JP2021018580A - 通信携帯端末及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】アナログ表示式のガスメータにおいて、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合でも、撮影部で撮影したガスメータの画像から指示数を読み取ることができる通信携帯端末を得る。【解決手段】本実施の形態の通信携帯端末は、撮影部と、ガスメータを撮影部に撮影させる画像取得部と、撮影部で撮影されたガスメータの画像から指示数を読み取る指示数読取部と、指示数読取部で読み取った指示数を管理サーバーへ送出する指示数送出部とを有する。指示数読取部は、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、例えば、この表示窓に切替領域が対峙する桁について切替領域の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字を指示数に採用する。【選択図】図6
Description
本発明は、ガスメータ閉栓業務の業務遂行担当者が所持する通信携帯端末及びプログラムに関するものである。
特許文献1には、通信端末が、サーバーにより作成されたガス開栓の受付データを受信し、受信した受付データに基づいて選択し、二次元バーコードを読み取って、二次元バーコードデータと通信端末の記憶装置に格納された対象データとを比較し、サーバーは、対象データを反映させたガスの調査項目を通信端末に送信し、通信端末は、対象データを反映させた調査項目を受信し、調査項目に対して作成された調査結果項目をチェックし、チェックされた調査結果項目をサーバーに送信し、サーバーは、送信された調査結果項目に基づいてガス開栓を許可し、その結果を通信端末に送信することが記載されている。
特許文献2には、燃料ガス供給系路に装着されているガスメータの指示数を正確に読み取る方法及びシステムが記載されている。
この特許文献2では、積算使用量を表示する表示部を有するガスメータの表示部を撮像することで得た画像を端末側処理装置に伝送する。この伝送された画像を端末側処理装置内の画像認識手段で画像認識し、画像認識手段で画像認識された画像データをデータ変換手段で数値データ化する。このデータ変換された数値データを格納手段に格納するとともに、出力手段を介してデータ解析手段に出力する。通信端末は、サーバーにより作成されたガス開栓の受付データを受信し、受信した受付データに基づいて選択し、二次元バーコードを読み取って、二次元バーコードデータと通信端末の記憶装置に格納された対象データとを比較し、サーバーは、対象データを反映させたガスの調査項目を通信端末に送信し、通信端末は、対象データを反映させた調査項目を受信し、調査項目に対して作成された調査結果項目をチェックし、チェックされた調査結果項目をサーバーに送信し、サーバーは、送信された調査結果項目に基づいてガス開栓を許可し、その結果を通信端末に送信する。
特許文献3には、ガスメータの表示部の正面を避けてカメラを設置した場合においても、表示部に表示される計測値の自動読取りの精度の低下を防止することができる読取りシステムが記載されている。
この特許文献3では、ガスメータの表示部に表示されるガスの使用量を読み取るための読取りシステムが提供される。読取システムは、光源と、撮像素子と、画像処理部とを備える。光源は、表示部の正面を避けた位置に配置され、表示部に対し斜め方向から入射するようにフラッシュ光を照射する。フラッシュ光は、特定の波長の光を含む。撮像素子は、表示部の正面を避けた位置に配置され、表示部上で反射したフラッシュ光を受光することにより、ガスの使用量を示す画像を撮影する。画像処理部は、画像の歪みを補正しながら、画像をガスの使用量を示す数値データに変換する。
特許文献4には、検針タイミングに依存することなく、使用量の把握を可能にすることが記載されている。
この特許文献4では、使用量を検出する検出手段と、検出手段に検出された使用量を記憶する記憶部と、近接通信により接続される近接通信部と、近接通信部に近接通信により接続された通信端末に対し、記憶部にある使用量を近接通信部により通知する制御部とを備え、任意の時点の使用量や料金を提示する。
アナログ表示式のガスメータにおいて、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、撮影部で撮影したガスメータの画像から指示数を読み取ろうとしても、指示数を読み取れない虞がある。
本発明は、アナログ表示式のガスメータにおいて、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合でも、撮影部で撮影したガスメータの画像から指示数を読み取ることができる通信携帯端末及びプログラムを得ることが目的である。
本発明の第一態様に係る通信携帯端末は、撮影部と、複数の回転ドラムの各々の周面に周方向に並んで複数の数字が連番で付与され、表示窓に対峙する複数桁の数字が指示数として表示されるアナログ表示式のガスメータを前記撮影部に撮影させて前記ガスメータの画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部で取得された画像から前記指示数を読み取る指示数読取部と、前記指示数読取部で読み取った前記指示数を管理サーバーへ送出する指示数送出部と、を備え、前記指示数読取部は、前記表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、前記表示窓に前記切替領域が対峙する桁について前記切替領域の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字を前記指示数に採用する。
本発明の第一態様に係る通信携帯端末によれば、指示数読取部は、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、表示窓に切替領域が対峙する桁について切替領域の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字を指示数に採用する。したがって、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合でも、撮影部で撮影したガスメータの画像から指示数を読み取ることができる。
本発明の第二態様に係る通信携帯端末は、撮影部と、複数の回転ドラムの各々の周面に周方向に並んで複数の数字が連番で付与され、表示窓に対峙する複数桁の数字が指示数として表示されるアナログ表示式のガスメータを前記撮影部に撮影させて前記ガスメータの画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部で取得された画像から前記指示数を読み取る指示数読取部と、前記指示数読取部で読み取った前記指示数を管理サーバーへ送出する指示数送出部と、を備え、前記指示数読取部は、前記表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、前記表示窓に前記切替領域が対峙する桁について前記切替領域の両側の数字のうち前記表示窓と対峙する領域が大きい方の数字を前記指示数に採用する。
本発明の第二態様に係る通信携帯端末によれば、指示数読取部は、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、表示窓に切替領域が対峙する桁について切替領域の両側の数字のうち表示窓と対峙する領域が大きい方の数字を指示数に採用する。したがって、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合でも、撮影部で撮影したガスメータの画像から指示数を読み取ることができる。
本発明の第三態様に係るプログラムは、複数の回転ドラムの各々の周面に周方向に並んで複数の数字が連番で付与され、表示窓に対峙する複数桁の数字が指示数として表示されるアナログ表示式のガスメータを撮影部に撮影させて前記ガスメータの画像を取得する画像取得処理と、前記画像取得処理で取得された画像から前記指示数を読み取る指示数読取処理と、前記指示数読取処理で読み取った前記指示数を管理サーバーへ送出する指示数送出処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記指示数読取処理において、前記表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、前記表示窓に前記切替領域が対峙する桁について前記切替領域の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字を前記指示数に採用させる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の第三態様に係るプログラムによれば、指示数読取処理において、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、コンピュータに表示窓に切替領域が対峙する桁について切替領域の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字を指示数に採用させる。したがって、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合でも、撮影部で撮影したガスメータの画像から指示数を読み取ることができる。
本発明の第四態様に係るプログラムは、複数の回転ドラムの各々の周面に周方向に並んで複数の数字が連番で付与され、表示窓に対峙する複数桁の数字が指示数として表示されるアナログ表示式のガスメータを撮影部に撮影させて前記ガスメータの画像を取得する画像取得処理と、前記画像取得処理で取得された画像から前記指示数を読み取る指示数読取処理と、前記指示数読取処理で読み取った前記指示数を管理サーバーへ送出する指示数送出処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記指示数読取処理において、前記表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、前記表示窓に前記切替領域が対峙する桁について前記切替領域の両側の数字のうち前記表示窓と対峙する領域が大きい方の数字を前記指示数に採用させる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の第四態様に係るプラグラムによれば、指示数読取処理において、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、コンピュータに表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、表示窓に切替領域が対峙する桁について切替領域の両側の数字のうち表示窓と対峙する領域が大きい方の数字を指示数に採用させる。したがって、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合でも、撮影部で撮影したガスメータの画像から指示数を読み取ることができる。
以上詳述した通り、本発明によれば、表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合でも、撮影部で撮影したガスメータの画像から指示数を読み取ることができる。
図1に示される本実施の形態に係るガスメータ閉栓業務支援システムは、ガスメータの閉栓のための一連の業務行程を支援するためのものである。このシステムにおいて、ガス管理者10側には、例えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)又はWAN(ワイドエリアネットワーク)等のイントラネット12が構築されている。
イントラネット12には、お客様管理サーバー14、業務支援管理サーバー16、在庫管理サーバー18、順路最適化管理サーバー20、お客様センター管理サーバー22(以下、サーバー群10Aという場合がある。)、及びインターネット等のネットワーク24と接続するためのルーター25を備えている。
なお、図1では、図示は省略したが、お客様管理サーバー14、業務支援管理サーバー16、在庫管理サーバー18、順路最適化管理サーバー20、及び、お客様センター管理サーバー22には、それぞれの機能を実現するために必要な情報がデータベースに格納されており、イントラネット12を介して、相互に情報のやりとりが可能となっている。
ネットワーク24には、提携店に設置されたお客様対応端末装置26が接続されると共に、無線通信基地24Aを介して、業務遂行担当者44(図4参照)がそれぞれ所持する通信携帯端末28がネットワーク24にアクセス可能となっている。通信携帯端末28は、例えば、スマートフォンである。
また、ネットワーク24には、外部ストレージ30が接続されている。
外部ストレージ30は、所謂クラウドサービスであり、セキュアなアクセスと情報の共有及び活用が可能となると共に、サーバー群10Aの記憶容量の圧迫を解消することを目的としている。
外部ストレージ30は、専用のデータベース30DBを備えており、データベース30DBには、通信携帯端末28で撮影したガスメータ関連の画像(写真データ)を格納するようになっている。
なお、外部ストレージ30のデータベース30DBには、本実施の形態のガスメータ閉栓業務支援システムとの通信において、所定のID及びパスワードを必要とする。
ここで、本実施の形態に係るガスメータ閉栓業務支援システムでは、閉栓を依頼するお客様が、電話回線やPC(パーソナルコンピュータ)を用いて、提携店又はお客様センター管理サーバー22を管理する部署(お客様センター)へ依頼を申し込むことで、担当地域の提携店を選択し、業務遂行担当者44を現地に派遣する。
この業務遂行担当者44が行うガスメータ閉栓業務の一つとして、通信携帯端末28を用いてガスメータの指示数を読み取り、この読み取った指示数を管理サーバーとしてのサーバー群10Aに送出する指示数読取業務がある。
図2に示される如く、本実施の形態に係る通信携帯端末28は、通信器50、表示器52、カメラ54、入出力部56、及び制御装置58を備えている。通信器50、表示器52及びカメラ54は、入出力部56を介して制御装置58と接続されている。カメラ54は、「撮影部」の一例である。
制御装置58は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)60と、ROM(Read Only Memory)62と、RAM(Random Access Memory)64と、ストレージ66とを有する。ストレージ66には、指示数読取業務用のプログラム68が記憶されている。
CPU60は、「コンピュータ」の一例であり、指示数読取業務用のプログラム68を実行することで、映像表示実行部70、枠重畳部72、画像取得部74、指示数読取部76、及び指示数送出部78として機能する。
この映像表示実行部70、枠重畳部72、画像取得部74、指示数読取部76、及び指示数送出部78は、後に説明する如く、図3に示されるステップS1〜ステップS5を順に実行するための機能部である。CPU60は、通信携帯端末28に指示数読取業務開始の指令が入力された場合に、プログラム68の実行を開始する。
なお、図4に示されるように、本実施の形態において指示数読取業務の対象となるガスメータ90は、アナログ表示式である。すなわち、ガスメータ90では、複数の回転ドラム92の各々の周面に周方向に並んで複数の数字が連番で付与されており、表示窓94に対峙する複数桁の数字が指示数として表示される。指示数は、一例として、4桁の複数桁の数字で表される。
各回転ドラム92は、上側に向けて回転し、各回転ドラム92に付された数字は、各回転ドラム92が上側に向けて回転することに伴って表示窓94に昇順(1、2、3・・・8、9、0の順)に表示される。
次に、通信携帯端末28における指示数読取動作の第一例について説明する。
(ステップS1)
図4に示されるように、現地に派遣された業務遂行担当者44が通信携帯端末28に指示数読取業務開始の操作をすると、カメラ54が起動する。そして、業務遂行担当者44がカメラ54をガスメータ90に向けると、このカメラ54で撮影されたガスメータ90の映像(リアルタイム動画)が表示器52に表示される。指示数の読取範囲Aは、画像の撮影範囲Bの上部に設定されている。
図4に示されるように、現地に派遣された業務遂行担当者44が通信携帯端末28に指示数読取業務開始の操作をすると、カメラ54が起動する。そして、業務遂行担当者44がカメラ54をガスメータ90に向けると、このカメラ54で撮影されたガスメータ90の映像(リアルタイム動画)が表示器52に表示される。指示数の読取範囲Aは、画像の撮影範囲Bの上部に設定されている。
(ステップS2)
指示数の読取範囲Aに指示数が位置するように、カメラ54の向きを調節すると、図5に示されるように、カメラ54で撮影される映像に数字が含まれる。このように、カメラ54で撮影される映像に数字が含まれる場合には、表示器52に表示される映像に数字を囲う枠96が重畳して表示される。
指示数の読取範囲Aに指示数が位置するように、カメラ54の向きを調節すると、図5に示されるように、カメラ54で撮影される映像に数字が含まれる。このように、カメラ54で撮影される映像に数字が含まれる場合には、表示器52に表示される映像に数字を囲う枠96が重畳して表示される。
枠96の内側は、例えば青色等の有色半透明に着色されている。この枠96は、業務遂行担当者44にとって通信携帯端末28に指示数を読み取らせる際のガイドとなるものである。すなわち、映像に枠96が重畳されることで通信携帯端末28が数字を認識していることを業務遂行担当者44に知らせることができる。
(ステップS3)
そして、カメラ54で撮影された映像に含まれる指示数が通信携帯端末28において認識された場合には、カメラ54のシャッター機能が作動し、カメラ54で撮影された映像からガスメータ90の画像(静止画)が自動的に取得される。なお、この場合に、業務遂行担当者44がシャッターボタンを押すことでカメラ54のシャッター機能が作動してもよい。
そして、カメラ54で撮影された映像に含まれる指示数が通信携帯端末28において認識された場合には、カメラ54のシャッター機能が作動し、カメラ54で撮影された映像からガスメータ90の画像(静止画)が自動的に取得される。なお、この場合に、業務遂行担当者44がシャッターボタンを押すことでカメラ54のシャッター機能が作動してもよい。
(ステップS4)
続いて、上述のステップS3で取得された画像から指示数が読み取られる。この指示数の読み取りには、OCR(Optical Character Recognition/Reader)技術、すなわち、光学的文字認識技術が利用される。
続いて、上述のステップS3で取得された画像から指示数が読み取られる。この指示数の読み取りには、OCR(Optical Character Recognition/Reader)技術、すなわち、光学的文字認識技術が利用される。
ここで、ガスメータ90の画像から指示数を読み取る際には、図6に示されるように、表示窓94に連番の数字の切替領域98が対峙する場合がある。連番の数字の切替領域98とは、連番の数字の間の空白の領域のことであり、表示窓94に切替領域98が対峙する場合とは、表示窓94の範囲内に切替領域98が位置する場合に相当する。
このように、表示窓94に切替領域98が対峙する場合には、カメラ54で撮影したガスメータ90の画像から指示数を読み取ろうとしても、指示数を読み取れない虞がある。
そこで、指示数読取動作の第一例では、表示窓94に切替領域98が対峙する場合には、表示窓94に切替領域98が対峙する桁について切替領域98の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字を指示数に採用する。つまり、表示窓94に切替領域98が対峙する場合には、表示窓94に切替領域98が対峙する桁について切替領域98の上側に位置する数字が指示数に採用される。
例えば、図6の例では、(A)〜(D)の順に指示数が「8359」から「8360」へと移り変わろうとしており、一の位では「9」と「0」の切替領域98が表示窓94と対峙しており、十の位では「5」と「6」の切替領域98が表示窓94と対峙している。
指示数読取動作の第一例では、上述の通り、表示窓94に切替領域98が対峙する桁について切替領域98の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字が指示数に採用される。したがって、図6の例において、一の位では「9」が採用され、十の位では「5」が採用される。これにより、図6(A)〜(D)のいずれの場合にも、読み取られた指示数は、「8359」となる。
(ステップS5)
そして、上述の読み取られた指示数は、管理サーバーとしてのサーバー群10Aへデータとして送出される。
そして、上述の読み取られた指示数は、管理サーバーとしてのサーバー群10Aへデータとして送出される。
このように、指示数読取動作の第一例では、表示窓94に連番の数字の切替領域98が対峙する場合には、表示窓94に切替領域98が対峙する桁について切替領域98の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字が指示数に採用される。したがって、表示窓94に切替領域98が対峙する場合でも、カメラ54で撮影したガスメータ90の画像から指示数を読み取ることができ、この指示数を管理サーバーとしてのサーバー群10Aへデータとして送出することができる。
次に、通信携帯端末28における指示数読取動作の第二例について説明する。
指示数読取動作の第二例は、上述の指示数読取動作の第一例に対し、次のように動作が異なる。
すなわち、指示数読取動作の第二例では、ステップS4において、表示窓94に切替領域98が対峙する場合には、表示窓94に切替領域98が対峙する桁について切替領域98の両側の数字のうち表示窓94と対峙する領域が大きい方の数字を指示数に採用する。
つまり、表示窓94の上下方向の中心よりも切替領域98の上下方向の中心が下側に位置する場合には、切替領域98の上側に位置する数字を指示数に採用し、表示窓94の上下方向の中心よりも切替領域98の上下方向の中心が上側に位置する場合には、切替領域98の下側に位置する数字を指示数に採用する。
例えば、図7の例では、(A)〜(D)の順に指示数が「8359」から「8360」へと移り変わろうとしており、一の位では「9」と「0」の切替領域98が表示窓94と対峙しており、十の位では「5」と「6」の切替領域98が表示窓94と対峙している。
指示数読取動作の第二例では、上述の通り、表示窓94に切替領域98が対峙する桁について切替領域98の両側の数字のうち表示窓94と対峙する領域が大きい方の数字が指示数に採用される。
したがって、図7(A)〜(C)のように、一の位において「9」の方が「0」よりも表示窓94と対峙する領域が大きい場合には、「9」が採用され、十の位において「5」の方が「6」よりも表示窓94と対峙する領域が大きい場合には、「5」が採用される。これにより、図7(A)〜(C)の場合には、読み取られた指示数は、「8359」となる。
一方、図7(D)のように、一の位において「0」の方が「9」よりも表示窓94と対峙する領域が大きい場合には、「0」が採用され、十の位において「6」の方が「5」よりも表示窓94と対峙する領域が大きい場合には、「6」が採用される。これにより、図7(D)の場合には、読み取られた指示数は、「8360」となる。
なお、表示窓94に切替領域98が対峙する際に、切替領域98の上側の数字が表示窓94と対峙する領域と、切替領域98の下側の数字が表示窓94と対峙する領域とが同じになる場合、すなわち、表示窓94の上下方向の中心と切替領域98の上下方向の中心が一致する場合がある。この場合とは、例えば、図7の一の位において、切替領域98の上側に位置する「9」が表示窓94と対峙する領域と、切替領域98の下側に位置する「0」が表示窓94と対峙する領域とが同じになる場合である。この場合について、上述の指示数読取動作の第二例では規定されていないが、切替領域98の上側に位置する数字を指示数に採用してもよく、また、切替領域98の下側に位置する数字を指示数に採用してもよい。
このように、指示数読取動作の第二例では、表示窓94に連番の数字の切替領域98が対峙する場合には、表示窓94に切替領域98が対峙する桁について切替領域98の両側の数字のうち表示窓94と対峙する領域が大きい方の数字が指示数に採用される。したがって、表示窓94に切替領域98が対峙する場合でも、カメラ54で撮影したガスメータ90の画像から指示数を読み取ることができ、この指示数を管理サーバーとしてのサーバー群10Aへデータとして送出することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
28 通信携帯端末
44 業務遂行担当者
50 通信器
52 表示器
54 カメラ(撮影部の一例)
56 入出力部
58 制御装置
60 CPU(コンピュータの一例)
62 ROM
64 RAM
66 ストレージ
68 プログラム
70 画像表示実行部
72 枠重畳部
74 画像取得部
76 指示数読取部
78 指示数送出部
90 ガスメータ
92 回転ドラム
94 表示窓
96 枠
44 業務遂行担当者
50 通信器
52 表示器
54 カメラ(撮影部の一例)
56 入出力部
58 制御装置
60 CPU(コンピュータの一例)
62 ROM
64 RAM
66 ストレージ
68 プログラム
70 画像表示実行部
72 枠重畳部
74 画像取得部
76 指示数読取部
78 指示数送出部
90 ガスメータ
92 回転ドラム
94 表示窓
96 枠
Claims (6)
- 撮影部と、
複数の回転ドラムの各々の周面に周方向に並んで複数の数字が連番で付与され、表示窓に対峙する複数桁の数字が指示数として表示されるアナログ表示式のガスメータを前記撮影部に撮影させて前記ガスメータの画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部で取得された画像から前記指示数を読み取る指示数読取部と、
前記指示数読取部で読み取った前記指示数を管理サーバーへ送出する指示数送出部と、
を備え、
前記指示数読取部は、前記表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、前記表示窓に前記切替領域が対峙する桁について前記切替領域の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字を前記指示数に採用する、
通信携帯端末。 - 撮影部と、
複数の回転ドラムの各々の周面に周方向に並んで複数の数字が連番で付与され、表示窓に対峙する複数桁の数字が指示数として表示されるアナログ表示式のガスメータを前記撮影部に撮影させて前記ガスメータの画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部で取得された画像から前記指示数を読み取る指示数読取部と、
前記指示数読取部で読み取った前記指示数を管理サーバーへ送出する指示数送出部と、
を備え、
前記指示数読取部は、前記表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、前記表示窓に前記切替領域が対峙する桁について前記切替領域の両側の数字のうち前記表示窓と対峙する領域が大きい方の数字を前記指示数に採用する、
通信携帯端末。 - 表示器と、
前記撮影部で撮影された映像を前記表示器に表示させる映像表示実行部と、
前記撮影部で撮影された映像に数字が含まれる場合に前記表示器に表示された映像に数字を囲う枠を重畳させる枠重畳部と、
を備え、
前記画像取得部は、前記撮影部で撮影された映像に含まれる前記指示数を認識した場合に前記ガスメータの画像を取得する、
請求項1又は請求項2に記載の通信携帯端末。 - 複数の回転ドラムの各々の周面に周方向に並んで複数の数字が連番で付与され、表示窓に対峙する複数桁の数字が指示数として表示されるアナログ表示式のガスメータを撮影部に撮影させて前記ガスメータの画像を取得する画像取得処理と、
前記画像取得処理で取得された画像から前記指示数を読み取る指示数読取処理と、
前記指示数読取処理で読み取った前記指示数を管理サーバーへ送出する指示数送出処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記指示数読取処理において、前記表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、前記表示窓に前記切替領域が対峙する桁について前記切替領域の両側の数字のうちガスの使用量が少ないことを表す方の数字を前記指示数に採用させる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。 - 複数の回転ドラムの各々の周面に周方向に並んで複数の数字が連番で付与され、表示窓に対峙する複数桁の数字が指示数として表示されるアナログ表示式のガスメータを撮影部に撮影させて前記ガスメータの画像を取得する画像取得処理と、
前記画像取得処理で取得された画像から前記指示数を読み取る指示数読取処理と、
前記指示数読取処理で読み取った前記指示数を管理サーバーへ送出する指示数送出処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記指示数読取処理において、前記表示窓に連番の数字の切替領域が対峙する場合には、前記表示窓に前記切替領域が対峙する桁について前記切替領域の両側の数字のうち前記表示窓と対峙する領域が大きい方の数字を前記指示数に採用させる処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。 - 前記撮影部で撮影された映像を表示器に表示させる映像表示実行処理と、
前記撮影部で撮影された映像に数字が含まれる場合に前記表示器に表示された映像に数字を囲う枠を重畳させる枠重畳処理と、
前記画像取得処理において、前記撮影部で撮影された映像に含まれる前記指示数を認識した場合に前記ガスメータの画像を取得する処理と、
を前記コンピュータに実行させるための請求項4又は請求項5に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019133619A JP2021018580A (ja) | 2019-07-19 | 2019-07-19 | 通信携帯端末及びプログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022178987A (ja) * | 2021-05-21 | 2022-12-02 | 住友セメントシステム開発株式会社 | 携帯端末装置、検針システム、検針方法、およびプログラム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008234160A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Meiyu Techno Co Ltd | 検針メータ読取装置、ハンディーターミナル、および検針システム |
JP2016173760A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 富士電機株式会社 | 数値認識装置、数値認識方法および数値認識プログラム |
-
2019
- 2019-07-19 JP JP2019133619A patent/JP2021018580A/ja active Pending
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