JP2021023076A - ブラシレスモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】モータ内部の冷却性能と玉軸受の防水性能を両立させる。【解決手段】モータ10において、ベース部材26は、ステータ22の矢印A1側にステータ22と対向して配置された円盤部68を有し、ロータハウジング64は、ステータ22の矢印A2側にステータ22と対向して配置されたロータ部材44を有する。円盤部68には、冷却孔72が貫通して形成され、ロータ部材44には、冷却孔50が貫通して形成されている。第一玉軸受28には、円環状に形成され、内輪92と外輪94との間に配置された第一シール材98が設けられている。第一シール材98は、玉96に対して第一玉軸受28の矢印A1側に位置し、外周部が外輪94に密着して固定され、内周部が内輪92に当接する。シャフト32には、シャフト32の径方向外側に向けて拡がり、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と内輪92との当接部を覆うワッシャ102が装着されている。【選択図】図2
Description
本発明は、ブラシレスモータに関する。
近年、小型航空機(少人数向け小型モビリティ)や無人航空機(UAV)、ドローン、飛行ロボットなどに代表される電動航空機(以下、飛行機器)は、点検・測量・農業・輸送・防災・乗用など、多岐にわたる用途が見込まれている。
これらに使われる飛行機器用のモータは、主に電池による限られた電力で駆動される方式が多い。飛行機器の価値である、長時間飛行、積載量増加、運動性向上(強風での制御安定)を高めるために、飛行機器用のモータには、軽量・高出力・高効率・自己風圧による高い冷却性能が重視される。そのため、現在多くの飛行機器用のモータは、空冷開放型のアウタロータ型のブラシレスモータが主流で、防水性・耐水性の配慮が無い製品が多い。
空冷開放型のブラシレスモータは、モータ内部に外気を積極的に取り入れる構造であるため、雨天や被水環境ではモータ内部への水の侵入という課題があった。被水対応のできていないブラシレスモータでも、即時に故障には至りにくい一方、腐食や油脂劣化が短期間で進行し、気付かぬうちに性能・強度低下が生じる。これにより、推力の低下や突然の機械的破損を招き、飛行機器の制御性の低下を誘発する原因となる。
ここで、特許文献1には、モータの開口部をフィルターで覆う技術が開示されている。しかしながら、この技術は、単にモータの開口部をフィルターで覆っただけであり、防水機能はない。また、この技術では、通気性防水膜など、耐水性を有する部材に変更した場合には、空気抵抗が高くなり、モータ内部への冷却風の導入が減少する。したがって、冷却性能を確保するには、改善の余地がある。
また、特許文献2、3には、玉軸受の隙間に磁性流体である封止材を充填する技術が開示されている。しかしながら、この技術では、連続した被水による封止材の流出や、高湿環境下での封止材の劣化が懸念される。したがって、玉軸受の防水性能を確保するには、改善の余地がある。
さらに、特許文献4には、ステータとベース部との間の隙間を傘状の防水リングで覆う技術が開示されている。しかしながら、この技術では、垂直に落ちる大粒の水滴には効果があるものの、霧状(ミスト状)の水滴には対応できず、冷却性能(自己冷却風の吸引量)と、防水性能(霧状水滴による被水)とのトレードオフになってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、モータ内部の冷却性能と玉軸受の防水性能を両立させることができるブラシレスモータを提供することを目的とする。
請求項1に記載のブラシレスモータは、環状のステータと、前記ステータを収容するロータハウジングを有するロータと、前記ステータの内側に嵌合された筒状の軸受収容部を有するベース部材と、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された玉とを有し、前記軸受収容部に収容された玉軸受と、前記内輪の内側に嵌合され、前記ロータに固定されたシャフトと、を備え、前記ベース部材は、前記ステータの軸方向一方側に前記ステータと対向して配置された第一対向部を有し、前記ロータハウジングは、前記ステータの軸方向他方側に前記ステータと対向して配置された第二対向部を有し、前記第一対向部には、第一冷却孔が貫通して形成され、前記第二対向部には、第二冷却孔が貫通して形成され、前記玉軸受には、円環状に形成され、前記内輪と前記外輪との間に配置されたシール材が設けられ、前記シール材は、前記玉に対して前記玉軸受の軸方向一方側に位置し、外周部が前記外輪に密着して固定され、内周部が前記内輪に当接し、前記シャフトには、前記シャフトの径方向外側に向けて拡がり、前記玉軸受の軸方向一方側から前記シール材と前記内輪との当接部を覆う傘部材が装着されている。
このブラシレスモータによれば、ベース部材は、ステータの軸方向一方側にステータと対向して配置された第一対向部を有し、ロータハウジングは、ステータの軸方向他方側にステータと対向して配置された第二対向部を有する。第一対向部には、第一冷却孔が貫通して形成されており、第二対向部には、第二冷却孔が貫通して形成されている。したがって、第一冷却孔及び第二冷却孔を通じて吸気及び排気が行われることにより、モータ内部に冷却風の流れが形成され、この冷却風の流れによってモータ内部を冷却できるので、モータ内部の冷却性能を確保できる。
また、玉軸受には、円環状に形成されて内輪と外輪との間に配置されると共に、玉に対して玉軸受の軸方向一方側に位置するシール材が設けられている。このシール材の外周部は、外輪に密着して固定されている。したがって、このシール材により、玉軸受の軸方向一方側から玉と外輪との間に水が浸入することを抑制できる。さらに、シャフトには、シャフトの径方向外側に向けて拡がり、玉軸受の軸方向一方側からシール材と内輪との当接部を覆う傘部材が装着されている。したがって、この傘部材により、玉軸受の軸方向一方側からシール材と内輪との当接部に水滴が直接当たることを抑制できるので、玉軸受の軸方向一方側から玉と内輪との間に水が浸入することも抑制できる。これにより、玉軸受の防水性能を確保できる。
なお、請求項2に記載のように、請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、前記傘部材の径方向外側の端部は、前記内輪と前記外輪との間の中央部よりも前記外輪側に位置してもよい。
このブラシレスモータによれば、傘部材の径方向外側の端部は、内輪と外輪との間の中央部よりも外輪側に位置する。したがって、傘部材とシール材とのオーバーラップ量が増えるので、玉軸受の軸方向一方側から玉と内輪との間に水が浸入することをより一層効果的に抑制できる。
また、請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータにおいて、前記傘部材は、前記シャフトの周方向に沿って環状に延びていてもよい。
このブラシレスモータによれば、傘部材は、シャフトの周方向に沿って環状に延びているので、この傘部材により、玉軸受の軸方向一方側から玉と内輪との間に水が浸入することを玉軸受の全周に亘って抑制できる。
また、請求項4に記載のように、請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータにおいて、前記傘部材は、前記シャフトの周方向に沿ってC字状に延びていてもよい。
このブラシレスモータによれば、傘部材は、シャフトの周方向に沿ってC字状に延びている。したがって、C字状の傘部材の開放部に水滴が浸入した場合でも、傘部材が回転することにより、水滴を掻き出して遠心力で外側に飛ばすことができるので、玉軸受の軸方向一方側から玉と内輪との間に水が浸入することを抑制できる。
また、請求項5に記載のように、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、前記傘部材は、前記玉軸受の抜け止め用のストッパ部材でもよい。
このブラシレスモータによれば、傘部材は、玉軸受の抜け止め用のストッパ部材を兼ねるので、例えば、傘部材の他にストッパ部材を用いる場合に比して、構造を簡素化できると共に、小型化・低コスト化できる。
はじめに、本発明の一実施形態に係る飛行機器1の概略構成を説明する。
図1に示される本実施形態の飛行機器1(電動マルチコプター)は、飛行可能なパーソナルモビリティであり、本体部2と、複数の推進部3とを備える。矢印FRは飛行機器1の前後方向前側を示し、矢印LHは飛行機器1の左右方向左側を示し、矢印UPは飛行機器1の上下方向上側を示している。
本体部2は、キャビン4と、一対の脚部5とを有する。キャビン4は、箱形に構成されている。このキャビン4には、乗員が搭乗可能となっている。一対の脚部5は、キャビン4の下側に設けられている。
複数の推進部3の個数は、一例として、4個である。この複数の推進部3は、本体部2の前後左右に対称に配置されている。すなわち、第一の推進部3は、本体部2の左前側に配置されており、第二の推進部3は、本体部2の右前側に配置されており、第三の推進部3は、本体部2の左後側に配置されており、第四の推進部3は、本体部2の右後側に配置されている。
各推進部3は、ロッド8と、支持部材9と、モータ10と、プロペラ11とを有する。各ロッド8の基端部は、本体部2に固定されている。左前側の推進部3のロッド8は、本体部2の左前側に向けて延びており、右前側の推進部3のロッド8は、本体部2の右前側に向けて延びており、左後側の推進部3のロッド8は、本体部2の左後側に向けて延びており、右後側の推進部3のロッド8は、本体部2の右後側に向けて延びている。
各支持部材9は、板状に形成されている。この各支持部材9は、本体部2の上下方向を板厚方向として各ロッド8の先端部に固定されている。各推進部3のモータ10は、本体部2の上下方向を軸方向として支持部材9に支持されている。モータ10は、後に詳述する通り、ロータ及びステータを有するモータ本体34と、ロータと一体に回転するシャフト32とを有する。複数のモータ10は、同一の構成である
左前側のモータ10及び右前側のモータ10のモータ本体34は、支持部材9の下側に配置されており、軸方向一方側(矢印A1側)を上向きにした状態で支持部材9に固定されている。一方、左後側のモータ10及び右後側のモータ10のモータ本体34は、支持部材9の上側に配置されており、軸方向他方側(矢印A2側)を上向きにした状態で支持部材9に固定されている。シャフト32は、モータ本体34から上側に向けて延びており、シャフト32の上端部には、プロペラ11が固定されている。モータ10及びプロペラ11は、飛行機器1の推力発生装置12を構成している。各モータ10は、「ブラシレスモータ」の一例である。
続いて、モータ10の具体的な構成を説明する。
ここでは、一例として、上述の左前側のモータ10及び右前側のモータ10のように、軸方向一方側(矢印A1側)を上向きにして配置されたモータ10を説明する。このように、軸方向一方側(矢印A1側)を上向きにしてモータ10が配置されていると、後述するように、図2に示される第一玉軸受28が被水し、この第一玉軸受28の防水性能が損なわれる虞がある。本実施形態は、この第一玉軸受28の防水性能を確保するための改良に関するものである。
図2に示されるように、モータ10は、アウタロータ型のブラシレスモータであり、ステータ22と、ロータ24と、ベース部材26と、第一玉軸受28と、第二玉軸受30と、シャフト32とを備える。矢印A1側はモータ10の軸方向一方側を示し、矢印A2側はモータ10の軸方向他方側を示している。モータ10の軸方向は、上述の飛行機器1(図1参照)の上下方向に相当する。
ステータ22、ロータ24、及びベース部材26は、モータ本体34を構成している。ステータ22は、ステータコア36と、複数の巻線巻回部38とを有する。ステータコア36は、環状部40と、この環状部40の周囲に放射状に延びる複数のティース部42とを有する。この複数のティース部42には、図示しないインシュレータが装着されている。各ティース部42には、インシュレータを介して巻線が巻回されており、これにより、各ティース部42には、巻線巻回部38が形成されている。このステータ22の全体は、環状を成している。
ロータ24は、ロータ部材44と、バックヨーク46と、複数の磁石48とを有する。ロータ部材44は、概略円盤状に形成されており、ステータ22の矢印A2側にステータ22と対向して配置されている。このロータ部材44は、「第二対向部」の一例である。ロータ部材44における巻線巻回部38と対向する部位には、ロータ部材44の軸方向に貫通する複数の冷却孔50が形成されている。この複数の冷却孔50は、ロータ部材44の周方向に並んで形成されている。冷却孔50は、「第二冷却孔」の一例である。
ロータ部材44の中央部には、ロータ部材44の軸方向に貫通する貫通孔52が形成されており、この貫通孔52には、シャフト32が挿入されている。また、ロータ部材44の中央部には、ロータ部材44の矢印A2側に突出する突出部54が形成されており、この突出部54には、ロータ部材44の径方向に延びる複数のネジ孔56が形成されている。
複数のネジ孔56は、貫通孔52と連通している。複数のネジ孔56には、止めネジ58(イモネジ)がそれぞれ螺入されている。この各止めネジ58の先端部は、シャフト32に形成された複数の凹部60にそれぞれ嵌合されており、これにより、ロータ24は、シャフト32に固定されている。また、ロータ部材44における突出部54の周辺部には、ロータ部材44の軸方向に貫通する水抜き孔62が形成されている。
バックヨーク46は、円環状に形成されている。このバックヨーク46は、ロータ部材44の外周部に固定されており、ステータ22の周囲を囲っている。このロータ部材44及びバックヨーク46は、有底円筒状(有天円筒状)のロータハウジング64を構成している。このロータハウジング64の内側には、ステータ22が配置されており、ロータハウジング64は、ステータ22を収容している。
バックヨーク46の内周面には、複数の磁石48が固着されている。複数の磁石48は、バックヨーク46の周方向に並んで配置されている。各磁石48は、ティース部42の先端部とモータ10の径方向に対向しており、ステータ22(ティース部42の先端部)との間に隙間66を有している。
ベース部材26(センターピース)は、円盤部68と、軸受収容部70とを有する。円盤部68は、ステータ22の矢印A1側にステータ22と対向して配置されている。この円盤部68は、「第一対向部」の一例である。円盤部68は、より具体的には、ステータ22側に開口する偏平凹状形に形成されている。円盤部68の外周部には、円盤部68の径方向に貫通する冷却孔72が形成されている。冷却孔72は、「第一冷却孔」の一例である。また、円盤部68における軸受収容部70の周辺部には、円盤部68の軸方向に貫通する水抜き孔74が形成されている。
本実施形態のモータ10は、上述のように、ロータ24及びベース部材26に冷却孔50及び冷却孔72がそれぞれ形成されている。この冷却孔50及び冷却孔72は、隙間66とそれぞれ連通されている。そして、この複数の冷却孔50及び冷却孔72を通じて吸気及び排気が行われることにより、モータ10の内部に冷却風の流れが形成され、この冷却風の流れによってモータ10の内部が冷却されるようになっている。このように、本実施形態のモータ10は、空冷開放型となっている。
また、円盤部68の外周部には、円盤部68の径方向に貫通する導出孔76が形成されており、この導出孔76には、巻線巻回部38と電気的に接続されたリード部78が挿入されている。リード部78は、導出孔76を通じてモータ10の外部へ導出されている。
軸受収容部70は、円盤部68からステータ22側に向けて突出している。この軸受収容部70は、ステータコア36に形成された環状部40の内側に嵌合(圧入)されており、これにより、ステータ22は、軸受収容部70に支持されている。この軸受収容部70は、円筒状に形成されており、軸方向の両側に開口している。モータ10が軸方向一方側(矢印A1側)を上向きにして配置された場合、軸受収容部70の矢印A1側の開口は、鉛直方向上側(矢印A1側)を向いて開口される。
軸受収容部70の内側の矢印A1側の部分には、第一凹部80が形成されており、軸受収容部70の内側の矢印A2側の部分には、第二凹部82が形成されている。第一凹部80は、軸受収容部70の矢印A1側に開口しており、第二凹部82は、軸受収容部70の矢印A2側に開口している。
第一凹部80には、第一カラー84、ウェーブワッシャ86、及び第一玉軸受28が収容されている。第一カラー84は、第一凹部80の底部側に配置されており、第一玉軸受28は、第一カラー84の矢印A1側に配置されており、ウェーブワッシャ86は、第一カラー84と第一玉軸受28との間に配置されている。
第一カラー84は、矢印A1側から第一凹部80の底部に当接しており、ウェーブワッシャ86は、矢印A1側から第一カラー84に当接しており、第一玉軸受28の外輪94は、矢印A1側からウェーブワッシャ86に当接している。
第二凹部82には、第二カラー88及び第二玉軸受30が収容されている。第二カラー88は、第二凹部82の底部側に配置されており、第二玉軸受30は、第二カラー88の矢印A2側に配置されている。第二カラー88は、矢印A2側から第二凹部82の底部に当接しており、第二玉軸受30の外輪は、矢印A2側から第一カラー84に当接している。また、ロータ部材44の中央部には、矢印A1側に突出する突起部90が形成されており、この突起部90は、矢印A2側から第二玉軸受30の内輪に当接している。
第一玉軸受28及び第二玉軸受30の各内輪の内側には、シャフト32が嵌合(圧入)されており、これにより、シャフト32及びロータ24は、第一玉軸受28及び第二玉軸受30を介してベース部材26の軸受収容部70に回転可能に支持されている。第一玉軸受28及び第二玉軸受30は、同一の構成である。
図3に示されるように、第一玉軸受28は、内輪92と、外輪94と、玉96と、第一シール材98と、第二シール材100とを有する。外輪94は、内輪92の径方向外側に配置され、玉96は、内輪92と外輪94との間に配置されている。内輪92、外輪94、及び玉96は、一例として、ステンレス製であり、内輪92と外輪94との間には、図示しないグリス材が封入されている。
第一シール材98は、「シール材」の一例である。この第一シール材98は、ゴム製であり、円環板状に形成されている。第一シール材98は、内輪92及び外輪94と同心円状に配置されており、内輪92と外輪94との間に配置されている。この第一シール材98は、玉96に対して第一玉軸受28の矢印A1側に位置する。
第一シール材98の径方向外側の端部(外周部)は、外輪94に密着して固定されており、第一シール材98の径方向内側の端部(内周部)は、内輪92の内周面に当接している。当接部99は、第一シール材98と内輪92との当接部である。第二シール材100は、玉96に対して玉軸受の矢印A2側に位置する。この第二シール材100は、第一シール材98と同様の構成である。
図4に示されるように、シャフト32には、ワッシャ102及びCリング104が装着されている。ワッシャ102は、「傘部材」の一例である。ワッシャ102は、第一玉軸受28の矢印A1側に配置されており、Cリング104は、ワッシャ102の矢印A1側に配置されている。
ワッシャ102は、環状に形成されており、Cリング104は、C字状に形成されている。すなわち、ワッシャ102は、シャフト32に装着された状態でシャフト32の周方向に沿って環状に延びており、Cリング104は、シャフト32に装着された状態でシャフト32の周方向に沿ってC字状に延びている。
シャフト32には、シャフト32の周方向に延びる溝106が形成されており、この溝106にCリング104が嵌合されることにより、Cリング104は、シャフト32に固定されている。ワッシャ102は、Cリング104と第一玉軸受28の内輪92との間に配置されており、第一玉軸受28の抜け止め用のストッパ部材として機能している。
ワッシャ102は、シャフト32の径方向外側に向けて拡がっており、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と第一玉軸受28の内輪92との当接部99(摺接部)を覆っている。このワッシャ102の径方向外側の端部102Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも外輪94側に位置する。
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
図2に示されるように、本実施形態に係るモータ10によれば、ベース部材26は、ステータ22の矢印A1側にステータ22と対向して配置された円盤部68を有し、ロータハウジング64は、ステータ22の矢印A2側にステータ22と対向して配置されたロータ部材44を有する。円盤部68には、冷却孔72が貫通して形成されており、ロータ部材44には、冷却孔50が貫通して形成されている。したがって、複数の冷却孔50及び冷却孔72を通じて吸気及び排気が行われることにより、モータ10の内部に冷却風の流れが形成され、この冷却風の流れによってモータ10の内部を冷却できるので、モータ10の内部の冷却性能を確保できる。
また、図4に示されるように、第一玉軸受28には、円環状に形成されて内輪92と外輪94との間に配置されると共に、玉96に対して第一玉軸受28の矢印A1側に位置する第一シール材98が設けられている。この第一シール材98の外周部は、外輪94に密着して固定されている。したがって、この第一シール材98により、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と外輪94との間に水Wが浸入することを抑制できる。
さらに、シャフト32には、シャフト32の径方向外側に向けて拡がり、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と内輪92との当接部99(摺接部)を覆うワッシャ102が装着されている。したがって、このワッシャ102により、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と内輪92との当接部99に水滴が直接当たることを抑制できるので、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と内輪92との間に水Wが浸入することも抑制できる。これにより、第一玉軸受28の防水性能を確保できる。
また、ワッシャ102の径方向外側の端部102Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも外輪94側に位置する。したがって、ワッシャ102と第一シール材98とのオーバーラップ量が増えるので、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と内輪92との間に水Wが浸入することをより一層効果的に抑制できる。
さらに、ワッシャ102は、シャフト32の周方向に沿って環状に延びているので、このワッシャ102により、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と内輪92との間に水Wが浸入することを第一玉軸受28の全周に亘って抑制できる。
また、ワッシャ102は、第一玉軸受28の抜け止め用のストッパ部材を兼ねるので、例えば、ワッシャ102の他にストッパ部材を用いる場合に比して、構造を簡素化できると共に、小型化・低コスト化できる。
次に、本実施形態の変形例を説明する。
(第一変形例)
図5に示される第一変形例では、「傘部材」の一例として、環状に形成されたOリング112が用いられている。Oリング112は、このOリング112の内側にシャフト32が圧入されることにより、シャフト32に装着されている。このOリング112は、第一玉軸受28の抜け止め用のストッパ部材として機能している。このOリング112は、シャフト32に装着された状態でシャフト32の周方向に沿って環状に延びている。
図5に示される第一変形例では、「傘部材」の一例として、環状に形成されたOリング112が用いられている。Oリング112は、このOリング112の内側にシャフト32が圧入されることにより、シャフト32に装着されている。このOリング112は、第一玉軸受28の抜け止め用のストッパ部材として機能している。このOリング112は、シャフト32に装着された状態でシャフト32の周方向に沿って環状に延びている。
Oリング112は、シャフト32の径方向外側に向けて拡がっており、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と第一玉軸受28の内輪92との当接部99(摺接部)を覆っている。この0リング112の径方向外側の端部112Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも外輪94側に位置する。なお、Oリング112は、第一玉軸受28の内輪92に当接していても離れていてもどちらでもよい。
この第一変形例によっても、Oリング112により、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と内輪92との当接部99に水滴が直接当たることを抑制できるので、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と内輪92との間に水Wが浸入することを抑制できる。
また、Oリング112の径方向外側の端部112Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも外輪94側に位置する。したがって、Oリング112と第一シール材98とのオーバーラップ量が増えるので、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と内輪92との間に水Wが浸入することをより一層効果的に抑制できる。
さらに、Oリング112は、シャフト32の周方向に沿って環状に延びているので、このOリング112により、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と内輪92との間に水Wが浸入することを第一玉軸受28の全周に亘って抑制できる。
また、Oリング112は、第一玉軸受28の抜け止め用のストッパ部材を兼ねるので、例えば、Oリング112の他にストッパ部材を用いる場合に比して、構造を簡素化できると共に、小型化・低コスト化できる。
(第二変形例)
図6に示される第二変形例は、上記実施形態に対し、ワッシャ102の配置に工夫を加えた例である。ワッシャ102がプレス加工により製造される場合、ワッシャ102の一対の軸方向端面102B、102Cは、微小であるがプレス方向に向けて湾曲する。つまり、プレス方向の後側に位置する軸方向端面102Bは、凸曲面となり、プレス方向の先側に位置する軸方向端面102Cは、凹曲面となる。図6では、一対の軸方向端面102B、102Cの湾曲を誇張して示している。この第二変形例では、凸曲面である軸方向端面102Bが第一玉軸受28側に位置するようにワッシャ102が配置されている。
図6に示される第二変形例は、上記実施形態に対し、ワッシャ102の配置に工夫を加えた例である。ワッシャ102がプレス加工により製造される場合、ワッシャ102の一対の軸方向端面102B、102Cは、微小であるがプレス方向に向けて湾曲する。つまり、プレス方向の後側に位置する軸方向端面102Bは、凸曲面となり、プレス方向の先側に位置する軸方向端面102Cは、凹曲面となる。図6では、一対の軸方向端面102B、102Cの湾曲を誇張して示している。この第二変形例では、凸曲面である軸方向端面102Bが第一玉軸受28側に位置するようにワッシャ102が配置されている。
この第二変形例によれば、凸曲面である軸方向端面102Bが第一玉軸受28側に位置するので、ワッシャ102と第一玉軸受28との間の隙間を確保できる。したがって、毛細管現象によってワッシャ102の径方向外側からワッシャ102と第一玉軸受28との間に水Wが浸入することを抑制できる。これにより、玉96と内輪92との間に水Wが浸入することをより一層効果的に抑制できる。
(第三変形例)
図7に示される第三変形例では、「傘部材」の一例として、Cリング114が用いられている。このCリング114は、シャフト32に形成された溝106に嵌合されることにより、シャフト32に装着されている。このCリング114は、第一玉軸受28の抜け止め用のストッパ部材として機能している。このCリング114は、第一玉軸受28の矢印A1側に配置されており、シャフト32に装着された状態でシャフト32の周方向に沿ってC字状に延びている。
図7に示される第三変形例では、「傘部材」の一例として、Cリング114が用いられている。このCリング114は、シャフト32に形成された溝106に嵌合されることにより、シャフト32に装着されている。このCリング114は、第一玉軸受28の抜け止め用のストッパ部材として機能している。このCリング114は、第一玉軸受28の矢印A1側に配置されており、シャフト32に装着された状態でシャフト32の周方向に沿ってC字状に延びている。
Cリング114は、シャフト32の径方向外側に向けて拡がっており、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と第一玉軸受28の内輪92との当接部99(摺接部)を覆っている。このCリング114の径方向外側の端部114Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも外輪94側に位置する。なお、Cリング114は、第一玉軸受28の内輪92に当接していても離れていてもどちらでもよい。
この第三変形例によっても、Cリング114がシャフト32と共に回転するときには、このCリング114により、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と内輪92との当接部99に水滴が直接当たることを抑制できるので、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と内輪92との間に水Wが浸入することを抑制できる。
また、Cリング114の径方向外側の端部114Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも外輪94側に位置する。したがって、Cリング114と第一シール材98とのオーバーラップ量が増えるので、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と内輪92との間に水Wが浸入することをより一層効果的に抑制できる。
さらに、Cリング114は、シャフト32の周方向に沿ってC字状に延びている。したがって、Cリング114の開放部116に水滴Lが浸入した場合でも、Cリング114が回転することにより、水滴Lを掻き出して遠心力で外側に飛ばすことができるので、第一玉軸受28の矢印A1側から玉96と内輪92との間に水Wが浸入することを抑制できる。
また、Cリング114は、第一玉軸受28の抜け止め用のストッパ部材を兼ねるので、例えば、Cリング114の他にストッパ部材を用いる場合に比して、構造を簡素化できると共に、小型化・低コスト化できる。
(その他の変形例)
上記実施形態において、ワッシャ102の径方向外側の端部102Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも外輪94側に位置するが、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と内輪92との当接部99を覆っていれば、ワッシャ102の径方向外側の端部102Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも内輪92側に位置していてもよい。
上記実施形態において、ワッシャ102の径方向外側の端部102Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも外輪94側に位置するが、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と内輪92との当接部99を覆っていれば、ワッシャ102の径方向外側の端部102Aは、内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも内輪92側に位置していてもよい。
また、上述の第一変形例のOリング112、第二変形例のワッシャ102、及び、第三変形例のCリング114についても、第一玉軸受28の矢印A1側から第一シール材98と内輪92との当接部99を覆っていれば、その径方向外側の端部が内輪92と外輪94との間の中央部(中心軸A3)よりも内輪92側に位置していてもよい。
また、上記実施形態において、モータ10は、飛行機器1に用いられているが、飛行機器1以外の機器に用いられてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
1…飛行機器、2…本体部、3…推進部、4…キャビン、5…脚部、8…ロッド、9…支持部材、10…モータ(ブラシレスモータの一例)、11…プロペラ、12…推力発生装置、22…ステータ、24…ロータ、26…ベース部材、28…第一玉軸受(玉軸受の一例)、30…第二玉軸受、32…シャフト、34…モータ本体、36…ステータコア、38…巻線巻回部、40…環状部、42…ティース部、44…ロータ部材、46…バックヨーク、48…磁石、50…冷却孔(第二冷却孔の一例)、52…貫通孔、54…突出部、56…ネジ孔、58…止めネジ、60…凹部、62…水抜き孔、64…ロータハウジング、66…隙間、68…円盤部、70…軸受収容部、72…冷却孔(第一冷却孔)、74…水抜き孔、76…導出孔、78…リード部、80…第一凹部、82…第二凹部、84…第一カラー、88…第二カラー、90…突起部、92…内輪、94…外輪、96…玉、98…第一シール材(シール材の一例)、100…第二シール材、102…ワッシャ(傘部材の一例)、104…Cリング、106…溝、112…Oリング(傘部材の一例)、114…Cリング(傘部材の一例)
Claims (5)
- 環状のステータと、
前記ステータを収容するロータハウジングを有するロータと、
前記ステータの内側に嵌合された筒状の軸受収容部を有するベース部材と、
内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された玉とを有し、前記軸受収容部に収容された玉軸受と、
前記内輪の内側に嵌合され、前記ロータに固定されたシャフトと、
を備え、
前記ベース部材は、前記ステータの軸方向一方側に前記ステータと対向して配置された第一対向部を有し、
前記ロータハウジングは、前記ステータの軸方向他方側に前記ステータと対向して配置された第二対向部を有し、
前記第一対向部には、第一冷却孔が貫通して形成され、
前記第二対向部には、第二冷却孔が貫通して形成され、
前記玉軸受には、円環状に形成され、前記内輪と前記外輪との間に配置されたシール材が設けられ、
前記シール材は、前記玉に対して前記玉軸受の軸方向一方側に位置し、外周部が前記外輪に密着して固定され、内周部が前記内輪に当接し、
前記シャフトには、前記シャフトの径方向外側に向けて拡がり、前記玉軸受の軸方向一方側から前記シール材と前記内輪との当接部を覆う傘部材が装着されている、
ブラシレスモータ。 - 前記傘部材の径方向外側の端部は、前記内輪と前記外輪との間の中央部よりも前記外輪側に位置する、
請求項1に記載のブラシレスモータ。 - 前記傘部材は、前記シャフトの周方向に沿って環状に延びる、
請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータ。 - 前記傘部材は、前記シャフトの周方向に沿ってC字状に延びる、
請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータ。 - 前記傘部材は、前記玉軸受の抜け止め用のストッパ部材である、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019140001A JP2021023076A (ja) | 2019-07-30 | 2019-07-30 | ブラシレスモータ |
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JP2019140001A Pending JP2021023076A (ja) | 2019-07-30 | 2019-07-30 | ブラシレスモータ |
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JP (1) | JP2021023076A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024154496A1 (ja) * | 2023-01-20 | 2024-07-25 | 株式会社デンソー | 回転電機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5535889U (ja) * | 1978-08-30 | 1980-03-07 | ||
JP2005151728A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Denso Corp | 車両用交流発電機 |
-
2019
- 2019-07-30 JP JP2019140001A patent/JP2021023076A/ja active Pending
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JPS5535889U (ja) * | 1978-08-30 | 1980-03-07 | ||
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