JP2021018554A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】チケットの購入権利に関する情報を適切に決定すること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、取得部と、決定部とを備える。取得部は、チケットの購入を希望するユーザに関するユーザ情報を取得する。決定部は、取得部により取得されたユーザ情報に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を決定する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、映画館のシネアド(Cinema Advertising)による映画館側の全体の収益を予測し、予測した収益を映画館側に通知するサービスを提供する技術が知られている(文献1)。例えば、映画館側が新たなチケット料金を設定した場合に、映画館側が得ることができる収益を通知するサービスを提供する技術が知られている。また、従来、興行イベントチケットの属性に基づいて、興行イベントチケットの推奨価格を決定する技術が知られている(文献2)。また、従来、第1販売価格と在庫数の変動とに基づいて、第2販売価格を算出する技術が知られている(文献3)。
特開2015−179472号公報 特表2012−500429号公報 特許第6516802号公報
しかしながら、上述した従来技術は、チケットの価格の決定に関する技術に過ぎず、チケットの購入権利に関する情報を適切に決定することができるとは限らなかった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、チケットの購入権利に関する情報を適切に決定することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、チケットの購入を希望するユーザに関するユーザ情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記ユーザ情報に基づいて、前記チケットの購入権利に関する情報を決定する決定部とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、チケットの購入権利に関する情報を適切に決定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係るイベント情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る予測情報記憶部の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る決定情報記憶部の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。 図13は、変形例に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図14は、変形例に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図15は、変形例に係る入札情報記憶部の一例を示す図である。 図16は、変形例に係る権利付与決定用情報記憶部の一例を示す図である。 図17は、変形例に係る権利付与ユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図18は、変形例に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.情報処理の一例〕
図1では、情報処理装置100が、ユーザ(利用者)の過去のイベントにおける購買履歴に基づいて、対象となるイベント(以下、適宜、「対象イベント」と呼ぶ)におけるユーザの購買を予測する場合を示す。また、図1では、情報処理装置100が、予測したユーザの購買に関する情報を用いて、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を決定する場合を示す。なお、図1では、対象イベントがイベントAである場合を示す。
実施形態に係るチケットは、所定のイベントのチケットであれば、どのようなチケットであってもよい。例えば、実施形態に係るチケットは、所定のイベントに参加(入場)するためのチケットであってもよい。また、実施形態に係るイベントは、例えば、野球のスタジアムや映画館などの会場で行われるイベントに限らず、どのようなイベントであってもよい。例えば、実施形態に係るイベントは、会場などの物理的な空間で行われるイベントに限らず、インターネットなどの仮想的な空間上で行われるイベントであってもよい。また、実施形態に係るイベントが会場などの物理的な空間で行われる場合には、実施形態に係るイベントは、席がある場合のイベントでも、席という概念がない場合のイベントでもよい。また、席がある場合のイベントである場合には、実施形態に係るイベントは、席種がある場合のイベントでも、席種がない場合のイベントでもよい。なお、図1の例では、席種がない場合のイベントのチケットを一例として説明する。以下、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例を説明する。
情報処理装置100は、ユーザU1によるチケットの購入要求を取得する(ステップS101)。情報処理装置100は、イベントAのチケットの購入要求を取得する。情報処理装置100は、端末装置10−1から送信されたユーザU1によるチケットの購入要求を取得する。
情報処理装置100は、チケットの購入を希望するユーザに関するユーザ情報を取得する。情報処理装置100は、対象イベントにおけるユーザの購買を予測するための情報であれば、どのようなユーザ情報を取得してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの過去のイベントにおける購買履歴を含むユーザ情報を取得する。具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、過去のイベントでユーザが購入したグッズや会場での飲食などの購買履歴を含むユーザ情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、ユーザの属性情報を含むユーザ情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、ユーザに類似するユーザ(以下、適宜、「類似ユーザ」と呼ぶ)の過去のイベントにおける購買履歴を含むユーザ情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1に関するユーザ情報を取得する。
情報処理装置100は、ユーザ情報に基づいて、対象イベントにおけるユーザの購買に関する予測値(以下、適宜、「購買予測値」と呼ぶ)を予測する(ステップS102)。なお、購買予測値は、対象イベントにおいてユーザが購買すると予測される価格である。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1の過去のイベントにおける購買履歴を示す購買履歴情報LG1に基づいて、イベントAにおけるユーザU1の購買予測値を予測する。図1に示す例では、情報処理装置100は、購買履歴情報LG1に基づいて、イベントAにおけるユーザU1の購買予測値を示す予測情報ES1を生成する。また、情報処理装置100は、イベントAにおけるユーザU1の購買予測値を2千円と予測する。例えば、情報処理装置100は、過去のイベントであるイベントIV1におけるユーザU1の購買額1千5百円と、過去のイベントであるイベントIV2におけるユーザU1の購買額2千5百円とに基づいて、ユーザU1の購買予測値を予測する。具体的には、情報処理装置100は、イベントIV1における購買額と、イベントIV2における購買額との平均値をユーザU1の購買予測値として予測する。これにより、情報処理装置100は、ユーザごとのグッズの購入や会場での飲食などの収益を推定してチケットの価格の決定に反映することができる。
情報処理装置100は、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を決定する(ステップS103)。情報処理装置100は、ユーザU1に販売する場合のイベントAのチケットの購入権利に関する情報を決定する。情報処理装置100は、ユーザU1の購買予測値に基づいて、ユーザU1に販売する場合のイベントAのチケットの購入権利に関する情報を決定する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1に販売する場合のイベントAのチケットの価格(販売価格)を決定する。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU1に販売する場合のイベントAのチケットの価格を8千円に決定する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの通常販売価格(定価)と、ユーザU1の購買予測値とに基づいて、イベントAのチケットの価格を決定する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの変動価格を決定する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの通常販売価格からユーザU1の購買予測値を減額した変動価格を決定する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの通常販売価格1万円から、ユーザU1の購買予測値2千円を減額することにより、イベントAのチケットの変動価格を決定する。図1に示す例では、情報処理装置100は、予測情報ES1に示す購買予測値と、イベント情報記憶部121に格納された通常販売価格とに基づいて、ユーザU1に販売する場合のイベントAの価格を示す決定情報SP1を生成する。
情報処理装置100は、対象イベントのチケットの価格に関する情報提供のサービスを提供する(ステップS104)。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1に販売する場合のイベントAのチケットの価格に関する情報を端末装置10−1へ送信する。情報処理装置100は、ユーザU1に販売する場合のイベントAのチケットの価格が8千円である旨の情報を提供する。情報処理装置100は、決定情報SP1に示す情報を提供する。
情報処理装置100は、ユーザU2によるチケットの購入要求を取得する(ステップS105)。情報処理装置100は、端末装置10−2から送信されたユーザU2によるチケットの購入要求を取得する。
情報処理装置100は、ユーザU2に関するユーザ情報に基づいて、イベントAにおけるユーザU2の購買予測値を予測する(ステップS106)。例えば、情報処理装置100は、ユーザU2の過去のイベントにおける購買履歴を示す購買履歴情報LG2に基づいて、イベントAにおけるユーザU2の購買予測値を予測する。図1に示す例では、情報処理装置100は、購買履歴情報LG2に基づいて、イベントAにおけるユーザU2の購買予測値を示す予測情報ES2を生成する。具体的には、情報処理装置100は、イベントAにおけるユーザU2の購買予測値を0円と予測する。すなわち、情報処理装置100は、イベントAでユーザU2が購買しないと予測する。例えば、情報処理装置100は、過去のイベントであるイベントIV5におけるユーザU2の購買額0円と、過去のイベントであるイベントIV6におけるユーザU2の購買額0円とに基づいて、イベントAにおけるユーザU2の購買予測値を0円と予測する。例えば、情報処理装置100は、イベントIV5における購買額と、イベントIV6における購買額との平均値をユーザU2の購買予測値として予測する。
情報処理装置100は、ユーザU2に販売する場合のイベントAのチケットの購入権利に関する情報を決定する(ステップS107)。情報処理装置100は、ユーザU2の購買予測値に基づいて、ユーザU2に販売する場合のイベントAのチケットの購入権利に関する情報を決定する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU2に販売する場合のイベントAのチケットの価格(販売価格)を決定する。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU2に販売する場合のイベントAのチケットの価格を1万円に決定する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの通常販売価格と、ユーザU2の購買予測値とに基づいて、イベントAのチケットの価格を決定する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU2に販売する場合のイベントAのチケットの変動価格を決定する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの通常販売価格からユーザU2の購買予測値を減額した変動価格を決定する。例えば、情報処理装置100は、イベントAのチケットの通常販売価格である1万円から、ユーザU2の購買予測値である0円を減額することにより、ユーザU2に販売する場合のイベントAのチケットの変動価格を決定する。図1に示す例では、情報処理装置100は、予測情報ES2に示す購買予測値と、イベント情報記憶部121に格納された通常販売価格とに基づいて、ユーザU2に販売する場合のイベントAの価格を示す決定情報SP2を生成する。
情報処理装置100は、対象イベントのチケットの価格に関する情報提供のサービスをユーザU2へ提供する(ステップS108)。情報処理装置100は、ユーザU2に販売する場合のイベントAのチケットの価格に関する情報を端末装置10−2へ送信する。情報処理装置100は、ユーザU2に販売する場合のイベントAのチケットの価格が1万円である旨の情報を提供する。情報処理装置100は、決定情報SP2に示す情報を提供する。
〔2.処理のバリエーション〕
(2−1.席種)
図1に示す例では、席種がないためイベント全体のチケットの価格を決定する場合を示したが、情報処理装置100は、席種がある場合、席種ごとにチケットの価格を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、席種ごとのチケットの通常販売価格に関する情報を用いて、図1と同様の処理を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、席種ごとのチケットの通常販売価格からユーザの購買予測値を減額した変動価格を決定してもよい。なお、席種はイベントの会場のエリアごとに定められていてもよい。
図2は、所定のイベントの席種を示す。図2に示すスタジアムには、スタジアムで最もグレードの高いランクSのS席と、ランクSの次にグレードの高いランクAのA席と、ランクAの次にグレードの高いランクBのB席と、ランクBの次にグレードの高いランクCのC席と、スタジアムで最もグレードの低いランクDのD席が含まれる。また、ランクごとに通常販売価格が予め定められているものとする。例えば、情報処理装置100は、所定のユーザからランクSのチケットの購入要求を取得した場合、ランクSのチケットの通常販売価格から所定のユーザの購買予測値を減額した変動価格を、所定のユーザに販売する場合のランクSのチケットの販売価格に決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、所定のユーザからランクAのチケットの購入要求を取得した場合、ランクAのチケットの通常販売価格から所定のユーザの購買予測値を減額した変動価格を、所定のユーザに販売する場合のランクAのチケットの販売価格に決定してもよい。
(2−2.席)
情報処理装置100は、席ごとにチケットの価格を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、席ごとのチケットの通常販売価格に関する情報を用いて、図1と同様の処理を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、席ごとのチケットの通常販売価格からユーザの購買予測値を減額した変動価格を決定してもよい。図3は、所定のイベントの客席を示す。図3に示す客席には、ステージに近い前列のシートである席S1〜席S8と、後列のシートである席S9〜席S16とが含まれる。また、席S4及び席S5が前列のシートの中央であり、席S12及び席S13が後列のシートの中央であるものとする。また、席ごとに通常販売価格が予め定められているものとする。例えば、情報処理装置100は、所定のユーザから席S4のチケットの購入要求を取得した場合、席S4のチケットの通常販売価格から所定のユーザの購買予測値を減額した変動価格を、所定のユーザに販売する場合の席S4のチケットの販売価格に決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、所定のユーザから席S16のチケットの購入要求を取得した場合、席S16のチケットの通常販売価格から所定のユーザの購買予測値を減額した変動価格を、所定のユーザに販売する場合の席S16のチケットの販売価格に決定してもよい。
(2−3.購買予測値)
図1に示す例では、情報処理装置100が、ユーザの過去のイベントにおける購買履歴の平均値をユーザの購買予測値として予測する場合を示したが、情報処理装置100は、他の種々の方法を用いて、ユーザの購買予測値を予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの購買履歴の情報量が所定の閾値未満である場合、ユーザの属性情報に基づいて、ユーザの購買予測値を予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザと同じ属性である20代男性の購買額の平均が3千円である場合、平均値である3千円をユーザの購買予測値として予測してもよい。この場合、情報処理装置100は、平均値から所定の割引を行った割引後の額をユーザの購買予測値として予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、平均値である3千円の1割引である2万7千円をユーザの購買予測値として予測してもよい。このように、情報処理装置100は、ユーザの購買履歴の情報量が所定の閾値以上である場合、ユーザの購買履歴に基づいてユーザの購買予測値を予測し、ユーザの購買履歴の情報量が所定の閾値未満である場合、ユーザの属性情報に基づいてユーザの購買予測値を予測してもよい。また、情報処理装置100は、ユーザの購買履歴の情報量が所定の閾値未満である場合、ユーザの属性情報とユーザの購買履歴とに基づく所定の関数に基づいて、ユーザの購買予測値を予測してもよい。また、情報処理装置100は、ユーザの購買履歴の情報量が所定の閾値未満である場合、ユーザの購買予測値を予め定められた額と予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの購買履歴の情報量が所定の閾値未満である場合、ユーザの購買予測値を0円と予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの購買履歴に基づく購買額の平均が所定の閾値以下である場合、所定の額をかさ上げしたかさ上げ後の額をユーザの購買予測値として予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの購買履歴に基づく購買額の平均が0円である場合、予め定められた額をかさ上げしたかさ上げ後の額をユーザの購買予測値として予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの購買履歴に基づく購買額の最大値又は最小値をユーザの購買予測値として予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、所定の期間内のユーザの購買履歴に基づく購買額の最大値又は最小値をユーザの購買予測値として予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、対象イベントの時期と同じ時期の過去のイベントのユーザの購買履歴に基づく購買額の最大値又は最小値をユーザの購買予測値として予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、対象イベントの時期と同じ春夏秋冬の時期の過去のイベントのユーザの購買履歴に基づく購買額の最大値又は最小値をユーザの購買予測値として予測してもよい。
(2−4.購買)
実施形態に係る購買は、グッズの購入や会場での飲食に限らず、イベントの収益に関連するものであればどのようなものであってもよい。例えば、実施形態に係る購買は、会場でのロッカーやトイレの利用であってもよい。
〔3.情報処理システムの構成〕
図4に示す情報処理システム1について説明する。図4に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、情報処理装置100とが含まれる。端末装置10と、情報処理装置100とは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。図4は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。なお、図4に示した情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。また、端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等の装置であってもよい。図1に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
情報処理装置100は、チケットの購入権利に関する情報を決定するために用いられる。情報処理装置100は、例えば、PC、WS(Work Station)等の情報処理装置であり、端末装置10等からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
〔4.端末装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図5は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図5に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。
(入力部12)
入力部12は、ユーザからの各種操作を受け付ける。図1に示す例では、ユーザU1及びユーザU2からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、対象イベントのチケットの価格に関する情報を出力する。
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、対象イベントのチケットの価格に関する情報を表示するアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部14は、送信部141と、受信部142を有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
(送信部141)
送信部141は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。送信部141は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。送信部141は、情報処理装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部141は、ユーザによるチケットの購入要求を送信する。
(受信部142)
受信部142は、各種情報を受信する。受信部142は、外部の情報処理装置から各種情報を受信する。受信部142は、情報処理装置100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部142は、対象イベントのチケットの情報提供のサービスを受信する。例えば、受信部142は、対象イベントのチケットの価格に関する情報を受信する。
〔5.情報処理装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図6に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図6に示すように、記憶部120は、イベント情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、予測情報記憶部123と、決定情報記憶部124とを有する。
イベント情報記憶部121は、対象イベントに関する情報を記憶する。例えば、イベント情報記憶部121は、対象イベントのチケットの通常販売価格を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係るイベント情報記憶部121の一例を示す。図7に示すように、イベント情報記憶部121は、「対象イベントID」、「イベント名」、「会場」、「通常販売価格(定価)」といった項目を有する。
「対象イベントID」は、対象イベントを識別するための識別情報を示す。「イベント名」は、対象イベントの名称を示す。例えば、「イベント名」は、対象イベントIV11により識別される対象イベントの名称がイベントAであることを示す。「会場」は、対象イベントが開催される会場を示す。例えば、「会場」は、対象イベントIV11により識別される対象イベントが施設Aで開催されることを示す。「通常販売価格(定価)」は、対象イベントのチケットの通常販売価格(定価)を示す。例えば、「通常販売価格(定価)」は、対象イベントIV11により識別される対象イベントのチケットの通常販売価格が1万円であることを示す。
ユーザ情報記憶部122は、ユーザ情報を記憶する。ここで、図8に、実施形態に係るユーザ情報記憶部122の一例を示す。図8に示すように、ユーザ情報記憶部122は、「ユーザID」、「ユーザ情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「ユーザ情報」は、ユーザ情報を示す。図8に示すように、「ユーザ情報」は、「属性情報」、「購買履歴」といった項目を有してもよい。「属性情報」は、ユーザの属性情報を示す。図8に示す例では、「属性情報」に「属性情報#1」や「属性情報#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、ユーザの年齢や性別などの情報が格納される。「購買履歴」は、ユーザの過去のイベントにおける購買履歴を示す。図8に示すように、「購買履歴」は、「過去イベントID」、「購買額」といった項目を有してもよい。「過去イベントID」は、過去に行われたイベントを識別するための識別情報を示す。「購買額」は、対応する過去のイベントにおけるユーザの購買額を示す。例えば、「購買額」は、過去イベントIV1により識別される過去のイベントにおけるユーザU1の購買額が1千5百円であることを示す。
予測情報記憶部123は、対象イベントにおけるユーザの購買に関する予測情報を記憶する。ここで、図9に、実施形態に係る予測情報記憶部123の一例を示す。図9に示すように、予測情報記憶部123は、「ユーザID」、「予測情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「予測情報」は、対象イベントにおけるユーザの購買に関する予測情報を示す。図9に示すように、「予測情報」は、「対象イベントID」、「購買予測値」といった項目を有してもよい。「対象イベントID」は、対象イベントを識別するための識別情報を示す。「購買予測値」は、対象イベントにおけるユーザの購買予測値を示す。例えば、「購買予測値」は、対象イベントIV11により識別される対象イベントにおけるユーザU1の購買予測値が2千円であることを示す。
決定情報記憶部124は、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を記憶する。例えば、決定情報記憶部124は、ユーザごとに決定した対象イベントのチケットの価格に関する情報を記憶する。例えば、決定情報記憶部124は、ユーザごとの対象イベントのチケットの変動価格を記憶する。ここで、図10に、実施形態に係る決定情報記憶部124の一例を示す。図10に示すように、決定情報記憶部124は、「ユーザID」、「決定情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「決定情報」は、決定した対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を示す。例えば、「決定情報」は、対象イベントのチケットの変動価格に関する情報を示す。図10に示すように、「決定情報」は、「対象イベントID」、「変動価格」といった項目を有してもよい。「対象イベントID」は、対象イベントを識別するための識別情報を示す。「変動価格」は、ユーザごとに決定した対象イベントのチケットの変動価格を示す。例えば、「変動価格」は、対象イベントIV11により識別される対象イベントにおけるユーザU1の変動価格が8千円であることを示す。
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部130は、取得部131と、予測部132と、決定部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。取得部131は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。取得部131は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。
取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。取得部131は、イベント情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や予測情報記憶部123や決定情報記憶部124から各種情報を取得する。
取得部131は、取得した各種情報を記憶部120に格納する。取得部131は、イベント情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や予測情報記憶部123や決定情報記憶部124に各種情報を格納する。
取得部131は、他の機能構成により予測、決定された各種情報を取得する。
取得部131は、ユーザによるチケットの購入要求を取得する。取得部131は、端末装置10から送信されたチケットの購入要求を取得する。
取得部131は、チケットの購入を希望するユーザに関するユーザ情報を取得する。取得部131は、ユーザの過去のイベントにおける購買履歴を含むユーザ情報を取得する。取得部131は、ユーザの属性情報を含むユーザ情報を取得する。取得部131は、ユーザに類似する類似ユーザの過去のイベントにおける購買履歴を含むユーザ情報を取得する。
取得部131は、対象イベントに関する情報を取得する。取得部131は、対象イベントのチケットの通常販売価格に関する情報を取得する。取得部131は、席ごと又は席種ごとにチケットの通常販売価格に関する情報を取得する。
(予測部132)
予測部132は、各種情報を予測する。予測部132は、各種情報を算出する。予測部132は、記憶部120から各種情報を予測、算出する。例えば、予測部132は、イベント情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や予測情報記憶部123や決定情報記憶部124から各種情報を予測、算出する。
予測部132は、他の機能構成により取得、決定された各種情報を予測、算出する。また、予測部132は、他の機能構成により取得、決定された各種情報に基づいて、各種情報を予測、算出する。
予測部132は、ユーザの対象イベントにおける購買に関する予測値を予測する。予測部132は、ユーザの対象イベントにおける購買予測値を予測する。予測部132は、ユーザごとに対象イベントにおける購買予測値を予測する。予測部132は、ユーザ情報に基づいて、購買予測値を予測する。例えば、予測部132は、ユーザの過去のイベントにおける購買額を平均することにより、購買予測値を予測する。
(決定部133)
決定部133は、各種情報を決定する。決定部133は、各種情報を算出する。決定部133は、記憶部120から各種情報を決定、算出する。例えば、決定部133は、イベント情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や予測情報記憶部123や決定情報記憶部124から各種情報を決定、算出する。
決定部133は、他の機能構成により取得、予測された各種情報を決定する。また、決定部133は、他の機能構成により取得、予測された各種情報に基づいて、各種情報を決定する。
決定部133は、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を決定する。決定部133は、ユーザ情報に基づいて、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を決定する。例えば、決定部133は、ユーザの購買履歴に基づいて、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を決定する。例えば、決定部133は、ユーザの属性情報に基づいて、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を決定する。例えば、決定部133は、類似ユーザの購買履歴に基づいて、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を決定する。
決定部133は、対象イベントの購買予測値を用いて、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を決定する。決定部133は、予測部132により予測された購買予測値に基づいて、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報を決定する。
決定部133は、所定のユーザのユーザ情報に基づいて、所定のユーザに販売する場合の対象イベントのチケットの価格を決定する。例えば、決定部133は、ユーザU1のユーザ情報に基づいて、ユーザU1に販売する場合の対象イベントのチケットの価格を決定する。
決定部133は、対象イベントにおいて予測されるユーザの購買額が大きい程、対応するユーザに販売する場合の対象イベントのチケットの価格を安くする。例えば、決定部133は、対象イベントにおいて予測されるユーザU1の購買額が大きい程、ユーザU1に販売する場合の対象イベントのチケットの価格を安くする。
決定部133は、対象イベントのチケットの通常販売価格から、対象イベントにおけるユーザの購買額に基づく減額値を減額した変動価格を、対応するユーザに販売する場合の対象イベントのチケットの価格に決定する。例えば、決定部133は、対象イベントのチケットの通常販売価格から、対象イベントにおけるユーザU1の購買額に基づく減額値を減額した変動価格を、ユーザU1に販売する場合の対象イベントのチケットの価格に決定する。
決定部133は、対象イベントにおけるユーザの購買が無いと予測される場合、対応するユーザに販売する場合の対象イベントのチケットの価格を、対象イベントのチケットの通常販売価格に決定する。例えば、決定部133は、対象イベントにおけるユーザU1の購買が無いと予測される場合、ユーザU1に販売する場合の対象イベントのチケットの価格を、対象イベントのチケットの通常販売価格に決定する。
(提供部134)
提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を通知する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を配信する。提供部134は、端末装置10等の他の情報処理装置へ各種情報を提供する。
提供部134は、他の機能構成により取得、予測、決定された各種情報を提供する。
提供部134は、対象イベントのチケットの購入権利に関する情報提供のサービスを提供する。提供部134は、対象イベントのチケットの価格に関する情報提供のサービスを提供する。提供部134は、対象イベントのチケットの価格に関する情報を、対応するユーザに提供する。
〔6.情報処理のフロー〕
次に、図11を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。図11は、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、情報処理装置100は、ユーザによるチケットの購入要求を取得したか否かを判定する(ステップS201)。情報処理装置100は、ユーザによるチケットの購入要求を取得していない場合(ステップS201;NO)、ユーザによるチケットの購入要求を取得するまで待機する。また、情報処理装置100は、ユーザによるチケットの購入要求を取得した場合、対応するユーザの購買履歴に基づいて、対象イベントにおけるユーザの購買に関する購買予測値を算出する(ステップS202)。情報処理装置100は、算出した購買予測値に基づいて、対応するユーザに販売する場合の対象イベントのチケットの価格を決定する(ステップS203)。例えば、情報処理装置100は、対象イベントのチケットの通常販売価格から、算出した購買予測値を減額した変動価格を、対象イベントのチケットの価格に決定する。情報処理装置100は、決定した対象イベントのチケットに価格に関する情報を対応するユーザに提供する(ステップS204)。
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態について説明する。なお、図1に示す実施形態と同様の点については説明を適宜省略する。なお、図12の例では、席種がない場合のイベントのチケットを一例として説明する。また、図12では、所定の席のチケットを一例として説明する。
図12では、情報処理装置100Aが、対象イベントのチケットに対するユーザの入札額に基づいて、対象イベントのチケットを購入した場合に予測されるユーザの期待値(以下、適宜、「予測期待値」と呼ぶ)に関する情報を決定する場合を示す。また、図12では、情報処理装置100Aが、ユーザの期待値に関する情報に基づいて、対象イベントのチケットの購入する権利を付与する権利付与ユーザを決定する場合を示す。以下、図12を用いて、変形例に係る情報処理の一例を説明する。
情報処理装置100Aは、対象イベントのチケットに対するユーザU1の入札に関する入札情報を取得する(ステップS301)。情報処理装置100Aは、対象イベントのチケットに対するユーザU1の入札額を取得する。情報処理装置100Aは、端末装置10−1から送信されたユーザU1による入札に関する情報を取得する。図12では、情報処理装置100Aは、イベントAの席SH21のチケットに対して、ユーザU1が9千円で入札した旨の情報を取得する。
ステップS102と同様の処理に基づいて、情報処理装置100Aは、対象イベントにおけるユーザU1の購買予測値を予測する(ステップS302)。図12では、情報処理装置100Aは、購買履歴情報LG21に基づいて、ユーザU1の購買予測値を予測する。図12では、情報処理装置100Aは、購買履歴情報LG21に基づいて、ユーザU1の購買予測値を示す予測情報ES21を生成する。具体的には、情報処理装置100Aは、ユーザU1の購買予測値を2千円と予測する。
情報処理装置100Aは、対象イベントにおけるユーザU1の予測期待値を決定する(ステップS303)。情報処理装置100Aは、対象イベントにおけるユーザU1の購買予測値と、対象イベントのチケットに対するユーザU1の入札情報とに基づいて、対象イベントにおけるユーザU1の予測期待値を決定する。具体的には、情報処理装置100Aは、ユーザU1の購買予測値2千円と、ユーザU1の入札額9千円との合計値を、ユーザU1の予測期待値として決定する。図12では、情報処理装置100Aは、ユーザU1の予測期待値を1万1千円に決定する。図12では、情報処理装置100Aは、ユーザU1の購買予測値を示す予測情報ES21と、ユーザU1の入札額を示す入札情報BD21とに基づいて、対象イベントのチケットの購入する権利を付与するユーザ(以下、適宜、「権利付与ユーザ」と呼ぶ)を決定するための情報である権利付与決定用情報VS21を生成する。
情報処理装置100Aは、対象イベントのチケットに対するユーザU2の入札情報を取得する(ステップS304)。情報処理装置100Aは、対象イベントのチケットに対するユーザU2の入札額を取得する。情報処理装置100Aは、端末装置10−2から送信されたユーザU2の入札情報を取得する。図12では、情報処理装置100Aが、イベントAの席SH21のチケットに対して、ユーザU2が1万円で入札した旨の情報を取得する。
情報処理装置100Aは、対象イベントにおけるユーザU2の購買予測値を予測する(ステップS305)。図12では、情報処理装置100Aは、購買履歴情報LG22に基づいて、ユーザU2の購買予測値を予測する。図12では、情報処理装置100Aは、購買履歴情報LG22に基づいて、ユーザU2の購買予測値を示す予測情報ES22を生成する。具体的には、情報処理装置100Aは、ユーザU2の購買予測値を0円と予測する。
情報処理装置100Aは、対象イベントにおけるユーザU2の購買予測値と、対象イベントのチケットに対するユーザU2の入札情報とに基づいて、対象イベントにおけるユーザU2の予測期待値を決定する。具体的には、情報処理装置100Aは、ユーザU2の購買予測値0円と、ユーザU2の入札額1万円との合計値を、ユーザU2の予測期待値として決定する。図12では、情報処理装置100Aは、ユーザU2の予測期待値を1万円に決定する。図12では、情報処理装置100Aは、ユーザU2の購買予測値を示す予測情報ES22と、ユーザU2の入札額を示す入札情報BD22とに基づいて、権利付与決定用情報VS22を生成する。
情報処理装置100Aは、ユーザU1の予測期待値と、ユーザU2の予測期待値とに基づいて、対象イベントのチケットの権利付与ユーザを決定する。情報処理装置100Aは、ユーザU1の予測期待値と、ユーザU2の予測期待値とを比較することにより、対象イベントのチケットの権利付与ユーザを決定する。図12では、情報処理装置100Aは、ユーザU1の予測期待値1万1千円が、ユーザU2の予測期待値1万円より大きいため、ユーザU1を権利付与ユーザに決定する。図12では、情報処理装置100Aは、ユーザU1をイベントAの席SH21のチケットの落札者に決定する。
情報処理装置100Aは、ユーザU1が権利付与ユーザに決定した旨の情報をユーザU1に提供する(ステップS308)。例えば、情報処理装置100Aは、ユーザU1がイベントAの席SH21のチケットを落札した旨の情報を提供する。情報処理装置100Aは、権利付与に関する情報提供のサービスを端末装置10−1に送信する。
情報処理装置100Aは、他のユーザが権利付与ユーザに決定した旨の情報をユーザU2に提供する(ステップS309)。例えば、情報処理装置100Aは、ユーザU1がイベントAの席SH21のチケットを落札できなかった旨の情報を提供する。情報処理装置100Aは、権利付与に関する情報提供のサービスを端末装置10−2に送信する。
〔8.情報処理システムの構成〕
図13に示す情報処理システム1Aについて説明する。図13に示すように、情報処理システム1Aは、端末装置10と、情報処理装置100Aとが含まれる。端末装置10と、情報処理装置100Aとは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。図13は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。なお、図13に示した情報処理システム1Aには、複数台の端末装置10や、複数台の情報処理装置100Aが含まれてもよい。
情報処理装置100Aは、チケットの購入権利に関する情報を決定するために用いられる。情報処理装置100Aは、例えば、PC、WS(Work Station)等の情報処理装置であり、端末装置10等からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
〔9.端末装置の構成〕
(送信部141)
送信部141は、情報処理装置100A等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部141は、対象イベントのチケットに対する入札に関する情報を送信する。例えば、送信部141は、対象イベントのチケットに対する入札額に関する情報を送信する。
(受信部142)
受信部142は、情報処理装置100A等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部142は、対象イベントのチケットの権利付与に関する情報提供のサービスを受信する。例えば、受信部142は、対象イベントのチケットの権利付与に関する情報を受信する。
〔10.情報処理装置の構成〕
次に、図14を用いて、実施形態に係る情報処理装置100Aの構成について説明する。図14は、実施形態に係る情報処理装置100Aの構成例を示す図である。図14に示すように、情報処理装置100Aは、通信部110と、記憶部120Aと、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100Aは、情報処理装置100Aの管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(記憶部120A)
記憶部120Aは、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図14に示すように、記憶部120Aは、イベント情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、予測情報記憶部123と、入札情報記憶部124Aと、権利付与決定用情報記憶部125Aと、権利付与ユーザ情報記憶部126Aとを有する。
入札情報記憶部124Aは、対象イベントのチケットに対するユーザの入札に関する情報を記憶する。ここで、図15に、実施形態に係る入札情報記憶部124Aの一例を示す。図15に示すように、入札情報記憶部124Aは、「ユーザID」、「入札情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「入札情報」は、ユーザの入札に関する情報を示す。「入札情報」は、「席」、「入札額」といった項目を有してもよい。「席」は、席を識別するための識別情報を示す。「入札額」は、ユーザが入札した入札額を示す。例えば、「入札額」は、席SH21により識別される席に対するユーザU1の入札額が9千円であることを示す。
権利付与決定用情報記憶部125Aは、対象イベントのチケットの購入する権利を付与する権利付与ユーザを決定するための情報を記憶する。ここで、図16に、実施形態に係る権利付与決定用情報記憶部125Aの一例を示す。図16に示すように、権利付与決定用情報記憶部125Aは、「ユーザID」、「権利付与決定用情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「権利付与決定用情報」は、権利付与ユーザを決定するための情報を示す。「権利付与決定用情報」は、「対象イベントID」、「席」、「予測期待値」といった項目を有してもよい。「対象イベントID」は、対象イベントを識別するための識別情報を示す。「席」は、席を識別するための識別情報を示す。「予測期待値」は、対象イベントのチケットを購入した場合に予測されるユーザの期待値を示す。例えば、「予測期待値」は、対象イベントIV11の席SH21に対するユーザU1の予測期待値が、1万1千円であることを示す。
権利付与ユーザ情報記憶部126Aは、対象イベントのチケットの権利付与ユーザに関する情報を記憶する。ここで、図17に、実施形態に係る権利付与ユーザ情報記憶部126Aの一例を示す。図17に示すように、権利付与ユーザ情報記憶部126Aは、「対象イベントID」、「イベント名」、「会場」、「席」、「権利付与ユーザ(落札者)」といった項目を有する。
「対象イベントID」は、対象イベントを識別するための識別情報を示す。「イベント名」は、対象イベントの名称を示す。「会場」は、対象イベントが開催される会場を示す。「席」は、対象イベントの席を識別するための識別情報を示す。「権利付与ユーザ(落札者)」は、チケットの購入する権利を付与する権利付与ユーザ(落札者)を示す。例えば、「権利付与ユーザ(落札者)」は、席SH21により識別される席のチケットの権利付与ユーザがユーザU1であることを示す。
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置100A内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
(取得部131)
取得部131は、記憶部120Aから各種情報を取得する。取得部131は、イベント情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や予測情報記憶部123や入札情報記憶部124Aや権利付与決定用情報記憶部125Aや権利付与ユーザ情報記憶部126Aから各種情報を取得する。
取得部131は、取得した各種情報を記憶部120Aに格納する。取得部131は、イベント情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や予測情報記憶部123や入札情報記憶部124Aや権利付与決定用情報記憶部125Aや権利付与ユーザ情報記憶部126Aに各種情報を格納する。
取得部131は、ユーザの入札に関する情報を取得する。取得部131は、対象イベントのチケットに対するユーザの入札額を取得する。取得部131は、複数のユーザの入札に関する情報を取得する。
取得部131は、対象イベントのチケットを購入した場合に予測されるユーザの予測期待値を取得する。取得部131は、複数のユーザの予測期待値を取得する。取得部131は、他のユーザの他の予測期待値を取得する。
(決定部133)
決定部133は、記憶部120Aから各種情報を決定する。例えば、決定部133は、イベント情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や予測情報記憶部123や入札情報記憶部124Aや権利付与決定用情報記憶部125Aや権利付与ユーザ情報記憶部126Aから各種情報を決定する。
決定部133は、ユーザの予測期待値を決定する。決定部133は、ユーザの入札額に基づいてユーザの予測期待値を決定する。決定部133は、ユーザの購買予測値と入札額との合計値をユーザの予測期待値に決定する。
決定部133は、権利付与ユーザを決定する。決定部133は、対象イベントのチケットの権利付与ユーザを決定する。
決定部133は、オークション形式により、権利付与ユーザを決定する。決定部133は、入札額に基づいて、権利付与ユーザを決定する。決定部133は、入札額とユーザ情報とに基づくユーザの予測期待値を用いて、権利付与ユーザを決定する。決定部133は、入札額とユーザ情報とに基づくユーザがチケットを購入した場合に予測される予測期待値を用いて、権利付与ユーザを決定する。決定部133は、ユーザ情報に基づくユーザの購買予測値と入札額とから決定される予測期待値を用いて、権利付与ユーザを決定する。決定部133は、購買予測値と入札額との合計値である予測期待値を用いて、権利付与ユーザを決定する。決定部133は、複数のユーザの予測期待値に基づいて、権利付与ユーザを決定する。決定部133は、ユーザの予測期待値と、他のユーザの他の予測期待値との比較に基づいて、権利付与ユーザを決定する。決定部133は、ユーザの予測期待値が他のユーザの他の予測期待値よりも大きい場合、ユーザを権利付与ユーザに決定する。
(提供部134)
提供部134は、対象イベントのチケットの権利付与に関する情報提供のサービスを提供する。提供部134は、対象イベントのチケットの権利付与に関する情報を提供する。
〔11.情報処理のフロー〕
次に、図18を用いて、実施形態に係る情報処理システム1Aによる情報処理の手順について説明する。図18は、実施形態に係る情報処理システム1Aによる情報処理の手順を示すフローチャートである。
図18に示すように、情報処理装置100Aは、ユーザによるチケットに対する入札額を取得したか否かを判定する(ステップS401)。情報処理装置100Aは、ユーザによるチケットに対する入札額を取得していない場合(ステップS401;NO)、ユーザによるチケットに対する入札額を取得するまで待機する。また、情報処理装置100Aは、ユーザによるチケットに対する入札額を取得した場合、対応するユーザの購買履歴に基づいて、対象イベントにおけるユーザの購買に関する購買予測値を算出する(ステップS402)。情報処理装置100Aは、算出した購買予測値と、取得した入札額とに基づいて、対応するチケットを購入した場合に予測されるユーザの期待値に関する予測期待値を算出する(ステップS403)。情報処理装置100Aは、算出した予測期待値に基づいて、対応するチケットの権利付与ユーザを決定する(ステップS404)。情報処理装置100Aは、決定した権利付与に関する情報を対応するユーザに提供する(ステップS405)。
〔12.処理のバリエーション〕
(12−1.席)
図12に示す例では、席という概念がある場合のチケットの価格を一例として示した。図12では、情報処理装置100が、イベントAの席SH21のチケットに対する入札額に基づいて、イベントAの席SH21のチケットの権利付与ユーザを決定する場合を示した。ここで、情報処理装置100は、席という概念がない場合の価格を用いて、権利付与ユーザを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、ステップS301において、席という概念がない場合のチケットに対する入札額を取得してもよい。例えば、情報処理装置100は、ステップS303において、席という概念がない場合のチケットを購入した場合に予測されるユーザの予測期待値を算出してもよい。例えば、情報処理装置100は、ステップS307において、席という概念がない場合のチケットの権利付与ユーザを決定してもよい。
(12−2.席種)
図12に示す例では、席種がない場合のチケットの価格を一例として示したが、情報処理装置100は、席種がある場合のチケットの価格を用いて、権利付与ユーザを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、ステップS301において、席種ごとのチケットに対する入札額を席種ごとに取得してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザがランクSの席に対する入札を行った場合、ランクSのチケットに対する入札額を取得してもよい。例えば、情報処理装置100は、ステップS303において、席種ごとのチケットを購入した場合に予測されるユーザの予測期待値を席種ごとに算出してもよい。例えば、情報処理装置100は、ステップS307において、席種ごとのチケットの権利付与ユーザを席種ごとに決定してもよい。また、情報処理装置100は、決定した権利付与ユーザに対して、席種に対応する席を配分してもよい。例えば、情報処理装置100は、所定の権利付与ユーザが2席分のランクSのチケットに対する入札を行っていた場合、2席分のランクSのチケットを提供してもよい。
〔13.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、決定部133とを有する。取得部131は、チケットの購入を希望するユーザに関するユーザ情報を取得する。決定部133は、取得部131により取得されたユーザ情報に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、チケットの購入権利に関する情報を適切に決定することができる。また、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ情報を適切にチケットの価格の決定に反映することができる。例えば、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザごとのグッズの購入や会場などの収益を推定して、適切にチケットの価格の決定に反映することができる。
また、取得部131は、ユーザの過去のイベントにおける購買履歴を含むユーザ情報を取得する。また、決定部133は、ユーザの購買履歴に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの購買履歴に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を適切に決定することができる。
また、取得部131は、ユーザの属性情報を含むユーザ情報を取得する。また、決定部133は、属性情報に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの属性情報に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を適切に決定することができる。
また、取得部131は、ユーザに類似する類似ユーザの過去のイベントにおける購買履歴を含むユーザ情報を取得する。また、決定部133は、類似ユーザの購買履歴に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、類似ユーザの購買履歴に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を適切に決定することができる。
また、決定部133は、ユーザ情報に基づくユーザのチケットに対応するイベントにおける購買に関する予測値を用いて、チケットの購入権利に関する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、イベントにおける購買に関する予測に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を適切に決定することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ情報に基づいて、予測値を予測する予測部を有する。また、決定部133は、予測部132により予測された予測値に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、イベントにおける購買に関する予測に基づいて、チケットの購入権利に関する情報を適切に決定することができる。
また、決定部133は、ユーザ情報に基づいて、ユーザに販売する場合のチケットの価格を決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ情報を適切にチケットの価格の決定に反映することができる。
また、決定部133は、チケットに対応するイベントにおいて予測されるユーザの購買額が大きい程、ユーザに販売する場合のチケットの価格を安くする。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、イベントにおける購買に関する予測に基づいて、予測された購買額が大きいユーザに対してチケットを安く提供することができる。
また、決定部133は、チケットの通常販売価格から、チケットに対応するイベントにおけるユーザの購買額に基づく減額値を減額した変動価格を、ユーザに販売する場合のチケットの価格に決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、予測されたユーザの購買額に応じて、チケットの価格を適切に決定することができる。
また、決定部133は、チケットに対応するイベントにおけるユーザの購買が無いと予測される場合、ユーザに販売する場合のチケットの価格を、チケットの通常販売価格に決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、予測されたユーザの購買額に応じて、チケットの価格を適切に決定することができる。
また、決定部133は、ユーザ情報に基づいて、チケットの購入する権利を付与する権利付与ユーザを決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ情報を適切に権利付与ユーザの決定に反映することができる。
また、決定部133は、オークション形式により、権利付与ユーザを決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、オークション形式により、権利付与ユーザを適切に決定することができる。
また、取得部131は、ユーザによるチケットに対する入札額を取得する。また、決定部133は、入札額に基づいて、権利付与ユーザを決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの入札額に応じて、権利付与ユーザを適切に決定することができる。
また、決定部133は、入札額とユーザ情報とに基づくユーザがチケットを購入した場合に予測される予測期待値を用いて、権利付与ユーザを決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、予測期待値に応じて、権利付与ユーザを適切に決定することができる。
また、決定部133は、ユーザ情報に基づくユーザのチケットに対応するイベントにおける購買に関する予測値と、入札額とから決定される予測期待値を用いて、権利付与ユーザを決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、予測期待値に応じて、権利付与ユーザを適切に決定することができる。
また、決定部133は、予測値と入札額との合計値である予測期待値を用いて、権利付与ユーザを決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、予測期待値に応じて、権利付与ユーザを適切に決定することができる。
また、取得部131は、他のユーザの他の予測期待値を取得する。また、決定部133は、ユーザの予測期待値と他のユーザの他の予測期待値との比較に基づいて、権利付与ユーザを決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、他のユーザの予測期待値との比較に基づいて、権利付与ユーザを適切に決定することができる。
また、決定部133は、ユーザの予測期待値が他のユーザの他の予測期待値よりも大きい場合、ユーザを権利付与ユーザに決定する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、他のユーザの予測期待値との比較に基づいて、権利付与ユーザを適切に決定することができる。
〔14.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10および情報処理装置100(又は、情報処理装置100A)は、例えば、図19に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図19は、端末装置10および情報処理装置100(又は、情報処理装置100A)の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10および情報処理装置100(又は、情報処理装置100A)として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14および130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔15.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
1A 情報処理システム
10 端末装置
100 情報処理装置
100A 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
120A 記憶部
121 イベント情報記憶部
122 ユーザ情報記憶部
123 予測情報記憶部
124 決定情報記憶部
124A 入札情報記憶部
125A 権利付与決定用情報記憶部
126A 権利付与ユーザ情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 予測部
133 決定部
134 提供部
N ネットワーク

Claims (20)

  1. チケットの購入を希望するユーザに関するユーザ情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記ユーザ情報に基づいて、前記チケットの購入権利に関する情報を決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得部は、
    前記ユーザの過去のイベントにおける購買履歴を含む前記ユーザ情報を取得し、
    前記決定部は、
    前記ユーザの購買履歴に基づいて、前記チケットの購入権利に関する情報を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、
    前記ユーザの属性情報を含む前記ユーザ情報を取得し、
    前記決定部は、
    前記属性情報に基づいて、前記チケットの購入権利に関する情報を決定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部は、
    前記ユーザに類似する類似ユーザの過去のイベントにおける購買履歴を含む前記ユーザ情報を取得し、
    前記決定部は、
    前記類似ユーザの購買履歴に基づいて、前記チケットの購入権利に関する情報を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定部は、
    前記ユーザ情報に基づく前記ユーザの前記チケットに対応するイベントにおける購買に関する予測値を用いて、前記チケットの購入権利に関する情報を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記ユーザ情報に基づいて、前記予測値を予測する予測部、
    をさらに備え、
    前記決定部は、
    前記予測部により予測された前記予測値に基づいて、前記チケットの購入権利に関する情報を決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記決定部は、
    前記ユーザ情報に基づいて、前記ユーザに販売する場合の前記チケットの価格を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記決定部は、
    前記チケットに対応するイベントにおいて予測される前記ユーザの購買額が大きい程、前記ユーザに販売する場合の前記チケットの価格を安くする
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記決定部は、
    前記チケットの通常販売価格から、前記チケットに対応するイベントにおける前記ユーザの購買額に基づく減額値を減額した変動価格を、前記ユーザに販売する場合の前記チケットの価格に決定する
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記決定部は、
    前記チケットに対応するイベントにおける前記ユーザの購買が無いと予測される場合、前記ユーザに販売する場合の前記チケットの価格を、前記チケットの通常販売価格に決定する
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記決定部は、
    前記ユーザ情報に基づいて、前記チケットの購入する権利を付与する権利付与ユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記決定部は、
    オークション形式により、前記権利付与ユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記取得部は、
    前記ユーザによる前記チケットに対する入札額を取得し、
    前記決定部は、
    前記入札額に基づいて、前記権利付与ユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記決定部は、
    前記入札額と前記ユーザ情報とに基づく前記ユーザが前記チケットを購入した場合に予測される予測期待値を用いて、前記権利付与ユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記決定部は、
    前記ユーザ情報に基づく前記ユーザの前記チケットに対応するイベントにおける購買に関する予測値と、前記入札額とから決定される前記予測期待値を用いて、前記権利付与ユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記決定部は、
    前記予測値と前記入札額との合計値である前記予測期待値を用いて、前記権利付与ユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記取得部は、
    他のユーザの他の予測期待値を取得し、
    前記決定部は、
    前記ユーザの前記予測期待値と前記他のユーザの前記他の予測期待値との比較に基づいて、前記権利付与ユーザを決定する
    ことを特徴とする請求項13〜16いずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 前記決定部は、
    前記ユーザの前記予測期待値が前記他のユーザの前記他の予測期待値よりも大きい場合、前記ユーザを前記権利付与ユーザに決定する
    ことを特徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  19. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    チケットの購入を希望するユーザに関するユーザ情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記ユーザ情報に基づいて、前記チケットの購入権利に関する情報を決定する決定工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  20. チケットの購入を希望するユーザに関するユーザ情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された前記ユーザ情報に基づいて、前記チケットの購入権利に関する情報を決定する決定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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