JP2021032323A - モータケースの軸受固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】主軸の軸方向に移動可能な軸受の軸方向の位置をモータケースの外部から調整し、調整後の軸方向の所定位置に軸受を固定する軸受固定手段を備えているモータケースの軸受固定構造を提供する。【解決手段】主軸と、主軸を半径方向における中心として主軸の円周方向に回転するモータケースと、モータケースの半径方向内側に収容されていて、主軸を半径方向における中心として主軸の円周方向に回転するロータと、ロータの回転をモータケースの回転に伝達する減速機構と、モータケースの主軸が伸びている軸方向の両端部側でそれぞれモータケースを主軸に回転可能に支持する軸受であって、両端部側における軸受の中の少なくともどちらか一方が軸方向に移動可能になっている軸受と、軸方向に移動可能な軸受の軸方向の位置をモータケースの外部から調整して、軸方向に移動可能な軸受を調整後の軸方向の所定位置に固定する軸受固定手段とを備えている。【選択図】図1
Description
この発明は、主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するモータケースを前記主軸に回転可能に支持する軸受を前記主軸に固定するモータケースの軸受固定構造に関する。
主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するモータケースが軸受を介して前記主軸に回転可能に支持されている構造が従来から知られている。
例えば、特許文献1に開示されているコアレスモータでは、モータと歯車などの減速機構がモータケース内に収納されていてモータケースが主軸に回転可能に支持されている。特許文献1の図1に記載されているコアレスモータでは次のようになっている。モータケースが、主軸を半径方向における中心として主軸の円周方向に回転する。モータケースの半径方向内側にロータと、複数の歯車からなる減速機構とが収容されている。ロータは、主軸を半径方向における中心として主軸の円周方向に回転する。遊星歯車機構を含む減速機構は、ロータの回転を、主軸を半径方向における中心として主軸の円周方向に回転するモータケースの回転に伝達する回転運動伝達機構になっている。
特許文献1の図1に記載されているコアレスモータでは、モータケースの主軸が伸びている軸方向の両端部側は、それぞれ、ボールベアリングなどの軸受を介して、主軸に回転可能に支持されている。
このようにモータと歯車などの減速機構がモータケース内に収納されていて、モータケースが主軸に回転可能に支持されている構造は、例えば、ホイールインギヤモータとして使用されることがある。前記の構造で、モータケースが車輪の半径方向の中心に位置し、この中心から放射状に半径方向外側に向かって伸びるスポークや、この中心から半径方向外側に向かって円板状に伸びるディスクを前記モータケースが支持するホイールインギヤモータである。
主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するモータケースが軸受を介して前記主軸に回転可能に支持されている構造の場合、特許文献1の図1などに記載されているように、モータケースの主軸が伸びている軸方向の両端部側は、それぞれ、ボールベアリングなどの軸受を介して、主軸に回転可能に支持されている。
この場合、モータケースを半径方向におけるその中心で貫通している主軸のモータケースから突出している部分の外周にネジ溝を形成し、モータケースの主軸が伸びている軸方向の両端部の外側からそれぞれ固定手段としてのナットなどを主軸に螺合させ、このナットを互いが接近する方向にそれぞれ締め付けることで主軸が伸びている軸方向における軸受の位置を固定することがある。
このような構造では、モータケースの主軸が伸びている軸方向の一方の側の端部では軸受が主軸の軸方向に移動できないように固定され、他方の側の端部では軸受が主軸の軸方向に移動可能に保持されることがある。
軸受が主軸の軸方向に移動できないように固定される側では、例えば、片側の軸受け構造が採用される。この場合、固定手段としてのナットを締め付けても、軸受が主軸の軸方向に移動できないように固定される側では軸受の軸方向における位置が不安定になるおそれは無い。
一方、軸受が主軸の軸方向に移動可能に保持される側では、固定手段としてのナットを締め付けると、強い締め付け圧力によって軸受の軸方向における位置が不安定になるおそれがある。
この発明は、主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するモータケースを前記主軸に回転可能に支持する軸受を前記主軸に固定する軸受固定構造に関する。そして、この発明は、前記主軸の軸方向に移動可能な軸受の軸方向の位置を前記モータケースの外部から調整し、調整後の軸方向の所定位置に前記軸受を固定する軸受固定手段を備えているモータケースの軸受固定構造を提案することを目的にしている。
主軸と、
前記主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するモータケースと、
前記モータケースの半径方向内側に収容されていて、前記主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するロータと、前記ロータの回転を、前記モータケースの前記回転に伝達する減速機構と、
前記モータケースの前記主軸が伸びている軸方向の両端部側で、それぞれ、前記モータケースを前記主軸に回転可能に支持する軸受であって、両端部側における前記軸受の中の少なくともどちらか一方が前記軸方向に移動可能な軸受と、
軸方向に移動可能な前記軸受の軸方向の位置を前記モータケースの外部から調整し、軸方向に移動可能な前記軸受を調整後の軸方向の所定位置に固定する軸受固定手段と
を備えているモータケースの軸受固定構造である。
前記主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するモータケースと、
前記モータケースの半径方向内側に収容されていて、前記主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するロータと、前記ロータの回転を、前記モータケースの前記回転に伝達する減速機構と、
前記モータケースの前記主軸が伸びている軸方向の両端部側で、それぞれ、前記モータケースを前記主軸に回転可能に支持する軸受であって、両端部側における前記軸受の中の少なくともどちらか一方が前記軸方向に移動可能な軸受と、
軸方向に移動可能な前記軸受の軸方向の位置を前記モータケースの外部から調整し、軸方向に移動可能な前記軸受を調整後の軸方向の所定位置に固定する軸受固定手段と
を備えているモータケースの軸受固定構造である。
この発明によれば、主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するモータケースを前記主軸に回転可能に支持する軸受を前記主軸に固定する軸受固定構造であって、前記主軸の軸方向に移動可能な軸受の前記軸方向の位置を前記モータケースの外部から調整し、調整後の軸方向の所定位置に前記軸受を固定する軸受固定手段を備えているモータケースの軸受固定構造を提供することができる。
(モータ)
図1は、この発明のモータケースの軸受固定構造がモータ1に採用されている実施形態の一部を省略した断面図である。
図1は、この発明のモータケースの軸受固定構造がモータ1に採用されている実施形態の一部を省略した断面図である。
主軸2を半径方向における中心として主軸2の円周方向に回転するモータケース10が、軸受20、21を介して主軸2に回転可能に支持されている構造からなるモータ1である。
モータケース10の半径方向内側にロータ8と、遊星歯車機構を備えている減速機構とが収容されている。ロータ8は、主軸2を半径方向における中心として主軸2の円周方向に回転する。遊星歯車機構を備えている減速機構は、ロータ8の回転を、主軸2を半径方向における中心として主軸2の円周方向に回転するモータケース10の回転に伝達する回転運動伝達機構になっている。このような構造は、コアレスモータ内部における回転部(ロータ)の回転運動をコアレスモータの外部に出力するための回転運動伝達機構がコアレスモータ内に内蔵されているもので、特許文献1の図1などに例示されている。
図1図示のモータ1は、主軸2、ステータ3、円筒状コイル4、ロータ8、モータケース10、遊星歯車機構を含む減速機構を備えている。
主軸2は、モータ1の中央で軸方向に伸びていてモータ1を貫通している。
円筒状コイル4は、主軸2に対して同心円状に配置され、一方の側の端面がステータ3に支持されていて主軸2が伸びる方向に伸びている。ステータ3の半径方向内側は主軸2に固定されている。
円筒状コイル4は通電可能な無鉄心コイルである。図示の実施形態では、図1中、主軸2が伸びる方向である長手方向に複数の離間された線状部と絶縁層を介して重畳により形成される導電性金属シートの積層体構造によって円筒状に形成されている。半径方向における厚みは、例えば、5mm以下で、所定の剛性を備えている。このような円筒状のコイルは、例えば、日本国特許第3704044号に記載されている製造方法によって製造される。
ロータ8は、円筒状のインナーヨーク6と、円筒状のアウターヨーク5と、マグネット7とを備えている。円筒状のインナーヨーク6と、円筒状のアウターヨーク5とは、主軸2に対して同心円状に配置され、円筒状コイル4を半径方向で互いの間に挟んでいる。
インナーヨーク6と、アウターヨーク5とのどちらか一方の他方に対向する側の面に永久磁石などからなるマグネット7が配備されている。図示の実施形態では、インナーヨーク6の外周面に対向するアウターヨーク5の内周面にマグネット7が配備されている。こうして、アウターヨーク5と、インナーヨーク6との間に断面ドーナッツ状の磁界が形成され、磁気回路が形成されている。
図示の実施形態に替えて、インナーヨーク6の外周面にマグネット7を配備する構造にすることもできる。
ロータ8は、半径方向の中心側で主軸2に回転可能に支持されている。図示の実施形態では、ロータ8は、半径方向の中心側に筒状部11を備えており、この筒状部11内を主軸2が貫通し、筒状部11を主軸2が回転可能に支持している。これによって、ロータ8は主軸2に回転可能に支持されている構造になっている。
モータケース10は、第一ケース部10a、第二ケース部10bが固定手段によって固定されて一体化されているものである。図1の実施形態では、固定手段としてネジ10cが用いられている。第一ケース部10aは、アウターヨーク5の外側で、主軸2に対して同心円状に配置される円筒状部を備えている。第一ケース部10aの円筒状部の図1における左端部がネジ10cによって、円板状の蓋部からなる第2ケース部10bに固定されている。
第一ケース部10aの円筒状部は、図1における右端側から半径方向内側に向かって伸びる円板状の蓋部を備えている。この円板状の蓋部の半径方向内側が軸受20を介して主軸2に回転可能に支持されている。
円板状の蓋部からなる第二ケース部10bも半径方向内側が軸受21を介して主軸2に回転可能に支持されている。
これによって、モータケース10は、主軸2を半径方向の中心として、主軸2の円周方向に回転可能になっている。
遊星歯車機構を含んでいる減速機構は、モータケース10内に配備されていて、主軸2を中心とするロータ8の回転運動を、主軸2を中心とするモータケース3の回転運動に伝達する。これによってモータケース10は、主軸2を中心として回転する。
上述したように、インナーヨーク6とアウターヨーク5との間に断面ドーナッツ状の磁界が形成されている下で、円筒状コイル4に所定の電流を供給することによりロータ8が主軸2を中心として回転する。
この主軸2を中心とするロータ8の回転運動は、上述した減速機構を介してモータケース10に伝達され、モータケース10が、主軸2を中心とするロータ8の回転運動に対応して、主軸2を中心として回転する。
図1図示の実施形態では、主軸2に回転可能に支持されているロータ8の半径方向内側の筒状部11の外周がサンギヤになっている。サンギヤとなる筒状部11の回転は遊星ギヤ12、キャリア13、主軸2が貫通しているサンギヤ14、遊星ギヤ15、キャリア16、アイドルギヤ(あるいは遊星ギヤ)17を介して第一ケース部10aの円筒状部に伝えられる。
このように、減速機構を介してロータ8の回転が第一ケース部10aの円筒状部に伝えられることで、モータケース10は、主軸2の周方向に回転する。
上述したこの実施形態のモータ1は、例えば、二輪車(モーターバイク)や、車いすなどの車輪に装備されるホイールインギヤモータとして使用することができる。モータ1のモータケース10を、二輪車(モーターバイク)や、車いすなどの車輪の半径方向の中心に配置し、この中心から放射状に半径方向外側に向かって伸びるスポーク、あるいは、この中心から半径方向外側に向かって円板状に伸びるディスクをモータケース10が支持する構造である。
上述したこの実施形態のモータ1は、例えば、二輪車(モーターバイク)や、車いすなどの車輪に装備されるホイールインギヤモータとして使用することができる。モータ1のモータケース10を、二輪車(モーターバイク)や、車いすなどの車輪の半径方向の中心に配置し、この中心から放射状に半径方向外側に向かって伸びるスポーク、あるいは、この中心から半径方向外側に向かって円板状に伸びるディスクをモータケース10が支持する構造である。
(モータケースの軸受固定構造)
図1、図2を参照して、この実施形態のモータケースの軸受固定構造を説明する。
図1、図2を参照して、この実施形態のモータケースの軸受固定構造を説明する。
モータケース10を半径方向におけるその中心で貫通している主軸2のモータケース10から突出している部分の外周には、それぞれ、ネジ溝2a、2bが形成されている。
モータケース10の主軸2が伸びている軸方向の両端部の外側からそれぞれ固定手段としてのナット22、23が主軸2に螺合されている。ナット22、23としては、図3図示のように、六角ナットなどを採用することができる。
ナット22、23を主軸2の軸方向において互いが接近する方向にそれぞれ締め付けることで主軸2が伸びている軸方向における軸受20、21の位置を固定する。
図1、図2の実施形態では、軸受20、21としていずれも防水機能を備えたボールベアリングを採用している。
円板状の蓋部からなる第二ケース部10bは、半径方向内側に鍔部25を備えている。一方、主軸2の図1中の左側には軸受保持部26が固定されている。
軸受21は、円板状の蓋部からなる第2ケース部10bの鍔部25と、主軸2に固定されている軸受保持部26との間に挟まれて固定されている。そこで、主軸2の軸方向における軸受21の位置は安定した状態で維持される。
第一ケース部10aの円筒状部の図1における右端側から半径方向内側に向かって伸びる円板状の蓋部は、半径方向内側に鍔部24を備えている(図2)。一方、主軸2の図1中の右側には止め輪27が固定されている(図2)。
軸受20は、鍔部24と、止め輪27との間に挟まれて固定される(図2)。
このように、軸受20は鍔部24と止め輪27との間に挟まれて固定され、軸受21は鍔部25と軸受保持部26との間に挟まれて固定されるので、モータケース10は、主軸2の軸方向にガタつくことなく、安定して回転することができる。
この実施形態では、上述した構造になっていることで、図1における左側では軸受21は主軸2の軸方向に移動できないように固定されている。一方、図1における右側では軸受20が主軸2の軸方向に移動可能に保持される構造になっている。
軸受20は主軸2の軸方向に移動可能に保持される構造になっていることから、図示の実施形態では、軸受20の半径方向内側及び外側に、それぞれ、Oリング30、31を配置している(図2)。
この実施形態のモータケースの軸受固定構造は、主軸2の軸方向に移動可能な軸受20の軸方向の位置をモータケース10の外部から調整し、軸受20を位置調整後の軸方向の所定位置に固定する軸受固定手段を備えている。
この実施形態では、前記軸受固定手段は、いずれも主軸2に螺合されているナット22と、スペーサ28とで構成されている(図2)。
図1、図2図示の状態では、ナット22のモータケース10側の面が、スペーサ28の外側面(図1の右側面)に当接している。ナット22は、主軸2に螺合されているので、主軸2の周囲で回転させて、図1、図2における主軸2の右側に移動させ、ナット22がスペーサ28から離れている状態(不図示)にすることができる。
スペーサ28は、主軸2の軸方向に伸びている筒状で、図1においてナット22の左側、即ち、ナット22よりもモータケース10に近い側において主軸2に螺合している。スペーサ28は、モータケース10から離れている側の端部に大径のスペーサ鍔部29を備えている(図2)。
スペーサ鍔部29の外径は、第一ケース部10aの円筒状部の図1における右端側から半径方向内側に向かって伸びる円板状の蓋部の鍔部24の内径よりも大きい。
そこで、主軸2に螺合しているスペーサ28を主軸2の周囲で回転させて図1における左側方向(すなわち、モータケース10方向)に移動させると、スペーサ鍔部29のモータケース10側が、鍔部24の外側面(図1における右側面)に当接する。
主軸2の軸方向に移動可能に保持されている軸受20の主軸2の軸方向での位置調整は次のように行われる。
ナット22を主軸2の周囲で回転させて図1、図2中の右側方向に移動させ、スペーサ28から離して、スペーサ28を位置調整可能な状態にする。
この状態で、スペーサ28のスペーサ鍔部29をモータケース10の外側からスパナ等の手段を用いて主軸2の周囲に回転させることでスペーサ28を主軸2の軸方向(図1の左側方向あるいは、右側方向)に移動させることができる。
例えば、図1、図2図示のように、スペーサ鍔部29のモータケース10側が、鍔部24の外側面(図1における右側面)に当接している状態で、スペーサ28が図1、図2における右側から左側方向に向かって移動すると締め付けが行われる。
スペーサ28のスペーサ鍔部29をモータケース10の外側からスパナ等の手段を用いて主軸2の周囲に回転させることでスペーサ28を主軸2の軸方向に移動させ、軸受20が、図1、図2における左側では止め輪27に正確に当接し、右側では鍔部24に正確に当接する位置でスペーサ28の移動を停止する。
その後、ナット22を主軸2の周囲に回転させて図1、図2中の左側方向に移動させ、ナット22のモータケース10側の面が、図1、図2図示のように、スペーサ28の外側面(図1の右側面)に正確に当接している状態にまで締めて固定する。
これにより、主軸2の軸方向に移動可能な軸受20は、軸方向の位置が調整された後の所定の軸方向位置に安定的に固定、維持される。
上述したように、スペーサ鍔部29のモータケース10側の面がが、第一ケース部10aの円筒状部の図1における右端側から半径方向内側に向かって伸びる円板状の蓋部の鍔部24の外側面に当接する。また、ナット22のモータケース10側の面がスペーサ28の外側面に当接する。いずれも主軸2に螺合されている、このようなスペーサ28と、ナット22との二重のネジ締め構造によって軸受20の軸方向位置を安定的に固定、維持するものである。
上述した実施形態のモータ1を、二輪車(モーターバイク)や、車いすなどの車輪に装備されるホイールインギヤモータとして使用する場合、車輪への組み込み作業を行うことになる。この組み込み作業の際、主軸2の軸方向に移動可能に保持されている軸受20の主軸2の軸方向での位置を上述したようにして調整し、所定の、正確な軸方向位置に固定、維持することができる。
また、主軸2の軸方向に移動可能に保持されている軸受20の主軸2の軸方向での位置調整は、上述したように、モータケース10の外側から行うことができる。そこで、上述した実施形態のモータ1が、二輪車(モーターバイク)や、車いすなどの車輪に装備されるホイールインギヤモータとして使用されている間に、必要があれば、上述した操作を行って、軸受20の主軸2の軸方向での位置を調整することができる。
以上、添付図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。
Claims (1)
- 主軸と、
前記主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するモータケースと、
前記モータケースの半径方向内側に収容されていて、前記主軸を半径方向における中心として前記主軸の円周方向に回転するロータと、前記ロータの回転を前記モータケースの前記回転に伝達する減速機構と、
前記モータケースの前記主軸が伸びている軸方向の両端部側で、それぞれ、前記モータケースを前記主軸に回転可能に支持する軸受であって、両端部側における前記軸受の中の少なくともどちらか一方が前記軸方向に移動可能な軸受と、
軸方向に移動可能な前記軸受の軸方向の位置を前記モータケースの外部から調整し、軸方向に移動可能な前記軸受を調整後の軸方向の所定位置に固定する軸受固定手段と
を備えているモータケースの軸受固定構造。
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