JP2021018352A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えば、フランジバック調整の感度の変更に有利な光学装置を提供することを目的とする。【解決手段】 光学装置は、フランジバックの調整のために光軸の方向において移動可能なレンズ群と、前記レンズ群を移動させる駆動部と、前記駆動部を操作するための操作部材と、前記操作部材の単位操作量あたりの前記レンズ群の移動量としての操作感度を設定する設定部と、前記操作部材の操作量と前記操作感度とに基づいて、前記駆動部を制御する制御部と、を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、光学装置に関する。
レンズ交換式のカメラ装置においては、レンズユニットの結像面とカメラ装置の撮像面とを互いに合わせるためにフランジバック調整が行われるものがある。フランジバック調整は、操作ツマミ等への操作力を機械的に伝達して、リレーレンズ群等における可動レンズを光軸方向に動かすことで行っている。また、フランジバック調整を電気的に行う場合、操作ツマミ等に連動するポテンショメータ等の検出器の絶対値出力とフランジバック調整量(可動レンズの位置)とを一対一に対応させて行っている。
また、特許文献1は、所定時間内における操作部材の相対的操作量に応じてフランジバック補正値を得、微調整を容易とすることを開示している。
特許第3145202号公報
テレビ規格の高画素化(4K、8K)によって撮影画像のピントずれが目立ち易くなったため、カメラとレンズとの組合せによって生じうるフランジバックのズレに対して、より厳密な調整が必要となっている。
上記のように操作部材の操作量で一律にレンズの移動量が決まる場合、微調整を行うためには、操作部材の回転量を増やすか、フランジバックの調整範囲(レンズの可動範囲)を減らすか、しなければならない。
また、特許文献1のように、所定時間内における操作部材の相対的操作量に応じてフランジバック補正値を得る場合、フランジバックの粗調整のためには、操作部材を速い速度で所定時間内に大きく操作しなければならない。逆に、フランジバックの微調整のためには、操作部材を遅い速度で所定時間内に小さく操作しなければならない。よって、フランジバック調整の感度(敏感度)の変化を大きくし難い。
本発明は、例えば、フランジバック調整の感度の変更に有利な光学装置を提供することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明の光学装置は、フランジバックの調整のために光軸の方向において移動可能なレンズ群と、前記レンズ群を移動させる駆動部と、前記駆動部を操作するための操作部材と、前記操作部材の単位操作量あたりの前記レンズ群の移動量としての操作感度を設定する設定部と、前記操作部材の操作量と前記操作感度とに基づいて、前記駆動部を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、フランジバック調整の感度の変更に有利な光学装置を提供することができる。
本発明の実施例に係る光学装置のブロック図 本発明の第1実施例に係る光学装置の概略図 本発明の第1実施例の動きを説明するフローチャート 本発明の第2実施例に係る光学装置の概略図 本発明の第2実施例の動きを説明するフローチャート
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る光学装置のブロック図である。
図1において、レンズユニット(レンズ装置)100に設けられたマウント部101が、カメラユニット110に設けられたマウント部111に嵌合することで、一体のカメラ装置として機能する。また、レンズユニット100の接点基板102と、カメラユニット110の接点基板112が、不図示のコンタクトピン等で電気的に接続されることで、各駆動装置およびセンサーが、カメラ制御ユニット(制御部)26により制御される。
レンズユニット100の各レンズ群は、固定の第1レンズ群L1、合焦のために光軸方向に移動する第2レンズ群L2、変倍のために光軸方向に移動する第3レンズ群L3、変倍のために光軸方向に移動する第4レンズ群L4、更に、固定の第5レンズ群L5、最も像側に配置され、通常の撮影時には固定で、フランジバック調整およびマクロ撮影時の合焦のために光軸方向に移動可能なリレーレンズ群である第6レンズ群L6、により構成される。
第1レンズ群L1から第6レンズ群L6は、被写体の光学像を形成する撮影光学系を構成している、フロントフォーカス型のズームレンズの構成を有する。
第1レンズ群L1を保持する固定鏡筒1と固定鏡筒7の間には、固定の直進カムを有するカム環14と、回転する曲カムを有するカム環13が内包されている。カム環13は、不図示の機構により操作環9の回転力が伝達され回転することで、第2レンズ群L2を保持するフォーカス移動枠2を光軸方向に移動させ、合焦を行う。フォーカス移動枠2には、コロ部材2aが設けられており、カム環13の曲カムと、カム環14の直進カムに係合(貫通し嵌合)することで、光軸方向の位置が決まる。
操作環9は固定鏡筒1の外面に配され、手動での回転によりフォーカス操作が可能であるが、フォーカス操作手段28からの入力をカメラ制御ユニット26が受けると、駆動信号が駆動回路22に出力されてフォーカスモータ18を駆動する。フォーカスモータ18の出力ギヤ18aの回転により、出力ギヤ18aが係合している操作環9のギヤ部9aが回転し、電動フォーカスを行うことができる。操作環9の回転位置は、不図示のセンサーから位置センサー回路23に位置情報が送られ、カメラ制御ユニット26により距離情報として管理される。また、フォーカス操作手段28はオートフォーカス装置であっても構わない。その場合は自動でフォーカス動作が行われる。
固定鏡筒7と第5レンズ群L5を保持する固定鏡筒5の間には、固定の直進カムを有するカム環16と、回転方向(周方向)に延在する曲カムを有するカム環15が内包されている。カム環15は、不図示の機構により操作環10の回転力が伝達され回転することで、第3レンズ群L3を保持するズーム移動枠3と、第4レンズ群L4を保持するズーム移動枠4を光軸方向に移動させ、変倍を行う。ズーム移動枠3には、コロ部材3aが設けられており、カム環15の曲カムとカム環16の直進カムとに係合(貫通し嵌合)することで、光軸方向の位置が決まる。同様に、ズーム移動枠4には、コロ部材4aが設けられており、カム環15の曲カムとカム環16の直進カムとに係合(貫通し嵌合)することで、光軸方向の位置が決まる。
操作環10は固定鏡筒7の外面に配され、手動での回転によりズーム操作が可能であるが、ズーム操作手段29からの入力をカメラ制御ユニット26が受けると、駆動信号が駆動回路22に出力されてズームモータ19を駆動する。ズームモータ19の出力ギヤ19aの回転により、出力ギヤ19aが係合している操作環10のギヤ部10aが回転し、電動ズームを行うことができる。操作環10の回転位置は、不図示のセンサーから位置センサー回路23に位置情報が送られ、カメラ制御ユニット26により変倍情報として管理される。
固定鏡筒5には光量調整装置17が保持されており、固定鏡筒7の外面に配された操作環11の回転により開口量を操作する。操作環11の回転位置は、不図示のセンサーから位置センサー回路23に位置情報が送られ、カメラ制御ユニット26により露出情報として管理される。光量調整装置17は、光学系の光量を変化させる絞りユニットであり、絞り羽根駆動部17aにより絞り羽根を移動させて開口量を変化させ、光学系の光量調整を行う。
撮像素子、ローパスフィルター、赤外カットフィルター等からなる撮像手段24は、レンズユニット100の像面の位置に配され、カメラユニットに固定保持されている。撮像手段24より撮影信号がカメラ信号処理回路25に出力される。カメラ信号処理回路25は、撮像手段24の出力に増幅や補正などを施す。カメラ信号処理回路25で増幅や補正などを施された信号がカメラ制御ユニット26に出力され、画像・音声記憶手段30に記録される。カメラ制御ユニット26は、カメラ信号処理回路25からの入力信号に応じて、駆動回路22に絞りの駆動信号を出力し、絞り羽根駆動部17aを駆動して光量調整を行う。
固定鏡筒5と固定鏡筒8とマウント部101の間には、第6レンズ群L6を保持するリレー移動枠6が内包されている。リレー移動枠6の位置は、不図示のセンサーから位置センサー回路23に位置情報が送られ、カメラ制御ユニット26により光軸方向位置が管理されている。リレー移動枠6の位置は、カメラ制御ユニット26が管理する位置となるように、不図示のセンサー情報に基づいて駆動モータ21を動かし、駆動モータ21の出力ネジ軸21aとリレー移動枠6のナット部20との連動により、光軸方向に移動し固定される。駆動モータ21は、励磁位相をステップ切替えすることにより回転させるステッピングモータである。
図2は、本発明の第1実施形態に係る光学装置の概略図である。
図3は、本発明の第1実施形態の動きを説明するフローチャートである。
図2および図3を使って、第6レンズ群L6を保持するリレー移動枠6の動きを説明する。
ステップS200では、カメラ電源がONされるとステップS201に進む。
ステップS201では、カメラ制御ユニット26はリレー移動枠6を不図示のスタート位置へ移動させ、初期位置を求め、ステップS202に進む。
ステップS202では、カメラ制御ユニット26は、上記スタート位置から制御データメモリ27に記憶された位置へリレー移動枠6を移動させ、ステップS203に進む。
ステップS203では、カメラ操作者によってリセット動作(工場出荷時のフランジバック調整位置へ戻す動作)が行われるリセットスイッチ120の状態を判定する。リセットスイッチ120がONの場合はステップS204に進み、リセットスイッチ120がOFFの場合はリレー移動枠6をそのままの位置で固定し、ステップS205に進む。
ステップS204では、リレー移動枠6は、前記スタート位置を基準に、工場出荷時に記憶した位置へ移動し、ステップS205へ進む。
ステップS205では、リレー移動枠6の動作モード切替えスイッチ(モード切替え部)121の状態を判定する。動作モード切替えスイッチ121がノーマルモードの場合はステップS206に進み、動作モード切替えスイッチ121がフランジバック調整モードの場合はステップS207に進み、動作モード切替えスイッチ121がマクロモードの場合はステップS215に進む。
ステップS206では、操作環(操作部材)12の操作は無効となり、リレー移動枠6は動かさず、通常の撮影が行われる。処理フローはステップS205に戻る。
ステップS207に分岐すると、操作環12の操作が有効となり、カメラ操作者がフランジバック調整を行うことができる。
ステップS207では、カメラ制御ユニット26は、光量調整装置17を駆動し、絞り開口位置を開放にセットし、ステップS208に進む。
ステップS208では、フランジバック調整モードにおいて、固定鏡筒8の外周に配された操作環12が回転操作されると、カメラ制御ユニット26は、操作環12の回転方向と操作量に対応するパルス数とを読み取り、ステップS209に進む。
ステップS209では、操作環12の操作により移動するリレー移動枠6の駆動の敏感度である操作感度(操作部材の単位操作量あたりのレンズ群の移動量としての操作感度)を切り換える操作敏感度切替えスイッチ(感度設定部)122の状態を判定する。操作敏感度切替えスイッチ122によって第1操作感度が設定された微調整モードの場合はステップS210に進み、操作敏感度切替えスイッチ122によって第2操作感度が設定された粗調整モードの場合はステップS211に進む。
ステップS210では、カメラ制御ユニット26は、S208で読み取った操作環12のパルス数に対し、微少送り係数に基づいてステップ数を演算し、ステップ数分だけ、回転方向に相当する方向に駆動モータ21を動かし、リレー移動枠6を光軸方向に移動させる。その後、ステップS212に進む。
なお、微少送り係数は、カメラユニットとレンズユニットの情報に基づき、操作環12の操作による操作信号の1パルスにより移動するリレー移動枠6の光軸方向の駆動量(最小移動量)が焦点深度より小さくなるように設定される。より具体的には、レンズユニットの焦点距離、物体距離、F値の情報と、カメラユニットの撮像素子の画素ピッチの情報とに基づいて、前記微少送り係数が設定される。
ステップS211では、カメラ制御ユニット26は、S208で読み取った操作環12のパルス数に対し、粗送り係数に基づいてステップ数を演算し、ステップ数分だけ、回転方向に相当する方向に駆動モータ21を動かし、リレー移動枠6を光軸方向に移動させる。その後、ステップS209に戻る。
なお、粗送り係数は、カメラユニットとレンズユニットの情報に基づき、操作環12の操作による操作信号の1パルスにより移動するリレー移動枠6の光軸方向の駆動量(最小駆動量)が焦点深度より大きな値(粗送りに適した値)に設定される。より具体的には、レンズユニットの焦点距離、物体距離、F値の情報と、カメラユニットの撮像素子の画素ピッチの情報とに基づいて、前記粗送り係数が設定される。
ステップS212では、動作モード切替えスイッチ121の状態が判断される。動作モード切替えスイッチ121がノーマルモードかマクロモードに切替えられた場合は、ステップS214に進み、フランジバック調整モードの場合は、ステップS213に進む。
ステップS213では、操作環12の操作の状態が判断される。操作環12が一定時間以上操作されない場合は、ステップS214に進む。操作環12が一定時間内に操作された場合は、ステップS208に戻る。
ステップS214では、カメラ制御ユニット26はリレー移動枠6の位置(スタート位置からの移動量と移動方向)を、制御データメモリ27に記憶する。処理はステップS205に戻り、ステップS205以降の処理を繰り返し実行する。
カメラ操作者がマクロ撮影を行う場合は、ステップS205からステップS215に分岐し、操作環12の操作が有効となる。
動作モード切替えスイッチ121がマクロモードに変更され、マクロ撮影のピント調整として操作環12が操作されると、ステップS215で、カメラ制御ユニット26は、操作環12の回転方向とパルス数を読み取り、パルス数に対し、所定のマクロ送り係数を換算したステップ数を算出し、ステップS216に進む。
ステップS216では、カメラ制御ユニット26はステップS215で得られたステップ数分だけ、回転方向に相当する方向に駆動モータ21を動かし、リレー移動枠6を光軸方向に移動させ、ステップS205に戻る。なお、マクロ送り係数は、マクロ撮影時の合焦操作に適した値に設定される。
カメラ操作を行う者は、フランジバック調整またはマクロ撮影を完了すると、動作モード切替えスイッチ121をノーマルモードに切替え、通常の撮影操作を行う。
本実施例においては、操作敏感度を切替えるスイッチが微調整と粗調整の2つの設定の間で切り換える構成の場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されることはない。操作敏感度を切替えるスイッチが3つ以上の複数の設定の中で切り換える構成としてもよい。
本実施例の光学装置は、調整するレンズ群を電動により駆動するフランジバック調整機構、マクロ撮影機構を制御する制御装置であって、複雑な機械的切替え機構を要することなく、操作環の回転量と調整対象のレンズ群の移動量の関係を変更可能とした。それにより、操作部の回転量を無駄に増やすことなく、十分な調整範囲を確保することが可能となり、操作性および調整精度に優れたフランジバック調整を可能とする調整機構を提供することができる。
図4は、本発明の第2の実施例に係る光学装置の概略図である。
図5は、本発明の第2の実施例における制御を説明するフローチャートである。
本実施例では、フランジバック調整モード時に、操作敏感度切替えスイッチ122によって微調整と粗調整を切替えるのではなく、撮影者が任意に操作環12の操作に対する操作敏感度をボリューム123によって連続的に変更可能とするものである。
実施例1では、操作敏感度を、操作環12の操作による操作信号の1パルスにより移動するリレー移動枠6の光軸方向の駆動量(最小移動量)が焦点深度より小さい微調整と、焦点深度より大きい粗調整との間で切り換えた。実施例2では、操作敏感度を、前記最小移動量が焦点深度より小さい場合と、焦点深度より大きい場合とを含むように、連続的に変更可能なボリューム123を有することを特徴とする。
図4および図5を使って、実施例2におけるフランジバック調整の詳細を説明する。実施例2では、図3で示した実施例1の処理フローに対して、ステップS205からステップS207に分岐したフランジバック調整モードの処理が異なるため、フランジバック調整モードの処理についてのみ説明する。ノーマルモードとマクロモードの処理フローは実施例1と同じであるので説明を省略する。
ステップS207では、カメラ制御ユニット26は、光量調整装置17の光量調整装置17を駆動し、絞り開口位置を開放にセットし、ステップS208に進む。撮影者は、フランジバック操作敏感度を変更するボリューム123を、任意の位置に合わせる。
ステップS208では、フランジバック調整のピント調整として操作環12が操作されると、カメラ制御ユニット26は、操作環12の回転方向とパルス数を読み取り、ステップS217に進む。
ステップS217では、カメラ制御ユニット26は、フランジバック操作敏感度を変更するボリューム123の抵抗値を読み取り、ステップS218に進む。
ステップS218では、カメラ制御ユニット26は、S208で読み取られた操作環12のパルス数に対し、ボリューム123の抵抗値に相当する送り係数を換算したステップ数を算出し、ステップ数分だけ、回転方向に相当する方向に駆動モータ21を動かし、リレー移動枠6を光軸方向に移動させる。ステップS212に進む。
ステップS212では、動作モード切替えスイッチ121の状態が判断される。動作モード切替えスイッチ121がノーマルモードかマクロモードに切替えられた場合は、ステップS214に進み、フランジバック調整モードの場合は、ステップS213に進む。
ステップS213では、操作環12の操作の状態が判断される。操作環12が一定時間以上操作されない場合は、ステップS214に進む。操作環12が一定時間内に操作された場合は、ステップS208に戻る。
ステップS214では、カメラ制御ユニット26はリレー移動枠6の位置(スタート位置からの移動量と移動方向)を、制御データメモリ27に記憶する。処理はステップS205に戻り、ステップS205以降の処理を繰り返し実行する。
カメラ操作者は、フランジバック調整またはマクロ撮影を完了すると、動作モード切替えスイッチ121をノーマルモードに切替え、通常の撮影操作を行う。
以上説明した通り、本発明は、調整するレンズ群を電動により駆動する光学装置において、カメラ操作を行う者が用途に応じて、通常撮影モードとマクロ撮影モード、およびフランジバック調整モードに切替えて使用できる。フランジバック調整時には、操作敏感度を切替えて操作性および精度を向上させ、高精度にピントを追い込めることを可能とした提案である。
本実施例の光学装置は、調整するレンズ群を電動により駆動するフランジバック調整機構、マクロ撮影機構を制御する制御装置であって、複雑な機械的切替え機構を要することなく、操作環の回転量と調整対象のレンズ群の移動量の関係を変更可能とした。それにより、操作部の回転量を無駄に増やすことなく、十分な調整範囲を確保することが可能となり、操作性および調整精度に優れたフランジバック調整を可能とする調整機構を提供することができる。
また以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
例えば、本実施形態でフランジバック調整は、カメラの制御ユニットによっておこなっているが、レンズユニット内の制御ユニットや、カメラ外部の制御装置によって調整することもできる。また、例示した実施例においては、フランジバック調整後のリレー移動枠6の位置を、カメラユニット内の制御データメモリ27に記憶する構成としたが、本発明はこれに限定されることはない。レンズユニットやカメラ外部の装置の記憶手段に記憶するようにしてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
6‥‥リレー移動枠
12‥‥操作環(操作部)
21‥‥駆動モータ(駆動部)
26‥‥カメラ制御ユニット(制御部)
122‥‥操作敏感度切替えスイッチ(感度設定部)
123‥‥ボリューム(感度設定部)

Claims (10)

  1. フランジバックの調整のために光軸の方向において移動可能なレンズ群と、
    前記レンズ群を移動させる駆動部と、
    前記駆動部を操作するための操作部材と、
    前記操作部材の単位操作量あたりの前記レンズ群の移動量としての操作感度を設定する設定部と、
    前記操作部材の操作量と前記操作感度とに基づいて、前記駆動部を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする光学装置。
  2. 前記レンズ群は、前記光学装置の中で最も像側に配されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記設定部は、複数の前記操作感度のうちの1つを設定するためのスイッチを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記設定部は、前記操作部材の操作による前記レンズ群の最小移動量が焦点深度より小さい第1操作感度と、前記最小移動量が焦点深度より大きい第2操作感度とのうちの1つを設定することを特徴とする請求項3に記載の光学装置。
  5. 前記設定部は、前記操作感度を連続的に変更可能であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の光学装置。
  6. 前記設定部は、前記光学装置の焦点距離と、物体距離と、F値と、撮像素子の画素ピッチとのうちの少なくとも1つに基づいて、前記操作感度を設定することを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の光学装置。
  7. 前記レンズ群を保持する鏡筒を有し、
    前記操作部材は、前記鏡筒の外面に配されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の光学装置。
  8. 前記操作部材による前記レンズ群の操作を有効とするか無効とするかを切替える切替え部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1項に記載の光学装置。
  9. 前記操作部材による前記レンズ群の操作を無効とするか、前記操作部材による前記レンズ群の操作によりフランジバックの調整を行うか、前記操作部材による前記レンズ群の操作により撮影を行うかを切替える切替え部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1項に記載の光学装置。
  10. 前記レンズ群を介して形成された像を受ける撮像素子を有することを特徴とする請求項1ないし請求項9のうちいずれか1項に記載の光学装置。
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