JP2021028342A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 第４周期に属する金属、第１０族の金属、第１１族の金属及び第１２族の金属から選択される少なくとも一種の金属のイオンを含む金属塩、及び
   第４級アンモニウムイオンを含む第４級アンモニウム塩
   を含む複合物を含む、抗菌及び抗ウイルス加工剤
   を繊維表面に付着させて、抗菌性及び抗ウイルス性を付与された繊維であり、
   前記繊維は、繊維表面にアニオン性官能基を含む、及び／又は
   前記繊維は、抗菌及び抗ウイルス加工剤を用いて、抗菌性及び抗ウイルス性を付与された後、着色されない、
   抗菌及び抗ウイルス繊維。
2. 前記第４級アンモニウムイオンが、
   式（Ｉ）：
   

   

   ［式（Ｉ）において、Ｒ^１及びＲ^２は、各々独立して、炭素数が８〜１８のアルキル基であり、Ｒ^３及びＲ^４は、メチル基である］
   で示される、ジアルキルジメチルアンモニウムイオン
   を含む、請求項１に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維。
3. 第４周期に属する金属、第１０族の金属、第１１族の金属及び第１２族の金属から選択される少なくとも一種の金属のイオンを含む金属塩、及び
   第４級アンモニウムイオンを含む第４級アンモニウム塩
   を含む複合物を含む、抗菌及び抗ウイルス加工剤であり、
   繊維表面にアニオン性官能基を含む繊維に用いられる、及び／又は
   抗菌及び抗ウイルス加工剤を繊維表面に付着させて、繊維に、抗菌性及び抗ウイルス性を付与された後、繊維は着色されない
   抗菌及び抗ウイルス加工剤。
4. 前記第４級アンモニウムイオンが、
   式（Ｉ）：
   

   

   ［式（Ｉ）において、Ｒ^１及びＲ^２は、各々独立して、炭素数が８〜１８のアルキル基であり、Ｒ^３及びＲ^４は、メチル基である］
   で示される、ジアルキルジメチルアンモニウムイオン
   を含む、請求項３に記載の抗菌及び抗ウイルス加工剤。
5. 前記繊維が、セルロース系繊維、動物性繊維及びアニオン性官能基を有する合成繊維から選択される少なくとも一種の繊維を含む、請求項１又は２に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維。
6. 前記繊維が、セルロース系繊維であり、木綿、ビスコースレーヨン、テンセル、リヨセル、キュプラ及びアセテートから選択される少なくとも一種を含む、請求項１〜２及び５のいずれか一項に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維。
7. 前記金属塩が、第４周期に属する金属、第１０族の金属、第１１族の金属及び第１２族の金属から選択される少なくとも一種の金属のイオンと、硫酸イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、フッ化物イオン、ヨウ化物イオン、水酸化物イオン、硝酸イオン及び酢酸イオンから選択される少なくとも一種の陰イオンとの塩を含む、請求項１〜２及び５〜６のいずれか一項に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維。
8. 前記第４級アンモニウム塩が、ジアルキルジメチルアンモニウムイオンと、硫酸イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、フッ化物イオン、ヨウ化物イオン、水酸化物イオン、硝酸イオン及び酢酸イオンから選択される少なくとも一種の陰イオンとの塩を含む、請求項１〜２及び５〜７のいずれか一項に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維。
9. 請求項１〜２及び５〜８のいずれか一項に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維を２０重量％以上含む、抗菌及び抗ウイルス繊維物品。
10. （ｉ）第４周期に属する金属、第１０族の金属、第１１族の金属及び第１２族の金属から選択される少なくとも一種の金属のイオンを含む金属塩、及び
    第４級アンモニウムイオンを含む第４級アンモニウム塩
    を混合して、金属のイオンと第４級アンモニウムイオンの複合物を含む混合物を得ることを含み、
    （ｉｉ）前記複合物を含む混合物と、繊維表面にアニオン性官能基を含む繊維を接触させて、アニオン性官能基を含む繊維表面に、前記複合物の少なくとも一部が付着されるこことを含む、及び／又は
    （ｉｉｉ）繊維を着色することを含まない、
    抗菌及び抗ウイルス繊維の製造方法。
11. 前記第４級アンモニウムイオンが、
    式（Ｉ）：
    

    

    ［式（Ｉ）において、Ｒ^１及びＲ^２は、各々独立して、炭素数が８〜１８のアルキル基であり、Ｒ^３及びＲ^４は、メチル基である］
    で示される、ジアルキルジメチルアンモニウムイオン
    を含む、請求項１０に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維の製造方法。
12. 繊維表面にアニオン性官能基を含む繊維は、セルロース系繊維、動物性繊維及びアニオン性官能基を有する合成繊維から選択される少なくとも一種を含む、請求項１０又は１１に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維の製造方法。
13. 繊維表面にアニオン性官能基を含む繊維は、セルロース系繊維であり、木綿、ビスコースレーヨン、テンセル、リヨセル、キュプラ及びアセテートから選択される少なくとも一種を含む、請求項１０〜１２のいずれか一項に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維の製造方法。
14. 前記金属塩が、第４周期に属する金属、第１０族の金属、第１１族の金属及び第１２族の金属から選択される少なくとも一種の金属のイオンと、硫酸イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、フッ化物イオン、ヨウ化物イオン、水酸化物イオン、硝酸イオン及び酢酸イオンから選択される少なくとも一種の陰イオンとの塩を含む、請求項１０〜１３のいずれか一項に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維の製造方法。
15. 前記第４級アンモニウム塩が、ジアルキルジメチルアンモニウムイオンと、硫酸イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、フッ化物イオン、ヨウ化物イオン、水酸化物イオン、硝酸イオン及び酢酸イオンから選択される少なくとも一種の陰イオンとの塩を含む、請求項１０〜１４のいずれか一項に記載の抗菌及び抗ウイルス繊維の製造方法。