JP2021031802A - インナー - Google Patents

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Abstract

【課題】 生地の端部において、ゴムや縫い糸が肌に当たらず、厚みを抑えながら、適度に伸縮することで、不快感が抑えられたインナーを提供すること。【解決手段】 生地の端部が折り返されて相互に接着された構造を有するインナーであって、折り返された生地の谷折り側の第1接合領域にホットメルトテープが配置され、それに対向する第2接合領域に伸縮部材が配置されており、前記ホットメルトテープの幅(d1)は、前記伸縮部材の幅(d2)よりも広く、前記ホットメルトテープの少なくとも一部が、前記折り返された生地の前記第1接合領域と前記第2接合領域の双方に接着されてなる、ことを特徴とするインナー。【選択図】図1

Description

本発明は、インナーに関する。より詳しくは、インナーの端部において、ゴムや縫い糸が肌に当たらず、厚みを抑えながら、適度に伸縮することで、不快感を抑えたインナーに関する。
衣類に関して、特許文献1に記載されたものが従来知られている。特許文献1に記載の運動着は、一面または両面にホットメルト系の接着層を有し、かつ、伸縮性に富む接着シートを、緊迫力が要求される部位である伸縮部の一部又は全部に用いた、各種繊維生地からなることを構成要件とし、さらに、生地と生地との接合部の一部又は全部を縫着せずに接着シートで接着接合した、各種繊維生地からなる、ともしている。特許文献1に記載された発明では、伸縮性に富む接着シートを衣類に用いることにより、糸による縫着の手間を省きながら、伸縮性を保つことができるという効果を得ている。
実用新案登録第3052845号
しかしながら、特許文献1に記載の運動着は、伸縮性に富む接着シートを衣類に用いているため、生地の端部が折り返されて相互に接着されると、当該接着シートの両面に接着層を有することが必須となる。このため、接着層が増加することになり、結果として厚みが増加し、かつ、硬くなり、着用時に不快感を与えるという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決して、ゴムや縫い糸が肌に当たらず、厚みの増加を抑えながら、適度に伸縮することで、不快感が抑えられたインナーを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、生地の端部が折り返されて相互に接着された構造を有するインナーであって、折り返された生地の谷折り側の第1接合領域にホットメルトテープが配置され、それに対向する第2接合領域に伸縮部材が配置されており、前記ホットメルトテープの幅(d1)は、前記伸縮部材の幅(d2)よりも広く、前記ホットメルトテープの少なくとも一部が、前記折り返された生地の前記第1接合領域と前記第2接合領域の双方に接着されてなることを特徴とする、インナーに関する。
請求項2に係る発明は、前記ホットメルトテープで接着される前記第1接合領域及び前記第2接合領域は、前記伸縮部材よりも自由端部側に、少なくとも一部が配置されてなる、請求項1に記載のインナーに関する。
請求項3に係る発明は、前記ホットメルトテープは前記折り返された生地の谷折り側において、折り返し部に平行に第1の距離(y)だけ離れた位置と、生地の折り返された部分の自由端部から平行に第2の距離(z)だけ離れた位置に貼着されてなる請求項2に記載のインナーに関する。
請求項4に係る発明は、前記伸縮部材は幅(d2)のテープ状の形状を呈し、前記伸縮部材の幅(d2)は前記ホットメルトテープの幅(d1)より小さく、前記ホットメルトテープの前記第2接合領域と対向する側には前記伸縮部材が配置されてなる請求項3に記載のインナーに関する。
請求項5に係る発明は、
(A)生地に伸縮部材を取り付ける工程と、
(B)前記伸縮部材よりも前記生地の端部側に間隔をあけてホットメルトテープを配置する工程と、
(C1)折り返し部が前記伸縮部材と前記ホットメルトテープとの間に来るように前記生地を折り返す工程と、
(D)前記伸縮部材が糸で縫い付けられていた場合は前記糸をほどく工程と、
(E)前記折り返された生地を加熱して互いに対向する面を接着する工程と、
を含むインナーの製造方法に関する。
請求項6に係る発明は、
(A)生地に伸縮部材を取り付ける工程と、
(B)伸縮部材よりも前記生地の端部側に間隔をあけてホットメルトテープを配置する工程と、
(C2)折り返し部が前記伸縮部材と前記ホットメルトテープとの間に来るように前記生地を折り返し、折り返された生地の互いに対向する面を仮接着する工程と、
(D)前記伸縮部材が糸で縫い付けられていた場合は前記糸をほどく工程と、
(E)前記折り返された生地を加熱して互いに対向する面を接着する工程と、
を含むインナーの製造方法に関する。
請求項7に関する発明は、前記工程(A)において、前記生地と前記伸縮部材とを縫着して取り付けることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のインナーの製造方法に関する。
請求項8に係る発明は、前記工程(A)において、前記生地と前記伸縮部材とを熱処理による接合方法によって取り付けることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のインナーの製造方法に関する。
請求項9に係る発明は、前記熱処理による接合方法が、熱融着であることを特徴とする、請求項8に記載のインナーの製造方法に関する。
請求項1に係る発明によれば、インナーは、生地の端部が折り返されて相互に接着された構造を有するインナーであって、折り返された生地の谷折り側の第1接合領域にホットメルトテープが配置され、それに対向する第2接合領域に伸縮部材が配置されており、ホットメルトテープの幅(d1)は、伸縮部材の幅(d2)よりも広い(即ち、d1>d2)。故に、ホットメルトテープの少なくとも一部が、折り返された生地の第1接合領域と第2接合領域の双方に接着されることで、伸縮部材の形状回復力による適度な伸縮性を確保し、かつ、伸縮素材の両面に接着層を設ける必要がないため、端部が硬くなることがなく、厚みを抑えるという顕著な効果が得られ、着用時に不快感を与えることがない。
請求項2に係る発明によれば、ホットメルトテープで接着される第1接合領域及び第2接合領域は、伸縮部材よりも自由端部側に、少なくとも一部が配置される。ホットメルトテープが、伸縮部材よりも自由端部側で、第1接合領域と第2接合領域を接着することで、接着後は伸縮部材が固定され、さらに、折り返された生地によって伸縮部材が包み込まれた状態となるので、伸縮部が肌に触れず、着用時の不快感を軽減するという効果を奏する。
請求項3に係る発明によれば、ホットメルトテープは折り返された生地の谷折り側において、折り返し部に平行に第1の距離(y)だけ離れた位置と、生地の折り返された部分の自由端部から平行に第2の距離(z)だけ離れた位置に貼着されるため、第1の距離(y)を伸縮部材およびホットメルトテープの厚みを考慮した長さにすることで、生地を折り返した際の折り返し部を美しく仕上げることが可能となり、第2の距離(z)をより零に近づけることで接着された自由端部がめくれることを防ぎ、肌に触れた場合の不快感が軽減されるという有利な効果が得られる。
請求項4に係る発明によれば、伸縮部材は幅(d2)のテープ状の形状を呈し、伸縮部材の幅(d2)はホットメルトテープの幅(d1)より小さく、ホットメルトテープの第2接合領域と対向する側には伸縮部材が配置されるため、伸縮部材の幅を一定にし、形状回復力のばらつきを抑え、また、生地を折り返した際に、第2接合領域にホットメルトテープが接着される領域を均一に確保し得るという有利な効果を奏する。
請求項5に係る発明によれば、(A)生地に伸縮部材を取り付ける工程と、
(B)伸縮部材よりも生地の端部側に間隔をあけてホットメルトテープを配置する工程と、
(C1)折り返し部が伸縮部材とホットメルトテープとの間に来るように生地を折り返す工程と、
(D)伸縮部材が糸で縫い付けられていた場合は糸をほどく工程と、
(E)折り返された生地を加熱して互いに対向する面を接着する工程と、
を含むインナーの製造方法であるため、折り返し部とする間隔を確保しながら伸縮部材とホットメルトテープを配置、接着することができ、さらに、糸で縫い付けられていた場合は糸を抜く工程を入れることで、縫い糸をなくして肌への刺激を抑えるという効果を奏する。
請求項6に係る発明によれば、(A)生地に伸縮部材を取り付ける工程と、
(B)伸縮部材よりも生地の端部側に間隔をあけてホットメルトテープを配置する工程と、
(C2)折り返し部が伸縮部材とホットメルトテープとの間に来るように生地を折り返し、折り返された生地の互いに対向する面を仮接着する工程と、
(D)伸縮部材が糸で縫い付けられていた場合は糸をほどく工程と、
(E)折り返された生地を加熱して互いに対向する面を接着する工程と、
を含むインナーの製造方法であるため、工程(D)で糸をほどく際、もしくは糸をほどいた後も、伸縮部材を任意の位置で固定したまま維持することができ、より確実に任意の位置で工程(E)の接着が可能となる。
請求項7に係る発明によれば、工程(A)において、生地と伸縮部材とを縫着して取り付けることを特徴とするため、ミシン等の縫製機による縫い付けと同時に伸縮部材を配置することで、任意の位置に固定し易くなるという有利な効果を奏する。
請求項8に係る発明によれば、工程(A)において、生地と伸縮部材とを熱処理による接合方法によって取り付けることを特徴とするため、(E)での熱融着前に、糸を抜くという工程が省かれるので、作業時間が短縮されるという効果を奏する。
請求項9に係る発明によれば、前記熱処理による接合方法が、熱融着であることを特徴とするため、加熱時の生地への負担を避けながら、折り返し位置がずれることを防ぐことを可能とする。
本発明の一実施形態に係るブラジャーの図である。(a)は全体図であり、(b)は(a)の端部の領域Xの拡大説明図である。 折り返された端部の接着前の断面図である。 図2の接着後の断面図である。(a)は伸縮部材が折り返し部に近い位置に配置された図であり、(b)は伸縮部材が折り返し部と自由端部の中間に配置された図である。 折り返された端部の接着前の断面説明図であり、(a)は折り返された端部を広げた状態を表し、(b)は折り返した状態を表す図である。 本発明の製造工程の図であり、工程(A)が完了した状態の図である。 本発明の製造工程の図であり、工程(B)が完了した状態の図である。 本発明の製造工程の図であり、工程(C1)又は工程(C2)で生地を折り返す途中の状態の図である。(a)はその前半、(b)はその後半を表している。 本発明の製造工程の図であり、工程(D)で糸をほどく際の裏面を表す図である。 本発明の製造工程の図であり、工程(E)が完了した状態の図である。 本発明の実施例の図である。(a)はタンクトップ、(b)はショーツを表している。
以下、本発明に係るインナーについて、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインナー(1)の図であり、どの部分に本発明の端部構造が施されているのかわかりやすくするために、折り返された端部(2)の一部を切断した状態を表している。また、インナーの一例としてブラジャー(1A)を挙げて説明したが、本実施形態において、インナーは、ブラジャー(1A)に限定されず、タンクトップ(1B)のネックラインやアームホール、裾、ショーツ(1C)のウエストや足口等を含む概念であることは言うまでない。(図10を参照)
上記以外では、インナーとして補正下着(ファンデーション)も含み、例としてシェイパーやガードル等も含まれる。
図2は、折り返された端部(2)の接着前の断面図である。本実施形態に係るインナー(1)の折り返された端部(2)は、図2に示す如く、折り返された生地(3)の谷折り側(4)の第1接合領域(5)にホットメルトテープ(14)が配置され、それに対向する第2接合領域(6)に伸縮部材(15)が配置されており、ホットメルトテープ(14)の幅(d1)は、伸縮部材(15)の幅(d2)よりも広い(即ち、d1>d2)。故に、ホットメルトテープ(14)の少なくとも一部が、折り返された生地(3)の第1接合領域(5)と第2接合領域(6)の双方に接着される。本実施形態に係るインナー(1)は、かかる構造上の特徴を具備している。
図3は、折り返された生地(3)の接着後の断面図である。(a)と(b)に共通するように、ホットメルトテープ(14)で接着される第1接合領域(5)及び第2接合領域(6)は、伸縮部材(15)よりも自由端部(7)側に、少なくとも一部が配置される。ホットメルトテープ(14)が、伸縮部材(15)よりも自由端部(7)側で、第1接合領域(5)と第2接合領域(6)を接着することで、接着後は伸縮部材(15)が固定され、肌に触れる部分が滑らかな状態となる。よって、伸縮部材(15)は、折り返し部(8)に近い位置であっても、折り返し部(8)と自由端部(7)の中間位置であっても、良い。
図4に示す如く、ホットメルトテープ(14)は折り返された生地(3)の谷折り側(4)において、折り返し部(8)に平行に第1の距離(y)だけ離れた位置と、自由端部(7)に平行に第2の距離(z)だけ離れた位置に接着される。第1の距離(y)は、零にしても良いが、生地(10)を折り返した際の折り返し部(8)の仕上がりを美しくするため、ホットメルトテープ(14)の厚みと伸縮素材(15)の厚みを足して半分にした長さにしても良い。また、第2の距離(z)は、より零に近づけることによって、接着された自由端部(7)がめくれることを防ぎ、肌に触れた場合の不快感を軽減するという効果を奏する。
伸縮部材(15)は幅(d2)のテープ状の形状を呈し、ホットメルトテープ(14)の幅(d1)より小さくする。ただし、幅(d2)は極端に小さくすると、伸縮性が悪くなり、インナー(1)に必要な形状回復力が失われるため、好適にはホットメルトテープ(14)の幅(d1)の30%以上であれば良い。
また、幅(d1)と幅(d2)との差(d1−d2)を極端に小さくすると、インナー(1)の使用に耐えうる接着強度が確保できない。このため、伸縮部材(15)の幅(d2)とホットメルトテープ(14)の幅(d1)との差(d1−d2)は4mm以上、且つ、ホットメルトテープ(14)の幅(d1)の40%以上であることが望ましい。
さらに、伸縮部材(15)よりも自由端部(7)側で第1接合領域(5)と第2接合領域(6)を接着する部分の幅(d3)は4mm以上、且つ、伸縮部材(1)の幅(d2)の50%以上であることが望ましい。
伸縮部材(15)は、伸縮性を有する素材から構成され、例えばラッシェルテープやコールゴム、ニードルテープ等から構成されるが、その種類は特定のものには限定されない。テープ状の形状とは長方形(矩形)を含む概念である。
伸縮部材(15)は、ホットメルトテープ(14)の第2接合領域(6)と対向する側に、配置される。第2接合領域(6)と対向する第1接合領域(5)は、折り返し部(8)から自由端部(7)にかけた領域側(9)であることが望ましい。折り返された生地(3)の自由端部(7)からホットメルトテープがはみ出ないように折り返し部(8)を定めて折り返すことが容易になる。
インナーの製造方法は、工程(A):すなわち、生地(10)に伸縮部材(15)を取り付ける工程(図5を参照)と、工程(B):すなわち、伸縮部材(15)よりも生地の端部(11)側に間隔(12)をあけてホットメルトテープ(14)を配置する工程(図6を参照)と、工程(C1):即ち、折り返し部(8)が伸縮部材(15)とホットメルトテープ(14)との間に来るように生地(10)を折り返す工程(図7を参照)と、工程(D):すなわち、伸縮部材(15)が糸で縫い付けられていた場合は糸(13)をほどく工程(図8を参照)と、工程(E):すなわち、折り返された生地(3)を加熱して互いに対向する面を接着する工程(図9を参照)と、を含む。なお、工程(C1)に代えて、工程(C2):すなわち、折り返し部(8)が伸縮部材(15)とホットメルトテープ(14)との間に来るように生地(10)を折り返し、折り返された生地(3)の互いに対向する面を仮接着する工程(図7を参照)を行うことも可能である。
また、本実施形態において工程(A)は、生地(10)と伸縮部材(15)との取り付けは縫着によることの他、熱処理による接合方法(例えば、熱融着、超音波による熱処理等)によっても良い。
伸縮部材(15)を取り付ける工程と、ホットメルトテープ(14)を配置する工程は、どちらが先に完了されても良い。また、ホットメルトテープ(14)を生地の端部(11)側に配置する際に、同時に生地の端部(11)を切断しても良く、第2の距離(z)を零に近づけることで、接着後にめくれる自由端部(7)が生じにくいという効果が得られる。しかしながら、第2の距離(z)を零にすると、ホットメルトテープが自由端部(7)から見えてしまい、見栄えが悪くなる可能性があるため、第2の距離(z)を零にすることは避ける方が良い。
工程(B)で、ホットメルトテープ(14)を配置する際に加熱し、仮接着させても良い。仮接着することで、工程(C1)/工程(C2)にて生地(10)を折り返す際にホットメルトテープ(14)の位置がずれることを防ぐことが可能となる。
また、工程(C2)で、生地を折り返した際に、加熱し、手で剥がせる程度に仮接着させても良い。手で剥がせる程度の接着に留めることで、工程(E)においての糸で伸縮部材(15)を縫い付けていた場合の糸(13)をほどく作業が可能となる。
ホットメルトテープ(14)は、熱融着の特性を有する素材から構成され、その素材の種類は限定されない。しかしながら、ホットメルトテープ(14)の融点が低すぎると、高温環境下でホットメルトテープ(14)が軟化し、意図しない場所に生地(10)が接着されてしまうなど、取り扱いが難しくなる。また、反対にホットメルトテープ(14)の融点が高すぎると、接着時に高温を用いることとなり、折り返された生地(3)の変色や硬化等を生じさせる可能性がある。そのため、ホットメルトテープ(14)の融点は80℃〜150℃であることが望ましい。
工程(A)において、生地(10)と伸縮部材(15)とを糸で縫着しても良い。生地(10)に伸縮部材(15)を糸で縫着することで、しっかりと固定され、仮接着後に工程(D)で、糸(13)をほどいて取り除くことで、糸目のない滑らかな仕上がりとなる。
工程(A)において、生地(10)と伸縮部材(15)とを熱処理による接合方法によって取り付けても良い。生地(10)に伸縮部材(15)を熱融着で接着することで、工程(D)の糸(13)をほどく作業を省き、作業時間を短縮できるという効果が得られる。
熱処理による接合方法は、アイロンやプレッサー等で高温面を押し当てる処理の他に、超音波処理によるものであっても良い。
本発明によるインナーによれば、インナーは、生地の端部が折り返されて相互に接着された構造を有するインナーであって、折り返された生地の谷折り側の第1接合領域にホットメルトテープが配置され、それに対向する第2接合領域に伸縮部材が配置されており、ホットメルトテープの幅(d1)は、伸縮部材の幅(d2)よりも広く、ホットメルトテープの少なくとも一部が、折り返された生地の第1接合領域と第2接合領域の双方に接着されることで、伸縮部材の形状回復力による適度な伸縮性を確保し、かつ、伸縮素材の両面に接着層を設ける必要がないため、端部が硬くなることがなく、厚みを抑えるという顕著な効果が得られ、着用時に不快感を与えることがない。
それゆえに、本発明に係るインナーは、肌に直接触れ、伸縮性のあるインナーに女性用であれ男性用であれ好適に用いられる。
1 インナー
1A ブラジャー
1B タンクトップ
1C ショーツ
2 折り返された端部
3 折り返された生地
4 谷折り側
5 第1接合領域
6 第2接合領域
7 自由端部
8 折り返し部
9 折り返し部から自由端部にかけた領域
10 生地
11 生地の端部
12 間隔
13 糸
14 ホットメルトテープ
15 伸縮部材
d1 ホットメルトテープの幅
d2 伸縮部材の幅
d3 自由端部側でホットメルトテープが第1接合領域と第2接合領域を接着する部分の幅
y 第1の距離
z 第2の距離

Claims (9)

  1. 生地の端部が折り返されて相互に接着された構造を有するインナーであって、
    折り返された生地の谷折り側の第1接合領域にホットメルトテープが配置され、それに対向する第2接合領域に伸縮部材が配置されており、
    前記ホットメルトテープの幅(d1)は、前記伸縮部材の幅(d2)よりも広く、前記ホットメルトテープの少なくとも一部が、前記折り返された生地の前記第1接合領域と前記第2接合領域の双方に接着されてなる、ことを特徴とするインナー。
  2. 前記ホットメルトテープで接着される前記第1接合領域及び前記第2接合領域は、前記伸縮部材よりも自由端部側に、少なくとも一部が配置されてなる請求項1に記載のインナー。
  3. 前記ホットメルトテープは前記折り返された生地の谷折り側において、折り返し部に平行に第1の距離(y)だけ離れた位置と、生地の折り返された部分の自由端部から平行に第2の距離(z)だけ離れた位置に貼着されてなる請求項2に記載のインナー。
  4. 前記伸縮部材は幅(d2)のテープ状の形状を呈し、前記伸縮部材の幅(d2)は前記ホットメルトテープの幅(d1)より小さく、前記ホットメルトテープの前記第2接合領域と対向する側には前記伸縮部材が配置されてなる請求項3に記載のインナー。
  5. (A)生地に伸縮部材を取り付ける工程と、
    (B)前記伸縮部材よりも前記生地の端部側に間隔をあけてホットメルトテープを配置する工程と、
    (C1)折り返し部が前記伸縮部材と前記ホットメルトテープとの間に来るように前記生地を折り返す工程と、
    (D)前記伸縮部材が糸で縫い付けられていた場合は前記糸をほどく工程と、
    (E)前記折り返された生地を加熱して互いに対向する面を接着する工程と、
    を含むインナーの製造方法。
  6. (A)生地に伸縮部材を取り付ける工程と、
    (B)伸縮部材よりも前記生地の端部側に間隔をあけてホットメルトテープを配置する工程と、
    (C2)折り返し部が前記伸縮部材と前記ホットメルトテープとの間に来るように前記生地を折り返し、折り返された生地の互いに対向する面を仮接着する工程と、
    (D)前記伸縮部材が糸で縫い付けられていた場合は前記糸をほどく工程と、
    (E)前記折り返された生地を加熱して互いに対向する面を接着する工程と、
    を含むインナーの製造方法。
  7. 前記工程(A)において、前記生地と前記伸縮部材とを縫着して取り付けることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のインナーの製造方法。
  8. 前記工程(A)において、前記生地と前記伸縮部材とを熱処理による接合方法によって取り付けることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のインナーの製造方法。
  9. 前記熱処理による接合方法が、熱融着であることを特徴とする、請求項8に記載のインナーの製造方法。
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