JP2009174879A - 車両の制御特性設定システム及び車両の制御特性設定方法 - Google Patents

車両の制御特性設定システム及び車両の制御特性設定方法 Download PDF

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佳孝 城谷
Takuo Mitsuyoshi
拓郎 三吉
Masaru Komori
賢 小森
Koichi Momota
浩一 百田
Kazufumi Kumakura
和史 熊倉
Shinichi Kure
晋一 久禮
Yoichi Teraoka
陽一 寺岡
Yoichiro Watanabe
洋一郎 渡辺
Toshiharu Shibata
敏治 柴田
Shigeki Hiramatsu
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Abstract

【課題】実走行前にチューニング効果をユーザがある程度体感できるシステム及び方法を提供すること。
【解決手段】車両のユーザが変更を希望した、前記車両の制御特性の変更内容に基づく変更後制御特性情報を記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、前記ユーザに前記車両の運転を仮想体験させるドライブシミュレータと、前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、前記車両のコントロールユニットに記憶された制御データを変更する変更手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制御特性をユーザの嗜好に応じて変更する技術に関する。
車両の設計・開発は通常、不特定多数のユーザを想定する。一部の車両においては、車両の制御モードとして例えば標準モードとスポーツモードとを設定しておき、ユーザがその好みに応じてモードを選択し、運転をより楽しめるようにしている。しかし、これだけでは個々のユーザ(オーナー)の嗜好に応じることは困難である。そこで、例えば、特許文献1にはユーザが車両の制御特性をチューニングできるようにした、制御ゲイン変更装置が開示されている。
特開平6−328984号公報
しかし、チューニング効果をユーザが体感するためには、チューニング後の車両で実走行することが少なくとも必要であり、チューニング効果にユーザが満足できなかった場合は内容を変えてチューニングを繰り返さなければならない。また、特定の走行環境下、例えば、山岳路、サーキット、雪道、悪路等でのチューニング効果をユーザが体感したい場合には、地理的にそのような走行環境下での走行が容易でない場合もあり、ユーザがチューニング効果を直ぐに体感できない。
本発明の目的は、実走行前にチューニング効果をユーザがある程度体感できるシステム及び方法を提供することにある。
本発明によれば、車両のユーザが変更を希望した、前記車両の制御特性の変更内容に基づく変更後制御特性情報を記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、前記ユーザに前記車両の運転を仮想体験させるドライブシミュレータと、前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、前記車両のコントロールユニットに記憶された制御データを変更する変更手段と、を備えたことを特徴とする車両の制御特性設定システムが提供される。
この構成によれば、ユーザは前記ドライブシミュレータにより、制御特性変更後の車両での走行を仮想体験することができ、実走行前にチューニング効果をユーザがある程度体感できる。
本発明においては、前記記憶手段は、前記ユーザが変更を希望する前の前記車両の制御特性に基づく変更前制御特性情報を記憶し、前記ドライブシミュレータは、前記記憶手段に記憶された前記変更前制御特性情報に基づき、前記ユーザに前記車両の運転を仮想体験させてもよい。この構成によれば、制御特性の変更前後での車両での走行を仮想的に比較体験でき、チューニング効果をより体感できる。
また、本発明においては、前記ドライブシミュレータは、仮想車両の加速を指示するアクセルペダルと、シートと、前記アクセルペダルに対する操作量に応じて、該シートを変位させる駆動装置と、を備えてもよい。この構成によれば、アクセル操作に対する車両の挙動をユーザに仮想体験させることができる。
また、本発明においては、前記ドライブシミュレータは、仮想車両の減速を指示するブレーキペダルと、ステアリングホイールと、画像を表示するディスプレイと、前記アクセルペダル、前記ブレーキペダル及び前記ステアリングホイールに対する操作量に応じて、燃費を演算する演算手段と、前記アクセルペダル、前記ブレーキペダル及び前記ステアリングホイールに対する操作量に応じて、車両が道路上を走行している画像及び前記演算手段が演算した燃費を示す情報を前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、を備えてもよい。この構成によれば、より実走行に近い仮想体験をユーザに行わせることができると共に、ユーザに燃費を提示することができる。
また、本発明においては、ネットワークに接続可能なサーバと、前記記憶手段を備え、前記サーバと通信可能な通信端末と、を備え、前記サーバが、前記ユーザのコンピュータから前記ネットワークを介して、前記変更内容を示す情報を受信する手段と、受信した前記変更内容を示す情報に基づいて、前記変更後制御特性情報を生成する生成手段と、生成した前記変更後制御特性情報を前記通信端末に送信する手段と、を備えてもよい。この構成によれば、前記サーバによりチューニング内容を統一的に管理でき、チューニング内容に一定の制約を課すことができる。
また、本発明においては、前記変更手段を備え、前記通信端末と通信可能な変更端末を備え、前記通信端末は、前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報を前記変更端末に送信する手段を備え、前記通信端末、前記変更端末及び前記ドライブシミュレータが、車両のサービス店舗に設置されてもよい。この構成によれば、車両のサービス店舗における制御特性の設定作業の作業性を向上すると共に、当該サービス店舗における集客力を向上できる。
また、本発明によれば、車両のユーザが変更を希望した、前記車両の制御特性の変更内容に基づく変更後制御特性情報を記憶手段に記憶する工程と、前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、ドライブシミュレータが前記ユーザに前記車両の運転を仮想体験させる工程と、前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、前記車両のコントロールユニットに記憶された制御データを変更手段が変更する工程と、を備えたことを特徴とする車両の制御特性設定方法が提供される。
この構成によれば、ユーザは前記ドライブシミュレータにより、制御特性変更後の車両での走行を仮想体験することができ、実走行前にチューニング効果をユーザがある程度体感できる。
以上述べた通り、本発明によれば、実走行前にチューニング効果をユーザがある程度体感できるシステム及び方法を提供することができる。
<システムの概要>
図1は本発明の一実施形態に係る車両の制御特性設定システムAのシステム構成図である。システムAは、サーバ10と、サービス店舗に設置された店舗側システム100と、を備える。サーバ10及び店舗側システム100は、インターネットに代表されるネットワーク1に接続可能であり、ネットワーク1を介して互いに通信可能である。なお、図1では店舗側システム100を1つのみ図示しているが、店舗側システム100は複数のサービス店舗にそれぞれ設置して、複数とすることができる。
ユーザコンピュータ20は車両のユーザが所有するコンピュータであり、例えば、ネットワークに接続可能な家庭用のパソコンである。ユーザコンピュータ20はネットワーク1を介してサーバ10と通信可能な通信端末である。なお、図1ではユーザコンピュータ20を1つのみ図示しているが、ユーザコンピュータ20は複数のユーザ毎に存在する。
店舗側システム100は、コンピュータ110、120と、ドライブシミュレータ130と、を備え、これらはネットワークであるLAN2を介して互いに通信可能である。LAN2を介した通信は有線、無線を問われない。コンピュータ110はネットワーク1を介してサーバ10と通信可能な通信端末である。コンピュータ120は、例えばノートパソコンのような可搬性を有するコンピュータであって、本実施形態では車両のコントロールユニットに記憶された制御データを変更する。
本実施形態ではコンピュータ110とコンピュータ120とにより、サーバ10との通信及び車両のコントロールユニットに記憶された制御データを変更する情報処理装置を構成している。しかし、この情報処理装置は1つのハードウエア(コンピュータ)で構成してもよい。尤も、本実施形態のようにサーバ10との通信を行うコンピュータ110と、車両のコントロールユニットに記憶された制御データを変更するコンピュータ120とを分けることにより、コンピュータ120による車両の制御データの変更作業の作業性を向上できる。
ドライブシミュレータ130は、仮想車両の加速を指示するアクセルペダル131と、仮想車両の減速を指示するブレーキペダル132と、シート133と、仮想車両の操舵を指示するステアリングホイール134と、画像を表示するディスプレイ135と、これらを搭載し、これらを変位させる駆動装置136と、ドライブシミュレータ130の全体を制御するコンピュータ137と、を備える。このドライブシミュレータ130は、ユーザが希望した制御特性の変更後の車両の運転をユーザに仮想体験させるものである。
本実施形態では、このような構成の店舗側システム100をサービス店舗に設置することにより、まず、車両の制御データの変更を車両のサービス店舗において行うことができ、当該サービス店舗の集客力を向上できる。また、ドライブシミュレータ130による仮想体験を行える機会を提供することで、これを希望するユーザの訪問が期待され、当該サービス店舗の集客力を向上できる。
<サーバ10>
図2(a)はサーバ10のブロック図を示す。サーバ10は、CPU11、RAM12、ROM13、ネットワークインターフェース14及びHDD(ハードディスクドライブ。以下、同じ。)15を備える。CPU11は、ROM13に記憶されたプログラム及びHDD15に記憶されたプログラム15dを実行することで、後述する各種処理を実行する。RAM12には一時的なデータが保存される。ROM13にはサーバ10の起動プログラム等が記憶される。ネットワークインターフェース14はネットワーク1にサーバ10を接続するインターフェースであり、ネットワーク1を介したデータの送受信を行う。
本実施形態の場合、HDD15は、少なくともユーザDB(データベース。以下同じ。)15a、車両DB15b、表示データ15c及びプログラム15dを記憶する。なお、これらは他の種類の記憶手段に記憶することも可能である。
ユーザDB15aは、各車両の各ユーザに関する情報を有する。この情報には、例えば、各ユーザを識別するID、そのユーザの車両を特定する情報(車種、型式、年式等)、車両の制御特性の変更履歴が含まれる。各ユーザを識別するIDは、例えば、車両の購入時にそのユーザに付与される。車両DB15bは、各種の車両に関する情報を記憶する。この情報には、例えば、各車両の制御プログラム、制御データ、走行性能に関わるデータ等が含まれる。
表示データ15cには、サーバ10がネットワーク1上で提供するWebページに関わる画像データ等が含まれる。プログラム15dには、サーバ10がネットワーク1上で提供するWebページに関わるプログラム、後述する簡易シミュレーション、制御特性情報の作成に関わるプログラムが含まれる。
<ユーザコンピュータ20>
図2(b)はユーザコンピュータ20のブロック図を示す。ユーザコンピュータ20は、CPU21、RAM22、ROM23、ネットワークインターフェース24、HDD25、入力デバイス26、ディスプレイ27を備える。CPU21は、ROM23及びHDD25に記憶されたプログラムを実行する。RAM22には一時的なデータが保存される。ROM23にはユーザコンピュータ20の起動プログラム等が記憶される。ネットワークインターフェース24はネットワーク1にユーザコンピュータ20を接続するインターフェースであり、ネットワーク1を介したデータの送受信を行う。HDD25には、サーバ10がネットワーク1上で提供するWebページを閲覧可能なブラウザプログラム等が記憶される。入力デバイス26は、キーボード、マウス等である。ディスプレイ27はCPU21の処理結果を画像で表示する。
<コンピュータ110>
図2(c)はコンピュータ110のブロック図を示す。コンピュータ110は、CPU111、RAM112、ROM113、ネットワークインターフェース114a及び114b、HDD115、入力デバイス116、ディスプレイ117を備える。CPU111は、ROM113及びHDD115に記憶されたプログラムを実行する。RAM112には一時的なデータが保存される。ROM113にはコンピュータ110の起動プログラム等が記憶される。ネットワークインターフェース114aはネットワーク1にコンピュータ110を接続するインターフェースであり、ネットワーク1を介したデータの送受信を行う。ネットワークインターフェース114bはLAN2にコンピュータ110を接続するインターフェースであり、LAN2を介したデータの送受信を行う。HDD115には、サーバ10がネットワーク1上で提供するWebページを閲覧可能なブラウザプログラム、サーバ10から受信した制御特性情報等が記憶される。なお、HDD115は他の種類の記憶手段でもよい。入力デバイス116は、キーボード、マウス等である。ディスプレイ117はCPU111の処理結果を画像で表示する。
<コンピュータ120>
図3(a)はコンピュータ120のブロック図を示す。コンピュータ120は、CPU121、RAM122、ROM123、ネットワークインターフェース124、HDD125、入力デバイス126、ディスプレイ127、I/O(入出力。以下同じ。)インターフェース128を備える。CPU121は、ROM123及びHDD125に記憶されたプログラムを実行する。RAM122には一時的なデータが保存される。ROM123にはコンピュータ110の起動プログラム等が記憶される。ネットワークインターフェース124はLAN2にコンピュータ120を接続するインターフェースであり、LAN2を介したデータの送受信を行う。HDD125には車両のコントロールユニットに記憶された制御データを変更する変更プログラム等が記憶される。なお、HDD125は他の種類の記憶手段でもよい。入力デバイス126は、キーボード、マウス等である。ディスプレイ127はCPU121の処理結果を画像で表示する。I/Oインターフェース128は不図示のケーブルを介して車両のコントロールユニットに接続され、当該コントロールユニットとの間でデータの送受信を行う。
<コントロールユニット>
図3(b)は車両に搭載されたコントロールユニット200のブロック図を示す。本実施形態では、自動変速機を備えた車両を想定し、コントロールユニット200はエンジン及び自動変速機を制御するコントロールユニットを想定する。
コントロールユニット200は、CPU201、RAM202、EEPROM203、I/Oインターフェース204を備える。CPU201は、EEPROM203に記憶されたプログラムを実行する。RAM202には一時的なデータが保存される。EEPROM203には、エンジン及び自動変速機の制御プログラム、制御データが記憶される。I/Oインターフェース204には、コンピュータ120からのケーブル(不図示)が接続されるコネクタ205、エンジン及び自動変速機の各種センサ206並びに各種駆動デバイス207が電気的に接続され、データの入力又は出力を行う。
各種センサ206には、例えば、エンジンの吸気量センサ、クランク軸センサ、カム軸センサ、ノッキング検出センサ、水温検出センサ、酸素濃度センサ、アクセル開度センサ、ブレーキ操作量センサ、車速センサ等が含まれる。各種駆動デバイス207には、例えば、スロットルバルブ、点火プラグ、インジェクタ、油圧制御弁等が含まれる。
エンジンの制御プログラムは、例えば、エンジンの運転領域やドライバの操作に応じて燃料噴射量、点火時期、スロットル開度等を制御する。これらはエンジンの運転領域等において定められる基本値に補正値を加減して設定される。制御データには補正値を規定するマップデータを有している。マップデータは、例えば、エンジンの運転領域(回転数−負荷)に応じた補正値を規定している。したがって、このマップデータを変更することにより、エンジンの制御特性を変化させることができる。
自動変速機の制御プログラムは、例えば、エンジンの運転領域に応じて変速段を制御する。制御データには変速段のパターンを規定するシフトパターンデータを有している。シフトパターンは、例えば、エンジンの運転領域(回転数−負荷)に応じて用意されている。したがって、このシフトパターンを変更することにより、自動変速機の制御特性を変化させることができる。なお、これらの制御内容については公知の手法を採用すればよい。
<コンピュータ137>
図4はコンピュータ137のブロック図を示す。コンピュータ137は、CPU137a、RAM137b、ROM137c、ネットワークインターフェース137d、HDD137e、I/Oインターフェース137fを備える。CPU137aは、ROM137c及びHDD137eに記憶されたプログラムを実行する。RAM137bには一時的なデータが保存される。ROM137cにはコンピュータ137の起動プログラム等が記憶される。ネットワークインターフェース137dはLAN2にコンピュータ137を接続するインターフェースであり、LAN2を介したデータの送受信を行う。
HDD137eには、ユーザに車両の運転を仮想体験させるシミュレーションプログラム、該シミュレーションプログラムの実行に必要な車両の種類毎のデータ、仮想道路のデータ、ディスプレイ135の表示する画像のデータ、コンピュータ110から受信した制御特性情報等が記憶される。なお、HDD137eは他の種類の記憶手段でもよい。
I/Oインターフェース137fには、ブレーキペダル132に対する操作量を検出するブレーキペダルセンサ137g、アクセルペダル131に対する操作量を検出するアクセルペダルセンサ137h、ステアリングホイール134に対する操作量を検出するステアリングセンサ137iが接続されており、これらの検出結果が入力される。I/Oインターフェース137fには、また、駆動装置136が接続され、これに制御データを出力する。
駆動装置136は、モータ、油圧アクチュエータ等のアクチュエータを備え、CPU137aは各センサ137g乃至137iに対する操作、仮想道路の状況等に応じてシート133等を変位させる。例えば、アクセルペダル131に対する操作量に応じてシート133等を変位させ、シート133上のユーザに加速感を体感させる。また、ブレーキペダル132に対する操作量に応じてシート133等を変位させ、シート133上のユーザに減速感を体感させる。更に、ステアリングホイール134に対する操作量に応じてシート133等を変位させ、シート133上のユーザに旋回感を体感させる。こうしてアクセル操作等に対する車両の挙動をユーザに仮想体験させることができる。
CPU137aはこのような駆動装置136とディスプレイ135による走行画像の表示とにより、シート133上のユーザに車両の運転を仮想体験させることができる。
<制御特性変更の流れ>
図5(a)はシステムAにおける制御特性変更の流れを示す図である。S1では、ユーザのチューニングの希望をネットワーク1を介してサーバ10により受け付ける。本実施形態の場合、ユーザが変更可能な内容は、車両の制御特性のうち、走行性能に関わる制御特性であり、車両の動特性に関わるエンジン及び自動変速機の制御特性であって、上述したマップデータ及びシフトパターンデータである場合を想定する。ユーザコンピュータ20又はサービス店舗におけるコンピュータ110からユーザが希望する制御特性の変更内容を示す情報をネットワーク1を介して受信したサーバ10は、受信した情報に基づいて制御特性情報(変更後制御特性情報)を生成する。この制御特性情報は、最終的に車両のコントロールユニット200に実装可能なマップデータ、シフトパターンデータとしてもよく、或いは、コントロールユニット200に実装可能なマップデータ、シフトパターンデータをサービス店舗のコンピュータ110又は120のいずれかにおいて生成可能な、その元となる情報であってもよい。本実施形態では前者を前提とする。
続いてチューニングを希望したユーザは、サービス店舗に出向き、その希望によりドライブシミュレータ130によりチューニング効果を体感することができる(S2)。このとき、コンピュータ110はサーバ10から制御特性情報を受信して、これをドライブシミュレータ130に設定することになる。
最後に、チューニングを希望したユーザが、自分の車両のコントロールユニット200に、制御特性の変更内容の実装を希望した場合は、サービス店舗の作業者がコンピュータ120によりコンピュータ110から制御特性情報に基づいてコントロールユニット200のEEPROM203の制御データを変更する(S3)。
<チューニング内容の選択>
図5(b)は、ユーザコンピュータ20又はサービス店舗におけるコンピュータ110からサーバ10のWebサイトへアクセスして、チューニング内容を選択する場合の、本実施形態におけるサーバ10からの提示内容を示す。車両のユーザは自宅等において自分のユーザコンピュータ20からサーバ10にアクセスしてチューニング内容を選択することもできるし、サービス店舗に出向いてサービス店舗のコンピュータ110からサーバ10にアクセスしてチューニング内容を選択することもできる。
図5(b)に示すように、サーバ10はまずチューニング内容の選択方式を案内するメニュー表示を行う。チューニング内容の選択方式として、簡易選択(D2)と、詳細選択(D3)と、がある。簡易選択は複数種類の走行性能毎にこれを簡易に調整する。詳細選択は、制御データをより直接的にユーザが変更できるものである。
簡易選択又は詳細選択によるチューニング内容の選択後、ユーザの希望により、制御特性の変更後の車両の走行性能を簡易シミュレーションにより演算し、その結果を示す情報を表示する(D4)。本実施形態では燃費を表示するが、燃費以外の走行性能を示す情報でもよい。
図6は、チューニング内容を選択する場合の、ユーザコンピュータ20又はサービス店舗におけるコンピュータ110と、サーバ10との間の処理を示すフローチャートである。同図において「クライアント」はユーザコンピュータ20又はサービス店舗のコンピュータ110を意味し、「サーバ」はサーバ10を意味する。以下、ユーザコンピュータ20及びコンピュータ110を総称するときはクライアントという。
S11で、ユーザはクライアントからサーバ10のWebサイトにアクセスする。サーバ10は、これに応答して車両の制御とk性の変更をユーザが指示するための画面(Webページ)をクライアントのディスプレイ(27、117)に表示させる表示データを送信する。以降、クライアントとサーバ10との間でWebページ又はユーザの選択内容のデータの送受信が行われる。
図9はクライアントからサーバ10のWebサイトにアクセスした場合に、クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される初期画面の例を示す。入力欄C1はユーザIDを入力させる入力欄である。ここに入力されたユーザIDにより、サーバ10はユーザ及びその車両の種類を特定できる。ボタンB1はユーザが簡易選択の選択を指示するためのボタンである。ボタンB2はユーザが詳細選択の選択を指示するためのボタンである。広告欄ADには広告情報が表示される。広告情報は、車両やサービス店舗のイベントの宣伝、その他の営業的な広告とすることができる。本実施形態では、このように、ユーザのチューニングの希望を受け付ける際、ユーザに対して広告を提供する機会を得ることができ、販売促進等を促せる。
<簡易選択>
入力欄C1にユーザIDが入力され、かつ、ボタンB1が操作されると、これを示す情報がクライアントからサーバ10へ送信され、サーバ10は折り返し、簡易選択の画面のデータをクライアントへ送信する。図10はその例を示す。
図10の例では、車両の加速性、燃費、エンジンのレスポンスといった走行性能をチューニングできる。なお、エンジンのレスポンスとは、アクセルペダルの操作に対するエンジンの応答性である。
各走行性能の欄にはスライダSLが設けられている。ユーザはスライダSLを移動することで自分の嗜好に応じて車両の制御特性を変更できる。例えば、加速性について、発進時の加速性を大きくしたいユーザは、その欄のスライダSLを大側へ移動する。中間速度域での加速性を大きくしたいユーザは、その欄のスライダSLを大側へ移動する。燃費について、市街地走行時の燃費を良くしたいユーザは、その欄のスライダSLを良側に移動する。高速は、高速道路等における高速走行時を意味する。なお、車両の制御上、市街地走行中か、高速道路等の走行中か否かは、例えば、アクセル、ブレーキ操作の頻度により判断することができる。レスポンスについては、スライダSLを敏側へ移動すると反応がよくなり、鈍側へ移動すると反応が鈍くなる。
なお、ユーザDB15aを参照することで、そのユーザが過去に簡易選択によりチューニングを実際に行っているか、及び、その内容が分かるので、その場合はスライダSLの初期位置を過去に簡易選択した時の位置としてもよい。
これらの走行性能の変更に対応する制御データの変更方法としては、例えば、加速性を大きくすることが選択された場合には、燃料噴射量の増量、点火時期の進角、シフトパターンにおけるシフトタイミングを遅らせる等が挙げられ、発進時における加速性を大きくすることが選択された場合は、エンジン低回転域においてこれらを行い、中間速における加速性を大きくすることが選択された場合は、エンジン中回転域においてこれらを行う。
燃費をよくすることが選択された場合には、燃料噴射量の減量、シフトパターンにおけるシフトタイミングを早めることが挙げられる。レスポンスを敏にすることが選択された場合は、燃料噴射量の増量、アクセル操作量に対するスロットル開度の増量等が挙げられる。
このような制御データの変更は、サーバ10に予め記憶した演算式により行うことができる。なお、加速性、燃費、レスポンスについて、互いに矛盾する選択がなされる場合もありえる。例えば、加速性を大きくして燃費も良くする場合である。そのような場合を想定して、加速性、燃費、レスポンスの優先順位をユーザが画面上で設定できるようにしてもよい。この場合、優先順位にしたがって、制御データを変更していくことになる。
図10の例において、チューニング内容の選択を終えたユーザは、ボタンB3を選択する。これにより、チューニング内容が仮確定する。ボタンB3が操作されると、その旨がクライアントからサーバ10へ送信され、サーバ10はこれを受信する。サーバ10は折り返し、図11に例示する画面のデータをクライアントへ送信する。詳細は後述する。
<詳細選択>
図9に示す画面において入力欄C1にユーザIDが入力され、かつ、ボタンB2が操作されると、これを示す情報がクライアントからサーバ10へ送信され、サーバ10は折り返し、詳細選択の画面のデータをクライアントへ送信する。図13はその例を示す。
図13の画面では、燃焼噴射量をチューニングできる。燃料噴射量のチューニングは、エンジンの運転領域(エンジン負荷−エンジン回転数)を4つに区分した各区分ごとに行える。各区分ごとにスライダSLが設けられており、ユーザはスライダSLを移動することで自分の嗜好に応じて燃料噴射量を変更できる。
ボタンB5、ボタンB6、ボタンB7はそれぞれ、点火時期、スロットル開度、シフトパターンをチューニングするためのボタンである。ボタンB5が操作されると、図14の画面が、ボタンB6が操作されると図15の画面が、ボタンB7が操作されると図16の画面が、クライアント−サーバ10間の通信により、クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される。
図14の画面では、点火時期をチューニングできる。点火時期のチューニングは、エンジンの運転領域(エンジン負荷−エンジン回転数)を4つに区分した各区分ごとに行える。各区分ごとにスライダSLが設けられており、ユーザはスライダSLを移動することで自分の嗜好に応じて点火時期を進角方向又は遅角方向に変更できる。ボタンB8は図13の画面を呼び出すことを指示するボタンであり、ボタンB6及びB7は図13の画面の場合と同じ機能を有する。
図15の画面では、アクセル操作量に対するスロットル開度をチューニングできる。スロットル開度のチューニングは、エンジン回転数を2つに区分した各区分ごとに行える。各区分ごとにスライダSLが設けられており、ユーザはスライダSLを移動することで自分の嗜好に応じてスロットル開度の大小を変更できる。ボタンB8は図14の画面の場合と同じ機能を、ボタンB5及びB7は図13の画面の場合と同じ機能を有する。
図16の画面では、シフトパターンをチューニングできる。シフトパターンのチューニングはエンジンの運転領域(エンジン負荷−エンジン回転数)を4つに区分した各区分ごとに行える。各区分ごとにスライダSLが設けられており、ユーザはスライダSLを移動することで自分の嗜好に応じてシフトパターンを変更できる。図中、スライダSLを高側へ移動すると、シフトアップのタイミングが早くなり、低側へ移動するとシフトアップのタイミングが遅くなる。ボタンB8は図14の画面の場合と同じ機能を、ボタンB5及びB7は図13の画面の場合と同じ機能を有する。
図13乃至図16において、ボタンB4はチューニング内容を仮確定する場合に操作するボタンであり、このボタンB4が操作されるとその旨がクライアントからサーバ10へ送信され、サーバ10はこれを受信する。サーバ10は折り返し、図11に例示する画面のデータをクライアントへ送信する。詳細は後述する。
<簡易シミュレーション及びチューニング内容の確定>
図11の画面において、ボタンB9は簡易シミュレーションの実行を指示する場合に操作するボタンであり、ボタンB10はチューニング内容の確定を指示する場合に操作するボタンである。
図6に示すように、クライアントはS12で簡易シミュレーション(SIM)が選択されたか否かを、ボタンB9の操作の有無により判定する。ボタンB9に対する操作があった場合はS13へ進み、簡易選択又は詳細選択での選択内容と共に簡易シミュレーションの実行要求をサーバ10へ送信する。ボタンB9に対する操作がない場合はS15へ進む。
実行要求を受信したサーバ10は、受信した簡易選択又は詳細選択の内容に基づき、走行性能の簡易シミュレーションを行う。本実施形態の場合は、制御特性の変更前後での燃費の推定値を演算する。燃費の推定値の演算はサーバ10に予め記憶された演算プログラムの実行により行う。演算プログラムは、仮想的な走行路において、仮想的な運転操作がなされた場合の車両の燃費を、制御特性の変更前後で演算する。変更前の制御特性はユーザDB15aの車両の制御特性の変更履歴を参照して特定し、変更後の制御特性は、今回の簡易選択又は詳細選択の内容に基づき特定する。
S23ではサーバ10が簡易シミュレーションの結果をクライアントに送信する。これを受信したクライアントは、そのディスプレイ(27、117)にこれを表示する。図12はその表示例を示す。同図の例では制御特性の変更前後での市街地走行の場合の燃費推定値、高速道路等の走行時の燃費の推定値、全体の燃費の推定値が表示されている。ボタンB10は図11の画面の場合と同じ機能を有する。
このように本実施形態では、ユーザのチューニングの希望を受け付ける際、ユーザに対して変更後の車両の走行性能を示す情報が提示されるので、ユーザに対して変更内容の選択における判断材料を提供できる。簡易シミュレーションの結果がユーザにとって満足のいかないものである場合はチューニング内容を変更して再度簡易シミュレーションを行うことで、実際にチューニングを行って試行錯誤する手間を省ける。
図6に戻り、クライアントはチューニング内容の確定が選択されたか否かを、ボタンB10の操作の有無により判定する。ボタンB10に対する操作があった場合はS16へ進み、そうでない場合はS12へ戻る。
クライアントはS16で、車両のユーザが変更を希望した、車両の制御特性の変更内容を示す情報として、図10の画面上での簡易選択での選択結果又は図13乃至図16の少なくともいずれかの画面上での選択結果をサーバ10へ送信する。これに応答してサーバ10は受付番号を発番し、クライアントへその表示画面を送信する。クライアントは、ディスプレイ27、117)にこれを表示する。図17はクライアントにおける受付番号の表示例である。この受付番号はサービス店舗において実際にチューニングを行う場合に必要となる。図17においてボタンB11はユーザがサービス店舗の検索を指示するボタンであり、このボタンが操作されると、サーバ10からサービス店舗の所在地等に関する情報がクライアントに提供される。
図6に戻り、S25においてサーバ10は、クライアントから受信した車両の制御特性の変更内容を示す情報に基づいて、変更後制御特性情報を生成する。本実施形態の場合、変更後制御特性情報は、上記の通り、車両のコントロールユニット200に実装可能な制御データとする。生成した制御データは、ユーザID及びS24で発番した受付番号と関連付けてHDD15に保存する。
<サービス店舗での処理>
チューニング内容の実装を希望するユーザは、サービス店舗に出向き、ユーザIDと受付番号とをサービスマンに知らせる。サービスマンはコンピュータ110を用いて、サーバ10から変更後制御特性情報を取得する。図7はコンピュータ110とサーバ10との処理を示すフローチャートである。
サービスマンは、コンピュータ110によりサーバ10にアクセスし、ユーザIDと受付番号とを入力してその送信を指示する。これによりコンピュータ110はS31においてユーザIDと受付番号をサーバ10へ送信する。サーバ10は、受信したユーザIDと受付番号とに対応する制御特性情報をコンピュータ110へ送信する(S41)。本実施形態の場合、S25で生成した変更後制御特性情報と共にその変更前の変更前制御特性情報も送信する。コンピュータ110は、S32で受信した変更後及び変更前制御特性情報をHDD25に保存する。
ここで、ユーザがドライブシミュレータ130による仮想体験を希望した場合には、サービスマンの操作により、コンピュータ110はHDD25に保存した変更後及び変更前制御特性情報をドライブシミュレータ130のコンピュータ137に送信する。コンピュータ137はこれを受信してHDD137eに保存する。
ユーザがドライブシミュレータ130による仮想体験後、或いは、仮想体験を経ずに、変更後の制御特性情報の、車両のコントロールユニット200への実装を希望した場合には、サービスマンの操作により、コンピュータ110はHDD25に保存した変更後制御特性情報をコンピュータ120へ送信する。コンピュータ120はこれを受信してHDD125に保存する。コントロールユニット200への実装が完了した場合には、サービスマンの操作により、コンピュータ110はサーバ10にアクセスして、実装が完了したことを通知する(S35)。サーバ10はユーザDB15aを更新して、チューニングを完了したユーザの車両の制御特性の変更履歴を更新する。これにより、ユーザDB15aには、ユーザのチューニング結果の履歴が最新の情報に維持される。
<ドライブシミュレータ>
図8はドライブシミュレータ130のコンピュータ137のCPU137aが実行する処理を示すフローチャートである。ドライブシミュレータ130による仮想体験を希望したユーザはシート133に着座し、ステアリングホイール134、アクセルペダル131、ブレーキペダル132の操作によりチューニング後の自分の車両での運転を仮想体験する。
S51では初期設定を行う。ここでは、仮想車両の種類(つまり、ユーザの車両の種類)、変更後の制御特性か変更前の制御特性かの設定を行う。この設定は例えばコンピュータ110とコンピュータ137との通信により行う。
S52では、仮想走行するルートを選択する。ルートは予め設定された種類の中から選択できる。ルートの種類には、市街地、高速道路、山岳路、サーキット、悪路、雪道等を含むことができる。ルートの種類の選択は、例えば、ステアリングホイール134、アクセルペダル131、ブレーキペダル132を入力装置として用いて行うことができる。
S53〜S59では仮想車両での運転をユーザに仮想体験させる処理である。S53では、センサ137g、137h、137iの検出結果を取得する。S54ではS53での検出結果、及び、仮想的な走行環境(例えば、仮想走行するルートの路面状態、勾配等)に応じて、仮想車両の挙動を演算する。S55ではS54での演算結果に基づいて、仮想車両のルート上の位置、向きを演算する。
S56ではS55での演算結果に基づいてディスプレイ135の表示画面を更新する。ここでは、例えば、車両が道路上を走行している画像を動画で表示し、仮想車両の挙動に応じた風景画像が表示されるように表示制御を行う。このような画像の表示によって、より実走行に近い仮想体験をユーザに行わせることができる。S57では駆動装置136に制御データを出力し、S54の演算結果に応じて駆動装置136を駆動することで、シート133上のユーザに車両の挙動を体感させる。
S58では走行データを演算し、保存する。本実施形態ではS53での検出結果及び仮想的な走行環境に基づいて仮想車両の燃料消費量及び走行距離を演算する。S59では仮想車両がルートの終点に達したか否かを判定する。該当する場合はS60へ進み、該当しない場合はS53へ戻り、同様の処理を繰り返す。
S60では走行データを演算する。本実施形態ではS58での演算結果及び走行距離の各合計に基づいて仮想車両の燃費を演算する。S61ではS60での演算結果をディスプレイ135に表示する。これによりチューニング前又は後の燃費をユーザに提示することができ、チューニング実行の判断材料を与えられる。以上により1回の仮想体験が終了する。
このように本実施形態では、ユーザはドライブシミュレータ130により、制御特性変更後の車両での走行を仮想体験することができ、実走行前にチューニング効果をユーザがある程度体感できる。仮想体験の段階でチューニング効果が気に入らなければ、チューニング内容を変更して再び仮想体験を行うことで、よりユーザの嗜好に近づけられる。したがって、実際にチューニングを行って試行錯誤をする手間を省ける。
また、初期設定(S51)によりユーザは、変更後の制御特性と変更前の制御特性とのそれぞれにより仮想体験を行うことができる。制御特性の変更前後での車両での走行を仮想的に比較体験でき、チューニング効果をより体感できる。
<制御データの変更>
ユーザが変更後の制御特性情報の、車両のコントロールユニット200への実装を希望した場合には、変更後の制御特性情報である制御データが既にHDD125に保存されたコンピュータ120をサービス店舗の作業者がユーザの車両に持ち込む。そして、不図示のケーブルをコントロールユニット200のコネクタ205に接続し、EEPROM203に記憶された制御データを、新たな制御データに変更する処理をコンピュータ120に実行させる。実行完了で、チューニングが終了する。
このように本実施形態では、ユーザのチューニングの希望をネットワーク1を介してサーバ10で受け付け、それに応じた変更後制御特性情報をサーバ10で生成し、サービス店舗において車両の制御データを変更する。サーバ10を、例えば、車両メーカの管理下におくことで、チューニング内容を統一的に管理できる。したがって、ユーザの嗜好に応じつつ、チューニング内容に一定の規制をかけることができる。また、サーバ10には、様々なユーザのチューニング履歴が保存される。したがって、車種毎のユーザの嗜好を分析する資料としてこれを用いることができ、以後の車両開発に役立てることもできる。
本発明の一実施形態に係る車両の制御特性設定システムのシステム構成図である (a)はサーバ10のブロック図、(b)はユーザコンピュータ20のブロック図、(c)はコンピュータ110のブロック図を示す。 (a)はコンピュータ120のブロック図、(b)は車両に搭載されるコントロールユニットのブロック図を示す。 コンピュータ137のブロック図を示す。 (a)はシステムAにおける制御特性変更の流れを示す図、(b)は、ユーザコンピュータ20又はサービス店舗におけるコンピュータ110からサーバ10のWebサイトへアクセスして、チューニング内容を選択する場合の、本実施形態におけるサーバ10からの提示内容を示す図である。 チューニング内容を選択する場合の、ユーザコンピュータ20又はサービス店舗におけるコンピュータ110と、サーバ10との間の処理を示すフローチャートである。 コンピュータ110とサーバ10との処理を示すフローチャートである。 図8はドライブシミュレータ130のコンピュータのCPU137aが実行する処理を示すフローチャートである。 クライアントからサーバ10のWebサイトにアクセスした場合に、クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される初期画面の例を示す。 クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される画面の例を示す。 クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される画面の例を示す。 クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される画面の例を示す。 クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される画面の例を示す。 クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される画面の例を示す。 クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される画面の例を示す。 クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される画面の例を示す。 クライアントのディスプレイ(27、117)に表示される画面の例を示す。
符号の説明
100 店舗側システム
110、120 コンピュータ
130 ドライブシミュレータ

Claims (7)

  1. 車両のユーザが変更を希望した、前記車両の制御特性の変更内容に基づく変更後制御特性情報を記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、前記ユーザに前記車両の運転を仮想体験させるドライブシミュレータと、
    前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、前記車両のコントロールユニットに記憶された制御データを変更する変更手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の制御特性設定システム。
  2. 前記記憶手段は、前記ユーザが変更を希望する前の前記車両の制御特性に基づく変更前制御特性情報を記憶し、
    前記ドライブシミュレータは、
    前記記憶手段に記憶された前記変更前制御特性情報に基づき、前記ユーザに前記車両の運転を仮想体験させることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御特性設定システム。
  3. 前記ドライブシミュレータは、
    仮想車両の加速を指示するアクセルペダルと、
    シートと、
    前記アクセルペダルに対する操作量に応じて、該シートを変位させる駆動装置と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の制御特性設定システム。
  4. 前記ドライブシミュレータは、
    仮想車両の減速を指示するブレーキペダルと、
    ステアリングホイールと、
    画像を表示するディスプレイと、
    前記アクセルペダル、前記ブレーキペダル及び前記ステアリングホイールに対する操作量に応じて、燃費を演算する演算手段と、
    前記アクセルペダル、前記ブレーキペダル及び前記ステアリングホイールに対する操作量に応じて、車両が道路上を走行している画像及び前記演算手段が演算した燃費を示す情報を前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の車両の制御特性設定システム。
  5. ネットワークに接続可能なサーバと、
    前記記憶手段を備え、前記サーバと通信可能な通信端末と、
    を備え、
    前記サーバが、
    前記ユーザのコンピュータから前記ネットワークを介して、前記変更内容を示す情報を受信する手段と、
    受信した前記変更内容を示す情報に基づいて、前記変更後制御特性情報を生成する生成手段と、
    生成した前記変更後制御特性情報を前記通信端末に送信する手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両の制御特性設定システム。
  6. 前記変更手段を備え、前記通信端末と通信可能な変更端末を備え、
    前記通信端末は、前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報を前記変更端末に送信する手段を備え、
    前記通信端末、前記変更端末及び前記ドライブシミュレータが、車両のサービス店舗に設置されたことを特徴とする請求項5に記載の車両の制御特性設定システム。
  7. 車両のユーザが変更を希望した、前記車両の制御特性の変更内容に基づく変更後制御特性情報を記憶手段に記憶する工程と、
    前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、ドライブシミュレータが前記ユーザに前記車両の運転を仮想体験させる工程と、
    前記記憶手段に記憶された前記変更後制御特性情報に基づき、前記車両のコントロールユニットに記憶された制御データを変更手段が変更する工程と、
    を備えたことを特徴とする車両の制御特性設定方法。
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