JP2021031794A - ファン取付孔の強化形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多くの衣服に衣服用ファンを取り付ける場合を想定して、ファンを取り付けるための孔を形成する生産性の高い方法を提供する。【解決手段】(1)衣服を構成する布地の少なくとも一部にヒートカットによりファン取付孔を形成する工程と、(2)前記ファン取付孔と略同一形状の開口部を有する略環状体からなるファン取付用ワッペンを、前記ファン取付孔及び前記開口部が揃うように、前記衣服の内側から前記布地に配置する工程と、(3)前記ワッペンの略環状体の内周部分及び外周部分を前記布地に縫製することにより、前記ワッペンを前記衣服に取り付ける工程と、を有すること、を特徴とするファン取付孔の強化形成方法。【選択図】図1

Description

本発明は、衣服のためのファン取付孔の強化形成方法に関する。より具体的には、本発明は、衣服にファンを取り付けるための孔を形成するにあたり、当該孔を強化させつつ形成する方法に関する。
近年、炎天下での作業や運動に起因する熱中症が多く発生しており、特に土木建築の現場等の屋外環境で作業をする人にとっては、熱中症予防が重要であり、例えば特許文献1(国際公開第02/067708号パンフレット)においては、身体を冷却しつつ作業や運動を可能とする空調衣服が提案されている。
この空調衣服は、衣服の内側に積極的に外気を取り入れ、衣服の内部に滞留する空気を強制的に外気に入れ替えるものである。衣服用ファンの駆動により、衣服と身体又は下着との間に外気を取り入れることができ、身体の表面に沿って常時外気が流れ、身体が必要とする放熱量に応じて排出される汗を気化させることができる。
ところが、従来の空調衣服では、衣服と衣服用ファンとが一体的に構成されているため、使用者は自分の衣服の所望する位置に衣服用ファンを装着することができないことから、出願人は、「布により構成された基層15と、熱融着接着剤により構成された接着層17と、を積層して成り、略中央に前記基層15及び前記接着層17を貫通するファン取付孔13を有すること、を特徴とする衣服用ファン取付用ワッペン1。」を提案している(特許文献2:特許第6216958号公報)。
国際公開第02/067708号パンフレット 特許第6216958号公報
しかしながら、例えば法人やサークルのメンバー等の複数人の衣服に衣服用ファンを取り付けたい場合には、上記特許文献2のような衣服用ファン取付用ワッペンは作業が煩雑であり、生産性に劣る。そこで、本発明の目的は、多くの衣服に衣服用ファンを取り付ける場合を想定して、ファンを取り付けるための孔を形成する生産性の高い方法を提供することにある。
上記の課題を解決すべく、本発明は、
(1)衣服を構成する布地の少なくとも一部にヒートカットによりファン取付孔を形成する工程と、
(2)前記ファン取付孔と略同一形状の開口部を有する略環状体からなるファン取付用ワッペンを、前記ファン取付孔及び前記開口部が揃うように、前記衣服の内側から前記布地に配置する工程と、
(3)前記ワッペンの略環状体の内周部分及び外周部分を前記布地に縫製することにより、前記ワッペンを前記衣服に取り付ける工程と、
を有すること、
を特徴とするファン取付孔の強化形成方法、
を提供する。
更に、本発明は、この方法により得られた強化ファン取付孔付き衣服、即ち、
少なくとも一部にファン取付孔を有する衣服と、
前記ファン取付孔と略同一形状の開口部を有する略環状体からなるファン取付用ワッペンと、を具備し、
前記ファン取付孔及び前記開口部が揃うように、前記衣服の内側から前記布地に配置されており、
前記ワッペンの略環状体の内周部分及び外周部分において前記布地に接続する縫製部分を有すること、
を特徴とする強化ファン取付孔付き衣服、
を提供する。
上記のような構成を有する本発明のファン取付孔の強化形成方法によれば、多くの衣服に衣服用ファンを取り付ける場合を想定して、ファンを取り付けるための孔を形成する生産性の高い方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る衣服1にファン取付用ワッペン2及び衣服用ファン4を装着した状態を示す模式図である。 衣服1を構成する布地の後身頃1Aの下部分にファン取付孔6a,6bを形成した様子を示す模式図である。 衣服1を構成する布地の後身頃1Aの下部分に形成したファン取付孔6aに、ファン取付用ワッペン2を配置する様子を示す模式図である。 ファン取付用ワッペン2の内周部分8a及び外周部分8bを後身頃1Aに縫製することにより取り付ける様子を示す模式図である。 ファン取付孔6a,6bにファン取付用ワッペン2を取り付けた様子を示す模式図である。
以下、本発明に係る衣服のためのファン取付孔の強化形成方法の代表的な実施形態を、図1〜図5を参照しながら詳細に説明するが、本発明は図示されるものに限られないことはいうまでもない。また、各図面は本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。更に、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
本発明のファン取付孔の強化形成方法は、
(1)衣服を構成する布地の少なくとも一部にヒートカットによりファン取付孔を形成する工程と、
(2)前記ファン取付孔と略同一形状の開口部を有する略環状体からなるファン取付用ワッペンを、前記ファン取付孔及び前記開口部が揃うように、前記衣服の内側から前記布地に配置する工程と、
(3)前記ワッペンの略環状体の内周部分及び外周部分を前記布地に縫製することにより、前記ワッペンを前記衣服に取り付ける工程と、
を有する。
まず、本実施形態の工程(1)においては、図2の(a)に示すように、衣服1を構成する布地の少なくとも一部(ここでは後身頃1A)を選択し、図2の(b)に示すように、下部の両側の位置に、ヒートカットにより丸い円形状のファン取付孔6a,6bを形成する。
ここで、ヒートカットとは、布地のある部分を切断する際に、切断と同時に、当該布地を構成する繊維を熱で溶かして布地のほつれ止めを実施する切断方法である。例えば加熱可能な金属製の切断治具(カッター、ナイフ等)やレーザー加工機等を用いて実施することができる。
次に、本実施形態の工程(2)においては、図3に示すように、ファン取付孔6aと略同一形状の開口部2aを有する略環状体からなるファン取付用ワッペン2を、ファン取付孔6a及び開口部2aが揃うように、衣服1の後身頃1Aの内側に配置する。
即ち、図3において一点鎖線で示すように、ファン取付孔6aの中心と開口部2aの中心とが略一致するような位置関係で、ファン取付用ワッペン2を、衣服1の後身頃1Aの内側に重ねるように配置する。また、配置した際には、次の工程(3)での縫製の際に位置ずれが起きないように、仮止めクリップやしつけ糸、しつけテープで、位置決めをしておいてもよい。
なお、図3においては、後身頃1Aの一方のファン取付孔6aについて示したが、後身頃1Bの他方のファン取付孔6bについても同様に、ファン取付用ワッペン2を重ねるように配置すればよい。
ここで、本実施形態におけるファン取付用ワッペン2は、略円環状体の基布で構成されている。衣服1の後身頃1Aを構成する布地において、ファン取付孔6a,6bの周辺部分に定形性を持たせるためのものである。
したがって、ファン取付用ワッペン2は、ある程度の硬さを有すること必要であり、種々の基布(若しくはその積層体、又は、基布と樹脂・紙製板体との積層体等)で構成することができる。
ついで、本実施形態の工程(3)においては、図4に示すように、ファン取付用ワッペン2の略円環状体の内周部分(縫製部分)8a及び外周部分(縫製部分)8bを布地の後身頃1Aに縫製することにより、ファン取付用ワッペン2を衣服1に取り付ける(図5参照)。
縫製の方法としては、自動ミシン等の従来公知の技術を用いることができる。また縫製のピッチや用いる糸の種類やスペックについては、本発明の効果を損なわない範囲であれば、自由に決定してよい。このようにして、ファン取付用ワッペン2によって周辺が強化されたファン取付孔6a,6bを形成することができる。
これにより、少なくとも一部にファン取付孔6a,6bを有する衣服1と、ファン取付孔6a,6bと略同一形状の開口部2a(2bは図示せず)を有する略環状体からなるファン取付用ワッペン2と、を具備し、ファン取付孔6a,6b及び開口部2aが揃うように、衣服1の内側から布地に配置されており、ワッペン2の略環状体の内周部分及び外周部分において後身頃1Aに接続する縫製部分(8a,8b)を有する、強化ファン取付孔付き衣服が得られる。
最後に、使用時には、図1に示すように、ファン取付用ワッペン2の開口部2aに、衣服用ファン4を取り付ける。衣服用ファン4は、略円筒状部分が本体を構成しており、これを開口部2aに挿入して固定することにより、ファン付き衣服1を得ることができる。
以上、本発明の代表的な実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の改良例、変形が存在することを当業者に容易に理解される。
例えば、上記実施形態においてはファン取付孔6a,6bの形状は略円形状としたが、取り付けるファンの外形と略同一又は相似形であればよく、例えば、三角形や四角形等の多角形、楕円形、半円形又は扇形等であってもよい。
1 衣服
1A 後身頃
2 ファン取付用ワッペン
2a 開口部
4 衣服用ファン
6a,6b ファン取付孔
8a 内周部分
8b 外周部分

Claims (2)

  1. (1)衣服を構成する布地の少なくとも一部にヒートカットによりファン取付孔を形成する工程と、
    (2)前記ファン取付孔と略同一形状の開口部を有する略環状体からなるファン取付用ワッペンを、前記ファン取付孔及び前記開口部が揃うように、前記衣服の内側から前記布地に配置する工程と、
    (3)前記ワッペンの略環状体の内周部分及び外周部分を前記布地に縫製することにより、前記ワッペンを前記衣服に取り付ける工程と、
    を有すること、
    を特徴とするファン取付孔の強化形成方法。
  2. 少なくとも一部にファン取付孔を有する衣服と、
    前記ファン取付孔と略同一形状の開口部を有する略環状体からなるファン取付用ワッペンと、を具備し、
    前記ファン取付孔及び前記開口部が揃うように、前記衣服の内側から前記布地に配置されており、
    前記ワッペンの略環状体の内周部分及び外周部分において前記布地に接続する縫製部分を有すること、
    を特徴とする強化ファン取付孔付き衣服。



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