JP2021019106A - 伝導冷却型超伝導磁石 - Google Patents

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洋之 渡邊
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洋之 渡邊
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伸夫 岩城
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Abstract

【課題】対をなす2個の超伝導コイルの間の温度差をなくして、安定した運転ができる伝導冷却型超伝導磁石を提供する。【解決手段】伝導冷却型超伝導磁石1は、同軸上に配置されて対をなす2個の超伝導コイル11A、11Bと、超伝導コイル11A、11Bを冷却する第1冷却板12Aと、2個の超伝導コイルからそれぞれ超伝導線が引き出されるコイル口出し13と、超伝導コイル11A、11Bに電流を供給するパワーリード15と、コイル口出し13の超伝導線からパワーリード15まで配線される渡り線14と、第1冷却板12Aと渡り線14を冷却する第2冷却板12Bと、第2冷却板12Bを冷却する冷却ステージ16と、を備える。第1冷却板12Aは、対をなす2個の超伝導コイル11A、11Bの中間部に均等に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、伝導冷却型超伝導磁石に関する。
超伝導磁石は、加速器や磁気共鳴画像診断装置(MRI)といった、様々な用途に用いられる。超伝導磁石の冷却方式には、超伝導コイル等の被冷却体を、冷媒に浸して冷却する浸漬冷却と、被冷却体に伝熱体を介して取り付けた、冷凍機等を用いて冷却する伝導冷却と、がある。近年、浸漬冷却の主要な冷媒である、液体ヘリウムの資源の枯渇が危惧されていることから、伝導冷却が注目されている。伝導冷却では、超伝導コイルと、通電時に接続部が発熱源となるコイル口出しと、を効率よく冷却することが重要である。
コイル口出しを冷却する方法としては、例えば、接触面が熱伝導性の絶縁体からなり、冷凍機に連結された冷却ブロックと、コイル口出しと、を熱的に接触させることにより、接続部の発熱を抑制する構造が知られている(特許文献1参照)。
一方、超伝導コイルを冷却する方法としては、フランジを介して、冷凍機の冷却ステージに熱的に接続された伝熱板を、超伝導コイルの外周面に取り付ける構造(特許文献2参照)や、伝熱体を介して、冷凍機の冷却ステージに熱的に接続された冷却板を、超伝導コイルの端面に取り付ける構造(特許文献3参照)が知られている。
特開2012−256744号公報 特開2007−266244号公報 国際公開第2013/133319号
特許文献1、特許文献2、および特許文献3は、それぞれ独立に、コイル口出しと、超伝導コイルとを伝導冷却によって冷却する構造を開示している。
しかし、通常、超伝導コイルは、断熱真空容器であるクライスタットの中に配置されるため、空間的な制約から、前記特許文献に示す構造を2つ以上同時に実現することは難しいという課題(問題)がある。
また、超伝導磁石において、超伝導コイルのコイル口出しから引き出された超伝導線は、渡り線として、パワーリードまで引き回されて配線される。この渡り線は、超伝導磁石の熱的安定性を確保するために、超伝導コイルおよびコイル口出しと同様に、冷却されることが好ましいという課題がある
さらに、特許文献2、および特許文献3においては、2個の超伝導コイルを冷却する際に、一方のコイルと、他方のコイルと、で冷凍機までの冷却パスの長さが異なる。そのため、本構造を用いた場合、2個の超伝導コイルに温度差が発生する可能性があるという課題(問題)がある。
本発明は、このような従来の実情を鑑みてなされたものであり、対をなす2個の超伝導コイルの間の温度差をなくして、安定した運転ができる伝導冷却型超伝導磁石を提供することを課題(目的)とする。
前記の課題を解決するために、本発明を以下のように構成した。
すなわち、本発明の伝導冷却型超伝導磁石は、同軸上に配置されて対をなす2個の超伝導コイルと、前記超伝導コイルを冷却する第1冷却板と、2個の前記超伝導コイルからそれぞれ超伝導線が引き出されるコイル口出しと、前記超伝導コイルに電流を供給するパワーリードと、前記コイル口出しの超伝導線から前記パワーリードまで配線される渡り線と、前記第1冷却板と前記渡り線を冷却する第2冷却板と、前記第2冷却板を冷却する冷却ステージと、を備え、前記第1冷却板は、対をなす2個の前記超伝導コイルの中間部に均等に配置されることを特徴とする。
また、その他の手段は、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、超伝導コイルと、コイル口出しと、渡り線と、を同時に冷却可能であり、かつ冷凍機に熱的に接続される冷却ステージから、2個の超伝導コイルまでの冷却のパスの長さがほとんど等価となる。そのため、超伝導コイルの間の温度差をなくして、安定した動作をする伝導冷却型超伝導磁石を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る伝導冷却型超伝導磁石の中心軸を含む切断面における断面構造の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る伝導冷却型超伝導磁石におけるコイル口出し、およびその近傍の構造の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る伝導冷却型超伝導磁石における渡り線の構造の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下においては「実施形態」と表記する)を、適宜、図面を参照して説明する。なお、各図面において、共通する構成要素には同一の符号を付し、重複した説明を、適宜、省略する。
≪第1実施形態≫
本発明の第1実施形態に係る伝導冷却型超伝導磁石について、図1〜図3を参照して説明する。なお、伝導冷却型超伝導磁石の「超伝導」は「超電導」と同義語として、本発明の実施形態の説明では、「超伝導」と表記する。
《伝導冷却型超伝導磁石1の断面構造》
図1は、本発明の第1実施形態に係る伝導冷却型超伝導磁石1の中心軸Zを含む切断面における断面構造の一例を示す図である。
図1において、伝導冷却型超伝導磁石1は、2個の超伝導コイル11A,11B、第1冷却板12A、第2冷却板12B、コイル口出し13、渡り線14、パワーリード15、冷却ステージ16、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17を備えて構成されている。なお、熱交換器は、冷凍機に備えられていて冷凍機(17)の一部である場合と、熱交換器(17)は、冷凍機とは別の機器であって、冷凍機と接している場合とがある。
2個の超伝導コイル11A,11Bが、円筒状の巻枠(ボビン)18の同軸上(中心軸Z)に巻回して構成されている。
第1冷却板12Aは、超伝導コイル11Aと超伝導コイル11Bとに接触して備えられ、超伝導コイル11Aと超伝導コイル11Bとを共に冷却する。
また、第1冷却板12Aは、対をなす2個の超伝導コイル11Aと超伝導コイル11Bとの中間部に均等に渡って設けられている。
また、第1冷却板12Aは、超伝導コイル11A,11Bを介して、巻枠18の同軸上(中心軸Z)に巻回されている。すなわち、第1冷却板12Aは、2個の超伝導コイル11A,11Bを外周側から取り囲む円筒構造体からなる。
超伝導コイル11Aおよび超伝導コイル11Bは、超伝導線(31:図2)を円筒状の巻枠18に巻回されて、巻線をなすソレノイドコイルで構成されている。
ソレノイドコイルとしての巻始めの超伝導線と、巻線終わりの超伝導線とを引き出したコイル口出し13が、超伝導コイル11Aおよび超伝導コイル11Bのコイル1個につきそれぞれ1箇所存在する。なお、図1においては、1箇所のコイル口出し13に対して、巻始めの超伝導線と、巻線終わりの超伝導線を示すため、模式的に2本の導線として表記している。
図1に示した伝導冷却型超伝導磁石1では、2個の超伝導コイル11A,11Bの各々のコイル口出し13は、中心軸Zの周方向ではほぼ同一位置、軸方向では2個のコイルの対称面側の端部に位置している。
このように2個の超伝導コイル11A,11Bのコイル口出し13が、近い距離に位置しているため、2個のコイル口出し13に、渡り線14と、第2冷却板12Bと、を同一箇所でまとめて接続することができる。
なお、コイル口出し13の近傍の構造の詳細については、図2を参照して後記する。
図1において、第1冷却板12Aは、第2冷却板12Bと接触して熱交換をする。第2冷却板12Bは、領域100において曲がりL字型の板状の構造を経て冷却ステージ16と接触し、熱的に接続されている。冷却ステージ16は、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17と接触し、熱的に接続されている。
このような構成、構造によって、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17から冷却ステージ16、第2冷却板12B、第1冷却板12Aを介して、超伝導コイル11A,11Bが冷却される。
なお、渡り線14も絶縁(電気的な絶縁)を介して、第2冷却板12Bによって冷却される。
また、渡り線14は、コイル口出し13で超伝導コイル11A,11Bから引き出した導線をパワーリード15に接続している。この構成によって、超伝導コイル11A,11Bに、パワーリード15の先に配置される外部装置(不図示)から、電流を供給され、制御される。
なお、渡り線14、およびその近傍の構造については、図3を参照して後記する。
《コイル口出し13の詳細構造》
次に、コイル口出し13、およびその近傍の構造を、図2を参照して説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る伝導冷却型超伝導磁石1におけるコイル口出し13、およびその近傍の構造の一例を示す図である。
図2において、コイル口出し13は、超伝導線31、安定化銅32、支持構造体33を備えて構成される。なお、図2における超伝導コイル11A,11B、巻枠18、中心軸Zは、図1に対応している。
超伝導線31は、超伝導コイル11Aおよび超伝導コイル11Bからそれぞれ引き出されている。なお、図2においては、超伝導コイル11Aおよび超伝導コイル11Bからそれぞれ引き出された超伝導線31は、図の表記上の都合により、それぞれ1本として示しているが、実際には、図1のコイル口出し13の近傍の太線2本に示すように、それぞれ2本ずつである。
安定化銅32は、超伝導線31がクエンチ(超伝導体から常伝導体への相転移)を起こした場合に、超伝導線31に流れていた電流を安定化銅32に流すことによって、急激な電流変化や温度変化を低減するために備えられたものである。
また、安定化銅32は、板状であり、超伝導線31を引き回すための溝(不図示)が設けられている。
支持構造体33は、超伝導線31と安定化銅32を、巻枠18から支持するためのものである。
なお、超伝導線31は、後記する超伝導線41(図3)と接続される。また、安定化銅32は、後記する安定化銅42(図3)と接続される。
超伝導線31は、安定化銅32に設けられた溝の中に配線され、はんだ付けで安定化銅32に、機械的、および電気的に接続されている。
また、安定化銅32の反コイル側端部は、渡り線14と電気的接続を取るためのボルト穴が設けられた端子構造となっている。
また、安定化銅32と支持構造体33との間に、十分な熱伝導率を持つ絶縁板(不図示)を挟んで、ボルト締結される(指示線201近傍)。このとき、ボルトを通じて安定化銅32と、支持構造体33とが電気的に導通しないように、ボルトとボルト穴の間には絶縁性の円筒状のカラー(不図示)が挿入されている。また、同じ理由により、安定化銅32と、ボルトの頭との接触面には絶縁性のワッシャ(不図示)が挿入されている。
また、支持構造体33は、巻枠18とボルト締結される(指示線202近傍)。
図2に示すコイル口出し13では、安定化銅32と超伝導線31のはんだ接続部と、安定化銅32とにおいて、通電時に電気抵抗による発熱が発生する。
ただし、支持構造体33の一端は、図1の第2冷却板12Bに接続されている。
さらに第2冷却板12Bは、冷却ステージ16(図1)に接続されている。
この構造により、コイル口出し13は、第2冷却板12Bを介し、さらに冷却ステージ16を介して、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17により冷却されて、前記した電気抵抗により生じる発熱が、効率的に除熱(除去)される。
《渡り線の詳細構造》
次に、渡り線14の詳細構造について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る伝導冷却型超伝導磁石1における渡り線14の構造の一例を示す図である。
図3において、渡り線14は、超伝導線(導線)41と安定化銅42とを備えて構成される。
図3における超伝導線41は、図1に示す超伝導コイル11A,11Bとパワーリード15の間を電気的に接続する。
図3における安定化銅42は、超伝導線41を引き回すための溝が設けられ、板状でL字型の形状で構成されている。
超伝導線41は、前記した安定化銅42に設けられた溝の中に配線され、はんだ付けで安定化銅42に、機械的および電気的に接続されている。
安定化銅42と第2冷却板12Bとは、間に十分な熱伝導性を有する絶縁材を挟んで、ボルト締結される。
このとき、ボルト43を通じて、安定化銅42と、第2冷却板12Bとが電気的に導通しないように、ボルト43とボルト穴46の間には、絶縁性の円筒状のカラー44を挿入する。また、安定化銅42とボルト43の頭との接触面には、絶縁性のワッシャ45が挿入されている。
渡り線14は、図1を参照して前記したように、超伝導コイル(11A,11B)側の一方の端部で、コイル口出し13と電気的に接続されている。また、渡り線14は、他方の端部で、パワーリード15と、電気的に接続されている。そのため、超伝導コイル11A,11Bの通電時には、前記した渡り線14の端部の接続部における電気抵抗により発熱が生じる。
また、渡り線14に配線された超伝導線41(図3)が、歪や線材内部の欠陥により損傷していた場合、その損傷部分で電流は、安定化銅42(図3)へ迂回することになり、この迂回電流によって抵抗発熱が生じる。
しかし、図1に示すように第2冷却板12Bは、冷却ステージ16を介して、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17と熱的に接続されている。そのため、第2冷却板12Bに熱的に接続されている渡り線14は、第2冷却板12Bを介して冷却され、前記の接触部の抵抗、および迂回電流によって生じる発熱は、効率的に除熱される。
また、図3で示した超伝導線41は、曲げ歪で損傷しないよう、L字型の安定化銅42の屈曲部で、適切な最小曲げ半径以上の半径で曲げられる。また、安定化銅42の屈曲部の曲げ半径も、超伝導線41の曲げ半径に倣うような構造としている。この構造によって、超伝導線41が屈曲部分(領域100:図3)で安定化銅42から離れることなく、超伝導線41は、安定化銅42を介して、均一に冷却される。
また、超伝導線41は、超伝導コイル(11A,11B)が作る磁場によって、通電時に電磁力を受けることが考えられる。しかし、十分な剛性を持つ安定化銅42の溝に配線され固定され、かつ第2冷却板12Bにボルト締結されることで、前記磁場によって発生する電磁力に対しても強固な構造となっている。
《渡り線、パワーリードの数》
本(第1)実施形態の伝導冷却型超伝導磁石1においては、図1〜図3において、明記はしていないが、渡り線14、およびパワーリード15の数は、例えば、それぞれ3本ずつである。
図1に示した超伝導コイル11A,11Bのそれぞれの両端から超伝導線31(図2、図1)をそれぞれ2本ずつ、合計4本(2個×2本)を引き出している。
この合計4本の超伝導線31のうち、超伝導コイル11A,11Bにおける各コイルの一方の端となる1本ずつ(計2本)は、2本の渡り線14にそれぞれ接続される。
そして、この2本の渡り線14を介して、それぞれ2個のパワーリード15までそのまま引き出されている。
超伝導コイル11A,11Bにおける各コイルの他方の端となる計2本の超伝導線31は、互いに電気的に接続されて1本に共通化される。この共通化された1本が、残り1本の渡り線14に接続され、この渡り線14を介して、残り1個のパワーリード15まで引き出されている。
このように、超伝導コイル11A,11Bからそれぞれ2本ずつ引き出した、合計4本(2個×2本)の超伝導線31が、3本の渡り線14を介して、3本のパワーリード15に接続されて、取り出されている。
このような接続構成によって、通電する2本のパワーリード15を3本のパワーリード15の中から適切に選択することで、2個の超伝導コイル11A,11Bを直列に通電することもできるし、また、それぞれの超伝導コイル11A、および超伝導コイル11Bに独立に通電することもできる。
《第1冷却板12Aの円筒構造体》
図1に示す第1冷却板12Aの円筒構造体は、超伝導コイル11A,11Bの外周に熱的に接触するように設置され、超伝導コイル11A,11Bの巻枠(ボビン)18にボルト締結されている。
この構造によって、超伝導コイル11A,11Bは、円筒状の1周にわたって、第1冷却板12Aに接し、第1冷却板12Aを介して、外周面から第2冷却板12B、冷却ステージ16、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17の経路により冷却される。
また、超伝導コイル11A,11Bは、種々の要因によって、クエンチ(超伝導体から常伝導体への相転移)して発熱するが、この発熱も第1冷却板12A、第2冷却板12B、冷却ステージ16を介して、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17により効率的に除熱される。
《パワーリード15および磁場の影響》
超伝導コイル11A,11Bは、断熱真空容器であるクライオスタット(不図示)に収納されている。
図1に示すパワーリード15には、超伝導コイル11A,11Bが設置されるクライオスタット内の低温真空と、クライオスタット外の常温大気との間を電気的に接続するためと、かつ常温側から低温側への熱侵入量を低減するために、一部に超伝導体(高温超伝導体)が用いられている。
超伝導体を備えるパワーリード15は、高磁場中で臨界電流が低下するため、超伝導コイル11A,11Bの作る磁場の影響を受けないように、超伝導コイル11A,11Bから十分距離を置いて設置されている。
そのため、渡り線14には、超伝導コイル11A,11Bとパワーリード15を離して設置することができるだけの十分な長さが確保されている。
また、図1には明確に示していないが、パワーリード15も第2冷却板12B、もしくは冷却ステージ16を介して、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17により冷却される構成となっている。
図1の冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17の上部には、通常、冷凍機のモータが用いられており、磁場の影響によってモータに異常な動作が発生する可能性がある。
そのため、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17は、パワーリード15と同様に、超伝導コイル11A,11Bの作る磁場の影響を受けないよう、超伝導コイル11A,11Bから十分、距離を置いて設置されている。
この冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17と、超伝導コイル11A,11Bとの間の長い距離を伝熱するため、十分に熱伝導率の高い材質で製作されている第2冷却板12Bが用いられる。
第2冷却板12Bは、冷却ステージ16と超伝導コイル11A,11Bの温度差が適切に抑えられるような、必要な断面積が確保されている。
<第1実施形態の総括>
本(第1)実施形態の伝導冷却型超伝導磁石1によれば、2個の超伝導コイル11A,11Bと、コイル口出し13と、渡り線14とのすべてが、第1冷却板12A、第2冷却板12Bを介して冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17に接続されている冷却ステージ16に熱的に接続されており、これら部品(11A,11B,13,14)を同時に冷却することが可能である。
また、コイル口出し13では、超伝導コイル11A,11Bから引き出した導線(超伝導線31)と、渡り線14と、を電気的に接続するため、通電時に接続抵抗によって発熱(発熱部)が生じる。
本(第1)実施形態では、冷却ステージ16に連結された第2冷却板12Bが、絶縁を介してコイル口出し13に熱的に接続されているため、前記の発熱部を伝導冷却により冷却することが可能であり、超伝導磁石(伝導冷却型超伝導磁石1)を安定して運転(動作)することができる。
渡り線14は、コイル口出し13から冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17に接続された冷却ステージ16の近傍までを、電気的に接続する導線である。本(第1)実施形態の伝導冷却型超伝導磁石1では、渡り線14と、冷却ステージ16とを第2冷却板12Bによって絶縁を介して熱的に接続することで、渡り線14を伝導冷却により冷却可能な構造となっている。
なお、渡り線14は、超伝導体でも、常伝導体でも、あるいはその両方を用いてもよい。
渡り線14が超伝導体である場合、冷却により超伝導線41の熱的安定性を保つことができる。
渡り線14が常伝導体である場合、通電時に生じる抵抗発熱を除熱することで、超伝導線31、あるいは超伝導コイル11A,11Bに熱を伝えないようにすることができる。
また、一端を渡り線14に接続されたパワーリード15の他端は、一般に、超伝導コイルよりも高い温度の構造物に接続されるため、渡り線14、および超伝導コイル11A,11Bに対して、伝熱による熱侵入が存在する。しかし、前記構造によって渡り線14が冷却されることで、超伝導コイル11A,11Bへの熱侵入を抑制できる。
<第1実施形態の効果>
本(第1)実施形態では、第1冷却板12Aが超伝導コイル11A,11Bに接するとともに、対をなす2個の超伝導コイル11A,11Bの中間部に均等に配置されている。そのため、冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17に熱的に接続される冷却ステージ16から、超伝導コイル11Aと超伝導コイル11Bまでの冷却パスの長さがほとんど等しくなっており、2個の超伝導コイル11A,11Bの温度差を非常に小さく抑えることができる。
その結果、対をなす2個の超伝導コイル11A,11Bを備えた超伝導磁石(伝導冷却型超伝導磁石1)を安定して動作させることができる。すなわち、安定した運転ができる伝導冷却型超伝導磁石1が提供できる。
≪その他の実施形態≫
なお、本発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものでなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、前記の実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために、詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成の一部で置き換えることが可能であり、さらに、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成の一部または全部を追加・削除・置換をすることも可能である。
以下に、その他の実施形態や変形例について、さらに説明する。
《超伝導コイル》
第1実施形態においては、超伝導コイル11A,11Bは、ソレノイドコイルの形状であると説明したが、ソレノイドコイルに限定されない。例えば、楕円、矩形、レーストラック形状であってもよい。
《超伝導線の材質と形状》
第1実施形態においては、超伝導コイル11A,11Bに用いる超伝導線の材質については、説明しなかったが、低温超伝導体や高温超伝導体のいずれでもよい。
例えば、低温超伝導体としては、NbTi、NbSn等がある。また高温超伝導体としては、MgB、あるいは、BiSrCaCu8+δ(Bi2212)、BiSrCaCu10+δ(Bi2223)等のビスマス系超伝導体、REBaCu7−δ(RE123、RE:希土類元素)等の希土類系超伝導体がある。
さらに、超伝導線の形状は丸線、角線、平角線、テープ線のいずれでもよい。
《導電用の可撓リード》
第1実施形態においては、図1に示すように、パワーリード15と渡り線14との間を直接に接続していた。
しかし、図1におけるパワーリード15と渡り線14との接続の間を、機械的な変位を吸収(緩和)するための導電用の可撓リード(不図示)を用いてもよい。
冷却時に、超伝導コイル11A,11B、第1冷却板12A、第2冷却板12B、コイル口出し13、渡り線14は、一体となって冷却収縮により変位する。そしてパワーリード15は、前記の各部品(11A,11B、12A、12B、13、14)よりも高い温度の構造体に接続されている。そのため、パワーリード15と前記の各部品(11A,11B、12A、12B、13、14)との間に、機械的な変異(変位差)が生じる。
また、伝導冷却型超伝導磁石1の輸送時には、外部から加えられる加速度により、超伝導コイル11A,11B、第1冷却板12A、第2冷却板12B、コイル口出し13、渡り線14と、パワーリード15とに異なる変位が起こり、変位差が生じる可能性がある。
可撓リードを、パワーリード15と渡り線14との間に備え、それらを直接に接続する構造とすることによって、前記の変位差を導電用の可撓リードが吸収し、渡り線14またはパワーリード15に機械的な力が伝わらない効果がある。
導電用の可撓リードには、電気伝導率の高く、かつ可撓性の良いものが使用される。例えば銅の編線が用いられる。
《渡り線の導線》
第1実施形態において、図3に示した渡り線14には、超伝導線(導線)41が備えられているとして、電気的な導線を超伝導線41として説明した。しかし、前記したように、超伝導線の代わりに常伝導線の導線を用いることも可能である。ただし、この常伝導線である導線の抵抗値は十分に低い値となるように設定する。
《渡り線の屈曲部》
第1実施形態の説明で参照した図1、図3の領域100において、渡り線14は、屈曲して設けられている例を示した。しかし、磁石の配置に応じては、図1、図3で示した渡り線14の屈曲部は無くしてもよい。また、2箇所以上設けてもよい。
《屈曲部の導電用の可撓リード》
第1実施形態の説明で参照した図1、図3の領域100に示したような屈曲部において、超伝導線41、および安定化銅42を分割し、その間を導電用の可撓リードで接続する構成もある。
《渡り線とパワーリードの数》
第1実施形態の伝導冷却型超伝導磁石1における説明では、渡り線14、およびパワーリード15の数をそれぞれ3本ずつであるとして説明した。そして、各コイル(超伝導コイル11A,11B)の超伝導線31は、互いに電気的に接続されて1本に共通化された後に、渡り線14を介してパワーリード15まで引き出されている。
しかし、渡り線とパワーリードの数は、前記の数に限定されない。
例えば、超伝導磁石の用途に応じて、超伝導コイル11A,11Bの引き出し線(超伝導線31)を2本とも共通化して、渡り線14およびパワーリード15の数を各々2本ずつとしてもよい。
あるいは引き出し線をすべて共通化せずに、渡り線14及びパワーリード15の数を各々4本としてもよい。
《第1冷却板12Aの円筒構造体の構造》
第1実施形態においては、図1を参照して、第1冷却板12Aは、2個の超伝導コイル11A,11Bを外周側から取り囲む円筒構造体からなると説明した。しかし基本的な円筒構造体に限定されない。
例えば、第1冷却板12Aの円筒構造体は、分割構造でもよい。この場合には、各分割部の間は伝熱用の可撓リードで熱的に接続する。
《第2冷却板12Bの構造》
第1実施形態においては、図1の伝導冷却型超伝導磁石1では、1枚の第2冷却板12Bと1台の冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17によって、2個の超伝導コイル11A,11Bの組を1組として冷却しているが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、第2冷却板12Bの構造の一部を変形することで、1枚の第2冷却板12Bおよび1台の冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17によって、複数組の超伝導コイル(11A,11B)を同時に冷却してもよい。
あるいは、1枚の第2冷却板12Bと複数の冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器17によって、1組または複数組の超伝導コイル(11A,11B)を冷却してもよい。
《複数組の対をなす2個の超伝導コイル》
図1に示す第1実施形態の伝導冷却型超伝導磁石においては、対をなす2個の超伝導コイルは、1組の場合を例示した。しかし、1組には限定させず、複数組で構成することもできる。以下に例示する。
同軸上に配置されて対をなす2個の超伝導コイル(11A,11B)の複数の組がある。
第1冷却板(12A)は、対をなす2個の超伝導コイル(11A)と超伝導コイル(11B)との中間部に均等に渡って設けられている。また、複数の組の対をなす2個の超伝導コイル(11A)と超伝導コイル(11B)との中間部に均等に渡って設けられた複数の第1冷却板(12A)は、共通の第2冷却板(12B)を介して、互いに接続されて共通化(共有化)されている。
また、2個の超伝導コイル(11A,11B)の複数の組からそれぞれ超伝導線(31)が引き出される複数のコイル口出し13が設けられている。
また、複数の組の超伝導コイル(11A,11B)に電流を供給する複数または共通のパワーリード(15)が設けられている。
また、複数のコイル口出し(13)の超伝導線(31)から複数または共通のパワーリード(15)までそれぞれ配線される複数の渡り線(14)が設けられている。
また、複数の第1冷却板(12A)と複数の渡り線(14)を冷却する共通の第2冷却板(12B)が設けられている。
また、第2冷却板(12B)を冷却する冷却ステージ(16)が設けられている。
複数の渡り線(14)は、共通の第2冷却板(12B)によって絶縁を介して冷却されつつ配線されている。
以上の構成によって、同一の冷却源である冷凍機または冷凍機に接続された熱交換器(17)から、冷却ステージ(16)、共通の第2冷却板(12B)、第1冷却板(12A)を介して、対をなす2個の超伝導コイル(11A,11B)の複数の組を、併せて冷却することができる。
《冷凍機と伝導冷却型超伝導磁石》
図1で示した第1実施形態の伝導冷却型超伝導磁石1では、冷凍機が伝導冷却型超伝導磁石1に備えられていない場合もあるものとして説明した。
しかし、伝導冷却型超伝導磁石に冷凍機を備えてもよい。つまり、熱交換器(17)を含む冷凍機を伝導冷却型超伝導磁石に備え、冷凍機(熱交換器)と冷却ステージ(16:図1)とを熱的に直に接続する構成もある。
1 伝導冷却型超伝導磁石
11A,11B 超伝導コイル
12A 第1冷却板(冷却板)
12B 第2冷却板(冷却板)
13 コイル口出し
14 渡り線
15 パワーリード
16 冷却ステージ
17 冷凍機または熱交換器
18 巻枠(ボビン)
31 超伝導線
32 安定化銅
33 支持構造体
41 導線(超伝導線、常伝導線)
42 安定化銅
43 ボルト
44 カラー
45 ワッシャ
46 ボルト穴

Claims (12)

  1. 同軸上に配置されて対をなす2個の超伝導コイルと、
    前記超伝導コイルを冷却する第1冷却板と、
    2個の前記超伝導コイルからそれぞれ超伝導線が引き出されるコイル口出しと、
    前記超伝導コイルに電流を供給するパワーリードと、
    前記コイル口出しの超伝導線から前記パワーリードまで配線される渡り線と、
    前記第1冷却板と前記渡り線を冷却する第2冷却板と、
    前記第2冷却板を冷却する冷却ステージと、
    を備え、
    前記第1冷却板は、対をなす2個の前記超伝導コイルの中間部に均等に配置される、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  2. 請求項1において、
    前記コイル口出しは、
    前記超伝導コイルにから引き出された2本の前記超伝導線と、
    前記超伝導線が溝に埋め込まれてはんだ付けされた安定化銅と、
    前記安定化銅を支持する支持構造体と、
    を備える、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  3. 請求項1において、
    前記渡り線は、
    超伝導体を有する導線と、
    当該導線が溝に埋め込まれてはんだ付けされた安定化銅と、
    を備える、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  4. 請求項1において、
    前記渡り線は、
    常伝導体を有する導線と、
    当該導線が溝に埋め込まれてはんだ付けされた安定化銅と、
    を備える、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  5. 請求項3において、
    前記安定化銅と前記第2冷却板とが、熱伝導性を有する絶縁材を挟んでボルト締結される、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  6. 請求項1において、
    3本の前記渡り線と、
    3本の前記パワーリードと、
    を備え、
    2個の前記超伝導コイルの両端からそれぞれ引き出された計4本の前記超伝導線において、
    2個の前記超伝導コイルのそれぞれの一端から引き出された計2本の前記超伝導線は、2本の前記渡り線のそれぞれの一端に接続され、
    2個の前記超伝導コイルのそれぞれの他端から引き出された計2本の前記超伝導線は、互いに接続され共通化されて残り1本の前記渡り線の一端に接続され、
    3本の前記渡り線の他端は、3本の前記パワーリードにそれぞれ接続されている、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  7. 請求項1において、
    前記パワーリードと前記渡り線との間に接続された電導用の可撓リードを備え、
    当該可撓リードによって、前記パワーリードと前記渡り線との間の機械的な力の伝達が緩和される、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  8. 請求項1において、
    前記第1冷却板は、前記超伝導コイルに取り付けられる円筒構造体を形成し、
    前記第2冷却板は、L字型の板状の構造体を形成し、
    前記円筒構造体と前記L字型の板状の構造体とが、伝熱用の可撓リードで接続されている、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  9. 請求項1において、
    冷凍機を備え、
    前記冷凍機と前記冷却ステージとを熱的に直に接続する、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  10. 請求項1において、
    熱交換器を備え、
    当該熱交換器を介して冷凍機と前記冷却ステージとを熱的に接続する、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  11. 請求項1において、
    円筒状の巻枠を備え、
    前記超伝導コイルは、前記巻枠に巻回される、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
  12. 同軸上に配置されて対をなす2個の超伝導コイルの複数の組と、
    複数の組の前記超伝導コイルを冷却する第1冷却板と、
    2個の前記超伝導コイルの複数の組からそれぞれ超伝導線が引き出される複数のコイル口出しと、
    複数の組の前記超伝導コイルに電流を供給する複数のパワーリードと、
    複数の前記コイル口出しの超伝導線から複数の前記パワーリードまでそれぞれ配線される複数の渡り線と、
    前記第1冷却板と複数の前記渡り線を冷却する共通の第2冷却板と、
    前記第2冷却板を冷却する冷却ステージと、
    を備え、
    前記第1冷却板は、対をなす2個の前記超伝導コイルの中間部に均等に配置され、かつ複数の組で共通化され、
    複数の前記渡り線は、共通の前記第2冷却板によって絶縁を介して冷却されつつ配線されている、
    ことを特徴とする伝導冷却型超伝導磁石。
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