JP2021031829A - フェイスマスク及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、フェイスマスク及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 シートと、第1ループと、第2ループと弾性フィルムとを備えてなり、前記シートは、中央部と、第1側面部と、第2側面部と開口とを備えてなり、前記第1ループは前記シートに、前記第2ループは前記シートに接合され、前記弾性フィルムは前記シートに接合され、前記開口を覆うように設けられることを特徴とするフェイスマスク及びその製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明はフェイスマスクに関わり、特にフェイスマスク及びその製造方法に関する。
フェイスマスクは多くの分野に用いられ、例えば、医療ヘルスケア分野にて、患者及び医療ヘルスケア担当者達を空気感染から侵入される病原体から守り、又は体液又は他の液体中に残留された病原体の移りを防ぐために装着され、多くの工業環境にも有効に使用されている。
従来のフェイスマスクでは、鼻の形状に応じて、フェイスマスクを安定して装着させるように、鼻の部位に金属鼻ワイヤーが設けられているが、そのようなフェイスマスクを装着していると、鼻は常に金属材料に挟まれて、痛みや不快感などが生じること、顔面の筋肉の動きで、フェイスマスクと鼻との間に隙間ができてしまい、そこが病原体に侵入、感染されてしまう恐れがある。
それゆえ、より心地よく安定して、装着者の鼻の形状に応じにフィットさせるためのフェイスマスク及びその製造方法が求められているのである。
本発明は、より心地よく、装着者の顔面にフィットさせるためのフェイススマスク及びその製造方法を提供することを目的とする。
シートと、第1ループと、第2ループと弾性フィルムとを備えてなり、前記シートは、中央部と、第1側面部と、第2側面部と開口とを備えてなり、前記第1ループは前記シートに、前記第2ループは前記シートに接合され、前記弾性フィルムは前記シートに接合され、前記開口を覆うように設けられることを特徴とするフェイスマスク。
本発明の各種の実施形態では、前記開口は半楕円形を特徴とする。
本発明の各種の実施形態では、前記開口の最大幅は、0.25インチより大きく又はそれに等しく設けられることを特徴とする。
本発明の各種の実施形態では、前記開口的最大長さは、0.25インチより大きく又はそれに等しく設けられることを特徴とする。
本発明の各種の実施形態では、前記シートは更に、外表面と内表面とを備えてなり、前記弾性フィルムは、前記内表面に接合されることを特徴とする。
本発明の各種の実施形態では、前記弾性フィルムは、少なくともの一つの方向に伸張され、前記弾性フィルムの少なくともの一部分は、少なくともの一つの前記方向に降伏点伸びが5%以上又はそれに等しく設けられることを特徴とする。
本発明の各種の実施形態では、前記弾性フィルムの弾性は、1psiより小さく又はそれに等しく設けられることを特徴とする。
本発明の各種の実施形態では、前記弾性フィルムは、前記第1側面部から前記第2側面部に広げられることを特徴とする。
本発明の一つの実施形態では更に、前記第1側面部に接合して、第1仕切りが形成される第1側方フラップと、第2側面部に接合して、第2仕切りが形成される第2側方フラップとを備えてなり、前記第1側方フラップと前記第2側方フラップとは、フィルター材又は非通気性の材料が含まれ、前記開口の最上部は、第1端部と第2端部とを備えてなり、前記第1端部は、前記第1側方フラップから0インチ以上、前記第2端部は、前記第2側方フラップから0インチ以上離れるように設けられ、第1ループは前記第1側方フラップに接合されることにより、前記シートに接合されるように設けられ、前記第2ループは前記第2側方フラップに接合されることにより、前記シートに接合されるように設けられ、前記第1側面部の前記開口に近い隅部と、前記第2側面部の前記開口に近い隅部とは、カーブを有していることを特徴とする。
本発明のもう一つの実施形態では、前記シートは、少なくともの一つの水平プリーツと、少なくともの一つの垂直プリーツとを備えてなり、前記シートは、第1垂直プリーツと、第2垂直プリーツと、第1水平プリーツと、第2水平プリーツと、第3水平プリーツとを備えてなり、前記第3水平プリーツは、前記第1垂直プリーツと前記第2垂直プリーツの上に配置され、展開している状態で、前記第1垂直プリーツは、前記第1水平プリーツと前記第3水平プリーツによって、上部の第1垂直プリーツと下部の第1垂直プリーツに分かれ、前記第2垂直プリーツは、前記第2水平プリーツと前記第3水平プリーツによって、上部の第2垂直プリーツと下部の第2垂直プリーツに分かれるように設けられ、前記第1ループは前記シートの第1縁部に、前記第2ループは前記シートの第2縁部に接合されることを特徴とする。
前記開口を作るように前記シートを切断することと、前記弾性フィルムを前記シートに接合することと、前記第1ループと前記第2ループとを前記シートに接合することとを備えてなることを特徴とするフェイスマスクの製造方法。
本発明の一つの実施形態では、前記弾性フィルムを前記シートに接合してから、更に、第1仕切りを形成するように、第1側方フラップを前記第1側面部に接合することと、第2仕切りを形成するように、第2側方フラップを前記第2側面部に接合することと、前記第1側面部の前記開口に近い隅部と前記第2側面部の前記開口に近い隅部にカーブを持たせるように、前記シートを切断することとを備えてなることを特徴とする。
本発明のもう一つの実施形態では、前記弾性フィルムを前記シートに接合してから、更に、第1垂直プリーツと、第2垂直プリーツと、第1水平プリーツと、第2水平プリーツと、第3水平プリーツとを作るように、前記シートをプリーティングするが、前記第3水平プリーツは、前記第1垂直プリーツと前記第2垂直プリーツの上に配置され、展開している状態で、前記第1垂直プリーツは、前記第1水平プリーツと前記第3水平プリーツによって、上部の第1垂直プリーツと下部の第1垂直プリーツに分かれ、前記第2垂直プリーツは、前記第2水平プリーツと前記第3水平プリーツによって、上部の第2垂直プリーツと下部の第2垂直プリーツに分かれるように設けられることを特徴とする。
上述した内容に基づき、本発明では、シートの開口と弾性フィルムの構造で、装着者の鼻部をその形状に対応して被覆し、装着者のフェイスマスクを顔面によりぴったりフィットすることができる。
フェイスマスクでは、第1仕切りと第2仕切りは、顔面の筋肉の動きに応じて変形するもので、頬に隙間なく当てられるよう維持されることから、顔面との間に密閉された空間が形成される。
水平プリーツ又は/及び垂直プリーツにより、呼吸ラクラクのより大きな空間が作られる。第1ループと第2ループはシートの対向した両側にあるため、より密閉された状態に設けられる。フェイスマスクは装着時、フェイスマスクの上端と下端をイヤーループで、装着者の顔に近づけるように内向きに引かれて、フェイスマスクのあらゆる縁部を、顔面に密着させるように設けられる。
本発明の多くの長所や特徴は、次に公開された実施形態に関する詳しい説明、特許請求の範囲と図面を通じて、分かりやすく理解されると思われる。
本発明の目的、特徴や長所などは、図面を合わせて、次に公開された内容により、より理解されるだろうと思われるが、図面に示される同一の引用数字は同一の部品を示し、英字付きの図面符号は、選択された部品の追加形態、実施形態又は変形タイプを示すように用いられる。図1は第1実施形態によるフェイスマスクの正面図、図2は第1実施形態によるフェイスマスクの背面図、図3−4は第1実施形態のフェイスマスクにおける第1仕切りと第2仕切りを示す図面、図5A−5Bは装着者が第1実施形態のフェイスマスクを装着しているときを示す図面、図6A−6Cは第1実施形態のフェイスマスクの製造方法を示す図面、図7は第2実施形態によるフェイスマスクの正面図、図8は第2実施形態によるフェイスマスクの背面図、図9Aは水平プリーツと垂直プリーツとを組み合わせてなるときを示す正面図、図9Bは水平プリーツと垂直プリーツとを組み合わせてなるときを示す側面図、図9Cは水平プリーツと垂直プリーツとを組み合わせてなるときを示す背面図、図10−12は展開している状態で、第2実施形態によるフェイスマスクの図面、図13は装着者が第2実施形態のフェイスマスクを装着しているときを示す図面、図14は折畳まれた状態で、第2実施形態によるフェイスマスクの図面、図15A−15Bは第2実施形態のフェイスマスクの製造方法を示す図面である。
本発明は、代表的な実施形態を参考として、図面に示され、詳しく説明されるが、それらの図面や説明にはできるだけ、同一図面符号で、同一又は類似した部品を示すように用いられる。
図1は、第1実施形態によるフェイスマスク100の正面図、図2は第1実施形態によるフェイスマスク100の背面図を示す。
シート110と、弾性フィルム120と、第1ループ130と、第2ループ140と、第1側方フラップ150と第2側方フラップ160とを備えてなるフェイスマスク100である。
シート110は、第1側面部111と、第2側面部112と、中央部113と、開口114と、少なくともの一個プリーツ115とを備えてなり、本発明でのシート110は、フィルターメッシュを例として挙げられたが、それに限らないものとする。フェイスマスクのシート110材は、非通気性の材料でもよいが、第1実施形態のフェイスマスクのフラップである場合、フィルター材である。
第1側面部111は、中央部113の対向した側にある二つの隅部111a/111bを備えてなり、隅部111aは開口114に近く、隅部111bは開口114から遠く設けられ、第2側面部112は、中央部113の対向した側にある二つの隅部112a/112bを備えてなり、隅部112aは開口114に近く、隅部112bは開口114から遠く設けられ、隅部111aと隅部112aとはカーブを有してなり、フェイスマスクでは特定の任務を遂行するとき、視野が非常に重要なものとなるため、カーブを有する形は比較的に、フェイスマスクの周辺視野や視力への要求を満たすように設けられ、例えば、コンピューター作業、コンソールによる監視、読書や周辺視野の認識など。隅部111bと隅部112bとは、カーブを有してなるものでもよく、本発明では、隅部111bや隅部112bの形状に制限されないものとする。
開口114は、シート110の真ん中にあり、特に中央部113の上方に設けられ、本発明における開口114の形状は、例として挙げられた、半楕円形をしているが、本発明ではそれに限ることなく、開口114は、半円形、三角形、長方形や正方形などに設けられ、少なくとも、装着者の鼻の一部分を開口114から露出させればよいこと、開口114の側面には、開口114を鼻のカーブにより適合させるため、更に水平又は傾斜の切り口又は切込0.5−5.0 mmが設けられ、図1に示すように、開口114は、最上部114aと最長部114bとを備えてなり、最上部114aの幅は0.25インチより大きく又はそれに等しく、最長部114bの最大長さは0.25インチより長く又はそれに等しく設けられる。注意すべきことは、最大幅の部位は特定な位置に限らないこととし、例えば、本発明の最上部114aにある開口114を最大幅として設けられたが、最大幅は、開口114のどんな位置に設けられもよい。
図1−2に示すフェイスマスク100は、複数のプリーツ115を備えてなるが、本発明ではそれに限ることない。本発明のフェイスマスク100は、一つのプリーツ115もなく、又は一つだけのプリーツ115を備えてもよく、フェイスマスク100として用いられればよいこと。
シート110に接合され、開口114を覆うように設けられる弾性フィルム120は、外表面と、装着者に向かう内表面とを備えてなり、内表面に接合されているが、それに限ることなく、シート110の外表面に接合されてもよく、多層の組み合わせてなるシート110である場合は、シート110の中間層に接合されてもよい。弾性フィルム120は、第1側面部111から第2側面部112 (図3参照) まで広げられ、又は開口114だけを覆うように設けられてもよく (図12参照)、本発明ではそれに限ることなく、弾性フィルム120は、開口114を覆うように設けられ、フェイスマスク100のどんな部位まで広げられてもよい。
弾性フィルム120は伸張可能なもので、詳しく言えば、少なくともの一つの方向に伸張されるように設けられる。弾性フィルム120の少なくともの一部分は、少なくともの一つの前記方向に降伏点伸び(元の長さに対する、降伏点での伸びた長さの割合)が5%以上又はそれに等しく、弾性フィルム120の弾性は1psi(平方インチ当たりのポンド)より小さく又はそれに等しく設けられる。
弾性フィルム120は、弾性体膜又は弾性積層体でもよい。
弾性体膜は、単層弾性体膜又は多層弾性体膜に設けられてもよく、弾性フィルムの弾性材は、オレフィン系エラストマー、ポリウレタンなどでもよく、それらに限らないものとする。
弾性積層体は、弾性体膜と弾性キャリアからなり、又は弾性体膜と非弾性キャリアからなり、かつ物理的又は化学的処理で行われるものである。キャリアは、ポリマーフィルム、布地、不織布、織物又は或ニット織物が含まれるが、それに限らないものとする。
フェイスマスク100は、開口114と弾性フィルム120の構造で、鼻に心地よくフィットするように設けられ、伸張可能な弾性フィルム120を利用して、鼻に隙間なく当てられ、装着時に曇りの発生が避けられる。
第1ループ130と第2ループ140は、シート110に接合されるように設けられ、本発明の第1ループ130と第2ループ140はイヤーループであるが、それに限ることなく、手で結ぶ紐、又は組み合わせなるヘッドバンドでもよい。
第1ループ130と第2ループ140の位置について、図2−4にて詳しく後述する。
図3−4は、第1実施形態のフェイスマスク100における第1仕切り170と第2仕切り180を示す図面である。
図2−4に示すように、第1仕切り170は、第1側方フラップ150を第1側面部111に接合させて形成、第2仕切り180は、第2側方フラップ160を第2側面部112に接合させて形成される。装着の時、第1ループ130と第2ループ140で、フェイスマスク100の上端と下端を顔に近づけるように内向きに引かれて、フェイスマスク100のあらゆる縁部を顔面に隙間なく密着させるように設けられる。
図2に示すように、開口114の最上部114aは、第1端部114cと第2端部114dとを備えてなり、第1端部114cは、第1側方フラップ150から0インチ以上、第2端部114dは、第2側方フラップ160から0インチ以上離れるように設けられる。
第1側方フラップ150と第2側方フラップ160の隅部は、第1側面部111と第2側面部112のと同じように、カーブを有しており、第1側方フラップ150と第2側方フラップ160の内側縁部とは、中央部113に比較的に接近したところをいい、異なる輪郭、例えば線形、凹形、凸形又は不規則な形などを有しており、それからの輪郭で、フェイスマスク100と装着者の顔面に対応した部位との密着性に影響を及ぼすことから、第1側方フラップ150の内側縁部と第2側方フラップ160の内側縁部との輪郭は、異なる業種に応じて修正可能で、本発明ではそれに限らない。
未図示のところだが、第1側方フラップ150と第2側方フラップ160とは、少なくともの一つの周縁プリーツ又は/及び、少なくともの一つのプリーツとが設けられ、それにより、フェイスマスク100と装着者の顔面に対応した部位との接触性を高めることができる。
第1側方フラップ150と第2側方フラップ160とは、フィルター材又は非通気性の材料が含まれ、フィルター材は通常通りのもの、波状、ラミネート状又はその他に設計された伸張可能な材料でよいが(例えばCN1349570A等、サーモプラスチック・エラストマー又はゴムで設計されたものは一切使用不可)、それに限らないこととし、非通気性の材料はポリマーフィルム、又は 不織布/織布積層材料を有してなるポリマーフィルムでもよく、通常通りのもの、波状、ラミネート状又はその他に設計された、伸張可能で、又は弾力性のあるフィルム/積層体でよいが、それに限らないものとし、波状、ラミネート状又はその他に設計された、伸張可能で、又は弾力性のある材料を使用したフラップで、フェイスマスクの縦方向の長さを広げ、より多くの装着者に適合されるように設けられる。本発明のフラップの材料は、それらに限ることなく使用され、第1仕切り170と第2仕切り180とを形成すればよい。注意すべきことは、前記ポリマーフィルムは、弾性ポリマーフィルムが含まれる。
図5A−5Bは、装着者が第1実施形態のフェイスマスク100を装着しているときを示す図面である。
図2と図5A−5Bに示すように、第1ループ130は第1側方フラップ150に接合されることにより、シート110に接合されるように設けられ、第2ループ140は第2側方フラップ160に接合されることにより、シート110に接合されるように設けられ、第1ループ130は第1側方フラップ150に、かつ第2ループ140は第2側方フラップ160に接合されることにより、第1仕切り170と第2仕切り180とが形成されるように設けられる。フェイスマスク100の装着時、仕切りは、顔面の筋肉の動きにより変形するものである。
上述した構造によるフェイスマスク100では、第1仕切り170と第2仕切り180は、顔面の筋肉の動きにより変形するもので、頬に隙間なく当てられるよう維持されることから、顔面との間に密閉した空間が形成される。
図6A−6Cは、第1実施形態のフェイスマスク100の製造方法を示す図面である。
図1と6Aに示すように、プリーティングステーション191と、ダイカットステーション192と、ダイカットステーション193と、接着ステーション194とダイカットステーション195とを備えてなるシステム190である。
まず、シート110の材料を準備して、プリーティングステーション191に送るが、フェイスマスク100は、プリーツ115 が含まれない場合、該ステップを省いてもよい。それから、ダイカットステーション192にて、開口114を作るようにシート110の材料を切断する。
それに続き、弾性フィルム120の材料と、第1側方フラップ150と第2側方フラップ160に用いられる材料を準備するが、弾性フィルム120の材料は接着ステーション194に送られ、第1側方フラップ150と第2側方フラップ160に用いられる材料は、接着ステーション194に送られる前に、先にダイカットステーション193に送られる。弾性材料の分野では周知のように、巻取機方向の弾性材料を伸張するのが難しいという問題があり、一つは巻取中、張力が不足すると、材料は緩んでしまい、ローラーから外れてしまうこと、もう一つは、巻取張力が強すぎると、レイヤー間がくっついてしまい、その後の巻出しが難しくなること、それらの巻取り問題が、機器方向の弾性材料を伸張する(例えば、機器方向の弾性積層材料を伸張する)ことを顧客側の主要製造プロセスに統合される原因となる。機器方向の弾性積層材料を伸張するという製造方法は従来は、弾性フィルムを伸張してから、伸張状態にある弾性フィルムに、不織布又はフィルムを付着させて、それから積層材料を緩めさせること。
図6Bに示すように、少なくともの一つの切り口193を持たせるように、ダイカットステーション193にて、第1側方フラップ150と第2側方フラップ160に用いられる材料を切断するが、例えば、図6Bの切り口193aは矩形の切り口である。本発明では、それに限ることなく、切り口193aは第1側方フラップ150と第2側方フラップ160に必要な輪郭に応じて設けられ、どんな形状に設けられてもよい。
上述したステップを経て、接着ステーション194にて、シート110の材料と、弾性フィルム120の材料と、第1側方フラップ150と第2側方フラップ160に用いられる材料が共に接合され、全ての材料は例とされた、図6Cのように配置される。図6Cに示される矢印方向は、接着ステーション194へ入る方向である。
ダイカットステーション195にて、シート110の材料と、弾性フィルム120の材料と、第1側方フラップ150と第2側方フラップ160に用いられる材料から余分な材料が切り出されるが、当該ステップを経て、シート110と弾性フィルム120の最終形状が作られ、第1側方フラップ150と第2側方フラップ160とも形成される。
最後は、接着ステーション196にて、第1ループ130は第1側方フラップ150に接合されることにより、シート110に接合されるように設けられ、第2ループ140は第2側方フラップ160に接合されることにより、シート110に接合されるように設けられる。
図7は、第2実施形態のフェイスマスク200による正面図で、図8は、第2実施形態によるフェイスマスク200の背面図である。
フェイスマスク200は、シート210と、弾性フィルム220と、第1ループ230と第2ループ240とを備えてなる。
シート210は、第1縁部211と、第2縁部212と、中央部213と、開口214と、少なくともの一つの水平プリーツ215−217と、少なくともの垂直プリーツ218−219とを備えてなる。
第1ループ230は第1縁部211に、第2ループ240は第2縁部212に接合されていることから、装着の時、第1実施形に類似したように、イヤーループで、フェイスマスクの上端と下端を装着者の顔に近づけるように内向きに引かれて、フェイスマスク200のあらゆる縁部を、顔面に密着させるように設けられる (図13参照)。本発明では、第1ループ230と第2ループ240はイヤーループであるが、それに限ることなく、手で結ぶ紐、又は組み合わせなるヘッドバンドでもよい。
開口214の構造は、フェイスマスク100(図1参照) の開口114(図1参照)のと同じであり、弾性フィルム220は、シート210に接合され、開口214を覆うように設けられる。
図9Aは水平プリーツ215−217と垂直プリーツ218−219とを組み合わせてなるときを示す正面図、図9Bは水平プリーツ215−217と垂直プリーツ218−219とを組み合わせてなるときを示す側面図、図9Cは水平プリーツ215−217と垂直プリーツ218−219とを組み合わせてなるときを示す背面図であり、より明確に言えば、図9A−9Cはシート210のみを示す。
図7−8は、フェイスマスク200の折り畳まれた形態を示し、図9A−9Cは、前記折り畳まれた形態にあるシート210を示す。シート210は、第1水平プリーツ215と、第2水平プリーツ216と、第3水平プリーツ217と、第1垂直プリーツ218と第2垂直プリーツ219とを備えてなる。
一つのプリーツは通常、距離を開けられた二つのプリーツラインを備えてなり、前側に一本のプリーツラインがあると、もう一本のプリーツラインが後側にあるように設けられ、第1水平プリーツ215は前側の第1水平プリーツ215aと後側の第1水平プリーツ215b、第2水平プリーツ216は前側の第2水平プリーツ216aと後側の第2水平プリーツ216b、第3水平プリーツ217は前側の第3水平プリーツ217aと後側の第3水平プリーツ217b、第1垂直プリーツ218は前側の第1垂直プリーツ218aと後側の第1垂直プリーツ218b、第2垂直プリーツ219は前側の第2垂直プリーツ219aと後側の第2垂直プリーツ219bが形成される。
図7−9Cに示すように、第3水平プリーツ217は、第1垂直プリーツ218と第2垂直プリーツ219の上に配置される。前記シート210の構造では、シート210の二つの側面部は、第1垂直プリーツ218と第2垂直プリーツ219とを中央部213の近くにて折り畳ませるように設けられ、シート210の開口214に近い部位は、シート210の中央に近づくように折り畳まれる。
図10−12は展開している状態で、第2実施形態によるフェイスマスク200の図面、図13は装着者が第2実施形態のフェイスマスク200を装着しているときを示す図面である。
図11−13に示すように、第1水平プリーツ215の一端と第2水平プリーツ216の一端は前側の第3水平プリーツ217a沿いに移動し、第1水平プリーツ215の他端と第2水平プリーツ216の他端はシート210に固定され、図7に示す前側の第3水平プリーツ217aに近い高さまで配置される。
フェイスマスク200を展開したとき、前側の第3水平プリーツ217aと、前側の第1水平プリーツ215aの一端と前側の第2水平プリーツ216aの一端とが真ん中に近づくように下がる。第1水平プリーツ215は例として挙げられた場合、フェイスマスク200を折り畳んで、展開し続けると、前側の第1水平プリーツ215aの他端がシート210に固定され、斜めプリーツ215cと斜めプリーツ215dが形成される。
フェイスマスク200の展開状態で、第1水平プリーツ215と第2水平プリーツ216は図11と図13に示すように、三角錐構造に設けられ、例えば、第1縁部211に近いところには、前側の第1水平プリーツ215aと、斜めプリーツ215cと斜めプリーツ215dからなる三角錐構造が形成される。それらの三角錐構造では、第1縁部211と第2縁部212に近いところはそれぞれ、第1垂直プリーツ218と第2垂直プリーツ219を分けるように設けられる。
展開された形式では、第1垂直プリーツ218は、第1水平プリーツ215と第3水平プリーツ217によって、上部の第1垂直プリーツと下部の第1垂直プリーツに分かれ、第2垂直プリーツ219は、第2水平プリーツ216と第3水平プリーツ217によって、上部の第2垂直プリーツと下部の第2垂直プリーツに分かれる。
展開状態では、前側にある上部の第1垂直プリーツは下部の第1垂直プリーツに接するが、展開前の平行した形にならない(前側の第1垂直プリーツ218a)。前側にある上部の第2垂直プリーツは下部の第2垂直プリーツに接するが、展開前の平行した形にならない(前側の第2垂直プリーツ219a)。
後側にある上部の第1垂直プリーツと下部の第1垂直プリーツは直接に接せず、展開前の平行した形にならない (後側の第1垂直プリーツ218b)。後側にある上部の第2垂直プリーツと下部の第2垂直プリーツは、直接に接せず、展開前の平行した形にならない(後側第2垂直プリーツ219b)。
図14は、折り畳まれた状態で、第2実施形態によるフェイスマスク200の図面を示す。
図13を参考として、図14に示すように、展開状態から、折り畳まれたフェイスマスク200に戻されたとき、斜めプリーツ215cと斜めプリーツ215dが隠される。
図15A−15Bは、第2実施形態のフェイスマスクの製造方法を示す図面である。
図7−8、図15A−15Bに示すように、システム290は、ダイカットステーション291と、プリーティングステーション292と、プリーティングステーション293と、接着ステーション294と、接着ステーション295と、ダイカットステーション296とを備えてなる。
まず、シート210の材料を準備して、ダイカットステーション291に送って、開口214を作る。それから、弾性フィルム220の材料を準備して、シート210の材料と一緒に送り、次のステップに進む。
それに続き、プリーティングステーション292にて、シート210の材料をプリーティングして、第1垂直プリーツ218a/218bと第2垂直プリーツ219a/219bを作り、それから、プリーティングステーション293にて、プリーツシート210の材料をプリーティングして、第1水平プリーツ215(図7−8参照)と、第2水平プリーツ216(図7−8参照)と、第3水平プリーツ217a/217bとを作る。注意すべきことは、プリーティングステーション292やプリーティングステーション293にて、弾性フィルム220の材料は、プリーティングされた部分を覆われたところがあるとき、弾性フィルム220の材料がプリーティグされる場合がある。
プリーティグを終え、接着ステーション294にて、シート210の材料と弾性フィルム220の材料が接合される。あらゆる材料の配置は例として、図15Bに示される。図15Bに示される矢印方向は、接着ステーション294へ入る方向である。
それから、接着ステーション295にて、第1ループ230と第2ループ240が接合される。最後は、ダイカットステーション296にて、シート210の材料と弾性フィルム220の材料から余分な材料が切り出される。
上述した内容に基づき、本発明では、シート110/210の開口114/214と弾性フィルム120/220の構造で、装着者の鼻部をその形状に対応して被覆し、装着者のフェイスマスク100/200を顔面によりぴったりフィットすることができる。
第1実施形態によるフェイスマスク100では、第1仕切り170と第2仕切り180は、顔面の筋肉の動きにより変形するもので、頬に隙間なく当てられるよう維持され、顔面との間に密閉した空間が形成される。
第2実施形態によるフェイスマスク200では、水平プリーツ215−217と垂直プリーツ218−219により、呼吸ラクラクのより大きな空間が作られる。第1ループ230と第2ループ240がシート210の対向した縁部211/212に接合されていることで、フェイスマスク200は顔面に近づけるように装着され、フェイスマスク200のあらゆる縁部を、顔面により密着させるように設けられる。フェイスマスク200は展開している状態で、柔軟に生じられた立体構造で、顔面との間に隙間がない。
フェイスマスク業界では、フェイスマスク製造の納期やコストがとても肝心なところであり、フェイスマスク100とフェイスマスク200の製造方法では、通常のフェイスマスクの納期や製造コストに近い形で実現できるように設けられる。
本発明では、当該分野の者にとって分かりやすく、本発明の範囲やコンセプトを逸脱せず、本発明の構造に対する種々の改造や変更などが行なわれることであり、上述したことに鑑みて、本発明の改造や変更などは、特許請求の範囲及びそれに相当する範囲で行われた場合、全て本発明の請求範囲に含まれるものとする。
100 フェイスマスク
110 シート
111 第1側面部
111a 隅部
111b 隅部
112 第2側面部
112a 隅部
112b 隅部
113 中央部
114 開口
114a 最上部
114b 最長部
114c 第1端部
114d 第2端部
115 プリーツ
120 弾性フィルム
130 第1ループ
140 第2ループ
150 第1側方フラップ
160 第2側方フラップ
170 第1仕切り
180 第2仕切り
190 システム
191 プリーティングステーション
192 ダイカットステーション
193 ダイカットステーション
193a 切り口
194 接着ステーション
195 ダイカットステーション
196 接着ステーション
200 フェイスマスク
210 シート
211 第1縁部
212 第2縁部
213 中央部
214 開口
215 第1水平プリーツ
215a 前側第1水平プリーツ
215b 後側第1水平プリーツ
215c 斜めプリーツ
215d 斜めプリーツ
216 第2水平プリーツ
216a 前側第2水平プリーツ
216b 後側第2水平プリーツ
217 第3水平プリーツ
217a 前側第3水平プリーツ
217b 後側第3水平プリーツ
218 第1垂直プリーツ
218a 前側第1垂直プリーツ
218b 後側第1垂直プリーツ
219 第2垂直プリーツ
220 弾性フィルム
230 第1ループ
240 第2ループ
290 システム
291 ダイカットステーション
292 プリーティングステーション
293 プリーティングステーション
294 接着ステーション
295 接着ステーション
296 ダイカットステーション
本発明の目的、特徴や長所などは、図面を合わせて、次に公開された内容により、より理解されるだろうと思われるが、図面に示される同一の引用数字は同一の部品を示し、英字付きの図面符号は、選択された部品の追加形態、実施形態又は変形タイプを示すように用いられる。
図1は第1実施形態によるフェイスマスクの正面図である。 図2は第1実施形態によるフェイスマスクの背面図である。 3は第1実施形態のフェイスマスクにおける第1仕切りと第2仕切りを示す図面である。 4は第1実施形態のフェイスマスクにおける第1仕切りと第2仕切りを示す図面である。 図5Aは装着者が第1実施形態のフェイスマスクを装着しているときを示す図面である。 図5Bは装着者が第1実施形態のフェイスマスクを装着しているときを示す図面である。 図6Aは第1実施形態のフェイスマスクの製造方法を示す図面である。 図6Bは第1実施形態のフェイスマスクの製造方法を示す図面である。 図6Cは第1実施形態のフェイスマスクの製造方法を示す図面である。 図7は第2実施形態によるフェイスマスクの正面図である。 図8は第2実施形態によるフェイスマスクの背面図である。 図9Aは水平プリーツと垂直プリーツとを組み合わせてなるときを示す正面図である。 図9Bは水平プリーツと垂直プリーツとを組み合わせてなるときを示す側面図である。 図9Cは水平プリーツと垂直プリーツとを組み合わせてなるときを示す背面図である。 図10は展開している状態で、第2実施形態によるフェイスマスクの図面である。 図11は展開している状態で、第2実施形態によるフェイスマスクの図面である。 図12は展開している状態で、第2実施形態によるフェイスマスクの図面である。 図13は装着者が第2実施形態のフェイスマスクを装着しているときを示す図面である。 図14は折畳まれた状態で、第2実施形態によるフェイスマスクの図面である。 図15Aは第2実施形態のフェイスマスクの製造方法を示す図面である。 図15Bは第2実施形態のフェイスマスクの製造方法を示す図面である。

Claims (20)

  1. 中央部と、第1側面部と、第2側面部と開口とを備えてなるシートと、
    前記シートに接合される第1ループと、
    前記シートに接合される第2ループと、
    前記シートに接合され、前記開口を覆うように設けられる弾性フィルムとを備えてなることを特徴とするフェイスマスク。
  2. 前記開口は、半楕円形をしていることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク。
  3. 前記開口の最大幅は、0.25インチより大きく又はそれに等しく設けられることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク。
  4. 前記開口の最大長さは、0.25インチより大きく又はそれに等しく設けられることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク。
  5. 前記シートは更に、外表面と内表面とを備えてなり、前記弾性フィルムは、前記内表面に接合されることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク。
  6. 前記弾性フィルムは、少なくともの一つの方向に伸張されることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク。
  7. 前記弾性フィルムの少なくともの一部分は、少なくともの一つの前記方向に降伏点伸びが5%以上又はそれに等しく設けられることを特徴とする請求項6に記載のフェイスマスク。
  8. 前記弾性フィルムの弾性は、1psiより小さく又はそれに等しく設けられることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク。
  9. 前記弾性フィルムは、前記第1側面部から前記第2側面部に広げられることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク。
  10. 更に、
    前記第1側面部に接合して、第1仕切りが形成される第1側方フラップと、
    第2側面部に接合して、第2仕切りが形成される第2側方フラップとを備えてなることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク。
  11. 前記第1側方フラップと前記第2側方フラップとは、フィルター材又は非通気性の材料が含まれることを特徴とする請求項10に記載のフェイスマスク。
  12. 前記開口の最上部は、第1端部と第2端部とを備えてなり、前記第1端部は、前記第1側方フラップから0インチ以上、前記第2端部は、前記第2側方フラップから0インチ以上離れるように設けられることを特徴とする請求項10に記載のフェイスマスク。
  13. 第1ループは前記第1側方フラップに接合されることにより、前記シートに接合されるように設けられ、前記第2ループは前記第2側方フラップに接合されることにより、前記シートに接合されるように設けられることを特徴とする請求項10に記載のフェイスマスク。
  14. 前記第1側面部の前記開口に近い隅部と、前記第2側面部の前記開口に近い隅部とは、カーブを有していることを特徴とする請求項10に記載のフェイスマスク。
  15. 前記シートは、少なくともの一つの水平プリーツと、少なくともの一つの垂直プリーツとを備えてなることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスク。
  16. 前記シートは、第1垂直プリーツと、第2垂直プリーツと、第1水平プリーツと、第2水平プリーツと、第3水平プリーツとを備えてなり、前記第3水平プリーツは、前記第1垂直プリーツと前記第2垂直プリーツの上に配置され、展開している状態で、前記第1垂直プリーツは、前記第1水平プリーツと前記第3水平プリーツによって、上部の第1垂直プリーツと下部の第1垂直プリーツに分かれ、前記第2垂直プリーツは、前記第2水平プリーツと前記第3水平プリーツによって、上部の第2垂直プリーツと下部の第2垂直プリーツに分かれるように設けられることを特徴とする請求項15に記載のフェイスマスク。
  17. 前記第1ループは前記シートの第1縁部に、前記第2ループは前記シートの第2縁部に接合されることを特徴とする請求項15に記載のフェイスマスク。
  18. 前記開口を作るように前記シートを切断することと、
    前記弾性フィルムを前記シートに接合することと、
    前記第1ループと前記第2ループを前記シートに接合することとを備えてなることを特徴とする請求項1に記載のフェイスマスクの製造方法。
  19. 前記弾性フィルム到前記シートを接合してから、更に、
    第1仕切りを形成するように、第1側方フラップを前記第1側面部に接合することと、
    第2仕切りを形成するように、第2側方フラップを前記第2側面部に接合することと、
    前記第1側面部の前記開口に近い隅部と前記第2側面部の前記開口に近い隅部にカーブを持たせるように、前記シートを切断することとを備えてなることを特徴とする請求項18に記載のフェイスマスクの製造方法。
  20. 前記弾性フィルムを前記シートに接合してから、更に、第1垂直プリーツと、第2垂直プリーツと、第1水平プリーツと、第2水平プリーツと、第3水平プリーツとを作るように、前記シートをプリーティングするが、前記第3水平プリーツは、前記第1垂直プリーツと前記第2垂直プリーツの上に配置され、展開している状態で、前記第1垂直プリーツは、前記第1水平プリーツと前記第3水平プリーツによって、上部の第1垂直プリーツと下部の第1垂直プリーツに分かれ、前記第2垂直プリーツは、前記第2水平プリーツと前記第3水平プリーツによって、上部の第2垂直プリーツと下部の第2垂直プリーツに分かれるように設けられることを特徴とする請求項18に記載のフェイスマスクの製造方法。
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