JP2021027396A - 通信装置および通信制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信中の通信方式を切替える間、通信が途絶することなくデータを送受信する方法及び装置を提供する。【解決手段】移動体に搭載される通信装置10は、第1の通信方式を用いて通信を行う第1の通信部101と、第2の通信方式又は第3の通信方式を用いて通信を行う第2の通信部102と、移動体の移動予定位置を取得する予定位置取得部103と、位置情報と対応付けられた第1乃至第3の通信方式の通信環境を示す通信環境情報が保存されている保存部104と、通信環境情報に基づいて移動予定位置のうち、いずれの通信方式を用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定する特定部105と、切替可能位置において、第2の通信部の通信方式を通信中の第2の通信方式から第3の通信方式に切替える切替部106とを備える。第1の通信部は、切替部が第2の通信部の通信方式を切替える間、第1の通信方式を用いて通信を行う。【選択図】図1

Description

本発明は主に移動体に搭載される通信装置に関するものであり、特に自動車に搭載される車載通信装置に関する。
スマートフォンや携帯電話などの通信端末装置で通信回線を利用するにあたり、通信事業者から加入者情報を特定するための情報が記録されたSIM(Subscriber Identity Module)カードが発行される。そして、SIMカードを通信端末装置に挿入して用いることにより、通信回線を契約した加入者として通信回線を利用することが可能となる。一つの通信端末装置には原則一つのSIMカードを挿入することができるので、一つの通信端末装置は原則一つの通信事業者が提供する通信回線を利用することができる。
近年、一つの通信端末装置に複数のSIMカードを挿入して、一つの通信端末装置で任意に通信方式を切替えることで複数の通信回線を利用する、マルチSIM対応の通信端末装置が現れてきている。また、加入者情報を書き換えることにより、単一のSIMで複数の通信回線の利用を可能にする、eSIM(embedded SIM)対応の通信端末装置も現れてきている。
例えば、特許文献1には、複数のSIMを有し、複数の無線アクセス技術を用いて通信を行う無線通信デバイスが開示されている。特許文献1の無線通信デバイスは、それぞれの無線アクセス技術の性能や通信エリアに基づいて好適な無線アクセス技術や通信エリアを選択して通信を行うものである。
特開2019−507977号公報
ところで、マルチSIMやeSIMに対応付けられた通信方式を切替える場合、通信方式の切替中はデータの送受信ができずに通信が途絶する。そのため、リアルタイム性が求められるデータを送受信する通信端末装置では、このような通信方式の切替えを行うことができないという問題がある。また、リアルタイム性が求められないデータを送受信する場合であっても、通信方式の切替中に通信が途絶することで、ユーザに待ち時間が発生するため、利便性が低下するという問題もある。
例えば、車両の制御に用いるデータを絶えず送受信して自動運転する自動運転車両に搭載される通信装置では、通信方式の切替えによって通信の途絶が発生することは望ましくない。そこで、本発明者は、通信方式の切替中は、通信方式の切替えを行う通信部とは異なる通信部を用いて通信を行うことにより、通信が途絶することなくデータの送受信を継続して行うことができることを見出だした。
本発明の目的は、使用する通信方式を切替える場合に、通信が途絶することなく継続的にデータを送受信することができる通信装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、移動体に搭載される通信装置(10)は、第1の通信方式を用いて通信を行う第1の通信部(101)と、第2の通信方式または第3の通信方式を用いて通信を行う第2の通信部(102)と、前記移動体が移動を予定している移動予定位置を取得する予定位置取得部(103)と、位置情報と対応付けられた前記第1乃至第3の通信方式の通信環境を示す通信環境情報が保存されている保存部(104)と、前記通信環境情報に基づいて、前記移動予定位置のうち、前記第1の通信方式、前記第2の通信方式、および前記第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定する特定部(105)と、前記切替可能位置において、前記第2の通信部の通信方式を、通信中の通信方式である前記第2の通信方式から前記第3の通信方式に切替える切替部(106)と、を備え、前記第1の通信部は、前記切替部が前記第2の通信部の前記通信方式を切替える間、前記第1の通信方式を用いて通信を行う。
本発明の通信装置によれば、使用する通信方式を切替える間、他の通信装置との通信を途絶することなく継続して通信を行うことが可能となる。
本発明の実施形態1の通信装置の構成を説明する図 本発明の実施形態1の保存部に保存される通信環境情報を説明する図 本発明の実施形態1の通信装置を搭載した車両の走行を説明する図 本発明の実施形態1の通信装置の動作を説明する図 本発明の実施形態1の通信装置において通信方式を切替えるタイミングを説明する図 本発明の実施形態1の通信装置において通信方式を切替えるタイミングを説明する図 本発明の実施形態1の変形例2の通信装置において通信方式を切替えるタイミングを説明する図 本発明の実施形態2の通信装置がサーバから受信する通信環境情報を説明する図 本発明の実施形態3の通信制御装置および通信装置を説明する図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、本発明とは、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された発明を意味するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。また、少なくともかぎ括弧内の語句は、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された語句を意味し、同じく以下の実施形態に限定されるものではない。
特許請求の範囲の従属項に記載の構成および方法、従属項に記載の構成および方法に対応する実施形態の構成および方法、並びに特許請求の範囲に記載がなく実施形態のみに記載の構成および方法は、本発明においては任意の構成および方法である。特許請求の範囲の記載が実施形態の記載よりも広い場合における実施形態に記載の構成および方法も、本発明の構成および方法の例示であるという意味で、本発明においては任意の構成および方法である。いずれの場合も、特許請求の範囲の独立項に記載することで、本発明の必須の構成および方法となる。
実施形態に記載した効果は、本発明の例示としての実施形態の構成を有する場合の効果であり、必ずしも本発明が有する効果ではない。
複数の実施形態がある場合、各実施形態に開示の構成は各実施形態のみで閉じるものではなく、実施形態をまたいで組み合わせることが可能である。例えば一の実施形態に開示の構成を、他の実施形態に組み合わせても良い。また、複数の実施形態それぞれに開示の構成を集めて組み合わせても良い。
発明が解決しようとする課題に記載した知見や課題は公知の課題ではなく、本発明者が独自に知見したものであり、本発明の構成および方法と共に発明の進歩性を肯定する事実である。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の通信装置10を示している。以下の実施形態の通信装置10は、車両などの「移動体」に搭載される車載通信装置を想定している。特に、自動運転車両に搭載される車載通信装置10は、他車両、障害物、歩行者といった自車両の周囲に関する情報を定期的に受信するとともに、自車両の位置や制御データといった車両情報をサーバ、他車両、路側機といった他の通信装置に定期的に送信する。ただし、本発明は、特許請求の範囲で限定がない限り車載用途以外の通信装置を含むものである。
ここで、本発明の「移動体」とは、移動可能な物体をいい、移動速度は任意である。また移動体が停止している場合も当然含む。さらに、移動体は、有人無人を問わない。移動体は、例えば、自動車、自動二輪車、自転車、歩行者、船舶、航空機、およびこれらに搭載又は携帯される物を含み、またこれらに限らない。また、移動体に搭載又は携帯される物には、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型コンピュータ(タブレットPC)、携帯型パーソナルコンピュータ、通信機能を搭載するウェアラブル端末が含まれる。
図1に示す本実施形態の通信装置10は、第1の通信部101、第2の通信部102、予定位置取得部103、保存部104、特定部105、および通信制御部106を備える。
第1の通信部101は、第1の「通信方式」を用いて「通信を行う」「通信部」である。第2の通信部102は、第2の「通信方式」または第3の「通信方式」を用いて「通信を行う」「通信部」であり、マルチSIM型またはeSIM型の通信部である。図1に示す第2の通信部102は、第1のSIMと第2のSIMを有するデュアルSIMの通信部の例を示している。これらのSIMには加入者情報を特定するための情報であるプロファイル情報が記録されており、使用するSIMを切替えることにより、第2の通信部102は、通信規格や通信事業者が異なる2つの通信方式を切替えて通信を行うことが可能となる。この例では、第1のSIMは第2の通信方式と関連付けられ、第2のSIMは第3の通信方式と関連付けられている。また、図1に示すデュアルSIMに代えてeSIMを採用する場合、eSIMのプロファイル情報を書き換えることにより、第2の通信部102は、通信規格や通信事業者が異なる2つの通信方式を切替えて通信を行うことが可能となる。
ここで、本発明の「通信方式」とは、例えば、3G、4G、5G、LPWA(Low Power Wide Area)、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)といった通信規格を指すことはもちろん、これらの通信規格の仕様(例えば、5GにおけるeMBB(enhanced Mobile Broadband)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications)、mMTC(massive Machine Type Communication))を含み、さらにこれら通信規格の次世代以降やこれら通信規格から派生した通信規格も含む。
ここで本発明の「通信を行う」とは、通信をすることができれば足り、常に通信を行うものでなくともよい。
本発明の「通信部」とは、通信機能を有していれば足り、完成品としての通信装置はもちろん、電子制御装置や通信モジュール等の半完成品、半導体チップや半導体モジュールなどの部品も含まれる。また、無線通信の場合には、アンテナを含む。
図1に示すとおり、第1の通信部101および第2の通信部102はそれぞれアンテナを有しており機能的に独立した通信モジュールであるといえる。そのため、第1の通信部101と第2の通信部102は同時に使用することができる。したがって、例えば、第2の通信部102が第2の通信方式を用いてデータを送受信している間、第1の通信部101も通信可能な状態としてもよい。
本実施形態では、第1の通信部101は1つの通信方式を用い、第2の通信部102は2つの通信方式を用いる例を説明するが、これらの通信部はその他の通信方式をさらに用いるものであってもよい。例えば、第1の通信部は第2の通信部と同様のマルチSIM型の通信部であってもよく、第2の通信部は3以上のSIMを有する通信部であってもよい。また、第1乃至第3の通信方式は任意の通信方式である。例えば、第1の通信方式はWi−Fi(登録商標)や路側機と通信に使用されるDSRC(Dedicated Short Range Communications)方式といった近距離無線通信方式であり、第2および第3の通信方式は3G、4Gといった長距離無線通信方式である。しかしながら、第1乃至第3の通信方式はこれらの例に限定されるものではない。例えば、第1の通信部101および第2の通信部102の双方がマルチSIM型の通信部であり、長距離無線通信方式を利用して通信をしてもよい。特に、第1の通信部101および第2の通信部102で通信可能な長距離無線通信方式がそれぞれ異なる場合には、これらの通信部で使用する通信方式を相補的に切替えて通信を継続することが可能となる。
また、以下に説明する実施形態では、通信装置10と通信を行う他の通信装置は、基地局やサーバといった車両の外部に設けられた通信装置を想定している。しかしながら、通信装置10は、外部の通信装置に代えて、車両に搭載されたスマートフォン等の通信装置との間で通信を行ってもよい。
予定位置取得部103は、車両が移動を予定している移動予定「位置」を示す情報を取得する。例えば、車両が自動運転車両の場合、目的地まで走行する予定の経路は自動運転システムによって予め求められている。また、車両がドライバーによって手動で操作される場合であっても、カーナビゲーションシステムによって目的地までの推奨経路が予め求められている。そこで、予定位置取得部103は、自動運転システムやカーナビゲーションシステムによって予め求められた経路から、車両の移動予定位置を取得する。
ここで、本発明の「位置」とは、複数または単数の特定の地点をいい、位置の集合として線、面、立体を形成してもよい。
保存部104は、フラッシュメモリやハードディスク(HDD)等の不揮発性メモリ、またはDRAMやSRAM等の揮発性メモリであり、第1、第2、および第3の通信方式の通信環境を示す「通信環境情報」を保存する。
本発明の「通信環境情報」とは、例えば、通信速度、BER(Bit Error Rate)、PER(Packet Error Rate)、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、SINR(Signal-to-Interference plus Noise power Ratio)、特定エリア内の接続端末数、特定のアクセスポイントの接続端末数、過去の接続実績といった通信の品質を表すものはもちろん、通信ができるか否か、あるいは基地局の位置を表すものであってもよく、過去の情報や現在の通信状況から算出した予測値であっても良い。
ここで、通信方式の通信環境は、通信装置10の位置によって異なることがある。例えば、同じ通信方式であっても、地点Aでは建物等によって電波が遮断されて通信速度が低く、地点Bでは電波状況が良好なため通信速度が高いことがある。そこで、保存部104には、位置情報と対応付けられた通信方式毎の通信環境情報が保存される。また、通信環境情報には、通信端末のアンテナの方位情報が含まれていても良い。通信装置10が同位置であっても、通信相手との方位に応じて通信環境情報が異なるからである。
図2は、保存部104に保存される通信環境情報の一例を示している。図2によれば、通信方式それぞれについて、緯度経度と、緯度経度に対応付けられた上り通信速度および下り通信速度が通信環境情報として保存されている。例えば、図2によれば、第2の通信方式では、緯度経度(36,137)の上り通信速度は2Mbpsであり、下り通信速度は20Mbpsである。また、緯度経度(38,138)の上りおよび下り通信速度はいずれも0であり、この位置では第2の通信方式を用いて通信をすることができないことが分かる。なお、通信ができない場合、0の数値に代えて通信ができないことを示す情報を保存してもよい。
図2に示す通信速度は通信環境情報の一例にすぎず、保存部104には通信速度以外の任意の通信環境情報を保存してもよい。例えば、保存部104はさらに、各位置において過去に他の通信装置と接続した回数やデータを送受信した回数といった、通信方式毎の過去の通信履歴を示す情報を保存してもよい。また、通信環境情報の算出元データ数や標準偏差など、保存部104に保存される通信環境情報の信頼度を示す情報も保存してもよい。保存部104にはさらに、通信環境情報以外の情報、例えば、各通信方式を利用した場合の通信料金情報などが保存されてもよい。
また、保存部104に保存される通信環境情報は、例えば、工場や販売店で予め保存されてもよく、販売店やユーザによって手動で更新されてもよく、あるいは、サーバから無線通信を用いて定期的に通信環境情報を受信して自動的に更新されてもよい。通信環境情報が更新される場合、通信方式を利用している通信端末装置の数、当該通信方式のリソース使用率、あるいはリソース割り当て量といった動的に変化するユーザ分布などの通信状況を反映したリアルタイムの通信環境情報を取得することができるため、例えば、後述する通信方式の切替処理をする際に最適な通信方式を選択することが可能となる。
本実施形態の特定部105は、保存部104に保存された通信環境情報に基づいて、車両の移動予定位置のうち、第1の通信方式、第2の通信方式、および第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を、通信方式を切替えることができる切替可能位置として特定する。特定部105は、特定した切替可能位置を通信制御部106に送信する。
切替可能位置は、第1、第2、および第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な任意の位置である。例えば、車両が移動することにより、使用中の通信方式の通信品質が良好な位置から、通信品質が不良な位置に移動してしまうことがある。この場合、特定部105はさらに、使用中の通信方式の通信品質が「所定の」品質閾値「以下」となる位置を特定し、車両が当該位置よりも時間的に前に通過する切替可能位置を特定する。
ここで、本発明の「所定の」とは、常に一定の場合の他、条件に応じて一意に定まる場合も含む。本発明の「以下」、「以上」とは、比較対象と同じ値を含む場合及び含まない場合の両方が含まれる。以下同じ。
以下で、品質閾値に通信速度0bpsが予め設定されており、使用中の通信方式が第2の通信方式である場合を検討する。図2に示す例では、第2の通信方式の通信速度が品質閾値(0bps)以下となる位置は緯度経度(38,138)である。そこで、特定部105は位置(38,138)を特定する。特定部105は次に、車両が緯度経度(38,138)よりも時間的に前に通過する移動予定位置のうち、第1、第2、および第3の通信方式の通信速度がいずれも0ではなく、他の通信装置と通信することができる位置、例えば、緯度経度(36,137)を切替可能位置として特定する。
ここで、品質閾値0bps以下となる位置とは、通信エリアから外れる等により、使用中の通信方式を用いて通信できなくなる位置である。この場合、使用中の通信方式を用いて通信ができなくなる前に後述する通信方式の切替処理を行うことができるため、通信が突然途絶することを防止することができる。
当然のことながら、品質閾値は通信速度に限定されるものではない。また、使用中の通信方式の通信品質が所定の品質閾値以下であるか否かは、通信品質を示す各種のパラメータの1つ以上から総合的に判定してもよい。
また、品質閾値と比較する通信品質は、特定の地点における通信品質を含むことはもちろん、所定の距離にわたって得られる通信品質を平均した値であってもよい。通信品質を平均することにより、例えば、ある特定の地点で通信品質が著しく低下するが、車両が数m移動すると通信品質が回復するような場合には、使用中の通信方式の通信品質が品質閾値以下であると判定されることを防ぐ。このような構成とすることにより、後述する通信方式の切替処理の頻度が高くなることを抑制でき、ひいては、通信装置の負荷が増大して処理遅延が発生することや、通信方式の頻繁な切替えによって通信が不安定になることを防止できる。
通信制御部106は、第1および第2の通信部101,102を制御する。具体的には、通信制御部106(「切替部」に相当)は、特定部105が特定した切替可能位置においてSIMに保存されるプロファイル情報を用いて、第2の通信部102の通信方式を切替える。プロファイル情報には、無線通信を行うために必要な通信事業者の加入者情報や、通信サービスの情報が含まれる。通信制御部106はさらに、第2の通信部102の通信方式を「切替える間」は、第1の通信部101が第1の通信方式を用いて通信を行うように制御する。例えば、通信制御部106は、第2の通信部102の通信方式を切替える間、車両に搭載された各種センサで取得した車両情報を第1の通信部101に送信し、切替処理が完了すると、車両情報を第2の通信部102に送信する。上述した通り、第2の通信部102の通信方式を切替えている間は、第2の通信部102は通信を行うことはできないため、車両情報を第1の通信部101に送信して、第1の通信部10が他の通信装置と通信することにより、車両情報が送信できない期間が発生することを防ぐ。
ここで、本発明の「切替える間」とは、第2の通信方式および第3の通信方式のいずれを用いても通信できない期間を含んでいればよく、第1の通信方式と、第2または第3の通信方式とを重複して使用する期間を含むものであってもよい。
図3は、本実施形態の通信装置10を搭載した車両が道路を走行している状態を示している。この例では、第1の通信方式がDSRC方式であり、一点鎖線の円は道路に沿って設置された路側機等の基地局の通信エリアを示している。また、図3に示す実線の円は、第2の通信方式の基地局の通信エリアを示しており、破線の円は、第3の通信方式の基地局の通信エリアを示している。それぞれの通信方式の通信エリア外では、対応する通信方式を用いて通信することはできない。例えば、図3に示す車両の位置では、第1および第3の通信方式を用いて通信することはできない。
図3に示すとおり、車両は第2の通信方式の通信エリア内を走行しており、第2の通信方式を用いて基地局と通信している。車両がこのまま走行を継続してX地点を超えた場合、車両は第2の通信方式の通信エリアから出てしまうため第2の通信方式を用いて基地局と通信することができなくなる。
そこで、特定部105が、通信環境情報に基づいて、車両が第2の通信方式の通信エリアから外れて第2の通信方式で通信ができなくなるX地点を特定すると、車両がX地点を通過する時刻よりも時間的に前に通過する、第1、第2、および第3の通信方式を用いて通信可能な位置を切替可能位置として特定する。
車両が切替可能位置に到達すると、第2の通信部102の通信方式を、第2の通信方式から第3の通信方式に切替える。そして、第2の通信部102の通信方式を切替える間、第1の通信部101が第1の通信方式を用いて路側機との間で通信を行う。第2の通信部102の通信方式の切替えが完了すると、第2の通信部102は第3の通信方式を用いて基地局との通信を開始する。その結果、車両がX地点に到達しても通信を継続することができる。
なお、特定部105が複数の切替可能位置を特定した場合には、複数の切替可能位置のうち、車両が一番初めに通過する切替可能位置、あるいは第1の通信方式の通信品質が最も高い切替可能位置を選択して、通信方式を切替えてもよい。
また、図3に示す路側機の通信エリアが狭い場合、第2の通信方式から第3の通信方式に切替えに要する時間よりも、車両が路側機の通信エリア内を移動する時間の方が短いことが起こりうる。そこで、特定部105は、複数の切替可能位置のうち、車両が切替可能位置を移動する時間が通信方式の切替時間よりも長くなる切替可能位置を特定してもよい。ただし、特定部105が、通信方式の切替時間よりも車両が移動する時間の方が短い切替可能位置しか特定できない場合であっても、当該切替可能位置で通信方式の切替えを行うとともに、切替中は第1の通信方式を用いて通信を行うことが望ましい。これにより、通信方式の切替時に通信が途絶する時間をできる限り短縮することができる。
また、切替可能位置が図3に示すように一定の距離を有する場合も、複数の切替可能位置がある場合と同様である。例えば、図3に示す切替可能位置が数m乃至数百kmの範囲となる場合、車両が切替可能位置に到達するとすぐに通信方式を切替えてもよく、数m乃至数百kmの範囲において得られる通信品質が最も高くなる地点で通信方式を切替えてもよい。
次に、図4を用いて通信装置10の動作を説明する。図4は、上述した例と同様、0bpsの通信速度が品質閾値として予め設定されている場合の動作を示している。
S101において、保存部104に保存されている通信環境情報に基づいて、車両の移動予定位置に、使用中の通信方式の通信品質が品質閾値である0bps以下となる位置が含まれているか否かを判定する。
車両の移動予定位置に、使用中の通信品質が0bps以下となる位置が含まれていない場合(S101:No)、すなわち、使用中の通信方式を用いて継続的に通信することができる場合には処理を終了する。これに対し、車両の移動予定位置に、使用中の通信品質が0bps以下となる位置が含まれている場合(S101:Yes)は、S102において当該位置を特定する。
S103において、移動予定位置のうち、第1の通信方式、第2の通信方式、および第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定する。この切替可能位置は、車両がS102において特定した位置よりも時間的に前に通過する位置である。
S104において車両が切替可能位置に到達すると(S104:Yes)、第1の通信部101は第1の通信方式を用いて他の通信装置との通信を開始する(S105)。そして、S105において第1の通信部101による通信が開始されると、S106において、第2の通信部102の通信方式を、使用中の第2の通信方式から第3の通信方式に切替える。
第2の通信部102の通信方式の切替えが完了すると、切替後の通信方式である第3の通信方式を用いて他の通信装置との通信を開始する(S107)。
なお、図4のS104において車両が切替可能位置に到達したか否かは、例えば車両に搭載されたGNSS受信機から受信する車両の位置情報を用いて検出することができる。GNSS受信機は、GPS、GLONASS、Galileo、IRNSS、QZSS、Beidou等の衛星測位システムのうち、少なくとも1つの衛星測位システムから、位置情報を受信する。その他の例として、切替可能位置を特定した時の車両の位置と速度に基づいて車両が切替可能位置に到達する時刻を算出し、算出時刻になったことを検出したときに、車両が切替可能位置に到達したと判定してもよい。
上述した例では、使用中の通信品質が低下する、あるいは車両が通信エリア外に移動することによって通信ができなくなる場合を説明したが、他の例として、第2の通信方式の通信品質は低下せずに一定であっても、当該通信品質よりも高い通信品質が得られる通信方式がある場合には、通信方式を切替えてもよい。例えば、特定部105は、第2の通信方式の通信品質が第3の通信方式の通信品質以下となる位置を特定する。そして、当該位置に最も近い切替可能位置を特定し、通信方式を切替える。ここで、第2の通信方式の通信品質が第3の通信方式の通信品質以下となる位置と切替可能位置とが重複する場合には、この重複する位置が、最も近い切替可能位置となる。
図5、6は、位置情報と対応付けられた各通信方式の通信速度を示すグラフである。これらの図によれば、X地点からY地点までが切替可能位置であり、斜線に示す範囲は使用中の通信方式を用いて得られる通信速度を示している。
例えば、図5では、X地点までは第2の通信方式を用いて通信を行い、第1の通信方式の通信速度が0bpsより大きくなるX地点で第2の通信部102の通信方式の切替えを開始している。そして、第2の通信部102の切替える間は第1の通信方式を用いて通信を行い、通信方式の切替えが完了すると、第3の通信方式を用いて通信を開始している。
また、図6は、図5とは異なるタイミングで通信方式の切替えを行う例を示している。図6の例では、各通信方式の通信速度の増減から、通信方式の切替前後で得られる通信速度の総和が大きくなる地点で通信方式の切替えを開始しており、図5と比較して、X地点からY地点までの間に得られる通信速度が高いことが分かる。この場合、第2の通信部102は、常に高い通信品質を有する通信品質を利用して通信を行うことができる。なお、図5、6に示す通信方式の切替タイミングは一例にすぎず、切替可能位置であれば任意のタイミングで通信方式を切替えてもよい。例えば、使用中の第2の通信方式の通信速度が第3の通信方式の通信速度以下となる地点で通信方式の切替えを開始してもよい。
なお、上述した実施形態1では、第2の通信部102が2つの通信方式、すなわち、第2および第3の通信方式を用いて通信を行う構成を説明した。しかしながら、第2の通信部は2以上の任意の数の通信方式を用いるように構成されてもよい。この場合、特定部105は、第2の通信部102が用いる通信方式の中から最も高い通信品質が得られる通信方式を特定してもよい。あるいは、保存部106に各通信方式を利用した場合の通信料金情報(例えば、1ビット当たりの送受信料金)が保存されている場合には、特定部105は最も料金が安くなる通信方式を特定してもよい。
以上のとおり、実施形態1によれば、第2の通信部の通信方式を切替える間、第1の通信部を利用して通信を行うことにより、通信方式の切替時に発生する通信の途絶を防止することが可能となる。
さらに、実施形態1によれば、使用中の通信方式の通信品質が低下する位置を予め検出し、当該位置に到達する前に通信方式を切替えることにより、所定の通信品質を維持しながら通信を継続して行うことができる。
(変形例1)
通信中の通信方式の通信速度が遅い場合、データ送信に要する時間が増大する。特に、通信装置10から他の通信装置に送信するデータの容量が大きい場合には、この問題がより顕在化してしまう。したがって、リアルタイムに他の通信装置に送信するデータがある場合には、大容量の特定のデータの送信に時間を要すると、リアルタイムで他の通信装置にデータを送信することができないことが起こりうる。特に、無線通信を介して受信した情報に基づいて車両を制御する自動運転車両の場合、リアルタイムでデータを送受信できないことによって、自動運転車両の走行に影響を与える恐れがある。また、複数のアプリケーションが通信装置を用いて通信する場合に、特定のアプリケーションが容量の大きいデータを送信する場合には、他のアプリケーションがデータを送信できなくなり、利便性が低下してしまう。
そこで、本変形例では、他の通信装置に対して送信するデータの容量に応じて、通信方式を切替える構成を説明する。
本変形例の通信制御部106は、保存部104に保存された第2の通信方式の通信環境情報である通信速度に基づいて、使用中の第2の通信方式を用いてデータの送信が完了するまでに要する時間である第1の送信時間、および第3の通信方式を用いて当該データの送信が完了するまでに要する時間である第2の送信時間を求める。そして、第1の送信時間が「所定の」時間閾値「以上」であり、かつ第2の送信時間が「所定の」時間閾値「以下」の場合に、通信制御部106は、第2の通信部102の通信方式を切替える処理を実行する。
例えば、所定の時間閾値として予め1秒が設定されており、送信するデータの容量が5Mビットの場合を検討する。図2に示す第2の通信方式の緯度経度(36,137)における上り通信速度は2Mbpsであるため、データの送信が完了するまでに要する時間、すなわち第1の送信時間は2.5秒である。これに対し、第3の通信方式の緯度経度(36,137)における上り通信速度は5Mbpsであるため、第2の送信時間は1秒である。したがって、第1の送信時間(2.5秒)は所定の時間閾値(1秒)以上であり、かつ第2の送信時間(1秒)は所定の時間閾値以下である。そこで、通信制御部106は、特定部105が特定した切替可能位置において、第2の通信部102の通信方式を、第2の通信方式から第3の通信方式に切替える処理を実行する。
また、容量が大きいデータを送信する位置や時刻が予め分かっている場合には、特定部105は、当該位置や時刻に到達するよりも時間的に前に車両が通過する切替可能位置を特定してもよい。
本変形例によれば、容量が大きいデータを送信する場合に、当該データの送信に適した通信方式に予め変更することにより、効率的にデータの送信を実施することができる。
(変形例2)
SIMを利用した通信方式では、SIMを発行する通信事業者との間で、月毎また日毎などの特定期間に利用可能な通信量を予め契約していることがある。このような契約通信量を超えて通信を行った場合、通信そのものが制限される、または通信速度が著しく低下するおそれがある。複数のSIMを利用する通信部では、一の通信方式を用いて契約通信量の残量が0になるまで通信を行い、残量が0になった時点で他の通信方式に切替えることが考えられる。しかしながら、このような切替えを行った場合、一の通信方式の契約通信量の残量が0になった後に、一の通信方式にのみ対応した通信エリアに車両が移動すると通信できない状況となることが起こりうる。そこで、本変形例では、各通信方式の契約通信量の残量に応じて、通信方式を切替える構成を説明する。
保存部104は、通信環境情報に加えて、第2および第3の通信方式の契約通信量の残量(以下、通信残量)を保存する。これらの通信残量は、各通信方式を用いて通信した通信量に応じて常に更新される。通信残量は、例えば、各通信方式を提供する通信事業者によって定期的に送信されてもよく、または、販売店やユーザによって通信装置へ保存されても良い。
本変形例の通信制御部106は、保存部104に保存された通信残量に基づいて、第2の通信方式の通信残量である第1の通信残量と、第3の通信方式の通信残量である第2の通信残量の「差分」を求める。そして、求めた差分が予め設定された差分閾値以上である場合に、通信制御部106は、特定部105が特定した切替可能位置において、第2の通信部102の通信方式を第2の通信方式から第3の通信方式に切替える処理を実行する。
ここで、本発明の「差分」とは、減算が含まれていれば足り、単純差(y−x)のみならず、二乗差(y−x)、差の平方根((y−x)1/2)、重みづけ差(by−ax:a、bは定数)なども含む。
図7は、本変形例の第2および第3の通信方式の通信残量と時間の関係を示すグラフである。t〜tおよびt以降は第2の通信方式を用いて通信を行い、t〜tの間は第3の通信方式を用いて通信を行い、t〜tおよびt〜tの間は通信方式の切替えを行っている。図7に示すとおり、t〜tでは、使用中の第2の通信方式の通信残量は減少する一方、使用していない第3の通信方式の通信残量は一定のままである。そのため、これらの通信方式の通信残量の差分は徐々に拡大する。そして、tにおいて差分が差分閾値以上になると、通信制御部106は、切替可能位置において、第2の通信部102の通信方式を切替える。tにおいても同様である。
なお、差分閾値を小さい値に設定した場合、通信方式の切替えが頻繁に必要となるが、第2の通信方式および第3の通信方式の通信残量をほぼ一定に維持することができる。これに対し、差分閾値を大きい値に設定した場合、通信方式の切替頻度を低下させることができ、通信方式の切替えによって生じる処理負荷や電力消費を抑制することができる。
(実施形態2)
本実施形態では、第1の通信部101が、第1の通信方式を用いて他車両に搭載された車載通信装置と車車間通信を行う構成を実施形態1との相違点を中心に説明する。本実施形態の通信装置10の各構成について、図1を参照して以下に説明する。
第1の通信部101は、第1の通信方式を用いて車車間通信を行う通信部である。
本実施形態の第2の通信部102は、使用中の通信方式を利用して、自車両の周囲を走行している他車両の現在位置、他車両の移動予定位置、他車両に搭載された通信装置の通信性能といった、他車両の通信環境情報を受信する。第2の通信部102は、他車両やサーバから通信環境情報を受信する。
第2の通信部102はさらに、通信装置10を搭載している自車両の位置情報、移動予定位置、通信装置10の通信性能といった、自車両の通信環境情報を送信する。つまり、本実施形態の通信装置10は、第2の通信部102が他車両やサーバから受信した他車両の通信環境情報に対応する自車両の通信環境情報を送信する。
本実施形態の保存部105は、第2の通信部102で受信した他車両の通信環境情報を保存する。
特定部106は、実施形態1と同様、保存部105に保存された通信環境情報に基づいて、車車間通信である第1の通信方式、第2通信方式、および第3通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定する。
図8を用いて、第2の通信部102が他車両の位置情報を通信環境情報として受信する場合の例を説明する。図8(a)は、他車両の現在位置をプロットしたマップを示している。図8(a)に示すマップは、受信した他車両の位置情報に基づいて通信装置10が生成してもよく、各車両の位置情報を収集したサーバがマップを生成し、生成したマップを第2の通信部102に送信する構成としてもよい。
通信装置10は、図8(a)に示すマップに、予定位置取得部103で取得した予定位置を重ね合わせる。図8(b)は、マップと予定位置を重ね合わせた状態を示しており、通信装置10を搭載した車両が走行を予定している経路を太線で示している。図8(b)によれば、円で囲まれたエリアには他車両が密集していることが分かる。ここで、他車両が密集しているエリアがある場合、通信装置10はこのエリア付近で他車両と車車間通信を行うことができる可能性が高い。そこで、保存部104は、このエリア内では第1の通信方式で通信することができることを示す情報を保存する。特定部105は、このようにして保存された情報に基づいて、切替可能位置を特定する。
車両が移動してエリア内に到達すると、第1の通信部101は第1の通信方式で車車間通信を開始するともに、第2の通信方式を、使用中の第2の通信方式から第3の通信方式に切替える。
当然のことながら、通信環境情報は他車両の現在位置に限定されるものではない。例えば、通信環境情報は、他車両の移動予定位置や他車両が移動予定位置に到達する時刻であってもよい。例えば、通信環境情報が、他車両が時刻tに地点Xを走行することを示している場合、通信装置10は、時刻tに地点Xにおいて第1の通信方式を用いて他車両の車載通信装置と車車間通信を行うことができる。そこで、保存部105には、地点Xを示す緯度経度、通信ができる時刻を保存する。
そして、車両が地点X、時刻tに到達すると、第1の通信部101は第1の通信方式を用いて、他車両の車載通信装置と車車間通信を開始するともに、第2の通信部102の通信方式を切替える。当然ながら、他車両の移動予定位置や他車両が移動予定位置に到達する時刻に関する情報が車両毎に複数あってもよい。
本実施形態では、通信装置10は、第2の通信部102の通信方式の切替えが完了した後、第3の通信方式を用いて車車間通信した相手側の車載通信装置の通信性能を示す情報をサーバに送信してもよい。この場合、サーバは各車両に搭載された車載通信装置の通信性能情報を収集することができる。その結果、サーバは、通信性能が高い車両の通信環境情報のみを各車載通信装置に送信し、通信方式の切替時に使用される車車間通信は、通信性能が高い車載通信装置との間でのみ行われるようにすることができる。
(実施形態3)
上述した実施形態1、2では、車両に搭載された特定部105が、保存部104に保存された通信環境情報に基づいて切替可能位置を特定する構成を説明した。しかしながら、サーバ等が切替可能位置を特定する処理を行ってもよい。この場合、車両に搭載された通信装置は、サーバから切替可能位置や通信方式の切替えを指示する信号を受信し、サーバからの指示に基づいて通信方式の切替えを行う。
図9は、本実施形態の通信制御装置20を示している。通信制御装置20は、例えば、サーバに設けられる装置である。通信制御装置20は、車両に搭載された通信装置と通信ネットワークを介して接続されている。通信制御装置20と接続された通信装置30は、通信装置10と同様、第1の通信方式を用いて通信を行う第1の通信部301と、第2の通信方式または第3の通信方式を用いて通信を行う第2の通信部302、およびこれらの通信部を制御する通信制御部(図示せず)とを備えることを前提としている。
通信制御装置20は、受信部201、保存部202、特定部203、および送信部204を備える。
受信部201は、車両に搭載された通信装置30から、車両の現在位置を受信する。
保存部202は、上述した実施形態における保存部104の機能と同様に、位置情報と対応付けられた第1、第2、および第3の通信方式の通信環境を示す通信環境情報に加えて、車両の移動予定位置や車両の現在位置を保存する。車両の移動予定位置は、車両に搭載された通信装置から受信してもよく、車両に移動予定位置を指示するサーバ(図示せず)から直接受信してもよい。特定部203は、上述した実施形態における特定部105と同様の機能を有する。また、特定部203は、保存部202に保存されている通信環境情報に基づいて、車両の移動予定位置のうち、通信装置30が第1の通信方式、第2の通信方式、および第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定する。
送信部204は、特定部203が特定した切替可能位置において、第2の通信部302の通信方式を切替えることを指示する信号を通信装置30に送信する。
通信装置30は、通信制御装置20から信号を受信すると、切替可能位置において第2の通信部302の通信方式の切替えを実行する。
なお、本実施形態の第1の通信部301は、実施形態2の第1の通信部と同様、第1の通信方式を用いて他車両と車車間通信を行うものであってもよい。この場合、特定部203は、受信部201において収集した複数の車両の位置や移動予定位置に基づいて、通信装置30の第1の通信部301が第1の通信方式を用いて車車間通信することができる位置を切替可能位置として特定する。
本実施形態によれば、車載通信装置ではなくサーバ等の車外装置において通信方式の切替えを行う位置を特定する処理を行うことにより、切替対象の車両の中から最適な車両を選択することが可能となるため、通信の最適化を実施することができる。また、車載通信装置の処理負荷を低減することが可能となる。さらに、本実施形態によれば、通信環境情報をサーバ等の車外装置において保存することができるため、車載通信装置におけるメモリの負荷を低減することができる。加えて、切替えに必要な通信環境情報を無線通信を用いて更新する場合には、車両側での更新処置が不要となるため無線通信データ量を抑制することができ、通信容量を抑制し通信費を低減することができる。
(その他の実施形態)
なお、上述した実施形態1乃至3はいずれも、第1および第2の通信部が無線の通信方式を利用して他の通信装置と通信を行うものである。しかしながら、第1の通信部は、各実施形態に記載の通信装置と有線で接続された他の通信装置と通信を行う構成としてもよい。この場合、他の通信装置として、例えば、車両に搭載されたスマートフォン、あるいは、店舗や自宅に設置されたパーソナルコンピュータが考えられる。
この場合、第2の通信部の通信方式を切替える間、第1の通信部は、通信装置に接続された他の通信装置と有線で通信を行う。ただし、第1の通信部が有線で通信を行う場合、第1の通信部の有線による通信環境情報は保存部には保存されておらず、特定部は切替可能位置を特定することはできない。そのため、通信制御部は、通信装置が有線で他の通信部と接続されたことを検出すると、第2の通信部の通信方式を切替える動作を行う。
(総括)
以上、本発明の実施形態における通信装置および通信制御装置の特徴について説明した。
実施形態で使用した用語は例示であるので、同義の用語、あるいは同義の機能を含む用語に置き換えてもよい。
実施形態の説明に用いたブロック図は、通信装置および通信制御装置の構成を機能毎に分類および整理したものである。これらの機能ブロックは、ハードウェア又はソフトウェアの任意の組み合わせで実現される。また、機能を示したものであることから、かかるブロック図は方法の発明の開示としても把握できるものである。
各実施形態に記載した処理、フロー、および方法として把握できる機能ブロックについては、一のステップで他のステップの結果を利用する関係にある等の制約がない限り、順序を入れ替えても良い。
各実施形態、および本発明で使用する「第1」「第2」の用語は、同種の2以上の構成や方法を区別するために使用しており、順序や優劣を限定するものではない。
通信装置の例として、部品や半完成品としては、半導体、電子回路、モジュール、あるいはECU(エレクトロニックコントロールユニット)が挙げられる。また完成品としては、DCM(Data Communication Module)、TCU(Telematics Control Unit)が挙げられる。
加えて、各実施形態に記載の通信装置および通信制御装置は、各実施形態で説明した構成および機能を有する専用のハードウェアで実現できるだけでなく、メモリやハードディスク等の記録媒体に記録した本発明を実現するためのプログラム、およびこれを実行可能な専用又は汎用CPUおよびメモリ等を有する汎用のハードウェアとの組み合わせとしても実現できる。
専用や汎用のハードウェアの記録媒体(外部記憶装置(ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、USBメモリ、SDメモリカード、CD/BD、非遷移的実体的記録媒体(non-transitory tangible storage medium)等)、内部記憶装置(RAM、ROM等))に格納されるプログラムは、記録媒体を介して、あるいは記録媒体を介さずにサーバから通信回線を経由して、専用又は汎用のハードウェアに提供することもできる。これにより、プログラムのアップグレードを通じて常に最新の機能を提供することができる。
本発明の通信装置は、各実施形態で自動車に搭載される通信装置を念頭に置いて説明したが、自動二輪車、自転車、歩行者、船舶、鉄道、航空機等、移動する移動体全般に適用することが可能であり、また、有人に限らず無人の移動体でも良く、これらを含むものである。また、通信装置は、任意の移動体に搭載される通信装置であればよく、携帯電話、スマートフォン、タブレット型コンピュータ(タブレットPC)、携帯型パーソナルコンピュータ、通信機能を搭載するウェアラブル端末に適用することが可能である。
10,30 通信装置、20 通信制御装置、101,301 第1の通信部、102,302 第2の通信部、103 予定位置取得部、104 保存部、105 特定部、106 通信制御部(切替部)、201 受信部、202 保存部、203 特定部、204 送信部

Claims (13)

  1. 移動体に搭載される通信装置(10)であって、
    第1の通信方式を用いて通信を行う第1の通信部(101)と、
    第2の通信方式または第3の通信方式を用いて通信を行う第2の通信部(102)と、
    前記移動体が移動を予定している移動予定位置を取得する予定位置取得部(103)と、
    位置情報と対応付けられた前記第1乃至第3の通信方式の通信環境を示す通信環境情報が保存されている保存部(104)と、
    前記通信環境情報に基づいて、前記移動予定位置のうち、前記第1の通信方式、前記第2の通信方式、および前記第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定する特定部(105)と、
    前記切替可能位置において、前記第2の通信部の通信方式を、通信中の通信方式である前記第2の通信方式から前記第3の通信方式に切替える切替部(106)と、を備え、
    前記第1の通信部は、前記切替部が前記第2の通信部の前記通信方式を切替える間、前記第1の通信方式を用いて通信を行う、
    通信装置。
  2. 前記通信環境情報は通信品質を示す情報であり、
    前記特定部はさらに、前記第2の通信方式の前記通信品質が所定の品質閾値以下となる位置を特定するとともに、前記移動体が前記位置よりも時間的に前に通過する前記切替可能位置を特定する、
    請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信環境情報は通信品質を示す情報であり、
    前記特定部はさらに、前記第2の通信方式の前記通信品質が前記第3の通信方式の前記通信品質以下となる位置を特定するとともに、前記位置に最も近い前記切替可能位置を特定する、
    請求項1記載の通信装置。
  4. 前記通信環境情報は通信速度を示す情報であり、
    前記切替部は、前記通信速度に基づいて、前記第2の通信方式を用いてデータを送信するのに要する第1の送信時間および前記第3の通信方式を用いて前記データを送信するのに要する第2の送信時間を求め、前記第1の送信時間が所定の時間閾値以上であり、かつ、前記第2の送信時間が前記所定の時間閾値以下の場合に、前記第2の通信部の前記通信方式を切替える、
    請求項1記載の通信装置。
  5. 前記保存部はさらに、前記第2の通信方式の契約通信量の残量である第1の通信残量、および前記第3の通信方式の契約通信量の残量である第2の通信残量を保存し、
    前記切替部は、前記第1の通信残量と前記第2の通信残量の差分が所定の差分閾値以上の場合に、前記第2の通信部の前記通信方式を切替える、
    請求項1記載の通信装置。
  6. 前記第2の通信部は、前記第2の通信方式を用いて前記通信環境情報を受信し、
    前記保存部は、受信した前記通信環境情報を保存する、
    請求項1記載の通信装置。
  7. 前記第1の通信部は他移動体に搭載された通信装置と通信を行う、
    請求項1記載の通信装置。
  8. 前記第2の通信部は第1のSIMと第2のSIMとを有し、
    前記第2の通信方式は前記第1のSIMと関連付けられた通信方式であり、前記第3の通信方式は前記第2のSIMと関連付けられた通信方式である、
    請求項1記載の通信装置。
  9. 前記第2の通信部は、通信に用いるプロファイル情報を書き換え可能なeSIM(embedded SIM)を有し、
    前記第2の通信方式は前記プロファイル情報のうち第1のプロファイル情報と関連付けられた通信方式であり、前記第3の通信方式は前記プロファイル情報のうち第2のプロファイル情報と関連付けられた通信方式である、
    請求項1記載の通信方式。
  10. 移動体に搭載され、第1の通信方式を用いて通信を行う第1の通信部(101)と第2の通信方式または第3の通信方式を用いて通信を行う第2の通信部(102)とを備える通信装置(10)で実行される通信方法であって、
    前記移動体が移動を予定している移動予定位置を取得し、
    位置情報と対応付けられた前記第1乃至第3の通信方式の通信環境を示す通信環境情報に基づいて、前記移動予定位置のうち、前記第1の通信方式、前記第2の通信方式、および前記第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定し、
    前記切替可能位置において、前記第2の通信部の通信方式を、通信中の通信方式である前記第2の通信方式から前記第3の通信方式に切替え、
    前記第2の通信部の前記通信方式を切替える間、前記第1の通信部が前記第1の通信方式を用いて通信を行う、
    通信方法。
  11. 移動体に搭載され、第1の通信方式を用いて通信を行う第1の通信部(101)と第2の通信方式または第3の通信方式を用いて通信を行う第2の通信部(102)とを備える通信装置(10)で実行される通信プログラムであって、
    前記移動体が移動を予定している移動予定位置を取得し、
    位置情報と対応付けられた前記第1乃至第3の通信方式の通信環境を示す通信環境情報に基づいて、前記移動予定位置のうち、前記第1の通信方式、前記第2の通信方式、および前記第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定し、
    前記切替可能位置において、前記第2の通信部の通信方式を、通信中の通信方式である前記第2の通信方式から前記第3の通信方式に切替え、
    前記第2の通信部の前記通信方式を切替える間、前記第1の通信部が前記第1の通信方式を用いて通信を行う、
    通信プログラム。
  12. 移動体に搭載され、第1の通信方式を用いて通信を行う第1の通信部(301)と第2の通信方式または第3の通信方式を用いて通信を行う第2の通信部(302)とを備え、前記第2の通信部の通信方式を切替える間は前記第1の通信部が前記第1の通信方式を用いて通信を行う通信装置(30)、と通信を行う通信制御装置(20)であって、
    前記通信装置から、前記移動体が移動を予定している移動予定位置を受信する受信部(201)と、
    位置情報と対応付けられた前記第1乃至第3の通信方式の通信環境を示す通信環境情報が保存されている保存部(202)と、
    前記通信環境情報に基づいて、前記移動予定位置のうち、前記第1の通信方式、前記第2の通信方式、および前記第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定する特定部(203)と、
    前記切替可能位置において、前記第2の通信部の通信方式を通信中の通信方式である前記第2の通信方式から前記第3の通信方式に切替えることを指示する信号を前記通信装置に送信する送信部(204)と、
    を備える、通信制御装置。
  13. 移動体に搭載され、第1の通信方式を用いて通信を行う第1の通信部(301)と第2の通信方式または第3の通信方式を用いて通信を行う第2の通信部(302)とを備え、前記第2の通信部の通信方式を切替える間は前記第1の通信部が前記第1の通信方式を用いて通信を行う通信装置(30)、と通信を行う通信制御装置(20)で実行される通信制御方法あって、
    前記通信装置から、前記移動体が移動を予定している移動予定位置を受信し、
    位置情報と対応付けられた前記第1乃至第3の通信方式の通信環境を示す通信環境情報に基づいて、前記移動予定位置のうち、前記第1の通信方式、前記第2の通信方式、および前記第3の通信方式のいずれを用いても通信可能な位置を切替可能位置として特定し、
    前記切替可能位置において、前記第2の通信部の通信方式を通信中の通信方式である前記第2の通信方式から前記第3の通信方式に切替えることを指示する信号を前記通信装置に送信する、
    通信制御方法。
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