JP2021020787A - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲の環境に左右されることなく、携帯端末を利用して、利用者の要求を登録可能なエレベータシステムを提供すること。【解決手段】一実施形態によれば、エレベータシステムは、乗りかごと、乗りかごの動作を制御するエレベータ制御装置と、乗りかごに乗車する利用者が所持する端末であって、エレベータ制御装置と通信可能に接続される携帯端末と、を備え、携帯端末は、利用者による携帯端末を振る動作に基づいて、乗りかごに対する利用者の要求を登録するための情報を生成し、これをエレベータ制御装置に送信し、エレベータ制御装置は、携帯端末によって送信された情報に基づいて、乗りかごの動作を制御する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータシステムに関する。
一般に、建物の各階の乗場には、乗場呼びを登録するための乗場呼びボタンが設置されている。エレベータの利用者が乗場呼びボタンを操作すると、乗りかごが乗場呼びの登録階に応答する。利用者が乗りかごに乗り込み、かご操作盤の行先階ボタンを操作すると、行先階が登録され、乗りかごがその行先階に移動する。
ここで、近年、利用者が所持する携帯端末を利用して呼び登録を行うエレベータシステムが考えられている。これは、携帯端末に予め呼び登録のためのアプリケーションソフトをインストールしておき、利用者が任意の階の乗場に来たときに携帯端末の画面を操作して行先階を手動で入力するものである。携帯端末に入力された行先階は、当該階の乗場呼びの情報として通信回線を介してエレベータ制御装置に与えられる。
しかしながら、上記したエレベータシステムの場合、利用者は行先階を手動で入力する必要があるため、例えば視覚障害者等、携帯端末の画面操作が困難な利用者にとっては不便である。
このため、行先階を入力する方法として、画面操作を伴う手動による方法ではなく、音声により入力する方法が検討されている。
特開2018−90400号公報 特開2015−3785号公報
しかしながら、音声による入力方法では、多数の利用者が乗場にいる等、周囲の環境によっては、行先階がうまく入力されない、あるいは、誤った行先階が入力されてしまう可能性がある。このように、周囲の環境に左右される入力方法は、利用者にとって不便である。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、周囲の環境に左右されることなく、携帯端末を利用して、利用者の要求を登録可能なエレベータシステムを提供することである。
一実施形態によれば、エレベータシステムは、乗りかごと、前記乗りかごの動作を制御するエレベータ制御装置と、前記乗りかごに乗車する利用者が所持する端末であって、前記エレベータ制御装置と通信可能に接続される携帯端末と、を具備し、前記携帯端末は、前記利用者による前記携帯端末を振る動作に基づいて、前記乗りかごに対する前記利用者の要求を登録するための情報を生成し、これを前記エレベータ制御装置に送信し、前記エレベータ制御装置は、前記携帯端末によって送信された前記情報に基づいて、前記乗りかごの動作を制御する。
図1は実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図である。 図2は同実施形態に係るエレベータシステムに含まれる携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は同実施形態に係るエレベータシステムにおいて実行される呼び登録処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図4は同実施形態に係るエレベータシステムに含まれる携帯端末において実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は同実施形態に係るエレベータシステムに含まれる携帯端末を振る動作を説明するための図である。 図6は同実施形態に係るエレベータシステムに含まれる携帯端末を振る動作を説明するための別の図である。 図7は同実施形態に係るエレベータシステムに含まれる携帯端末を振る動作を説明するための別の図である。 図8は同実施形態の第1変形例に係るエレベータシステムに含まれる携帯端末に格納される第1動作要求情報を説明するための図である。 図9は同実施形態の第2変形例に係るエレベータシステムに含まれる携帯端末に格納される第2動作要求情報を説明するための図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図である。建物にエレベータ11が設置されている。エレベータ11は、乗りかご12とエレベータ制御装置13とを備える。乗りかご12は、図示せぬ昇降路内に立設された一対のガイドレールに昇降自在に支持されており、乗場呼びまたはかご呼びに応じて各階を移動する。
なお、「乗場呼び」とは、各階の乗場で登録される呼びの信号のことであり、登録階と行先方向の情報を含む。「かご呼び」とは、かご室内で登録される呼びの信号のことであり、行先階の情報を含む。後述するように、本システムでは、利用者の携帯端末22を利用して乗場呼びを登録可能である。この乗場呼びは利用者の行先階の情報を有するので、かご室内でのかご呼びの登録(行先階ボタン15の操作)は不要となる。
乗りかご12内のドア近傍には操作盤14が設けられており、その操作盤14上に建物の各階に対応した行先階ボタン15を含む各種操作ボタンが配設されている。一般的に、かご呼びの登録は、この行先階ボタン15を押下操作することで行われる。
エレベータ制御装置13は、「制御盤」とも呼ばれ、建物内の最上部に設けられた図示せぬ機械室あるいは昇降路内の上部に設置され、乗りかご12の運転制御を含むエレベータ全体の制御を行う。
ここで、本実施形態においては、乗場20の任意の箇所に例えばBluetooth(登録商標)等からなる無線信号装置21が設置されている。無線信号装置21は、乗場ビーコン(beacon)として用いられ、所定周波数帯の無線信号を発信する。なお、無線信号装置21の設置箇所は、例えば乗場ドア近辺の壁等が一例として挙げられるが、特に限定されるものではなく、乗場20に来た利用者(乗客)が所持する携帯端末22に無線信号が届く範囲であればどこでも良い。また、無線信号装置21は、例えば基準階等、所定階にのみ設置されていても良いし、全ての階に設置されていても良い。
無線信号装置21は、エレベータ制御装置13に接続されており、エレベータ11(乗りかご12)が正常に稼働している間は常にONして、乗場20に所定周波数帯の無線信号を発信している。
利用者が所持する携帯端末22は、いわゆるスマートフォンやタブレット端末等である。この携帯端末22には、呼びを登録するためのアプリケーションソフト23が予めインストールされている。ここでの呼びとは、利用者の行先階の情報を有した乗場呼びのことを指す。携帯端末22は無線信号装置21から発信される無線信号を受信すると、アプリケーションソフト23を自動的に起動する。このアプリケーションソフト23の起動により、携帯端末22はアクセスポイント(AP)24を介してエレベータ制御装置13に無線接続され、利用者の行先階をエレベータ制御装置13に送信して呼び登録を行う(つまり、利用者の行先階の情報を有した乗場呼びの登録を行う)。なお、アプリケーションソフト23は、携帯端末22を所持する利用者によって手動で起動されても構わない。
各階の乗場20には、乗場呼びボタン25が設置されている。乗場呼びボタン25は、行先方向を指定するための方向ボタンからなり、アプリケーションソフト23がインストールされた携帯端末22を所持していない利用者は、乗場呼びボタン25の押下操作によって通常の乗場呼びを登録する。
図2は、図1に示す携帯端末22のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、携帯端末22においては、バス31に、不揮発性メモリ32、CPU33、メインメモリ34、通信デバイス35、振動部36、加速度センサ37およびジャイロセンサ38、等が接続されている。
不揮発性メモリ32は、例えばオペレーティングシステム(OS)等を含む各種プログラムを格納する。なお、不揮発性メモリ32に格納されているプログラムには、上記した呼び登録用のアプリケーションソフト23が含まれる。
CPU33は、例えば不揮発性メモリ32に格納されている各種プログラムを実行するプロセッサである。なお、CPU33は、携帯端末22全体の制御も行う。メインメモリ34は、例えばCPU33が各種プログラムを実行する際に必要とされるワークエリア等として使用される。通信デバイス35は、図1に示す無線信号装置21やアクセスポイント24と実行される通信を制御する機能を有する。
振動部36は、バイブレーションモータからなり、何らかの通知を行うためのバイブ機能として一般的に使用される。加速度センサ37およびジャイロセンサ38は、携帯端末22の動きを計測(検出)するためのセンサであり、これらセンサはまとめてモーションセンサと称されても良い。詳細については後述するが、本実施形態においては、このモーションセンサによって、利用者による携帯端末22を振る動作が検出される。
次に、図3のフローチャートを参照して、実施形態に係るエレベータシステムにおいて実行される呼び登録処理について説明する。
エレベータ11が正常に稼働している間、乗場20に設置された無線信号装置21は常にONしている(ステップS1)。なお、停電等、何かしらの異常によりエレベータ11の運転が停止あるいは管制運転している場合には、無線信号装置21は、エレベータ制御装置13からの指示にしたがってOFFされる。
無線信号装置21がONしているとき、所定周波数帯の無線信号が発信される(ステップS2)。この無線信号には、当該無線信号を発信した無線信号装置21の設置箇所(例えば設置階床)を示す設置箇所情報と、乗りかご12が移動・停止可能な階床を示す階床情報と、アクセスポイント24に接続するためのIDおよびパスワードと、が含まれている。
携帯端末22により上記した無線信号が受信されると(ステップS3のYes)、携帯端末22はアプリケーションソフト23を起動し(ステップS4)、当該受信した無線信号に含まれるアクセスポイント接続用のIDおよびパスワードに基づいて、アクセスポイント24に無線接続する(ステップS5)。
なお、上記したステップS4およびS5の処理により、携帯端末22とアクセスポイント24との無線接続が完了した場合、換言すると、アクセスポイント24を介した携帯端末22とエレベータ制御装置13との無線接続が完了した場合、携帯端末22は、エレベータ制御装置13との無線接続が正常に完了した旨を、例えば携帯端末22に実装されているバイブ機能や音声機能を用いて、利用者に通知しても良い。
利用者は、アプリケーションソフト23が起動し、アクセスポイント24を介したエレベータ制御装置13との無線接続が完了した状態で、携帯端末22を振る動作を行う。携帯端末22は、利用者によって行われた携帯端末22を振る動作を検出し、当該検出された携帯端末22を振る動作に基づいて、利用者の行先方向および行先階を特定する(ステップS6)。なお、ステップS6の処理の詳細については後述するため、ここではその詳しい説明を省略する。
携帯端末22は、上記したステップS6の処理により特定された利用者の行先方向および行先階を示す行先情報と、上記した設置箇所情報とを、アクセスポイント24を介してエレベータ制御装置13に送信する(ステップS7)。なお、行先情報は、携帯端末22の不揮発性メモリ32またはメインメモリ34に一時的に格納されても良い。これによれば、何らかの異常により通信エラーが生じ、行先情報の再送信が必要になったとしても、携帯端末22は、メモリに格納された行先情報を読み出せば良いため、利用者に呼びの再登録を要求することなく、行先情報の再送信を行うことが可能である。
しかる後、エレベータ制御装置13は、携帯端末22から送信された行先情報および設置箇所情報を受信すると、当該受信された行先情報によって示される利用者の行先階を有する乗場呼びを乗りかご12に割り当て、当該乗場呼びの登録階(つまり、受信された設置箇所情報によって示される設置階床)に乗りかご12を応答させ(ステップS8)、ここでの一連の処理を終了させる。
ここで、図4のフローチャートを参照して、図3に示したステップS6の処理の詳細について説明する。なお、図4に示す一連の処理は、携帯端末22単独で実現されるとしても良いし、インターネット等のネットワークを介して通信可能に接続される図示せぬサーバ装置等で一部の処理を実行し、その処理結果を携帯端末22にフィードバックすることで実現されるとしても良い。
アプリケーションソフト23が起動し、アクセスポイント24を介したエレベータ制御装置13との無線接続が完了すると、携帯端末22は、携帯端末22に設けられたモーションセンサ(加速度センサ37とジャイロセンサ38)を利用して、利用者によって行われる携帯端末22を振る動作の検出を開始する(ステップS11)。なお、所定時間が経過しても、携帯端末22を振る動作が検出されなかった場合(ステップS12のNo)、携帯端末22は、上記した呼び登録処理を終了させる。
一方で、携帯端末22を振る動作が検出されると(ステップS12のYes)、携帯端末22は、当該検出した振る動作に含まれる最初の動作が、携帯端末22を下から上に振り上げる動作であるか、携帯端末22を上から下に振り下ろす動作であるかを判定する(ステップS13)。なお、上記した最初の動作が、振り上げる動作でも、振り下ろす動作でもなかった場合、携帯端末22は、どちらかの動作を最初に行って欲しい旨のメッセージを例えば携帯端末22に実装されている音声機能により利用者に通知する。
上記したステップS13の処理において、最初の動作が携帯端末22を下から上に振り上げる動作であったと判定された場合(ステップS13の「振り上げる」)、携帯端末22は、利用者の行先方向を上方向と特定し(ステップS14)、引き続き、後述するステップS16の処理を実行する。
一方で、上記したステップS13の処理において、検出した最初の動作が携帯端末22を上から下に振り下ろす動作であったと判定された場合(ステップS13の「振り下ろす」)、携帯端末22は、利用者の行先方向を下方向と特定し(ステップS15)、引き続き、後述するステップS16の処理を実行する。
利用者の行先方向が特定されると、携帯端末22は、検出した振る動作のうちの、最初の動作以降の動作に基づいて、利用者の行先階を推定する(ステップS16)。なお、最初の動作以降の動作では、携帯端末22を振ることにより、数字または英字が描かれるものとする。
例えば図5に示すように、最初の動作以降の動作が、数字の「5」を描くように携帯端末22を振る動作であった場合、携帯端末22は、利用者の行先階を「5」階と推定する。また、例えば図6に示すように、最初の動作以降の動作が、数字の「1」と、数字の「0」とを連続して描くように携帯端末22を振る動作であった場合、携帯端末22は、利用者の行先階を「10」階と推定する。さらに、例えば図7に示すように、最初の動作以降の動作が、数字の「1」と、数字の「3」と、数字の「1」とを連続して描くように携帯端末22を振る動作であった場合、携帯端末22は、利用者の行先階を「131」階または「B1」階と推定する。
続いて、携帯端末22は、無線信号装置21から発信される無線信号に含まれる階床情報を参照して、上記したステップS16の処理により推定した利用者の行先階が、乗りかご12が移動・停止可能な階床として存在するかどうかを判定する(ステップS17)。
上記したステップS17の処理において、推定した利用者の行先階が乗りかご12が移動・停止可能な階床として存在すると判定された場合(ステップS17のYes)、携帯端末22は、当該推定した行先階を、利用者の行先階と特定し(ステップS18)、ここでの一連の処理を終了させる。
一方で、上記したステップS17の処理において、推定した利用者の行先階が乗りかご12が移動・停止可能な階床として存在しないと判定された場合(ステップS17のNo)、携帯端末22は、上記したステップS16の処理において推定された別の行先階が存在するかどうかを判定する(ステップS19)。
上記したステップS19の処理において、別の行先階が存在すると判定された場合(ステップS19のYes)、携帯端末22は、当該別の行先階を対象にして、上記したステップS17の処理を再度実行する。
一方で、上記したステップS19の処理において、別の行先階が存在しないと判定された場合(ステップS19のNo)、携帯端末22は、呼びの再登録を促す旨のメッセージを例えば携帯端末22に実装されている音声機能により利用者に通知し、図4に示す一連の処理を再度実行する。
上記したステップS17の処理は、次のような場合に有効である。
例えば、利用者が行先階として「B1」階を登録する場合、上記したように、最初の動作以降の動作として、数字の「1」と、数字の「3」と、数字の「1」とを連続して描くように携帯端末22を振ることが予想される。この場合、携帯端末22は、上記したように、利用者の行先階を「131」階または「B1」階と推定するが、どちらが正しい行先階であるか特定することができないという問題がある。
しかしながら、上記したステップS17の処理によれば、推定した利用者の行先階が、乗りかご12が移動・停止可能な階床として存在するかどうかを判定することが可能であるため、携帯端末22は、利用者の行先階として正しい行先階を特定することが可能となる。
図4に示す一連の処理によれば、利用者による携帯端末22を振る動作に基づいて、利用者の行先方向と、利用者の行先階とを特定することが可能であり、上記したステップS14またはS15の処理により特定した行先方向と、上記したステップS18の処理により特定した行先階とが対応づけられた行先情報の生成を実現することが可能である。
なお、本実施形態では、無線信号装置21が乗場20に設置されており、乗場20における呼び登録処理について主に説明したが、これに限定されず、無線信号装置21は乗りかご12内(かご室内)に設置されていても良く、乗りかご12内で同様の呼び登録処理(この場合、かご呼びの登録処理)が実行されても良い。この場合、利用者は、上記した最初の動作に相当する動作を行う必要がなく、携帯端末22は、利用者の行先方向を特定する処理を省略し(つまり、上記したステップS13〜S15の処理を省略し)、利用者の行先階を特定する処理のみを実行すれば良い。
また、本実施形態では、複数の数字や英字が連続して描かれる際に特に制限を設けない場合について説明したが、これに限定されず、例えば、最初に描く数字や英字と、次に描く数字や英字との間に、1秒間等のインターバルが必要といった制限が設けられても良い。この制限によれば、携帯端末22は、上記したインターバルを検出することなく検出した動作を、1つの数字や英字を描くための動作として検出することが可能である。これによれば、利用者の行先階が何桁(何文字)で表現されているかを特定することが可能となり、利用者の行先階をより精度良く特定することが可能となる。
さらに、本実施形態では、数字や英字を描く際の書き順に特に制限を設けない場合について説明したが、これに限定されず、例えば、数字や英字を描く際の書き順に制限が設けられても良い。この場合、携帯端末22の不揮発性メモリ32には、階床を示す数字や英字と、当該数字や英字の書き順とが対応づけられた書き順情報が予め格納されるものとする。この制限によれば、携帯端末22は、携帯端末22を振ることで描かれた数字や英字の書き順が、不揮発性メモリ32に予め格納された書き順情報により示される書き順と異なる場合には、利用者の行先階として特定しない、といった処理を実現することが可能となる。これによれば、乗場呼びを登録するつもりのない利用者による携帯端末22を移動させる動作が、携帯端末22を振る動作として誤って検出されてしまったとしても、書き順が異なっていれば利用者の行先階が特定されないため、乗場呼びが誤って登録されてしまう可能性を抑制することが可能である。
また、アプリケーションソフト23においては、上記した行先階を有した乗場呼びの登録とは別に、車椅子利用者である旨の設定を予め行うことができるとしても良い。これによれば、車椅子利用者によって行先階の情報を有した乗場呼びが登録され、当該乗場呼びに乗りかご12が応答した際には、当該乗りかご12のドアの戸開時間を通常時よりも延長する等、車椅子操作盤を操作して呼びを登録した際に得られる効果と同様な効果を車椅子利用者に対して提供することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、タッチ操作やボタン操作といった画面操作や、周囲の環境に左右され易い音声操作、等を行うことなく、携帯端末22を振るという直観的な操作で行先階の情報を有した乗場呼びを登録することが可能であり、例えば視覚障害者等、画面操作を行うことが困難な利用者であっても、周囲の環境に左右されることなく、行先階の情報を有した乗場呼びの登録を行うことが可能である。
以下、本実施形態の変形例について説明する。
(第1変形例)
第1変形例は、携帯端末22を振る動作が呼び登録のための動作(つまり、行先方向および行先階を特定するための動作)として検出されるだけでなく、乗りかご12を操作するための動作としても検出される点で、上記した実施形態と相違している。この場合、携帯端末22の不揮発性メモリ32には、図8に示すように、携帯端末22を振る動作の種別と、乗りかご12に対して要求される動作とが対応づけられた第1動作要求情報が予め格納される。
例えば図8に示す第1動作要求情報41は、携帯端末を振る動作の種別「左右に連続して振る」と、乗りかごに対して要求される動作「ドアの戸開閉(戸開閉ボタンの押下操作)」と、が対応づけられた情報である。この第1動作要求情報41によれば、アプリケーションソフト23が起動し、アクセスポイント24を介してエレベータ制御装置13との無線接続が完了した状態で、携帯端末22を左右に連続して振る動作が検出された場合、携帯端末22は、当該第1動作要求情報41に基づいて、戸開閉ボタンが押下操作されたと認識し、乗りかご12のドアを戸開閉したい旨の要求(つまり、乗りかご12のドアを戸開するための戸開要求または戸閉するための戸閉要求)をエレベータ制御装置13に送信することが可能となる。
また、図8に示す第1動作要求情報42は、携帯端末を振る動作の種別「前後に連続して振る」と、乗りかごに対して要求される動作「管理員との通話(非常呼びボタンの押下操作)」と、が対応づけられた情報である。この第1動作要求情報42によれば、アプリケーションソフト23が起動し、アクセスポイント24を介してエレベータ制御装置13との無線接続が完了した状態で、携帯端末22を前後に連続して振る動作が検出された場合、携帯端末22は、当該第1動作要求情報42に基づいて、非常呼びボタンが押下操作されたと認識し、乗りかご12の図示せぬインターホンにより管理員と通話したい旨の要求(つまり、監視センタにいる管理員との通話要求)をエレベータ制御装置13に送信することが可能となる。
なお、図8では、第1動作要求情報には、携帯端末22を振る動作の種別と、乗りかご12に対して要求される動作とが対応づけられている場合について説明したが、これに限定されず、第1動作要求情報には、例えば、携帯端末22が受信した無線信号を発信している無線信号装置21の設置箇所に関する情報、がさらに対応づけられていても良い。これによれば、例えば、乗りかご12の非常呼びボタンの押下操作のように、基本的に乗りかご12に乗車している利用者しか行うことができないような操作に対応する動作が乗場20から行われたとしても、上記した設置箇所に関する情報が対応づけられていれば、当該動作に対応する要求(例えば、非常呼びボタンの押下操作に対応した通話要求)がエレベータ制御装置13に誤って送信されてしまうことを抑制することが可能となる。
以上説明したように、第1変形例によれば、携帯端末22を振る動作を呼び登録のための動作として検出するだけでなく、乗りかご12を操作するための動作としても検出することが可能となり、行先階の情報を有した乗場呼びの登録だけでなく、利用者による様々な要求の登録を行うことが可能である。
(第2変形例)
第2変形例は、携帯端末22の不揮発性メモリ32に、上記した第1動作要求情報ではなく、図9に示すように、携帯端末22を振る速度と、乗りかご12の現在状況と、乗りかご12に対して要求される動作とが対応づけられた第2動作要求情報が予め格納される点で、上記した第1変形例と相違している。なお、携帯端末22を振る速度は、携帯端末22の加速度センサ37等により計測可能である。
例えば図9に示す第2動作要求情報51は、携帯端末を振る速度「速い」と、乗りかごの現在状況「戸閉途中」と、乗りかごに対して要求される動作「戸開(戸開ボタンの押下操作)」と、が対応づけられた情報である。この第2動作要求情報51によれば、アプリケーションソフト23が起動し、アクセスポイント24を介してエレベータ制御装置13との無線接続が完了し、乗りかご12のドアが戸閉途中の状態で、携帯端末22を振る動作が検出され、当該携帯端末22を振る速度が所定値よりも速い場合、携帯端末22は、当該第2動作要求情報51に基づいて、乗りかご12の戸開ボタンが押下操作されたと認識し、乗りかご12のドアを反転戸開したい旨の要求をエレベータ制御装置13に送信することが可能となる。
また、図9に示す第2動作要求情報52は、携帯端末を振る速度「速い」と、乗りかごの現在状況「戸閉」と、乗りかごに対して要求される動作「管理員との通話(非常呼びボタンの押下操作)」と、が対応づけられた情報である。この第2動作要求情報52によれば、アプリケーションソフト23が起動し、アクセスポイント24を介してエレベータ制御装置13との無線接続が完了し、乗りかご12のドアが戸閉の状態で、携帯端末22を振る動作が検出され、当該携帯端末22を振る速度が所定値よりも速い場合、携帯端末22は、当該第2動作要求情報52に基づいて、乗りかご12の非常呼びボタンが押下操作されたと認識し、乗りかご12の図示せぬインターホンにより管理員と通話したい旨の要求(つまり、監視センタにいる管理員との通話要求)をエレベータ制御装置13に送信することが可能となる。
以上説明したように、第2変形例によれば、携帯端末22を振る動作に加えて、携帯端末22を振る速度をさらに検出し、これらを乗りかご12を操作するための動作として検出することが可能となり、上記した第1変形例に比べて、利用者による様々な要求の登録を行うにあたっての条件をより細かく設定することが可能となる。
以上説明した一実施形態によれば、エレベータシステムは、乗りかご12と、乗りかご12の動作を制御するエレベータ制御装置13と、乗りかご12に乗車する利用者が所持する端末であって、エレベータ制御装置13と通信可能に接続される携帯端末22と、を備え、携帯端末22は、利用者による携帯端末22を振る動作に基づいて、乗りかご12に対する利用者の要求を登録するための情報を生成し、これをエレベータ制御装置13に送信し、エレベータ制御装置13は、携帯端末22によって送信された情報に基づいて、乗りかご12の動作を制御する、という特徴を有している。
これによれば、周囲の環境に左右されることのない携帯端末22を振るという動作に基づいて、利用者の要求を登録可能なエレベータシステムを提供することが可能である。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…エレベータ、12…乗りかご、13…エレベータ制御装置、14…操作盤、15…行先階ボタン、20…乗場、21…無線信号装置、22…携帯端末、23…アプリケーションソフト、24…アクセスポイント、25…乗場呼びボタン。
一実施形態によれば、エレベータシステムは、乗りかごと、前記乗りかごの動作を制御するエレベータ制御装置と、前記乗りかごに乗車する利用者が所持する端末であって、前記エレベータ制御装置と通信可能に接続される携帯端末と、を具備し、前記携帯端末は、前記利用者による前記携帯端末を振る動作に基づいて、前記乗りかごに対する前記利用者の要求を登録するための情報を生成し、これを前記エレベータ制御装置に送信し、前記エレベータ制御装置は、前記携帯端末によって送信された前記情報に基づいて、前記乗りかごの動作を制御し、前記携帯端末には、前記情報を生成するためのアプリケーションソフトが予めインストールされており、前記携帯端末は、前記アプリケーションソフトが起動されると、以降に前記利用者によって行われる前記携帯端末を振る動作に基づいて前記情報を生成し、前記携帯端末は、前記アプリケーションソフトが起動された後に、前記携帯端末を下から上に振り上げる動作を検出した場合、前記利用者の行先方向を上方向と特定し、前記携帯端末を上から下に振り下ろす動作を検出した場合、前記利用者の行先方向を下方向と特定し、前記携帯端末を振り上げるまたは振り下ろす動作の後の動作であって、前記携帯端末を振り、数字または英字を描く動作を検出した場合、前記検出された数字または英字の組み合わせを前記利用者の行先階として特定し、前記特定された行先方向と前記特定された行先階とを示す乗場呼びに前記乗りかごを応答させるための前記情報を生成する

Claims (5)

  1. 乗りかごと、
    前記乗りかごの動作を制御するエレベータ制御装置と、
    前記乗りかごに乗車する利用者が所持する端末であって、前記エレベータ制御装置と通信可能に接続される携帯端末と、
    を具備し、
    前記携帯端末は、
    前記利用者による前記携帯端末を振る動作に基づいて、前記乗りかごに対する前記利用者の要求を登録するための情報を生成し、これを前記エレベータ制御装置に送信し、
    前記エレベータ制御装置は、
    前記携帯端末によって送信された前記情報に基づいて、前記乗りかごの動作を制御する、
    エレベータシステム。
  2. 前記携帯端末には、
    前記情報を生成するためのアプリケーションソフトが予めインストールされており、
    前記携帯端末は、
    前記アプリケーションソフトが起動されると、以降に前記利用者によって行われる前記携帯端末を振る動作に基づいて前記情報を生成する、
    請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記携帯端末は、
    前記アプリケーションソフトが起動された後に、前記携帯端末を下から上に振り上げる動作を検出した場合、前記利用者の行先方向を上方向と特定し、前記携帯端末を上から下に振り下ろす動作を検出した場合、前記利用者の行先方向を下方向と特定し、
    前記携帯端末を振り上げるまたは振り下ろす動作の後の動作であって、前記携帯端末を振り、数字または英字を描く動作を検出した場合、前記検出された数字または英字の組み合わせを前記利用者の行先階として特定し、
    前記特定された行先方向と前記特定された行先階とを示す乗場呼びに前記乗りかごを応答させるための前記情報を生成する、
    請求項2に記載のエレベータシステム。
  4. 前記携帯端末は、
    前記アプリケーションソフトが起動された後に、前記携帯端末を左右に連続して振る動作を検出した場合、前記乗りかごのドアを戸開閉させるための前記情報を生成する、
    請求項2に記載のエレベータシステム。
  5. 前記携帯端末は、
    前記アプリケーションソフトが起動された後に、前記携帯端末を前後に連続して振る動作を検出した場合、前記乗りかご内のインターホンを介して監視センタにいる管理員と通話することを可能にさせるための前記情報を生成する、
    請求項2に記載のエレベータシステム。
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