JP2021026179A - 光ファイバ保持具 - Google Patents

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力丸 武田
Rikimaru Takeda
力丸 武田
百津 仁博
Hitohiro Momotsu
仁博 百津
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Abstract

【課題】光ファイバを取り付けおよび取り外しする作業が容易となる光ファイバ保持具を提供する。【解決手段】光ファイバ保持具10は、光ファイバケーブルの端末から引き出された複数の光ファイバ集合体を保持する保持体1を備える。保持体1は、光ファイバ集合体が挿通する複数の挿通溝3が保持体1の周方向Rに位置を違えて形成されている。挿通溝3は、保持体1の外周面1aに開口されている。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ保持具に関する。
従来、光成端架などにおいて、複数の光ファイバを保持する保持具が用いられている(例えば、非特許文献1を参照)。
ADCP-93-305, Issue 4, July 2016 Instruction Sheet, [on line], 2016年7月4日、[2019年7月30日検索]、インターネット<https://www.commscope.com/catalog/doc/pdf/11540/ADCP-93-305_Ribbon_Breakout_Kit.pdf>
しかしながら、前記保持具は、光ファイバを取り付けおよび取り外しする作業に手間がかかるため、作業性の改善が求められていた。
本発明の一態様は、光ファイバを取り付けおよび取り外しする作業が容易となる光ファイバ保持具を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、複数の光ファイバ集合体が一括して外被で覆われた光ファイバケーブルの端末から引き出された前記複数の光ファイバ集合体を保持する保持体を備え、前記保持体は、前記光ファイバ集合体が挿通する複数の挿通溝が前記保持体の周方向に位置を違えて形成され、前記挿通溝は、前記保持体の外周面に開口されている光ファイバ保持具を提供する。
前記光ファイバ保持具によれば、挿通溝が保持体の外周面に開口されているため、光ファイバ集合体を挿通溝に保持させる作業、および挿通溝から取り外す作業が容易となる。
前記光ファイバ保持具は、前記保持体を前記光ファイバケーブルの前記外被に接続する接続部材をさらに備え、前記接続部材は、前記外被に取り付けられる取付け部と、前記取付け部と前記保持体とを連結する連結部とを備えることが好ましい。
前記複数の挿通溝には、深さが互いに異なる第1挿通溝および第2挿通溝が含まれることが好ましい。
前記第1挿通溝と前記第2挿通溝とは前記保持体の周方向に隣り合って形成されていることが好ましい。
前記光ファイバ集合体は、複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを覆う保護ユニットとを備え、前記保護ユニットは、前記光ファイバが挿通する筒部と、前記筒部の外周面から外方に突出する係合部とを有し、前記保持体には、前記係合部が凹凸係合可能な複数の係合受け部が前記挿通溝の長さ方向に位置を違えて形成されていることが好ましい。
本発明の一態様によれば、光ファイバを取り付けおよび取り外しする作業が容易となる光ファイバ保持具を提供することができる。
実施形態の光ファイバ保持具の斜視図である。 実施形態の光ファイバ保持具の保持体の正面図である。 実施形態の光ファイバ保持具の使用状態を示す斜視図である。 光ファイバケーブルの断面図である。 (A)光ファイバ集合体の断面図である。(B)光ファイバ集合体の側面図である。 保護ユニットの斜視図である。 実施形態の光ファイバ保持具と保護ユニットの筒状部材とを示す斜視図である。 実施形態の光ファイバ保持具と保護ユニットの筒状部材とを示す模式図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1は、実施形態の光ファイバ保持具10の斜視図である。図2は、光ファイバ保持具10の保持体1の正面図である。図3は、光ファイバ保持具10の使用状態を示す斜視図である。図4は、光ファイバケーブル20の断面図である。図5(A)は、光ファイバ集合体21の断面図である。図5(A)は、図5(B)のA−A断面図である。図5(B)は、光ファイバ集合体21の側面図である。図6は、保護ユニット31の斜視図である。図7は、光ファイバ保持具10と保護ユニット31の筒状部材34とを示す斜視図である。図8は、光ファイバ保持具10と保護ユニット31の筒状部材34とを示す模式図である。
[光ファイバケーブル]
光ファイバ保持具10の説明に先だって、光ファイバ保持具10を適用可能な光ファイバケーブルの一例である光ファイバケーブル20について説明する。
図4に示すように、光ファイバケーブル20は、複数の光ファイバ集合体21と、外被22(シース)と、抗張力体23とを備える。外被22は、複数の光ファイバ集合体21を一括して覆う。外被22は、ポリエチレンなどの樹脂で構成される。抗張力体23は、例えば金属線(鋼線など)、抗張力繊維(アラミド繊維など)で構成される。抗張力体23は、外被22に埋設される。
図5(A)および図5(B)に示すように、光ファイバ集合体21は、光ファイバ束30と、保護ユニット31とを備える。図5(A)に示すように、光ファイバ束30は、複数の光ファイバ32が集合されて構成される。光ファイバ32は、例えば、光ファイバ心線、光ファイバ素線などであってよい。図3に示すように、光ファイバ集合体21は、光ファイバケーブル20の端末から引き出される。
図6に示すように、保護ユニット31は、網目状チューブ33と、一対の筒状部材34とを備える。保護ユニット31は、光ファイバ束30(図5(A)参照)を覆う。網目状チューブ33は、例えば、樹脂などで構成された繊維状の線材が網目状に構成されている。線材は曲げ変形可能である。網目状チューブ33は、例えば、螺旋状の第1線材と、第1線材とは逆方向の螺旋状の第2線材とを重ねて互いに接合させた構成としてよい。網目状チューブ33は、長さ方向に伸縮可能である。網目状チューブ33には、光ファイバ束30が挿通する。
筒状部材34は、網目状チューブ33の両端にそれぞれ設けられる。図7に示すように、筒状部材34は、筒部35と、係合凸部36(係合部)とを備える。筒部35は、円筒状に形成されている。筒部35には、光ファイバ束30が挿通する。係合凸部36は、筒部35の外周面から径方向外方に突出している。係合凸部36は、例えば、筒部35の中心軸に直交する矩形板状とされている。筒状部材34は、樹脂などで構成される。
[光ファイバ保持具]
次に、図1〜図3を参照しつつ、光ファイバ保持具10について説明する。
図1に示すように、光ファイバ保持具10は、保持体1と、接続部材2とを備える。保持体1は、例えば、円板状または円柱状とされている。保持体1の中心軸C1は、例えば、外被22の先端22aにおける中心軸C20(図3参照)と平行である。保持体1の中心軸C1周りの方向を「周方向R」という。
保持体1の外周面1aには、複数の挿通溝3が形成されている。挿通溝3は、中心軸C1に沿って形成されている。挿通溝3は、外周面1aに開口して形成されている。すなわち、挿通溝3は、外周面1aにおいて外部に開放されて形成されている。
複数の挿通溝3は、周方向Rに位置を違えて形成されている。複数の挿通溝3は、周方向Rに間隔をおいて形成されていることが好ましい。複数の挿通溝3は、例えば、周方向Rに等間隔に形成されていることが好ましい。すなわち、挿通溝3は、中心軸C1を中心として、n1回(n1は挿通溝3の数)の回転対称位置にあることが好ましい。
図2に示すように、挿通溝3は、外周面1aから保持体1の中心に向けて形成されている。すなわち、挿通溝3の深さ方向は、保持体1の径方向に沿って中心に近づく方向である。
複数の挿通溝3は、複数の第1挿通溝3Aと、複数の第2挿通溝3Bとを含む。第1挿通溝3Aおよび第2挿通溝3Bは、中心軸C1と平行な方向から見てU字状に形成されている。第1挿通溝3Aは、互いに平行な平坦面である内側面3a,3aと、底面3bとを有する。底面3bは、中心軸C1と平行な方向から見て半円状とされている。第2挿通溝3Bは、互いに平行な平坦面である内側面3c,3cと、底面3dとを有する。底面3dは、中心軸C1と平行な方向から見て半円状とされている。
複数の第1挿通溝3Aは、例えば、周方向Rに等間隔に形成されていることが好ましい。すなわち、第1挿通溝3Aは、中心軸C1を中心として、n2回(n2は第1挿通溝3Aの数)の回転対称位置にあることが好ましい。保持体1では、第1挿通溝3Aの数は6である。第1挿通溝3Aは、中心軸C1を中心として6回の回転対称位置にある。第1挿通溝3Aの深さD1は、中心軸C1と平行な方向から見て、1つの光ファイバ集合体21を収容できるように定めることができる。例えば、第1挿通溝3Aの深さD1は、光ファイバ集合体21の外径と同じ、または光ファイバ集合体21の外径よりやや大きい。第1挿通溝3Aの深さD1は、光ファイバ集合体21の外径の2倍より小さくてよい。
複数の第2挿通溝3Bは、例えば、周方向Rに等間隔に形成されていることが好ましい。すなわち、第2挿通溝3Bは、中心軸C1を中心として、n3回(n3は第2挿通溝3Bの数)の回転対称位置にあることが好ましい。保持体1では、第2挿通溝3Bの数は6である。第2挿通溝3Bは、中心軸C1を中心として6回の回転対称位置にある。第2挿通溝3Bの深さD2は、中心軸C1と平行な方向から見て、第2挿通溝3Bの深さ方向に並ぶ2つの光ファイバ集合体21を収容できるように定めることができる。例えば、第2挿通溝3Bの深さD2は、光ファイバ集合体21の外径の2倍と同じ、または光ファイバ集合体21の外径の2倍よりやや大きい。第2挿通溝3Bの深さD2は、光ファイバ集合体21の外径の3倍より小さくてよい。第2挿通溝3Bの深さD2は、第1挿通溝3Aの深さD1より大である。
複数の挿通溝3は、深さが異なる第1挿通溝3Aと第2挿通溝3Bとを含むため、すべての挿通溝の深さが同じである場合に比べて、周方向Rに隣り合う挿通溝3A,3Bを近接して配置でき、しかも保持体1の内周側の領域を有効に利用できる。よって、高密度の配線を実現できる。
第1挿通溝3Aと第2挿通溝3Bとは、周方向Rに交互に形成されている。そのため、第1挿通溝3Aと第2挿通溝3Bとは、周方向Rに隣り合って形成されている。これにより、挿通溝3A,3Bを近接して配置でき、しかも保持体1の内周側の領域を有効に利用できる。よって、高密度の配線を実現できる。
第2挿通溝3Bに挿通した光ファイバ集合体21のうち、底面3d側(すなわち奥側)に位置する合計6本の光ファイバ集合体21は、保持体1の中心に近い位置にあるため、第1層(内層)の光ファイバ集合体21を構成する。第1挿通溝3Aおよび第2挿通溝3Bに挿通した、残りの12本の光ファイバ集合体21は、保持体1の外周面1aに近い位置にあるため、第2層(外層)の光ファイバ集合体21を構成する。このように、光ファイバ集合体21は、2層構造をなすように配置されている。
第1挿通溝3Aの内側面3a,3aには、外周面1aに近い位置に、一対の規制突起11,11が形成されている。一方の内側面3aに形成された規制突起11は、他方の内側面3aに向けて突出する。他方の内側面3aに形成された規制突起11は、一方の内側面3aに向けて突出する。規制突起11,11は、第1挿通溝3A内の光ファイバ集合体21の外方移動を規制する。規制突起11,11同士の離間距離は、光ファイバ集合体21の外径より小さいことが望ましい。規制突起11,11により、光ファイバ集合体21は第1挿通溝3Aから脱落しにくくなる。
第2挿通溝3Bの内側面3c,3cには、外周面1aに近い位置に、一対の規制突起12,12が形成されている。第2挿通溝3Bの内側面3c,3cには、深さ方向の中間位置に、一対の規制突起13,13が形成されている。
一方の内側面3cに形成された規制突起12,13は、他方の内側面3cに向けて突出する。他方の内側面3cに形成された規制突起12,13は、一方の内側面3cに向けて突出する。規制突起12は、第2挿通溝3B内の外層(前述の第2層)の光ファイバ集合体21の外方移動を規制する。規制突起13は、第2挿通溝3B内の内層(前述の第1層)の光ファイバ集合体21の外方移動を規制する。規制突起12,12同士の離間距離、および規制突起13,13同士の離間距離は、光ファイバ集合体21の外径より小さいことが望ましい。規制突起12,13により、光ファイバ集合体21は第2挿通溝3Bから脱落しにくくなる。
規制突起11〜13は、挿通溝3の長さ方向の一部、すなわち挿通溝3の長さ方向の中央部のみに形成されている。規制突起11〜13は、中心軸C1に直交する板状とされる。中心軸C1に平行な方向から見た規制突起11〜13の形状は特に限定されず、半円状、逆V字状、矩形状などであってよい。なお、規制突起11〜13は、挿通溝3の長さ方向に沿って延在するように形成されていてもよい。
図1に示すように、保持体1の外周面1aおよび挿通溝3の内面3eには、複数の溝状の係合凹部15(係合受け部)が形成されている。保持体1では、2つの係合凹部15が形成されている。係合凹部15は、中心軸C1と直交する面に沿って形成されている。
複数の係合凹部15は、挿通溝3の長さ方向に位置を違えて形成されている。図8には、2つの係合凹部15が示されている。図8に示すように、2つの係合凹部15のうち一方を第1係合凹部15Aという。2つの係合凹部15のうち他方を第2係合凹部15Bという。
第2挿通溝3Bに並んで挿通する2つの光ファイバ集合体21のうち一方(第1光ファイバ集合体21A)の係合凸部36(第1係合凸部36A)は第1係合凹部15Aに凹凸係合させることができる。2つの光ファイバ集合体21のうち他方(第2光ファイバ集合体21B)の係合凸部36(第2係合凸部36B)は第2係合凹部15Bに凹凸係合させることができる。
これにより、第1係合凸部36Aと第2係合凸部36Bとは、第2挿通溝3Bの長さ方向に位置を違えて配置される。そのため、2つの光ファイバ集合体21の係合凹部15A,15Bが干渉するのを回避し、2つの光ファイバ集合体21を互いに近接させて配置することができる。よって、光ファイバ集合体21を高密度に配置することができる。
図1および図3に示すように、接続部材2は、保持体1を光ファイバケーブル20の外被22に接続する。接続部材2は、取付け部4と、連結部5とを備える。
取付け部4は、締付バンド(締付け部材)41と、受け部42と、ねじ部43と、を備えている。締付バンド41は、環状に形成されている。 受け部42には、ねじ部43が挿入されている。ねじ部43を第1方向に軸周り回転させると、受け部42に設けられた歯車(伝達機構。図示略)の動作により、締付バンド41は縮径する。ねじ部43を第1方向とは反対の第2方向に軸周り回転させると、前記歯車の動作により、締付バンド41は拡径する。
図3に示すように、締付バンド41は、光ファイバケーブル20の外被22の先端22aに近い位置に設けられている。締付バンド41は、外被22を中心軸C20周りに包囲している。ねじ部43を第1方向に軸周り回転させることによって締付バンド41を縮径させると、締付バンド41は外被22を把持して外被22に固定される。
図1に示すように、連結部5は、第1延出部6と、中間部7と、第2延出部8とを備える。第1延出部6は、保持体1の第1端面1b(取付け部4に対向する端面)の中央から取付け部4に近づく方向に延出する。第1延出部6は、例えば、中心軸C1と平行である。中間部7は、第1延出部6の延出端6aから第1延出部6に対して直交する方向に沿って延出する。中間部7は、第1延出部6の延出端6aから保持体1の径方向外方に延出する。第2延出部8は、中間部7の延出端7aから取付け部4に近づく方向に延出する。第2延出部8は、例えば、中心軸C1と平行である。第2延出部8の先端部は、取付け部4の締付バンド41に取り付けられる。連結部5は、締付バンド41に対して着脱自在であってもよい。連結部5は、保持体1と取付け部4とを連結する。
[光ファイバ保持具の使用方法]
図2および図3を参照しつつ、光ファイバ保持具10の使用方法について説明する。
図3に示すように、光ファイバケーブル20の端末から引き出された複数の光ファイバ集合体21を、保持体1の外周側から中心に向けて移動させることによって、挿通溝3に入れる。これにより、光ファイバ集合体21は挿通溝3に保持される。図2に示すように、第1挿通溝3Aには、それぞれ1つの光ファイバ集合体21を挿通させることができる。第2挿通溝3Bには、それぞれ2つの光ファイバ集合体21を挿通させることができる。これにより、光成端架などにおいて、光ファイバ集合体21を整理して配線することができる。光ファイバ集合体21を挿通溝3から取り外すには、光ファイバ集合体21を、保持体1の径方向の外方に移動させる。
[光ファイバ保持具が奏する効果]
光ファイバ保持具10では、挿通溝3が保持体1の外周面1aに開口されているため、光ファイバ集合体21を挿通溝3に保持させる作業、および挿通溝3から取り外す作業が容易となる。
光ファイバ保持具10は、保持体1を外被22に接続する接続部材2を備えるため、光ファイバケーブル20の端末(外被22の先端22a)(図3参照)に対して保持体1を位置決めすることができる。よって、光ファイバ集合体21を安定的に保持することができる。また、保持体1は、接続部材2によって姿勢が安定するため、光ファイバ集合体21から脱落しにくくなる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、挿通溝の形状(保持体の中心軸と平行な方向から見た形状)はU字状に限らず、矩形状、V字状、半円状などであってもよい。
図1に示す保持体1は、円板状または円柱状であるが、保持体の形状は特に限定されない。例えば、保持体は、多角形板状(矩形板状、三角板状など)、多角形柱状(矩形柱状、三角柱状など)、楕円板状、楕円柱状などであってもよい。
図8に示す保持体1は、保護ユニット31(図6参照)の係合凸部36(図7参照)が係合する係合凹部15が形成されているが、実施形態の光ファイバ保持具は、保護ユニットの凹部(係合部)と保持体の凸部(係合受け部)とが凹凸係合する構成を採用してもよい。
図2に示す保持体1は、第2挿通溝3Bが第1挿通溝3Aより深く形成されているが、逆に、第1挿通溝が第2挿通溝より深く形成されていてもよい。係合凹部の数は3以上の任意の数であってもよい。
実施形態の光ファイバ保持具は、光成端架に限らず、光配線盤、光接続箱、光成端箱等に適用できる。
図2に示す保持体1は、深さが異なる2種類の挿通溝3(第1挿通溝3Aおよび第2挿通溝3B)を有するが、深さが異なる挿通溝の数は、3以上の任意の数でもよい。例えば、深さが異なる挿通溝の数が3である場合には、挿通溝は、第1挿通溝と、第1挿通溝より深い第2挿通溝と、第2挿通溝より深い第3挿通溝とを含む。この場合には、保持体は、周方向に「第1挿通溝、第2挿通溝、第3挿通溝、第2挿通溝」という単位が1または複数回繰り返されて並ぶ構成となることが好ましい。第1挿通溝には1つの光ファイバ集合体を挿通させることができる。第2挿通溝には2つの光ファイバ集合体を挿通させることができる。第3挿通溝には3つの光ファイバ集合体を挿通させることができる。
第3挿通溝に挿通した光ファイバ集合体のうち、最も底面側に位置する光ファイバ集合体は、保持体の中心に近い位置にあるため、第1層(内層)の光ファイバ集合体を構成する。第3挿通溝の底面側から2番目の光ファイバ集合体と、第2挿通溝の最も底面側の光ファイバ集合体とは、第2層(中間層)の光ファイバ集合体を構成する。残りの光ファイバ集合体は、保持体の外周面に近い位置にあるため、第3層(外層)の光ファイバ集合体を構成する。このように、光ファイバ集合体は、3層構造をなすように配置される。
深さが異なる挿通溝の数が4である場合には、挿通溝は、第1挿通溝と、第1挿通溝より深い第2挿通溝と、第2挿通溝より深い第3挿通溝と、第3挿通溝より深い第4挿通溝とを含む。この場合には、保持体は、周方向に「第1挿通溝、第2挿通溝、第3挿通溝、第4挿通溝、第3挿通溝、第2挿通溝」という単位が1または複数回繰り返されて並ぶ構成となることが好ましい。光ファイバ集合体は、例えば、4層構造をなすように配置される。なお、光ファイバ集合体は、5層以上の構造をなすように配置されてもよい。
1…保持体、1a…外周面、2…接続部材、3…挿通溝、3A…第1挿通溝、3B…第2挿通溝、4…取付け部、5…連結部、15…係合凹部(係合受け部)、20…光ファイバケーブル、21…光ファイバ集合体、22…外被、31…保護ユニット、32…光ファイバ、35…筒部、36…係合凸部(係合部)、D1…第1挿通溝の深さ、D2…第2挿通溝の深さ、R…周方向。

Claims (5)

  1. 複数の光ファイバ集合体が一括して外被で覆われた光ファイバケーブルの端末から引き出された前記複数の光ファイバ集合体を保持する保持体を備え、
    前記保持体は、前記光ファイバ集合体が挿通する複数の挿通溝が前記保持体の周方向に位置を違えて形成され、
    前記挿通溝は、前記保持体の外周面に開口されている、光ファイバ保持具。
  2. 前記保持体を前記光ファイバケーブルの前記外被に接続する接続部材をさらに備え、
    前記接続部材は、前記外被に取り付けられる取付け部と、
    前記取付け部と前記保持体とを連結する連結部とを備える、請求項1記載の光ファイバ保持具。
  3. 前記複数の挿通溝には、深さが互いに異なる第1挿通溝および第2挿通溝が含まれる、請求項1または2に記載の光ファイバ保持具。
  4. 前記第1挿通溝と前記第2挿通溝とは前記保持体の周方向に隣り合って形成されている、請求項3記載の光ファイバ保持具。
  5. 前記光ファイバ集合体は、複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを覆う保護ユニットとを備え、
    前記保護ユニットは、前記光ファイバが挿通する筒部と、前記筒部の外周面から外方に突出する係合部とを有し、
    前記保持体には、前記係合部が凹凸係合可能な複数の係合受け部が前記挿通溝の長さ方向に位置を違えて形成されている、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の光ファイバ保持具。
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