JP2021026278A - 情報処理装置 - Google Patents

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Akira Sasaki
章 佐々木
順 日置
Jun Hioki
順 日置
一貴 松本
Kazuki Matsumoto
一貴 松本
和田 文雄
Fumio Wada
文雄 和田
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【課題】より多くの車両と基地局との間の通信を中継車両に中継させることができる技術の提供を目的とする。【解決手段】本発明に係る、他車両と基地局との間の通信を中継する中継車両の走行を管理する情報処理装置は、中継車両の通信対象の候補となる複数の候補車両それぞれの走行予定経路を含む経路情報と、中継車両と複数の候補車両のいずれかとの間の通信の障害となり得る物体の位置情報を含む障害物情報と、を取得することと、複数の候補車両についての経路情報と障害物情報とに基づいて、複数の候補車両のうち、中継車両から所定の範囲内に存在し且つ中継車両と通信可能となる候補車両の数がより多くなるように中継車両の走行予定経路を生成することと、を実行する制御部を含む。【選択図】図9

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
特許文献1には、車両に搭載される車載通信装置に関する技術が開示されている。特許文献1に開示されている車載通信装置は、路側機と通信を行う通信部と、路側機の位置を示す第1の位置情報を予め記憶した路側機位置情報記憶部と、車両の位置を示す第2の位置情報を取得する車両位置情報取得部と、を有している。そして、車載通信装置は、路側機位置情報記憶部に記憶された第1の位置情報と車両位置情報取得部が取得した第2の位置情報とに基づいて、車両が路側機に接近したと判定した場合、通信部を省電力状態から非省電力状態へと変更する。
特許文献2には、アンテナを介して移動通信の基地局との間で無線通信を行う移動型の無線通信装置に関する技術が開示されている。特許文献2に開示されている無線通信装置は、アンテナとして、指向性を有するビームを形成可能なアンテナを用いる。そして、無線通信装置は、その周囲に存在する基地局アンテナの情報に基づいて、アンテナで形成されるビームを制御する。
特開2019−74853号公報 特開2019−9530号公報
本発明は、より多くの車両と基地局との間の通信を中継車両に中継させることができる技術の提供を目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、自車両から所定の範囲内に存在し且つ自車両と通信可能な他車両との間で通信を行う中継車両であって、前記他車両と基地局との間の通信を中継する中継車両の走行を管理する情報処理装置において、前記中継車両の通信対象の候補となる複数の候補車両それぞれの走行予定経路を含む経路情報と、前記中継車両と前記複数の候補車両のいずれかとの間の通信の障害となり得る物体の位置情報を含む障害物情報と、を取得することと、前記複数の候補車両についての前記経路情報と前記障害物情報とに基づいて、前記複数の候補車両のうち、前記中継車両から前記所定の範囲内に存在し且つ前記中継車両と通信可能となる候補車両の数がより多くなるように前記中継車両の走行予定経路を生成することと、を実行する制御部を含む。
本発明によれば、より多くの車両と基地局との間の通信を中継車両に中継させることができる。
本実施形態に係る中継車両管理システムの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る中継システムの概略構成を示す図である。 中継車両、中継車両管理サーバ、および車両情報管理サーバのシステム構成の概略図である。 車両情報DBに格納されている車両情報のテーブル構成の一例を示す図である。 5台の一般車両の走行予定経路の一例を示す図である。 制御部が生成した中継車両の2つの経路候補を示す図である。 6台の一般車両の走行予定経路の一例を示す図である。 制御部が生成した中継車両の2つの経路候補を示す図である。 中継車両の走行予定経路生成処理のフローを示すフローチャートである。
本発明に係る情報処理装置は、中継車両の走行を管理する情報処理装置である。中継車両とは、自車両から所定の範囲内に存在し且つ自車両と通信可能な他車両との間で通信を行い、他車両と基地局との間の通信を中継する車両のことである。ここで、所定の範囲とは、他車両と中継車両との間で通信することが可能となる範囲である。つまり、一の車両(他車両)が中継車両と通信を行うことで、中継車両に該一の車両と基地局との間の通信を中継させるためには、該一の車両は中継車両から所定の範囲内に存在しなければならない。さらに、一の車両が中継車両から所定の範囲内に存在していたとしても、何らかの物体によって該一の車両と中継車両との間の通信が阻害される場合には、中継車両と該一の車両とは通信をすることができない。つまり、一の車両が中継車両との間で通信を行うためには、該一の車両が中継車両から所定の範囲内に存在した上で、該一の車両と中継車両との間の通信を阻害する物体が存在しないことが必要となる。したがって、中継車両は、自車両から所定の範囲内に存在し且つ自車両と通信可能な他車両との間で通信を行う。そして、中継車両は、他車両と通信を行うことによって、他車両と基地局との間の通信を中継する。
本発明に係る情報処理装置における制御部は、複数の候補車両それぞれの走行予定経路を含む経路情報を取得する。ここで、候補車両とは、中継車両と通信を行うことで、自身と基地局との間の通信を中継車両に中継させることができる車両である。つまり、候補車両は、中継車両から所定の範囲内に存在し且つ中継車両と通信可能となれば、中継車両の通信対象となる車両である。また、走行予定経路とは、各候補車両が走行する予定の経路(すなわち、未来の走行経路)である。つまり、経路情報に含まれる各候補車両の走行予定経路においては、未来の各時刻とその時刻における各候補車両の位置とが紐づけられている。したがって、制御部は、経路情報に基づいて、未来の各時刻における各候補車両の位置を把握することができる。そのため、制御部は、未来において中継車両がある経路を走行したときに、ある時刻において中継車両から所定の範囲内に存在する候補車両を予測することができる。さらに、制御部は、中継車両から所定の範囲内に存在する候補車両の該所定の範囲内における位置も予測することができる。
また、制御部は中継車両と候補車両との間の通信の障害となり得る物体(以下、「障害物」と称する。)の位置情報を含む障害物情報を取得する。ここで、障害物としては、例えば、中継車両と候補車両との間に位置する建物や壁などの物体が挙げられる。この場合、制御部は、地図情報などに基づいて、障害物となる建物や壁などの位置情報を障害物情報として取得することができる。また、例えば、中継車両の通信対象とはなり得ない車両(以下、「非対象車両」と称する)が中継車両と候補車両との間に位置する場合、非対象車両が障害物となる。この場合でも、制御部は、非対象車両の走行予定経路(位置情報)を障害物情報として取得することができる。このように、制御部は、障害物情報を取得することによって、未来における障害物の位置を把握することができる。
このように、制御部は、複数の候補車両についての経路情報と障害物情報とに基づいて、未来において中継車両がある経路を走行したときに、ある時刻において、中継車両から
所定の範囲内に存在する候補車両の位置と、所定の範囲内に存在する障害物の位置と、を把握することができる。そのため、制御部は、未来において中継車両がある経路を走行したときに、中継車両から所定の範囲内に存在する候補車両と中継車両との間に障害物が存在するか否かを予測することができる。したがって、制御部は、中継車両から所定の範囲内に存在する、障害物によって中継車両と通信できない候補車両を把握することができる。換言すれば、制御部は、未来において中継車両がある経路を走行したときに、中継車両から所定の範囲内に存在し且つ中継車両と通信可能となる候補車両を把握することができる。
そこで、制御部は、複数の候補車両についての経路情報と障害物情報とに基づいて、中継車両から所定の範囲内に存在し且つ中継車両と通信可能となる候補車両の数がより多くなるように中継車両の走行予定経路を生成する。このとき、中継車両と通信可能となる他車両の数がより多くなるのであれば、中継車両の走行途中において通信対象の他車両が変更されてもよい。
制御部によってこのように生成された走行予定経路を中継車両が走行することで、中継車両はより多くの他車両と通信することができる。これにより、より多くの車両と基地局との間の通信を中継車両に中継させることが可能となる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態>
(システムの概略)
本実施形態における、中継車両管理システム1と中継システム2とについて図1および図2に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る中継車両管理システム1の概略構成を示す図である。中継車両管理システム1は、中継車両100と、中継車両管理サーバ200と、車両情報管理サーバ400と、を含んで構成される。中継車両100は、所定の走行範囲内を自律走行する車両である。中継車両100は、ネットワークN1を経由して、中継車両管理サーバ200と通信している。ここで、ネットワークN1には、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網であるWAN(Wide Area Network)や、携帯電話等の電話通信網が採用されてもよい。
車両情報管理サーバ400は、中継車両100とは異なる複数の車両(以下、「一般車両」と称する。)300それぞれの走行予定経路を収集しているサーバである。一般車両300は、自律走行車両であってもよいし、運転者の操作によって制御される車両であってもよい。ここで、一般車両300の走行予定経路とは、一般車両300の現在位置から一般車両300の目的地までに走行する予定の経路のことである。車両情報管理サーバ400は、各一般車両300とネットワークN1を経由して通信している。そして、車両情報管理サーバ400は、ネットワークN1を経由して各一般車両300からそれぞれの走行予定経路を収集する。なお、車両情報管理サーバ400は、複数の一般車両300それぞれの走行予定経路を、一般車両300それぞれの走行を管理している管理サーバからネットワークN1を経由して収集してもよい。また、車両情報管理サーバ400は、収集した複数の一般車両300それぞれの走行予定経路を含む情報を、複数の一般車両300についての経路情報として格納している。なお、一般車両300の走行予定経路は、一般車両300から取得した一般車両300の現在位置と目的地とに基づいて、車両情報管理サーバ400が生成してもよい。このとき、一般車両300は、車両情報管理サーバ400が生成した走行予定経路を取得して、該走行予定経路に基づいて走行を行う。また、このとき車両情報管理サーバ400は自身が生成した各一般車両300の走行予定経路を、複
数の一般車両300についての経路情報として格納している。
また、本実施形態において、車両情報管理サーバ400は、複数の一般車両300それぞれについて中継車両100と通信する通信装置(以下、「特定通信装置」と称する。)を備えているか否かの情報を、各一般車両300から収集する。車両情報管理サーバ400は、複数の一般車両300それぞれが特定通信装置を備えているか否かの情報を通信装置情報として格納している。ここで、特定通信装置は、特定の通信回線(以下、「特定回線」と称する)を用いて中継車両100と通信を行う装置である。つまり、特定通信装置を備えた一般車両300と中継車両100との間では特定回線を用いて通信が行われる。この特定回線は、ネットワークN1を経由して行われる通信に用いられる通信回線とは異なるものである。この特定回線は、例えば、5G(Generation)等の、指向性が高く且つ高速通信が可能な通信規格による通信回線である。
図2は、本実施形態に係る中継システム2の概略構成を示す図である。中継システム2は、中継車両100と、一般車両300と、基地局サーバ500と、を含んで構成されている。ここで、複数の一般車両300には、特定通信装置を備えている車両と、特定通信装置を備えていない車両と、二種類の車両が存在する。そして、特定通信装置を備えた一般車両300が中継車両100の通信対象となり得る車両(候補車両300A)である。また、特定通信装置を備えていない一般車両300が中継車両100の通信対象とはなり得ない車両(非対象車両300B)である。また、基地局サーバ500は、中継車両100が中継する一般車両300の通信先のサーバである。基地局サーバ500は、例えば、通信基地局に設置されているサーバである。
中継車両100は、候補車両300Aと通信を行うことによって、候補車両300Aと基地局サーバ500との間の通信を中継する。また、中継車両100は、通信可能範囲を有している。通信可能範囲とは、候補車両300Aと中継車両100との間で特定回線による通信が可能となる範囲である。つまり、候補車両300Aは、中継車両100と通信を行うことで、中継車両100に該候補車両300Aと基地局サーバ500との間の通信を中継させるためには、中継車両100の通信可能範囲内に存在しなければならない。また、候補車両300Aが中継車両100の通信可能範囲内に存在していたとしても、候補車両300Aと中継車両100との間に障害物が存在していると、候補車両300Aと中継車両100との間で特定回線による通信ができない場合がある。つまり、中継車両100は、その通信可能範囲内に存在し且つ通信可能な候補車両300Aと通信する。換言すると、候補車両300Aは、中継車両100の通信可能範囲内に存在し且つ中継車両100と通信可能であれば、中継車両100の通信対象となる車両である。一方で、非対象車両300Bは、特定通信装置を備えていないため、中継車両100の通信可能範囲内に存在していても、中継車両100との通信を行わない。また、このような非対象車両300Bが候補車両300Aと中継車両100との間に存在している場合、非対象車両300Bが、候補車両300Aと中継車両100との間の通信の障害物となる。
また、図1に示すネットワークN1経由で行われる、中継車両100と中継車両管理サーバ200との間の通信、一般車両300と車両情報管理サーバ400との間での通信、および、中継車両管理サーバ200と車両情報管理サーバ400との間での通信に用いられる通信回線は、候補車両300Aと中継車両100との間の通信に用いられる特定回線よりも長距離間での通信が可能な通信規格(3G、4G、LTE等)による通信回線である。である。また、図2に示す中継車両100と基地局サーバ500との間の通信に用いられる通信回線は、少なくとも、中継車両100が通信対象の候補車両300Aと基地局サーバ500との間の通信を中継することができる通信回線であればよい。
図1に示す中継車両管理サーバ200は、所定の走行範囲内を走行する中継車両100
の走行予定経路を生成するサーバである。中継車両管理サーバ200は、一般的なコンピュータを含んで構成される。中継車両管理サーバ200を構成するコンピュータは、CPUやDSP等のプロセッサ210と、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の主記憶部220と、EPROM、ハードディスクドライブ(HDD)、リムーバブルメディア等の補助記憶部230と、を備えている。ここで、リムーバブルメディアは、例えば、USBメモリやSDカード等のフラッシュメモリ、あるいは、CD−ROMやDVDディスク、ブルーレイディスクのようなディスク記録媒体である。
中継車両管理サーバ200において、補助記憶部230には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種情報テーブル等が格納されている。また、中継車両管理サーバ200において、プロセッサ210が、補助記憶部230に記憶されたプログラムを主記憶部220にロードして実行することによって、後述するような各種の機能を実現することができる。ただし、中継車両管理サーバ200における一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。なお、中継車両管理サーバ200は、必ずしも単一の物理的構成によって実現される必要はなく、互いに連携する複数台のコンピュータによって構成されてもよい。
中継車両管理サーバ200は、ネットワークN1を経由して車両情報管理サーバ400から、複数の一般車両300についての経路情報を取得する。上記のとおり、経路情報は複数の一般車両300それぞれの走行予定経路を含んでいる。走行予定経路は、一般車両300の現在地から一般車両300の目的地までに走行する予定の経路のことである。つまり、複数の一般車両300に関する経路情報においては、未来の時刻とその時刻における各一般車両300の位置とが紐づけられている。そのため、中継車両管理サーバ200は、各一般車両300の未来の位置を把握することができる。これにより、中継車両管理サーバ200は、未来において中継車両100がある経路を走行したときに、ある時刻において中継車両100の通信可能範囲内に存在する一般車両300を予測することができる。さらに、中継車両管理サーバ200は、中継車両100の通信可能範囲内に存在する一般車両300の、通信可能範囲内における位置も予測することができる。
また、中継車両管理サーバ200は、車両情報管理サーバ400から、複数の一般車両300それぞれが特定通信装置を備えているか否かの情報である通信装置情報を取得する。そのため、中継車両管理サーバ200は、通信装置情報に基づいて、中継車両100の通信可能範囲内に存在する各一般車両300が、候補車両300Aであるか非対象車両300Bであるかを判別することができる。また、上述の通り、中継車両管理サーバ200は、中継車両100の通信可能範囲内に存在する一般車両300の、通信可能範囲内における位置も予測している。そのため、中継車両100の通信可能範囲内において、中継車両100と候補車両300Aとの間に非対象車両300Bが存在するか否かを予測することができる。これにより、中継車両100の通信可能範囲内に存在する候補車両300Aであって、障害物となる非対象車両300Bの存在によって、中継車両100と通信することができない候補車両300Aを把握することができる。したがって、中継車両管理サーバ200は、複数の一般車両300についての経路情報と通信装置情報とを車両情報管理サーバ400から取得することで、中継車両100がある経路を走行したときに、中継車両100の通信可能範囲内に存在し且つ中継車両100と通信可能となる候補車両300A(通信対象となる候補車両300A)を把握することができる。
そこで、中継車両管理サーバ200は、複数の一般車両300についての経路情報と通信装置情報とに基づいて、中継車両100の通信可能範囲内に存在し且つ通信可能となる候補車両300Aの数がより多くなるように中継車両100の走行予定経路を生成する。そして、中継車両管理サーバ200は生成した中継車両100の走行予定経路を含む走行経路情報を、ネットワークN1を経由して中継車両100に送信する。このとき、中継車
両100は、受信した走行経路情報に基づいて走行を行う。
(システム構成)
次に、本実施形態に中継車両100、中継車両管理サーバ200、および車両情報管理サーバ400それぞれの機能構成について、図3に基づいて説明する。図3は中継車両100、中継車両管理サーバ200、および車両情報管理サーバ400のシステム構成の概略図である。
(中継車両)
中継車両100は、中継車両管理サーバ200から中継車両100の走行予定経路を含む走行経路情報を受信し、自律走行を行う自律走行車両である。また、中継車両100は、通信対象の候補車両300Aと基地局サーバ500との間の通信の中継を行う車両である。中継車両100は、第1通信部101、記憶部102、センサ103、位置情報取得部104、駆動部105、制御部106、第2通信部107、および第3通信部108を含んでいる。なお、中継車両100は、モータを原動機とする電気自動車である。ただし、中継車両100の原動機は、電動モータに限定されるものではなく、内燃機関であってもよい。また、中継車両100は、原動機としてモータおよび内燃機関の両方を有するハイブリッド車両であってもよい。
第1通信部101は、中継車両100をネットワークN1に接続するための通信装置である。第1通信部101は、特定回線とは異なる通信回線を利用してネットワークN1経由で、中継車両管理サーバ200を含む他の装置と通信を行うことができる。第1通信部101は、中継車両管理サーバ200から、中継車両管理サーバ200が生成した中継車両100の走行予定経路を含む走行経路情報を受信する。
記憶部102は、情報を記憶する装置であり、磁気ディスクやフラッシュメモリ等の記憶媒体により構成される。記憶部102には、例えば、地図情報が記憶されている。また、第1通信部101が受信した走行経路情報も記憶部102に記憶される。さらに、記憶部102には、中継車両管理サーバ200との通信のためのプログラムも記憶されている。
センサ103は、中継車両100の周囲の状況をセンシングするための装置である。具体的には、センサ103は、ステレオカメラ、レーザスキャナ、LIDAR、レーダ等を含んで構成される。センサ103が取得した、中継車両100の周囲の状況に関する情報は、制御部106に送信される。位置情報取得部104は、中継車両100の現在位置を取得する装置であり、具体的にはGPS受信器などを含んで構成される。位置情報取得部104が取得した中継車両100の現在位置に関する情報は、制御部106に送信される。
制御部106は、中継車両100の制御をするための演算処理を行う機能を有する。制御部106は、例えば、マイクロコンピュータによって構成される。制御部106は、機能モジュールとして、環境検出部1061と走行制御部1062を有している。各機能モジュールは、制御部106が有するROM等の記憶部に記憶されたプログラムを、CPU等のプロセッサによって実行することで実現してもよい。また、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
環境検出部1061は、センサ103が取得した情報に基づいて、中継車両100の周囲の環境を検出する。例えば、環境検出部1061は、自車両の周囲に存在する他車両等の物体(人や動物を含む)を検出する。また、環境検出部1061は、道路における車線の数や位置、道路の構造、道路標識等の、中継車両100の自律走行に必要となる種々の
対象を検出する。また、環境検出部1061は、検出した物体をトラッキングしてもよい。この場合、例えば、1ステップ前に検出した物体の座標と、現在の該物体の座標との差分から、該物体の相対速度を求めてもよい。
また、走行制御部1062は、記憶部102に記憶された走行経路情報、位置情報取得部104が取得した中継車両100の位置情報、および環境検出部1061が検出した周囲環境のデータに基づいて、中継車両100の走行を制御する。また、環境検出部1061によって、中継車両100が衝突する可能性がある物体が検出された場合、走行制御部1062が、該物体との衝突を回避するよう中継車両100を走行させる衝突回避制御を実行する。なお、上述のように中継車両100を自律走行させる方法については、公知の方法を採用することができる。
駆動部105は、原動機であるモータ、および中継車両100を走行させるための機構(例えば、インバータ、ブレーキ、およびステアリング機構)を含んで構成される。駆動部105は、走行制御部1062が中継車両100の走行を制御するために生成した指令に基づいて中継車両100を走行させる。これによって、中継車両100の自律走行が実現される。
なお、中継車両100は、必ずしも常時自律走行を行う車両でなくてもよい。例えば、中継車両100は、自動運転モードと手動運転モードとを切り替え可能な車両であってもよい。
第2通信部107は、中継車両100が候補車両300Aと通信するために使用される通信装置である。つまり、第2通信部107は、特定回線によって、通信対象の候補車両300Aに搭載されている特定通信装置と通信する。第3通信部108は、中継車両100が基地局サーバ500と通信するために使用される通信装置である。第3通信部108は、基地局サーバ500における通信装置と通信する。第3通信部108は、第2通信部107が通信対象の候補車両300Aにおける特定通信装置から受信したデータを基地局サーバ500に送信する。また、第3通信部108は基地局サーバ500から、通信対象の候補車両300Aに送信するためのデータを受信する。そして第3通信部108が受信したデータは、第2通信部107によって、通信対象の候補車両300Aにおける特定通信装置に送信される。このようにして、中継車両100は、第2通信部107による中継車両100と通信対象の候補車両300Aとの通信、および、第3通信部108による中継車両100と基地局サーバ500との通信によって通信対象の候補車両300Aと基地局サーバ500との間の通信を中継している。なお、中継車両100と基地局サーバ500との間の通信はネットワークN1経由で行われてもよい。この場合、第1通信部101と第3通信部108とは同一の通信装置であってもよい。
(車両情報管理サーバ)
車両情報管理サーバ400は通信部401、制御部402、および車両情報データベース(車両情報DB)403を含んで構成される。通信部401は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボードや、無線通信のための無線通信回路を含んで構成される。制御部402は、通信部401によって各一般車両300と通信を行うことで、各一般車両300から、それぞれの走行予定経路と、特定通信装置を備えているか否かの情報と、を収集する。そして、収集した、各一般車両300に関する、走行予定経路と、特定通信装置を備えているか否かの情報と、は車両情報として車両情報DB403に格納される。図4は車両情報DB403に格納されている車両情報のテーブル構成の一例を示す図である。図4に示すように、車両情報のテーブルは、車両IDフィールド、経路情報フィールド、および通信装置フィールドを有している。車両IDフィールドには各一般車両300を特定する車両IDが入力されている。走行予定経路フィ
ールドには、未来の各時刻とその時刻における各一般車両300の位置とが紐づけられて入力されている。通信装置フィールドには、各一般車両300が特定通信装置を備えているか否かについての情報が入力されている。通信装置フィールドには、一般車両300が特定通信装置を備えている場合にはYES、備えていない場合にはNOが入力される。ここで、通信装置フィールドに入力される情報は、各一般車両300が候補車両300Aであるか非対象車両300Bであるかを判別するための情報である。つまり、車両情報に含まれる走行予定経路のうち、通信装置フィールドにYESが入力されている一般車両300の走行予定経路は、候補車両300Aの走行予定経路となる。また、車両情報に含まれる走行予定経路のうち、通信装置フィールドにNOが入力されている一般車両300の走行予定経路は、非対象車両300Bの走行予定経路となる。なお、本実施形態において、車両情報に含まれる走行予定経路のうち、候補車両300Aの走行予定経路が、本発明に係る「候補車両の走行予定経路」に相当する。また、上述したように、中継車両100の通信可能範囲内において非対象車両300Bが中継車両100と候補車両300Aとの間に位置するとき、該非対象車両300Bは、中継車両100と候補車両300Aとの間の通信の障害物となる。したがって、車両情報に含まれる走行予定経路のうち、非対象車両300Bの走行予定経路が、本発明に係る「障害物の位置情報」に相当する。つまり、本実施形態における「車両情報」は、本発明に係る「経路情報」に相当する情報と「障害物情報」に相当する情報とを含んでいる情報である。また、通信部401は、ネットワークN1を介して、中継車両管理サーバ200における通信部201との通信も行う。制御部402は、通信部401によって、車両情報DB403に格納されている車両情報を中継車両管理サーバ200に送信する。
(中継車両管理サーバ)
中継車両管理サーバ200は、通信部201、制御部202を有している。通信部201は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボードや、無線通信のための無線通信回路を含んで構成される。制御部202は、中継車両管理サーバ200を制御するための演算処理を行う機能を有する。制御部202は、プロセッサ210によって実現することができる。制御部202は、通信部201によって車両情報管理サーバ400と通信を行うことで、車両情報管理サーバ400から車両情報を取得する。
制御部202は、車両情報から把握される、各候補車両300Aの走行予定経路と各非対象車両300Bの走行予定経路とに基づいて、中継車両100の通信可能範囲内に存在し且つ通信可能となる候補車両300Aの数がより多くなるように中継車両100の走行予定経路を生成する。以下、本実施形態に係る中継車両100の走行予定経路の生成方法の詳細について、図5から図8に基づいて説明する。図5は、5台の一般車両300の走行予定経路の一例を示す図である。図5に示すように、5台の一般車両300は、すべて特定通信装置を備えている候補車両300Aである。また、各候補車両300Aを便宜上300a〜300eとする。各候補車両300a〜300eは、それぞれ図5に示す矢印の方向にそれぞれ移動するものとする。つまり、図5においては、各矢印が各候補車両300a〜300eの走行予定経路を表している。図5に示すように、候補車両300a、300bの走行予定経路では、候補車両300a、300bは交差点を左折する。また、図5に示すように、候補車両300cの走行予定経路では、候補車両300cは交差点を右折する。また、図5に示すように、候補車両300d、300eの走行予定経路では、候補車両300d、300eは、交差点を右折した候補車両300cの先を走行する。また、図5においては、現時点で、3台の候補車両300a〜300cが中継車両100の通信可能範囲内に存在している。このとき、中継車両100の走行予定経路としては、交差点を左折する経路と交差点を右折する経路とのいずれかを選択することができる。
ここで、中継車両管理サーバ200における制御部202は、車両情報管理サーバ40
0から取得した車両情報によって、各候補車両300a〜300eが図5に示す矢印の方向にそれぞれ移動することを把握している。そのため、未来における各候補車両300a〜300eの位置を把握できる。また、制御部202は、車両情報管理サーバ400から取得した車両情報によって、5台の候補車両300a〜300eがいずれも特定通信装置を備えていること、すなわち候補車両であることを把握している。つまり、制御部202は、図5に示す範囲には非対象車両は存在していないことを把握している。そこで、制御部202は、未来における5台の候補車両300a〜300eの位置を考慮して、中継車両100の走行予定経路を生成する。
先ず、制御部202は、中継車両100の走行予定経路の候補である複数の経路候補を生成する。図6は、制御部202が生成した中継車両100の2つの経路候補を示す図である。図6においては、各矢印が経路候補を表している。また、図6においては、5台の候補車両300a〜300eが図5に示す走行予定経路を走行したときの各候補車両300a〜300eの位置、および、中継車両100が各経路候補を走行したときの中継車両100の位置が示されている。制御部202は、図6に示すように、中継車両100が交差点を左折した場合と、右折した場合と、の2つの経路候補を生成する。ここで、中継車両100が交差点を左折する経路候補に沿って走行した場合、図6に示すように、中継車両100の通信可能範囲内には2台の候補車両300a、300bが存在することになる。また、中継車両100と候補車両300a、300bとの間には、通信の障害物となる非対象車両300Bは存在していない。したがって、中継車両100が交差点を左折する経路候補に沿って走行した場合、中継車両100は候補車両300a、300bの2台と通信することができる。一方で、中継車両100が交差点を右折する経路候補に沿って走行した場合、図6に示すように、中継車両100の通信可能範囲内には3台の候補車両300c〜300eが存在することになる。したがって、中継車両100が交差点を右折する経路候補に沿って走行した場合、中継車両100は候補車両300c〜300eの3台と通信することができる。このように、各候補車両300aの走行予定経路を把握することで、中継車両100が各経路候補を走行したときに中継車両100と通信可能となる候補車両300Aの台数を予測することができる。
そして、制御部202は、生成した経路候補のうち、中継車両100が通信することができる候補車両300Aの台数(以下、「通信可能台数」と称する。)がより多くなる経路候補を、中継車両100の走行予定経路として選択する。つまり、所定の走行範囲内における中継車両100についての複数の経路候補のうち、通信可能台数が最大となる経路候補を、中継車両100の走行予定経路として選択する。図6では、通信可能台数がより多くなる経路候補は、交差点を右折する経路候補の方である。そのため、制御部202は、図6に示す2つの経路候補のうち、交差点を右折する経路候補を中継車両100の走行予定経路として選択する。このようにして、制御部202は、中継車両100の通信可能範囲内に存在し且つ通信可能となる候補車両300Aの数がより多くなるように中継車両100の走行予定経路を生成する。そして、制御部202は、図6に示す交差点を右折する経路候補を中継車両100の走行予定経路として選択すると、走行予定経路を含む走行経路情報を中継車両100に送信する。中継車両100は、中継車両管理サーバ200から受信した走行経路情報に基づいて自律走行を行うことで、図5および図6に示す交差点を右折する。
なお、図5に示すように、現時点では、中継車両100の通信可能範囲内に存在する候補車両300a〜300cが中継車両100の通信対象となる。また、現時点では、候補車両300d、300eは中継車両100の通信可能範囲外に位置しているため、候補車両300d、300eは中継車両100の通信対象とはなっていない。ただし、中継車両100の走行予定経路が上記のように生成されることで、中継車両100が交差点を右折すると、図6に示すように、候補車両300c〜300eが中継車両100の通信対象と
なる。このように、通信可能台数がより多くなるのであれば、中継車両100の走行途中において通信対象の候補車両300Aが変更されてもよい。
図5に示す例では、複数の一般車両300はすべて候補車両300Aであった。次に、複数の一般車両300に、特定通信装置を備えていない非対象車両300Bが含まれている場合の例について説明する。図7は、6台の一般車両300の走行予定経路の一例を示す図である。図7に示すように、6台の一般車両300のうち、5台は特定通信装置を備えている候補車両300Aである。また、6台の一般車両300のうち、1台は特定通信装置を備えていない非対象車両300Bである。また、図5、図6と同様に、各候補車両300Aを便宜上300a〜300eとする。また、図5と同様に、図7に示す各矢印が各候補車両300a〜300eと非対象車両300Bとの走行予定経路を表している。図7に示すように、候補車両300a、300bの走行予定経路では、候補車両300a、300bは交差点を左折する。また、図7に示すように、候補車両300cの走行予定経路では、候補車両300cは交差点を右折する。また、図7に示すように、候補車両300d、300eおよび非対象車両300Bの走行予定経路では、候補車両300d、300eおよび非対象車両300Bは、交差点を右折した候補車両300cの先を、候補車両300e、候補車両300d、非対象車両300Bの順番で連なって走行している。また、図7においては、現時点で、3台の候補車両300a〜300cが中継車両100の通信可能範囲内に存在している。このとき、中継車両100の走行予定経路としては、交差点を左折する経路と交差点を右折する経路とのいずれかを選択することができる。
ここで、中継車両管理サーバ200における制御部202は、車両情報管理サーバ400から取得した車両情報によって、各候補車両300a〜300eと非対象車両300Bとが図7に示す矢印の方向にそれぞれ移動することを把握している。そのため、未来における各候補車両300a〜300eと非対象車両300Bの位置を把握できる。また、制御部202は、車両情報管理サーバ400から取得した車両情報によって、6台の一般車両300のうち、いずれが特定通信装置を備えているのかと、いずれが特定通信装置を備えていないのかと、を把握している。つまり、6台の一般車両300のうち、いずれが5台の候補車両300A(300a〜300e)であるのかと、いずれが1台の非対象車両300Bであるのかと、を把握している。そこで、制御部202は未来における5台の候補車両300a〜300eと1台の非対象車両300Bとの位置を考慮して、中継車両100の走行予定経路を生成する。
図5の場合と同様に、先ず、制御部202は、複数の経路候補を生成する。図8は、制御部202が生成した中継車両100の2つの経路候補を示す図である。図8においては、図6と同様に、各矢印が経路候補を表している。また、5台の候補車両300a〜300eと1台の非対象車両300Bとが図7に示す予定走行経路を走行したときの各候補車両300a〜300eと非対象車両300Bの位置、および、中継車両100が各経路候補を走行したときの中継車両100の位置が示されている。制御部202は、図8に示すように、中継車両100が交差点を左折した場合と、右折した場合と、の2つの経路候補を生成する。ここで、中継車両100が交差点を左折する経路候補に沿って走行した場合、図8に示すように、中継車両100の通信可能範囲内には2台の候補車両300a、300bが存在することになる。また、中継車両100と候補車両300a、300bとの間には、通信の障害物となる非対象車両300Bは存在していない。したがって、中継車両100は候補車両300a、300bの2台と通信することができる。一方、中継車両100が交差点を右折する経路候補に沿って走行した場合、図8に示すように、中継車両100の通信可能範囲内には4台の一般車両300(300c〜300e、300B)が存在することになる。しかしながら、中継車両100と候補車両300d、300eとの間には、通信の障害物となる非対象車両300Bが存在している。そのため、候補車両300d、300eは、中継車両100と通信を行うことができない。ただし、中継車両1
00と候補車両300cとの間には、非対象車両300Bは存在していない。そのため、中継車両100と候補車両300cとの間では通信を行うことができる。したがって、中継車両100は中継車両100の通信可能範囲内に存在する4台の候補車両300Aのうち、1台の候補車両(候補車両300c)と通信することができる。図8では、通信可能台数がより多くなる経路候補は、交差点を左折する経路候補の方である。そのため、制御部202は、図8に示す交差点を左折する経路候補を中継車両100の走行予定経路として選択する。このようにして、複数の一般車両300に非対象車両300Bが含まれている場合において、制御部202は、中継車両100の通信可能範囲内に存在し且つ通信可能となる候補車両300Aの数がより多くなるように中継車両100の走行予定経路を生成する。そして、制御部202は、図8に示す交差点を左折する候補経路を中継車両100の走行予定経路として選択すると、走行予定経路を含む走行経路情報を中継車両100に送信する。中継車両100は、中継車両管理サーバ200から受信した走行経路情報に基づいて自律走行を行うことで、図7および図8に示す交差点を左折する。
なお、本実施形態において、制御部202は交差点を右折する経路候補と左折する経路候補との2つの経路候補を生成したが、制御部202が生成する経路候補は2つに限られない。交差点を右折または左折する複数の経路候補を生成してもよい。また、中継車両100の走行予定経路は交差点を右折または左折するときのみ生成されるわけではない。例えば、中継車両100が交差点のない道路等を走行している際に、中継車両100の走行予定経路が生成されてもよい。このとき、中継車両100が現在通信している一または複数の候補車両300Aと比べて、通信対象となる複数の候補車両300Aがより多く前方に存在している場合、制御部202は前方に存在する複数の候補車両300Aと通信できるように走行予定経路を生成してもよい。
(処理のフロー)
ここで、中継車両管理サーバ200における制御部202によって実行される中継車両100の走行予定経路生成処理について図9に基づいて説明する。図9は、中継車両100の走行予定経路生成処理のフローを示すフローチャートである。図9に示す走行予定経路生成処理では、まずS101において、制御部202によって、車両情報管理サーバ400における車両情報DB403から車両情報が取得される。次に、S102において、制御部202は、所定の走行範囲内において中継車両100の複数の経路候補を生成する。
次に、S103において、制御部202は生成した各経路候補を中継車両100が走行したときの通信可能台数を予測する。次に、S104において、制御部202は、所定の走行範囲内における中継車両100についての複数の経路候補のうち、通信可能台数が最大となる候補経路を中継車両100の走行予定経路として選択する。最後に、S105において、選択された走行予定経路を含む走行経路情報が中継車両100に送信される。
制御部202がこのように走行予定経路を生成することによって、より多くの候補車両300Aが中継車両100と通信を行うことができる。したがって、より多くの候補車両300Aと基地局サーバ500との間の通信を中継車両100に中継させることができる。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。また、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
本実施形態において、中継車両100と候補車両300Aとの間の通信の障害物は非対
象車両300Bのみであった。しかしながら、中継車両100と候補車両300Aとの間の通信の障害物は非対象車両300Bに限られない。例えば、通信可能範囲内において、中継車両100と候補車両300Aとの間に位置する別の候補車両300Aが障害物となる場合もある。このとき、制御部202は、図9におけるS103において、障害物となる候補車両300Aによって通信を阻害される候補車両300Aを、通信可能台数に含めない。また、中継車両100と候補車両300Aとの間に位置する建物や壁なども、通信の障害物となる場合もある。このとき、中継車両管理サーバ200は、地図情報を管理するサーバ等から中継車両100の障害となる建物や壁などの情報を取得してもよい。そして、図9におけるS103において、建物や壁などによって通信を阻害される候補車両300Aを考慮して、通信可能台数を予測してもよい。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1・・・・・中継車両管理システム
100・・・中継車両
101・・・第1通信部
106・・・制御部
107・・・第2通信部
108・・・第3通信部
2・・・・・中継システム
200・・・中継車両管理サーバ
201・・・通信部
202・・・制御部
300・・・一般車両
300A・・候補車両
300B・・非対象車両
400・・・車両情報管理サーバ
500・・・基地局サーバ

Claims (1)

  1. 自車両から所定の範囲内に存在し且つ自車両と通信可能な他車両との間で通信を行う中継車両であって、前記他車両と基地局との間の通信を中継する中継車両の走行を管理する情報処理装置において、
    前記中継車両の通信対象の候補となる複数の候補車両それぞれの走行予定経路を含む経路情報と、前記中継車両と前記複数の候補車両のいずれかとの間の通信の障害となり得る物体の位置情報を含む障害物情報と、を取得することと、
    前記複数の候補車両についての前記経路情報と前記障害物情報とに基づいて、前記複数の候補車両のうち、前記中継車両から前記所定の範囲内に存在し且つ前記中継車両と通信可能となる候補車両の数がより多くなるように前記中継車両の走行予定経路を生成することと、
    を実行する制御部を含む、情報処理装置。
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