JP2021031826A - 送風装置取付部、送風装置取付部の作製方法、空調服、及び縫製部品 - Google Patents

送風装置取付部、送風装置取付部の作製方法、空調服、及び縫製部品 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、美粧性に優れ、かつ高品質な送風装置取付部を容易に作製することができる送風装置取付部の作製方法を提供する。【解決手段】生地42のおもて面42a上に、第2シート基材及び熱融着層を有する縫製部品120と、第2シート基材及び熱融着層を有する縫製部品220とを、第2シート基材のおもて面が対向するように配置する第1工程と、生地42及び縫製部品120及び220を、取付孔の周縁に対応する位置で縫合する第2工程と、生地42及び縫製部品120及び220を円形に裁断して、孔29及び縫い代部19を形成する第3工程と、縫い代部19に複数の切込み28を設ける第4工程と、上側の縫製部品120を、孔29を通して生地42の裏面42b側へ折り返した後、生地42と縫製部品120及び220とを縫合して取付孔と環状部とを形成する第5工程と、を有する。【選択図】図14

Description

本発明は、シート基材に送風装置を取り付けるための送風装置取付部、その作製方法、及び、その送風装置取付部を備えた空調服、並びにその送風装置を取り付ける取付孔を作製するために用いられる縫製部品に関する。
近年、工事現場では、夏季の作業での体温上昇を防ぐため作業服に送風装置(ファン)を取り付けた空調服が使用されている。空調服には、作業服の背中側の腰部にファン取付用の取付孔が設けられており、その開孔にファンを装着し、ファンにバッテリーを接続して使用される。空調服の取付孔の作製方法等は種々検討されており、例えば、特許文献1には、空調服の一方の面にシート部材を縫合し、縫合枠の内側に貫通孔を設け、シート部材を、貫通孔を通して裏側へ引出すことにより、取付孔を作製する技術が開示されている。
特開2018−12907号公報
しかしながら、特許文献1の作製方法では、裏側に引出した四角いシート部材を空調服の生地に縫い付けるため、四角い縫い目が空調服のおもて面に現れるため美粧性の点で十分でない。また、ファンは、主にプラスチックで形成され、嵌合部材で空調服の布を挟んで固定されるため、取付孔の周縁は、破れにくい構造であることが求められる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、美粧性に優れ、かつ高品質な送風装置取付部及びその送風装置取付部を備えた空調服を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、美粧性に優れ、かつ高品質な送風装置取付部を容易に作製することができる送風装置取付部の作製方法及び送風装置取付部の作製に用いる縫製部品を提供することを目的とする。
本発明の送風装置取付部の作製方法は、第1シート基材に、送風装置取付部を作製する送風装置取付部の作製方法であって、送風装置取付部が、取付孔と取付孔の周縁近傍の環状部とからなり、第1シート基材の一方の面上に、第2シート基材を有する円形の縫製部品を2枚、第2シート基材のおもて面が対向するように配置する第1工程と、第1シート基材及び2枚の縫製部品を、取付孔の周縁に対応する位置で縫合する第2工程と、第2工程で縫合した位置より内側で、第1シート基材及び2枚の前記縫製部品を円形に裁断して、孔及び縫い代部を形成する第3工程と、縫い代部に複数の切込みを設ける第4工程と、2枚の縫製部品のうち上側の縫製部品を、孔を通して第1シート基材の他方の面側へ折り返した後、第1シート基材と2枚の縫製部品とを縫合して取付孔と環状部とを形成する第5工程と、を有する。
縫製部品は、第2シート基材と第2シート基材のおもて面の周縁近傍に設けられた環状部材とを有するものであってもよい。
縫製部品は、第2シート基材の裏面に接着層を有するものであってもよい。
第1工程において、第1シート基材の一方の面に、2枚の縫製部品の一方を接着層を介して接着し、その後、縫製部品の他方を配置してもよい。
本発明の送風装置取付部は、第1シート基材に送風装置を取り付けるために形成された送風装置取付部であって、送風装置取付部が、第1シート基材に設けられた取付孔と取付孔の周縁近傍の環状部とからなり、環状部が、第1シート基材の一方の面から順に、環状の上側第2シート基材、前記第1シート基材、及び環状の下側第2シート基材を有し、環状部において、第1シート基材は、取付孔の周縁で第1シート基材の他方の面側に折り込まれており、上側第2シート基材は、折り込まれた前記第1シート基材を第1シート基材の一方の面から他方の面に亘って覆うように設けられており、下側第2シート基材は、取付孔の周縁で第1シート基材の他方の面側に折り込まれており、上側第2シート基材、第1シート基材及び下側第2シート基材が、環状部の外縁近傍で縫合されている。
上側第2シート基材の裏面及び下側第2シート基材の裏面にそれぞれ接着層を有してもよい。
環状部において、上側第2シート基材及び下側第2シート基材のおもて面に、それぞれ環状部材を有するものであってもよい。
本発明の空調服は、本発明の送風装置取付部を備えるものである。
本発明の縫製部品は、第1シート基材に送風装置を取り付ける取付孔を作製するために用いられる縫製部品であって、円形の第2シート基材を備え、第2シート基材の中心に、第1シート基材の送風装置の取付位置と位置合わせをするための印である小孔を有するものである。
第2シート基材の裏面に接着層が設けられていてもよい。
第2シート基材の裏面又は接着層の裏面に、裁断位置及び縫合位置を示す線が設けられていてもよい。
第2シート基材のおもて面の周縁近傍に環状部材が設けられていてもよい。
本発明の送風装置取付部の作製方法及び縫製部品によれば、美粧性に優れ、かつ高品質な送風装置取付部及び空調服を容易に作製することができる。
本発明の送風装置取付部及び空調服によれば、美粧性に優れ、かつ高品質である。
本発明の縫製部品の平面図である。 本発明の縫製部品の背面図である。 図1におけるX1−X1断面図である。 本発明の縫製部品の別の実施形態を示す断面図である。 本発明の縫製部品の更に別の実施形態を示す平面図である。 図5におけるX2−X2断面図である。 本発明の縫製部品の更に別の実施形態を示す背面図である。 本発明の送風装置取付部の作製方法の一過程を示す平面図である。 図8におけるX3−X3断面図である。 本発明の送風装置取付部の作製方法の一過程を示す平面図である。 本発明の送風装置取付部の作製方法の一過程を示す平面図である。 図11におけるX4−X4断面図である。 本発明の送風装置取付部の作製方法の一過程を示す平面図である。 本発明の送風装置取付部の作製方法の一過程を示す平面図である。 本発明の送風装置取付部の作製方法の一過程を示す平面図である。 本発明の送風装置取付部の作製方法の一過程を示す平面図である。 図15におけるX5−X5断面図である。 更に別の実施形態である縫製部品を用いた場合の縫製過程を示す断面図である。 更に別の実施形態である縫製部品を用いた場合の環状部の拡大断面図である。 本発明の空調服を示す平面図である。 図20におけるX6−X6断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたもので、これらにより本発明を限定するものではない。
[縫製部品]
まず、本発明の縫製部品について説明する。本発明の縫製部品は、例えば、図20に示すような空調服40に送風装置60を取り付けるための取付孔43(図16参照)を作製するために用いられるものである。
本実施形態の縫製部品10は、図1から図3に示すように、円形の第2シート基材12からなり、第2シート基材12の中心に小孔11を有するものである。小孔11は、空調服40の生地42(本発明の第1シート基材に対応する。図20参照)の送風装置60の取付位置を示す印と位置合わせをするための印である。縫製部品10は、小孔11を有することにより、生地42の所定の位置に精度良く取付孔43を形成することができる。
詳細は後述するが、本発明の縫製部品は、取付孔43を形成する際、1枚又は2枚一組で使用されるものであり、より好ましくは2枚で使用されるものである。
第2シート基材12は、綿、ポリエステル、ナイロン、アクリル、アセテート、レーヨン等を素材とする織物、編み物、不織布等が挙げられる。
位置合わせの印である小孔11は、円形に限らず、楕円形、多角形、星型等であってもよい。小孔11の最大径は、1mm以上10mm以下であることが好ましく、2mm以上5mm以下であることがより好ましい。小孔11の最大径が上記範囲であることにより、送風装置の取付位置と位置合わせをするための印と位置決めを行う場合に、位置ずれ量を小さくすることができる。印は孔に限らず、染料、顔料、インクで施した点、丸等、様々な形状のものを第2シート基材12のおもて面12aに形成したものであってもよい。
縫製部品10の第2シート基材12の裏面12bには、図2に示すように、縫合位置を示す線16が設けられていてもよい。線16は、送風装置60を取り付ける取付孔43の周縁43aに対応する位置である。また、縫合位置を示す線16から内側の裁断位置を示す線17及び線18が設けられていてもよい。線17に沿って裁断することにより孔(図12の符号29参照)と縫い代部19が形成される。上記の縫合位置を示す線16及び裁断位置を示す線17及び18は、染料、顔料、インク等を用いて描画装置又は印刷装置で設けることができる。
縫い代部19の幅W19(図2参照)は最終的に形成される環状部45の幅W45(図15参照)より小さいことが好ましい。
本発明の縫製部品の他の実施形態として、図4に示すように、第2シート基材22の裏面22bに接着層23が設けられた縫製部品20を挙げることができる。接着層23を有することにより、空調服の生地42と縫製部品20が固定されるので縫製中の作業が容易となる。
接着層23は、第2シート基材22の裏面22bに、フィルム状、パウダー状、ドット状、ストライプ状、網目状に設けられたものが挙げられる。接着剤としては、加熱しながらプレスすることによって、接着される熱融着タイプが好ましい。
接着層23が設けられている場合、上記裁断位置及び縫合位置を示す線16、17及び18は、第2シート基材22の裏面22b及び接着層23の裏面23bのいずれに設けてもよい。
また、本発明の縫製部品の他の実施形態を図5から図7に示す。本実施形態の縫製部品30は、図5及び図6に示すように、第2シート基材32の裏面32bに接着層33を有し、更に第2シート基材32のおもて面32aの周縁近傍に環状部材35を有し、中央に小孔31を有する。図7に示すように、接着層33の裏面33bには、縫合位置を示す線36、裁断位置を示す線37及び38を有する。上記縫製部品10と同様、生地上に縫製部品30をおもて面が対向するように配置して、線36を縫合し、線37及び38を裁断することによって、縫い代部39が形成される。
縫製部品30の場合、環状部材35が、最終的に送風装置取付部の環状部45(図15参照)として最表面に現れることになるため、第2シート基材32は、例えば不織布等の極薄い生地で構成されることが好ましい。また、縫製部品30の場合、接着層33は、パウダー状、ドット状、ストライプ状、又は網目状に設けられた、厚みが薄いものが好ましい。第2シート基材32が薄ければ、環状部45が分厚くなり過ぎず、美粧性の観点から好ましい。
なお、本実施形態の縫製部品30においても、縫合位置を示す線36及び裁断位置を示す線37及び38は、第2シート基材32の裏面32b又は接着層33の裏面33bのいずれに設けられていてもよい。
[送風装置取付部の作製方法]
次に、本発明の送風装置取付部の作製方法の一実施形態について説明する。本実施形態では、空調服の後ろ見頃の腰部分に送風装置取付部を作製する形態について説明する。
本発明の送風装置取付部の作製方法は、以下の第1工程から第5工程を備えるものである。以下、各工程の詳細について説明する。
(第1工程)
第1工程は、図8に示すように、空調服40(図20参照)の後ろ見頃の生地42のおもて面42a上に、円形の縫製部品120及び220を2枚配置する工程である。具体的には、以下のように行う。
縫製部品120は、図9に示すように、第2シート基材122と第2シート基材122の裏面に形成された熱融着層123とからなり、縫製部品220も同様に、第2シート基材222と第2シート基材222の裏面に形成された熱融着層223とからなる。縫製部品120及び220の中心には、小孔11が設けられている。
図8に示すように、縫製部品120の裏面120bには、縫合位置を示す線16及び裁断位置を示す線17及び18が設けられている。
なお、線16、17及び18は、2枚の縫製文品のうち、少なくとも上側の縫製部品120に設けられていればよい。
まず、図9に示すように、縫製部品220を、熱融着層223と生地42とが接するように配置する。生地42には、送風装置を取り付ける位置の中心に、位置決め用の丸印41(図10参照)が設けられているため、縫製部品220の小孔11と丸印41とを一致させる。そして、アイロンで加熱押圧して、生地42のおもて面42aに縫製部品220を熱融着層223を介して接着する。
次に、他方の縫製部品120を、縫製部品220の上に、第2シート基材122と222のおもて面が対向するように配置する。この時、縫製部品120の小孔11と縫製部品220の小孔11と丸印41とが一致するように、縫製部品120を配置する。
(第2工程)
第2工程は、生地42及び2枚の縫製部品120及び220を、取付孔の周縁に対応する位置で縫合する工程である。取付孔の周縁に対応する位置とは、図8における縫合位置を示す線16であり、図10に示すように、線16に沿って、生地42及び2枚の縫製部品120及び220を縫う(縫い目26)。
(第3工程)
第3工程は、図11に示すように、第2工程で縫合した位置、すなわち縫い目26より内側で、生地42及び2枚の縫製部品120及び220を、裁断位置を示す線17で円形に裁断する工程である。円形に裁断することによって、図12に示すように、孔29及び孔29の周りに縫い代部19が形成される。裁断は、レーザ又は切断刃によって行うことができる。
(第4工程)
第4工程は、図13に示すように、縫い代部19に、裁断位置を示す線18に沿って複数の切込み28を設ける工程である。切込み28も、レーザ又は切断刃によって行うことができる。複数の切込み28を設けることによって、次の第5工程で、縫製部品120を皺がよらず良好に折り返すことができる。切込み28の数は、孔29の大きさにより、適宜決定することができる。
(第5工程)
第5工程は、図14に示すように、2枚の縫製部品120及び220のうち外側の縫製部品120を、孔29を通して生地42の裏面42b側へ折り返した後、図15に示すように、縫製部品120及び220の外縁近傍を縫合することによって(縫い目44)、取付孔43と環状部45とを形成する。追加で、取付孔43の周縁43a近傍の環状部45を更に縫合してもよい(縫い目46)。
ここで、縫製部品120及び220の外縁近傍を縫合する前に、折り返した縫製部品120(図16参照)をアイロンで加熱押圧して生地42の裏面42bに接着させてもよい。これにより、縫製部品120が固定されるので縫合しやすい。
本発明の送風装置取付部の作製方法によれば、図15及び図16に示すように、生地42のおもて面42aと裏面42bのいずれにも同様に環状部45(おもて側45a、裏側45b)が形成されるので、美粧性に優れる。
図17に示すように、環状部45のおもて側45aは、縫製部品220で構成され、環状部45の裏側45bは、折り返された縫製部品220と生地42と縫製部品120とで構成されている。環状部45を有することにより、生地42には、縫い目が現われることがないので、仕上がりが綺麗である。
縫製部品120及び220は、生地42と同じ生地にしてもよく、異なるものにしてもよい。
上記実施形態では、生地42のおもて面42aに縫製部品120及び220を配置して取付孔43を作製したが、生地42の裏面42bに縫製部品を配置して取付孔43を作製してもよい。
取付孔43の直径D43は、送風装置60(図20参照)の直径と同じか小さくなるように調整することが好ましい。
また、上記実施形態では、縫製部品120及び220は、第2シート基材122及び222と熱融着層123及び223からなるものについて説明したが、図18に示すように、第2シート基材132及び232と、環状部材135及び235とを備えた縫製部品130及び230を用いてもよい。この場合は、縫製部品130及び230を、環状部材135及び235をおもて面が対向するように配置し、環状部材135及び235のすぐ近傍を縫合することが好ましい(縫い目26)。
環状部材135及び235のすぐ近傍を縫合することにより、図19に示すように、環状部材135及び235が取付孔43の周縁43aに配置されるため、仕上りが良好である。また、生地42の裏面42bにおいても、同様に仕上がりが良好となる。
なお、図18では、接着層を記載していないが、第2シート基材132及び232の裏面に接着層を設けてもよい。環状部材を備える縫製部品の場合、上記のように、接着層は、パウダー状、ドット状、ストライプ状、又は網目状に設けられた、厚みが薄いものが好ましい。
[送風装置取付部]
次に、上記の送風装置取付部の作製方法によって作製された送風装置取付部について説明する。
図15及び図16に戻って説明するが、送風装置取付部50は、生地42に設けられた取付孔43と取付孔43の周縁近傍の環状部45とからなるものである。ここで、環状部45とは、取付孔43の周縁43aから所定の幅で、生地42と縫製部品120及び220で形成された部分を示す。
図17に示すように、環状部45は、生地42のおもて面42a側から順に、上側第2シート基材222及び熱融着層223、生地42、及び環状の下側第2シート基材122及び熱融着層123を有する。より具体的には、環状部45において、生地42は、取付孔43の周縁43aで生地42の裏面42b側に折り込まれている。また、上側第2シート基材222及び熱融着層223は、折り込まれた生地42を生地42のおもて面42aから裏面42bに亘って覆うように設けられており、下側第2シート基材122及び熱融着層123は、取付孔43の周縁43aで生地42の裏面42b側に折り込まれている。
そして、上側第2シート基材222、熱融着層223、生地42、下側第2シート基材122及び熱融着層123が、環状部45の外縁近傍(縫い目44)と、取付孔43の周縁43a近傍とで縫合されている(縫い目46)。縫い目46は、縫い目26と同じ場所であってもよく内側であってもよい。
本発明の送風装置取付部50は、図16に示すように、生地42の裏面42bにおいても、おもて面42aと同様に、環状部の裏側45bが形成されているため、美粧性に優れるうえ、丈夫である。また、図17に示すように、生地42の裏面42b側には、折り返された縫い代部19が位置しているため、生地42のおもて面42aが平坦である。さらに、生地42のおもて面42aに直接縫い目が見えることがなく、生地の引きつりが生じないため仕上りが良好である。
特に、上記した図18に示すような環状部材135及び235を備えた縫製部品の場合は、図19に示すように、環状部45の厚みも薄くなるので肌触りが良い。また、環状部材235及び135が環状部45のおもて側45a及び裏側45bを構成することとなるので、環状部材135及び235を様々な色や模様の生地とすることにより、デザイン性にも優れる送風装置取付部を作製することができる。
[空調服]
次に、本発明の空調服の一実施形態について説明する。
本発明の空調服は、本発明の送風装置取付部の作製方法によって作製された送風装置取付部を備えるものである。
本実施形態の空調服40は、図20に示すように、後ろ見頃の生地42の腰部分に、上記送風装置取付部50が2つ形成され、送風装置60が取り付けられる。送風装置60は、図21に示すように、本体部61と嵌合部材63と充電器(不図示)とからなり、本体部61は、周縁にフランジ62を有する。
送風装置60は、以下のようにして取り付けられる。まず、本体部61を、生地42のおもて面42a側から取付孔43に挿入する。次に、生地の裏面42b側から嵌合部材63で、環状部45のおもて側45a及び裏側45bを挟んで、生地42と送風装置60とを固定する。
なお、図中、環状部45のおもて側45a及び裏側45bの構成は見やすさのため接着層を簡略化している。
本発明の空調服においては、環状部45が送風装置60のフランジ62の位置に相当する。環状部45の幅W45をフランジ62よりも小さくして環状部45を隠してもよく、環状部45の幅を、フランジ62の幅より大きくして意図的に環状部45を露出させてもよい。
上記実施形態では、送風装置取付部を備えたものとして空調服を例に挙げて説明したが、ベビーカー、車、馬車等の幌、カーシェルタ、バイク用シェルター等のシートにも適用することができる。
以上、本発明を、実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態の範囲には限定されないことは言うまでもなく、上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10、30、120、220、130、230 縫製部品
11、31 小孔
12、22、32、122、222、132、232 第2シート基材
12a、32a (第2シート基材の)おもて面
12b、32b (第2シート基材の)裏面
16、36 縫合位置を示す線
17、18、37、38 裁断位置を示す線
19、39 縫い代部
26、44 縫い目
28 切込み
123、223 熱融着層
31 小孔
23、33 接着層
33b (接着層の)裏面
35、135、235 環状部材
41 丸印
42 生地(第1シート基材)
42a 生地のおもて面
42b 生地の裏面
43 取付孔
43a 取付孔の周縁
45 環状部
45a 環状部のおもて側
45b 環状部の裏側
50 送付装置取付部
60 送風装置
61 本体部
62 フランジ
63 嵌合部材

Claims (5)

  1. 第1シート基材に送風装置を取り付ける取付孔を作製するために用いられる縫製部品であって、
    円形の第2シート基材を備え、
    前記第2シート基材の中心に、前記第1シート基材の前記送風装置の取付位置と位置合わせをするための印である、最大径が1mm以上10mm以下の小孔を有する縫製部品。
  2. 前記第2シート基材の裏面に、裁断位置及び縫合位置を示す線が設けられている請求項1記載の縫製部品。
  3. 前記第2シート基材の裏面に接着層が設けられている請求項1記載の縫製部品。
  4. 前記接着層の裏面に、裁断位置及び縫合位置を示す線が設けられている請求項3記載の縫製部品。
  5. 前記第2シート基材のおもて面の周縁近傍に環状部材が設けられている請求項1から4いずれか1項記載の縫製部品
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