JP2021034198A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明装置において、光の漏れを防ぐための遮光壁を有する構成で、照明装置の出射光によるグレアを抑制することである。【解決手段】照明装置10は、光源部が取り付けられた本体11と、本体の下側に配置され、本体の回転軸を支持し、回転軸を中心に本体を回転可能に保持する枠体60であって、本体の回転範囲を制限するガイド孔を有する枠体60と、枠体に固定される筒状であり、本体と枠体との間から光源部の光が漏れることを防ぐ補助反射板90とを含む。補助反射板の上側において、本体が直立状態に対し傾斜する側とは反対側には遮光壁93が形成されている。遮光壁の内面には、水平面である上面と、直立状態での本体の中心軸を含む平面に対し、本体の中心軸が最大傾斜するときの所定最大角度以上に傾斜した下面とを有する突部が上下方向に複数並んで形成されている。【選択図】図4

Description

本開示は、照明装置に関する。
特許文献1には、筒部の内側に光源を収容した光源ユニット(本体)と、設置壁に取り付けられる環状のベース枠(枠体)との間に蛇腹状の防水カバーが取り付けられた照明装置が開示されている。光源ユニットは、ベース枠に対し水平軸を中心に回転可能に取り付けられている。ベース枠の内側には、円錐筒状の反射板が配置され、その反射板の上端部がベース枠に固定されている。
特開2018−125161号公報
特許文献1に記載された構成において、防水カバーを省略するとともに、枠体に対する本体の回転範囲を規制し、反射板の上側に、本体と枠体との間からの光漏れを防ぐための遮光壁を形成することが考えらえる。また、この遮光壁の内面に、照明装置の光出射側への光の反射を抑制するための上下方向に延びる複数の突部を周方向に並んで形成することが考えられる。しかしながら、このような構成では、光源から出射された光が突部間の溝を抜けることによって、照明装置の出射光による照度の不均一であるグレアが生じてしまう。
本開示の照明装置は、枠体に対し本体が回転可能に支持され、光の漏れを防ぐための遮光壁を有する構成で、照明装置の出射光によるグレアを抑制することを目的とする。
本開示の一態様である照明装置は、筒部を有し、筒部の内側に光源部が取り付けられた本体と、本体の下側に配置され、本体の回転軸を支持し、回転軸を中心に本体を回転可能に保持する枠体であって、本体の回転範囲を制限するガイド孔を有する枠体と、枠体に固定される筒状の補助反射板であり、本体と枠体との間から光源部の光が漏れることを防ぐ補助反射板と、を備え、ガイド孔は、本体と枠体との中心軸が略平行となる直立状態から、本体の中心軸が直立状態に対し90度以下の所定最大角度で一方側に傾斜するまでの所定範囲で本体の回転を制限し、補助反射板の上側において、本体が直立状態に対し傾斜する側とは反対側には、光源部からの光の漏れを防ぐように遮光壁が形成されており、遮光壁の内面には、水平面である上面と、直立状態での本体の中心軸を含む平面に対し所定最大角度以上に傾斜した下面とを有する突部が上下方向に複数並んで形成されている。
本開示の一態様である照明装置によれば、枠体に対し本体が回転可能に支持され、光の漏れを防ぐための遮光壁を有する構成で、遮光壁に形成された複数の突部により、照明装置の出射光によるグレアを抑制できる。
実施形態の一例の照明装置を上方から見た斜視図である。 図1の照明装置を下方から見た斜視図である。 図1の照明装置の正面図である。 図1の照明装置において、光軸方向を含む切断面における断面図である。 一部を省略して図4の下側部分を拡大して示す図である。 図1の照明装置の分解斜視図である。 図1の照明装置から補助反射板を取り出して示す斜視図である。 図7のA−A断面図である。 図8のB部拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る照明装置の実施形態の一例について詳細に説明する。実施形態の説明で参照する図面は模式的に記載されたものであるから、各構成要素の寸法比率などは以下の説明を参酌して判断されるべきである。以下の説明において、具体的な形状、材料、数量等は、本開示の理解を容易にするための例示であって、照明装置の仕様に合わせて適宜変更することができる。以下では、すべての図面において同様の要素には同一の符号を付して説明する。
図1は、実施形態の一例の照明装置10を上方から見た斜視図である。図2は、照明装置10を下方から見た斜視図である。図3は、照明装置10の正面図である。図4は、照明装置10の光軸方向を含む切断面における断面図である。図5は、一部を省略して図4の下側部分を拡大して示す図である。図6は、照明装置10の分解斜視図である。
図1〜図6に示すように、照明装置10は、本体11と、本体11の下側に配置される枠体60と、補助反射板90(図2)とを備える。本体11は、筐体12と、発光モジュール40(図5、図6)と、光学ユニット50(図4、図5)とを含む。発光モジュール40は、光源部に相当する。
照明装置10は、ダウンライト等の埋込型照明器具であり、例えば建物の天井等の被取付部に設けられた取付穴に埋め込んで取り付けられ、下側に光を照射する。本明細書では、説明の便宜上、照明装置10を天井に取り付けた状態で、照明装置10の鉛直上方側を「上」とし、鉛直下方側を「下」とする。
筐体12は、有底の筒部14を有し、筒部14内に発光モジュール40を取り付ける取付台として機能する。これにより、発光モジュール40は、筐体12内に固定される。筐体12は、上側のフィン形成部材13と、下側の筒部14とが一体に固定されることで形成される。フィン形成部材13は、底部13aの上方に複数のフィン13bが突出することにより形成される。筐体12は、全体が、発光モジュール40で発生する熱を放散させるヒートシンクとしても機能し、特にフィン13bが発光モジュール40からの熱を外気に放出する。このため、筐体12は、金属材料等の熱伝導率の高い材料によって構成することができる。筒部14は、略筒状の取付台14aの下側に、略筒状の支持台14bが固定されることにより形成される。取付台14a及び支持台14bの内面は光の反射を抑制するために黒色とすることができる。本実施形態で「内面は黒色とする」とは部材の内面に黒い塗料を塗布することであるが、本開示はこれに限定されない。例えば部材を黒色の材料により形成することで、部材の内面を黒色としてもよい。なお、本体11において、フィン13bを有しない構成としてもよい。
枠体60は、枠体本体61と、バネ支持部材70と、光軸調整部材80とを有する。枠体本体61は、筒状部材であり、円板部62の上側に円筒部63が連結されたハット形状である。枠体本体61は、例えばアルミニウムなどの金属材料により形成される。枠体本体61は、樹脂材料により形成してもよい。円筒部63の外周側の周方向複数位置には取付バネ67が結合される。
取付バネ67は、照明装置10を天井等の被取付部に取り付けるために用いられる。取付バネ67は、鉄等の金属材料を用いて形成される板状部材であり、上下方向に伸びる支持板部67aと、支持板部67aの下端から枠体本体61の略径方向外側に伸びる腕部67bとを有し、略N字形に形成される。取付バネ67は、枠体本体61に固定されるバネ支持部材70のU字形の取り付け部71に挿入されて、枠体本体61に固定される。取付バネ67は、複数の取付バネ67の上端が近くなるように弾性変形させた状態で、被取付部の取付穴に挿入した後、取付バネ67を弾性復帰させて被取付部の取付穴の周囲に、上側から押し付けた状態で係止させる。これにより、枠体61が被取付部に埋め込まれた状態で照明装置10が被取付部に取り付けられる。照明装置10の被取付部への取り付け構造はいかなる構造でもよく、取付バネを含まなくてもよい。
筐体12は、光軸調整部材80により光軸の調整可能に枠体60に支持される。なお、本明細書では、特に断らない限り「光軸」とはレンズ51(図5)の光軸をいう。また、本実施形態では、光軸と、発光モジュール40の光軸とは一致する。図6に示すように、光軸調整部材80は、円板部81、第1板部82、及び2つの第2板部83を含む。第1板部82及び2つの第2板部83は、円板部81の周方向に離れた3つの位置から上側に突出する。枠体本体61の円筒部63の上端にはバネ支持部材70の円板部72が結合され、円板部72と円筒部63の上端面とで光軸調整部材80の円板部81が挟まれて、この状態で円板部72が円筒部63の上端面にネジ87で固定される。なお、図6では、光軸調整部材80とバネ支持部材70との上下方向における位置関係が実際とは逆になっている。
光軸調整部材80の第1板部82は上側に長孔85を有し、下側にネジ86が貫通する円孔(図示せず)を有する。光軸調整部材80は、長孔85を用いてネジ16で筐体12にねじ止めされるとともに、円孔を貫通したネジ86で筐体12にねじ止めされる。長孔85は、枠体60に対する本体11の回転範囲を制限するガイド孔に相当する。
2つの第2板部83の一方(図6の右側)の第2板部83と、第1板部82とには、2つの弾性部材としての板バネ88が固定される。板バネ88は、断面略V字形に形成されており、一端側部分は、円板部81の径方向内側に突出する。2つの板バネ88は、光軸調整部材80の略180度位相が異なる位置に配置される。2つの板バネ88の一端側部分は、後述の補助反射板90の外周面に押し付けられる。これにより、枠体60に補助反射板90が固定される。
図1のように枠体60の中心軸O1の延在方向が上下方向に略一致し、光軸と一致する本体11の中心軸O2が上下方向に略一致している状態では、筐体12は、ネジ16で長孔85の一端部(図1の左端部)に固定される。この状態は、本体11の中心軸O2と枠体60の中心軸O1が略平行となる直立状態である。枠体60を、取付バネ67を用いて被取付部の取付穴に固定した状態で、ユーザが第1板部82に対するネジ16の締付力に起因して生じる静止摩擦力以上の力を筐体12に付与したとする。すると、筐体12が、ネジ86を本体11の回転軸として、ネジ16が長孔85内を長孔85の他側(図1の右側)に移動するように、光軸調整部材80に対して回転する。これにより、本体11が枠体60に対して傾斜した状態で、光軸調整部材80が、本体11に対して相対移動不能に固定される。このため、枠体60は、本体11の回転軸であるネジ86を支持し、ネジ86を中心に、本体11を回転可能に保持する。また、長孔85は、本体11と枠体60との中心軸O2,O1が略平行となる直立状態から、本体11の中心軸O2が直立状態に対し90度以下の所定最大角度α(図3、図4)で一方側に傾斜するまでの所定範囲で本体11の回転を制限する。図3、図4に二点鎖線で示す本体11の外形の位置は、本体11が直立状態に対し所定最大角度αで一方側に傾斜していることを示している。
したがって、ユーザが、照明装置10を被取付部の取付穴に固定した後、本体11を枠体60に対して所定最大角度αの範囲で所望の角度傾斜するように調整でき、光軸を鉛直方向に対して所望の角度で傾斜させることができる。この結果、照射領域の自由度を高くできる。
図5、図6に示すように、発光モジュール40は、基板ホルダ41に固定される。基板ホルダ41は、発光モジュール40の基板42を保持する。基板ホルダ41は、ホルダ固定部材により、フィン形成部材13の底部13aの下側面に固定される。発光モジュール40は、平面視が矩形の平板上の基板42と、基板42の下面の略中央に配設された光源本体43とを有する。発光モジュール40は、例えば、COB(Chip On Board)構造を有し、光源本体は、基板に実装された複数のLED(light emitting diode)と、複数のLEDを封止する封止部材を含む。
基板42は、例えば、セラミックス基板、樹脂基板、又はメタルベース基板等で構成される。基板42には、一対の電極端子と、所定パターンの金属配線が形成される。一対の電極端子は、LEDを発光させるための直流電力を外部から受電するために設けられる。また、所定パターンの金属配線は、LED同士を電気的に接続するために設けられる。
LEDは、例えば、単色の可視光を発するベアチップで構成され、通電されれば青色光を発する青色LEDチップで構成される。複数のLEDは、例えば基板にマトリクス状に配置される。なお、LEDは、基板に1つのみ実装されてもよい。封止部材は、例えば、透光性樹脂で構成され、蛍光体を含む。蛍光体は、LEDからの光を波長変換する役割を果たす。封止部材は、例えば、シリコーン樹脂に蛍光体粒子を分散させた蛍光体含有樹脂で構成される。光源本体43は、蛍光体によって発光素子の青色光の一部をより長波長の光に変換し、青色光の残りの一部と混色することで白色光を出射する。
なお、封止部材は、全てのLEDを一括封止してもよく、複数のLEDを列ごとにライン状に封止してもよく、各LEDを1つずつ個別に封止してもよい。また、光源部は、LED以外の発光素子を含んでもよく、半導体レーザ素子や、有機EL(Electro Luminescence)素子若しくは無機EL素子等の固体発光素子等で構成されてもよい。また、光源部は、白熱灯や蛍光灯等で構成されてもよい。
図5に示すように、光学ユニット50は、レンズ51と、レンズ51の外周側にレンズ51を取り囲むように配置された筒状のレンズホルダ53とを含み、レンズホルダ53にレンズ51が固定されることにより形成される。
レンズ51は、シリコーン樹脂等の透明樹脂材料により一体成形される。レンズ51は、発光モジュール40からの光が入射される透光性を有する部材である。レンズ51は、通過する光の配光を制御して出射する機能を有してもよい。レンズ51は、光出射側(図5の下側)にフレネルレンズ部52を有する。
レンズホルダ53は、例えばレンズ51よりショアA硬度が高い樹脂材料により形成される。レンズホルダ53は、アルミニウム等の金属材料により形成されてもよい。レンズホルダ53は、上側が上端に向かうほど直径が小さくなる円錐筒状となっており、下側には直径が大きくなった大径筒部53aが形成される。大径筒部53aは、内面に円環状の保持凹部を有する。レンズ51の上端部は保持凹部に保持される。この状態で、レンズホルダ53の下端外周部は、取付台14aの下端部内周面に形成された鍔部に突き当てられる。また、レンズホルダ53の中心軸方向中間部の外周面に形成された段差面53b上に取り付けリング54が押し付けられ、その取り付けリング54に形成された孔を貫通したネジ(図示せず)が、取付台14aの内周面から突出する突部(図示せず)に形成されたネジ孔にねじ込まれることで、レンズホルダ53がレンズ51とともに取付台14aに固定される。これにより、レンズ51は、発光モジュール40の光出射側に配置される。
取付台14aの下側に支持台14bが固定された状態で、取付台14aの下端と支持台14bの内周面に形成された鍔部の上端とで、透光性を有する円板状のカバー55の外周部が挟まれる。これにより、カバー55は、レンズ51の光出射側に配置される。支持台14bは、下端が斜めに切り欠かれた略筒形状に形成される。より具体的には、支持台14bの下端のうち、筐体12の傾斜方向側である一方側(図5の右側)は、一方端(図5の右端)に向かって上側に傾斜している。これにより、筐体12が枠体60に対し一方側に傾斜した場合でも筐体12と枠体60との干渉が防止される。
枠体60の内側には補助反射板90が配置され、補助反射板90の上端部が、支持台14bの壁部14cの内側に配置される。
図7は、照明装置10から補助反射板90を取り出して示す斜視図である。図8は、図7のA−A断面図である。図9は、図8のB部拡大図である。
補助反射板90は、全体が筒状であり、下端に向かうほど直径が広がった円錐筒状の反射板本体91と、反射板本体91の上端に形成された遮光壁93とを有する。反射板本体91は、上端が中心軸に対し傾斜した平面でカットされた形状を有する。より具体的には、反射板本体91の上端は、筐体12(図5)の傾斜方向側端である一方端(図5、図7の右端、図8の左端)に向かって下側に傾斜している。反射板本体91の下端外周面には鍔部92が形成される。
遮光壁93は、反射板本体91の上端において、本体11が直立状態に対し傾斜する側とは反対側(図5、図7の左側、図8の右側)に、発光モジュール40(図5)からの光の漏れを防ぐように形成されている。より具体的には、遮光壁93は、反射板本体91の上端において、本体11が直立状態に対し傾斜する側とは反対側の周方向中央P(図8)を中心に、120度〜180度の範囲内で上方に突出するように、断面円弧形に形成されている。これにより、周方向中央Pから遮光壁93の両端までの角度はそれぞれ60度〜90度の範囲となっている。遮光壁93は、反射板本体91の上端において、本体11が直立状態に対し傾斜する側とは反対側の周方向中央Pを中心に180度以下の略180度で突出する、すなわち断面が略半円形に上方に突出することがより好ましい。図7の例では、反射板本体91の上端で遮光壁93と周方向の反対側には、遮光壁93の周方向両端と接続するように断面半円形の短筒部95が形成される。この短筒部95は省略してもよい。
遮光壁93の内面93aには、周方向に長い複数の突部94が上下方向に並んで形成されている。各突部94の周方向両端は、遮光壁93の周方向両端面に達している。各突部94は、水平面である上面94aと、上面94aに対し傾斜した下面94bとを有する断面略三角形である。下面94bは、直立状態での本体11の中心軸O2を含む平面に対し所定最大角度α以上に傾斜している。これにより、後述のように、照明装置10の出射光によるグレアを抑制できる。なお、突部94の下面94bは、平面に限定するものではなく、平面に直交する斜め上方向に凹となるように多少湾曲した湾曲面としてもよい。このとき、湾曲面の上側部分の接平面が、直立状態での本体11の中心軸を含む平面に対し所定最大角度α以上に傾斜する。本開示では、湾曲面の上側部分の接平面が、直立状態での本体11の中心軸を含む平面に対し所定最大角度α以上に傾斜していることも、突部が、直立状態での本体の中心軸を含む平面に対し所定最大角度以上に傾斜した下面を有することを意味する。
補助反射板90は、反射板本体91の下端部の鍔部92(図7、図8)が枠体本体61の内周面の下端部に嵌合される。また、この状態で、上記の2つの板バネ88(図6)が遮光壁93の外周面に弾性的に押し付けられる。これにより、補助反射板90が、枠体本体61に固定される。この状態で、補助反射板90は、本体11と枠体60との間から、発光モジュール40(図4、図5)からの光が漏れることを防ぐ。なお、補助反射板90の外周面の一部または複数位置に取り付け突部を形成し、その取り付け突部と枠体60とをネジ結合したり、取り付け突部と枠体60とに形成した孔にV字形のバネを、その両端を近づけた状態で貫通させ、そのバネの両側を孔に押し付けることで補助反射板90を枠体60に固定してもよい。
補助反射板90は、樹脂を射出成形することにより形成される。反射板本体91の内面91aは、例えばアルミ蒸着による鏡面処理が施され、反射面として形成される。これにより、発光モジュール40からの光を反射板本体91の内面91aで良好に反射できる。この内面91aは、アルミ蒸着による鏡面処理を施すものに限定されない。例えば、内面91aに金属薄膜や誘電体多層膜などの反射膜を、熱蒸着法、電子ビーム蒸着法、スパッタ法、またはメッキなどの方法によって形成してもよい。
遮光壁93の内面93aは、黒色とする。これにより、発光モジュール40からの光が遮光壁93の内面93aで反射されることを抑制できるので、照明装置10からの出射光を制御しやすくなる。なお、内面93aは黒色に限定せず、グレー等の黒色に近い別の色としてもよい。
上記の照明装置10によれば、枠体60に対し本体11が回転可能に支持され、光の漏れを防ぐための遮光壁93を有する構成で、遮光壁93に形成された複数の突部94により、照明装置10の出射光によるグレアを抑制できる。例えば、突部94の上面94aは水平面になっているので、その上面で反射した光を上側(発光モジュール40側)に戻すことができる。また、下面94bが、直立状態での本体11の中心軸O2を含む平面に対し所定最大角度α以上に傾斜しているので、本体11が直立状態に対し所定最大角度α以下で傾斜した場合でも、発光モジュール40からの光が下面94bで反射されることを抑制できる。これにより、発光モジュール40からの光のうち、遮光壁93で、照明装置10の光出射側である下側に反射されることを抑制できる。例えば、本体11が直立状態に対し所定最大角度α傾斜した場合には、光軸もその所定最大角度α傾斜した方向に沿うが、突部94の下面94bが本体の中心軸O2を含む平面に対し所定最大角度α以上に傾斜しているので、その光が下面94bで反射されることを抑制できる。これにより、遮光壁93の内面93aで光が照明装置10の光出射側に反射されることを抑制できるので、照明装置10からの出射光を制御しやすくなる。さらに、遮光壁93の内面93aに上下方向に沿う複数の突部を形成する場合と異なり、発光モジュール40から出射された光が突部94間の溝を抜けることによって、照明装置10の出射光による照度の不均一であるグレアが生じることを抑制できる。したがって、照明装置10の出射光によるグレアを抑制できるとともに、照明装置10からの出射光を制御しやすくなる。
さらに、遮光壁93の外面に突起部が形成される場合において、補助反射板90が樹脂により形成される場合でも、遮光壁93の内面に複数の突部94が形成されることにより、遮光壁93の内面93aに生じるヒケを目立たなくすることができる。
さらに、遮光壁93は、補助反射板90において、本体11が直立状態に対し傾斜する側とは反対側の周方向中央Pを中心に、120度〜180度の範囲内に形成される。これにより、遮光壁93が、補助反射板90において、本体11が直立状態に対し傾斜する側とは反対側の周方向中央を中心に180度を超えて形成される場合と異なり、樹脂による補助反射板90の成型時における金型(スライド型)を、周方向の遮光壁93とは反対方向に抜きやすくなる。このため、補助反射板90の成形性の悪化を抑制できる。また、遮光壁93が、補助反射板90において、本体11が直立状態に対し傾斜する側とは反対側の周方向中央を中心に120度未満で形成される場合と異なり、発光モジュール40からの光の遮光壁93による遮光性を高くできる。
なお、上記の各例では、照明装置を、ダウンライト等の埋込型照明器具に用いる場合を説明したが、照明装置は、レールに吊り下げられてもよく、天井に吊り下げられてもよい。また、本開示の照明装置はスポットライトとしてもよい。本開示の照明装置が、ダウンライトまたはスポットライトである場合、ダウンライトやスポットライトは多種多様な構造が存在するが、本開示の技術は、それらの多種多様のダウンライトやスポットライトのうちのいずれの構造が基本となっていてもよい。
10 照明装置、11 本体、12 筐体、13 フィン形成部材、13a 底部、13b フィン、14 筒部、14a 取付台、14b 支持台、14c 壁部、16 ネジ、40 発光モジュール、41 基板ホルダ、42 基板、43 光源本体、50 光学ユニット、51 レンズ、53 レンズホルダ、54 取り付けリング、55 カバー、60 枠体、61 枠体本体、62 円板部、63 円筒部、67 取付バネ、70 バネ支持部材、71 取り付け部、80 光軸調整部材、81 円板部、82 第1板部、83 第2板部、85 長孔、86,87 ネジ、88 板バネ、90 補助反射板、91 反射板本体、91a 内面、92 鍔部、93 遮光壁、93a 内面、94 突部、94a 上面、94b 下面、95 短筒部。

Claims (3)

  1. 筒部を有し、前記筒部の内側に光源部が取り付けられた本体と、
    前記本体の下側に配置され、前記本体の回転軸を支持し、前記回転軸を中心に前記本体を回転可能に保持する枠体であって、前記本体の回転範囲を制限するガイド孔を有する枠体と、
    前記枠体に固定される筒状の補助反射板であり、前記本体と前記枠体との間から前記光源部の光が漏れることを防ぐ補助反射板と、を備え、
    前記ガイド孔は、前記本体と前記枠体との中心軸が略平行となる直立状態から、前記本体の中心軸が前記直立状態に対し90度以下の所定最大角度で一方側に傾斜するまでの所定範囲で前記本体の回転を制限し、
    前記補助反射板の上側において、前記本体が前記直立状態に対し傾斜する側とは反対側には、前記光源部からの光の漏れを防ぐように遮光壁が形成されており、
    前記遮光壁の内面には、水平面である上面と、前記直立状態での前記本体の中心軸を含む平面に対し前記所定最大角度以上に傾斜した下面とを有する突部が上下方向に複数並んで形成されている、
    照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記遮光壁は、前記補助反射板において、前記本体が前記直立状態に対し傾斜する側とは反対側の周方向中央を中心に、120度〜180度の範囲内に形成されている、
    照明装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明装置において、
    前記遮光壁の内面は、黒色である、
    照明装置。
JP2019152037A 2019-08-22 2019-08-22 照明装置 Active JP7394304B2 (ja)

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