JP2021027385A - 複合機、ファクシミリ装置及び画像形成装置検査方法 - Google Patents

複合機、ファクシミリ装置及び画像形成装置検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ファクシミリ受信装置が受信したデータを印刷するための画像形成装置が印刷動作をしても正常な印刷をすることができない場合に、それを利用者が知ることを可能にする複合機を提供する。【解決手段】画像データを受信画像データとして受信する画像データ受信手段と、前記受信画像データに基づいて画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、前記画像データ受信手段が前記画像データを受信したならば、前記画像形成手段により中間転写媒体に形成された画像に基づいて、前記画像形成手段に異常があるか否かを検査する検査手段と、前記検査手段が前記画像形成手段に異常があることを検出したならば、エラー処理を実行するエラー処理実行手段を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、複合機、ファクシミリ装置及び画像形成装置検査方法に関する。
原稿読み取り機能、原稿複写機能、原稿印刷機能、原稿データ送受信機能、原稿データ入出力機能、原稿保存機能などを含む複合機の多くは、原稿データ送受信機能として、ファクシミリ送受信機能のためのファクシミリ送受信装置を持っている。そして、ファクシミリ受信した画像データを原稿保存機能により記憶装置に保存することができ、また、原稿印刷機能のための画像形成装置を用いて印刷することもできる。更に、複合機は、原稿読取り機能のために原稿読取り装置を備えている。ファクシミリ送受信装置、画像形成装置及び原稿読取り装置を1台のファクシミリ装置としてみることもできる。また、これに、原稿保存機能のための記憶装置を追加したものも1台のファクシミリ装置としてみることができる。
特開2007−72282号公報 特開2006−62197号公報
通常、ファクシミリ装置は受信したデータを印字してから排紙まで完了すると正常終了したとみなしデータを消去する。印字のための画像形成装置においてジャミング等が発生した場合は排紙が完了しないため、確実にエラー処理をすることができるが、画像形成装置で発生したトラブルの内容によっては、稀にエラー検知されずに正常終了とされる可能性もある。例えば、画像形成装置に含まれる露光装置又は現像装置にトラブルが発生しても、エラー検知されずに正常終了とされる可能性もある。
プロコンやレジ調と呼ばれるキャリブレーション実行により、トラブル検知可能な場合もあるが、毎ページ実行するものではない。
また、仮にファクシミリ受信した画像の印刷が正常に終了しなかったことを印刷物を見て受信側で知ることができたとしても、露光装置又は現像装置にその原因がある場合には、送信側に通知されない。従って、送信側からファクシミリ送信を再実行して貰えないことになってしまう。
特許文献1には、各色重ね合わせた際の色ずれ防止の為にキャリブレーションを行うことが記載され、詳しくは転写ベルトに各色の所定パターンを描画して所定パターンをレジストレーションセンサで読み取ってズレを補正することが記載されている。
また、特許文献2には、所定枚数毎に色ずれ補正及び色調補正を行うキャリブレーションが記載されている。
そこで、本発明は、ファクシミリ受信装置が受信したデータを印刷するための画像形成装置が印刷動作をしても正常な印刷をすることができない場合に、それを利用者が知ることを可能にする複合機、ファクシミリ装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、
画像データを受信画像データとして受信する画像データ受信手段と、
前記受信画像データに基づいて画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、
前記画像データ受信手段が前記画像データを受信したならば、前記画像形成手段により中間転写媒体に形成された画像に基づいて、前記画像形成手段に異常があるか否かを検査する検査手段と、
前記検査手段が前記画像形成手段に異常があることを検出したならば、エラー処理を実行するエラー処理実行手段と、
を備えることを特徴とする複合機が提供される。
また、本発明によれば、
画像データを受信画像データとして受信する画像データ受信手段と、
前記受信画像データに基づいて画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、
前記画像データ受信手段が前記画像データを受信したならば、前記画像形成手段により中間転写媒体に形成された画像に基づいて、前記画像形成手段に異常があるか否かを検査する検査手段と、
前記検査手段が前記画像形成手段に異常があることを検出したならば、エラー処理を実行するエラー処理実行手段と、
を備えることを特徴とするファクシミリ装置が提供される。
更に、本発明によれば、
画像データを受信画像データとして受信する画像データ受信ステップと、
前記画像データ受信ステップを実行したならば、画像形成装置により中間転写媒体に形成された画像に基づいて、前記画像形成装置に異常があるか否かを検査する検査ステップと、
前記検査ステップで前記画像形成装置に異常があることを検出したならば、エラー処理を実行するエラー処理実行ステップと、
を備えることを特徴とする画像形成装置検査方法が提供される。
本発明によれば、原稿読取装置に対して現在選択されている機能及び設定では、正常にその機能及び設定による読取り結果を得ることができない場合、利用者が負担なくそれに対応することが可能になる。
本発明の実施の形態による検出部の構成を示す概念図である。 (a)は、図1に示す検出部に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサのトナー量対受光量の特性を示すグラフであり、(b)は、図1に示す検出部に含まれる鏡面反射型プロコン・レジセンサのトナー量対受光量の特性を示すグラフである。 本発明の実施の形態で利用する3つの検出部、テストパターンが転写された中間転写ベルトを示す斜視図である。 本発明の実施の形態において画像形成装置により中間転写ベルトに正常に図3に示すようなテストパターンが転写された場合に3つの検出部が検出する光の強度を示す図である。 本発明の実施の形態において画像形成装置により中間転写ベルトに正常ではなく図3に示すようなテストパターンが転写された場合に3つの検出部が検出する光の強度を示す図である。 本発明の実施の形態で利用する3つの検出部、何も転写されていない中間転写ベルトを示す斜視図である。 本発明の実施の形態において図6に示すように画像形成装置により何も中間転写ベルトに転写されない場合に3つの検出部が検出する光の強度を示す図である。 本発明の実施の形態で利用する3つの検出部、黒ベタが画像領域に転写された中間転写ベルトを示す斜視図である。 本発明の実施の形態において図8に示すように画像形成装置により黒ベタが中間転写ベルトの画像領域に転写された場合に3つの検出部が検出する光の強度を示す図である。 本発明の実施の形態で利用する3つの検出部、文字が画像領域に転写された中間転写ベルトを示す斜視図である。 本発明の実施の形態において図10に示すように画像形成装置により文字が中間転写ベルトの画像領域に転写された場合に3つの検出部が検出する光の強度を示す図である。 本発明の実施の形態で利用する3つの検出部、テストパターンが相互に隣接する画像領域の間に転写された中間転写ベルトを示す斜視図である。 本発明の実施の形態において図12に示すように画像形成装置によりテストパターンが中間転写ベルトの相互に隣接する画像領域の間に転写された場合に3つの検出部が検出する光の強度を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した部分を示す機能ブロック図である。 図14に示す判断部及びその周辺部を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第1の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第2の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第3の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第4の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第5の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第6の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第7の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第8の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第9の動作例を示す図である。 本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置の検査に関連した第10の動作例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による複合機の概念的断面図である。 本発明の第2の実施の形態による複合機の機能ブロック図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本実施形態による複合機は、複合機でのファクシミリ受信において、通信は正常に完了したが出力時に作像系に何らかのトラブルが発生し、読み取り不可能な印字、例えば白紙出力や真っ黒な異常出力結果の場合、別途センサ等の検出手段を設けずに、既設のプロコン/レジセンサーの出力値を判定して、異常出力かどうかを簡易的に判断する手段を含む。
図1を参照すると、本実施形態で使用する検出部111は、発光部(発光ダイオードなど)113、拡散反射型プロコン・レジセンサ115及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117を含む。なお、検出部111は、図26に示すように、中間転写ベルト35に4色(YMCK)のトナーが転写されてから、そのトナーが記録紙に再転写されるまでの間においてこれらのトナーを検出することができる位置に配置されている。
図1に戻ると、発光部113は、中間転写ベルト35に斜め上方から光を照射する。また、拡散反射型プロコン・レジセンサ115は、中間転写ベルト35で拡散反射した光を受光できるように配置されている。更に、鏡面反射型プロコン・レジセンサ117は、中間転写ベルト35で鏡面反射した光を受光できるように配置されている。
図2(a)を参照すると、曲線121に示すように、拡散反射型プロコン・レジセンサ115は、カラートナーの濃度が高くなると受光量が増加する。従って、この受光量に基づいて、カラートナーの濃度を検出することができる。なお、曲線123に示すように、拡散反射型プロコン・レジセンサ115は、黒トナーの濃度が高くなっても受光量が殆ど変化しない。
図2(b)を参照すると、曲線125に示すように、鏡面反射型プロコン・レジセンサ117は、黒トナーの濃度が高くなると受光量が減少する。従って、この受光量に基づいて、黒トナーの濃度を検出することができる。なお、曲線127に示すように、鏡面反射型プロコン・レジセンサ117は、カラートナーの濃度が高くなっても受光量が殆ど変化しない。
次に、記録紙などの記録媒体に画像を形成しない期間においては、図3に示すようなテストパターン画像129を中間転写ベルト35に形成することができる。テストパターン画像129は、イエローのパターン129y、マゼンダのパターン129m、シアンのパターン129c及び黒のパターン129kを含む。
検出部111は、図3に示すように主走査方向に並ぶように3つ配置される。検出部111−1は、シアンのテストパターン129mを検出することができる位置に配置されている。また、検出部111−2は、マゼンダのテストパターン129m及び黒のテストパターン129kを検出することができる位置に配置されている。更に、検出部111−3は、イエローのテストパターン129yを検出することができる位置に配置されている。
図3に示すようなテストパターンが正常に中間転写ベルト35に形成されている場合には、検出部111−1に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−1及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−1、検出部111−2に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−2及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−2並びに検出部111−3に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−3及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−3は、それぞれ、図4(a)乃至図4(f)に示すような波形の検出信号を出力する。
シアンのテストパターン129cが中間転写ベルト35に形成されない場合には、検出部111−1に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−1及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−1の検出信号の波形は、それぞれ、図5(a)、図5(b)に示すようになる。
マゼンダのテストパターン129mが中間転写ベルト35に形成されない場合には、検出部111−2に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−2及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−2の検出信号の波形は、それぞれ、図5(c)、図5(d)に示すようになる。
黒のテストパターン129mが中間転写ベルト35に形成されない場合には、検出部111−2に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−2及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−2の検出信号の波形は、それぞれ、図5(e)、図5(f)に示すようになる。
イエローのテストパターン129mが中間転写ベルト35に形成されない場合には、検出部111−2に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−2及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−2の検出信号の波形は、それぞれ、図5(g)、図5(h)に示すようになる。
複数の色のテストパターンが中間転写ベルト35に形成されない場合の検出信号の波形を図示することを省略するが、副走査方向の位置と波高を対応付けることにより、各色のテストパターンが中間転写ベルト35に形成されたか否かを検出することができる。
図6に示すように、どの色のトナーも転写されていない場合には、検出部111−1に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−1及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−1、検出部111−2に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−2及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−2並びに検出部111−3に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−3及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−3は、それぞれ、図7(a)乃至図7(f)に示すような波形の検出信号を出力する。つまり、どのセンサからの出力もゼロになる。
特に、本来ならば画像が形成されるべき画像形成領域にどの色のトナーも転写されない場合には、どのセンサからの出力もゼロであることに基づいて、これを検出することができる。
特に、受信画像データ又はテストパターン画像データを用いず、任意の画像データ(平坦な白の画像を除く。)に基づいて画像形成装置30に印刷をさせても、中間転写ベルト35の画像形成領域が白抜けとなるならば、画像形成装置30が異常であると判断してもよい。
従って、画像形成期間において、図7(a)乃至図7(f)に示すような波形の検出信号が発生したならば、画像が全く形成されていない(白抜け画像が形成されている)と判断することができる。
図8に示すように、黒トナーが全域に亘り転写されている場合には、検出部111−1に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−1及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−1、検出部111−2に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−2及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−2並びに検出部111−3に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−3及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−3は、それぞれ、図9(a)乃至図9(f)に示すような波形の検出信号を出力する。
特に、本来ならば画像が形成されるべき画像形成領域が黒ベタとなっている場合には、検出信号のレベルが図9(a)乃至図9(f)のようになっていることに基づいて、これを検出することができる。
特に、受信画像データ又はテストパターン画像データを用いず、任意の画像データ(平坦な黒の画像を除く。)に基づいて画像形成装置30に印刷をさせても、中間転写ベルト35の画像形成領域が黒ベタとなるならば、画像形成装置30が異常であると判断してもよい。
従って、画像形成期間において、図9(a)乃至図9(f)に示すような波形の検出信号が発生したならば、黒ベタ画像が形成されていると判断することができる。
図10は、画像形成期間において画像形成領域に形成される画像の一例を示す。このような画像が中間転写ベルト35に転写されている場合には、検出部111−1に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−1及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−1、検出部111−2に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−2及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−2並びに検出部111−3に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−3及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−3は、それぞれ、例えば、図11(a)乃至図11(f)に示すような波形の検出信号を出力する。つまり、各検出信号の波形は、文字の形状に従って定まる副走査方向に沿った濃度パターンを持つようになる。図11は、検出部111−1及び検出部111−2に対応する位置に文字があり、検出部111−3に対応する位置には文字がない場合の例を示している。
従って、画像(例えば、画像に含まれる文字の形状)に従って定まる各センサ111−1乃至111−3の位置に対応した3つの主走査方向位置における副走査方向に沿った濃度パターンを算出しておき、それとこれらの6つのセンサの検出信号のパターンを比較することにより、各色のトナーが中間転写ベルトに転写されたか否かを判断することができる。
従って、画像形成期間において、画像が正常に形成されているか否かを検出することができる。
図12は、画像形成期間において、相互に隣接する画像形成領域の間にある非画像形成領域に配置されたテストパターンを示す。このようなテストパターンが中間転写ベルト35に転写されている場合には、検出部111−1に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−1及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−1、検出部111−2に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−2及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−2並びに検出部111−3に含まれる拡散反射型プロコン・レジセンサ115−3及び鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−3は、それぞれ、図13(a)乃至図13(f)に示すような波形の検出信号を出力する。
従って、相互に隣接する画像形成領域の間にある非画像形成領域に配置されたテストパターンに対応する画像データに従って定まる副走査方向に沿った濃度パターンを算出しておき、それとこれらの6つのセンサの検出信号のパターンを比較することにより、各色のトナーが中間転写ベルトに転写されたか否かを判断することができる。
従って、画像形成期間において、画像が正常に形成されているか否かを検出することができる。
次に、本発明の実施の形態による複合機の画像形成装置30の検査に関連した部分について図14を参照して説明する。
図14を参照すると、例えば、演算処理部841(図27)に含まれるCPU841aがメモリ841bに格納されているプログラムを読み込んで実行することにより、検査部300の各ブロックの機能を実現することができる。
検査部300は、画像形成制御部301、測定部303、判断部305及び制御部311を含む。
画像形成制御部301は、画像形成装置30(図27参照)を制御する。特に、画像形成制御部301は、ファクシミリ装置201が受信した画像データ又はテストパターン画像データ保持部307に保持されているテストパターン画像を印刷させるための印刷ジョブを画像形成装置30に出力することにより画像形成装置30に画像を形成させる。
測定部303は、検出部111に中間転写ベルト35に転写されているトナーの濃度を測定させる。特に、測定時には3系統の発光部113−1、113−2、113−3を点灯させ、3系統の拡散反射型プロコン・レジセンサ115−1、115−2、115−3及び3系統の鏡面反射型プロコン・レジセンサ117−1、117−2、117−3からの合わせて6つの検出信号を取得する。
判断部305は、画像形成制御部301から画像形成装置30に送った画像データを取得する。また、測定部303から6つの検出信号を取得する。そして、取得した画像データと6つの検出信号に基づいて、中間転写ベルト35に画像データに従った濃度のトナーが転写されたか否かを判断する。但し、6つの検出信号の一部のみに基づいて、中間転写ベルト35に画像データに従った濃度のトナーが転写されたか否かを判断しても良い。以下も同様である。
例えば、図3に示すようなテストパターンの場合には、それに対応する画像データ又はその画像データに付けられた識別情報を取得して、それに基づいてトナーが正常に中間転写ベルト35に転写される場合の検出部111からの図4に示すような検出信号の波形を求める。そして、図4に示すようなパターンの検出信号を実際に取得できたか否かに基づいて、画像形成装置30が正常であるか否か(つまり、画像形成装置30が中間転写ベルト35に正常にトナーを転写できているか否か)を判断することができる。
また、例えば、画像形成期間において、画像形成領域に対応して図7に示すようなパターンの検出信号を取得したのであれば、画像形成装置30が白抜けの画像を形成したことになるので、これにより、画像形成装置30が異常であると判断することができる。
なお、画像形成制御部301から受信画像データとして平坦な白の画像データを取得しているのであれば、画像形成装置30が正常か異常かの判断をすることを避ける。更に、複数ページについて受信画像データとして平坦な白の画像を取得しているのであれば、送信側で間違って原稿を裏返しに読み取っている可能性があるため、それを示すような信号を送信側のファクシミリ装置に送ってもよい。
更に、画像形成期間において画像形成領域に対応して図9に示すような検出信号を取得したのであれば、画像形成装置30が黒ベタの画像を形成したことになるので、これにより、画像形成装置30が異常であると判断することができる。
なお、画像形成制御部301から受信画像データとして平坦な黒の画像データを取得しているのであれば、画像形成装置30が正常か異常かの判断をすることを避ける。更に、複数ページについて受信画像データとして平坦な黒の画像を取得しているのであれば、送信側のファクシミリ装置が故障している可能性があるため、それを示すような信号を送信側のファクシミリ装置に送ってもよい。
更に、画像形成期間において、受信画像データから何かしらの基準指標値を算出し、また、6つの検出信号からも同様に指標値と比較できる測定指標値を算出し、基準指標値と測定指標値を比較することにより画像形成装置30が正常であるか異常であるかを判断することができる。ここで、指標値としては、例えば、3つのセンサの位置に対応した3つの主走査位置の副走査ライン方向における平均レベル、3つのセンサの位置に対応した3つの主走査位置の副走査ライン方向におけるレベル毎のヒストグラムなどをあげることができる。
更に、画像形成期間において、受信画像データから何かしらの基準レベルパターンを取得し、また、6つの検出信号からも同様に基準レベルパターンと比較できる測定レベルパターンを取得し、基準レベルパターンと測定レベルパターンを比較することにより画像形成装置30が正常であるか異常であるかを判断することができる。ここで、レベルパターンとしては、例えば、3つのセンサの位置に対応した3つの主走査位置の副走査ライン方向におけるレベルパターンなどをあげることができる。
図14に戻り、正常処理/エラー処理実行部313は、判断部305による画像形成装置30に関する正常/異常の判断結果に基づいた処理を実行する。
例えば、画像形成装置30が正常であると判断部305が判断したならば、正常処理/エラー処理実行部313は、ファクシミリ装置201に対して、送信側ファクシミリ装置に正常受信信号(ACK信号)を送信させる。
また、画像形成装置30が異常であると判断部305が判断したならば、正常処理/エラー処理実行部313は、ファクシミリ装置201に対して、送信側ファクシミリ装置に異常受信信号(NAK信号)を送信させる。
更に、画像形成装置30が異常であると判断部305が判断したならば、正常処理/エラー処理実行部313は、外部に異常信号を出力する。例えば、異常を示すエラーメッセージや音をスピーカから出力したり、操作パネル843にエラーメッセージを表示する。
次に、図15を参照すると、判断部305は、参照指標値算出部321、参照パターン算出部323、測定指標値算出部325、測定パターン算出部327及び比較部329を含む。
参照指標値算出部321は、受信画像データに基づいて、参照指標値を算出する。
参照パターン算出部323は、受信画像データに基づいて、参照パターンを算出する。
測定指標値算出部325は、測定データに基づいて、測定指標値を算出する。
測定パターン算出部327は、測定データに基づいて、測定パターンを算出する。
測定指標値と測定パターンは、それぞれ、測定データそのものであってもよいし、測定データから一部を抽出したものであってもよい。
比較部329は、参照指標値と測定指標を比較し、又は、参照パターンと測定パターンを比較する。
次に、動作例を説明する。以下の説明における検査#1とは、テストパターン画像データを用いた検査であり、検査#2とは受信画像データを用いた検査である。
図16に示す第1の動作例においては、ファクシミリデータの受信(421)が完了したならば、画像形成装置30に対して検査#1を実行し(423)、正常であれば(425でYES)、正常メッセージ(ACK)を出力し、また、画像形成を開始する(427)。他方で、画像形成装置30が異常であれば(425でNO)、エラーメッセージ(NAK)を出力する。
図17に示す第2の動作例は、図16に示す第1の動作例に、画像形成期間(427)における画像形成装置30の検査(429)を追加したものである。ここで、ここでの検査は、(a)検査#1、(b)検査#2、又は、(c)検査#1及び検査#2である。なお検査#1は相互に隣接する画像形成領域の間にある非画像形成領域を利用して実施することができる。画像形成が終了するまで検査結果が正常であれば(431でYES)、画像形成期間の満了時に(434でYES)正常メッセージ(ACK)を出力する。他方で、画像形成期間が満了する前に異常な検査結果が出たならば(431でNO)、その時にエラーメッセージ(NAK)を出力して、画像形成を中断する。
図18に示す第3の動作例は、図17に示す第2の動作例に、画像形成期間(427)が満了してからの検査(425)を追加したものである。画像形成期間が満了してから検査#1を実行し(425)、正常であれば正常メッセージ(ACK)を出力する。他方で、異常であればエラーメッセージ(NAK)を出力する。
図19に示す第4の動作例は、図16に示す第1の動作例に類似している。第1の動作例では、ファクシミリデータ受信が終了してから画像形成を開始することを前提として、ファクシミリデータ受信(421)が完了したならば、画像検査装置に対して検査#1を実行するが第4の実施例では、ファクシミリデータ受信が開始してから間もなく画像形成を開始することを前提として、ファクシミリデータ受信(421)が開始したら画像形成装置30に対する検査#1を実行する。画像形成装置30が正常であれば(425でYES)、正常メッセージ(ACK)を出力し、また、画像形成を開始する(427)。他方で、画像形成装置30の検査#1が異常であれば(425でNO)、エラーメッセージ(NAK)を出力する。
図20に示す第5の動作例は、第1の動作例を第2の動作例に変更する場合に追加するステップを第4の動作例に追加したものである。
図21に示す第6の動作例は、第2の動作例を第3の動作例に変更する場合に追加するステップを第5の動作例に追加したものである。
図22に示す第7の動作例は、図18に示す第3の動作例から画像形成期間(427)における検査を削除したものである。
図23に示す第8の動作例は、図21に示す第6の動作例から画像形成期間(427)における検査を削除したものである。
図24に示す第9の動作例は、図18に示す第3の動作例から検査#1(423)及び画像形成期間(427)における検査を削除したものである。
図25に示す第10の動作例は、図21に示す第6の動作例から検査#1(423B)及び画像形成期間(427)における検査を削除したものである。
どの動作例においても、画像形成(427)よりも前に実施される検査#1(423又は423B)の結果が画像形成装置30の異常を示している場合、受信画像データを記憶装置に一時記憶しておき、画像形成装置30が正常になってから画像形成をするようにしてもよい。
本実施形態によれば、下記の効果が奏される。
プロコン/レジセンサーの用途は従来印字出力時ではなく、キャリブレーション時に所定の基準パッチやパターンを読み取るものであるが、ファクシミリ印字時のみ、作像した画像領域を既設のプロコン/レジセンサーに読み取らせて判定させることにより、別途イメージセンサー(CCDやCIS)を設ける必要がなく、安価に実現することができる。
上記の説明では、YMCKのすべてについて検査を実行することにしているが、受信画像データがモノクロであれば、K(黒)のみについて検査を実行してもよい。
記録媒体としての転写ベルトに形成されたテストパターンなどを測定する形態を上記では説明したが、記録媒体としての記録紙に形成されたテストパターンなどを測定してもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の実施の形態による複合機800に関するものである。図26及び図27は、複合機800の構成などを示すものである。
図26及び図27に示すように、複合機800は、原稿の画像を読み取る原稿読取装置820と、シートに画像を形成する複合機本体(画像形成部本体)830と、原稿読取装置820及び複合機本体830を操作するための操作パネル部843と、操作パネル部843による操作に基づいて原稿読取装置820及び複合機本体830を制御する演算処理部841と、を備えている。
画像読取りのために原稿読取装置820を単体で用いること、画像形成のために複合機本体830を単体で用いることの他に、画像を複写するためにこれらを連動させることもできる。また、複合機800は記憶装置(図示しない。)及びファクシミリ装置201を含んでいる。記憶装置は、原稿読取装置820により読み取られた画像やファクシミリ装置201により受信した画像を格納することができる。ファクシミリ装置201は、原稿読取装置820により読み取られた画像や記憶装置に格納されている画像を送信することと、外部から画像を受信することができる。更に、複合機800は、ネットワークを介してパーソナルコンピュータと接続するためのインターフェースを含んでいてもよい。複合機800に接続されたパーソナルコンピュータは、これが管理できるデータについて複合機の機能を利用することができる。
原稿読取装置820は、原稿を自動給送する原稿自動給送部SPF(Single Pass Feeder)824と、原稿の画像を読み取る読取装置本体822と、を備えている。なお、原稿読取装置820は、図27に示す構成要素の他に、図27は示されないが図26に示される構成要素も含む。また、図26に示すように、読取装置本体822には、原稿台826が備わる。
複合機本体830は、シートを給送するシート給送部10と、シートを手差し給送可能な手差し給送部20と、シート給送部10又は手差し給送部20により給送されるシートに画像を形成する画像形成部30と、を備えている。
シート給送部10は、シートを積載するシート積載部11と、シート積載部11に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部12と、を備えている。シート積載部11は、回転軸13を中心に回動する中板14を備えており、中板14は、シートを給送する際に回動してシートを上方に持ち上げる。分離給送部12は、中板14により持ち上げられたシートを給送するピックアップローラ15と、ピックアップローラ15により給送されるシートを1枚ずつに分離する分離ローラ対16と、を備えている。
手差し給送部20は、シートを積載可能な手差しトレイ21と、手差しトレイ21に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部22と、を備えている。手差しトレイ21は、複合機本体830に回動自在に支持されており、手差し給送する際には、所定の角度に固定させることでシートを積載可能になる。分離給送部22は、手差しトレイ21に積載されたシートを給送するピックアップローラ23と、ピックアップローラ23により給送されるシートを1枚ずつに分離する分離ローラ24及び分離パッド25と、を備えている。
画像形成装置30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kと、後述する感光体ドラム740Y〜740Kと、これらの表面を露光する露光装置32と、感光体ドラム740Y〜740Kの表面に形成されたトナー像をシートに転写する転写部(転写手段)33と、転写したトナー像をシートに定着させる定着部34と、を備えている。なお、符号の最後に付すアルファベット(Y、M、C、K)は、それぞれの色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を示している。
4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kのそれぞれは、複合機本体830から取り外し可能に構成されており、交換可能となっている。なお、4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kは、形成する画像の色が異なること以外は同様な構成であるため、イエロー(Y)の画像を形成するプロセスカートリッジ31Yの構成のみの説明し、プロセスカートリッジ31M〜31Kの説明は省略する。
プロセスカートリッジ31Yは、像担持体としての感光体ドラム740Yと、感光体ドラム740Yを帯電させる帯電器741Yと、感光体ドラム740Y上に形成された静電潜像を現像する現像装置742Yと、感光体ドラム740Yの表面に残留するトナーを除去するドラムクリーナ743Yと、を備えている。現像装置742Yは、感光体ドラム740Yを現像する現像装置本体(詳細には図示せず)と、現像装置本体にトナーを供給するトナーカートリッジ(詳細には図示せず)と、を備えている。トナーカートリッジは、現像装置本体に着脱可能に構成されており、収容されたトナーが無くなると、現像装置本体から取り外して、交換することができるようになっている。
露光装置32は、レーザ光を照射する光源(図示せず)と、レーザ光を感光体ドラム740Y〜740Kに導く複数のミラー(図示せず)等と、を備えている。転写部33は、感光体ドラム740Y〜740Kに形成されたトナー像を担持する中間転写ベルト35と、感光体ドラム740Y〜740Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト35に一次転写する一次転写ローラ36Y〜36Kと、中間転写ベルト35に転写されたトナー像をシートに二次転写する二次転写ローラ37と、中間転写ベルト35に残留するトナーを除去するベルトクリーナ38と、を備えている。中間転写ベルト35は、駆動ローラ39a及び従動ローラ39bに掛け渡されており、一次転写ローラ36Y〜36Kによって感光体ドラム740Y〜740Kに押し付けられている。二次転写ローラ37は、駆動ローラ39aとで中間転写ベルト35をニップ(挟持)しており、ニップ部Nで中間転写ベルト35が担持するトナー像をシートに転写する。定着部34は、シートを加熱する加熱ローラ34aと、加熱ローラ34aに圧接する加圧ローラ34bと、を備えている。
操作パネル部843は、所定の情報を表示する表示部845と、利用者が原稿読取装置820及び複合機本体830への指示を入力する入力部847と、を備えている。本実施形態においては、操作パネル部843は、読取装置本体822の正面側に配設されている。なお、正面側は図26の紙面の手前側に対応し、裏面側は図26の背面側に対応する。
図27に示すように、演算処理部841は、シート給送部10、手差し給送部20、画像形成装置30及び原稿読取装置820を駆動制御するCPU841aと、CPU841aを動作させるための各種プログラムとCPU841aが用いる各種情報等を記憶するメモリ841bと、を備えている。演算処理部841は、利用者による操作パネル部843への操作に基づいて、シート給送部10、手差し給送部20、画像形成装置30及び原稿読取装置820の動作を統合して制御し、シートに画像を形成させる。
次に、上述のように構成された複合機800による画像形成動作(演算処理部841による画像形成制御)について説明する。本実施形態においては、原稿自動給送部824により給送され、読取装置本体822により読み取られた読取原稿の画像を、シート給送部10により給送されるシートに画像形成装置30が形成する画像形成動作を例にとり説明する。
利用者による操作パネル部843の入力部847への入力により、画像形成開始信号が発信されると、利用者により原稿自動給送部824に載置された読取原稿が原稿読取位置に向けて自動給送され、原稿読取位置で読取装置本体822によって画像が読み取られる。
読取装置本体822により原稿の画像が読み取られると、読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置32が感光体ドラム740Y〜740Kに向けて、それぞれに対応する複数のレーザ光を照射する。このとき、感光体ドラム740Y〜740Kは、それぞれ、帯電器741Y〜741Kにより予め帯電されており、それぞれに対応するレーザ光が照射されることで感光体ドラム740Y〜740K上にそれぞれの静電潜像が形成される。その後、現像装置742Y〜742Kにより感光体ドラム740Y〜740K上にそれぞれ形成された静電潜像が現像され、感光体ドラム740Y〜740K上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像が形成される。感光体ドラム740Y〜740K上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ36Y〜36Kによって中間転写ベルト35に重畳転写され、重畳転写されたトナー像(フルカラーのトナー像)は、中間転写ベルト35に担持された状態でニップ部Nまで搬送される。
上述の画像形成動作に並行して、シート積載部11に積載されたシートが、分離給送部12によって1枚ずつに分離されながら、ピックアップローラ15によりシート搬送路26に給送される。そして、ニップ部Nのシート搬送方向上流にあるレジストローラ対27で、斜行が補正されると共に、所定の搬送タイミングでニップ部Nに搬送される。ニップ部Nに搬送されたシートは、二次転写ローラ37によって中間転写ベルト35が担持するフルカラーのトナー像が転写される。
トナー像が転写されたシートは、定着部34で加熱・加圧されることでトナー像が溶融定着され、排出ローラ対18により装置外に排出される。装置外に排出されたシートは、排出シート積載部19に積載される。
なお、シートの両面(第1面及び第2面)に画像を形成する場合には、第1面に画像が形成されたシートが装置外に排出される前に、排出ローラ対18を逆回転させて両面搬送路17に搬送し、両面搬送路17を介して画像形成装置30に再搬送する。そして、第1面と同様に、第2面に画像を形成し、装置外に排出する。装置外に排出されたシートは、排出シート積載部19に積載される。
なお、既に説明したが検査部300は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記の検査部300により行なわれる画像形成装置検査方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の種々の形で実施することができる。そのため、前述した各実施形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更はすべて本発明の範囲内のものである。
本発明は、画像形成装置の異常検出、画像形成装置を含むファクシミリ装置の異常検出、G像形成装置を含む複合機の異常検出などに利用することができる。
30 画像形成装置
35 中間転写ベルト
111 検出部
113 発光部
115 拡散反射型プロコン・レジセンサ
117 鏡面反射型プロコン・レジセンサ
121、123、125、127 曲線
129 テストパターン画像
129y イエローのテストパターン画像
129m マゼンダのテストパターン画像
129c シアンのテストパターン画像
121k 黒のテストパターン画像
131 白ベタ画像
133 黒ベタ画像
133 受信画像
201 ファクシミリ装置
301 画像形成制御部
303 測定部
305 判断部
307 テストパターン画像データ保持部
311 制御部
313 正常処理/エラー処理実行部
321 参照指標値算出部
323 参照パターン算出部
325 測定指標値算出部
327 測定パターン算出部
329 比較部
800 複合機
841 演算処理部

Claims (16)

  1. 画像データを受信画像データとして受信する画像データ受信手段と、
    前記受信画像データに基づいて画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、
    前記画像データ受信手段が前記画像データを受信したならば、前記画像形成手段により中間転写媒体に形成された画像に基づいて、前記画像形成手段に異常があるか否かを検査する検査手段と、
    前記検査手段が前記画像形成手段に異常があることを検出したならば、エラー処理を実行するエラー処理実行手段と、
    を備えることを特徴とする複合機。
  2. 請求項1に記載の複合機であって、
    前記検査手段は、
    前記画像形成手段に所定の画像データに基づいて前記中間転写媒体に画像を形成させる画像形成制御手段と、
    前記画像形成手段により前記所定の画像データに基づいて前記中間転写媒体に形成された画像を測定し、測定画像データを取得する測定手段と、
    前記所定の画像データと前記測定画像データに基づいて前記画像形成手段に異常があるか否かを判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする複合機。
  3. 請求項2に記載の複合機であって、
    前記所定の画像データは、テストパターン画像データであることを特徴とする複合機。
  4. 請求項2に記載の複合機であって、
    前記所定の画像データは、前記受信画像データであることを特徴とする複合機。
  5. 請求項4に記載の複合機であって、
    前記判断手段は、
    前記受信画像データに基づいて前記画像形成手段に異常がなければ前記測定手段が測定することが予測される画像の参照指標値データを求める指標値算出手段と、
    前記測定画像データと前記参照指標値データを比較することにより前記画像形成手段に異常があるか否かを判断する比較手段と、
    を備えることを特徴とする複合機。
  6. 請求項4に記載の複合機であって、
    前記判断手段は、
    前記受信画像データに基づいて前記画像形成手段に異常がなければ前記測定手段が測定することが予測される参照パターン画像データを求めるパターン算出手段と、
    前記測定画像データと前記参照パターン画像データを比較することにより前記画像形成手段に異常があるか否かを判断する比較手段と、
    を備えることを特徴とする複合機。
  7. 請求項1に記載の複合機であって、
    前記検査手段は、
    前記画像形成手段に任意の画像データに基づいて前記中間転写媒体に画像を形成させる画像形成制御手段と、
    前記画像形成手段により前記任意の画像データに基づいて前記中間転写媒体に形成された画像を測定し、測定画像データを取得する測定手段と、
    前記測定画像データに基づいて前記画像形成手段に異常があるか否かを判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする複合機。
  8. 請求項2乃至7の何れか1項に記載の複合機であって、
    前記測定手段は、
    前記中間転写媒体に光を照射する発光手段と、
    前記発光手段により照射された前記中間転写媒体からの鏡面反射光を測定するセンサと、
    前記発光手段により照射された前記中間転写媒体からの拡散反射光を測定するセンサと、
    を備えることを特徴とする複合機。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の複合機であって、
    前記検査手段は、少なくとも前記画像形成手段が前記受信画像データに基づいて前記記録媒体に画像を形成することを開始する前において前記検査を実行することを特徴とする複合機。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の複合機であって、
    前記検査手段は、少なくとも前記画像形成手段が前記受信画像データに基づいて前記記録媒体に画像を形成することを終了してから前記検査を実行することを特徴とする複合機。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載の複合機であって、
    前記検査手段は、少なくとも前記画像形成手段が前記受信画像データに基づいて前記記録媒体に画像を印刷することを開始してから終了するまでの期間において前記検査を実行することを特徴とする複合機。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載の複合機であって、
    前記エラー処理実行手段は、エラーメッセージを、前記画像データの送信元に送信することを特徴とする複合機。
  13. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の複合機であって、
    前記エラー処理実行手段は、エラーメッセージを前記複合機の利用者に向けて通知することを特徴とする複合機。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の複合機であって、
    前記画像データ受信手段は、ファクシミリ画像データ受信手段であることを特徴とする複合機。
  15. 画像データを受信画像データとして受信する画像データ受信手段と、
    前記受信画像データに基づいて画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、
    前記画像データ受信手段が前記画像データを受信したならば、前記画像形成手段により中間転写媒体に形成された画像に基づいて、前記画像形成手段に異常があるか否かを検査する検査手段と、
    前記検査手段が前記画像形成手段に異常があることを検出したならば、エラー処理を実行するエラー処理実行手段と、
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  16. 画像データを受信画像データとして受信する画像データ受信ステップと、
    前記画像データ受信ステップを実行したならば、画像形成装置により中間転写媒体に形成された画像に基づいて、前記画像形成装置に異常があるか否かを検査する検査ステップと、
    前記検査ステップで前記画像形成装置に異常があることを検出したならば、エラー処理を実行するエラー処理実行ステップと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置検査方法。
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