JP2018114688A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利便性の高い画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、表示パネル13を有し、ウェブアプリケーションを提供するサーバ501にアクセスしてウェブアプリケーションを利用可能である。画像形成装置1は、ブラウザを用いて、サーバ501から取得した情報に基づくウェブアプリケーションのブラウザ画像を表示パネル13に表示する。画像形成装置1は、ブラウザ画像が表示パネル13に表示されているとき、画像形成装置1で発生した内部イベントを検知する。画像形成装置1は、内部イベントの検知結果に応じて、ブラウザ画像と、画像形成装置1に予め記憶された情報に基づく内蔵画像とを含む複数の画像のうちいずれの画像を表示パネル13に優先的に表示するかを制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関し、特に、ウェブアプリを実行可能なウェブブラウザを内蔵する画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関する。
画像形成装置には、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えた画像形成装置(Multi Function Peripheral)や、ファクシミリ装置、複写機、及びプリンタなどがある。このような画像形成装置においては、ウェブアプリ(ウェブアプリケーション)を実行可能なブラウザを内蔵し、ブラウザ上のウェブアプリ画像と、画像形成装置内に記憶されている内蔵画像とをパネル部に表示可能であるものがある。このような画像形成装置では、内蔵画像を利用する機能を実行するほか、ウェブサーバにより提供されるウェブアプリをブラウザを介して実行させることで種々の機能を実現できる。すなわち、画像形成装置は、ブラウザ上で実行するウェブアプリと画像形成装置の制御部との間で情報の入出力を可能とする拡張インターフェースを備え、ウェブアプリと連携して動作する。
一般に、画像形成装置において、用紙切れやトナー・インク切れ等の内部イベントが発生すると、その旨をユーザに知らせるために、内蔵画像であるイベント通知が表示される。このようなイベント通知は表示画面上の他の表示よりも優先して表示される。そのため、上記のようにウェブアプリと連携して動作する機能を有する画像形成装置において、ウェブアプリの画像が表示されている場合に内部イベントが発生すると、それに対応するイベント通知が表示画面上に優先表示され、ウェブアプリの画像が表示されなくなる。そうすると、内部イベントの回復操作等が行われるなどしてイベント通知が消去されるまで、ウェブアプリを使用できなくなる。
このような問題に関連して、下記特許文献1には、画像形成装置において、ウェブアプリケーションを介して投入されたジョブのエラーが発生したとき、発生したエラーが影響を与えるウェブアプリケーションが選択されて表示される場合のみ、エラーの発生を示すエラー画面をパネル部に表示するようにすることが記載されている。
また、下記特許文献2には、電子機器において、外部ブラウザ画像を表示部に表示しているときに給紙カセットやカバー部材の状態変化が検知された場合に、内部サーバの内部ブラウザ画像を表示部に表示させることが記載されている。
特開2011−39874号公報 特開2016−91319号公報
上記の特許文献1に記載されているような画像形成装置では、エラー表示などの内蔵画像をパネル部に表示しない制御を行うことができる。しかしながら、このような画像形成装置は、ウェブアプリの設計意図を反映するものではない。そのため、適切に内蔵画像とウェブアプリの画像とを切り替えることができない場合がある。例えば、ウェブアプリがウェブサーバからのデータ取得を完了した時点で、内蔵画像からウェブアプリの画像に切り替えるというような、利便性が高くなる、適応性の高い制御を行うことができない。
また、特許文献2に記載されているように常にブラウザの画像を表示する構成では、ウェブアプリとしてエラー画像などの内蔵画像を表示することが可能になる。この場合、ウェブアプリから意図通りにエラー画像などの内蔵画像を表示させることが容易である。しかしながら、このようにウェブアプリでエラー画像を表示できるようにするには、様々な内部イベントに対応する画像のすべてを通常の内蔵画像とは別にブラウザで表示できるようなウェブアプリを提供する必要がある。そのため、ウェブアプリの構成が複雑になり、ウェブアプリのサイズが大きくなるという問題がある。内蔵画像には画像形成装置の機種毎の相違もあるため、多数の画像に対応する必要がある。また、ウェブアプリは通常の内蔵画像よりも処理時のオーバーヘッドが大きいものであるため、ユーザによる操作に対する反応が遅くなる傾向があり、問題である。このような問題があるため、ウェブアプリの作成に工数がかかったり、ウェブアプリのサイズが肥大化して画像形成装置で利用可能にするためのダウンロード工程等に時間がかかったりするなどという問題がある。また、ウェブアプリに不具合が生じたり、ネットワーク環境が悪かったりすると、必要なタイミングで画像が表示されないという不具合が発生する可能性があり、画像形成装置の信頼性を損ねる可能性がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、利便性の高い画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像形成装置は、表示パネルを有し、ウェブアプリケーションを提供するサーバにアクセスしてウェブアプリケーションを利用可能な画像形成装置であって、ブラウザを用いて、サーバから取得した情報に基づくウェブアプリケーションのブラウザ画像を表示パネルに表示するブラウザ表示手段と、ブラウザ画像が表示パネルに表示されているとき、画像形成装置で発生した内部イベントを検知する検知手段と、検知手段による内部イベントの検知結果に応じて、ブラウザ画像と、画像形成装置に予め記憶された情報に基づく内蔵画像とを含む複数の画像のうちいずれの画像を表示パネルに優先的に表示するかを制御する表示制御手段とを備える。
好ましくは、表示制御手段は、検知手段による内部イベントの検知結果に応じて、複数の画像のうち少なくとも1つの優先度を変更し、複数の画像のそれぞれの優先度に応じて、表示パネルに優先的に表示する画像を切り替える。
好ましくは、表示制御手段は、発生した内部イベントに対応するブラウザ画像の優先度を内蔵画像の優先度よりも高くするか、発生した内部イベントに対応する内蔵画像の優先度をブラウザ画像の優先度よりも低くすることにより、ブラウザ画像を継続して表示パネルに優先的に表示させる。
好ましくは、表示制御手段は、いずれかの画像の優先度の変更を行った後で、所定の変更条件が満たされたときに、ブラウザ画像の優先度を内蔵画像の優先度よりも低くする。
好ましくは、表示制御手段は、いずれかの画像の優先度の変更を行った後で、所定の変更条件が満たされたときに、その画像の優先度を変更前の優先度に戻す。
好ましくは、所定の変更条件は、いずれかの画像の優先度の変更が行われてから経過した時間に関する条件、所定の内部イベントの発生に関する条件、及びブラウザ画像の更新に関する条件のうち、いずれか1つの条件、又は2つの条件若しくは3つの条件の組み合わせである。
好ましくは、表示制御手段は、内蔵画像を表示パネルに優先的に表示している状態において、所定の切替条件が満たされたときに、ブラウザ画像の優先度を内蔵画像の優先度よりも高くする。
好ましくは、所定の切替条件は、所定の内部イベントの発生に関する条件、及びブラウザ画像の更新に関する条件のうち、いずれか1つの条件、又は2つの条件の組み合わせである。
好ましくは、表示制御手段は、ウェブアプリケーションで実行可能なスクリプトにより呼び出し可能なアプリケーションプログラムインターフェースを有し、スクリプトによりアプリケーションプログラムインターフェースになされた指示に応じて表示パネルに優先的に表示する画像についての制御を行う。
好ましくは、表示制御手段は、ブラウザ画像に関する情報及び内蔵画像に関する情報のうち少なくとも一方を取得する取得手段を有し、取得手段により取得した情報に基づいて制御を行う。
好ましくは、内部イベントは、所定の消耗品及び前記画像形成装置のハードウェアのうち少なくとも1つが所定の状態になることである。
この発明の他の局面に従うと、表示パネルを有し、ウェブアプリケーションを提供するサーバにアクセスしてウェブアプリケーションを利用可能な画像形成装置の制御方法は、ブラウザを用いて、サーバから取得した情報に基づくウェブアプリケーションのブラウザ画像を表示パネルに表示するブラウザ表示ステップと、ブラウザ画像が表示パネルに表示されているとき、画像形成装置で発生した内部イベントを検知する検知ステップと、検知ステップによる内部イベントの検知結果に応じて、ブラウザ画像と、画像形成装置に予め記憶された情報に基づく内蔵画像とを含む複数の画像のうちいずれの画像を表示パネルに優先的に表示するかを制御する表示制御ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、表示パネルを有し、ウェブアプリケーションを提供するサーバにアクセスしてウェブアプリケーションを利用可能な画像形成装置の制御プログラムは、ブラウザを用いて、サーバから取得した情報に基づくウェブアプリケーションのブラウザ画像を表示パネルに表示するブラウザ表示ステップと、ブラウザ画像が表示パネルに表示されているとき、画像形成装置で発生した内部イベントを検知する検知ステップと、検知ステップによる内部イベントの検知結果に応じて、ブラウザ画像と、画像形成装置に予め記憶された情報に基づく内蔵画像とを含む複数の画像のうちいずれの画像を表示パネルに優先的に表示するかを制御する表示制御ステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、利便性の高い画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおける画像形成装置を用いた画像形成システムの構成を示す図である。 画像形成装置を示す斜視図である。 画像形成システムの各装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ウェブアプリの動作に関する制御部の構成を説明するブロック図である。 表示パネルの表示態様の一例を示す図である。 表示パネルに表示される各画像の優先度の一例について示す図である。 ウェブアプリの実行時における制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 優先度変更時処理の一例を示すフローチャートである。 ウェブアプリに関して利用可能なAPIの一例を示す図である。 ウェブアプリを利用中に行われる制御の一例を示す第1のシーケンス図である。 ウェブアプリを利用中に行われる制御の一例を示す第2のシーケンス図である。 強制的に優先状態を取り消す制御の一例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態における画像形成装置について説明する。
[概要]
画像形成装置は、例えば、ウェブサーバとして機能するサーバと共に画像形成システムを構成する。サーバと画像形成装置とは、ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。ネットワークには、このほか、例えばユーザが利用するPC(Personal Computer)や、ディレクトリサービスを提供する管理装置などが接続されていてもよい。
画像形成装置は、スキャナ機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)である。スキャナ機能では、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)などに蓄積する。複写機能では、さらにそれを用紙などに印刷(プリント)する。プリンタとしての機能では、PCなどの外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行う。ファクシミリ機能では、外部のファクシミリ装置などからファクシミリデータを受信してそれをHDDなどに蓄積する。データ通信機能では、接続された外部機器との間でデータを送受信する。サーバ機能では、複数のユーザでHDDなどに記憶したデータなどを共有可能にする。
画像形成装置は、サーバにアクセスして、サーバにより提供されているウェブページを表示するウェブブラウザ機能を有している。本実施の形態において、サーバ装置は、ウェブアプリケーションを提供可能に構成されている。画像形成装置は、ウェブブラウザ機能により、サーバにアクセスし、ウェブアプリケーションに関する情報を取得し、ウェブページの表示を行うことで、ウェブアプリケーションを利用可能にすることができる。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像形成装置1を用いた画像形成システム900の構成を示す図である。
図1を参照して、画像形成システム900において、画像形成装置1と、サーバ501とがネットワーク800を介して接続されている。ネットワーク800は、例えば、インターネットや、LAN(Local Area Network)を組み合わせてなる。画像形成装置1と、サーバ501とは、ネットワーク800を介して互いに通信可能である。
[画像形成装置1の構成]
図2は、画像形成装置1を示す斜視図である。
図2を参照して、画像形成装置1は、給紙カセット3と、排紙トレイ5と、操作部11と、制御部20と、プリント部30と、スキャン部40とを備える。制御部20は、後述するように、CPU21(図3に示す)などを有し、画像形成装置1の動作を制御する。制御部20及びプリント部30は、画像形成装置1の筐体の内部に配置されている。
画像形成装置1は、3つの給紙カセット3を有している。それぞれの給紙カセット3には、例えば、互いに異なるサイズの用紙(B5サイズ、A4サイズ、及びA3サイズなど)が装てんされている。
排紙トレイ5は、画像形成装置1の筐体のうちプリント部30が収納されている部位の上方でスキャン部40が配置されている部位の下方に配置されている。排紙トレイ5には、プリント部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
操作部11は、画像形成装置1の上部前面(図2において正面)側に配置されている。操作部11には、ユーザにより押下操作可能な複数の操作ボタン11aが配置されている。また、操作部11には、情報をユーザに表示する表示パネル13が配置されている。表示パネル13は、例えば、タッチパネルを備えたLCD(Liquid Crystal Display)である。表示パネル13は、ユーザに案内画面を表示したり、操作ボタンを表示してユーザからのタッチ操作を受け付けたりする。表示パネル13は、CPU21により制御されて種々の画面を表示する。操作部11は、ユーザからの操作入力を受け付ける。操作部11は、操作ボタン11aや表示パネル13がユーザにより操作されると、その操作に応じた操作信号又は所定のコマンドをCPU21に送信する。すなわち、ユーザは、操作部11に操作を行うことにより、画像形成装置1に種々の動作を実行させることができる。
プリント部30は、大まかに、トナー像形成部(図示せず)と、用紙搬送部(図示せず)と、定着装置(図示せず)とを有している。プリント部30は、トナー像形成部により形成したトナー像を用紙に転写する電子写真方式で用紙に画像を形成する。
用紙搬送部は、給紙ローラ、搬送ローラ、及びそれらを駆動するモータなどで構成されている。用紙搬送部は、用紙を給紙カセット3から給紙して、画像形成装置1の筐体の内部で搬送する。また、用紙搬送部は、画像が形成された用紙を画像形成装置1の筐体から排紙トレイ5などに排出する。
トナー像形成部は、感光体、現像装置、露光装置、転写ローラなどを有している。トナー像形成部は、用紙に形成するトナー像を形成し、用紙搬送部により搬送される用紙にトナー像を転写する。
定着装置は、加熱ローラ及び加圧ローラを有している。定着装置は、加熱ローラと加圧ローラとでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行う。これにより、定着装置は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。
スキャン部40は、画像形成装置1の筐体の上部に配置されている。スキャン部40は、ADF(Auto Document Feeder)41を有している。スキャン部40は、上述のスキャナ機能を実行する。スキャン部40は、透明な原稿台に配置された原稿をコンタクトイメージセンサにより走査して、それを画像データとして読み取る。また、スキャン部40は、原稿トレイにセットされた複数枚の原稿をADF41により順次取り込みながら、コンタクトイメージセンサによりその画像データを読み取る。
図3は、画像形成システム900の各装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3を参照して、画像形成装置1は、上述の各部のほか、HDD15と、ネットワーク部29とを有している。画像形成装置1の各部は、システムバスに接続されている。制御部20は、画像形成装置1の各部と通信可能である。
HDD15は、ネットワーク部29を介して外部から送られた印刷ジョブのデータや、スキャン部40で読み取った画像データなどを記憶する。また、HDD15は、画像形成装置1の設定情報や、画像形成装置1の種々の動作を行うための制御プログラムなどを記憶する。
ネットワーク部29は、例えば、NIC(Network Interface Card)などのハードウェア部と、所定の通信プロトコルで通信を行うソフトウェア部とが組み合わされて構成されている。ネットワーク部29は、画像形成装置1をネットワーク800に接続する。これにより、画像形成装置1は、ネットワーク800に接続されているサーバ501やPC(図示せず)などの外部装置と通信可能になる。画像形成装置1は、PCやサーバ501などから印刷ジョブを受信可能である。また、画像形成装置1は、スキャン部40で読み取った画像データを、PCに送信したり、メールサーバ(図示せず)などを介してE−mailにより送信したりすることができる。なお、ネットワーク部29は、無線通信によりネットワーク800に接続可能に構成されていてもよい。
制御部20は、CPU21と、ROM23と、RAM25とを有している。制御部20は、操作部11、プリント部30、及びスキャン部40などとともにシステムバスに接続されている。これにより、制御部20と画像形成装置1の各部とが、信号を送受可能に接続されている。
CPU21は、ROM23に記憶された制御プログラム23aや、RAM25又はHDD15などに記憶された制御プログラム(図示せず)などを実行することにより、画像形成装置1の種々の動作を制御する。CPU21は、操作部11から操作信号が送られたり、PCなどから操作コマンドが送信されたりすると、それらに応じて所定の制御プログラム23aを実行する。これにより、ユーザによる操作部11の操作などに応じて、画像形成装置1の所定の機能が実行される。
ROM23は、例えばフラッシュROM(Flash Memory)である。ROM23には、画像形成装置1の動作を行うために用いられるデータが記憶されている。ROM23には、種々の制御プログラム23aと、内蔵画像データ(予め記憶された情報の一例)23bとが記憶されている。ROM23には、画像形成装置1の機能設定データなどが記憶されていてもよい。CPU21は、ROM23からのデータの読み込みや、ROM23へのデータの書き込みを行う。なお、ROM23は、書換え不可能なものであってもよい。
RAM25は、CPU21のメインメモリである。RAM25は、CPU21が制御プログラム23aを実行するときに必要なデータなどを記憶するのに用いられる。
スキャン部40は、上述のように、スキャナ機能を実行し、原稿から画像データを読み取る。スキャン部40により読み取られた画像データは、CPU21によりアプリケーションデータ形式に変換され、HDD15などに記憶される。CPU21は、HDD15などに記憶された画像データを、PCなどに送信可能である。
[サーバ501の構成]
サーバ501は、画像形成システム900において、ウェブ(Web)サーバとして機能する。図3を参照して、サーバ501は、制御部520と、HDD515とを有している。制御部520は、CPU(図示せず)、ROM(図示せず)及びRAM(図示せず)などで構成されており、サーバ501の制御を行う。
HDD515は、サーバ501の制御プログラム(図示せず)や、種々の情報を記憶する。制御部520が、制御プログラムに基づいてサーバ501の制御を行うことで、サーバ501のウェブサーバ機能やその他の機能が実行される。サーバ501は、ウェブサーバとしての機能のほか、ファイルサーバとしての機能、電子メールの送信サーバとしての機能、画像をファクシミリにより送信する機能などを実行可能であってもよい。
本実施の形態において、HDD515には、ページ情報515aと、画像データ515bとが記憶されている。ページ情報515aは、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)などのマークアップ言語により記述された文書データである。画像データ515bは、例えば、ページ情報に基づいて表示されるウェブページにおいて用いられるものである。
なお、本実施の形態において、ユーザは、画像形成装置1を介して行われるユーザ認証機能により、画像形成装置1にログインして画像形成システム900を利用することができるようにしてもよい。例えば、ネットワーク800に接続された、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)やActive Directory(登録商標)などのディレクトリサービスを提供する管理装置で管理される認証データベースなどを利用して、ユーザ認証を行うことができる。認証方法は種々の公知のものを用いることができる。
ユーザ認証により、画像形成装置1は、画像形成装置1を使用するユーザを識別可能である。また、画像形成装置1において、CPU21は、画像形成装置1の機能について、識別したユーザに応じて、ユーザの使用権限に関する管理(権限管理)を行うことができる。権限管理を行うことで、ユーザ毎に、所定の機能の使用を制限することができ、高いセキュリティ効果が得られる。
[ウェブアプリケーションの説明]
画像形成システム900において、サーバ501は、ウェブアプリケーション(Webアプリケーション;以下、単にウェブアプリと呼んだり、アプリと呼んだりすることがある)を画像形成装置1に提供する。画像形成装置1は、サーバ501にアクセスして、ウェブアプリを利用可能である。ウェブアプリは、画像形成装置1で動作するアプリケーションプログラムであるウェブブラウザ(以下、単にブラウザと呼ぶことがある)上にブラウザ画像を表示することで、ユーザにより用いられる。サーバ501は、ウェブアプリのページ情報515aや画像データ515b等を画像形成装置1に提供する。画像形成装置1は、それらのサーバ501により提供された情報を取得し、サーバ501から取得した情報に基づいてブラウザ画像を表示パネルに表示し、ウェブアプリを使用可能にする。
例えば、図1に戻って、サーバ501によりトナー切れが発生したときにトナーの交換作業を支援するウェブアプリが提供されている場合について説明する。このウェブアプリは、トナー切れ発生時のトナー交換に伴う作業(交換トナーの指定、追加トナーの発注まで)を支援する。例えば、ウェブアプリは、画像形成装置1のブラウザで表示されたり動作したりクライアント部と、サーバ501側でクライアント部と連携して動作するサーバ部とで構成されている。クライアント部は、ページ情報515aでありブラウザでブラウザ画像を表示させるHTMLファイルと、ブラウザにより実行されることで動的な処理を実現するスクリプト(制御プログラムの一例)とを含んでいる。サーバ部は、ブラウザと連携して動作するアプリケーションプログラム(サーバ側アプリ)等で構成される。サーバ側アプリは、サーバ501に記憶されているトナーの在庫管理データベースに対してアクセスし、在庫管理データベースを操作可能である。
本実施の形態において、スクリプトは、例えばJavaScript(登録商標)等のいわゆるスクリプト言語で記述されたプログラムであるが、これに限られず、その他の言語で記述されたプログラムであってもよい。スクリプトは、ブラウザで実行されることで、サーバ501との通信を行う。また、画像形成装置1の制御部20の動作により実現される、所定の拡張スクリプトAPI(拡張JavaScript(登録商標)−API;アプリケーションプログラムインターフェースの一例)を実行する。
本例において、画像形成装置1のブラウザでサーバ501にアクセスすると、ブラウザが、サーバ501からスクリプトを含むHTMLファイルをダウンロードする。これにより、ブラウザで、ダウンロードしたHTMLファイルに基づいてウェブアプリが実行される。ブラウザは、HTMLファイルの記述に従ってブラウザの表示用メモリに描画を行う。表示用メモリに描画された画像データに基づいて、表示パネル13がブラウザ画像を表示する。ブラウザ画像に対して所定の操作が行われると、スクリプトが起動し、所定の処理が実行される。このように、ブラウザは、ウェブアプリを動作させることにより、サーバ501と連携して、画像形成装置1を動作させることができる。
図4は、ウェブアプリの動作に関する制御部20の構成を説明するブロック図である。
図4においては、上述のようなウェブアプリの動作に関する制御部20の機能をブロック図として示すものである。図4の各部は、例えば、CPU21が制御プログラム23aを実行することにより実現されるものである。
制御部20は、システム制御部50と、エラー表示部51と、パネル制御部52と、ブラウザ53とを有する。また、プリント部30を制御するプリント制御部56と、スキャン部40を制御するスキャン制御部57とを有する。
以下のように、パネル制御部52は、システム制御部50、エラー表示部51、ブラウザ53で実行可能なウェブアプリなどと共に、表示パネル13の表示内容を制御する表示制御手段として機能する。
画像形成装置1はシステム制御部50からの依頼を受けて、内蔵画像データ23bに基づいて、ユーザの操作を受け付けるための内蔵画像(操作画像)をパネル制御部52へ出力する。また、パネル制御部52は、ユーザによる内蔵画像に対する入力操作があると、その情報をシステム制御部50に出力する。
エラー表示部51は、システム制御部50の指示を受け、内蔵画像データ23bに基づいて、エラーが発生したことなどを通知するための内蔵画像(エラー表示画像)をパネル制御部52へ出力する。また、パネル制御部52は、ユーザによる内蔵画像に対する入力操作があると、その情報をシステム制御部50に出力する。
なお、システム制御部50は、画像形成装置1で所定の内部イベントが発生したときに、エラー表示部51に指示を行う。すなわち、システム制御部50は、画像形成装置1で発生した内部イベントを検知する検知手段として機能する。
ここで、内部イベントは、所定の消耗品及び画像形成装置1のハードウェアのうち少なくとも1つが所定の状態になることである。例えば、用紙の残量がゼロになったり所定の枚数になることや、トナーの残量がゼロになったり所定の枚数になることを、内部イベントの発生という。また、例えば、用紙ジャムが発生することや、ユーザ認証が行えないことや、画像形成装置1のメンテナンス作業用のドアがオープン状体になることや、本来装着されているはずのオプション装置が装着されていないことなどを、内部イベントの発生という。なお、これらのうち複数の状態が組み合わせて発生した場合に、内部イベントの発生というようにしてもよい。
ブラウザ53は、サーバ501と通信を行い、ウェブアプリがブラウザ53へ描画した画像データ(ブラウザ画像)をパネル制御部52へ出力する。また、パネル制御部52は、ユーザによるブラウザ画像に対する入力操作があると、ブラウザ53は、ウェブアプリに従って処理を行う。また、ブラウザ53は、ウェブアプリに従ってスクリプトを実行し、拡張スクリプトAPIの記述に応じて、システム制御部52へ入力を行う。
本実施の形態において、表示パネル13には、ブラウザ53により表示されるブラウザ画像と、エラー表示画像や操作画像等の内蔵画像とを含む、複数の画像を表示させることができる。複数の画像を表示させるときには、パネル制御部52は、複数の画像の一部又は全部を互いに重ねて、表示パネル13上に表示させる。このとき、パネル制御部52は、複数の画像のうちいずれの画像を表示パネル13に優先的に表示するかを決定し、決定した画像が優先的に表示されるように制御する。具体的には、本実施の形態において、表示パネル13に表示される各画像には、優先度が設定されている。パネル制御部52は、各画像の優先度に応じて、表示パネル13に各画像を表示する。各画像の優先度が変更されたときには、パネル制御部52は、変更後の優先度に応じて、優先的に表示する画像を切り替える。すなわち、パネル制御部52は、優先的に表示する画像の表示を切り替える表示切替部52aとして機能する。
なお、優先的に表示するとは、他の画像と重ねたときに他の画像よりも上層に現れるように(前面に位置するように)表示することをいう。なお、優先的に表示するとは、これに限られず、他の画像よりもユーザが視認しやすいような種々の態様により表示するようにすればよい。例えば、複数の画像をめくるようにして切り替えて表示できるようにする場合には、他の画像よりもめくる回数がより少なくなるようにすることにより、他の画像よりも優先的に表示するようにしてもよい。
図5は、表示パネル13の表示態様の一例を示す図である。図6は、表示パネル13に表示される各画像の優先度の一例について示す図である。
図5においては、表示パネル13上に、操作画像A71と、操作画像B72と、操作画像C73とが表示されている場合の一例が示されている。
図6に示されるように、操作画像A71は、ブラウザ53の依頼により表示されるブラウザ画像である。操作画像A71の優先度は、「0」である。
操作画像B72は、エラー表示部51の依頼により表示される内蔵画像である。操作画像B72は、例えば、プリント動作中にトナーの残量がなくなるという内部イベントが発生したときに、その旨をユーザに通知する画像である。操作画像B72の優先度は、「2」である。
操作画像C73は、エラー表示部51の依頼により表示される内蔵画像である。操作画像C73は、例えば、内部イベントが発生し、それにユーザが対応したとき、その旨をユーザから画像形成装置1に通知するための画像である。操作画像C73の優先度は、「1」である。
パネル制御部52は、優先度に応じて、各操作画像71,72,73を表示パネル13上に表示する。本実施の形態では、優先度の値が大きいほうが、より優先的に表示される。すなわち、優先度が高い順に、操作画像B72、操作画像C73、操作画像A71の順に優先的に表示される。具体的には、図5に示されるように、操作画像B72は、操作画像C73や操作画像A71よりも上層に現れるようにして、操作画像C73や操作画像A71に対して優先的に表示される。また、操作画像C73は、操作画像A71よりも上層に現れるようにして、操作画像A71に対して優先的に表示される。これにより、優先度が高い操作画像B72がユーザに最も視認されやすいようにして、各操作画像71,72,73が表示パネル13に表示される。
本実施の形態において、ウェブアプリの実行時であってそのブラウザ画像が表示パネル13に表示されている場合において、システム制御部50が画像形成装置1で内部イベントが発生したことを検知すると、ブラウザ53(すなわち、ウェブアプリ)は、内部イベントの検知結果に応じて、ブラウザ画像を含む複数の画像のうち少なくとも1つの優先度を、所定の優先度から変更する場合がある。優先度の変更が行われた場合には、パネル制御部52は、変更後の複数の画像のそれぞれの優先度に応じて、表示パネル13に優先的に表示する画像を切り替える。すなわち、本実施の形態においては、ウェブアプリから、画像形成装置1で内部イベントが発生したことを検知して、ブラウザ53によるブラウザ画像を表示パネル13上に優先的に表示するか、内部イベントに対応するエラー画像等の内蔵画像を表示パネル13上に優先的に表示するかを制御することが可能となっている。
例えば、ウェブアプリを利用中に、トナー切れや用紙切れ等の内部イベントが発生すると、内部イベントに対応するエラー画像等の内蔵画像が、ブラウザ画像と共に表示される。このとき、通常では、内蔵画像は、ブラウザ画像よりも優先的に表示される。換言すると、このとき表示される内蔵画像の所定の優先度は、ブラウザ画像の所定の優先度よりも、高くなっている。
ブラウザ53は、例えば、ウェブアプリで表示可能なブラウザ画像として、発生した内部イベントに対応するものがあるときには、上記のように優先度の変更を行うことで、そのブラウザ画像を内蔵画像よりも優先的に表示パネル13に表示させることができる。このとき、ブラウザ53は、発生した内部イベントに対応するブラウザ画像の優先度を、内蔵画像の優先度よりも高くする。これにより、ブラウザ画像を、内部イベントの発生前から継続して、表示パネル13に優先的に表示させることができる。なお、ブラウザ53は、発生した内部イベントに対応する内蔵画像の優先度を、ブラウザ画像の優先度よりも低くすることにより、ブラウザ画像の優先度が内蔵画像の優先度よりも高くなるようにしてもよい。
図7は、ウェブアプリの実行時における制御部20の動作の一例を示すフローチャートである。図8は、優先度変更時処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示されるように、ステップS11において、ブラウザ53がサーバ501にアクセスすると、ウェブアプリのダウンロードが行われる。ブラウザ53にウェブアプリがサーバ501からダンロードされると、ブラウザ53は、ウェブアプリを実行する。
すなわち、ステップS12において、ブラウザ53は、ウェブアプリのHTMLを解釈し、ブラウザ画像をブラウザ53用の表示領域に描画する。ウェブアプリに含まれるスクリプトが実行されて、ブラウザ53用の表示領域が更新される。パネル制御部52は、ブラウザ53用の表示領域のデータを順次、表示パネル13のビデオメモリに転送する。ビデオメモリの状態は随時、表示パネル13の表示に反映される。
ステップS13において、システム制御部50は、内部イベントが発生したか否かを検知する。エラー表示部51は、システム制御部50による内部イベントの検知結果に応じて、パネル制御部52にイベントが発生したことを通知し、内蔵画像の表示指示を出す(イベント通知)。
ステップS13において、パネル制御部52は、エラー表示部51からのイベント通知を受けると、内蔵画像の表示準備を行う。すなわち、パネル制御部52は、受け付けたイベント通知から、内蔵画像の位置及び描画領域のサイズを判定する。
ステップS14において、システム制御部50は、ブラウザ53が優先度変更処理を行ったか否かを判断する。すなわち、ウェブアプリのスクリプトにおいて、優先度を指定するためのAPIが実行されたか否かを判断する。
なお、ブラウザ53は、ウェブアプリによって、システム制御部50から発生した内部イベントについての通知を受け、内部イベントの内容に応じて、ブラウザ画像の表示を行ったり、優先度の変更を行ったりする。例えば、内部イベントに対応して動作を行うウェブアプリを実行させる場合には、そのウェブアプリのブラウザ画像の表示を行う。このとき、ブラウザ画像を優先的に表示させる必要があるというように予め設定された場合などには、ブラウザ53により、ブラウザ画像の優先度が変更される。
ブラウザ53により優先度変更処理が行われない場合には、ステップS17に進む。すなわち、ステップS13において内蔵画像の表示準備が行われた結果に基づいて、表示パネル13の再描画処理が行われる。パネル制御部52は、エラー用表示領域のデータを、順次、表示パネル13のビデオメモリの相当アドレスに転送する。これにより、表示パネル13に、内部イベントに対応するエラー画像等の内蔵画像が表示される。
他方、ブラウザ53により優先度変更処理が行われると、ステップS16において、優先度変更時処理が行われる。図8に示されるように、優先度変更時処理では、ステップS31からステップS37の処理が行われる。
ステップS31において、ウェブアプリに含まれるスクリプトで、後述するように、優先度指定のAPI(set_disp_priority)が実行されると、システム制御部50は、それを受け付ける。
ステップS32において、システム制御部50は、パネル制御部52に対して、優先度が変更されたことによる、再描画の指示を行う。パネル制御部52は、変更後の優先度に応じて、各画像に対応する表示領域のデータを入れ替えて、ビデオメモリに書き込む。これにより、表示パネル13に表示される画像が再描画される。例えば、ブラウザ画像とエラー画像等の内蔵画像との表示が行われるとき、ブラウザ画像とエラー画像との優先度を比較して、比較結果に応じてブラウザ画像に対応するブラウザ表示領域のデータと、内蔵画像に対応するエラー用表示領域のデータとを入れ替えて、ビデオメモリに書き込む。これにより、優先度に応じた表示順で、ブラウザ画像と内蔵画像とが表示される。
ここで、本実施の形態では、画像の優先度の変更が行われた後で、所定の変更条件が満たされたときには、再度優先度の変更が行われる。具体的には、内部イベントの発生時において、ブラウザ画像の優先度が内蔵画像の優先度よりも高くなるようにブラウザ画像及び内蔵画像の少なくとも一方の優先度が変更された(このときの変更を1度目の変更という。)場合を想定する。このような場合において、所定の変更条件が満たされたときには、ブラウザ画像の優先度が内蔵画像の優先度よりも低くなるように、ブラウザ画像及び内蔵画像の少なくとも一方の優先度が変更される(1度目の変更に対し、このときの変更を2度目の変更という)。2度目の変更では、1度目の変更で変更された優先度が変更前の優先度に戻されることによりブラウザ画像の優先度が内蔵画像の優先度よりも低くなるようにしてもよい。また、2度目の変更では、1度目の変更にかかわらず、ブラウザ画像の優先度が内蔵画像の優先度よりも低くなるようにしてもよい。
本実施の形態において、所定の変更条件としては、画像の優先度の1度目の変更が行われてから経過した時間に関する条件が採用されている。具体的には、例えば、1度目の変更が行われてから所定の時間が経過したときに、2度目の変更が行われる。なお、所定の変更条件はこれに限られるものではなく、所定の内部イベントの発生に関する条件(例えば、所定の内部イベントが発生したことなど)や、ブラウザ画像の更新に関する条件(例えば、ウェブアプリの動作又はユーザによる操作に応じて、ブラウザ画像が更新されたことなど)などであってもよい。また、このような複数の条件のうち、2つの条件又は3つの条件の組み合わせを、所定の変更条件としてもよい。
すなわち、図8に示されるように、ステップS33において、システム制御部50が、内部のウオッチドッグタイマーのカウントダウンを開始する。これにより、所定の時間の計時が行われる。
ステップS34において、システム制御部50は、計時中にブラウザ53により優先度の変更が行われたか否かを判断する。優先度指定のAPIを通じて優先度の変更が行われると、ステップS35において、システム制御部50はそれを受け付ける。優先度の変更が行われた場合には、システム制御部50は、タイマーのカウントダウンをリセットし、再びカウントダウンを行う。
ステップS36において、システム制御部50は、タイマーのカウントがゼロになったか否かを判断する。タイマーのカウントがゼロになれば、ステップS37に進む。
ステップS37において、システム制御部50は、2度目の優先度の変更を行う。ブラウザ画像の優先度が内蔵画像の優先度よりも低くなるように、ブラウザ画像の優先度及び内蔵画像の優先度の少なくとも一方が変更される。例えば、1度目の変更においてブラウザ画像の優先度を高く変更したときには、その優先度をデフォルト(所定の優先度)に戻す。なお、システム制御部50は、パネル制御部52に対して優先度変更の指示を行い、パネル制御部52により優先度を変更させるようにしてもよい。
ステップS37において優先度が変更されると、図6のステップS17に戻る。すなわち、2度目の変更後の各画像の優先度に応じて、表示パネル13の再描画が行われる。
図9は、ウェブアプリに関して利用可能なAPIの一例を示す図である。
システム制御部50やパネル制御部52は、ウェブアプリで実行可能なスクリプトにより呼び出し可能なAPI(アプリケーションプログラムインターフェース)を有している。システム制御部50やパネル制御部52は、ウェブアプリで実行されるスクリプトによりAPIになされた指示に応じて、表示パネル13に優先的に表示する画像についての制御など、種々の制御を行う。換言すると、システム制御部50にこのようなAPIが用意されていることにより、ブラウザ53により実行されるウェブアプリが画像形成装置1と連携して動作可能となっている。
本実施の形態において、ウェブアプリが利用可能となるように用意されているAPIには、図9に示されているようなものがある。これらは、例えば、拡張JavaScript APIである。なお、以下のAPIは一例であり、これに限られるものではない。
「set_print」や「exec_print」は、それぞれ、印刷ジョブの設定や実行指示を受け付けるためのAPIである。
「get_mfp_info」は、画像形成装置1の状態変化を通知させるためのAPIである。コールバック関数とコールバックが必要な要因ID(トナー切れ、トナー切れ解消)を引数に指定して呼出しを行うことで、トナー切れ又はトナー切れ解消が発生したタイミングでコールバッグが呼び出される。コールバッグ関数へ引数には要因IDが指定される。このAPIを用いることで、ウェブアプリは、どのような要因が画像形成装置1に発生してコールバックが発生したかを判定できる。
「set_disp_priority」は、ブラウザ53の表示画像の優先度を指定するためのAPIである。引数に優先度を指定することにより、ブラウザ画像の優先度を設定できる。エラー表示部51により表示される内蔵画像には、ユーザ操作に使用する通常の表示画像と、エラー表示などのシステム側が優先的に表示させるシステム画像とがある。ユーザ画像の通常の優先度(所定の優先度)は「0」であり、システム画像の通常の優先度(所定の優先度)は「1」である。
本実施の形態において、ブラウザ画像の通常の優先度(所定の優先度)は、例えば「0」である。ブラウザ画像の優先度を「1」にすることにより、エラー発生時の内蔵画像など、システム画像と同等の優先度にすることができる。ブラウザ画像の優先度を「2」にすることにより、最優先に表示させることができる。ブラウザ画像の優先度を「0」にすることにより、変更前の優先度にすることができる。
「get_disp_priority」は、ブラウザ画像の現在の優先度を取得するためのAPIである。ウェブアプリは、ブラウザ画像の優先状態を取得し、それに応じて優先度の変更等の処理を行うことができる。
「get_panel_priority」は、表示パネル13に表示される最前面画像の表示優先度を取得するためのAPIである。ウェブアプリは、最前面画像の優先度に基づいて、別の画像を最前面とするために、どのように優先度の変更を行えばよいかを決定することができる。
[ウェブアプリ実行時の動作例についての説明]
図10は、ウェブアプリを利用中に行われる制御の一例を示す第1のシーケンス図である。
ここでは、ブラウザ53で動作するウェブアプリを利用して、表示しているウェブページや、所定の文書ファイル等を指定して、画像形成装置1でプリントを行う場合を想定する。ブラウザ53には、ウェブプリントウェブアプリのプリント依頼ページが表示されている。
図10に示されるように、ユーザは、ブラウザ53を操作して、プリント指示を行うことができる。例えば、ユーザは、表示パネル13に操作を行うことにより、プリント依頼ページにおいて利用可能なスクリプトを起動させる。ウェブアプリのスクリプトは、APIを利用し、システム制御部50に対してプリント指示を行う(ステップS101)。このとき、ウェブアプリは、プリント指示にあわせて、プリント中にトナー切れが発生した場合と、トナー切れが解消した場合とにそれぞれコールバックを行うように依頼する。
プリント指示によりプリントが開始されると、パネル制御部52は、ブラウザ画像を表示パネル13に表示させる。ブラウザ画像は、ウェブプリントウェブアプリにより表示されるものであり、プリント中であることを示すものである(ステップS102)。
ここで、プリント中に、画像形成装置1において、トナー切れが発生した場合を想定する。トナー切れが発生すると、システム制御部50がそれを検知し、エラー表示部51に通知する。また、システム制御部50は、ブラウザ53へのコールバックを実行する。
エラー表示部51は、内蔵画像として、トナー交換手順動画を表示する画像を表示パネル13に表示するように、パネル制御部52に依頼する(ステップS103)。このときの内蔵画像の優先度は、例えば、「1」であり、ブラウザ画像の優先度(例えば、「0」)よりも高くなっている。
パネル制御部52は、優先度に従って、内蔵画像を優先させて表示する。すなわち、表示パネル13には、ウェブアプリによるブラウザ画像に優先して、トナー交換手順動画が表示される(ステップS104)。
ここで、コールバックを受けると、ブラウザ53は、ウェブアプリにより、次の動作を行う。
ブラウザ53は、トナー交換支援を行うためのウェブアプリ(交換支援ウェブアプリ)をサーバ501からダウンロードし、実行する(ステップS105)。ブラウザ53は、交換支援ウェブアプリにより、以下の動作を行う。
ブラウザ53は、トナー交換に関する情報を、画像形成装置1やサーバ501から取得する。例えば、ブラウザ53は、交換が必要なトナー種別を判定し、サーバ501で管理されるトナーの在庫管理データベースを照会して、トナーの在庫の有無や、トナーの入手方法に関する情報(在庫のある最寄りの場所等の情報)を取得する(ステップS106)。
その後、ブラウザ53は、取得した情報に基づいて表示パネル13に表示させるブラウザ画像の用意を行い、表示をパネル制御部52に依頼する。このとき、ブラウザ53は、APIを利用し、ブラウザ画像の優先度を、所定の優先度である「0」から、内蔵画像の優先度よりも高い「2(優先)」に変更する(ステップS107)。
なお、ブラウザ53は、ブラウザ画像の優先度を変更させるとき、ブラウザ画像が最優先で表示されるように、APIを用いて最前面画像の優先度を取得し、それに基づいて優先度の変更を行うようにしてもよい。例えば、ブラウザ画像の優先度を、取得した最前面画像の優先度より高い優先度に変更したり、最前面画像の優先度を低くするための制御を行うなどして、確実にブラウザ画像の優先度が最も高くなるようにすることができる。
パネル制御部52は、優先度に従って、ブラウザ画像を、内蔵画像よりも優先的に表示する。すなわち、表示パネル13には、交換支援ウェブアプリによるブラウザ画像が、トナー交換手順動画に優先して表示される(ステップS108)。ここでは、例えば、トナーを入手するようユーザに促す表示がブラウザ画像として表示される。ブラウザ画像には、取得した情報に基づいて、トナーの場所及び種類に関する情報が含まれる。また、ブラウザ画像には、「入手済み」ボタンが含まれており、ユーザがトナーを入手した場合にそれを交換支援ウェブアプリに通知するための操作が受け付けられる。
ブラウザ画像が表示されている状態で、システム制御部50が計時するウオッチドッグタイマーのカウントダウンが満了する前に、ユーザによる「入手済み」ボタンの選択操作が行われると、ブラウザ53は、その操作を検知する。そして、操作に応じたブラウザ画像を表示パネル13に表示させるように、パネル制御部52に依頼する(ステップS109)。
パネル制御部52は、依頼されたブラウザ画像を表示パネル13に表示させる。このとき、優先度に従って、ブラウザ画像を、内蔵画像よりも優先的に表示する(ステップS110)。ここでは、例えば、次に案内する案内に従ってトナー交換作業を行うようにユーザに促す表示がブラウザ画像として表示される。
他方、ブラウザ53は、ブラウザ画像の依頼を行うとともに、2秒間の計時(2秒のカウントダウン)を行う(ステップS111)。すなわち、ブラウザ53は、依頼を行ったブラウザ画像を優先的に表示させる所定の時間を自ら計時する。
計時が完了すると、ブラウザ53は、APIを利用して、ブラウザ画像の優先度を、「2(優先)」から所定の優先度である「0(通常)」に変更する。また、ブラウザ53は、トナー切れが解消した旨のコールバックが行われるのを待機する(ステップS112)。
優先度変更が行われると、内蔵画像の優先度「1」よりもブラウザ画像の優先度が低くなる。パネル制御部52は、優先度に従って、内蔵画像を、ブラウザ画像よりも優先的に表示する。すなわち、表示パネル13には、トナー交換手順動画が、交換支援ウェブアプリによるブラウザ画像に優先して表示される(ステップS113)。ユーザは、トナー交換手順画像を確認して、トナー交換作業を行うことができる。
図11は、ウェブアプリを利用中に行われる制御の一例を示す第2のシーケンス図である。
図11に示されるように、ユーザがトナー交換作業を行うと、トナー切れが解消したことがシステム制御部50により検知される。システム制御部50は、コールバック依頼に応じて、ブラウザ53にトナー切れが解消した旨のコールバックを実行する。また、システム制御部50は、エラー表示部51に、トナー切れが解消した旨を通知する。
エラー表示部51は、トナー切れが解消した旨の通知を受けると、トナー切れに応じて表示させた内蔵画像(トナー交換手順動画)の表示を消去するようにパネル制御部52に依頼する(ステップS121)。これにより、パネル制御部52は、当該内蔵画像の表示を中止する。
一方、コールバックを受けたブラウザ53は、サーバ501と連携し、トナーの追加発注を行う。また、トナーの追加発注を行った旨を表示するブラウザ画像を表示パネル13に表示させるように、パネル制御部52に依頼する(ステップS122)。
パネル制御部52は、依頼に応じて、ブラウザ画像を表示パネル13に表示させる(ステップS123)。
他方、ブラウザ53は、ブラウザ画像の依頼を行うとともに、2秒間の計時(2秒のカウントダウン)を行う(ステップS124)。
計時が完了すると、ブラウザ53は、交換支援ウェブアプリを終了させる。ブラウザ53は、交換支援ウェブアプリを実行する前の、ウェブプリントウェブアプリに戻る。ブラウザ53は、ブラウザ画面として、ウェブプリントウェブアプリのプリント依頼ページを表示させるようにパネル制御部52に依頼する(ステップS125)。
パネル制御部52は、依頼に応じて、ブラウザ画像を表示パネル13に表示させる(ステップS126)。例えば、ウェブプリントウェブアプリによる、プリントを再開する旨の表示がブラウザ画像として表示される。
このように、パネル制御部52は、エラー表示部51からの内蔵画像の表示依頼と、ブラウザ53からのブラウザ画像の表示依頼とを受け付け、消去依頼があるまで表示を続ける。依頼を受け付けた表示画像の中で、優先度が高い画像が前面になるように表示を行う。なお、同じ優先度の画像については依頼が最近の画像が前面になるように表示する。
なお、本実施の形態においては、上述のように、ウェブアプリがブラウザ画像の優先度を高くした場合においてウェブアプリが優先度を通常に戻さないときには、システム側が強制的に優先を取り消す仕組みが設けられている。
図12は、強制的に優先状態を取り消す制御の一例を示すシーケンス図である。
図12に示されるように、例えば、内蔵画像が優先して表示されている場合において(ステップS151)、トナー切れが発生した場合を想定する。このとき、ブラウザ53に対して、トナー切れが発生した旨のコールバックが実行される。ブラウザ53は、上述と同様に、トナー切れに対応するブラウザ画像の表示パネル13への表示をパネル制御部52に依頼すると共に、ブラウザ画像を内蔵画像よりも優先させるように、優先度の変更を行う(ステップS152)。
なお、図12に示される例では、このようなブラウザ53の優先度を優先にするシステムコールを行うには、システム制御部50が発行したチケットが必要とされるようになっている。チケットは、優先度の変更権限である。システム制御部50は、チケットの発行や失効に関する管理を行う。トナー切れが発生したとき、システム制御部50は、コールバックに併せてチケットを1つ発行する。ブラウザ53は、そのチケットを利用して、ブラウザ画像の優先度を変更することができる。システム制御部50は、ブラウザ53によりチケットを利用したブラウザ画像の優先度の変更が行われると、そのチケットを失効させ、それ以降は利用できないようにする(ステップS153)。すなわち、チケットは1回だけ使用できる。このようにすることにより、1つの内部イベントについてブラウザ53側で行われる優先度の変更の回数を制限することができる。
ブラウザ53によりブラウザ画像の優先度の変更が行われると、パネル制御部52は、ブラウザ画像を優先させて表示パネル13に表示させる(ステップS154)。
ここで、システム制御部50は、ブラウザ画像の優先度の変更が行われてからの経過時間を計時する(ステップS155)。経過時間が所定のタイムアウト時間を超過した場合(タイムアウトが発生した場合)は、パネル制御部52はブラウザ画像の優先度を通常に戻す制御を行う。パネル制御部52は、ブラウザ画像の優先度を変更させ、内蔵画像を優先的に表示させる(ステップS156)。
このように強制的に所定の優先度に戻す制御を行うことで、例えばウェブアプリの制御がサーバ501との通信待ちなどで長期間にわたった場合などに、表示パネル13上にブラウザ画像が優先表示されたままになることを防止できる。すなわち、この間に画像形成装置1で発生した内部イベントに関してユーザに通知する必要があるような内蔵画像が長期間にわたり通知されなくなることを防止することができる。したがって、画像形成装置1に必要な対応が行われなくなることを防止し、画像形成装置1の信頼性を向上させることができる。
なお、上記のようにブラウザ画像の優先度が高い状態となった時間を計時している間に、ブラウザ53により優先度を変更させるためのAPIの呼出しが繰り返されるような一種のエラー状態が発生すると、計時がそのたびにリセットされるため、タイムアウトが有効に発生しない状態となる。上記の例では、システム制御部50は、コールバック時にチケットを発行することで、チケットなしに優先度を上げるためのAPIの呼出しが行われても、これを無視することができ、適切な優先度で内蔵画像とブラウザ画像とが表示されるように制御することができる。
[実施の形態における効果]
従来、内部イベントを検知した場合に、画像形成装置は各内部イベントに対して用意された内蔵画面(画像形成装置が出荷時に内蔵する画面)を表示パネルに表示する画像形成装置がある。このような従来の画像形成装置では、エラー状態が解消されたことが検知されたり、ユーザからの表示中止の指示があるまで、内蔵画像の表示が継続される。そのため、この間に、ブラウザによるブラウザ画像は表示されない。すなわち、このような画像形成装置において、制御部は、ブラウザ上のウェブコンテンツやウェブアプリのブラウザ画像を、内蔵画像に対して優先表示するべきかを判断できない。そのため、ブラウザ画像は画像形成装置の制御に無関係な画像であると想定して、内部イベントに対応した内蔵画面を優先して表示パネルに表示させるように構成されている。したがって、従来では、このように内部イベントが発生したときにブラウザ画像が表示パネルに表示されないために、用紙切れやトナー切れ等の内部イベントに対応して表示パネルに画面表示を行うようなウェブアプリを使用することができない。
これに対し、本実施の形態においては、例えばトナー切れ等の内部イベントが発生し、トナー交換の動画等が内蔵画像として表示された状態でも、ブラウザ画像を内蔵画像に対して優先的に表示パネル13に表示させることができる。例えば、ブラウザ画像として、トナーの入手に必要なウェブアプリの画像を表示パネル13上に表示することができるので、ユーザにウェブアプリを利用させることができ、画像形成装置1の利便性を高められる。ウェブアプリを使うことで画像形成装置の機能を拡張可能な範囲をより拡張することができる。
また、ユーザがトナーを入手した場合などにウェブアプリの画面を操作してトナー交換の動画を再表示させるなど、ウェブアプリの実行時に、ウェブアプリの意図通りの適切なタイミングで、エラー表示画像などの内蔵画像を優先的に表示させて利用することができる。内蔵画像をウェブアプリから流用することができるので、内蔵画像を利用できる場面についてまでウェブアプリによりブラウザ画像を表示させるためのコンテンツを用意する必要がなくなる。したがって、ウェブアプリの作成工数を削減することができ、また、ウェブアプリのサイズの肥大化を防止することができる。例えば、ウェブアプリの動作中であっても、エラー表示の内蔵画像が表示されるように優先度を切替えることができるので、ウェブアプリを提供するために別途動画を用意する必要はなく、画像形成装置1に内蔵された動画を使って、ユーザに容易にトナー交換を実行させることができる。また、トナー交換の動画等の内蔵画像が優先的に表示されている状態で、ブラウザ53でウェブアプリを並行して実行させることができ、画像形成装置1の動作とウェブアプリの実行との連携をより深めて画像形成装置1の利便性を高めることができる。例えば、上述の例のように、トナー交換待ち時にトナー注文を行うというような動作を実行させることができる。
[その他]
内部イベントが発生した後で内蔵画像を表示パネル13に優先的に表示している状態において、所定の切替条件が満たされたときに、ブラウザ画像の優先度を内蔵画像の優先度よりも高くするように、システム制御部50が制御を行うようにしてもよい。例えば、ブラウザ画像の内容が更新されたか否かをシステム制御部50が判定し、更新があると判定した場合は、ブラウザ画像を優先的に表示させるようにしてもよい。これにより、ウェブアプリの動作中にエラー等が発生し、ブラウザ53側で優先度の変更が行われない場合であっても、切替条件が満たされたときには、ブラウザ画像が優先的に表示される。したがって、画像形成装置1の信頼性を上げることができる。このとき、切替条件として、ブラウザ画像としてユーザが確認するべき情報が含まれている可能性があると考えられる場合に合致する条件を設定すればよい。例えば、所定の内部イベントの発生に関する条件や、上述のようなブラウザ画像の更新に関する条件の1つ又は2つの組み合わせを、切替条件として設定すればよい。
優先度の変更は、ブラウザ画像についてのみ行われるものに限られない。システム制御部50、パネル制御部52、ブラウザ53で実行されるウェブアプリなど、表示パネル13の表示内容を制御するいずれかが、ブラウザ画像と内蔵画像との少なくとも1つの優先度を変更するか、複数の画像の優先度を変更するようにしてもよい。すなわち、最も優先的に表示させるべき画像の優先度が他の画像よりも相対的に高くなるように、種々の画像の優先度が変更されるようにすればよい。
画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機などいずれであってもよい。電子写真方式により画像を形成するものに限られず、例えばいわゆるインクジェット方式により画像を形成するものであってもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
13 表示パネル
20 制御部
21 CPU
23 ROM
23a 制御プログラム
23b 内蔵画像データ
30 プリント部
50 システム制御部
51 エラー表示部
52 パネル表示部
53 ブラウザ
501 サーバ
800 ネットワーク
900 画像形成システム

Claims (13)

  1. 表示パネルを有し、ウェブアプリケーションを提供するサーバにアクセスして前記ウェブアプリケーションを利用可能な画像形成装置であって、
    ブラウザを用いて、前記サーバから取得した情報に基づく前記ウェブアプリケーションのブラウザ画像を前記表示パネルに表示するブラウザ表示手段と、
    前記ブラウザ画像が前記表示パネルに表示されているとき、前記画像形成装置で発生した内部イベントを検知する検知手段と、
    前記検知手段による前記内部イベントの検知結果に応じて、前記ブラウザ画像と、前記画像形成装置に予め記憶された情報に基づく内蔵画像とを含む複数の画像のうちいずれの画像を前記表示パネルに優先的に表示するかを制御する表示制御手段とを備える、画像形成装置。
  2. 前記表示制御手段は、
    前記検知手段による前記内部イベントの検知結果に応じて、前記複数の画像のうち少なくとも1つの優先度を変更し、
    前記複数の画像のそれぞれの優先度に応じて、前記表示パネルに優先的に表示する画像を切り替える、請求後1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示制御手段は、発生した内部イベントに対応する前記ブラウザ画像の優先度を前記内蔵画像の優先度よりも高くするか、発生した内部イベントに対応する前記内蔵画像の優先度を前記ブラウザ画像の優先度よりも低くすることにより、前記ブラウザ画像を継続して前記表示パネルに優先的に表示させる、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示制御手段は、いずれかの画像の優先度の変更を行った後で、所定の変更条件が満たされたときに、前記ブラウザ画像の優先度を前記内蔵画像の優先度よりも低くする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示制御手段は、いずれかの画像の優先度の変更を行った後で、所定の変更条件が満たされたときに、その画像の優先度を変更前の優先度に戻す、請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定の変更条件は、前記いずれかの画像の優先度の変更が行われてから経過した時間に関する条件、所定の前記内部イベントの発生に関する条件、及び前記ブラウザ画像の更新に関する条件のうち、いずれか1つの条件、又は2つの条件若しくは3つの条件の組み合わせである、請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記内蔵画像を前記表示パネルに優先的に表示している状態において、所定の切替条件が満たされたときに、前記ブラウザ画像の優先度を前記内蔵画像の優先度よりも高くする、請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定の切替条件は、所定の前記内部イベントの発生に関する条件、及び前記ブラウザ画像の更新に関する条件のうち、いずれか1つの条件、又は2つの条件の組み合わせである、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記ウェブアプリケーションで実行可能なスクリプトにより呼び出し可能なアプリケーションプログラムインターフェースを有し、前記スクリプトにより前記アプリケーションプログラムインターフェースになされた指示に応じて前記表示パネルに優先的に表示する画像についての制御を行う、請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記ブラウザ画像に関する情報及び前記内蔵画像に関する情報のうち少なくとも一方を取得する取得手段を有し、前記取得手段により取得した情報に基づいて前記制御を行う、請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記内部イベントは、所定の消耗品及び前記画像形成装置のハードウェアのうち少なくとも1つが所定の状態になることである、請求後1から10に記載の画像形成装置。
  12. 表示パネルを有し、ウェブアプリケーションを提供するサーバにアクセスして前記ウェブアプリケーションを利用可能な画像形成装置の制御方法であって、
    ブラウザを用いて、前記サーバから取得した情報に基づく前記ウェブアプリケーションのブラウザ画像を前記表示パネルに表示するブラウザ表示ステップと、
    前記ブラウザ画像が前記表示パネルに表示されているとき、前記画像形成装置で発生した内部イベントを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによる前記内部イベントの検知結果に応じて、前記ブラウザ画像と、前記画像形成装置に予め記憶された情報に基づく内蔵画像とを含む複数の画像のうちいずれの画像を前記表示パネルに優先的に表示するかを制御する表示制御ステップとを備える、画像形成装置の制御方法。
  13. 表示パネルを有し、ウェブアプリケーションを提供するサーバにアクセスして前記ウェブアプリケーションを利用可能な画像形成装置の制御プログラムであって、
    ブラウザを用いて、前記サーバから取得した情報に基づく前記ウェブアプリケーションのブラウザ画像を前記表示パネルに表示するブラウザ表示ステップと、
    前記ブラウザ画像が前記表示パネルに表示されているとき、前記画像形成装置で発生した内部イベントを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによる前記内部イベントの検知結果に応じて、前記ブラウザ画像と、前記画像形成装置に予め記憶された情報に基づく内蔵画像とを含む複数の画像のうちいずれの画像を前記表示パネルに優先的に表示するかを制御する表示制御ステップとをコンピュータに実行させる、画像形成装置の制御プログラム。
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