JP2021021345A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタミネーションによる背圧制御弁の詰まりを抑制する。【解決手段】スクロール型圧縮機100は、互いに噛み合わされる固定スクロール122及び旋回スクロール124を有し、これらにより区画される圧縮室H3に吸入された流体を圧縮して吐出するスクロールユニット120を備えている。また、スクロール型圧縮機100は、固定スクロール122に向けて旋回スクロール124を押しつける背圧室H4に導入される流体の流量を、スクロールユニット120から吐出される流体の吐出圧力と背圧室H4における流体の圧力との差圧に応じて調整する背圧制御弁300を更に備えている。そして、吐出室H2と背圧制御弁300との間に位置する背圧供給通路L3に、オリフィスOL2が配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒などの流体を圧縮するスクロール型圧縮機に関する。
スクロール型圧縮機は、互いに噛み合わされる固定スクロール及び旋回スクロールを有するスクロールユニットを備えている。スクロールユニットは、旋回スクロールが固定スクロールの軸心周りに公転することで、固定スクロールと旋回スクロールとによって区画される圧縮室の容積を徐々に減少させ、気体冷媒などの流体を吸入、圧縮及び吐出するように構成されている。スクロール型圧縮機では、旋回スクロールの背面に背圧を作用させて固定スクロールに押し付けることで、圧縮運転中に旋回スクロールが固定スクロールから離れないようにし、圧縮不良などが発生し難くしている。このとき、旋回スクロールの背面に作用させる背圧は、特開2017−115762号公報(特許文献1)に記載されるように、流体の吐出圧力と背圧との差圧に応じて自律的に開度を変更する背圧制御弁によって制御されている。
特開2017−115762号公報
ところで、スクロール型圧縮機を流れる流体は、例えば、樹脂製のシール部材の摩耗によって発生するコンタミネーション(異物)、金属同士の摺動によって発生するコンタミネーションを含んでいる。背圧制御弁は、流体の吐出圧力と背圧との差圧に応じて自律的に開度を変更しているため、この差圧が大きい場合には弁体の開度が微小(10μmなど)になってしまう。背圧制御弁の弁体の開度が微小である状態で、コンタミネーションを含んだ流体が背圧制御弁に導入されると、コンタミネーションが弁体の隙間に詰まってしまうおそれがある。弁体の隙間がコンタミネーションによって完全に詰まってしまうと、旋回スクロールの背圧が低下して圧縮効率が低下したり、潤滑油が供給されなくなって摺動部の潤滑が不足したりしてしまう。
そこで、本発明は、コンタミネーションによる背圧制御弁の詰まりを抑制した、スクロール型圧縮機を提供することを目的とする。
スクロール型圧縮機は、互いに噛み合わされる固定スクロール及び旋回スクロールを有し、固定スクロール及び旋回スクロールにより区画される圧縮室に吸入された流体を圧縮して吐出するスクロールユニットを備えている。また、スクロール型圧縮機は、固定スクロールに向けて旋回スクロールを押しつける背圧室に導入される流体の流量を、スクロールユニットから吐出される流体の吐出圧力と背圧室における流体の圧力との差圧に応じて調整する背圧制御弁を更に備えている。そして、背圧制御弁の吐出圧力の入口側にオリフィスが配設されている。
本発明によれば、コンタミネーションによる背圧制御弁の詰まりを抑制することができる。
スクロール型圧縮機の一例を示す縦断面図である。 気体冷媒及び潤滑油の流れを説明するブロック図である。 背圧制御弁の一例を示す縦断面図である。 背圧制御弁の他の例を示す縦断面図である。 ガスインジェクションサイクルを適用したスクロール型圧縮機の一例を示す縦断面図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、スクロール型圧縮機100の一例を示している。
スクロール型圧縮機100は、例えば、車両用空調機器の冷媒回路に組み込まれ、冷媒回路の低圧側から吸入した気体冷媒(流体)を圧縮して吐出する。スクロール型圧縮機100は、スクロールユニット120と、気体冷媒の吸入室H1及び吐出室H2を内包するハウジング140と、スクロールユニット120を駆動する電動モータ160と、電動モータ160を駆動制御するインバータ180と、を備えている。なお、スクロールユニット120は、電動モータ160に代えて、例えば、エンジン出力によって駆動されてもよい。また、インバータ180は、スクロール型圧縮機100に組み込まれていなくてもよい。
スクロールユニット120は、互いに噛み合わされる固定スクロール122及び旋回スクロール124を有している。固定スクロール122は、円板形状の底板122Aと、底板122Aの一面から立設するインボリュート形状(渦巻形状)のラップ122Bと、を含んでいる。旋回スクロール124は、固定スクロール122と同様に、円板形状の底板124Aと、底板124Aの一面から立設するインボリュート形状のラップ124Bと、を含んでいる。ここで、円板形状とは、見た目で円板形状であると認識できる程度でよく、例えば、外面に凸部、凹部、スリットなどが形成されていてもよい(形状については以下同様)。
固定スクロール122及び旋回スクロール124は、そのラップ122B及び124Bを噛み合わせた状態で配置されている。従って、固定スクロール122のラップ122Bの先端部が、旋回スクロール124の底板124Aの一面に接触し、旋回スクロール124のラップ124Bの先端部が、固定スクロール122の底板122Aの一面に接触している。なお、ラップ122B及び124Bの先端部には、チップシール(図示せず)が夫々取り付けられている。
また、固定スクロール122及び旋回スクロール124は、そのラップ122B及び124Bの周方向の角度が互いにずれた状態で、そのラップ122B及び124Bの側壁が互いに部分的に接触した状態で配置されている。従って、固定スクロール122のラップ122Bと旋回スクロール124のラップ124Bとの間には、圧縮室H3として機能する、三日月形状の密閉空間が形成されている。
旋回スクロール124は、その自転が阻止された状態で、後述するクランク機構を介して、固定スクロール122の軸心周りに公転可能に配置されている。従って、スクロールユニット120は、旋回スクロール124が固定スクロール122の軸心周りに公転旋回運動すると、固定スクロール122のラップ122Bと旋回スクロール124のラップ124Bとによって区画される圧縮室H3を中央部に移動させ、その容積を徐々に減少させる。その結果、スクロールユニット120は、ラップ122B及び124Bの外端部から圧縮室H3に吸入された気体冷媒を圧縮する。
ハウジング140は、電動モータ160及びインバータ180を収容するフロントハウジング142と、スクロールユニット120を収容するセンターハウジング144と、リアハウジング146と、インバータカバー148と、を有している。そして、フロントハウジング142、センターハウジング144、リアハウジング146及びインバータカバー148が、例えば、ボルト及びワッシャを含む締結具(図示せず)によって一体的に締結されることで、スクロール型圧縮機100のハウジング140が構成されている。
フロントハウジング142は、円筒形状の周壁部142Aと薄板形状の仕切壁部142Bとを有している。フロントハウジング142の内部空間は、仕切壁部142Bによって、電動モータ160を収容するための空間とインバータ180を収容するための空間とに仕切られている。周壁部142Aの一端側、即ち、インバータ180を収容するための空間の開口は、インバータカバー148によって閉塞されている。また、周壁部142Aの他端側、即ち、電動モータ160を収容するための空間の開口は、センターハウジング144によって閉塞されている。仕切壁部142Bには、その径方向の中央部において後述する駆動軸166の一端部を回転自由に支持する、円筒形状の支持部142B1が、周壁部142Aの他端側に向かって突設されている。
また、フロントハウジング142の周壁部142A及び仕切壁部142Bとセンターハウジング144とによって、気体冷媒の吸入室H1が区画されている。吸入室H1には、周壁部142Aに形成された吸入ポートP1を介して、冷媒回路の低圧側から気体冷媒が吸入される。なお、吸入室H1では、気体冷媒が電動モータ160の周囲を流通して電動モータ160を冷却可能になっており、電動モータ160の一方側の空間とその他方側の空間とが連通して1つの吸入室H1が形成されている。吸入室H1には、回転駆動される駆動軸166などの摺動箇所の潤滑のため、適量の潤滑油が貯留されている。このため、吸入室H1においては、気体冷媒は、潤滑油との混合流体として流通している。
センターハウジング144は、フロントハウジング142との締結側とは反対側が開口した有底円筒形状をなし、その内部にスクロールユニット120を収容することができる。センターハウジング144は、円筒部144Aとその一端側の底壁部144Bとを有している。円筒部144Aと底壁部144Bとによって区画される空間に、スクロールユニット120が収容されている。円筒部144Aの他端側には、固定スクロール122が嵌合する嵌合部144A1が形成されている。従って、センターハウジング144の開口は、固定スクロール122によって閉塞されている。また、底壁部144Bは、その径方向の中央部が電動モータ160に向かって膨出するように形成されている。底壁部144Bの膨出部144B1の径方向の中央部には、駆動軸166の他端部を貫通させるための貫通孔が形成されている。そして、膨出部144B1のスクロールユニット120側には、駆動軸166の他端部を回転自由に支持するベアリング200が嵌合する嵌合部が形成されている。
センターハウジング144の底壁部144Bと旋回スクロール124の底板124Aとの間には、薄板円環形状のスラストプレート210が配置されている。底壁部144Bの外周部は、スラストプレート210を介して、旋回スクロール124からのスラスト力を受ける。底壁部144B及び底板124Aのスラストプレート210と当接する部位には、シール部材220が夫々埋設されている。
また、底板124Aの電動モータ160側端面と底壁部144Bとの間、つまり、旋回スクロール124の固定スクロール122とは反対側の端面とセンターハウジング144との間には、背圧室H4が形成されている。センターハウジング144には、吸入室H1からスクロールユニット120のラップ122B及び124Bの外端部付近の空間H5へと気体冷媒を導入する、冷媒導入通路L1が形成されている。冷媒導入通路L1は、空間H5と吸入室H1とを連通しているため、空間H5の圧力は、吸入室H1の圧力(吸入圧力Ps)と等しくなっている。
リアハウジング146は、センターハウジング144の円筒部144Aの嵌合部144A1側端部に、締結具によって締結されている。従って、固定スクロール122は、その底板122Aが嵌合部144A1とリアハウジング146との間に挟持されて固定されている。また、リアハウジング146は、センターハウジング144との締結側が開口した有底円筒形状をなし、円筒部146Aとその他端側の底壁部146Bとを有している。
リアハウジング146の円筒部146A及び底壁部146Bと固定スクロール122の底板122Aとによって、気体冷媒の吐出室H2が区画されている。底板122Aの中央部には、気体冷媒の吐出通路(吐出孔)L2が形成されている。吐出通路L2には、吐出室H2からスクロールユニット120への気体冷媒の流れを規制する、例えば、リードバルブからなる逆止弁230が付設されている。吐出室H2には、スクロールユニット120の圧縮室H3で圧縮された気体冷媒が、吐出通路L2及び逆止弁230を介して吐出される。
なお、図示を省略するが、リアハウジング146には、吐出室H2の気体冷媒から潤滑油を分離するオイルセパレータが配置されている。オイルセパレータによって潤滑油が分離された気体冷媒は、リアハウジング146の底壁部146Bに形成された吐出ポートP2を介して、冷媒回路の高圧側へと吐出される。一方、オイルセパレータによって分離された潤滑油は、詳細を後述する背圧供給通路L3を介して、背圧室H4へと供給される。
電動モータ160は、例えば、三相交流モータからなり、ロータ162と、ロータ162の径方向外側に配置されるステータコアユニット164と、を有している。そして、例えば、車載のバッテリ(図示せず)からの直流電流が、インバータ180によって交流電流に変換され、電動モータ160のステータコアユニット164に供給される。
ロータ162は、その径方向中心に形成された軸孔に圧入される駆動軸166を介して、ステータコアユニット164の径方向内側で回転可能に支持されている。駆動軸166の一端部は、すべり軸受240を介して、フロントハウジング142の支持部142B1に回転可能に支持されている。駆動軸166の他端部は、センターハウジング144に形成された貫通孔を貫通して、ベアリング200によって回転可能に支持されている。インバータ180からの給電によって、ステータコアユニット164に磁界が発生すると、ロータ162に回転力が作用し、駆動軸166が回転駆動される。駆動軸166の他端部は、クランク機構を介して、旋回スクロール124に連結されている。
クランク機構は、旋回スクロール124の底板124Aの背圧室H4側端面に突出形成された円筒形状のボス部250と、駆動軸166の他端部に設けられたクランクピン260に偏心状態で取り付けられた偏心ブッシュ270と、を有している。偏心ブッシュ270は、すべり軸受280を介して、ボス部250の内周面に回転可能に支持されている。従って、旋回スクロール124は、その自転が阻止された状態で、クランク機構を介して、固定スクロール122の軸心周りに公転可能になっている。なお、駆動軸166の他端部には、旋回スクロール124の遠心力に対抗するバランサウェイト290が取り付けられている。
図2は、スクロール型圧縮機100における、気体冷媒及び潤滑油の流れを説明するためのブロック図である。
図1及び図2に示すように、冷媒回路の低圧側からの低温・低圧の気体冷媒は、吸入ポートP1を介して吸入室H1へと導入された後、冷媒導入通路L1を介してスクロールユニット120の外端部付近の空間H5へと導かれる。そして、空間H5の気体冷媒は、スクロールユニット120の圧縮室H3に取り込まれて圧縮される。圧縮室H3で圧縮された気体冷媒は、吐出通路L2及び逆止弁230を経由して吐出室H2へと吐出された後、吐出ポートP2を介して冷媒回路の高圧側へと吐出される。このようにして、吸入室H1から流入される気体冷媒を圧縮室H3で圧縮し、この気体冷媒を吐出室H2を介して吐出するスクロールユニット120が構成される。
ここで、図1に示すように、スクロール型圧縮機100は、背圧室H4の背圧Pmを制御する背圧制御弁300を更に備えている。
背圧制御弁300は、吐出室H2の吐出圧力Pdと背圧室H4の背圧Pmとの差圧に応じて作動し、背圧室H4の背圧Pmが目標背圧Pcに近づくように、その弁開度を自動的に調整する、機械式(自律式)の圧力調整弁である。背圧制御弁300は、リアハウジング146の底壁部146Bにおいて、底壁部146Bの外周面から電動モータ160の駆動軸166の中心軸と直交する方向に延びるように形成された収容室146Cに収容されている。なお、背圧制御弁300の構造及び背圧調整動作については後述する。
スクロール型圧縮機100は、図1及び図2に示すように、冷媒導入通路L1及び吐出通路L2に加えて、背圧供給通路L3、放圧通路L4及び吸入圧力感知通路L5を更に備えている。
背圧供給通路L3は、吐出室H2と背圧室H4とを連通するように、リアハウジング146及びセンターハウジング144に形成されている。ここで、リアハウジング146における背圧供給通路L3は、背圧制御弁300が収容される収容室146Cを経由している。そして、オイルセパレータにより吐出室H2の気体冷媒から分離された潤滑油は、背圧制御弁300及び背圧供給通路L3を介して背圧室H4へと導かれて、各摺動部位の潤滑に供されると共に、背圧室H4の背圧Pmを上昇させる。
背圧制御弁300は、背圧供給通路L3の一部を形成するように、背圧供給通路L3の途上に配置されている。従って、吐出室H2の気体冷媒から分離された潤滑油は、背圧制御弁300によって適宜減圧されつつ、その下流側に位置する背圧供給通路L3を介して背圧室H4に供給される。つまり、背圧室H4の入口側(上流側)に接続される背圧供給通路L3の開度を背圧制御弁300によって調整することで、背圧室H4へと流入する潤滑油の流量を増減して背圧Pmを調整する。
放圧通路L4は、背圧室H4と吸入室H1とを連通するように、駆動軸166の軸方向に貫通して形成されている。放圧通路L4の途上、例えば、駆動軸166の吸入室H1側の端部には、オリフィスOL1が配置されている。従って、背圧室H4の潤滑油は、オリフィスOL1によって流量が制限されつつ、吸入室H1へと戻される。
吸入圧力感知通路L5は、背圧制御弁300において吸入室H1の吸入圧力Psを感知できるようにすべく、スクロールユニット120の外端部付近の空間H5と収容室146Cとを連通する。具体的には、吸入圧力感知通路L5は、固定スクロール122の底板122A及びリアハウジング146に形成されている。なお、吸入圧力感知通路L5は、空間H5を介して吸入室H1の吸入圧力Psを間接的に感知しているが、吸入室H1の吸入圧力Psを直接感知するようにしてもよい。
ここで、上述したように、背圧室H4の背圧Pmによって、旋回スクロール124が固定スクロール122に向けて押しつけられる。スクロールユニット120の圧縮運転中において、旋回スクロール124の底板124Aの背圧室H4側端面に作用する背圧Pmの合力が底板124Aの圧縮室H3側端面に作用する圧縮反力より低すぎる、即ち、背圧不足状態になると、旋回スクロール124のラップ124Bの先端部と固定スクロール122の底板122Aとの間に隙間が生じると共に、旋回スクロール124の底板124Aと固定スクロール122のラップ122Bの先端部との間に隙間が生じ、圧縮機の体積効率が低下する。背圧制御弁300は、背圧Pmが目標背圧Pcを下回った場合、背圧不足状態にならないように、背圧Pmを上昇させて目標背圧Pcに近づける。
一方、背圧室H4の背圧Pmによる合力が圧縮反力よりも高すぎる、即ち、背圧過剰状態になると、固定スクロール122と旋回スクロール124との間の摩擦力が大きくなるため、圧縮機の機械効率が低下する。背圧制御弁300は、背圧Pmが目標背圧Pcを上回った場合、背圧過剰状態にならないように、背圧Pmを低下させて目標背圧Pcに近づける。
図3は、背圧制御弁300の一例を示している。
背圧制御弁300は、大別すると、弁体320と、弁体320を軸方向に摺動可能に収容するボディ(弁箱)340と、可撓性を有する薄板円板形状の感圧部材360と、を備えている。
弁体320は、中空円柱形状の軸部322と、円柱形状の円柱部324と、を含んで構成されている。軸部322の一端部は、テーパ面(円錐面)に形成されている。また、円柱部324は、軸部322より大径に形成され、軸部322の中間部、具体的には、テーパ面とは反対側の端部寄りの位置に一体的に固定されている。さらに、軸部322の周壁であって、テーパ面の近傍並びに円柱部324と軸部322の他端部との間に位置する部位には、軸部322の内部空間と連通する少なくとも1つの連通孔322A及び322Bが夫々形成されている。
ボディ340は、段付円柱形状の外形を有する第1のケーシング342と、第1のケーシング342の大径端面に圧入又は螺合される円筒形状の第2のケーシング344と、を含んで構成されている。
第1のケーシング342の小径端面には、ここから軸方向に向かって延びる、5段階に縮径する段付円柱形状の内周面を有する第1の凹部342Aが形成されている。また、第1のケーシング342の大径端面には、ここから軸方向に向かって延びる、2段階に縮径する段付円柱形状の内周面を有する第2の凹部342Bが形成されている。さらに、第1のケーシング342において、第1の凹部342Aと第2の凹部342Bとの間に位置する隔壁には、弁体320の軸部322が摺動可能に貫通する貫通孔が形成されている。ここで、第1の凹部342A、第2の凹部342B及び貫通孔は、第1のケーシング342の軸心周りに同軸に配置されている。
そして、弁体320は、第1の凹部342Aの大径端面から4番目の部位にテーパ面が位置し、第2の凹部342Bの最奥部の部位に円柱部324が位置するように、第1のケーシング342に対して摺動可能に内挿されている。
第1の凹部342Aの最奥部に位置する底面には、弁体320の軸部322とのシールを確保するOリング380が埋設されている。第1の凹部342Aの最奥部の部位には、その大径端面を向く端面が開口すると共に弁体320の軸部322が貫通する貫通孔が形成された、有底円筒形状のシール固定部材382が圧入されている。従って、シール固定部材382の先端面と第1の凹部342Aの底面とによって、Oリング380が狭持されて固定されている。
第1の凹部342Aの大径端面から3番目の部位には、円柱形状の弁孔形成部材384が圧入されている。弁孔形成部材384の中央部には、所定寸法を有する弁孔384Aが貫通形成されている。従って、弁体320は、その軸部322のテーパ面が弁孔384Aに離接可能となっており、弁体320を軸方向に変位させることで、弁孔384Aの開度を変化させることができる。
第1の凹部342Aの大径端面の開口は、収容室146Cの上流側に位置する背圧供給通路L3を介して吐出室H2に連通されている。従って、第1の凹部342A内に位置する弁孔384Aは、吐出室H2に連通している。第1の凹部342Aの大径端面から2番目の部位には、オイルセパレータによって吐出室H2の気体冷媒から分離された潤滑油のコンタミネーションを除去する、例えば、金属メッシュなどからなるフィルタ386が取り付けられている。ここで、弁体320の軸部322のテーパ面は、弁孔384Aを介して吐出圧力Pdを開弁方向に受ける第1の受圧面S1を形成する。
そして、第1のケーシング342には、第1の凹部342Aの内周面、シール固定部材382及び弁孔形成部材384によって区画される、段付円柱形状の内周面を有する第1の圧力室H6が形成されている。第1のケーシング342の周壁であって、第1の圧力室H6を臨む部位には、収容室146Cの下流側に位置する背圧供給通路L3を介して背圧室H4に連通する、少なくとも1つの第1の連通孔342Cが形成されている。従って、第1の圧力室H6は、背圧供給通路L3を介して背圧室H4に連通している。
第1のケーシング342の第2の凹部342Bの最奥部には、弁体320の円柱部324を介して、弁体320を開弁方向に付勢する第1のコイルばね388が配設されている。具体的には、第2の凹部342Bの最奥部に位置する底面と弁体320の円柱部324との間に、第1のコイルばね388が配設されている。第1のケーシング342の周壁であって、第1のコイルばね388が配設された第2の凹部342Bを臨む部位には、吸入圧力感知通路L5を介して吸入室H1に連通する、少なくとも1つの第2の連通孔342Dが形成されている。ここで、第1のコイルばね388が配設された第2の凹部342Bは、吸入室H1に連通する第2の圧力室H7を形成する。また、弁体320の円柱部324の一面(上面)は、第2の圧力室H7にて吸入圧力Psを開弁方向に受ける第2の受圧面S2を形成する。
第1のケーシング342において、第2の凹部342Bの大径部から小径部へと移行する部位には、感圧部材360が配設されている。ここで、感圧部材360としては、例えば、可撓性を有する材料で形成されたダイヤフラムなどを使用することができる。また、感圧部材360には、感圧部材360の中央部を貫通し、その一端部にて弁体320の軸部322の他端部を支持する、段付円柱形状の支持部材390が取り付けられている。
感圧部材360は、ボディ340の第1のケーシング342と第2のケーシング344との間に挟持される挟持部材392によって固定されている。挟持部材392は、第1のケーシング342の第2の凹部342Bの最奥部側が大径に形成されると共に、第2の凹部342Bの大径端面を向く端面が開口する、段付円筒形状をなしている。また、挟持部材392の大径端面の中央部には、円形断面を有する凹部392Aが形成されると共に、凹部392Aの底壁に支持部材390が摺動可能に貫通する貫通孔が形成されている。
そして、第1のケーシング342の第2の凹部342Bには、その最奥部から開口側に向かって、感圧部材360及び挟持部材392が挿入され、第2の凹部342Bの開口に第2のケーシング344が圧入又は螺合されることで、感圧部材360が固定されている。感圧部材360と一体化された支持部材390は、挟持部材392の貫通孔を貫通して、その内部空間まで突出している。
挟持部材392の内部空間には、支持部材390を介して、弁体320を閉弁方向に付勢する第2のコイルばね394が配設されている。第2のコイルばね394は、支持部材390を向く端面が開口したハット形状の受け部材396を介して支持部材390の先端部に連結されると共に、挟持部材392の開口を閉塞する円筒形状の閉塞部材398の一面に支持されている。
また、挟持部材392の凹部392Aに位置する支持部材390には、支持部材390を介して弁体320の開弁方向への移動を規制する、支持部材390よりも大径を有する円柱形状の規制部390Aが形成されている。従って、弁体320が開弁方向に移動し、支持部材390の規制部390Aが凹部392Aの底面に当接すると、弁体320の開弁方向への移動が規制されることとなる。
第1のケーシング342には、第2の凹部342Bの内周面、弁体320の円柱部324及び感圧部材360によって区画される、段付円柱形状の内周面を有する第3の圧力室H8が形成されている。第3の圧力室H8は、弁体320の軸部322に形成された連通孔322A及び322B並びに軸部322の内部空間を介して、第1の圧力室H6に連通している。従って、第3の圧力室H8は、第1の圧力室H6を介して、背圧室H4に連通している。また、支持部材390の周囲の感圧部材360の一面(上面)は、第3の圧力室H8にて背圧Pmを開弁方向に受ける第3の受圧面S3を形成する。さらに、挟持部材392の内部空間は、閉塞部材398の開口を介して、基準圧力P0としての大気圧が導入される第4の圧力室H9を形成する。
なお、第1のケーシング342の第2の凹部342Bにおいて、その大径部から小径部へと移行する部位と感圧部材360の一面との間には、第1のケーシング342と感圧部材360とのシールを確保するOリング400が配設されている。
次に、背圧制御弁300による背圧Pmの調整動作について説明する。
背圧制御弁300の弁体320には、第1の受圧面S1が吐出圧力Pdから受ける開弁方向への力F1、第2の受圧面S2が吸入圧力Psから受ける開弁方向への力F2、第3の受圧面S3が背圧Pmから受ける開弁方向への力F3が夫々作用している。また、弁体320には、上記の力F1〜F3に加え、第1のコイルばね388による開弁方向への力F4、第2のコイルばね394による閉弁方向への力F5、受け部材396が基準圧力P0から受ける閉弁方向への力F6が更に作用している。
弁体320は、上記の力F1〜F6が釣り合っている場合、即ち、開弁方向への合力Fo(F1+F2+F3+F4)と閉弁方向への合力Fc(F5+F6)とが等しい平衡状態のとき、弁孔384Aの開度を一定に保っている。そして、弁孔384Aの開度が一定である状態から、吐出圧力Pd及び吸入圧力Psの少なくとも一方が変化すると、力の釣り合いが崩れて、力F1〜F6の合力が作用する方向に弁体320が移動する。弁体320が移動すると、背圧室H4に供給される潤滑油の流量が増減して背圧Pmが変化する。すると、第3の受圧面S3が背圧Pmから受ける開弁方向への力F3、第1のコイルばね388及び第2のコイルばね394の付勢力による閉弁方向への力F5及びF6が夫々変化し、新たな平衡状態となるように弁体320が移動して背圧Pmが調整される。
具体的には、平衡状態から吐出圧力Pdが上昇すると、弁孔384Aを介して第1の受圧面S1が吐出圧力Pdから受ける開弁方向への力F1が大きくなって、開弁方向への合力Foが閉弁方向への合力Fcより大きくなる。すると、弁体320が開弁方向へと移動して弁孔384Aの開度が大きくなり、弁孔384Aを介して第1の圧力室H6へと供給される潤滑油の流量が増加する。その結果、背圧供給通路L3を介して背圧室H4へと供給される潤滑油の流量が増加し、背圧室H4の背圧Pmが上昇する。
弁体320が開弁方向へと移動すると、第1のコイルばね388の全長が長くなって、第1のコイルばね388による開弁方向への力F4が小さくなる。また、弁体320が開弁方向へと移動すると、第2のコイルばね394の全長が短くなって、第2のコイルばね394による閉弁方向への力F5が大きくなる。さらに、背圧Pmが上昇すると、第3の受圧面S3が背圧Pmから受ける開弁方向への力F3が大きくなる。そして、開弁方向への合力Foが閉弁方向への合力Fcより小さくなる。すると、弁体320が閉弁方向へと移動して弁孔384Aの開度が小さくなり、弁孔384Aを介して第1の圧力室H6へと供給される潤滑油の流量が減少する。その結果、背圧供給通路L3を介して背圧室H4へと供給される潤滑油の流量が減少し、開弁方向への合力Foと閉弁方向への合力Fcとが等しくなる新たな平衡状態になる。
一方、平衡状態から吐出圧力Pdが低下すると、弁孔384Aを介して第1の受圧面S1が吐出圧力Pdから受ける開弁方向への力F1が小さくなって、開弁方向への合力Foが閉弁方向への合力Fcより小さくなる。すると、弁体320が閉弁方向へと移動して弁孔384Aの開度が小さくなり、弁孔384Aを介して第1の圧力室H6へと供給される潤滑油の流量が減少する。その結果、背圧供給通路L3を介して背圧室H4へと供給される潤滑油の流量が減少し、背圧室H4の背圧Pmが低下する。
弁体320が閉弁方向へと移動すると、第1のコイルばね388の全長が短くなって、第1のコイルばね388による開弁方向への力F4が大きくなる。また、弁体320が閉弁方向へと移動すると、第2のコイルばね394の全長が長くなって、第2のコイルばね394による閉弁方向への力F5が小さくなる。さらに、背圧Pmが低下すると、第3の受圧面S3が背圧Pmから受ける開弁方向への力F3が小さくなる。そして、開弁方向への合力Foが閉弁方向への合力Fcより大きくなる。すると、弁体320が開弁方向へと移動して弁孔384Aの開度が大きくなり、弁孔384Aを介して第1の圧力室H6へと供給される潤滑油の流量が増加する。その結果、背圧供給通路L3を介して背圧室H4へと供給される潤滑油の流量が増加し、開弁方向への合力Foと閉弁方向への合力Fcとが等しくなる新たな平衡状態になる。
また、平衡状態から吸入圧力Psが上昇すると、第2の受圧面S2が吸入圧力Psから受ける開弁方向への力F2が大きくなって、開弁方向への合力Foが閉弁方向への合力Fcより大きくなる。すると、弁体320が開弁方向へと移動して弁孔384Aの開度が大きくなり、弁孔384Aを介して第1の圧力室H6へと供給される潤滑油の流量が増加する。その結果、背圧供給通路L3を介して背圧室H4へと供給される潤滑油の流量が増加し、背圧室H4の背圧Pmが上昇する。なお、背圧Pmが上昇してから新たな平衡状態となるまでの調整動作は、平衡状態から吐出圧力Pdが上昇した場合と同様であるので、その説明を省略する。
一方、平衡状態から吸入圧力Psが低下すると、第2の受圧面S2が吸入圧力Psから受ける開弁方向への力F2が小さくなって、開弁方向への合力Foが閉弁方向への合力Fcより小さくなる。すると、弁体320が閉弁方向へと移動して弁孔384Aの開度が小さくなり、弁孔384Aを介して第1の圧力室H6へと供給される潤滑油の流量が減少する。その結果、背圧供給通路L3を介して背圧室H4へと供給される潤滑油の流量が減少し、背圧室H4の背圧Pmが低下する。なお、背圧Pmが低下してから新たな平衡状態となるまでの調整動作は、平衡状態から吐出圧力Pdが低下した場合と同様であるので、その説明を省略する。
従って、背圧制御弁300は、吸入圧力Ps及び吐出圧力Pd、要するに、吐出圧力Pdと背圧Pmとの差圧に応じて、背圧室H4の背圧Pmを目標背圧Pcに調整することができる。このとき、上記の作動特性を実現すべく、弁体320の第1の受圧面S1、第2の受圧面S2及び第3の受圧面S3の有効受圧面積、並びに、第1のコイルばね388及び第2のコイルばね394のばね定数などを適宜設定することができる。
ところで、背圧制御弁300に導入される潤滑油は、上述したように、例えば、樹脂製のシール部材の摩耗によって発生するコンタミネーション、金属同士の摺動によって発生するコンタミネーションを含んでいる。潤滑油に含まれる粒径の大きなコンタミネーションは、フィルタ386によって除去されるが、粒径の小さなコンタミネーションは、フィルタ386を通過して弁孔384Aへと導入されてしまう。このとき、背圧制御弁300は、吐出圧力Pdと背圧Pmとの差圧に応じて弁体320を移動させて弁孔384Aの開度を変更しているため、この差圧が大きい場合には弁孔384Aの開度、即ち、弁孔384Aと弁体320のテーパ面との間の隙間が微小になってしまう。この状態で、コンタミネーションを含んだ潤滑油が背圧制御弁300に導入されると、弁孔384Aと弁体320のテーパ面との間の隙間にコンタミネーションが詰まってしまうおそれがある。そして、この隙間がコンタミネーションによって完全に詰まってしまうと、背圧室H4の背圧Pmが低下して圧縮効率が低下したり、潤滑油が供給されなくなって摺動部の潤滑が不足したりしてしまう。
そこで、コンタミネーションによる背圧制御弁300の詰まりを抑制することを目的として、背圧制御弁300の吐出圧力Pdの入口側に、背圧制御弁300に導入される潤滑油の流量を減少させるオリフィスOL2を更に配設する。具体的には、オリフィスOL2は、背圧制御弁300の吐出圧力Pdの入口に連通する流体通路、即ち、吐出室H2と背圧制御弁300との間に位置する背圧供給通路L3に配設される。
このようにすれば、図2に示すように、オイルセパレータによって吐出室H2の気体冷媒から分離された潤滑油は、背圧供給通路L3に配設されたオリフィスOL2によって圧力が低下されつつ背圧制御弁300に導入される。背圧制御弁300によって流量が調整された潤滑油は、背圧制御弁300の下流側の背圧供給通路L3を介して背圧室H4に導入された後、放圧通路L4及びここに配設されたオリフィスOL1を介して吸入室H1に排出される。
背圧制御弁300の上流側の背圧供給通路L3にはオリフィスOL2が配設されているため、背圧制御弁300に導入される吐出圧力Pdが低下してPd’となるが背圧Pmは変わらないので、背圧制御弁300に導入される圧力Pd’と背圧Pmとの差圧が小さくなる。そして、背圧制御弁300は、小さくなった差圧に応じて弁体320を移動させる際、潤滑油の流量を確保するために弁孔384Aの開度、要するに、弁孔384Aと弁体320のテーパ面との間の隙間を大きくする。従って、弁孔384Aと弁体320のテーパ面との間の隙間が大きくなることで、ここにコンタミネーションを含んだ潤滑油が導入されても隙間が詰まり難くなり、コンタミネーションによる背圧制御弁300の詰まりを抑制することができる。
背圧制御弁300に導入される吐出圧力Pdを低下させるオリフィスOL2は、吐出室H2と背圧制御弁300との間に位置する背圧供給通路L3に限らず、図4に示すように、背圧制御弁300の吐出圧力の入口となる弁孔384Aに配設するようにしてもよい。なお、背圧制御弁300の弁孔384AにオリフィスOL2を配設した作用及び効果は、先の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。必要があれば、先の実施形態の説明を参照されたい。
また、スクロール型圧縮機100としては、図5に示すように、固定スクロール122の底板122A及びリアハウジング146の円筒部146Aに形成されたインジェクションガス導入通路L6を介して、冷媒回路の気液分離器で分離された気体冷媒を圧縮室H3にインジェクションするスクロール型圧縮機であってもよい。
以上、本発明を実施するための実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で種々の変形が可能であることに留意されたい。
100 スクロール型圧縮機
120 スクロールユニット
122 固定スクロール
124 旋回スクロール
300 背圧制御弁
384A 弁孔
H3 圧縮室
H4 背圧室
L3 背圧供給通路
OL2 オリフィス

Claims (3)

  1. 互いに噛み合わされる固定スクロール及び旋回スクロールを有し、前記固定スクロール及び前記旋回スクロールにより区画される圧縮室に吸入された流体を圧縮して吐出するスクロールユニットと、
    前記固定スクロールに向けて前記旋回スクロールを押しつける背圧室に導入される流体の流量を、前記スクロールユニットから吐出される流体の吐出圧力と前記背圧室における流体の圧力との差圧に応じて調整する背圧制御弁と、
    前記背圧制御弁の吐出圧力の入口側に配設されたオリフィスと、
    を備えた、スクロール型圧縮機。
  2. 前記オリフィスは、前記背圧制御弁の吐出圧力の入口に連通する流体通路に配設された、
    請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
  3. 前記オリフィスは、前記背圧制御弁の吐出圧力の入口に配設された、
    請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4431743A1 (en) * 2023-03-15 2024-09-18 TGK CO., Ltd. Control valve for scroll compressor

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