JP2021022981A - 受電装置、送電装置、それらの制御方法、およびプログラム - Google Patents

受電装置、送電装置、それらの制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】送電停止理由に基づいて送電再開時間を決定する。【解決手段】受電装置(300)は、受電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を送電装置に要求し、該送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定し、該送電再開時間を送電装置(200)に通知する。【選択図】図5

Description

本発明は、無線電力伝送技術に関する。
近年、非接触に電力供給を行う無線電力伝送技術の開発が進められている。 特許文献1では、磁界または電界を用いた無線伝送システムにおける給電装置が開示されている。特許文献1によれば、給電装置は送電により給電対象装置内の2次電池(バッテリー)の充電を完了した後などに送電を一旦停止し、所定の条件を満たす場合に送電を再開する。
特開2013−150531号公報
送電装置からの送電電力を受電装置が受電するとき、送電電力が大きくなると受電装置の温度は上昇する。受電装置が受電動作を続けて過度に発熱した場合、ユーザーは受電装置を扱いにくくなり得る。また、送電電力が大きくなると送電装置の温度が上昇し、同様にユーザーが送電装置を扱いにくくなり得る。また、受電装置のバッテリーが満充電の場合、送電装置が送電した電力は受電装置により受電および充電されないため、送電装置が送電した電力が無駄になる。また、送電装置と受電装置の近傍に送電装置と受電装置以外の導電性物質の異物が存在する場合に送電装置が送電を開始すると、当該異物に電流が流れてしまい電力伝送効率が低下し、また当該異物が発熱し、危険性が高くなる。そのため、送電装置および受電装置は異物検出を定期的に実行する必要があり、異物検出中は送電を一旦停止しなければならない。
以上の観点から、送電装置は受電装置への送電を開始したのち、受電装置や送電装置の温度、受電装置のバッテリーの状態、異物検出の実行等に応じて、一旦送電を停止し、その後で送電を再開する必要がある。前述のように送電停止の理由は様々であることから、送電停止から送電再開までの時間を送電停止の理由に応じて適応的に決定することが好ましい。送電停止から送電再開までの時間を送電停止の理由に基づいて適応的に決定しなければ、受電装置が受電可能となったタイミングですぐに送電を行うことが出来ず、ユーザーの利便性が損なわれる可能性がある。しかしながら、送電停止から送電再開までの時間を送電停止の理由に基づいて決定するための技術は従来提案されていなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、送電停止理由に基づいて送電再開時間を決定することを目的とする。
上記目的を達成するための一手段として、本発明の受電装置は以下の構成を有する。すなわち、受電装置であって、送電装置から無線で受電を行う受電手段と、前記受電手段による受電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記送電装置に要求する要求手段と、前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定手段と、前記送電再開時間を前記送電装置に通知する通知手段と、を有する。
また、上記目的を達成するための別の一手段として、本発明の送電装置は以下の構成を有する。すなわち、送電装置であって、受電装置へ無線で送電を行う送電手段と、前記送電手段による送電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記受電装置に通知する第1の通知手段と、前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定手段と、前記送電再開時間を前記受電装置に通知する第2の通知手段と、を有する。
本発明によれば、送電停止理由に基づいて送電再開時間を決定することが可能となる。
実施形態1におけるシステム構成例である。 実施形態1における送電装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態1における受電装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態1における送電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態1における受電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態1における送電装置と受電装置の動作シーケンスである。 実施形態2における送電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態2における受電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態2における送電装置と受電装置の動作シーケンスである。 実施形態3における送電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態3における受電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態3における送電装置と受電装置の動作シーケンスである。 実施形態4における送電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態4における受電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態4における送電装置と受電装置の動作シーケンスである。 実施形態5における送電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態5における受電装置により実行される処理を示すフローチャートである。 実施形態5における送電装置と受電装置の動作シーケンスである。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
(システム構成)
図1は、実施形態1におけるシステム構成例である。送電装置200は電磁波を発生させて当該電磁波を用いて送電し、受電装置300は当該電磁波を受信することにより受電する。送電装置200はACアダプタ101を介して送電装置200を駆動するための電力を取得する。送電装置200と受電装置300の周辺に導電性物質である異物102が存在する場合、送電装置200がコイルに電流を流して電磁波を発生し続けると、異物102に電流が流れる。異物102に電流が流れると電力伝送効率が低下し、また異物102が発熱するため、危険性が高くなる。このことから、送電装置200と受電装置300は、近傍に異物102が存在するかを確認するための異物検出を定期的に実行する必要がある。
ここで、送電装置200と受電装置300による異物検出処理について具体的に説明する。まず、送電装置200は送電装置200内のコイルに電流を流して電磁波を発生させる。送電装置200の近傍に導電性物質が存在する場合、導電性物質に電流が流れるため、送電装置200の電流値が変化する。送電装置200は電流値に基づき、導電性物質の有無を判定する。送電装置200は導電性物質が存在すると判定した場合、認証用信号を送信する。導電性物質が受電装置300である場合、認証用信号に対する応答信号が受電装置300により送信されるため、送電装置200は受電装置300の存在を認識する。導電性物質が受電装置300ではない異物102である場合、認証用信号に対する応答信号が送信されないため、送電装置200は応答信号を受信できず、異物102の存在を認識する。以上の手順により、送電装置200および受電装置300は異物検出を行うことができる。送電装置200および受電装置300は異物検出処理に掛かる時間(例えば、送電装置による認証用信号の送信/受電装置による認証用信号の受信〜送電装置による応答信号の受信/受電装置による応答信号の送信)を計測して保持しておくことができる。
(送電装置の構成)
図2は、本実施形態における送電装置200の構成例を示すブロック図である。制御部201は、送電装置200を制御する。制御部201の一例は1つ以上のCPU(Central Processing Unit)である。電源部202は、ACアダプタ101(図1)から送電装置200の動作電源(電力)を取得し、送電装置200の各部が動作するのに必要な電力を供給する。
送電部203は、送電コイル205を介して受電装置300へ送電するための交流電圧および交流電流を生成する。具体的には、送電部203は、電源部202から供給される直流電圧を、FET(Field Effect Transistor)を使用したハーフブリッジもしくはフルブリッジ構成のスイッチング回路で交流電圧に変換する。また、送電部203はFETのON/OFFを制御するゲートドライバを含むものとする。送電部203は、通信部204により受電装置300から送電停止要求信号を受信したことを受けて、送電を停止する。送電コイル205は、送電部203により生成された交流電圧および交流電流を、受電装置300の受電コイル306(図3)が受電できるように電磁波に変換する。
通信部204は、受電装置300の通信部305(図3)との間で、無線電力伝送の制御通信(各種制御信号の送受信)を行う。本実施形態では、通信部204が使用する通信方式は、送電部203が発生する交流電流を変調し、無線電力に通信を重畳する通信方式とする。しかしながら、通信部204が使用する通信方式はこの方式に限定されず、送電装置200と受電装置300が制御信号を送受信できるものなら適用可能である。例えば、通信部204に無線通信用アンテナを備え、当該アンテナを用いた無線通信方式を使用しても良い。
認証部206は、受電装置300の認証を行う。認証方法は、ディジタル証明書を用いた方法でも、受電装置300のMAC(Media Access Control)アドレスを問い合わせて事前に登録してあるMACアドレスと一致するか否かで認証する方法でもよく、受電装置300の正当性が証明できる方法であれば任意の方法を適用可能である。送電制御部208は、送電装置200が受電装置300から送電停止(中断)から送電再開までの時間である送電再開時間を決定する。また、送電制御部208はタイマー(不図示)を備え、送電停止(中断)した時点からカウントを開始し、送電再開時間が経過したら制御部201に送電再開時間が経過したことを通知する。
温度計測部207は、送電部203の温度計測と送電装置200の周辺環境の温度計測を行う。温度計測のために、例えば、温度計測部207は、送電部203の近傍に配置された温度計(不図示)と、送電装置200の筐体に配置された温度計(不図示)を用いる。以下、送電部203の温度および/または送電装置200の周辺環境の温度を総称して送電装置200の温度とも表記する。メモリ209は、記憶部として機能し、送電装置200および無線電力伝送システムの各要素および全体の状態を記憶する。
(受電装置の構成)
図3は、本実施形態における受電装置300の構成例を示すブロック図である。制御部301は、受電装置全体を制御する。制御部301の一例は1つ以上のCPUである。受電コイル306は、送電装置200が送信した電磁波を受電部302が受電できるように交流電圧および交流電流に変換する。受電部302は、受電コイル306を介して送電装置200が伝送する交流電圧および交流電流を受電し、直流電圧と直流電流に変換し、各ブロックに供給する。充電部303は、受電部302から供給される直流電圧と直流電流を利用してバッテリー部304を充電する。
通信部305は、送電装置200の通信部204との間で、無線電力伝送の制御通信(各種制御信号の送受信)を行う。本実施形態では、通信部305が使用する通信方式は、受電装置300の送電部(不図示)が発生する交流電流を変調し、無線電力に通信を重畳する通信方式とする。しかしながら、通信部305が使用する通信方式はこの方式に限定されず、送電装置200と受電装置300が制御信号を送受信できるものなら適用可能である。例えば、通信部305に無線通信用アンテナを備え、アンテナを用いた無線通信方式を使用しても良い。
認証部307は、送電装置200の認証を行う。認証方法は、ディジタル証明書を用いた認証方法でも、送電装置200のMACアドレスを問い合わせて事前に登録してあるMACアドレスと一致するか否かで認証する方法でもよく、送電装置200の正当性が証明できる方法であれば任意の方法を適用可能である。
温度計測部308は、受電部302の温度計測と受電装置300の周辺環境の温度計測を行う。温度測定のために、例えば、温度計測部308は、受電部302の近傍に配置した温度計(不図示)と、受電装置300の筐体に配置した温度計(不図示)を用いる。以下、受電部302の温度および/または受電装置300の周辺環境の温度を総称して受電装置300の温度とも表記する。
送電制御部309は、受電装置300の温度が所定の閾値を超えて高い場合やバッテリー部304が満充電である場合や受電装置300が異物検出を実行する場合に、送電装置200に対して送電停止を指示するための送電停止要求信号を生成する。異物検出は、通信部305が送電装置200から認証用信号を受信したことを受けて開始され得る。送電制御部309は、生成した送電停止要求信号を、通信部305を介して送電装置200へ送信する。また送電制御部309は、送電装置200による送電が停止してから再開するまでの送電再開時間を決定し、決定した送電再開時間を含む送電再開信号を生成し、生成した送電再開信号を、通信部305を介して送電装置200に送信する。ここで、送電制御部309により生成される送電再開信号の構成例について説明する。本実施形態では、送電再開信号は、(1)信号識別情報、(2)送電装置識別情報、(3)受電装置識別情報、(4)送電停止理由、(5)送電再開時間、を含む。
(1)信号識別情報には、当該信号が送電再開信号であることを意味するビット列が含まれる。(2)送電装置識別情報および(3)受電装置識別情報には、それぞれ送電装置200と受電装置300の識別情報(例えば、MACアドレス)を示すビット列が含まれる。(4)送電停止理由には、送電停止理由を示すビット列が含まれる。一例として、受電装置300の温度(受電部302の温度/受電装置300の周辺環境の温度)が所定の閾値を超えて高かった場合には0001、バッテリー部304が満充電であった場合には0010、異物検出を実行する場合は0011とする。また、これら以外の理由の場合は1111等とする。(5)送電再開時間には、送電停止理由に基づく送電再開時間を示す秒単位のビット列が含まれる。受電装置300の温度が所定の閾値を超えて高い場合には(送電停止理由:0001)、送電再開時間は、当該温度が所定の温度まで下がるのに必要な時間とする。所定の温度まで下がるのに必要な時間は、メモリ310に格納されている温度/時間テーブルに基づいて送電制御部309により決定され得る。バッテリー部304が満充電であった場合には(送電停止理由:0010)、送電再開時間は既定の時間(例えば30秒)とする。異物検出を実行する場合には(送電停止理由:0011)、送電再開時間は、異物検出が完了するまでの時間とする。異物検出が完了するまでの時間は、予め設定されもよく、また、計測していた過去の異物検出に掛かった時間等を用いてもよい。送電停止理由が上記に記載した理由以外である場合には、送電再開時間は所定の時間(例えば5秒)とする。送電制御部309は更にタイマー(不図示)を備え、通信部305を介して送電停止要求信号を送信して受電停止(中断)した時点からカウントを開始し、送電再開時間が経過したら制御部301に送電再開時間が経過したことを通知する。
メモリ310は、受電装置300および無線電力伝送システムの各要素および全体の状態を記憶する。またメモリ310は、温度計測部308により計測される受電装置300の温度が所定の閾値を超えて高い場合に、所定の温度まで下がる時間を示すテーブルを温度/時間テーブルとして保持する。なお、当該テーブルは、温度計測部308や制御部301により予め生成/決定されても良いし、外部(装置またはユーザー)からの入力されたものであっても良い。
(処理の流れ)
本実施形態では、送電装置200が受電装置300の存在を確認し、認証処理を行った後に、受電装置300が直近の送電停止理由に基づく送電再開時間を決定して送電装置200に通知し、その後に送電装置200が送電を開始する。図4は、本実施形態における送電装置200により実行される処理を示すフローチャートである。
S401で、制御部201は、送電部203における電流値に基づいて、送電装置200の近傍にある物体(導電性物質)の検出を行う。更に、認証部206は、検出した物体が受電装置300であることを確認できた場合に、受電装置300に対して認証を行う。
ここで、S401の処理について説明する。制御部201が送電部203における電流値が変化したことを検出すると、認証部206は、通信部204を介して、上述のように認証用信号を送信する。認証部206は、通信部204を介して認証用信号に対する応答信号を受信すると、導電性物質が受電装置300であることを確認する。受電装置300の存在の確認後、認証部206は、受電装置300の認証部307との間で認証を行う。具体的には、認証部206と受電装置300の認証部307とがそれぞれ、通信部204と通信部305を介して認証処理を行うための信号を送受信する。認証部206は認証が成功裏に終わったと判定した場合、通信部204を介して送電装置200に対して認証が成功したことを通知する。一方、認証が失敗に終わった場合、認証部206は異物102が存在すると判定する。
図4に戻り、認証が成功裏に終わった場合は、処理はS402に進み、認証が失敗した場合は、処理はS403に進む。S403で制御部201は、無線電力伝送システムを終了するか否かを判定し、終了しない場合は、処理はS401に戻り、終了する場合は、無線電力伝送システムを終了する。S403の判定処理は、ユーザーによる操作に応じて行われても良い。
S402で送電制御部208は、受電装置300との間での送電再開時間を決定する。本実施形態では、送電制御部208は、S401における認証が成功裏に終わる度に、送電再開時間を決定する。具体的には、送電制御部208は、通信部204を介して、受電装置300の送電制御部309により生成され送信された送電再開信号を受信し、当該送電再開信号に含まれる送電再開時間を設定する。なお、送電制御部208は受信した送電再開信号に含まれる送電再開時間を受け入れない場合は、通信部204を介して交渉のための通信を行い、別の時間を送電開始時間として決定しても良い。
次に、S404で送電部203は送電コイル205電流を流して送電を開始する。S405で通信部204は、送電停止要求信号を受電装置300から受信したか否かを判定する。通信部204が送電停止要求信号を受信しない場合には、処理はS404へ戻り、送電部203は送電を継続する。通信部204が送電停止要求信号を受信した場合は、S406で送電部203は送電動作を中断し、処理はS407へ進む。S407で送電制御部208は、送電中断から送電再開時間が経過したか否かを判定する。送電再開時間を経過した場合には、送電を再開するために処理はS401に戻る。送電再開時間を経過していない場合には、処理はS407に戻る。なお、S405で受信した送電停止要求信号に含まれる(4)送電停止理由が異物検出の実行である場合は、S407の後のS401の処理で異物検出処理を省略してもよい。
図5は、本実施形態における受電装置300により実行される処理を示すフローチャートである。S501では、認証部307は、送電装置200の認証を行う。認証部307が送電装置200の認証を成功した場合、処理はS502に進む。認証部307が送電装置200の認証に失敗した場合、処理はS503に進む。この他、受電装置300が送電装置200を検出しなかった場合も、処理はS503へ進む。S503で制御部301は無線電力伝送システムを終了するか否かを判定し、終了しない場合は、処理はS502に戻り、終了する場合は、この無線電力伝送システムを終了する。S503の判定処理は、ユーザーによる操作に応じて行われても良い。
S502で送電制御部309は、直近の送電停止理由に基づいて、送電再開時間を決定する。具体的には、送電制御部309は、生成する送電再開信号の(4)送電停止理由に直近の送電停止理由を示すビット列を含め、(5)送電再開時間に当該直近の送電停止理由に基づく送電再開時間を示す秒単位のビット列を含める。直近の送電停止理由が存在しない場合は、(4)送電停止理由を上述のように1111等としてもよい。送電制御部309は生成した送電再開信号を、通信部305を介して送電装置200に送信する。S504で受電部302は受電動作を開始する。受電部302が受電動作を行っている最中は、温度計測部308は受電装置300の温度(受電部302の温度/受電装置300の周辺環境の温度)を計測し続け、送電制御部309は当該計測された温度を監視する。他にも、送電制御部309はバッテリー部304が満充電になっているか否かを監視する。さらに送電制御部309は、通信部305が異物検出処理のための認証用信号を受信したかを監視する。
S505で送電制御部309は受電中断条件を満たしているか否かを判定する。例えば、送電制御部309は、受電装置300の温度が所定の閾値より高い場合、バッテリー部304が満充電になっている場合、または、通信部305が認証用信号を受信した場合に、受電中断条件を満たしていると判断する。受電中断条件を満たしている場合、処理はS506に進み、受電中断条件を満たしていない場合は、処理はS504に進み、受電部302は受電動作を継続する。
S506で送電制御部309は、送電装置200による送電を停止する為に送電停止要求信号を通信部305を介して送電装置200に送信し、送信が完了したらS507で受電部302は受電動作を中断し、処理はS508に進む。S508で送電制御部309は、受電中断から送電再開時間が経過したか否かを判定し、送電再開時間を経過した場合には、受電を再開するために処理はS501に戻る。送電再開時間を経過していない場合には、処理はS508に戻る。
図6は本実施形態における送電装置200と受電装置300の動作シーケンスである。送電装置200と受電装置300が異物検出・認証を行った後(F601、F602)、受電装置300は送電再開時間Tを決定して通知する(F603)。送電装置200が送電開始後(F604)、受電装置300は送電を一旦停止(中断)させる為に送電停止要求信号を送信する(F605)。送電装置200は送電を一旦停止した後、送電再開時間T経過してから再度送電を開始する為、異物検出・認証を行う(F606、F607)。続いて受電装置300は送電再開時間Tを決定して送電装置200に通知する(F608)。以下、同様に送電装置200および受電装置300は送受電を開始し(F609)、送電装置200が送電停止要求を受信してから(F610)、送電再開時間Tの経過後に再度送電開始のための処理を行う(F611、F612)。その後、受電装置300は送電再開時間Tを通知し(F613)、送電装置200は送電を行う(F614)。
このように、本実施形態では、受電装置300は、受電動作開始前に、直近の送電停止理由に基づいて決定した送電再開時間の情報を送電装置200に通知する。これにより、送電装置200は受電装置300から送電停止要求信号を受信後に、当該決定した送電再開時間の経過後に送電を再開することが出来る。
[実施形態2]
実施形態1では、受電装置300が受電を開始する前に送電再開時間を決定する構成について述べた。本実施形態では、受電装置300が受電を開始した後に送電再開時間を決定する構成について述べる。以下、実施形態1と異なる点について説明する。本実施形態における送電装置200と受電装置300の構成は、実施形態1で説明した図2と図3に示される構成とそれぞれ同様である。
(処理の流れ)
本実施形態では、受電装置300が受電動作を開始した後に、送電再開時間を決定する。受電装置300の温度や充電量は時間経過とともに変化する為、受電開始後(送電装置200による送電開始後)に送電再開時間を決定/更新することで、受電装置300の現在の状態に応じた適切な送電再開時間を設定することが可能となる。
図7は、本実施形態における送電装置200により実行される処理を示すフローチャートである。図7におけるS401、S403、S405、S406およびS407の処理は実施形態1において説明した図4と同様の処理のため、説明を省略する。
S401で受電装置300の認証後、S701で送電部203は送電コイル205に電流を流して送電を開始する。S702で送電制御部208は、受電装置300との間での送電再開時間を決定する。既に送電再開時間が決定されていた場合は、送電制御部208はS702で送電再開時間を更新する。S702の処理を具体的に説明する。送電部203による送電中に、通信部204が受電装置300から設定要求を受信した場合に、その応答として設定応答を受電装置300に送信し、その後に送電再開時間を含む送電再開信号を受信する。続いて、送電制御部208は、当該送電再開信号に含まれる送電再開時間を設定する。なお、送電制御部208は受信した送電再開信号に含まれる送電再開時間を受け入れない場合は、通信部204を介して交渉のための通信を行い、別の時間を送電開始時間として決定しても良い。送電再開時間の設定後、通信部305は設定応答を受電装置300へ送信し、処理はS405に進む。
図8は、本実施形態における受電装置300により実行される処理の流れを示すフローチャートである。図8におけるS501、S503、S504、S505、S506、S507およびS508の処理は実施形態1において説明した図5と同様の処理のため、説明を省略する。
S801で送電制御部309は、現在の受電装置300の状態に基づいて送電再開時間を決定し、送電再開時間を含めた送電再開信号を生成して送信することにより送電再開時間を送電装置200に通知する。なお、既に前回に通知した送電再開時間と変更がない場合は、送電再開信号を送信しなくてもよい。S801の処理を具体的に説明する。まず、受電部302の受電中に、通信部305は設定要求を送電装置200へ送信し、その応答として設定応答を受信した場合に、送電制御部309は送電再開時間を決定する。送電制御部309は、受電装置300の温度(受電部302の温度/受電装置300の周辺環境の温度)が所定の閾値よりも高い場合、バッテリー部304が満充電になっている場合、または通信部305が送電装置200から認証用信号を受信した場合に、すなわち、送電停止信号を送信するための条件が満たされる場合、該当する場合(理由)に応じた送電再開時間を上記のように決定する。なお、送電制御部309が送電再開時間を決定するための条件を、より低く設定してもよい。例えば、受電装置300の温度が、送電停止するための所定の閾値よりも低い閾値を超えた場合、バッテリー部304が満充電に近づいた場合等に、送電再開時間を決定してもよい。送電制御部309は、決定した送電再開時間を含めた送電再開信号を生成し、送電装置200へ送信する。その後、通信部305が送電装置200から設定応答を受信したことを受けて、S801の処理は完了する。
図9は本実施形態における送電装置200と受電装置300の動作シーケンスである。送電装置200と受電装置300は異物検出・認証を行った後(F901、F902)、送電装置200は送電を開始する(F903)。送電開始後、受電装置300は送電装置200に対して設定要求を送信し(F904)、送電装置200は受電装置300に対して設定応答を送信する(F905)。さらに受電装置300が送電装置200に対して送電再開時間Tを通知し(F906)、送電装置200が設定応答を送信して(F907)、送電装置200と受電装置300が送電再開時間を決定する。送電再開時間決定後、受電装置300は送電を一旦停止させる為に送電停止要求信号を送信する(F908)。送電装置200は送電を一旦停止した後、送電装置200と受電装置300は送電再開時間T経過してから再度送電を開始する為、異物検出・認証を行い(F909、F910)、送電を開始する(F911)。送電開始後は同様にして、受電装置300が送電装置200に対して設定要求を送信したのち、送電装置200と受電装置300は送電再開時間Tを決定し、送電を継続する(F912〜F918)。
このように、本実施形態では、受電装置300は、受電動作開始後に受電装置300の状態に基づいて決定した送電再開時間の情報を送電装置200に通知する。これにより、実施形態1と比較して、認証から送受電開始までの時間を短くすることが出来る。なお、実施形態1の方法で送電開始前に送電再開時間を決め、送電中に本実施形態の方法で送電再開時間を変更してもよい。
[実施形態3]
実施形態2では、受電装置300が受電を開始した後に送電再開時間を決定する構成について述べた。本実施形態では、受電装置300が送電停止要求を送電装置200に通知するタイミングで送電再開時間を決定する構成について述べる。以下、実施形態1、2と異なる点について説明する。本実施形態における送電装置200と受電装置300の構成は、実施形態1で説明した図2と図3に示される構成とそれぞれ同様である。
実施形態1および実施形態2では、受電装置300により送信される送電停止要求信号と送電再開信号は異なる信号であったが、送電停止要求信号に送電再開信号に含まれる情報が含まれるものとする。すなわち、送電停止要求信号は、(1)信号識別情報、(2)送電装置識別情報、(3)受電装置識別情報、(4)送電停止理由、(5)送電再開時間を含む。
(処理の流れ)
図10は本実施形態に適用できる送電装置200の動作説明図である。図10におけるS401、S402、S405、S406およびS407の処理は実施形態1において説明した図4と同様の処理のため、説明を省略する。
S1001で通信部204は、送電停止要求信号を受電装置300から受信したか否かを判定する。通信部204が送電停止要求信号を受信しない場合には、処理はS402へ戻り、送電部203送電を継続する。通信部204が送電停止要求信号を受信した場合は、送電制御部208は当該送電停止信号に含まれる送電再開時間の情報を取得し、処理はS406へ進む。
図11は、本実施形態における受電装置300により実行される処理の流れを示すフローチャートである。図11におけるS501、S503、S504、S507およびS508の処理は実施形態1において説明した図5と同様の処理のため、説明を省略する。
S1101で送電制御部309は、S505で満たされた受電中断条件に応じた送電再開時間を決定し、当該送電再開時間の情報を含めた送電停止要求信号を生成し、通信部305を介して送電装置200に送信する。送信が完了したら、処理はS507に進む。
図12は本実施形態における送電装置200と受電装置300の動作シーケンスである。送電装置200と受電装置300は始めに異物検出・認証を行った後(F1201、F1202)、送電装置200は送電を開始する(F1203)。送電開始後、受電装置300は送電を一旦停止する為に送電停止要求信号に送電再開時間Tを含めて送電装置200に送信する(S1204)。送電停止要求信号を受信した送電装置200は一旦送電を停止した後、送電再開時間T経過してから再度送電を開始する(F1206、F1207)。以下、同様にして送電停止時に受電装置300から送電再開時間を含めた送電停止要求信号を送信し、送電一旦停止および送電再開を行う(F1208〜S1211)。
このように本実施形態では、受電装置300は送電停止要求を送電装置に通知するタイミングで送電再開時間を決定し、送電再開時間を送電停止要求に含めて送信する。これにより、受電開始までの時間を短くするとともに、送電装置200と受電装置300が送受信する信号数を減らすことが出来る。なお、実施形態1の方法で送電開始前に送電再開時間を決め、送電中に本実施形態の方法で送電再開時間を変更してもよい。
[実施形態4]
実施形態1から実施形態3では、受電装置300が送電停止理由に基づき送電再開時間を決定する構成について述べた。本実施形態では、送電装置200が送電を開始する前に送電再開時間を決定する構成について述べる。例えば、送電装置200の送電部203の温度が所定の閾値を超えて高い場合には、送電を一旦停止する必要がある。送電装置200が送電再開時間を決定することで、送電装置200の温度が過度に上昇する可能性を減らすことが出来る。以下、実施形態1から実施形態3と異なる点について説明する。本実施形態における送電装置200と受電装置300の構成は、実施形態1で説明した図2と図3に示される構成とそれぞれ同様である。但し、本実施形態では、送電装置のメモリ209は、温度計測部207により計測される送電装置200の温度が所定の閾値を超えて高い場合に、所定の温度まで下がる時間を示すテーブルを温度/時間テーブルとして保持する。なお、当該テーブルは、温度計測部207や制御部201により予め生成/決定されても良いし、外部(装置またはユーザー)からの入力されたものであっても良い。
本実施形態では、送電制御部208は送電再開時間を決定し、決定した送電再開時間を含む送電再開信号を生成し、生成した送電再開信号を、通信部204を介して受電装置300に送信する。ここで、送電制御部208により生成される送電再開信号の構成例について説明する。本実施形態では、送電再開信号は、(1)信号識別情報、(2)送電装置識別情報、(3)受電装置識別情報、(4)送電停止理由、(5)送電再開時間、を含む。
(1)信号識別情報には、当該信号が送電再開信号であることを意味するビット列が含まれる。(2)送電装置識別情報および(3)受電装置識別情報には、それぞれ送電装置200と受電装置300の識別情報(例えば、MACアドレス)を示すビット列が含まれる。(4)送電停止理由には、送電停止理由を示すビット列が含まれる。一例として、送電装置200温度(送電部203の温度/送電装置200の周辺環境の温度)が所定閾値を超えて高い場合には0101、異物検出を実行する場合には1001とする。また、これら以外の理由の場合は1111等とする。(5)送電再開時間には、送電停止理由に基づく送電再開時間を示す秒単位のビット列が含まれる。送電装置200の温度が所定の閾値を超えて高い場合には(送電停止理由:0101)、送電再開時間は、当該温度が所定の温度まで下がるのに必要な時間とする。所定の温度まで下がるのに必要な時間は、メモリ209に格納されている温度/時間テーブルに基づいて送電制御部208により決定され得る。異物検出を行う場合には(送電停止理由:1001)、送電再開時間は異物検出が完了するまでの時間とする。異物検出が完了するまでの時間は、予め設定されもよく、また、計測していた過去の異物検出に掛かった時間等を用いてもよい。送電停止理由が上記に記載した理由以外である場合には、送電再開時間は所定の時間(例えば5秒)とする。
図13は、本実施形態における送電装置200により実行される処理を示すフローチャートである。図13におけるS401、S403、S406およびS407の処理は実施形態1において説明した図4と同様の処理のため、説明を省略する。
S401で受電装置300の認証後、S1301で送電制御部208は、直近の送電停止理由に基づいて、送電再開時間を決定する。具体的には、送電制御部208は、生成する送電再開信号の(4)送電停止理由に直近の送電停止理由を示すビット列を含め、(5)送電再開時間に当該直近の送電停止理由に基づく送電再開時間を示す秒単位のビット列を含める。直近の送電停止理由が存在しない場合は、(4)送電停止理由を上述のように1111等としてもよい。送電制御部208は生成した送電再開信号を、通信部204を介して受電装置300に送信する。S1302で送電部203は送電コイル205に電流を流して送電を開始する。送電部203が送電動作を行っている最中は、温度計測部207は送電装置200の温度(送電部203の温度/送電装置200の周辺環境の温度)を計測し続け、送電制御部208は当該計測された温度を監視する。さらに送電制御部208は、異物検出を開始する必要がある程度に送電部203における電流値が変化しているか、それ以外の理由により送電停止が要求されているかを監視する。
S1303で送電制御部208は送電中断条件を満たしているか否かを判定する。例えば、送電制御部208は、送電装置200の温度が所定の閾値より高い場合、異物検出を開始する必要がある程度に送電部203における電流値が変化した場合に、送電中断条件を満たしていると判断する。送電中断条件を満たしている場合には、処理はS1304に進み、送電中断条件を満たしていない場合は、処理はS1302に進み、送電部203は送電動作を継続する。S1304で送電制御部208は、送電停止信号を通信部204を介して受電装置300に送信し、処理はS406に進む。
図14は、本実施形態における受電装置300により実行される処理を示すフローチャートである。図14におけるS501、S503、S507およびS508の処理は実施形態1において説明した図5と同様の処理のため、説明を省略する。
S1401で送電制御部309は、送電装置200から受信した送電再開信号を受信することにより、送電再開時間を決定する。S1402で受電部302は受電動作を開始する。S1403で通信部305は送電装置200から送電停止信号を受信したか否かを確認し、受信していない場合は受電を継続する為に処理はS1402に戻り、受信した場合はS507で受電部302は受電動作を中断する。
図15は本実施形態における送電装置200と受電装置300の動作シーケンスである。送電装置200と受電装置300は始めに異物検出・認証を行った後(F1501、F1502)、送電装置200は送電再開時間Tを決定して通知する(F1503)、送電装置200は送電開始後(F1504)、送電を一旦停止する為に送電停止信号を送信する(F1505)。送電装置200は送電を一旦停止した後、送電装置200と受電装置300は送電再開時間T経過してから再度送電を開始する為、異物検出・認証を行う(F1506、F1507)。続いて、送電装置200は送電再開時間Tを決定して受電装置300に通知する(F1508)。以下、同様に送電装置200および受電装置300は送受電を開始し、送電停止要求信号信してから送電再開時間T経過後に再度送電開始のための処理を開始する(F1509〜F1514)。
このように、本実施形態では、送電装置200は、送電動作開始前に、直近の送電停止理由に基づいて決定した送電再開時間の情報を受電装置300に通知する。これにより、送電停止が送電装置200において生じる理由によるものである場合に、送電装置200が送電停止してから自身が決定した送電再開時間後に送電を再開することが出来る。なお、送電再開時間および送電停止の決定については、実施形態1のように受電装置が決める方法と本実施形態のように送電装置が決める方法をともに使用し、受電装置および送電装置がともに送電再開時間および送電停止を決定してもよい。
[実施形態5]
実施形態1から実施形態3では、受電装置300が送電停止理由に基づき送電再開時間を決定する構成について述べた。実施形態4では、送電装置200が送電を開始する前に送電停止理由に基づき送電再開時間を決定する構成について述べた。本実施形態では、送電装置が送電を開始した後に送電再開時間を決定する構成について述べる。以下、実施形態4と異なる点について説明する。本実施形態における送電装置200と受電装置300の構成は、実施形態1で説明した図2と図3に示される構成とそれぞれ同様である。
図16は、本実施形態における送電装置200により実行される処理を示すフローチャートである。本実施形態における受電装置300の動作説明図である。図16におけるS401、S403、S406およびS407の処理は実施形態1において説明した図4と同様の処理のため、説明を省略する。
S401で受電装置300の認証後、S1601で送電部203は送電コイル205に電流を流して送電を開始する。送電部203が送電動作を行っている最中は、温度計測部207は送電装置200の温度(送電部203の温度/送電装置200の周辺環境の温度)を計測し続け、送電制御部208は当該計測された温度を監視する。さらに送電制御部208は、異物検出を開始する必要がある程度に送電部203における電流値が変化しているか、それ以外の理由により送電停止が要求されているかを監視する。
S1602で送電制御部208は、現在の送電装置200の状態に基づいて送電再開時間を決定し。送電再開時間を含めた送電再開信号を生成して送信することにより、送電再開時間を受電装置300に通知する。なお、既に前回に通知した送電再開時間と変更がない場合は、送電再開信号を送信しなくてもよい。S1602の処理を具体的に説明する。先ず、送電部203の送電中に、通信部204は設定要求を受電装置300へ送信し、その応答として設定応答を受信した場合に、送電制御部208は送電再開時間を決定する。送電制御部208は、送電装置200の温度(送電部203の温度/送電装置200の周辺環境の温度)が所定の閾値よりも高い場合、または異物検出を開始する必要がある程度に送電部における電流値が変化した場合に、すなわち、送電停止信号を送信するための条件が満たされる場合、該当する場合(理由)に応じた送電再開時間を上記のように決定する。なお、送電制御部208が送電再開時間を決定するための条件を、より低く設定してもよい。例えば、送電装置200の温度が、送電停止するための所定の閾値よりも低い閾値を超えた場合等に、送電再開時間を決定してもよい。送電制御部208は、決定した送電再開時間を含めた送電再開信号を生成し、受電装置300へ送信する。その後、通信部204が受電装置300から設定応答を受信したことを受けて、S1602の処理は完了する。
S1603で送電制御部208は送電中断条件を満たしているか否かを判定する。当該処理は実施形態4で説明した図13のS1303と同様の処理のため、説明を省略する。送電中断条件を満たしている場合には、処理はS1604に進み、送電中断条件を満たしていない場合は、処理はS1601に進み、送電部203は送電動作を継続する。S1604で送電制御部208は、送電停止信号を受電装置300に送信し、処理はS406に進む。
図17は、本実施形態における受電装置300により実行される処理を示すフローチャートである。図14におけるS501、S503、S507およびS508の処理は実施形態1において説明した図5と同様の処理のため、説明を省略する。
S1701で受電部302は受電動作を開始する。S1702で送電装置200から受信した送電再開信号を受信することにより、送電再開時間を決定する。S703で通信部305は送電装置200から送電停止信号を受信したか否かを確認し、受信していない場合は受電を継続する為に処理はS1701に戻り、受信した場合はS507で受電部302は受電動作を中断する。
図18は本実施形態における送電装置200と受電装置300の動作シーケンスである。送電装置200と受電装置300は始めに異物検出・認証を行った後(F1801、F1802)、送電装置200は送電を開始する(F1803)。送電開始後、送電装置200は受電装置300に対して設定要求を送信し(F1804)、受電装置300は送電装置200に対して設定応答を送信する(F1805)。さらに送電装置200が受電装置300に対して送電再開時間Tを通知し(F1806)、受電装置300が設定応答を送信して(F1807)、送電装置200と受電装置300が送電再開時間を決定する。送電再開時間決定後、送電装置200は送電を一旦停止する為に送電停止信号を送信する(F1808)。送電装置200は送電を一旦停止した後、送電装置200と受電装置300は送電再開時間T経過してから再度送電を開始する為、異物検出・認証を行い(F1809、F1810)、送電を開始する(F1811)。送電開始後は同様にして、送電装置200が受電装置300に対して送電再開時間設定要求を送信したのち、送電装置200と受電装置300は送電再開時間Tを決定し、送電を継続する(F1812〜F1818)。
このように本実施形態では、送電装置200は、送電動作開始後に送電装置200の状態に基づいて決定した送電再開時間の情報を受電装置300に通知する。これにより、実施形態4と比較して、装置の認証から送受電開始までの時間を短くすることが出来る。なお送電再開時間および送電停止の決定については、実施形態4のように送電の開始前に送電再開時間を決め、送電停止時に本実施形態のように送電再開時間を変更してもよい。また、送電再開時間および送電停止の決定については、実施形態1のように受電装置が決める方法と本実施形態のように送電装置が決める方法をともに使用し、受電装置および送電装置がともに送電再開時間および送電停止を決定してもよい。また、送電再開時間および送電停止の決定は、送電停止時に送電装置および受電装置のいずれかまたは両方により行われてもよい。
[実施形態6]
実施形態5では、送電装置200が送電を開始した後に送電再開時間を決定したが、送電装置200が送電停止を受電装置300に通知するタイミングで送電再開時間を決定してもよい。すなわち、実施形態5では、送電装置200により送信される送電停止信号と送電再開信号は異なる信号であったが、本実施形態では、送電停止信号に送電再開信号に含まれる情報が含まれる。すなわち、送電停止信号は、(1)信号識別情報、(2)送電装置識別情報、(3)受電装置識別情報、(4)送電停止理由、(5)送電再開時間を含む。このような構成により、送電開始までの時間を短くするとともに、送電装置200と受電装置300が送受信する信号数を減らすことが出来る。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101 ACアダプタ、102 異物、200 送電装置、300 受電装置

Claims (19)

  1. 受電装置であって、
    送電装置から無線で受電を行う受電手段と、
    前記受電手段による受電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記送電装置に要求する要求手段と、
    前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定手段と、
    前記送電再開時間を前記送電装置に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする受電装置。
  2. 前記送電停止理由が、前記受電装置の温度が所定の閾値を超えて高くなったことである場合、前記決定手段は、前記受電装置の温度が所定の温度まで下がるのに必要な第1の時間を取得し、当該第1の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
  3. 前記決定手段は、記憶部に予め格納されている、前記受電装置の温度が前記所定の温度まで下がるのに必要な時間を示すテーブルから、前記第1の時間を取得することを特徴とする請求項2に記載の受電装置。
  4. 前記送電停止理由が、前記受電装置における充電量が満充電になったことである場合、前記決定手段は、第2の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
  5. 前記送電停止理由が、異物検出処理を行うことである場合、前記決定手段は、第3の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
  6. 前記決定手段は、直近の前記送電停止理由に基づいて前記送電再開時間を決定し、
    前記通知手段は、前記受電手段が受電を開始する前に、前記送電再開時間を前記送電装置に通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の受電装置。
  7. 前記決定手段は、前記受電手段による受電中に前記送電再開時間を決定し、
    前記通知手段は、前記受電手段による受電中に、前記送電再開時間を前記送電装置に通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の受電装置。
  8. 前記決定手段は、前記受電手段による受電中に前記送電停止理由が発生した場合に当該発生した送電停止理由に基づいて前記送電再開時間を決定し、
    前記通知手段は、前記要求手段が前記送電停止を前記送電装置に要求するための信号に前記送電再開時間を含めて前記送電装置に通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の受電装置。
  9. 送電装置であって、
    受電装置へ無線で送電を行う送電手段と、
    前記送電手段による送電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記受電装置に通知する第1の通知手段と、
    前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定手段と、
    前記送電再開時間を前記受電装置に通知する第2の通知手段と、
    を有することを特徴とする送電装置。
  10. 前記送電停止理由が、前記送電装置の温度が所定の閾値を超えて高くなったことである場合、前記決定手段は、前記送電装置の温度が所定の温度まで下がるのに必要な第1の時間を取得し、当該第1の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項9に記載の送電装置。
  11. 前記決定手段は、記憶部に予め格納されている、前記送電装置の温度が前記所定の温度まで下がるのに必要な時間を示すテーブルから、前記第1の時間を取得することを特徴とする請求項10に記載の送電装置。
  12. 前記送電停止理由が、異物検出処理を行うことである場合、前記決定手段は、第2の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項9に記載の送電装置。
  13. 前記決定手段は、直近の前記送電停止理由に基づいて前記送電再開時間を決定し、
    前記第1の通知手段は、前記送電手段が送電を開始する前に、前記送電再開時間を前記受電装置に通知することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の送電装置。
  14. 前記決定手段は、前記送電手段による送電中に前記送電再開時間を決定し、
    前記第2の通知手段は、前記送電手段による送電中に、前記送電再開時間を前記送電装置に通知することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の送電装置。
  15. 前記決定手段は、前記送電手段による送電中に前記送電停止理由が発生した場合に当該発生した送電停止理由に基づいて前記送電再開時間を決定し、
    前記第2の通知手段は、前記第1の通知手段が前記送電停止を前記受電装置に通知するための信号に前記送電再開時間を含めて前記受電装置に通知することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の送電装置。
  16. 送電装置から無線で受電を行う受電手段を有する受電装置の制御方法であって、
    前記受電手段による受電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記送電装置に要求する要求工程と、
    前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定工程と、
    前記送電再開時間を前記送電装置に通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする受電装置の制御方法。
  17. 受電装置へ無線で送電を行う送電手段を有する送電装置の制御方法であって、
    前記送電手段による送電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記受電装置に通知する第1の通知工程と、
    前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定工程と、
    前記送電再開時間を前記受電装置に通知する第2の通知工程と、
    を有することを特徴とする送電装置。
  18. コンピュータを、請求項1から8のいずれか1項に記載の受電装置として機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータを、請求項9から15のいずれか1項に記載の送電装置として機能させるためのプログラム。
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