JP2021022981A - 受電装置、送電装置、それらの制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
(システム構成)
図1は、実施形態1におけるシステム構成例である。送電装置200は電磁波を発生させて当該電磁波を用いて送電し、受電装置300は当該電磁波を受信することにより受電する。送電装置200はACアダプタ101を介して送電装置200を駆動するための電力を取得する。送電装置200と受電装置300の周辺に導電性物質である異物102が存在する場合、送電装置200がコイルに電流を流して電磁波を発生し続けると、異物102に電流が流れる。異物102に電流が流れると電力伝送効率が低下し、また異物102が発熱するため、危険性が高くなる。このことから、送電装置200と受電装置300は、近傍に異物102が存在するかを確認するための異物検出を定期的に実行する必要がある。
図2は、本実施形態における送電装置200の構成例を示すブロック図である。制御部201は、送電装置200を制御する。制御部201の一例は1つ以上のCPU(Central Processing Unit)である。電源部202は、ACアダプタ101(図1)から送電装置200の動作電源(電力)を取得し、送電装置200の各部が動作するのに必要な電力を供給する。
図3は、本実施形態における受電装置300の構成例を示すブロック図である。制御部301は、受電装置全体を制御する。制御部301の一例は1つ以上のCPUである。受電コイル306は、送電装置200が送信した電磁波を受電部302が受電できるように交流電圧および交流電流に変換する。受電部302は、受電コイル306を介して送電装置200が伝送する交流電圧および交流電流を受電し、直流電圧と直流電流に変換し、各ブロックに供給する。充電部303は、受電部302から供給される直流電圧と直流電流を利用してバッテリー部304を充電する。
本実施形態では、送電装置200が受電装置300の存在を確認し、認証処理を行った後に、受電装置300が直近の送電停止理由に基づく送電再開時間を決定して送電装置200に通知し、その後に送電装置200が送電を開始する。図4は、本実施形態における送電装置200により実行される処理を示すフローチャートである。
実施形態1では、受電装置300が受電を開始する前に送電再開時間を決定する構成について述べた。本実施形態では、受電装置300が受電を開始した後に送電再開時間を決定する構成について述べる。以下、実施形態1と異なる点について説明する。本実施形態における送電装置200と受電装置300の構成は、実施形態1で説明した図2と図3に示される構成とそれぞれ同様である。
本実施形態では、受電装置300が受電動作を開始した後に、送電再開時間を決定する。受電装置300の温度や充電量は時間経過とともに変化する為、受電開始後(送電装置200による送電開始後)に送電再開時間を決定/更新することで、受電装置300の現在の状態に応じた適切な送電再開時間を設定することが可能となる。
実施形態2では、受電装置300が受電を開始した後に送電再開時間を決定する構成について述べた。本実施形態では、受電装置300が送電停止要求を送電装置200に通知するタイミングで送電再開時間を決定する構成について述べる。以下、実施形態1、2と異なる点について説明する。本実施形態における送電装置200と受電装置300の構成は、実施形態1で説明した図2と図3に示される構成とそれぞれ同様である。
図10は本実施形態に適用できる送電装置200の動作説明図である。図10におけるS401、S402、S405、S406およびS407の処理は実施形態1において説明した図4と同様の処理のため、説明を省略する。
実施形態1から実施形態3では、受電装置300が送電停止理由に基づき送電再開時間を決定する構成について述べた。本実施形態では、送電装置200が送電を開始する前に送電再開時間を決定する構成について述べる。例えば、送電装置200の送電部203の温度が所定の閾値を超えて高い場合には、送電を一旦停止する必要がある。送電装置200が送電再開時間を決定することで、送電装置200の温度が過度に上昇する可能性を減らすことが出来る。以下、実施形態1から実施形態3と異なる点について説明する。本実施形態における送電装置200と受電装置300の構成は、実施形態1で説明した図2と図3に示される構成とそれぞれ同様である。但し、本実施形態では、送電装置のメモリ209は、温度計測部207により計測される送電装置200の温度が所定の閾値を超えて高い場合に、所定の温度まで下がる時間を示すテーブルを温度/時間テーブルとして保持する。なお、当該テーブルは、温度計測部207や制御部201により予め生成/決定されても良いし、外部(装置またはユーザー)からの入力されたものであっても良い。
実施形態1から実施形態3では、受電装置300が送電停止理由に基づき送電再開時間を決定する構成について述べた。実施形態4では、送電装置200が送電を開始する前に送電停止理由に基づき送電再開時間を決定する構成について述べた。本実施形態では、送電装置が送電を開始した後に送電再開時間を決定する構成について述べる。以下、実施形態4と異なる点について説明する。本実施形態における送電装置200と受電装置300の構成は、実施形態1で説明した図2と図3に示される構成とそれぞれ同様である。
実施形態5では、送電装置200が送電を開始した後に送電再開時間を決定したが、送電装置200が送電停止を受電装置300に通知するタイミングで送電再開時間を決定してもよい。すなわち、実施形態5では、送電装置200により送信される送電停止信号と送電再開信号は異なる信号であったが、本実施形態では、送電停止信号に送電再開信号に含まれる情報が含まれる。すなわち、送電停止信号は、(1)信号識別情報、(2)送電装置識別情報、(3)受電装置識別情報、(4)送電停止理由、(5)送電再開時間を含む。このような構成により、送電開始までの時間を短くするとともに、送電装置200と受電装置300が送受信する信号数を減らすことが出来る。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (19)
- 受電装置であって、
送電装置から無線で受電を行う受電手段と、
前記受電手段による受電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記送電装置に要求する要求手段と、
前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定手段と、
前記送電再開時間を前記送電装置に通知する通知手段と、
を有することを特徴とする受電装置。 - 前記送電停止理由が、前記受電装置の温度が所定の閾値を超えて高くなったことである場合、前記決定手段は、前記受電装置の温度が所定の温度まで下がるのに必要な第1の時間を取得し、当該第1の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
- 前記決定手段は、記憶部に予め格納されている、前記受電装置の温度が前記所定の温度まで下がるのに必要な時間を示すテーブルから、前記第1の時間を取得することを特徴とする請求項2に記載の受電装置。
- 前記送電停止理由が、前記受電装置における充電量が満充電になったことである場合、前記決定手段は、第2の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
- 前記送電停止理由が、異物検出処理を行うことである場合、前記決定手段は、第3の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
- 前記決定手段は、直近の前記送電停止理由に基づいて前記送電再開時間を決定し、
前記通知手段は、前記受電手段が受電を開始する前に、前記送電再開時間を前記送電装置に通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の受電装置。 - 前記決定手段は、前記受電手段による受電中に前記送電再開時間を決定し、
前記通知手段は、前記受電手段による受電中に、前記送電再開時間を前記送電装置に通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の受電装置。 - 前記決定手段は、前記受電手段による受電中に前記送電停止理由が発生した場合に当該発生した送電停止理由に基づいて前記送電再開時間を決定し、
前記通知手段は、前記要求手段が前記送電停止を前記送電装置に要求するための信号に前記送電再開時間を含めて前記送電装置に通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の受電装置。 - 送電装置であって、
受電装置へ無線で送電を行う送電手段と、
前記送電手段による送電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記受電装置に通知する第1の通知手段と、
前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定手段と、
前記送電再開時間を前記受電装置に通知する第2の通知手段と、
を有することを特徴とする送電装置。 - 前記送電停止理由が、前記送電装置の温度が所定の閾値を超えて高くなったことである場合、前記決定手段は、前記送電装置の温度が所定の温度まで下がるのに必要な第1の時間を取得し、当該第1の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項9に記載の送電装置。
- 前記決定手段は、記憶部に予め格納されている、前記送電装置の温度が前記所定の温度まで下がるのに必要な時間を示すテーブルから、前記第1の時間を取得することを特徴とする請求項10に記載の送電装置。
- 前記送電停止理由が、異物検出処理を行うことである場合、前記決定手段は、第2の時間を前記送電再開時間として決定することを特徴とする請求項9に記載の送電装置。
- 前記決定手段は、直近の前記送電停止理由に基づいて前記送電再開時間を決定し、
前記第1の通知手段は、前記送電手段が送電を開始する前に、前記送電再開時間を前記受電装置に通知することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の送電装置。 - 前記決定手段は、前記送電手段による送電中に前記送電再開時間を決定し、
前記第2の通知手段は、前記送電手段による送電中に、前記送電再開時間を前記送電装置に通知することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の送電装置。 - 前記決定手段は、前記送電手段による送電中に前記送電停止理由が発生した場合に当該発生した送電停止理由に基づいて前記送電再開時間を決定し、
前記第2の通知手段は、前記第1の通知手段が前記送電停止を前記受電装置に通知するための信号に前記送電再開時間を含めて前記受電装置に通知することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の送電装置。 - 送電装置から無線で受電を行う受電手段を有する受電装置の制御方法であって、
前記受電手段による受電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記送電装置に要求する要求工程と、
前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定工程と、
前記送電再開時間を前記送電装置に通知する通知工程と、
を有することを特徴とする受電装置の制御方法。 - 受電装置へ無線で送電を行う送電手段を有する送電装置の制御方法であって、
前記送電手段による送電中に送電停止理由が発生した場合に送電停止を前記受電装置に通知する第1の通知工程と、
前記送電停止理由に基づいて、送電停止から送電再開までの送電再開時間を決定する決定工程と、
前記送電再開時間を前記受電装置に通知する第2の通知工程と、
を有することを特徴とする送電装置。 - コンピュータを、請求項1から8のいずれか1項に記載の受電装置として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項9から15のいずれか1項に記載の送電装置として機能させるためのプログラム。
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