JP2021028795A

JP2021028795A - 提案方法および提案システム

Info

Publication number: JP2021028795A
Application number: JP2019147934A
Authority: JP
Inventors: 尚彦齋藤; Naohiko Saito; 崇司土井; Takashi Doi; 坂本　尚之; Naoyuki Sakamoto; 尚之坂本
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2019-08-09
Filing date: 2019-08-09
Publication date: 2021-02-25
Also published as: CN112339682A; US20210039655A1

Abstract

【課題】取得装置によって収集された情報の有効活用を図ることが可能な提案方法を提供する。【解決手段】提案方法は、車両のチューニングを提案するものであり、ドライバによって車両が運転されるときに、車両に搭載された取得装置により車両に関する情報を取得するステップと、車両に関する情報に基づいてドライバの運転特性を判断して、ドライバに適した車両のチューニングを提案するステップとを備える。【選択図】図３

Description

本発明は、提案方法および提案システムに関する。

従来、車両に搭載されるドライブレコーダ（取得装置）と、ドライブレコーダによって収集された情報に基づいて運転診断を行う情報センターとを備える車両運転特性診断システムが知られている（たとえば、特許文献１参照）。

この車両運転特性診断システムでは、燃費などの各診断項目についての解析結果がディスプレイに表示されることにより、診断結果がドライバに報知されるようになっている。また、車両運転特性診断システムは、自分の運転特性を他者の運転特性と比較可能であり、運転操作を改善するためのアドバイスが表示されるように構成されている。

特開２００２−３１９０８７号公報

ここで、上記した従来の車両運転特性診断システムでは、ドライブレコーダによって収集された情報を用いて、運転操作を改善するためのアドバイスが行われるが、ドライブレコーダによって収集された情報を有効に活用することが望まれている。

本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、取得装置によって収集された情報の有効活用を図ることが可能な提案方法および提案システムを提供することである。

本発明による提案方法は、車両のチューニングを提案するものであり、ドライバによって車両が運転されるときに、車両に搭載された取得装置により車両に関する情報を取得するステップと、車両に関する情報に基づいてドライバの運転特性を判断して、ドライバに適した車両のチューニングを提案するステップとを備える。

このように構成することによって、各ドライバの運転特性に応じたチューニングを促すことができるので、ドライバ毎に適合した車両性能向上を促進させることができる。これにより、取得装置によって収集された車両に関する情報を用いて、ドライバに適した車両のチューニングを提案することができるので、取得装置によって収集された車両に関する情報の有効活用を図ることができる。

上記提案方法において、ドライビングシミュレータを用いて、チューニング後の車両の運転をドライバに疑似体験させるステップを備えていてもよい。

このように構成すれば、提案されたチューニングによる車両の変化をドライバが予め疑似体験することができるので、提案されたチューニングを行うか否かを判断しやすくすることができる。

本発明による提案システムは、車両のチューニングを提案するものであり、車両に搭載可能に構成され、ドライバによって車両が運転されるときに車両に関する情報を取得する取得装置と、車両に関する情報に基づいてドライバの運転特性を判断して、ドライバに適した車両のチューニングを提案するための情報処理装置とを備える。

上記提案システムにおいて、チューニング後の車両の運転をドライバに疑似体験させるためのドライビングシミュレータを備えていてもよい。

本発明の提案方法および提案システムによれば、取得装置によって収集された情報の有効活用を図ることができる。

本実施形態による提案システムの概略構成を示したブロック図である。図１の提案システムの車載装置を説明するためのブロック図である。本実施形態の提案システムによる提案方法を説明するためのフローチャートである。本実施形態の変形例による提案システムの概略構成を示したブロック図である。

以下、本発明の実施形態を説明する。

まず、図１および図２を参照して、本発明の一実施形態による提案システム１００の構成について説明する。

提案システム１００は、販売店Ｄの販売員が車両５０のドライバに車両５０のチューニングを提案する際に利用されるものである。この提案システム１００は、車載装置１によって収集された車両５０に関する情報を用いてドライバの運転特性を判断し、そのドライバに適した車両５０のチューニングを提案するために設けられている。

具体的には、提案システム１００は、図１に示すように、車両５０に関する情報を収集する車載装置１と、収集された車両５０に関する情報を格納するサーバ装置２と、販売店Ｄに設けられたパーソナルコンピュータ（以下、「ＰＣ」という）３、ディスプレイ４およびドライビングシミュレータ５とを備えている。車載装置１およびサーバ装置２はネットワーク１５０を介して接続され、サーバ装置２およびＰＣ３はネットワーク１５０を介して接続されている。

［車載装置］
車載装置１は、ドライバによって運転される車両５０に着脱可能に搭載されている。この車載装置１は、ドライバによって車両５０が運転されるときに車両５０に関する情報を取得し、その車両５０に関する情報をサーバ装置２に送信するように構成されている。すなわち、車載装置１は、ドライバによって運転される車両５０の走行記録（走行履歴）をサーバ装置２に格納するために設けられている。この車載装置１は、図２に示すように、取得端末１１と、ＧＰＳ（Global Positioning System）受信機１２と、通信機１３とを含んでいる。取得端末１１には、車両５０の車載ネットワーク５１が接続されている。

ここで、車両５０の車載ネットワーク５１は、ゲートウェイＥＣＵ（以下、「ＧＷ−ＥＣＵ」という）５２と、ＧＷ−ＥＣＵ５２に接続される複数のバス５３とを含んでいる。各バス５３には、複数のＥＣＵ５４が接続されている。ＥＣＵ５４は、車両５０の各部を制御するように構成されている。バス５３は、ＥＣＵ５４が通信する際の伝送路であり、通信プロトコルとしてたとえばＣＡＮ（Controller Area Network）が用いられる。ＧＷ−ＥＣＵ５２は、複数のバス５３間で通信を中継するために設けられている。

そして、ＥＣＵ５４がバス５３にメッセージを送信した場合には、そのバス５３に接続される送信元以外のＥＣＵ５４がメッセージを受信するとともに、ＧＷ−ＥＣＵ５２によりメッセージがその他のバス５３に転送され、その他のバス５３に接続されるＥＣＵ５４がメッセージを受信する。すなわち、車載ネットワーク５１では、ＧＷ−ＥＣＵ５２によってメッセージが中継されることから、異なるバス５３に接続されるＥＣＵ５４間でも通信可能である。そして、ＥＣＵ５４は、車両５０の走行情報（挙動情報）をメッセージとしてバス５３に送信するように構成されている。車両５０の走行情報には、たとえば、アクセル操作量、ブレーキ操作量、ステアリング操作量、シフト操作、車速、加速度、および、ヨーレートなどが含まれている。

取得端末１１は、取得端末１１を制御するマイコン１１ａと、マイコン１１ａに接続されるトランシーバ１１ｂおよび入出力部１１ｃとを含んでいる。トランシーバ１１ｂには、車載ネットワーク５１のバス５３が接続され、入出力部１１ｃには、ＧＰＳ受信機１２および通信機１３などが接続されている。マイコン１１ａは、ＥＣＵ５４からバス５３に車両５０の走行情報が送信された場合に、トランシーバ１１ｂを介して車両５０の走行情報を取得するように構成されている。なお、取得端末１１は、本発明の「取得装置」の一例である。

ＧＰＳ受信機１２は、ＧＰＳ衛星（図示省略）からの信号を受信して位置情報を算出するように構成されている。また、ＧＰＳ受信機１２は、ＧＰＳ衛星からの信号の受信時刻を算出する機能も有する。そして、ＧＰＳ受信機１２は、位置情報および受信時刻（以下、「ＧＰＳ情報」ともいう）を所定時間間隔毎に取得端末１１に出力するように構成されている。

通信機１３は、ネットワーク１５０を介してサーバ装置２と通信可能であり、取得端末１１が取得した車両５０に関する情報をサーバ装置２に送信するために設けられている。この通信機１３は、車載装置１用に専用に設けられ、たとえば有線で取得端末１１に接続されている。

そして、取得端末１１は、車載ネットワーク５１から走行情報が入力された場合に、その走行情報に付加情報を付加して通信機１３からサーバ装置２に送信するように構成されている。この付加情報には、走行情報が取得端末１１に入力された入力時刻、および、取得端末１１を特定するための識別情報などが含まれている。また、取得端末１１は、ＧＰＳ受信機１２からＧＰＳ情報が入力された場合に、そのＧＰＳ情報に付加情報を付加して通信機１３からサーバ装置２に送信するように構成されている。この付加情報には、取得端末１１を特定するための識別情報などが含まれている。なお、付加情報が付加された走行情報、および、付加情報が付加されたＧＰＳ情報は、車両５０に関する情報を構成している。

［サーバ装置］
サーバ装置２は、図１に示すように、ネットワーク１５０を介して車載装置１およびＰＣ３と通信可能に構成されている。具体的には、サーバ装置２は、車載装置１から受信した車両５０に関する情報を走行記録として格納するとともに、その走行記録をＰＣ３に提供するように構成されている。このサーバ装置２は、制御部２１と記憶部２２と通信部２３とを含んでいる。

制御部２１は、演算処理を実行することによりサーバ装置２を制御するように構成されている。記憶部２２には、車両５０の走行記録などが記憶されている。車両５０の走行記録は、ドライバによって車両５０が運転されたときにおける車両５０に関する情報によって構成されている。このため、車両５０の走行記録には、ＧＰＳ受信機１２からのＧＰＳ情報の経時変化と、車載ネットワーク５１からの走行情報の経時変化とが含まれている。通信部２３は、ネットワーク１５０を介して車載装置１およびＰＣ３と通信するために設けられている。

［販売店］
販売店Ｄは、車両５０のオプションパーツの販売、および、車両５０のチューニングサービスなどが行われる店舗である。車両５０のチューニングには、車両５０の部品の交換、車両５０の部品の調整、車両５０への部品の追加（取り付け）、および、車両５０の部品の取り外しなどが含まれる。車両５０のチューニングの具体例としては、エンジンへのオプションパーツの取り付け、駆動系へのオプションパーツの取り付け、サスペンションの最適化、および、バルブシムの交換などを挙げることができる。

この販売店Ｄには、車両５０のドライバの運転を解析するためのＰＣ３が設けられている。ＰＣ３は、ディスプレイ４が接続され、サーバ装置２と通信可能に構成されている。このＰＣ３は、サーバ装置２に格納された車両５０の走行記録をディスプレイ４に再生させるように構成されている。すなわち、ＰＣ３には、サーバ装置２から提供される車両５０の位置情報および走行情報をディスプレイ４上に表すためのビジュアライザがインストールされている。たとえば、ビジュアライザの画面には、グラフエリアおよびマップエリアなどが設けられており、グラフエリアでは、車速、アクセル、ブレーキおよびシフトなどの経時変化が表示され、マップエリアでは、走行路、走行軌跡、車両位置および車両進行方向などが表示される。

このため、販売店Ｄの販売員は、ディスプレイ４に表示されるドライバによる車両５０の運転（走行記録）を解析して、そのドライバの運転特性（運転傾向）を判断することが可能である。そして、ドライバの運転特性に応じてそのドライバに適した車両５０のチューニングが販売員によって提案される。ドライバの運転特性は、たとえば、アクセルワーク、ブレーキワーク、ステアリングワークおよびシフトワークなどに基づいて判断される。提案される車両５０のチューニングは、その判断されたドライバの運転特性に基づいて決定される。すなわち、提案される車両５０のチューニングは、ドライバの運転特性に応じて適したものが選択される。

また、販売店Ｄには、ドライビングシミュレータ５が設けられている。このドライビングシミュレータ５は、チューニング前の車両５０の運転をドライバに疑似体験させるとともに、チューニング後の車両５０の運転をドライバに疑似体験させるために設けられている。すなわち、販売店Ｄでは、販売員によって提案されたチューニングによる車両５０の変化をドライビングシミュレータ５によってドライバが予め疑似体験できるようになっている。

−提案方法−
次に、図３を参照して、本実施形態の提案システム１００による提案方法について説明する。

まず、図３のステップＳ１において、車載装置１により、ドライバによる車両５０の運転が記録される。たとえば、ドライバが車両５０を用いてサーキット走行またはラリー走行を行う場合に、その際の運転が車載装置１によって記録される。

具体的には、ドライバによる車両５０の運転時において、車載ネットワーク５１から走行情報が取得端末１１に入力された場合に、取得端末１１により走行情報に付加情報が付加されて通信機１３からサーバ装置２に送信されるとともに、ＧＰＳ受信機１２からＧＰＳ情報が取得端末１１に入力された場合に、取得端末１１によりＧＰＳ情報に付加情報が付加されて通信機１３からサーバ装置２に送信される。サーバ装置２では、通信機１３からの走行情報およびＧＰＳ情報が受信された場合に、その走行情報およびＧＰＳ情報が記憶部２２に蓄積される。すなわち、ドライバによる車両５０の運転時における車両５０に関する情報がサーバ装置２に蓄積される。蓄積された車両５０に関する情報により、車両５０の走行記録が構成される。

次に、ステップＳ２において、車両５０の走行記録を解析してドライバの運転特性が判断される。具体的には、サーバ装置２に格納された車両５０の走行記録をＰＣ３が受信し、ＰＣ３により車両５０の走行記録がディスプレイ４に再生される。たとえば、ドライバによる車両５０の運転時における、車速、アクセル、ブレーキ、シフト、車両位置および車両進行方向などの経時変化がディスプレイ４に表示される。そして、販売店Ｄの販売員は、ディスプレイ４に表示されるドライバによる車両５０の運転（走行記録）を解析して、そのドライバの運転特性を判断する。

次に、ステップＳ３において、ドライバの運転特性に応じた車両５０のチューニングが提案される。具体的には、ドライバの運転特性に基づいてそのドライバに適した車両５０のチューニングが販売員によって決定され、その車両５０のチューニングが販売員によりドライバに提案される。そして、ドライビングシミュレータ５を用いて、チューニング前後の車両５０の運転をドライバに疑似体験させる。また、販売員により、ドライバに対して運転指導を行うようにしてもよい。

−効果−
本実施形態では、上記のように、車両５０の走行記録を解析してドライバの運転特性を判断し、ドライバの運転特性に応じた車両５０のチューニングを提案することによって、各ドライバの運転特性に応じたチューニングを促すことができるので、ドライバ毎に適合した車両性能向上を促進させることができる。すなわち、車両性能を向上させる方向性をドライバに応じて適したものにすることができる。これにより、取得端末１１によって収集された車両５０に関する情報を用いて、ドライバに適した車両５０のチューニングを提案することができるので、取得端末１１によって収集された車両５０に関する情報の有効活用を図ることができる。

また、本実施形態では、ドライビングシミュレータ５が設けられることによって、提案されたチューニングによる車両５０の変化をドライバが予め疑似体験することができるので、提案されたチューニングを行うか否かを判断しやすくすることができる。

−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。

たとえば、上記実施形態では、提案システム１００に１つの車両５０および販売店Ｄが設けられる例を示したが、これに限らず、提案システムに複数の車両および販売店が設けられていてもよい。

また、上記実施形態では、販売店Ｄの販売員により、車両５０の走行記録を解析してドライバの運転特性が判断され、そのドライバの運転特性に応じた車両５０のチューニングが提案される例を示したが、これに限らず、図４に示す変形例による提案システム１００ａのように、販売店ＤａのＰＣ３ａにより、車両５０の走行記録を解析してドライバの運転特性が判断され、そのドライバの運転特性に応じた車両５０のチューニングが提案されるようにしてもよい。このＰＣ３ａに接続されるディスプレイ４ａは、ＰＣ３ａにより提案される車両５０のチューニングの内容を表示可能に構成されている。この場合には、ＰＣ３ａが本発明の「情報処理装置」の一例である。また、図示省略したが他の変形例による提案システムのように、サーバ装置により、車両の走行記録を解析してドライバの運転特性が判断され、そのドライバの運転特性に応じた車両のチューニングが販売店のＰＣに通知されるようにしてもよい。この場合には、サーバ装置が本発明の「情報処理装置」の一例である。

また、上記実施形態では、販売店Ｄにドライビングシミュレータ５が設けられる例を示したが、これに限らず、販売店にドライビングシミュレータが設けられていなくてもよい。

また、上記実施形態では、ドライビングシミュレータ５によりチューニング前の車両５０の運転が疑似体験できる例を示したが、これに限らず、ドライビングシミュレータにより、チューニング後の車両の運転が疑似体験できれば、チューニング前の車両の運転が疑似体験できなくてもよい。

また、上記実施形態では、ドライバの運転解析に用いられる車両５０に関する情報がサーバ装置２に送信されて格納される例を示したが、これに限らず、ドライバの運転解析に用いられる車両に関する情報が販売店のＰＣに送信されて格納されるようにしてもよい。

また、上記実施形態では、専用の通信機１３が有線で取得端末１１に接続され、その通信機１３がサーバ装置２と通信する例を示したが、これに限らず、ドライバが保有する移動通信端末（たとえば、スマートフォンなど）が無線で取得端末に接続され、その移動通信端末がサーバ装置と通信するようにしてもよい。

また、上記実施形態では、車載ネットワーク５１の通信プロトコルとしてＣＡＮが用いられる例を示したが、これに限らず、車載ネットワークの通信プロトコルとしてＣＡＮ以外が用いられていてもよい。

また、上記実施形態では、ＧＰＳに基づく車両５０の位置情報が取得される例を示したが、これに限らず、ＧＰＳ以外の衛星測位システムに基づく車両の位置情報が取得されるようにしてもよい。

また、上記実施形態では、ＧＰＳ受信機１２がＧＰＳ情報を所定時間間隔毎に取得端末１１に出力する例を示したが、これに限らず、取得端末がＧＰＳ情報を所定時間間隔毎にＧＰＳ受信機に要求し、その要求をＧＰＳ受信機が受け取った場合に、ＧＰＳ受信機がＧＰＳ情報を取得端末に出力するようにしてもよい。

本発明は、車両のチューニングを提案する提案方法および提案システムに利用可能である。

１車載装置
２サーバ装置
３ＰＣ
３ａＰＣ（情報処理装置）
４ディスプレイ
４ａディスプレイ
５ドライビングシミュレータ
１１取得端末（取得装置）
５０車両
１００提案システム
１００ａ提案システム

Claims

車両のチューニングを提案する提案方法であって、
ドライバによって前記車両が運転されるときに、前記車両に搭載された取得装置により前記車両に関する情報を取得するステップと、
前記車両に関する情報に基づいて前記ドライバの運転特性を判断して、前記ドライバに適した前記車両のチューニングを提案するステップとを備えることを特徴とする提案方法。
請求項１に記載の提案方法において、
ドライビングシミュレータを用いて、チューニング後の車両の運転を前記ドライバに疑似体験させるステップを備えることを特徴とする提案方法。
車両のチューニングを提案する提案システムであって、
前記車両に搭載可能に構成され、ドライバによって前記車両が運転されるときに前記車両に関する情報を取得する取得装置と、
前記車両に関する情報に基づいて前記ドライバの運転特性を判断して、前記ドライバに適した前記車両のチューニングを提案するための情報処理装置とを備えることを特徴とする提案システム。
請求項３に記載の提案システムにおいて、
チューニング後の車両の運転を前記ドライバに疑似体験させるためのドライビングシミュレータを備えることを特徴とする提案システム。