JP2021034896A - 画像処理装置、通知方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーによって利用されていない操作画面の存在をユーザーに対して適切に通知できるようにする。【解決手段】画像処理装置1は、複数の機能のうちの全ての機能に対する設定が可能な第1の操作画面群14と、複数の機能のうちの一部の機能に対する設定が可能な第2の操作画面群15とのいずれか一方を表示する表示部6aと、第1の操作画面群14に対して行われた機能設定が第2の操作画面群15で設定可能であるか否かを判断する画面判断部27と、第2の操作画面群15で設定可能であると判断された場合に、第2の操作画面群15に対する操作の有無を判断する操作判断部28と、第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、第2の操作画面群15で設定可能であることをユーザーに対して通知する通知部30と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、通知方法及びプログラムに関し、特にユーザーによって利用されていない操作画面の存在をユーザーに通知する技術に関する。
オフィスに設置されるMFP(Multifunction Peripherals)などの画像処理装置は、ユーザーが操作可能な操作パネルを備えており、その操作パネルに各種の操作画面を表示してユーザーによる設定操作を受け付ける。近年、画像処理装置の機能増加に伴い、ユーザーが操作画面に対して設定操作を行う際の操作手順が複雑化している。このような状況下において、画像処理装置は、全ての機能に対する設定が可能である標準的な操作画面群に加え、ユーザーが頻繁に使う機能だけを設定可能としたシンプルな操作画面群を事後的に搭載してユーザーの操作性を向上させることが行われている。
画像処理装置にシンプルな操作画面群が事後的に搭載された場合、シンプルな操作画面群で設定可能な機能が記述された説明書などがユーザーに配布される。しかし、ユーザーにとっては、自身が実際に使用している機能がシンプルな操作画面群で設定可能であるかどうか、或いは、シンプルな操作画面群を利用すれば標準的な操作画面群よりも操作効率が向上するかどうか、といった情報を説明書から読み取ることが難しい。そのため、ユーザーの操作効率向上を目的としてシンプルな操作画面群が搭載されたにもかかわらず、ユーザーは、従前からの標準的な操作画面群を継続的に利用し、シンプルな操作画面群が利用されないという課題がある。
上記課題に対応するため、従来、ユーザーの操作内容に応じて最適なメニュー画面を提示する技術が存在する。例えば、特許文献1の従来技術では、ユーザーの習熟度を判定し、ユーザーが操作に習熟している場合には習熟者用の画面形式に切り替えて表示できるようにしている。この従来技術を適用すれば、例えば画像処理装置に新しく搭載された操作画面群をユーザーが知らない場合であっても、ユーザーの習熟度に応じて新しい操作画面群に切り替えてユーザーに提示することができる。
しかし、上記従来技術は、ユーザーの習熟度に応じて操作画面を自動的に切り替えるため、例えばユーザーが新しい操作画面を試用してみた結果、従前の操作画面の方が使い勝手が良いと判断し、それ以後は従前の操作画面を継続利用することを意図している場合であっても、毎回新しい操作画面に自動的に切り替える。そのため、上記従来技術は、ユーザーが望んでいない操作画面に自動的に切り替えてしまうという問題がある。
特開2011−28656号公報
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、ユーザーによって利用されていない操作画面の存在をユーザーに対して適切に通知できるようにした画像処理装置、通知方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、画像処理装置であって、複数の機能のうちの全ての機能に対する設定が可能な第1の操作画面群と、前記複数の機能のうちの一部の機能に対する設定が可能な第2の操作画面群とのいずれか一方を表示する表示手段と、前記第1の操作画面群が前記表示手段に表示されているときに前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断する画面判断手段と、前記画面判断手段によって前記機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であると判断された場合に、前記第2の操作画面群に対する操作の有無を判断する操作判断手段と、前記操作判断手段によって前記第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、前記第2の操作画面群で設定可能であることをユーザーに対して通知する通知手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1の画像処理装置において、前記第1の操作画面群に対して行われた前記機能設定と同一の機能設定を前記第2の操作画面群で行う場合のユーザーの操作効率を判断する操作効率判断手段、を更に備え、前記通知手段は、前記第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、前記操作効率判断手段によって前記第2の操作画面群の方が前記第1の操作画面群よりも操作効率が高いと判断されることを条件としてユーザーに対する通知を行うことを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項2の画像処理装置において、前記操作効率判断手段は、前記第2の操作画面群で前記機能設定を行うときのユーザーの操作量が前記第1の操作画面群で前記機能設定を行うときのユーザーの操作量よりも少ない場合に、前記第2の操作画面群の方が前記第1の操作画面群よりも操作効率が高いと判断することを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3の画像処理装置において、前記操作効率判断手段は、前記第2の操作画面群で前記機能設定を行うときの画面遷移回数が前記第1の操作画面群で前記機能設定を行うときの画面遷移回数よりも少ない場合に、前記第2の操作画面群の方が前記第1の操作画面群よりも操作効率が高いと判断することを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項2乃至4のいずれかの画像処理装置において、前記操作効率判断手段は、前記第2の操作画面群で前記機能設定を行うときに前記表示手段に表示される操作画面内の設定項目数が前記第1の操作画面群で前記機能設定を行うときに前記表示手段に表示される操作画面内の設定項目数よりも少ない場合に、前記第2の操作画面群の方が前記第1の操作画面群よりも操作効率が高いと判断することを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかの画像処理装置において、前記第1の操作画面群及び前記第2の操作画面群に対するユーザーの操作履歴を記録した操作履歴情報を記憶する履歴記憶手段、を更に備え、前記操作判断手段は、前記操作履歴情報に基づいて前記第2の操作画面群に対するユーザーの操作の有無を判断することを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項6の画像処理装置において、前記操作判断手段は、前記操作履歴情報に基づき、前記第1の操作画面群に対して行われた前記機能設定と同一の機能設定を行うために、前記第2の操作画面群に対して行ったユーザーの操作の有無を判断することを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項6又は7の画像処理装置において、前記操作履歴情報には、ユーザーごとの操作履歴が記録されており、前記操作判断手段は、前記第2の操作画面群に対する操作の有無をユーザーごとに判断することを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項8の画像処理装置において、前記通知手段は、前記第2の操作画面群に対する操作を行っていないユーザーに対して通知を行うことを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項1乃至9のいずれかの画像処理装置において、前記第1の操作画面群が前記表示手段に表示されているときにユーザーのジョブ実行指示を検知した場合、前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定を反映させた状態でジョブを実行させるジョブ制御手段、を更に備え、前記画面判断手段は、前記ジョブ制御手段によるジョブの実行が開始された後に、前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断することを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至10のいずれかの画像処理装置において、前記第2の操作画面群を取得して前記表示手段において表示可能な状態に登録する画面登録手段、を更に備え、前記画面判断手段は、前記画面登録手段によって前記第2の操作画面群が前記表示手段において表示可能な状態となることに伴い、前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断することを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項1乃至11のいずれかの画像処理装置において、前記通知手段は、前記表示手段に対して通知メッセージを表示することによりユーザーに対する通知を行うことを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、請求項12の画像処理装置において、前記通知手段は、通知対象となるユーザーがログインすることに伴い、前記表示手段に前記通知メッセージを表示することを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、請求項1乃至11のいずれかの画像処理装置において、前記通知手段は、電子メールを送信することによりユーザーに対する通知を行うことを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、通知方法であって、複数の機能のうちの全ての機能に対する設定が可能な第1の操作画面群と、前記複数の機能のうちの一部の機能に対する設定が可能な第2の操作画面群とのいずれか一方を所定の表示手段に表示させる表示ステップと、前記第1の操作画面群が前記表示手段に表示されているときに前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断する画面判断ステップと、前記画面判断ステップによって前記機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であると判断された場合に、前記第2の操作画面群に対する操作の有無を判断する操作判断ステップと、前記操作判断ステップによって前記第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、前記第2の操作画面群で設定可能であることをユーザーに対して通知する通知ステップと、を有することを特徴とする構成である。
請求項16に係る発明は、表示手段を有する画像処理装置において実行されるプログラムであって、前記画像処理装置に、複数の機能のうちの全ての機能に対する設定が可能な第1の操作画面群と、前記複数の機能のうちの一部の機能に対する設定が可能な第2の操作画面群とのいずれか一方を前記表示手段に表示させる表示ステップと、前記第1の操作画面群が前記表示手段に表示されているときに前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断する画面判断ステップと、前記画面判断ステップによって前記機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であると判断された場合に、前記第2の操作画面群に対する操作の有無を判断する操作判断ステップと、前記操作判断ステップによって前記第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、前記第2の操作画面群で設定可能であることをユーザーに対して通知する通知ステップと、を実行させることを特徴とする構成である。
本発明によれば、第1の操作画面群に対して行われた機能設定が第2の操作画面群で設定可能であり、第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、第2の操作画面群で設定可能であることをユーザーに対して通知する。そのため、ユーザーによって利用されていない操作画面の存在をユーザーに対して適切に通知することができるようになる。
画像処理装置の外観構成の一例を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の操作画面群の一例を示す図である。 第2の操作画面群の一例を示す図である。 ユーザー情報の一例を示す図である。 操作履歴情報の一例を示す図である。 画面付属情報の一例を示す図である。 制御部による第1の処理手順の一例を示すフローチャートである。 通知判断処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 操作効率判断処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 通知処理によって表示部に表示される画面例を示す図である。 制御部による第2の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態である画像処理装置1の外観構成の一例を示す図である。画像処理装置1は、MFPとして構成される装置であり、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びFAX機能といった複数の機能を備えている。そして画像処理装置1は、ユーザーによって選択された機能を動作させ、スキャンジョブやプリントジョブ、コピージョブ、FAXジョブといった各種のジョブを実行する。
画像処理装置1は、装置本体1aの上部に、スキャナ部2を有している。スキャナ部2は、自動原稿搬送装置(ADF)2aと、画像読取部2bとを備えている。自動原稿搬送装置2aは、ユーザーによってセットされる原稿を1枚ずつ画像読取部2bによる画像読取位置へ自動搬送する。画像読取部2bは、自動原稿搬送装置2aによって搬送される原稿が画像読取位置を通過するときに原稿の画像を光学的に読み取り、その画像に対応する画像データを生成する。
また画像処理装置1は、装置本体1aの下部に、プリンタ部3を有している。プリンタ部3は、画像形成部3aと、給紙部3bとを備えている。給紙部3bは、例えば複数の給紙カセットを有し、各給紙カセットに印刷用紙などのシートをストックしておくことができる。そして給紙部3bは、一つの給紙カセットからシートを1枚ずつ取り出して画像形成部3aによる画像転写位置へ自動搬送する。画像形成部3aは、給紙部3bによって搬送されるシートが画像転写位置を通過するときにシートに対してトナー像を転写し、その後、シートに対してトナーの定着処理を施す。そして画像形成部3aは、トナーを定着させたシートを、装置本体1aの中央に形成された排出口4から排紙トレイ5上へ排出する。
また画像処理装置1は、装置本体1aの正面側に、操作パネル6を備えている。操作パネル6は、ユーザーが画像処理装置1に対する操作を行う際のユーザーインタフェースとなるものである。操作パネル6は、ユーザーが操作可能な各種の操作画面を表示すると共に、各種操作画面に対するユーザーによる操作を受け付ける。例えば、操作パネル6は、ユーザーによる機能選択操作を受け付け、さらにユーザーによって選択された機能に対するジョブの設定操作を受け付ける。
図2は、画像処理装置1のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置1は、上述したスキャナ部2、プリンタ部3及び操作パネル6の他に、FAX部7と、接続インタフェース8と、通信インタフェース9と、制御部10と、記憶部11とを備えている。
操作パネル6は、ユーザーが操作可能な操作画面を表示する表示部6aと、ユーザーの操作を受け付ける操作部6bとを備える。表示部6aは、例えばカラー液晶ディスプレイによって構成される。操作部6bは、例えば表示部6aの画面上に配置されるタッチパネルキーや、表示部6aの画面の周囲に配置される押しボタンキーなどによって構成される。
FAX部7は、公衆電話網を介してFAXデータの送受信を行うものである。例えば、画像処理装置1においてFAXジョブが実行されると、FAX部7は、入力する画像データをFAXデータに変換し、そのFAXデータをユーザーによって指定された送信宛先に対して送信する。
接続インタフェース8は、USBメモリなどの外部記憶デバイスを接続するためのインタフェースである。画像処理装置1は、接続インタフェース8に接続される外部記憶デバイスから様々な情報やデータを取得することができる。
通信インタフェース9は、画像処理装置1をLAN(Local Area Network)などのネットワークに接続するためのインタフェースである。画像処理装置1は、通信インタフェース9に接続される外部装置から様々な情報やデータを取得することができる。例えば、画像処理装置1は、通信インタフェース9を介してインターネット上のサーバーからも各種情報やデータなどを取得することができる。
制御部10は、画像処理装置1の各部の動作を制御するものである。制御部10は、例えば図示を省略するCPUやメモリを備えるコンピュータによって構成される。記憶部11は、例えばハードディスドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などによって構成される不揮発性の記憶装置である。
記憶部11には、制御部10のCPUによって実行されるプログラム12が予め記憶される。このプログラム12は、画像処理装置1にインストールされるファームウェアやアプリケーションなどのプログラムである。制御部10のCPUは、このプログラム12を実行することにより、制御部10を後述する各種の処理部として機能させることができる。また、記憶部11には、ユーザー情報13、第1の操作画面群14、第2の操作画面群15、画面付属情報16及び操作履歴情報17などが記憶される。
ユーザー情報13は、画像処理装置1を使用するユーザーが登録された情報である。画像処理装置1は、ユーザー情報13に基づいてユーザー認証を行う。ユーザー認証においてユーザーを特定することができると、画像処理装置1は、動作状態をログアウト状態からユーザーが操作可能なログイン状態に移行させる。そして画像処理装置1は、ログイン状態へ移行させる。これに伴い、画像処理装置1は、操作パネル6の表示部6aにユーザーが操作可能な操作画面を表示する。
第1の操作画面群14は、画像処理装置1に標準搭載される操作画面群である。この第1の操作画面群14は、画像処理装置1が工場から出荷される時点で既に記憶部11に記憶されている。例えば、第1の操作画面群14には、複数の操作画面が含まれており、ユーザーの操作に応じて表示部6aに表示される操作画面を遷移させる画面構成である。第1の操作画面群14は、画像処理装置1において利用可能な複数の機能の全ての機能に対する設定操作が可能な操作画面を含んでいる。そのため、第1の操作画面群14が表示部6aに表示されるとき、ユーザーは、画像処理装置1において利用可能な複数の機能の全てを利用することができる。
図3は、第1の操作画面群14の一例を示す図である。図3(a)は、ユーザーが画像処理装置1にログインしたときに表示部6aに表示されるコピー機能を操作するためのトップ画面G10の一例を示す図である。このトップ画面G10は、ユーザーが操作可能な複数の操作ボタンB10を含んでいる。各操作ボタンB10は、ユーザーが画像処理装置1に対する各種の機能設定を行うためのボタンである。このトップ画面G10が表示部6aに表示されているときに、部数設定に関する操作ボタンB10がユーザーによって操作されると、表示部6aに表示される画面は、図3(a)に示すトップ画面G10から図3(b)に示す部数設定画面G11に遷移する。部数設定画面G11には、ユーザーが部数に関する数値を入力するためのテンキーボタンB11と、トップ画面G10に戻るための操作ボタンB12とが含まれる。したがって、ユーザーが第1の操作画面群14を操作することによって部数をデフォルト値から変更しようとする場合には、まずトップ画面G10が表示されているときに部数設定に関する操作ボタンB10を操作することによって表示部6aに部数設定画面G11を表示させ、その後、テンキーボタンB11に対する操作を行うことが必要となる。
図2に戻り、第2の操作画面群15は、画像処理装置1に対して事後的に搭載される操作画面群である。例えば、第2の操作画面群15は、画像処理装置1が工場から出荷される時点において記憶部11に記憶されておらず、画像処理装置1がオフィスなどのユーザー環境に設置された後、ユーザーやサービスマンによる第2の操作画面群15の追加登録操作によって記憶部11に追加記憶される。
したがって、画像処理装置1は、記憶部11に第2の操作画面群15が記憶されていないときには操作パネル6の表示部6aに第1の操作画面群14のみを表示可能である。これに対し、記憶部11に第2の操作画面群15が記憶されると、画像処理装置1は、第1の操作画面群14と第2の操作画面群15のうちのいずれか一方を表示対象の操作画面群として設定し、表示部6aに表示する。つまり、第2の操作画面群15が画像処理装置1にインストールされることに伴い、画像処理装置1は、第1の操作画面群14と第2の操作画面群15のうちのいずれか一方を選択して表示部6aに表示させることができるようになる。
第2の操作画面群15は、ユーザーの操作性向上などを目的として、事後的に開発される操作画面群である。例えば、ユーザーが頻繁に使用する機能に対する操作を簡単に行えるようにするため、第2の操作画面群15は、画像処理装置1において利用可能な複数の機能のうちの一部の機能のみに対する設定操作が可能な画面構成である。そのため、画像処理装置1に対して複雑な設定を行う必要のないユーザーにとっては、第1の操作画面群14よりもシンプルな第2の操作画面群15を用いて設定操作を行う方が効率的な操作を行うことができる。
図4は、第2の操作画面群15の一例を示す図である。図4(a)は、ユーザーが画像処理装置1にログインしたときに表示部6aに表示されるコピー機能を操作するためのトップ画面G20の一例を示す図である。このトップ画面G20は、ユーザーが操作可能な複数の操作ボタンB20と、ユーザーが部数設定を行うためのテンキーボタンB21とを含んでいる。そのため、ユーザーが第2の操作画面群15を操作することによって部数をデフォルト値から変更しようとする場合には、トップ画面G20が表示されているテンキーボタンB21に対する操作を行えば良い。
また、ユーザーがカラー設定をデフォルト値から変更としようする場合には、トップ画面G20においてカラーに対応する操作ボタンB20を操作すれば良い。ユーザーがカラーに対応する操作ボタンB20を操作すると、図4(b)に示すようにカラーの設定項目を変更するためのサブウィンドウSWが表示される。そのため、ユーザーは、サブウィンドウSWに含まれるメニューの中から所望のカラー設定を選択すれば良い。このように第2の操作画面群15は、トップ画面G20内の各設定項目の設定値を変更する場合において第1の操作画面群14よりも画面遷移が少なくなるように構築されている。また、第2の操作画面群15は、各設定項目に対応する操作ボタンB20を上下方向にスクロールさせることにより、初期状態では表示されてない他の設定項目に対応する操作ボタンB20を表示部6aの表示領域内に表示させることができる構成となっている。
再び図2に戻り、画面付属情報16は、第2の操作画面群15に関する付属情報である。画面付属情報16は、第2の操作画面群15が画像処理装置1にインストールされるときに、第2の操作画面群15に関連付けられた状態で第2の操作画面群15と共に記憶部11に記憶される。
操作履歴情報17は、ユーザーの操作履歴を記録した情報である。画像処理装置1は、ユーザーによって指定されたジョブを実行する度に、そのジョブの詳細設定などを操作履歴情報17に記録して更新する。
次に制御部10の機能構成について説明する。制御部10は、CPUがプログラム12を実行することにより、表示画面決定部20、表示制御部21、操作受付部22、設定部23、ジョブ制御部24、履歴記録部25、画面登録部26、画面判断部27、操作判断部28、操作効率判断部29及び通知部30として機能する。
表示画面決定部20は、第1の操作画面群14と第2の操作画面群15のうちのいずれを表示部6aに表示するかを決定する処理部である。例えば、ユーザーが画像処理装置1にログインすると、表示画面決定部20は、ユーザー情報13を参照し、表示部6aに表示すべき画面を決定する。
図5は、ユーザー情報13の一例を示す図である。図5に示すように、ユーザー情報13は、ユーザーごとに、ユーザー名と、ユーザーを識別するための識別情報と、ユーザーの電子メールアドレスと、デフォルト操作画面とが登録された情報である。識別情報は、ユーザーごとのIDやパスワードなどの情報であり、ユーザー認証を行う際に参照される情報である。電子メールアドレスは、ユーザーごとの電子メールアドレスが登録される。デフォルト操作画面は、各ユーザーがログインした際に表示部6aに表示すべき操作画面が定義された情報である。例えば、画像処理装置1に第2の操作画面群15が記憶されていないときには全てのユーザーのデフォルト操作画面が第1の操作画面群14として登録される。その後、画像処理装置1に第2の操作画面群15が登録されると、各ユーザーが第2の操作画面群15をデフォルト操作画面として設定することにより、ユーザー情報13のデフォルト操作画面が第2の操作画面群15に設定変更される。
表示画面決定部20は、上記のようなユーザー情報13を参照することにより、ログインユーザーに対して登録されているデフォルト操作画面が第1の操作画面群14と第2の操作画面群15とのいずれであるかを確認する。デフォルト操作画面に第1の操作画面群14が登録されている場合、表示画面決定部20は、ログインユーザーに対して表示すべき画面として第1の操作画面群14を決定する。また、デフォルト操作画面に第2の操作画面群15が登録されている場合、表示画面決定部20は、ログインユーザーに対して表示すべき画面として第2の操作画面群15を決定する。そして表示画面決定部20は、決定した画面を表示制御部21に通知する。
表示制御部21は、画像処理装置1がログアウト状態からログイン状態へ移行することに伴い、表示画面決定部20によって決定された操作画面を記憶部11から読み出し、表示部6aに表示する。例えば、表示画面決定部20によって第1の操作画面群14が表示画面として決定された場合、表示制御部21は、記憶部11から第1の操作画面群14を読み出し、第1の操作画面群14に含まれる操作画面を表示部6aに表示する。また、表示画面決定部20によって第2の操作画面群15が表示画面として決定された場合、表示制御部21は、記憶部11から第2の操作画面群15を読み出し、第2の操作画面群15に含まれる操作画面を表示部6aに表示する。尚、記憶部11に第2の操作画面群15が記憶されていない場合、表示制御部21は、第1の操作画面群14を読み出し、第1の操作画面群14に含まれる操作画面を表示部6aに表示する。
操作受付部22は、表示部6aに操作画面が表示されている状態で操作部6bに対して行われるユーザーの操作を受け付ける処理部である。操作受付部22は、ユーザーによる操作を受け付けると、その操作に基づく操作情報を設定部23へ出力する。
設定部23は、操作画面に対するユーザーの操作に基づいてジョブの実行のための各種の機能設定を行う処理部である。すなわち、設定部23は、操作画面に含まれる各種設定項目の設定値をデフォルト値からユーザーによって指定された値に変更することで機能設定を行う。
ジョブ制御部24は、ユーザーによってジョブの実行が指示された場合に機能し、画像処理装置1におけるジョブの実行を制御する。ジョブ制御部24は、設定部23によって行われた機能設定を反映させた状態で、スキャナ部2、プリンタ部3及びFAX部7のそれぞれを動作させることにより、ユーザーによって指定されたジョブを実行させる。例えばコピージョブである場合、ジョブ制御部24は、スキャナ部2による原稿読み取り動作を制御すると共に、プリンタ部3による印刷動作を制御することにより、原稿のコピー出力を行わせる。
履歴記録部25は、ジョブ制御部24によってジョブが実行されることに伴い、ユーザーの操作履歴を操作履歴情報17に記録する。
図6は、操作履歴情報17の一例を示す図である。図6に示すように、例えば操作履歴情報17は、ジョブ番号と、ユーザー名と、ジョブ種類と、実行日時と、操作画面と、ジョブ詳細情報とが記録された情報である。ジョブ番号は、ジョブの実行時に付与されるユニークな番号である。ユーザー名は、ジョブの実行を指示したユーザー名を記録した情報である。ジョブ種類は、画像処理装置1において実行されたジョブの種類(スキャンジョブ、プリントジョブ、コピージョブ、FAXジョブなど)を記録した情報である。実行日時は、ジョブの実行日時を記録した情報である。操作画面は、ユーザーがジョブの設定操作を行うときに利用した操作画面を示す情報であり、第1の操作画面群14と第2の操作画面群15とのいずれか一方の情報が記録される。尚、図6に示す操作履歴情報17の例では、全てのユーザーが第1の操作画面群14を利用していることが記録されている。ジョブ詳細情報は、ジョブの実行時に適用された機能設定(ユーザーによって指定された詳細なジョブの設定)を記録した情報である。このジョブ詳細情報には、部数設定やカラー設定などの各種設定項目についてユーザーが指定した設定値が記録される。また、ユーザーがデフォルト値から変更しなかった設定項目については、そのデフォルト値がジョブ詳細情報に記録される。
履歴記録部25は、ジョブ制御部24によってジョブが実行されることに伴い、上記のように、ジョブ番号と、ユーザー名と、ジョブ種類と、実行日時と、操作画面と、ジョブ詳細情報とを操作履歴情報17に追加記録し、操作履歴情報17を更新する。
画面登録部26は、第2の操作画面群15を取得して記憶部11に保存し、表示部6aにおいて第2の操作画面群15に基づく操作画面を表示できるように登録する。例えば、画面登録部26は、ユーザーやサービスマンによって第2の操作画面群15の登録が指示されることによって動作し、ユーザーやサービスマンによって指定された外部装置から第2の操作画面群15を取得し、記憶部11に保存する。例えば、画面登録部26は、接続インタフェース8に接続される外部記憶デバイスから第2の操作画面群15を取得することができる。また、画面登録部26は、通信インタフェース9を介してネットワークに接続されているサーバーから第2の操作画面群15をダウンロード取得し、記憶部11に保存することもできる。そして画面登録部26は、新たな第2の操作画面群15を表示部6aにおいて表示できる状態に登録する。これにより、表示画面決定部20及び表示制御部21は、新たな第2の操作画面群15が表示可能となったことを把握することができる。
また、画面登録部26は、第2の操作画面群15を取得して記憶部11に保存するとき、第2の操作画面群15に対応する画面付属情報16を取得し、その画面付属情報16を第2の操作画面群15と関連付けた状態で記憶部11に保存する。
図7は、画面付属情報16の一例を示す図である。画面付属情報16は、ジョブ種類と、設定可能機能と、ユーザー操作量と、画面遷移数と、設定項目数とが記録された情報である。ジョブ種類は、第2の操作画面群15で設定可能なジョブの種類が記録された情報である。設定可能機能は、第2の操作画面群15を利用して行うことができる機能設定(設定項目)が記録された情報である。ユーザー操作量は、機能設定ごとに記録される情報であり、ひとつの機能設定を行うために必要となるユーザーの操作回数やスクロール量などが記録された情報である。例えば、ユーザー操作量が大きな値になるほど、ユーザーの操作効率が低下することになる。画面遷移数は、機能設定ごとに記録される情報であり、ひとつの機能設定を行うために必要となるトップ画面からの画面遷移数が記録された情報である。例えば、画面遷移数が大きな値になるほど、ユーザーの操作効率が低下することになる。設定項目数は、機能設定ごとに記録される情報であり、ひとつの機能設定を行う際に表示部6aに表示される操作画面内の設定項目数が記録された情報である。例えば、設定項目数が多くなるほど、ユーザーは多数の設定項目の中から所望の設定項目を探し出さなければならず、操作効率が低下することになる。
上記のような画面付属情報16を参照することにより、画像処理装置1は、表示部6aに表示可能となった第2の操作画面群15を利用して行うことができる機能設定を特定することができると共に、その機能設定を行うときのユーザー操作量、画面遷移数及び設定項目数を特定することができる。
尚、画面登録部26は、ファームウェアやアプリケーションなどのプログラム12が更新されるとき、プログラム12と共に第2の操作画面群15を取得し、記憶部11に保存するものであっても構わない。
画面判断部27、操作判断部28、操作効率判断部29及び通知部30は、本実施形態における主要な構成要素である。これら各部は、第2の操作画面群15を利用する方が第1の操作画面群14を利用する場合よりも効率的に設定操作を行えるにもかかわらず、ユーザーが継続的に第1の操作画面群14を利用している場合に、ユーザーに対して第2の操作画面群15を利用した方が効率的な操作が行えることを通知する機能を実現するものである。以下、これら各部の詳細について説明する。
画面判断部27は、第1の操作画面群14が表示部6aに表示されているときに第1の操作画面群14に対して行われたユーザーの操作に基づく機能設定が第2の操作画面群15において設定可能であるか否かを判断する処理部である。例えば、画面判断部27は、記憶部11に第2の操作画面群15が記憶されている状態において、ユーザーにより第1の操作画面群14が操作され、ジョブ制御部24によるジョブの実行が行われたときに機能し、ジョブ制御部24によって実行されたジョブの機能設定と同一の機能設定を第2の操作画面群15を利用して行うことができるか否かを判断する。このとき、画面判断部27は、第2の操作画面群15の画面付属情報16を参照することにより、ジョブ制御部24によって実行されたジョブの機能設定と同一の機能設定を第2の操作画面群15を利用して行うことができるか否かを判断する。
また、画面判断部27は、画面登録部26によって記憶部11に新たな第2の操作画面群15が登録されたときにも機能し、操作履歴情報17に基づいて、ユーザーがそれまでに第1の操作画面群14を利用して設定した機能設定と同一の機能設定を新たな第2の操作画面群15を利用して行うことができるか否かを判断する。このとき、画面判断部27は、ユーザー情報13を参照し、デフォルト操作画面を第1の操作画面群14に設定しているユーザーの操作履歴のみを対象として判断することが好ましい。
画面判断部27は、第1の操作画面群14を利用して行われた機能設定と同一の機能設定を第2の操作画面群15を利用して行うことができると判断した場合、操作判断部28を機能させる。
これに対し、画面判断部27は、第1の操作画面群14を利用して行われた機能設定と同一の機能設定を第2の操作画面群15を利用して行うことができないと判断した場合、操作判断部28を機能させない。第2の操作画面群15の利用をユーザーに推奨することができないからである。
操作判断部28は、画面判断部27により第1の操作画面群14を利用して行われた機能設定と同一の機能設定を第2の操作画面群15を利用して行うことができると判断された場合に、第2の操作画面群15に対するユーザーの操作の有無を判断する処理部である。すなわち、操作判断部28は、ユーザーがそれまでに第2の操作画面群15に対する操作を行ったことがあるか否かを判断する。例えば、操作判断部28は、操作履歴情報17を読み出し、その操作履歴情報17に、ユーザーが第2の操作画面群15に対する操作を行った履歴が記録されているか否かを判断する。その結果、ユーザーがそれまでに第2の操作画面群15に対する操作を行ったことがない場合、操作判断部28は、操作効率判断部29を機能させる。
また、ユーザーがそれまでに第2の操作画面群15に対する操作を行ったことがあると判断した場合、操作判断部28は、第2の操作画面群15を利用して行われた機能設定が第1の操作画面群14を利用して行われた機能設定と同一の機能設定であるか否かを更に判断するようにしても良い。この場合、第2の操作画面群15を利用して行われた機能設定が第1の操作画面群14を利用して行われた機能設定と同一の機能設定ではない場合、操作判断部28は、操作効率判断部29を機能させる。これに対し、第2の操作画面群15を利用して行われた機能設定が第1の操作画面群14を利用して行われた機能設定と同一の機能設定である場合、操作判断部28は、操作効率判断部29を機能させない。なぜなら、ユーザーが過去に第2の操作画面群15を利用して機能設定を行ったにもかかわらず、現在は第1の操作画面群14を継続利用していることからすると、ユーザーは、第2の操作画面群15よりも第1の操作画面群14を利用することを望んでいると考えられるため、第2の操作画面群15の利用をユーザーに推奨する必要がないからである。
操作判断部28は、上記のような第2の操作画面群15に対する操作の有無をユーザーごとに判断することができる。
操作効率判断部29は、第1の操作画面群14を利用して行われた機能設定と同一の機能設定を、第2の操作画面群15を利用して行う場合のユーザーの操作効率を判断する処理部である。ユーザーが第2の操作画面群15を利用していない場合であっても、第1の操作画面群14の方が第2の操作画面群15よりも効率的に機能設定を行うことができるのであれば、ユーザーに対して第2の操作画面群15を推奨することは好ましくない。そのため、操作効率判断部29は、第2の操作画面群15を利用する方が第1の操作画面群14を利用する場合よりも効率的に機能設定を行うことができるか否かを判断するのである。
操作効率判断部29は、第1の操作画面群14を利用して行われた機能設定を特定し、その特定した機能設定を、第1の操作画面群14を利用して行った場合のユーザー操作量、画面遷移数及び操作画面内に表示される設定項目数を算出する。また、操作効率判断部29は、第2の操作画面群15の画面付属情報16を参照し、特定した機能設定を、第2の操作画面群15を利用して行った場合のユーザー操作量、画面遷移数及び操作画面内に表示される設定項目数を取得する。そして操作効率判断部29は、第1の操作画面群14を利用した場合のユーザー操作量、画面遷移数及び設定項目数と、第2の操作画面群15を利用した場合のユーザー操作量、画面遷移数及び設定項目数とを比較し、ユーザー操作量、画面遷移数及び設定項目数のうちの少なくとも1つが、第1の操作画面群14よりも第2の操作画面群15の方が少ない値である場合に、第2の操作画面群15を利用した方が効率的操作を行うことができると判断する。
通知部30は、操作効率判断部29によって第1の操作画面群14よりも第2の操作画面群15を利用した方が効率的であると判断された場合に機能し、ユーザーに対して第2の操作画面群15が利用可能であることを通知する。例えば、通知部30は、ジョブの実行中又はジョブの実行終了直後であれば、操作パネル6の表示部6aに通知画面を表示させることにより、ユーザーに対する通知を行う。また、通知部30は、ユーザー情報13から通知対象となるユーザーの電子メールアドレスを読み出し、その電子メールアドレスを宛先とする電子メールを送信することにより、ユーザーに対する通知を行うようにしても良い。
次に上記のように構成される制御部10の具体的な動作手順の一例について説明する。図8乃至図10は、制御部10がユーザーに対する通知を行う第1の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、第1の操作画面群14に対するユーザーの操作に基づいて機能設定を行い、ジョブの実行を開始した場合に、第2の操作画面群15を利用した方が効率的な操作が可能であるか否かを判断し、その判断結果に基づいてユーザーに対する通知を行う処理手順を示している。
制御部10は、図8に示すフローチャートを開始すると、ユーザーによるログイン操作に基づいてユーザー認証を行い、画像処理装置1の動作状態をユーザーによるログイン状態へ移行させる(ステップS10)。このとき、制御部10は、ユーザー情報13を参照し、ユーザー認証を行う。ユーザー認証に成功すると、制御部10は、ログインユーザーを特定し、そのログインユーザーによって設定されているデフォルト操作画面を更に特定する。そして制御部10は、ログインユーザーのデフォルト操作画面に基づき、第1の操作画面群14と第2の操作画面群15のうちのいずれか一方を記憶部11から読み出し、表示部6aに表示させる。これにより、ユーザーは、表示部6aに表示される操作画面に対して各種の設定操作を行うことができるようになる。
制御部10は、ログイン状態へ移行させると、ユーザーによる操作を受け付ける(ステップS11)。制御部10は、ユーザーによる操作を受け付けると、その操作が機能設定のための設定操作であるか否かを判断する(ステップS12)。その結果、機能設定のための設定操作である場合(ステップS12でYES)、制御部10は、操作に基づく機能設定を行う(ステップS13)。一方、ユーザーによる操作が機能設定のための設定操作でなかった場合(ステップS12でNO)、制御部10は、ジョブの実行指示であるか否かを判断する(ステップS14)。ユーザーの操作がジョブの実行指示であった場合(ステップS14でYES)、制御部10は、ユーザーによって指定されたジョブの実行を開始する(ステップS15)。これに対し、ユーザーの操作がジョブの実行指示でなかった場合(ステップS14でNO)、制御部10による処理はステップS11に戻る。
制御部10は、ジョブの実行を開始すると、操作履歴情報17にユーザーの操作履歴を記録し、操作履歴情報17を更新する(ステップS16)。このとき、制御部10は、ユーザーによって操作された操作画面が第1の操作画面群14と第2の操作画面群15とのいずれであるかを操作履歴情報17に記録する。また、制御部10は、ユーザーによって指定された機能設定を含むジョブ詳細情報を操作履歴情報17に記録する。
続いて制御部10は、ジョブの設定操作を行うためにユーザーによって利用された操作画面が第1の操作画面群14であるか否かを判断する(ステップS17)。ジョブの設定操作を行うためにユーザーによって利用された操作画面が第2の操作画面群15である場合(ステップS17でNO)、制御部10による処理は終了する。これに対し、ジョブの設定操作を行うためにユーザーによって利用された操作画面が第1の操作画面群14である場合(ステップS17でYES)、制御部10は、第2の操作画面群15が表示可能な状態に登録されているか否かを判断する(ステップS18)。第2の操作画面群15が登録されていない場合(ステップS18でNO)、制御部10による処理は終了する。また、第2の操作画面群15が登録されている場合(ステップS18でYES)、制御部10は、通知判断処理を行う(ステップS19)。
図9は、通知判断処理(ステップS19)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。制御部10は、通知判断処理を開始すると、記憶部11から操作履歴情報17を読み出し、第1の操作画面群14を利用して行われた機能設定を特定する(ステップS31)。続いて制御部10は、第2の操作画面群15に対応する画面付属情報16を記憶部11から読み出し、ステップS31で特定した機能設定と同一の機能設定を第2の操作画面群15を利用して行うことが可能であるか否かを判断する(ステップS33)。その結果、第2の操作画面群15を利用して同一の機能設定を行うことができる場合(ステップS32で)、制御部10は、操作履歴情報17を検索し、ログインユーザーがそれまでに第2の操作画面群15を利用したことを示す操作履歴が存在するか否かを判断する(ステップS34)。また、ステップS34において、制御部10は、ログインユーザーが過去に第2の操作画面群15を利用していれば、そのときに第2の操作画面群15を利用して行われた機能設定が第1の操作画面群14を利用して今回行われた機能設定と同一の機能設定であるか否かを更に判断するようにしても良い。
ユーザーが第2の操作画面群15を利用したことを示す操作履歴がある場合、或いは、ユーザーが第2の操作画面群15を利用して今回と同一の機能設定を行ったことがある場合(ステップS34でYES)、制御部10は、通知フラグをオフに設定する(ステップS35)。通知フラグがオフであれば、ユーザーに対する通知は行われない。
一方、ユーザーが第2の操作画面群15を利用したことを示す操作履歴がない場合、或いは、ユーザーが第2の操作画面群15を利用して今回と同一の機能設定を行ったことがない場合(ステップS34でNO)、制御部10は、操作効率判断処理を行う(ステップS37)。
図10は、操作効率判断処理(ステップS37)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。制御部10は、操作効率判断処理を開始すると、第1の操作画面群14を利用して今回の機能設定を行う場合のユーザー操作量を算出する(ステップS40)。今回のジョブ実行時に複数の設定項目についてデフォルト値とは異なる機能設定が行われている場合、制御部10は、それら複数の機能設定のそれぞれを行う場合のユーザー操作量を個別に算出して合計する。
続いて制御部10は、第2の操作画面群15の画面付属情報16を参照し、第2の操作画面群15を利用して今回の機能設定と同一の機能設定を行う場合のユーザー操作量を取得する(ステップS41)。今回のジョブ実行時に複数の設定項目についてデフォルト値とは異なる機能設定が行われている場合、制御部10は、それら複数の機能設定のそれぞれを行う場合のユーザー操作量を個別に取得して合計する。
そして制御部10は、第2の操作画面群15を利用した場合のユーザー操作量の方が、第1の操作画面群14を利用した場合のユーザー操作量よりも少ないか否かを判断する(ステップS42)。その結果、第2の操作画面群15のユーザー操作量の方が少ない場合(ステップS42でYES)、制御部10は、第2の操作画面群15の方が第1の操作画面群14よりも効率的操作が可能であると判断する(ステップS49)。
また、第2の操作画面群15のユーザー操作量が第1の操作画面群14のユーザー操作量と同じ又はそれよりも多い場合(ステップS42でNO)、制御部10は、第1の操作画面群14を利用して今回の機能設定を行う場合の画面遷移数を算出する(ステップS43)。今回のジョブ実行時に複数の設定項目についてデフォルト値とは異なる機能設定が行われている場合、制御部10は、それら複数の機能設定を行うために必要となる全ての画面遷移数を算出する。
続いて制御部10は、第2の操作画面群15の画面付属情報16を参照し、第2の操作画面群15を利用して今回の機能設定と同一の機能設定を行う場合の画面遷移数を取得する(ステップS44)。今回のジョブ実行時に複数の設定項目についてデフォルト値とは異なる機能設定が行われている場合、制御部10は、ステップS43と同様に、それら複数の機能設定を行うために必要となる全ての画面遷移数を取得する。
そして制御部10は、第2の操作画面群15を利用した場合の画面遷移数の方が、第1の操作画面群14を利用した場合の画面遷移数よりも少ないか否かを判断する(ステップS45)。その結果、第2の操作画面群15の画面遷移数の方が少ない場合(ステップS45でYES)、制御部10は、第2の操作画面群15の方が第1の操作画面群14よりも効率的操作が可能であると判断する(ステップS49)。
また、第2の操作画面群15の画面遷移数が第1の操作画面群14の画面遷移数と同じ又はそれよりも多い場合(ステップS45でNO)、制御部10は、第1の操作画面群14を利用して今回の機能設定を行う場合に表示部6aに表示される操作画面内の設定項目数を算出する(ステップS43)。
続いて制御部10は、第2の操作画面群15の画面付属情報16を参照し、第2の操作画面群15を利用して今回の機能設定と同一の機能設定を行う場合に表示部6aに表示される操作画面内の設定項目数を取得する(ステップS47)。
そして制御部10は、第2の操作画面群15を利用した場合の設定項目数の方が、第1の操作画面群14を利用した場合の設定項目数よりも少ないか否かを判断する(ステップS48)。その結果、第2の操作画面群15の設定項目数の方が少ない場合(ステップS48でYES)、制御部10は、第2の操作画面群15の方が第1の操作画面群14よりも効率的操作が可能であると判断する(ステップS49)。これに対し、第2の操作画面群15の設定項目数が第1の操作画面群14の設定項目数と同じ又はそれよりも多い場合(ステップS48でNO)、制御部10は、第1の操作画面群14の方が第2の操作画面群15よりも効率的操作が可能であると判断する(ステップS50)。以上で、操作効率判断処理が終了する。
図9のフローチャートに戻り、制御部10は、操作効率判断処理(ステップS36)における判断結果を参照し、第2の操作画面群15の方が第1の操作画面群14よりも効率的操作が可能であるか否かを判断する(ステップS37)。その結果、第2の操作画面群15の方が効率的操作を行うことができる場合(ステップS37でYES)、制御部10は、通知フラグをオンに設定する(ステップS38)。これに対し、第1の操作画面群14の方が効率的操作を行うことができる場合(ステップS37でNO)、制御部10は、通知フラグをオフに設定する(ステップS38)。以上で、図9の通知判断処理が終了し、図8のフローチャートに戻る。
制御部10は、通知判断処理(ステップS19)を終了すると、通知フラグがオンであるか否かを判断する(ステップS20)。通知フラグがオフである場合(ステップS20でNO)、制御部10による処理は終了する。これに対し、通知フラグがオンである場合(ステップS20でYES)、制御部10は、通知処理を行う(ステップS21)。
図11は、通知処理によって表示部6aに表示される画面例を示す図である。制御部10は、ユーザーに対する通知を行う場合、例えば第1の操作画面群14が表示されている表示部6aに対して通知画面G30を重畳して表示させる。この通知画面G30には、第1の操作画面群14よりも操作効率が向上する別の操作画面が利用可能であることを示す通知メッセージが含まれる。このような通知画面G30が表示されることにより、第1の操作画面群14を利用してジョブの設定操作などを行ったユーザーは、第1の操作画面群14よりも効率的な操作が可能である第2の操作画面群15の存在を把握することができる。そしてユーザーが、第2の操作画面群15の利用を望む場合、通知画面G30に含まれる操作ボタンを操作することにより、自身に設定されているデフォルト操作画面を第1の操作画面群14から第2の操作画面群15に設定変更することができる。
制御部10は、通知処理を行った後、ユーザーによる操作画面の変更が行われたか否かを判断する(ステップS22)。ユーザーによって操作画面の変更が行われた場合(ステップS22でYES)、制御部10は、当該ユーザーのデフォルト操作画面を第1の操作画面群14から第2の操作画面群15に変更する(ステップS23)。そのため、これ以後においてユーザーが画像処理装置1にログインすると、表示部6aには第2の操作画面群15に基づく操作画面が表示されるようになる。一方、ユーザーが操作画面の変更操作を行わなかった場合(ステップS22でNO)、制御部10は、当該ユーザーのデフォルト操作画面を変更しない。
このように制御部10は、ユーザーが第1の操作画面群14を利用して行って機能設定を反映させた状態でジョブを実行したとき、第1の操作画面群14よりも効率的操作が可能な第2の操作画面群15が利用可能であるか否かを確認する。そして制御部10は、第2の操作画面群15が利用可能であれば、ユーザーが第2の操作画面群15を利用したことがないことを前提に、ユーザーに対して第2の操作画面群15を利用しても同一の機能設定が行えることを通知する。このような通知は、例えばジョブの実行中に表示部6aに表示することにより行われるため、画像処理装置1の正面位置でジョブの実行終了を待っているユーザーに対して確実に通知することができる。そのため、本実施形態の画像処理装置1は、ユーザーによって利用されていない操作画面の存在をユーザーに対して適切に通知することができる。また、制御部10は、ユーザーが過去に第2の操作画面群15を利用して今回と同一の機能設定を行ったことがあれば、ユーザーに対する通知を行わない。そのため、画像処理装置1は、ユーザーが第1の操作画面群14と第2の操作画面群15とを比較したうえで自ら好んで第1の操作画面群14を継続利用しているような場合には第2の操作画面群15の存在を通知しないので、ユーザーがログインする度に通知画面G30が表示されるといった煩わしさなどが生じないようにしている。
次に図12は、制御部10がユーザーに対する通知を行う第2の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、画像処理装置1において新たな第2の操作画面群15が利用可能となった場合にユーザーに対する通知を行う処理手順を示している。
制御部10は、図12に示すフローチャートを開始すると、新たな第2の操作画面群15が利用可能であるか否かを判断する(ステップS60)。例えば、制御部10は、ユーザーやサービスマンの指示操作に基づき、外部記憶デバイスや外部のサーバーなどにアクセスし、新たな第2の操作画面群15が利用可能であるか否かを判断する(ステップS60)。新たな第2の操作画面群15が利用可能である場合(ステップS60でYES)、制御部10は、その新たな第2の操作画面群15を画像処理装置1にインストールする(ステップS61)。このとき、制御部10は、第2の操作画面群15を取得して記憶部11に保存すると共に、第2の操作画面群15に対応する画面付属情報16を取得して記憶部11に保存する。
制御部10は、第2の操作画面群15をインストールして表示部6aに表示可能な状態に登録すると、通知判断処理を行う(ステップS62)。この通知判断処理(ステップS62)の詳細は、図9及び図10に示したフローチャートと同様である。ただし、この場合は、新たな第2の操作画面群15がインストールされた直後であるため、第2の操作画面群15を利用して機能設定を行ったことがあるユーザーは存在しない。そのため、制御部10は、ユーザーが過去に第2の操作画面群15を操作したことがあるか否かを判断する必要はない。
制御部10は、通知判断処理(ステップS62)において、操作履歴情報17を参照し、各ユーザーが第1の操作画面群14を利用して行った機能設定を全て抽出し、それら機能設定と同一の機能設定を、第2の操作画面群15を利用して行うことができるか否かを判断する。その結果、操作履歴情報17に、第2の操作画面群15を利用して行うことができる機能設定が記録されている場合、制御部10は、第2の操作画面群15の方が第1の操作画面群14よりも操作効率が向上することを条件として、ユーザーに対する通知を行うことを決定する。制御部10は、このような通知判断処理をユーザーごとに行うことで、通知対象となるユーザーを特定する(ステップS63)。
通知対象のユーザーを特定することができると、制御部10は、電子メールによる通知を行うか否かを判断する(ステップS64)。例えば、制御部10は、ユーザーやサービスマンの指示に基づき、電子メールによる通知を行うか否かを判断する。電子メールによる通知を行う場合(ステップS64でYES)、制御部10は、ユーザー情報13から通知対象であるユーザーの電子メールアドレスを読み出し(ステップS65)、その電子メールアドレスに対して電子メールを送信する(ステップS66)。この電子メールには、画像処理装置1にインストールされた第2の操作画面群15を利用すれば第1の操作画面群14よりも効率的に操作を行えることを示すメッセージが含まれる。したがって、ユーザーは、効率的操作を行うことができる第2の操作画面群15が利用可能となったことを把握することができる。尚、電子メールによる通知を行わない場合(ステップS64でNO)、ステップS65,S66の処理はスキップする。
次に制御部10は、ユーザー認証の成功によってユーザーが画像処理装置1にログインしたか否かを判断する(ステップS67)。ユーザーがログインしていない場合(ステップS67でNO)、制御部10は、ユーザーがログインするまで待機する。ユーザーがログインした場合(ステップS67でYES)、制御部10は、ログインユーザーが通知対象のユーザーであるか否かを判断する(ステップS68)。ログインユーザーが通知対象のユーザーでない場合(ステップS68でNO)、制御部10による処理はステップS67に戻る。ログインユーザーが通知対象のユーザーである場合(ステップS69)、制御部10は、ログインユーザーに対して既に通知済みであるか否かを判断する(ステップS70)。その結果、ログインユーザーに対する通知を既に行っている場合(ステップS70でYES)、制御部10による処理はステップS67に戻る。
一方、ログインユーザーが通知対象のユーザーであり、しかもログインユーザーに対する通知を未だ行っていない場合(ステップS69でNO)、制御部10は、ユーザーに対する通知処理を行う(ステップS70)。例えば、制御部10は、図11に示したように表示部6aに表示される第1の操作画面群14に重畳させて通知画面G30を表示させることにより、ログインユーザーに対して第2の操作画面群15が利用可能であることを通知する。そしてログインユーザーによって第2の操作画面群15への切り替え操作が行われると、制御部10は、表示部6aに表示する操作画面を、第1の操作画面群14から第2の操作画面群15に切り替える。
制御部10は、ログインユーザーに対する通知を行った後、未通知のユーザーが存在するか否かを判断する(ステップS71)。そして未通知のユーザーが存在する場合(ステップS71でYES)、制御部10は、未通知のユーザーに対する通知を行うべく、ステップS67に戻って未通知のユーザーがログインするのを待機する状態となる。これに対し、未通知のユーザーが存在しなくなると(ステップS71でNO)、制御部10による処理が終了する。
尚、図12に示すフローチャートは、第2の操作画面群15が新規にインストールされる場合に限られず、既に画像処理装置1にインストールされている第2の操作画面群15がバージョンアップなどによって更新され、第2の操作画面群15を利用して行うことができる機能設定が追加された場合にも適用することができる。
このように制御部10は、画像処理装置1において第2の操作画面群15が利用可能となったときに操作履歴情報17を参照し、各ユーザーが第1の操作画面群14を利用して過去に行った機能設定と同一の機能設定を、第2の操作画面群15を利用して行うことができる場合に、第2の操作画面群15の方が第1の操作画面群14よりも操作効率が向上することを条件として、ユーザーに第2の操作画面群15が利用可能であることを通知する。特に、画像処理装置1において第2の操作画面群15が利用可能となった後、ユーザーが最初に画像処理装置1にログインすると、第2の操作画面群15が利用可能であることが通知される。そのため、画像処理装置1を使用しようとするユーザーに、第2の操作画面群15が利用可能であることを把握させることができる。
以上、本発明について好ましい一実施形態を説明した。しかし、本発明は、上記実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、画像処理装置1がMFPとして構成される画像処理装置である場合を例示したが、それに限られるものではない。すなわち、画像処理装置1は、画像処理装置以外の他の情報機器であっても構わない。
また上記実施形態では、第2の操作画面群15が事後的に画像処理装置1にインストールされる場合を例示した。しかし、第2の操作画面群15は、第1の操作画面群14と同様に、画像処理装置1の工場出荷時に標準搭載される操作画面であっても構わない。例えば、第2の操作画面群15は、ハンディキャップユーザー向けに予め用意された画面群であっても構わない。
また上記実施形態では、制御部10が第2の操作画面群15を記憶部11に保存するときに、第2の操作画面群15に関する画面付属情報16を取得して記憶部11に保存する場合を例示した。しかし、第2の操作画面群15に関する画面付属情報16は、画像処理装置1が通信可能なサーバーに保持されるものであっても構わない。この場合、制御部10は、ネットワークを介してサーバーにアクセスすることで画面付属情報16を参照することが可能である。また、記憶部11に画面付属情報16を保存する必要がなくなるため、記憶部11の記憶領域を有効活用できるという利点もある。
また上記実施形態では、制御部10のCPUによって実行されるプログラム12が予め記憶部11に格納されている場合を例示した。しかし、プログラム12は、例えば接続インタフェース8や通信インタフェース9などを介して画像処理装置1にインストールされるものであっても構わない。この場合、プログラム12は、インターネットなどを介してダウンロード可能な態様で提供されるものであっても良いし、また、CD−ROMやUSBメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された態様で提供されるものであっても構わない。
1 画像処理装置
6 操作パネル
6a 表示部(表示手段)
10 制御部
11 記憶部(記憶手段)
12 プログラム
14 第1の操作画面群
15 第2の操作画面群
17 操作履歴情報
27 画面判断部(画面判断手段)
28 操作判断部(操作判断手段)
29 操作効率判断部(操作効率判断手段)
30 通知部(通知手段)

Claims (16)

  1. 複数の機能のうちの全ての機能に対する設定が可能な第1の操作画面群と、前記複数の機能のうちの一部の機能に対する設定が可能な第2の操作画面群とのいずれか一方を表示する表示手段と、
    前記第1の操作画面群が前記表示手段に表示されているときに前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断する画面判断手段と、
    前記画面判断手段によって前記機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であると判断された場合に、前記第2の操作画面群に対する操作の有無を判断する操作判断手段と、
    前記操作判断手段によって前記第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、前記第2の操作画面群で設定可能であることをユーザーに対して通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の操作画面群に対して行われた前記機能設定と同一の機能設定を前記第2の操作画面群で行う場合のユーザーの操作効率を判断する操作効率判断手段、
    を更に備え、
    前記通知手段は、前記第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、前記操作効率判断手段によって前記第2の操作画面群の方が前記第1の操作画面群よりも操作効率が高いと判断されることを条件としてユーザーに対する通知を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記操作効率判断手段は、前記第2の操作画面群で前記機能設定を行うときのユーザーの操作量が前記第1の操作画面群で前記機能設定を行うときのユーザーの操作量よりも少ない場合に、前記第2の操作画面群の方が前記第1の操作画面群よりも操作効率が高いと判断することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記操作効率判断手段は、前記第2の操作画面群で前記機能設定を行うときの画面遷移回数が前記第1の操作画面群で前記機能設定を行うときの画面遷移回数よりも少ない場合に、前記第2の操作画面群の方が前記第1の操作画面群よりも操作効率が高いと判断することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記操作効率判断手段は、前記第2の操作画面群で前記機能設定を行うときに前記表示手段に表示される操作画面内の設定項目数が前記第1の操作画面群で前記機能設定を行うときに前記表示手段に表示される操作画面内の設定項目数よりも少ない場合に、前記第2の操作画面群の方が前記第1の操作画面群よりも操作効率が高いと判断することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の操作画面群及び前記第2の操作画面群に対するユーザーの操作履歴を記録した操作履歴情報を記憶する履歴記憶手段、
    を更に備え、
    前記操作判断手段は、前記操作履歴情報に基づいて前記第2の操作画面群に対するユーザーの操作の有無を判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記操作判断手段は、前記操作履歴情報に基づき、前記第1の操作画面群に対して行われた前記機能設定と同一の機能設定を行うために、前記第2の操作画面群に対して行ったユーザーの操作の有無を判断することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記操作履歴情報には、ユーザーごとの操作履歴が記録されており、
    前記操作判断手段は、前記第2の操作画面群に対する操作の有無をユーザーごとに判断することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理装置。
  9. 前記通知手段は、前記第2の操作画面群に対する操作を行っていないユーザーに対して通知を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の操作画面群が前記表示手段に表示されているときにユーザーのジョブ実行指示を検知した場合、前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定を反映させた状態でジョブを実行させるジョブ制御手段、
    を更に備え、
    前記画面判断手段は、前記ジョブ制御手段によるジョブの実行が開始された後に、前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記第2の操作画面群を取得して前記表示手段において表示可能な状態に登録する画面登録手段、
    を更に備え、
    前記画面判断手段は、前記画面登録手段によって前記第2の操作画面群が前記表示手段において表示可能な状態となることに伴い、前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記通知手段は、前記表示手段に対して通知メッセージを表示することによりユーザーに対する通知を行うことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 前記通知手段は、通知対象となるユーザーがログインすることに伴い、前記表示手段に前記通知メッセージを表示することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記通知手段は、電子メールを送信することによりユーザーに対する通知を行うことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. 複数の機能のうちの全ての機能に対する設定が可能な第1の操作画面群と、前記複数の機能のうちの一部の機能に対する設定が可能な第2の操作画面群とのいずれか一方を所定の表示手段に表示させる表示ステップと、
    前記第1の操作画面群が前記表示手段に表示されているときに前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断する画面判断ステップと、
    前記画面判断ステップによって前記機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であると判断された場合に、前記第2の操作画面群に対する操作の有無を判断する操作判断ステップと、
    前記操作判断ステップによって前記第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、前記第2の操作画面群で設定可能であることをユーザーに対して通知する通知ステップと、
    を有することを特徴とする通知方法。
  16. 表示手段を有する画像処理装置において実行されるプログラムであって、前記画像処理装置に、
    複数の機能のうちの全ての機能に対する設定が可能な第1の操作画面群と、前記複数の機能のうちの一部の機能に対する設定が可能な第2の操作画面群とのいずれか一方を前記表示手段に表示させる表示ステップと、
    前記第1の操作画面群が前記表示手段に表示されているときに前記第1の操作画面群に対して行われた機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であるか否かを判断する画面判断ステップと、
    前記画面判断ステップによって前記機能設定が前記第2の操作画面群で設定可能であると判断された場合に、前記第2の操作画面群に対する操作の有無を判断する操作判断ステップと、
    前記操作判断ステップによって前記第2の操作画面群に対する操作が行われていないと判断された場合に、前記第2の操作画面群で設定可能であることをユーザーに対して通知する通知ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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