JP2021022329A - 板金加工原価管理装置及び板金加工原価管理方法 - Google Patents

板金加工原価管理装置及び板金加工原価管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】板金加工の原価管理をより適切に行う。【解決手段】板金加工原価管理装置1で、想定原価算出部3により板金加工の工程に関する工程情報に工程情報に係る工程について想定される費用である想定原価が関連付けて算出される。工程ごとの想定原価が見積られる。実績原価算出部4により板金加工機10A等により実行される板金加工が電気通信回線Lを介して工程情報に基づいて管理されつつ工程情報に係る工程について実際に生じた費用である実績原価が算出される。想定原価の見積で利用した工程情報が板金加工機10A等により実行される板金加工の管理に再利用されつつ工程ごとの実績原価が算出される。利益算出部5により工程情報に係る工程について想定原価算出部3により算出された想定原価に対する実績原価算出部4により算出された実績原価の差が利益として算出される。工程ごとの利益が算出される。板金加工の原価管理をより適切に行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、板金加工原価管理装置及び板金加工原価管理方法に関する。
板金加工を管理する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、製作指示によりネスティングして得られるシートの加工データに基づく加工スケジュールを生成して、当該加工スケジュールをシート1枚ごとに管理する生産管理装置と、生産管理装置と通信ネットワークを介して相互接続され、生産管理装置から受信した加工スケジュールを実行する板金加工設備とを備えた板金加工システムが開示されている。
生産管理装置は、板金加工設備からの加工スケジュール要求に対して、先行するシートの加工終了予定時刻と、次のシートの搬入準備完了予定時刻とを同期させるタイミングまで待って、次のシート1枚分の加工スケジュールを当該板金加工設備へ送信する。つまり、生産管理装置が加工中のシートについて加工時間シミュレーション機能により算出した加工終了予定時刻から、過去の記録を参照して推定した次の材料シートの出庫に要する時間を逆算した時刻に、生産管理装置は次のシート1枚分の加工スケジュールを板金加工設備に渡す。
国際公開第2005/047998号パンフレット
ところで、上記のような技術では、板金加工の予定については管理が可能であるが、板金加工機により実行された板金加工の実績を参酌した原価管理は十分になされていない。そのため、板金加工の原価管理をより適切に行うことができる技術が望まれている。
そこで本発明は、板金加工の原価管理をより適切に行うことができる板金加工原価管理装置及び板金加工原価管理方法を提供することを目的とする。
本発明は、板金加工の工程に関する工程情報に、工程情報に係る工程について想定される費用である想定原価を関連付けて算出する想定原価算出部と、板金加工機により実行される板金加工を電気通信回線を介して工程情報に基づいて管理しつつ、工程情報に係る工程について実際に生じた費用である実績原価を算出する実績原価算出部と、工程情報に係る工程について、想定原価算出部により算出された想定原価に対する実績原価算出部により算出された実績原価の差を利益として算出する利益算出部とを備えた板金加工原価管理装置である。
この構成によれば、板金加工原価管理装置1において、想定原価算出部により、板金加工の工程に関する工程情報に、工程情報に係る工程について想定される費用である想定原価が関連付けて算出される。つまり、工程ごとの想定原価が見積られる。また、実績原価算出部により、板金加工機により実行される板金加工が電気通信回線を介して工程情報に基づいて管理されつつ、工程情報に係る工程について実際に生じた費用である実績原価が算出される。つまり、想定原価の見積で利用した工程情報が板金加工機により実行される板金加工の管理に再利用されつつ、工程ごとの実績原価が算出される。さらに、利益算出部により、工程情報に係る工程について、想定原価算出部により算出された想定原価に対する実績原価算出部により算出された実績原価の差が利益として算出される。つまり、工程ごとの利益が算出される。以上により、板金加工機により実行された板金加工の実績を参酌しつつ板金加工の原価管理をより適切に行うことができる。
この場合、板金加工に関する図面データを作成する板金加工図面作成部をさらに備え、想定原価算出部は、板金加工図面作成部により作成された図面データに基づいて、工程情報と想定原価とを関連付けて算出することが好適である。
この構成によれば、板金加工図面作成部により、板金加工に関する図面データが作成され、想定原価算出部により、板金加工図面作成部により作成された図面データに基づいて工程情報と想定原価とが関連付けて算出される。つまり、作成された図面データが工程ごとの工程情報及び想定原価の算出に利用される。これにより、図面データの作成と工程ごとの工程情報及び想定原価の算出とが一連の処理で実行され、板金加工の原価管理をより容易に行うことができる。
また、工程情報は、板金加工のシートに関する情報に関する情報を含み、想定原価算出部は、シートごとに想定される費用である想定原価を算出し、実績原価算出部は、シートごとに実際に生じた費用である実績原価を算出し、利益算出部は、シートごとに想定原価に対する実績原価の差を利益として算出することが好適である。
この構成によれば、工程情報は、板金加工のシートに関する情報に関する情報を含み、想定原価算出部により、シートごとに想定される費用である想定原価が算出され、実績原価算出部により、シートごとに実際に生じた費用である実績原価が算出され、利益算出部により、シートごとに想定原価に対する実績原価の差が利益として算出される。これにより、シートごとに板金加工の実績を参酌しつつ板金加工の原価管理をより適切に行うことができる。
また、工程情報は、板金加工のシートから製造される部品に関する情報に関する情報を含み、想定原価算出部は、部品ごとに想定される費用である想定原価を算出し、実績原価算出部は、部品ごとに実際に生じた費用である実績原価を算出し、利益算出部は、部品ごとに想定原価に対する実績原価の差を利益として算出することが好適である。
この構成によれば、工程情報は、板金加工のシートから製造される部品に関する情報に関する情報を含み、想定原価算出部により、部品ごとに想定される費用である想定原価が算出され、実績原価算出部により、部品ごとに実際に生じた費用である実績原価が算出され、利益算出部により、部品ごとに想定原価に対する実績原価の差が利益として算出される。これにより、部品ごとに板金加工の実績を参酌しつつ板金加工の原価管理をより適切に行うことができる。
また、本発明は、板金加工原価管理装置の想定原価算出部が、板金加工の工程に関する工程情報に、工程情報に係る工程について想定される費用である想定原価を関連付けて算出する想定原価算出工程と、板金加工原価管理装置の実績原価算出部が、板金加工機により実行される板金加工を電気通信回線を介して工程情報に基づいて管理しつつ、工程情報に係る工程について実際に生じた費用である実績原価を算出する実績原価算出工程と、板金加工原価管理装置の利益算出部が、工程情報に係る工程について、想定原価算出工程で算出された想定原価に対する実績原価算出工程で算出された実績原価の差を利益として算出する利益算出工程とを備えた板金加工原価管理方法である。
この場合、板金加工原価管理装置の板金加工図面作成部が、板金加工に関する図面データを作成する板金加工図面作成工程をさらに備え、想定原価算出工程では、想定原価算出部は、板金加工図面作成部により作成された図面データに基づいて、工程情報と想定原価とを関連付けて算出することが好適である。
また、工程情報は、板金加工のシートに関する情報に関する情報を含み、想定原価算出工程では、想定原価算出部は、シートごとに想定される費用である想定原価を算出し、実績原価算出工程では、実績原価算出部は、シートごとに実際に生じた費用である実績原価を算出し、利益算出工程では、利益算出部は、シートごとに想定原価に対する実績原価の差を利益として算出することが好適である。
工程情報は、板金加工のシートから製造される部品に関する情報に関する情報を含み、想定原価算出工程では、想定原価算出部は、部品ごとに想定される費用である想定原価を算出し、実績原価算出工程では、実績原価算出部は、部品ごとに実際に生じた費用である実績原価を算出し、利益算出工程では、利益算出部は、部品ごとに想定原価に対する実績原価の差を利益として算出することが好適である。
本発明の板金加工原価管理装置及び板金加工原価管理方法によれば、板金加工の原価管理をより適切に行うことができる。
実施形態の板金加工原価管理装置を示すブロック図である。 実施形態の板金加工原価管理方法の工程を示すフローチャートである。 板金加工図面作成工程で作成される図面データの一例を示す図である。 想定原価算出工程でシートごとに関連付けて算出された工程情報と想定原価を含む管理項目との一例を示す図である。 想定原価算出工程で部品ごとに関連付けて算出された工程情報と想定原価を含む管理項目との一例を示す図である。 実績原価算出工程でシートごとに関連付けて算出された工程情報と実績原価とを含む管理項目との一例を示す図である。 実績原価算出工程で部品ごとに関連付けて算出された工程情報と実績原価とを含む管理項目との一例を示す図である。 利益算出工程でシートごとに関連付けて算出された工程情報と利益を含む管理項目との一例を示す図である。 利益算出工程で部品ごとに関連付けて算出された工程情報と利益を含む管理項目との一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る板金加工原価管理装置及び板金加工原価管理方法について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る板金加工原価管理装置1は、板金加工図面作成部2、想定原価算出部3、実績原価算出部4及び利益算出部5を備える。本実施形態の板金加工原価管理装置1は、例えば、板金加工原価管理装置1とネットワーク等の電気通信回線Lを介して接続されたパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置により、工場の板金加工機10A,10B,10Cにより実行される板金加工を管理する。
板金加工原価管理装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク及び液晶ディスプレイ等を有するパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置である。板金加工原価管理装置1では、ROMに記憶されているプログラムがRAMにロードされ、CPUで実行されることで、上記の板金加工図面作成部2等の各部の動作が実行される。なお、板金加工原価管理装置1は、複数のコンピュータ装置及び記憶装置から構成されていてもよい。例えば、板金加工図面作成部2、想定原価算出部3、実績原価算出部4及び利益算出部5は、それぞれ別個のパーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置から構成されていてもよい。また、板金加工図面作成部2、想定原価算出部3、実績原価算出部4及び利益算出部5は、それぞれ別個のアプリケーションプログラムにより実行されてもよい。
板金加工図面作成部2は、板金加工に関する図面データを作成する。板金加工図面作成部2は、例えば、3次元のCAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設計)とCAM(computeraided manufacturing:コンピュータ支援製造)の両方の機能を併せ持ち、ソフトウェア上での製品の作図に加えて、3次元の立体図及び展開図を自在に作成することができる。また、板金加工図面作成部2は、板金加工機10A,10B,10Cにより板金加工を実行するためのプログラムを作成する。
想定原価算出部3は、板金加工の工程に関する工程情報に、工程情報に係る工程について想定される費用である想定原価を関連付けて算出する。工程情報には、板金加工のシートに関する情報に関する情報を含み、例えば、板金加工のシートごとのシート名、担当者、機械名称、プログラム名、材質・サイズ及び抜き、曲げ、溶接等の加工種別等の情報を含む。また、工程情報には、板金加工のシートから製造される部品に関する情報に関する情報を含み、例えば、板金加工の部品ごとの部品名、シート名、担当者、機械名称、プログラム名、材質・サイズ、抜き、曲げ、溶接等の加工種別及び1枚のシートでの生産数等の情報を含む。想定原価は、例えば、工程情報に係る工程について想定される加工時間である想定加工時間と、工程情報に係る工程についての時間当たりに要する費用との積により算出される。
想定原価算出部3は、板金加工図面作成部2により作成された図面データに基づいて、工程情報と想定原価とを関連付けて算出する。つまり、想定原価算出部3は、図面データに基づいて、図面データに係る製品を製造するために必要な工程を分解して工程情報を導出し、当該工程情報と想定原価とを関連付けて算出する。
想定原価算出部3は、シートごとに想定される費用である想定原価を算出する。シートごとに想定される費用である想定原価は、例えば、工程情報に係る工程についてシートごとに想定される加工時間である想定加工時間と、工程情報に係る工程についてシートごとに時間当たりに要する費用との積により算出される。想定原価算出部3は、部品ごとに想定される費用である想定原価を算出する。部品ごとに想定される費用である想定原価は、例えば、工程情報に係る工程について部品ごとに想定される加工時間である想定加工時間と、工程情報に係る工程について部品ごとに時間当たりに要する費用との積により算出される。
実績原価算出部4は、板金加工機10A,10B,10Cにより実行される板金加工を電気通信回線Lを介して工程情報に基づいて管理しつつ、工程情報に係る工程について実際に生じた費用である実績原価を算出する。管理とは、例えば、板金加工機10A,10B,10Cごとの稼働状況の管理の他に、板金加工機10A,10B,10Cにより実行される板金加工の予定に対する板金加工機10A,10B,10Cにより実行された板金加工の実績の管理を含む。実績原価は、例えば、工程情報に係る工程について実際に要した加工時間である実績加工時間と、工程情報に係る工程についての時間当たりに要する費用との積により算出される。
実績原価算出部4は、シートごとに実際に生じた費用である実績原価を算出する。シートごとに実際に要した費用である実績原価は、例えば、工程情報に係る工程についてシートごとに実際に要した費用である実績加工時間と、工程情報に係る工程についてシートごとに時間当たりに要する費用との積により算出される。実績原価算出部4は、部品ごとに実際に生じた費用である実績原価を算出する。部品ごとに実際に生じた費用である実績原価は、例えば、工程情報に係る工程について部品ごとに実際に生じた加工時間である実績加工時間と、工程情報に係る工程について部品ごとに時間当たりに要する費用との積により算出される。
利益算出部5は、工程情報に係る工程について、想定原価算出部3により算出された想定原価に対する実績原価算出部4により算出された実績原価の差を利益として算出する。利益算出部5は、シートごとに想定原価に対する実績原価の差を利益として算出する。利益算出部5は、部品ごとに想定原価に対する実績原価の差を利益として算出する。
以下、本実施形態の板金加工原価管理装置による板金加工原価管理方法について説明する。図2に示すように、板金加工原価管理装置1の板金加工図面作成部2により、板金加工に関する図面データを作成する板金加工図面作成工程が実行される(S1)。板金加工図面作成部2は、CADにより、例えば、図3に示すように、1枚のシートM1について部品P1及び部品P2が製作される図面Dを作成する。板金加工図面作成部2は、CADによる図面データを作成し、想定原価算出部3に引き渡す。
図2に示すように、板金加工原価管理装置1の想定原価算出部3により、板金加工の工程に関する工程情報に、工程情報に係る工程について想定される費用である想定原価を関連付けて算出する想定原価算出工程が実行される(S2)。想定原価算出工程では、想定原価算出部3は、板金加工図面作成部2により作成された図面データに基づいて、工程情報と想定原価とを関連付けて算出する。
想定原価算出部3は、例えば、図4に示すように、板金加工のシートに関する情報に関する情報を含む工程情報について、シートごとに想定される費用である想定原価を算出する。図4の例では、想定原価算出部3は、シートM1に関する工程情報について、シートM1に想定される費用である想定原価を算出している。シートM1の想定原価は、シートM1ごとに想定される加工時間である想定加工時間とシートM1ごとに時間当たりに要する費用との積である。また、想定原価算出部3は、例えば、図5に示すように、板金加工のシートから製造される部品に関する情報に関する情報を含む工程情報について、部品ごとに想定される費用である想定原価を算出する。図5の例では、想定原価算出部3は、シートM1から製造される部品P1及び部品P2ごとに想定される費用である想定原価を算出している。部品P1及び部品P2の想定原価は、部品P1及び部品P2ごとに想定される加工時間である想定加工時間と部品P1及び部品P2ごとに時間当たりに要する費用との積である。
図2に示すように、板金加工原価管理装置1の実績原価算出部4が、板金加工機10A,10B,10Cにより実行される板金加工を電気通信回線Lを介して工程情報に基づいて管理しつつ、工程情報に係る工程について実際に生じた費用である実績原価を算出する実績原価算出工程が実行される(S3)。
実績原価算出工程では、実績原価算出部4は、シートごとに実際に生じた費用である実績原価を算出する。図6の例では、実績原価算出部4は、シートM1に関する工程情報について、シートM1に実際に生じた費用である実績原価を算出している。シートM1の実績原価は、シートM1ごとに実際に要した費用である実績加工時間とシートM1ごとに時間当たりに要する費用との積である。また、実績原価算出工程では、実績原価算出部4は、部品ごとに実際に生じた費用である実績原価を算出する。図7の例では、実績原価算出部4は、シートM1から製造された部品P1及び部品P2ごとに実際に生じた費用である実績原価を算出している。部品P1及び部品P2の実績原価は、部品P1及び部品P2ごとに実際に生じた加工時間である実績加工時間と部品P1及び部品P2ごとに時間当たりに要する費用との積である。
図2に示すように、板金加工原価管理装置1の利益算出部5が、工程情報に係る工程について、想定原価算出工程で算出された想定原価に対する実績原価算出工程で算出された実績原価の差を利益として算出する利益算出工程が実行される(S4)。利益算出工程では、利益算出部5は、シートごとに想定原価に対する実績原価の差を利益として算出する。図8の例では、シートM1の想定原価に対する実績原価の差を利益として算出している。また、利益算出工程では、利益算出部5は、部品ごとに想定原価に対する実績原価の差を利益として算出する。図9の例では、部品P1及び部品P2の想定原価に対する実績原価の差を利益として算出している。
板金加工機10A,10B,10Cによる板金加工の実行中において、板金加工機10A,10B,10Cのそれぞれの稼働状況の管理に加えて、板金加工機10A,10B,10Cにより実行される板金加工の予定に対する板金加工機10A,10B,10Cにより実行された板金加工の実績の管理として、図4〜図9に図示した情報は、板金加工原価管理装置1を構成する液晶ディスプレイ等に逐次表示される。
本実施形態によれば、板金加工原価管理装置1において、想定原価算出部3により、板金加工の工程に関する工程情報に、工程情報に係る工程について想定される費用である想定原価が関連付けて算出される。つまり、工程ごとの想定原価が見積られる。また、実績原価算出部4により、板金加工機10A,10B,10Cにより実行される板金加工が電気通信回線Lを介して工程情報に基づいて管理されつつ、工程情報に係る工程について実際に生じた費用である実績原価が算出される。つまり、想定原価の見積で利用した工程情報が板金加工機10A,10B,10Cにより実行される板金加工の管理に再利用されつつ、工程ごとの実績原価が算出される。さらに、利益算出部5により、工程情報に係る工程について、想定原価算出部3により算出された想定原価に対する実績原価算出部4により算出された実績原価の差が利益として算出される。つまり、工程ごとの利益が算出される。以上により、板金加工機10A,10B,10Cにより実行された板金加工の実績を参酌しつつ板金加工の原価管理をより適切に行うことができる。
また、本実施形態によれば、板金加工図面作成部2により、板金加工に関する図面データが作成され、想定原価算出部3により、板金加工図面作成部2により作成された図面データに基づいて工程情報と想定原価とが関連付けて算出される。つまり、作成された図面データが工程ごとの工程情報及び想定原価の算出に利用される。これにより、図面データの作成と工程ごとの工程情報及び想定原価の算出とが一連の処理で実行され、板金加工の原価管理をより容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、工程情報は、板金加工のシートM1に関する情報に関する情報を含み、想定原価算出部3により、シートM1ごとに想定される費用である想定原価が算出され、実績原価算出部4により、シートM1ごとに実際に生じた費用である実績原価が算出され、利益算出部5により、シートM1ごとに想定原価に対する実績原価の差が利益として算出される。これにより、シートM1ごとに板金加工の実績を参酌しつつ板金加工の原価管理をより適切に行うことができる。
また、本実施形態によれば、工程情報は、板金加工のシートM1から製造される部品P1及び部品P2に関する情報に関する情報を含み、想定原価算出部3により、部品P1及び部品P2ごとに想定される費用である想定原価が算出され、実績原価算出部4により、部品P1及び部品P2ごとに実際に生じた費用である実績原価が算出され、利益算出部5により、部品P1及び部品P2ごとに想定原価に対する実績原価の差が利益として算出される。これにより、部品P1及び部品P2ごとに板金加工の実績を参酌しつつ板金加工の原価管理をより適切に行うことができる。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の実施形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1…板金加工原価管理装置、2…板金加工図面作成部、3…想定原価算出部、4…実績原価算出部、5…利益算出部、10A,10B,10C…板金加工機、L…電気通信回線、D…図面、M1…シート、P1,P2…部品。

Claims (8)

  1. 板金加工の工程に関する工程情報に、前記工程情報に係る前記工程について想定される費用である想定原価を関連付けて算出する想定原価算出部と、
    板金加工機により実行される板金加工を電気通信回線を介して前記工程情報に基づいて管理しつつ、前記工程情報に係る前記工程について実際に生じた費用である実績原価を算出する実績原価算出部と、
    前記工程情報に係る前記工程について、前記想定原価算出部により算出された前記想定原価に対する前記実績原価算出部により算出された前記実績原価の差を利益として算出する利益算出部と、
    を備えた板金加工原価管理装置。
  2. 板金加工に関する図面データを作成する板金加工図面作成部をさらに備え、
    前記想定原価算出部は、前記板金加工図面作成部により作成された前記図面データに基づいて、前記工程情報と前記想定原価とを関連付けて算出する、請求項1に記載の板金加工原価管理装置。
  3. 前記工程情報は、板金加工のシートに関する情報に関する情報を含み、
    前記想定原価算出部は、前記シートごとに想定される費用である前記想定原価を算出し、
    実績原価算出部は、前記シートごとに実際に生じた費用である前記実績原価を算出し、
    前記利益算出部は、前記シートごとに前記想定原価に対する前記実績原価の差を利益として算出する、請求項1又は2に記載の板金加工原価管理装置。
  4. 前記工程情報は、板金加工のシートから製造される部品に関する情報に関する情報を含み、
    前記想定原価算出部は、前記部品ごとに想定される費用である前記想定原価を算出し、
    実績原価算出部は、前記部品ごとに実際に生じた費用である前記実績原価を算出し、
    前記利益算出部は、前記部品ごとに前記想定原価に対する前記実績原価の差を利益として算出する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の板金加工原価管理装置。
  5. 板金加工原価管理装置の想定原価算出部が、板金加工の工程に関する工程情報に、前記工程情報に係る前記工程について想定される費用である想定原価を関連付けて算出する想定原価算出工程と、
    前記板金加工原価管理装置の実績原価算出部が、板金加工機により実行される板金加工を電気通信回線を介して前記工程情報に基づいて管理しつつ、前記工程情報に係る前記工程について実際に生じた費用である実績原価を算出する実績原価算出工程と、
    前記板金加工原価管理装置の利益算出部が、前記工程情報に係る前記工程について、前記想定原価算出工程で算出された前記想定原価に対する前記実績原価算出工程で算出された前記実績原価の差を利益として算出する利益算出工程と、
    を備えた板金加工原価管理方法。
  6. 前記板金加工原価管理装置の板金加工図面作成部が、板金加工に関する図面データを作成する板金加工図面作成工程をさらに備え、
    前記想定原価算出工程では、前記想定原価算出部は、前記板金加工図面作成部により作成された前記図面データに基づいて、前記工程情報と前記想定原価とを関連付けて算出する、請求項5に記載の板金加工原価管理方法。
  7. 前記工程情報は、板金加工のシートに関する情報に関する情報を含み、
    前記想定原価算出工程では、前記想定原価算出部は、前記シートごとに想定される費用である前記想定原価を算出し、
    前記実績原価算出工程では、実績原価算出部は、前記シートごとに実際に生じた費用である前記実績原価を算出し、
    前記利益算出工程では、前記利益算出部は、前記シートごとに前記想定原価に対する前記実績原価の差を利益として算出する、請求項5又は6に記載の板金加工原価管理方法。
  8. 前記工程情報は、板金加工のシートから製造される部品に関する情報に関する情報を含み、
    前記想定原価算出工程では、前記想定原価算出部は、前記部品ごとに想定される費用である前記想定原価を算出し、
    前記実績原価算出工程では、実績原価算出部は、前記部品ごとに実際に生じた費用である前記実績原価を算出し、
    前記利益算出工程では、前記利益算出部は、前記部品ごとに前記想定原価に対する前記実績原価の差を利益として算出する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の板金加工原価管理方法。
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