画像データに送信のジョブ種類画像9を加えるだけでよい。所望の画像処理がなされた画像データ(ジョブ実行用画像データ)を送信することができる。また、第2特別記号82を用いて、送信先のアドレスを記述すれば、希望の送信先にジョブ実行用画像データを送信することができる。
画像処理装置はジョブを実行する部分として印刷部5を含む。取得画像データ7が印刷ジョブに対応するジョブ種類画像9を含む場合、制御部1は、取得画像データ7に予め定められた第2特別記号82が含まれているか否かを判定する。制御部1は、第2特別記号82に挟まれた部分に基づき、印刷の部数を認識する。ジョブ実行用画像データに基づき、制御部1は、認識した部数の印刷を印刷部5に行わせる。使用者は、原稿又は画像データに印刷のジョブ種類画像9を加えるだけでよい。所望の画像処理がなされた画像データ(ジョブ実行用画像データ)に基づく印刷物を得ることができる。第2特別記号82を用いて部数を示す数字を加えるだけで、所望の部数の印刷物を得ることができる。
画像処理装置は、表示パネル41を含む。取得画像データ7が処理種類画像8を含まない場合、制御部1は、取得画像データ7の再取得を促す警告を表示パネル41に表示させる。どのような画像処理を行うかを判定できないとき、画像データの再取得(再読取)を促すことができる。
画像処理装置は、処理種類画像8とジョブ種類画像9に基づきジョブを行うマーク利用モードを利用するか否かの選択を受け付ける操作パネル4を含む。マーク利用モードを利用する選択がなされているとき、制御部1は、処理種類画像8に対応する画像処理を取得画像データ7に行ってジョブ実行用画像データを生成する。マーク利用モードを利用しない選択がなされているとき、制御部1は、取得画像データ7が処理種類画像8とジョブ種類画像9を含むか否かを判定しない。マーク利用モードの有効、無効を選択することができる。マーク利用モードが有効化されているときのみ、ジョブ種類画像9に対応するジョブを行うようにすることができる。処理種類画像8とジョブ種類画像9を解析してジョブを実行するか否かを選択することができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、画像処理装置に利用可能である。
100 複合機(画像処理装置) 1 制御部
2 記憶部 3 画像読取部(取得部)
4 操作パネル 41 表示パネル
5 印刷部 6 通信部(取得部)
7 取得画像データ 70 範囲指定線
8 処理種類画像 80 処理設定値
81 第1特別記号 82 第2特別記号
9 ジョブ種類画像 91 モード開始画像
D1 第1定義データ D2 第2定義データ

Claims (11)

  1. 画像データを取得する取得部と、
    第1定義データを記憶する記憶部と、
    前記第1定義データに基づき、前記取得部が取得した取得画像データが処理種類画像を含むか否かを判定する制御部と、を含み、
    前記第1定義データは、前記処理種類画像のデータと、前記処理種類画像に対応する画像処理を定義したデータであり、
    前記処理種類画像が前記取得画像データに複数含まれている場合、
    前記制御部は、
    それぞれの前記処理種類画像に対応する複数の画像処理を前記取得画像データに行ってジョブ実行用画像データを生成し、
    生成した前記ジョブ実行用画像データに基づくジョブを行わせることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記取得画像データに含まれる範囲指定線を認識し、
    前記範囲指定線の内側にある前記処理種類画像に対応する画像処理を、前記範囲指定線の内側の画像データに施すことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記処理種類画像が前記範囲指定線で囲まれていない場合、
    前記制御部は、前記処理種類画像に対応する画像処理を、前記取得画像データの全体又は前記処理種類画像に挟まれた部分に行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、
    認識した前記処理種類画像に予め定められた第1特別記号が付されているか否かを判定し、
    前記第1特別記号が付された前記処理種類画像については、前記第1特別記号に挟まれた部分に基づき、処理設定値を認識し、
    前記第1特別記号が付された前記処理種類画像の画像処理については、認識した前記処理設定値を適用し、
    前記第1特別記号が付されていない前記処理種類画像の画像処理については、予め定められたデフォルトの処理内容で画像処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記取得画像データが、モード開始画像を含むか否かを判定し、
    前記モード開始画像を含むとき、マーク利用モードの処理を開始し、
    前記マーク利用モードでは、前記処理種類画像に対応する画像処理を行って前記ジョブ実行用画像データを生成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記記憶部は、第2定義データを記憶し、
    前記制御部は、前記第2定義データに基づき、前記取得部が取得した取得画像データがジョブ種類画像を含むか否かを判定し、
    前記第2定義データは、ジョブ種類画像のデータと、前記ジョブ種類画像に対応するジョブの種類を定義したデータであり、
    前記ジョブ種類画像が前記取得画像データに複数含まれている場合、
    前記制御部は、
    生成した前記ジョブ実行用画像データに基づき、それぞれの前記ジョブ種類画像に対応するジョブを行わせることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶部は前記ジョブを実行する部分であり、
    前記取得画像データが保存ジョブに対応する前記ジョブ種類画像を含む場合、
    前記制御部は、
    前記取得画像データに予め定められた第2特別記号が含まれているか否かを判定し、
    前記第2特別記号に挟まれた部分に基づき、前記ジョブ実行用画像データの保存場所を認識し、
    認識した前記保存場所に前記ジョブ実行用画像データを保存させることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記ジョブを実行する部分として通信部を含み、
    前記取得画像データが送信ジョブに対応する前記ジョブ種類画像を含む場合、
    前記制御部は、
    前記取得画像データに予め定められた第2特別記号が含まれているか否かを判定し、
    前記第2特別記号に挟まれた部分に基づき、前記ジョブ実行用画像データの送信先のアドレスを認識し、
    認識した前記アドレスに向けて、前記ジョブ実行用画像データを前記通信部に送信させることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理装置。
  9. 前記ジョブを実行する部分として印刷部を含み、
    前記取得画像データが印刷ジョブに対応する前記ジョブ種類画像を含む場合、
    前記制御部は、
    前記取得画像データに予め定められた第2特別記号が含まれているか否かを判定し、
    前記第2特別記号に挟まれた部分に基づき、印刷の部数を認識し、
    前記ジョブ実行用画像データに基づき、認識した前記部数の印刷を前記印刷部に行わせることを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 表示パネルを含み、
    前記取得画像データが前記処理種類画像を含まない場合、
    前記制御部は、前記取得画像データの再取得を促す警告を前記表示パネルに表示させることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記処理種類画像と前記ジョブ種類画像に基づきジョブを行うマーク利用モードを利用するか否かの選択を受け付ける操作パネルを含み、
    前記制御部は、
    前記マーク利用モードを利用する選択がなされているとき、前記処理種類画像に対応する画像処理を前記取得画像データに行ってジョブ実行用画像データを生成し、
    前記マーク利用モードを利用しない選択がなされているとき、前記取得画像データが前記処理種類画像と前記ジョブ種類画像を含むか否かを判定しないことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像処理装置。
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